JP6498955B2 - 真空包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、チャンバ内を真空ポンプにより脱気して負圧化して、包装袋内を脱気した状態で真空包装する真空包装機に関し、特に常温より高い温度の被包装物を包装袋内に真空包装することを可能とした真空包装機に関する。
下記の特許文献1には食材、調理物等の被包装物を収納した包装袋を真空包装する真空包装機が開示されている。この真空包装機は、食材、調理物等の被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、チャンバ内の前部にて包装袋の開口部周縁を上下から挟持して閉じる上下のブロック体と、上下のブロック体に設けられて包装袋の開口部周縁を熱溶着するヒータと、チャンバ内を脱気して負圧化させる真空ポンプとを備えている。スープ、シチュー等のように油分を含む液状の被包装物を成分が均一に複数の包装袋に収納(分注)するときには、被包装物を油分が凝固することのない常温よりも高い温度のまま(温かいまま)複数の包装袋に分けて収納する必要がある。常温より低い温度の被包装物を包装袋内に真空包装することを主とした目的とする真空包装機で、常温より高い温度の被包装物を収納した包装袋を真空包装すると、包装袋内の液体が沸騰してチャンバ内に吹きこぼれやすい課題があった。このため、特許文献1の真空包装機は常温より高い温度の被包装物を収納した包装袋を真空包装することを可能としたものであり、特許文献1にはこの真空包装機での常温より高い温度の被包装物を包装袋内に真空包装するときの包装プログラムが記載されている。
この真空包装機により常温より高い温度の被包装物を包装袋内に真空包装するときは、予め被包装物の温度を計測し、被包装物の温度に基づいたチャンバ内の目標圧力を設定しておく。チャンバ内に被包装物を収納した包装袋を収容して、チャンバの蓋を閉じてから、真空ポンプによってチャンバ内の減圧を開始する。チャンバ内にて被包装物の沸騰する圧力より高い圧力(第1設定圧P1)を検知すると、チャンバ内の減圧速度を低下させた状態で引き続き減圧し、被包装物の沸騰する圧力(第2設定圧P2)を検知すると、下側のブロック体を上昇させて包装袋の開口部周縁を上下のブロック体で挟持させ、包装袋の開口部周縁を閉じる。第2設定圧P2まで減圧させたチャンバ内では、包装袋内の液体が気化して発生する水蒸気によって包装袋が膨張するが、包装袋内の被包装物は包装袋の開口部周縁が上下のブロック体によって閉じられているので吹きこぼれない。さらに、チャンバ内にて第2設定圧よりもさらに低い圧力(第3設定圧)を検知すると、チャンバ内の減圧を停止させ、下側のブロック体を下動させて包装袋の開口部を開放して、包装袋内の気体を排出させる。包装袋内の気体を排出させると、下側のブロック体を上昇させて再び包装袋の開口部周縁を挟持して閉じ、ヒータに通電して包装袋の開口部周縁を密封する。その後、下側のブロック体を下動させて包装袋を挟持した状態を解除するとともに、チャンバ内を大気圧に戻して、包装袋の真空包装を終了する。
特開2013−203402号公報
上記のような真空包装機において、常温より高い温度の被包装物を包装袋内に真空包装するときは、事前に被包装物の温度を計測して、被包装物の温度に適したチャンバ内の第1〜第3設定圧力を真空包装機に設定しなければならなく、作業者がこの設定をするのが面倒であるだけでなく、温度または設定圧力を誤入力したときには適切に真空包装できないおそれがあった。また、特許文献1には、チャンバの蓋体に包装袋内の被包装物の温度を検出する温度センサを設けた実施形態も記載されているが、チャンバ内にてあらゆる大きさの包装袋に対応して温度を検出できないこともあり、温度を検出できないと被包装物の温度に適したチャンバ内の第1〜第3設定圧力を設定できなかった。さらに、チャンバ内に収容した包装袋内の被包装物の温度を非接触式の温度センサにより検出するようにした実施形態についても記載されているが、非接触式温度センサが高価であるために製造コストが高くなる問題もあった。
また、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を開放した状態で、真空ポンプによりチャンバ内を減圧しているため、包装袋内で被包装物が急激に沸騰して、上下のブロック体で包装袋の開口部周縁を閉じる前に、包装袋の開口部から被包装物が吹きこぼれることもあり、必ずしも包装袋内の被包装物を吹きこぼさずに真空包装できないことがあった。
また、被包装物の沸騰する圧力となる第2設定圧力までは包装袋の開口部を開放した状態でチャンバ内を減圧しているが、包装袋内の気体が排出されずに残ることがあった。さらに、第2設定圧力となった後で、包装袋の開口部周縁を閉じてからチャンバ内の圧力を被包装物の沸騰する圧力よりもさらに低い第3設定圧力まで減圧し、下側のブロック体を下動させることで包装袋の開口部を1度だけ開放して気体を排出させ、再び、下側のブロック体を上昇させることで包装袋の開口部を閉じてから、ヒータによる通電によって包装袋の開口部周縁を密封するようにしている。この場合でも、包装袋の開口部を1度だけ開放しただけでは包装袋内の気体が排出されずに、包装袋を十分に脱気した状態で真空包装できないことがあった。本発明は、常温より高い温度の被包装物を包装袋に真空包装するときに、作業者が面倒な操作をすることなく、包装袋から被包装物が吹きこぼれることもなく、包装袋内を十分に脱気した状態で真空包装できる真空包装機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、チャンバ内にて上下の少なくとも一方が上下動可能に支持され、包装袋の開口部周縁を上下から挟持して閉じる上下のブロック体と、上下のブロック体の少なくとも一方に設けられて包装袋の開口部周縁を加熱溶着するヒータと、チャンバ内を脱気して負圧化させる真空ポンプと、チャンバ内に収容した包装袋の膨らみを検知する膨らみ検知手段とを備えた真空包装機であって、膨らみ検知手段は、包装袋が膨らんでいない状態の第1状態と、包装袋が第1状態よりも膨らんだ状態の第2状態と、包装袋が第2状態よりも膨らんだ状態の第3状態とを検知可能とし、上下のブロック体の少なくとも一方を上下動させることでチャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を挟持して閉じると同時、または、閉じてから真空ポンプによってチャンバ内を脱気して負圧化をするチャンバ内脱気制御を開始し、チャンバ内脱気制御を実行中に、チャンバ内の負圧化の進行に伴って膨らみ検知手段によって包装袋が膨らむのを検知したときに、チャンバの脱気を一時的に中止して上下のブロック体の少なくとも一方を他方から離間するように上下動させて包装袋の開口部を開放するようにして包装袋内から気体を排出し、上下のブロック体の少なくとも一方を再び上下動させることで包装袋の開口部周縁を挟持して閉じるようにして包装袋内の気体を排出する袋内排気制御を少なくとも1回以上実行し、袋内排気制御を実行したときに、膨らみ検知手段が第1状態から第2状態を検知したときに、チャンバ内の脱気を一時的に中断し、膨らみ検知手段が中断後の所定時間内に第2状態を継続して検知したときに、包装袋内の脱気が完了してないことを検知し、膨らみ検知手段が中断後の所定時間内に第3状態を検知したときには、包装袋内の脱気が完了したことを検知する袋内脱気検知手段を実行して、袋内脱気検知手段によって包装袋内の脱気が完了することに基づいて袋内排気制御を完了し、袋内排気制御を実行したあとでヒータを作動させて包装袋の開口部周縁を熱溶着によって封止する封止制御を実行する包装プログラムを有した制御装置を備えたことを特徴とする真空包装機を提供するものである。
上記のように構成した真空包装機においては、上下のブロック体の少なくとも一方を上下動させることでチャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を挟持して閉じると同時、または、閉じてから真空ポンプによってチャンバ内を脱気して負圧化をするチャンバ内脱気制御を開始している。包装袋を閉じた状態でチャンバ内を脱気しているので、チャンバ内を脱気して負圧化している過程で、包装袋内の被包装物が急に沸騰しても吹きこぼれないようになった。また、チャンバ内脱気制御を実行中に、チャンバ内の負圧化の進行に伴って膨らみ検知手段によって包装袋が膨らむのを検知したときに、チャンバの脱気を一時的に中止して上下のブロック体の少なくとも一方を他方から離間するように上下動させて包装袋の開口部を開放するようにして包装袋内から気体を排出し、上下のブロック体の少なくとも一方を再び上下動させることで包装袋の開口部周縁を挟持して閉じるようにして包装袋内の気体を排出する袋内排気制御を少なくとも1回以上実行した。チャンバの脱気を一時的に中止した状態としたことにより、包装袋の膨張を抑えるようにしてから、1回以上の袋内排気制御により包装袋の開口部を開放して内部の気体を排出したので、包装袋内の被包装物が吹きこぼれることなく内部の気体を排出できるようになった。また、包装袋内の被包装物の温度を計測する必要がないので、作業者が包装袋を真空包装する作業が面倒でなくなった。さらに、膨らみ検知手段は、包装袋が膨らんでいない状態の第1状態と、包装袋が第1状態よりも膨らんだ状態の第2状態と、包装袋が第2状態よりも膨らんだ状態の第3状態とを検知可能とし、袋内排気制御を実行したときに、膨らみ検知手段が第1状態から第2状態を検知したときに、チャンバ内の脱気を一時的に中断し、膨らみ検知手段が中断後の所定時間内に第2状態を継続して検知したときに、包装袋内の脱気が完了してないことを検知し、膨らみ検知手段が中断後の所定時間内に第3状態を検知したときには、包装袋内の脱気が完了したことを検知する袋内脱気検知手段を備えるのが好ましく、このようにしたときには、袋内脱気検知手段によって包装袋内の脱気が完了した状態で包装袋を確実に真空状態で密封することができる。
上記のように構成した真空包装機においては、制御装置は、袋内排気制御を1回以上の所定回数を実行する袋内排気制御回数固定の包装プログラムと、袋内脱気検知手段による包装袋内の脱気完了検知に基づいて袋内排気制御の実行回数を可変とした袋内排気制御回数可変の包装プログラムとを有するのが好ましく、このようにしたときには、被包装物の性質によって袋内排気制御を実行する回数が事前にわかっていれば、袋内排気制御回数固定の包装プログラムを実行させ、被包装物の性質によって袋内排気制御を実行する回数が事前にわかっていないときには、袋内排気制御回数可変の包装プログラムを実行すればよく、何れの場合でも、確実に包装袋内を充分に脱気して真空状態で密封することができる。
上記のように構成した真空包装機においては、制御装置は、チャンバ内脱気制御を実行開始する前に膨らみ検知手段によって予め包装袋の膨らみを検知したときには、包装プログラムを実行しないように制御するのが好ましく、このようにしたときには、袋内排気制御をするときに、膨らみ検知手段によって包装袋の膨らみを検知できないことを事前に防ぐことができる。
上記のように構成した真空包装機においては、袋内排気制御を実行するときには、上下のブロック体の少なくとも一方を他方から離間するように上下動させて包装袋の開口部を開放した後で、チャンバ内を追加脱気時間で脱気するように制御し、追加脱気時間を被包装物に応じて変更できるようにするのが好ましく、このようにしたときには、袋内排気制御で包装袋の開口部から内部の気体をさらに排出させることができ、包装袋内をより一層脱気させることができるようになった。また、追加脱気時間を被包装物に応じて変更できるようにしたので、例えば被包装物が包装袋から吹きこぼれやすい液体を多く含むものであれば短くし、被包装物が包装袋から吹きこぼれにくい液体が少ないものであれば長くして、被包装物の性質に応じて適切な追加脱気時間とすることができる。
上記のように構成した真空包装機においては、袋内排気制御を実行するときには、上下のブロック体の少なくとも一方を他方から離間するように上下動させて包装袋の開口部を開放した後で、チャンバ内に一時的に吸気するようにチャンバ内吸気制御を実行するのが好ましい。包装袋内にて被包装物が沸騰した状態であると、以後の処理にて包装袋の膨らみを検知することができなくなるおそれがあるが、チャンバ内の真空度を低下させることで、包装袋内の被包装物が沸騰した状態を解消させることによって、以後の処理にて包装袋の膨らみを確実に検知することができるようになった。
上記のように構成した真空包装機においては、チャンバ内の真空度を検出する真空計をさらに備え、袋内排気制御を実行するときには、チャンバ内脱気制御を実行中に、チャンバ内の負圧化の進行に伴って膨らみ検知手段によって包装袋が膨らむのを検知したときの真空計によって検出された真空度を記憶させ、チャンバ内吸気制御ではこの記憶させた真空度よりも低い所定の第1真空度まで吸気させるように制御するのが好ましく、このようにしたときには、袋内排気制御を実行する前のチャンバの真空度よりもチャンバ内に過剰に低い真空度まで吸気するのを防ぐことができ、真空包装するときの包装効率が低下するのを防ぐことができる。また、チャンバはチャンバベースとチャンバカバーとにより構成される耐圧密閉容器であり、第1真空度がチャンバカバーが負圧吸引されずに開放されるのを防ぐ下限値以下であるときには、チャンバ内吸気制御では下限値まで外気を導入させるように制御するのが好ましい。
上記のように構成した真空包装機においては、袋内排気制御を実行するときには、チャンバ内吸気制御により第1真空度まで吸気させるように制御したあとで、記憶させた真空度または記憶させた真空度から所定値を減じた真空度まで包装袋の開口部を開放した状態でチャンバ内を脱気するように制御するのが好ましい。記憶させた真空度は包装袋から被包装物が吹きこぼれることのなかった真空度であるので、包装袋の開口部を開放した状態で再び記憶させた真空度または記憶させた真空度から所定値を減じた真空度までチャンバ内を脱気しても、包装袋内の被包装物が吹きこぼれることがない。
本発明の真空包装機をチャンバカバーを開放した状態により示す斜視図である。 本発明の真空包装機の各種部品を示す概略図である。 操作パネルを示す図である。 制御装置を示すブロック図である。 第1モードの包装プログラムのフローチャートである。 第2モードの袋内排気制御回数固定の包装プログラムのフローチャートである。 第2モードの袋内排気制御回数可変の包装プログラムのフローチャートである。
以下に、本発明の真空包装機の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の真空包装機は食材、調理物等の被包装物を包装袋に真空包装するものであり、常温より高い温度(温かいまたは熱い)の被包装物を包装袋内に真空包装することも可能としたものである。
図1及び図2に示したように、真空包装機10は、ハウジング11の上部に包装袋を収容するチャンバ12と、チャンバ12内の前部にて包装袋の開口部周縁を密封する加熱封止装置20と、ハウジング11の下部にてチャンバ12内を脱気して負圧化させる真空ポンプ30とを備えている。
図1に示したように、チャンバ12は上面が開口した浅い皿形をしたチャンバベース13と、チャンバベース13の上面開口を開閉自在に塞ぐ耐圧性のアクリル板よりなるチャンバカバー14とから構成される耐圧密閉容器である。チャンバカバー14の後端部はハウジング11の後端部に水平軸線回りに回動可能に支持されており、チャンバカバー14の前端側はチャンバベース13の上側で上下に移動可能となっている。また、ハウジング11の後部にばね部材(図示省略)が設けられており、チャンバカバー14はばね部材によって前端側が上側に移動するように(チャンバカバー14が開放されるように)付勢されている。チャンバカバー14の下面の周部にはシール部材としてゴム製のパッキン15が設けられており、パッキン15はチャンバベース13とチャンバカバー14との間を気密にシールしている。ハウジング11の前部にはチャンバカバー14を閉じた状態に維持するフック16が設けられており、フック16はチャンバカバー14が開かないように一時的に保持する。フック16は、真空包装機10を使用しないときに、チャンバカバー14がチャンバベース13を開放しないように使用される。
ハウジング11の後側上部にはチャンバベース13の後側にリードスイッチ等の近接スイッチ17が設けられており、チャンバカバー14の後部には近接スイッチ17の被検知部材となる磁石18が設けられている。チャンバカバー14がチャンバベース13の上面開口を塞いで閉じたときには、近接スイッチ17は磁石18が接近したことでオン信号を出力し、チャンバカバー14が開いたときには、近接スイッチ17は磁石18が離間したことでオフ信号を出力する。
図1及び図2に示したように、チャンバ12の前部には加熱封止装置20が設けられている。加熱封止装置20はチャンバ12内に収容した熱溶着可能な包装袋の先端開口部周縁を加熱溶着して密封するものである。なお、包装袋は内側に融点の低い材質を採用した二層構造の熱可塑性樹脂製フィルムを用いたものである。加熱封止装置20は包装袋の先端開口部周縁を圧して保持(挟持)する細長い形状をした下側及び上側ブロック体21,22とを備え、下側及び上側ブロック体21,22はチャンバ12の前部にて左右方向に延びている。下側ブロック体21はアルミニウム製の角パイプ部材よりなり、チャンバベース13の前部に着脱可能かつ上下に移動可能に設けられている。下側ブロック体21の上面にはニクロム素材よりなる帯板状のヒータ23が設けられている。上側ブロック体22は弾性変形可能なシリコン製であり、下側ブロック体21の上側に対向する位置にて、チャンバカバー14の下面前部に設けられている。なお、ヒータ23を下側ブロック体21に設けたが、本発明はこれに限られるものでなく、ヒータ23を上側ブロック体22または、上下のブロック体21,22に設けたものであってもよい。
図2に示したように、チャンバベース13の前部には下側ブロック体21を上下に昇降させる左右一対の昇降機構24(図2では一方のみを示す)が設けられている。昇降機構24はチャンバベース13の前部の底壁を貫通する左右一対の支持軸25を備えている。これら支持軸25はチャンバベース13の前部にて下側ブロック体21を上下動可能に支持するものである。これら支持軸25は先端部が下側ブロック体21の下部に挿入されており、支持軸25は上下方向の中間部がチャンバベース13の下面前部に設けた左右一対の昇降シリンダ26により上下に移動可能に支持されている。支持軸25の中間部には昇降シリンダ26内にて鍔部26aが設けられており、鍔部26aは昇降シリンダ26内を上部空間26bと下部空間26cとに気密に区画している。昇降シリンダ26の上部空間26bには支持軸25の外周にばね26dが介装されており、ばね26dは鍔部26aを介して支持軸25を下方に付勢している。
図2に示したように、ハウジング11内には真空ポンプ30とチャンバ12とを接続する吸引管(吸引経路)31が設けられている。真空ポンプ30は油循環式の真空ポンプ(油回転真空ポンプ)であり、油によりロータ、ステータ、翼板等の部品の間の気密及び無効空間の減少を図る容積位相式の真空ポンプである。吸引管31には真空弁32が設けられており、真空弁32を開放することによってチャンバ12内の気体が真空ポンプ30に通過可能となっている。吸引管31にはチャンバ12と真空弁32との間に外気を導入する外気導入管33が接続されている。外気導入管33は第1管部33aと、第1管部33aから分岐した第2管部33bとからなり、第1及び第2管部33a,33bにはこれらを開閉する第1及び第2外気導入弁34,35が設けられている。第1外気導入弁34は第2外気導入弁35より弁口径が大きく形成されており、第1外気導入弁34を開放したときにはチャンバ12内に速く外気が導入され、第2外気導入弁35を開放したときには、チャンバ12内にゆっくりと外気が導入される。
吸引管31には外気導入管33の第1管部33aを介して圧力検出管36が接続されており、圧力検出管36にはチャンバ12の圧力を検出する真空計37が設けられている。チャンバ12内を真空ポンプ30により脱気していないときには、真空計37により検出されるチャンバ12内の圧力は大気圧と同じ101kPa(abs)であり、このときの真空度は0%である。チャンバ12内を真空ポンプ30により脱気して負圧化させ、真空計37により検出されるチャンバ内の圧力が0kPa(abs)であるときには、真空度は100%である。なお、真空計37によって直接検出されるのはチャンバ12内の圧力であるが、以後の説明では、真空計37によって検出された圧力をチャンバ12内の真空度Pに置き換えて説明をする。
吸引管31には真空ポンプ30と真空弁32との間から分岐したシリンダ管38が昇降シリンダ26の上部空間26bに接続されており、シリンダ管38には三方弁39が設けられている。三方弁39の2つのポートはシリンダ管38の真空ポンプ30側と昇降シリンダ26側に接続され、三方弁39の残る1つのポートは外気側に開放されている。また、吸引管31には真空ポンプ30と真空弁32との間から分岐したシリンダ管38を介して暖機用管40が接続されており、暖機用管40にはこれを開閉する暖機用弁41が介装されている。
図1及び図2に示したように、真空包装機10はチャンバ12内に収容した包装袋の膨らみを検知する膨らみ検知手段42を備えている。膨らみ検知手段42はチャンバカバー14の下面前部に水平軸線回りに回動可能に支持された検知プレート(検知部材)43を備えており、検知プレート43はブロック体21,22の長手方向(左右方向)に延びる帯板形状をしている。検知プレート43はブロック体21,22より後側にてチャンバ12内に収容した包装袋の上側に配置され、検知プレート43の後端部が上下動可能となるように、検知プレート43の前端部がチャンバカバー14の下面に支持されている。検知プレート43の長手方向の端部となる左端部には後端部に磁石44が設けられており、磁石44は検知プレート43の後端部の上下方向の位置を検出させることを目的としたものである。チャンバ12内に収容した包装袋が膨らんでない状態では、検知プレート43の後端部の磁石44はチャンバ12内の上下方向の下部に位置し、包装袋が膨らんだ状態では、検知プレート43の後端部の磁石44はチャンバ12内の上部に位置する。
ハウジング11の左側部には検知プレート43(の後端部の磁石44)の上下方向の位置を検出するリードスイッチ等の近接スイッチよりなる位置検出センサ45が設けられており、位置検出センサ45は検知プレート43の上下方向の位置検出をすることによって、包装袋の膨らみを検知するものである。位置検出センサ45は第1位置検出センサ45aと第2位置検出センサ45bとを有している。第1位置検出センサ45aはハウジング11の左側部にてチャンバ12の外側の下部に位置し、検知プレート43の後端部の磁石44が最も下側に位置したときと対向する位置に設けられている。第2位置検出センサ45bはハウジング11の左側部にてチャンバ12の外側の上下方向の中間部に位置し、検知プレート43の後端部の磁石44が上側に上昇してチャンバ12の上下方向の中間部より少し上側に位置したときと対向する位置に設けられている。
チャンバ12内の包装袋が膨らんでいない状態では、検知プレート43の後端部の磁石44はチャンバ12内の下部にて第1位置検出センサ45aと対向する位置にあり(以後、単に検知プレート43が下位置にあるとも記載する)、第1位置検出センサ45aによるオン信号の出力によって包装袋が膨らんでないことを検知可能とする。チャンバ12内の包装袋が膨らみだした状態では、検知プレート43の後端部の磁石44はチャンバ12内の上下方向の中間部にて第2位置検出センサ45bと対向する位置にあり(以後、単に検知プレート43が中位置にあるとも記載する)、第1位置検出センサ45aによるオフ信号の出力によって包装袋が膨らんでいることを検知可能とする。チャンバ12内の包装袋がさらに膨らんだ状態では、検知プレート43の後端部の磁石44はチャンバ12内の上部にて第1及び2位置検出センサ45a,45bと対向しない位置にあり(以後、単に検知プレート43が上位置にあるとも記載する)、第1及び2位置検出センサ45a,45bのオフ信号の出力によって包装袋がさらに膨らんだことを検知可能とする。
図3に示したように、ハウジング11の前面には操作パネル50が設けられており、操作パネル50には各種操作キー51(51a〜51d)と、表示パネル52(52a〜52c)とが設けられている。「運転」操作キー51aは後述する各種操作キー51b〜51dを操作可能な状態にするものであり、「運転」操作キー51aを押動すると各種操作キー51b〜51dが操作可能な状態となる。
ダイレクト操作キー51b(51b1〜51b4)は後述する制御装置60のROM(記憶部)に記憶されている各種包装プログラムを直接選択するものであり、この実施形態の真空包装機10は操作パネル50に4つ(複数)のダイレクト操作キー51bを備えている。この実施形態では、「ホットパック」が付されたダイレクト操作キー(第2操作キー)51b1には常温より高い被包装物を真空包装するのに適した包装プログラム(第2モードの包装プログラム)が割り当てられており、「1」〜「3」が付されたダイレクト操作キー(第1操作キー)51b2〜51b4には常温以下の被包装物を真空包装するのに適した包装プログラム(第1モードの包装プログラム)が割り当てられている。
変更操作キー(第3操作キー)51cはダイレクト操作キー51bにより選択した包装プログラムを他の包装プログラムに選択するものである。この実施形態では操作パネル50には「∧」及び「∨」が付された2つの変更操作キー51cが設けられており、「∧」または「∨」が付された変更操作キー51cを押動操作すると、制御装置60のROM(記憶部)に順番に記憶されている包装プログラムを順送りまたは逆送りに変更操作することができる。
中止操作キー51dはチャンバ12が気密状態に保たれていることを確認するためのものである。第1モードの包装プログラムを実行しているときに、中止操作キー51dを一例として3秒以上で押動操作したときには、真空弁32を閉止してチャンバ12内の脱気を中止するともに実行している第1モードの包装プログラムを一時的に中断して、チャンバ12内の気密状態が保たれているかを確認することができるようにしている。水抜き操作キー51eは真空ポンプ30を水抜き運転させる操作キーである。なお、水抜き運転をさせるときには、チャンバ12内を脱気させるように真空ポンプ30を作動させている。この水抜き運転では、真空計37により検出されるチャンバ12の真空度に基づいて、真空ポンプ30の油に混入した水が除去されたか否かが判断されている。
表示パネル52はダイレクト操作キー51b及び変更操作キー51cにより選択した包装プログラムを表示するプログラム表示部52aと、真空計37により検出されたチャンバ12内の真空度を表示する真空度表示部52bと、包装プログラムが終了するまでの残り時間を表示する時間表示部52cとを備えている。プログラム表示部52aに第1モードの包装プログラムを表示するときには制御条件の異なる各種第1モードの包装プログラムが割り当てられた「1」〜「10」までプログラムナンバーが表示され、プログラム表示部52aに第2モードの包装プログラムを表示するときには制御条件の異なる各種第2モードの包装プログラムが割り当てられた「H1」〜「H2」までのプログラムナンバーが表示される。
真空包装機10は制御装置60を備えており、図4に示したように、この制御装置60は近接スイッチ17と、ヒータ23と、真空ポンプ30と、真空弁32と、第1及び第2外気導入弁34,35と、真空計37と、三方弁39と、暖機用弁41と、第1及び第2位置検出センサ45a,45bと、操作パネル50とに接続されている。制御装置60はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置60は、ROMにチャンバ12内の被包装物を真空包装するための各種包装プログラムを備えており、ハウジング11の前面に設けた操作パネル50を操作して各種包装プログラムを実行させたときには、真空計37及び位置検出センサ45a,45b等の検出に基づいてヒータ23と、真空ポンプ30と、真空弁32と、第1及び第2外気導入弁34,35と、三方弁39との作動を制御し、チャンバ12内の被包装物を真空包装する。
制御装置60のROMに記憶されている包装プログラムは、被包装物が常温以下であるときに適した第1モードの10個(複数)の包装プログラムと、被包装物が常温より高い温度であるときに適した第2モードの2個(複数)の包装プログラムとを備えている。第1モードの包装プログラムは被包装物に応じて真空度、第1及び第2外気導入弁34,35の開放の仕方等を変更した10種類の包装プログラムを有している。また、第2モードの包装プログラムは、包装袋内の空気を排気する袋内排気制御を1回以上の所定回数として5回で固定した袋内排気制御回数固定の包装プログラムと、袋内脱気検知プログラム(袋内脱気検知手段)による包装袋内の脱気完了検知に基づいて袋内排気制御の実行回数を可変とした袋内排気制御回数可変の包装プログラムとを有している。
制御装置60のROMに記憶された第1モードの10種類(複数)の包装プログラムは「1」〜「10」のプログラムナンバーが付されている。ダイレクト操作キー51b2〜51b4により第1モードの包装プログラムの1つを選択して、変更操作キー51cを操作したときには、選択された第1モードの包装プログラムを、第2モードの包装プログラムが選択されることなく、第1モードの他の包装プログラムのみを選択可能となるように、第1モードの包装プログラムが制御装置60のROMに記憶されている。
具体的には、ダイレクト操作キー51b2により「1」のプログラムナンバーが付された第1モードの包装プログラムを選択したときに、「∨」が付された変更操作キー51cを操作したときには、「2」のプログラムナンバーが付された第1モードの包装プログラムが選択される。引き続き、「∨」が付された2つの変更操作キー51cを複数回押動すると、「3」、「4」・・・「10」、「1」、「2」・・・と、第1モードの包装プログラムだけが選択されるようになっている。同様に、ダイレクト操作キー51b2により「1」のプログラムナンバーが付された第1モードの包装プログラムを選択したときに、「∧」が付された変更操作キー51cを複数回押動すると、「10」、「9」、「8」・・・「2」、「1」、「10」、「9」・・・と、第1モードの包装プログラムだけが選択されるようになっている。
また、制御装置60のROMに記憶された第2モードの2種類の包装プログラムは「H1」〜「H2」のプログラムナンバーが付されており、ダイレクト操作キー51b1により第2モードの包装プログラムの1つを選択して、変更操作キー51cを操作したときには、選択された第2モードの包装プログラムを、第1モードの包装プログラムが選択されることなく、第2モードの他の包装プログラムのみを選択可能となるように、第2モードの包装プログラムが制御装置60のROMに記憶されている。
具体的には、ダイレクト操作キー51b1により「H1」のプログラムナンバーが付された第2モードの包装プログラムを選択したときに、「∨」が付された変更操作キー51cを操作したときには、「H2」のプログラムナンバーが付された第2モードの包装プログラムが選択される。引き続き、「∨」が付された2つの変更操作キー51cを複数回押動すると、「H1」、「H2」・・・と、第2モードの包装プログラムだけが選択されるようになっている。同様に、ダイレクト操作キー51b1により「H1」のプログラムナンバーが付された第2モードの包装プログラムを選択したときに、「∧」が付された変更操作キー51cを複数回押動すると、「H2」、「H1」・・・と、第2モードの包装プログラムだけが選択されるようになっている。
真空包装機10の第1及び第2モードの包装プログラムを図5〜図7に示したフローチャートにより説明する。第1モードの包装プログラムは上述したように、包装袋内に収納した被包装物が常温以下であるときに適した包装プログラムであり、包装袋内に収容した被包装物に応じて真空度等の種々の条件が異なる10種類の包装プログラムを有している。第1モードの10種類の包装プログラムは概ね真空度等の条件が若干異なるだけであるので、第1モードの10種類の包装プログラムの中から1例を説明する。
包装プログラムを実行する前は、真空弁32、第2外気導入弁35、暖機用弁41が閉止状態となっており、三方弁39は昇降シリンダ26側と外気側を連通状態(真空ポンプ30側を閉止状態)となっている。食材や調理物等の被包装物を包装袋内に収納し、包装袋の開口部周縁が下側のブロック体21の上側に載るように包装袋をチャンバ12内に収容する。図3に示した操作パネル50のダイレクト操作キー51b2〜51b4の1つを押動操作、または、ダイレクト操作キー51b2〜51b4の1つを押動操作と変更操作キー51cとを操作してプログラム表示部52aに被包装物の真空包装に適した条件の第1モードの包装プログラムを呼び出し、第1モードの包装プログラムの実行を待機させる。
図5に示したように、制御装置60は、ステップ101において、近接スイッチ17からオン信号が入力されたか否かを判定して、チャンバカバー14が閉じられた否かを判定する。チャンバカバー14が閉じられていないときには、近接スイッチ17に磁石18が接近してないため、近接スイッチ17は制御装置60にオフ信号を出力し、制御装置60はステップ101にて「NO」の判定を繰り返し実行して待機する。チャンバカバー14を閉じて近接スイッチ17に磁石18が接近すると、近接スイッチ17は制御装置60にオン信号を出力し、制御装置60は、ステップ101にて「YES」と判定してステップ102に進める。制御装置60は、ステップ102において、真空ポンプ30を作動させ、真空弁32を開放させるとともに第1外気導入弁34を閉止させると、チャンバ12内は真空ポンプ30によって脱気されて負圧化する。
制御装置60は、ステップ103において、真空計37によって検出されるチャンバ12内の真空度Pが選択した第1モードの包装プログラムによって規定した真空度Px以上となったか否かを繰り返し判定する。チャンバ12内の圧力が徐々に低下し、真空計37によって検出されるチャンバ12内の真空度Pが選択した第1モードの包装プログラムによって規定した真空度Px以上となると、制御装置60は、ステップ103において「YES」と判定し、ステップ104に進める。制御装置60は、ステップ104において、真空弁32を閉止させてチャンバ12内の脱気を中止し、ステップ105に進める。
制御装置60は、ステップ105において、三方弁39を昇降シリンダ26側と真空ポンプ30側とを連通状態(外気側を閉止状態)として、昇降シリンダ26の上部空間26bを負圧化して支持軸25を上昇させ、下側ブロック体21を上昇させて上側ブロック体22に押しつけて、包装袋の開口部周縁を下側ブロック体21と上側ブロック体22とにより挟持させる。制御装置60は、封止制御となるステップ106において、ヒータ23に通電させて発熱させると、包装袋の開口部周縁が熱溶着によって閉じられて、包装袋が真空状態で密封される。
制御装置60は、ステップ107において、真空ポンプ30の作動を停止させるとともに、第1外気導入弁34を開放し、三方弁39を昇降シリンダ26側と外気側を連通状態(真空ポンプ30側を閉止状態)とする。チャンバ12内は真空ポンプ30により脱気されずに第1外気導入弁34から導入される外気によって大気圧に戻され、チャンバカバー14は負圧吸引されずにばね部材の付勢力によって開放される。また、三方弁39を昇降シリンダ26側と外気側を連通状態としたことで、昇降シリンダ26の上部空間26bに外気が導入されて負圧状態が解除され、支持軸25はばね26dの付勢力によって下降し、下側ブロック体21は上側ブロック体22から離間し、包装袋の(閉じられた)開口部周縁は上下のブロック体21,22から挟持された状態が解除される。なお、10個(複数の)の第1モードの包装プログラムの制御に応じて、第2外気導入弁35を開放してから第1外気導入弁34を開放する等のように、第1及び第2外気導入弁34,35の開放の制御をすることでチャンバ12内の脱気の解除の制御をするようにしてもよい。また、以後の説明において、下側ブロック体21を上昇または下降させるときの説明では、このステップ105及び107での三方弁39及び昇降シリンダ26の作動と同じであるので、詳細な説明を省略している場合もある。
次に、包装袋内に収納した被包装物が常温より高いときに適した第2モードの包装プログラムについて説明する。上述したように、第2モードの包装プログラムは、包装袋内の空気を排気する袋内排気制御を固定した袋内排気制御回数固定の包装プログラムと、袋内脱気検知プログラム(袋内脱気検知手段)による包装袋内の脱気完了検知に基づいて袋内排気制御の実行回数を可変とした袋内排気制御回数可変の包装プログラムとを有している。第2モードの袋内排気制御回数固定の包装プログラムは、一定回数で確実に包装袋内から気体を排出させることができる被包装物を包装袋に収納したときに実行させるのに適した包装プログラムであり、被包装物の一例としてハンバーグ、ローストビーフまたは汁の少ない煮物等のように液体が少ない被包装物を真空包装するに適した包装プログラムである。第2モードの袋内排気制御回数可変の包装プログラムは、どの程度の気体が含まれているか分かりにくい被包装物を包装袋に収納したときに実行させるのに適した包装プログラムであり、被包装物の一例としてシチューやスープ等のように液体が多い被包装物を真空包装するに適した包装プログラムである。
先ず、第2モードの袋内排気制御回数固定の包装プログラムについて説明する。第2モードの包装プログラムを実行する前は、第1モードの包装プログラムを実行する前と同様に、真空弁32、第2外気導入弁35、暖機用弁41が閉止状態となっており、三方弁39は昇降シリンダ26側と外気側を連通状態(真空ポンプ30側を閉止状態)となっている。食材や調理物等の被包装物を包装袋内に収納し、包装袋の開口部周縁が下側のブロック体21の上側に載るように包装袋をチャンバ12内に収容する。図3に示した操作パネル50のダイレクト操作キー51b1を押動操作してプログラム表示部52aに第2モードの袋内排気制御回数固定の包装プログラムを呼び出し、第2モードの袋内排気制御回数固定の包装プログラムの実行を待機させる。
図6に示したように、制御装置60は、ステップ201において、近接スイッチ17からオン信号が入力されたか否かを判定して、チャンバカバー14が閉じられた否かを判定する。チャンバカバー14が閉じられていないときには、近接スイッチ17に磁石18が接近してないため、近接スイッチ17は制御装置60にオフ信号を出力し、制御装置60はステップ201にて「NO」と繰り返し判定する。制御装置60がステップ201の処理を繰り返し実行しているなかで、チャンバカバー14が閉じられて近接スイッチ17に磁石18が接近すると、近接スイッチ17は制御装置60にオン信号を出力し、制御装置60は、ステップ201にて「YES」と判定してステップ202に進める。
チャンバ12内に収容した包装袋内に過剰な量の被包装物が収容されている場合には、チャンバ12内を脱気して負圧化させる前に検知プレート43が中位置、上位置に位置する場合がある。検知プレート43が中位置または上位置に位置すると、チャンバ12内を脱気して負圧化させたときに、膨らみ検知手段42によって包装袋の膨らみを検知できないおそれがある。このため、制御装置60は、ステップ202において、第1位置検出センサ45aからオン信号が入力されているか否かを判定することで、検知プレート43が下位置にあるか否かを判断する。第1位置検出センサ45aからオン信号が入力されていないと、制御装置60は、ステップ202にて「NO」と判定し、ステップ203において表示パネル52のプログラム表示部52aまたは時間表示部52cにエラーの表示をさせてステップ201に戻す。なお、制御装置60は、ステップ203におけるエラーの表示に代えて、ブザーなどの音によるエラーの報知をするようにしてもよい。これに対し、包装袋内に適切な量の被包装物が収納されている(包装袋内に過剰な量の被包装物が収納されていない)ときには、第1位置検出センサ45aからオン信号が入力されることになり、制御装置60は、ステップ202にて「YES」と判定してステップ204に進める。制御装置60は、ステップ204において、後述する袋内排気制御の実行回数R=0にし、ステップ205から始まるチャンバ内脱気制御に進める。
制御装置60は、ステップ205において、真空ポンプ30を作動させ、真空弁32を開放させ、第1外気導入弁34を閉止させ、これらと同時に三方弁39を昇降シリンダ26側と真空ポンプ30側とを連通状態(外気側を閉止状態)とする。チャンバ12内は真空ポンプ30によって脱気されて負圧化される。また、昇降シリンダ26の上部空間26bも負圧化されて支持軸25が上昇し、下側ブロック体21は上昇して上側ブロック体22に押しつけられ、包装袋の開口部周縁は下側ブロック体21と上側ブロック体22とにより挟持されて包装袋の開口部が一時的に閉じられる。
ステップ205の処理によって、チャンバ12内の包装袋の開口部を一時的に閉じた状態で、チャンバ12内を脱気して負圧化させると、制御装置60は、ステップ206において、第1位置検出センサ45aからオフ信号の入力、または、第1及び第2位置検出センサ45a,45bからオフ信号の入力の有無に基づいて、検知プレート43が中位置または上位置となる、すなわち、包装袋が膨張したか否かを判定する。検知プレート43を中位置または上位置まで押し上げるまで包装袋が膨張するまでは、制御装置60はステップ206にて「NO」の判定を繰り返し実行する。チャンバ12内の負圧化によって包装袋が検知プレート43を中位置または上位置まで押し上げて、制御装置60に第1位置検出センサ45aからオフ信号の入力、または、第1及び第2位置検出センサ45a,45bからオフ信号の入力があると、制御装置60はステップ206にて「YES」と判定してステップ207に進める。
制御装置60は、ステップ207において、真空弁32を閉止してチャンバ12内の脱気を一時的に中断するとともに、真空計37により検出された真空度PをRAMに記憶させる。次に、制御装置60は、ステップ208において、これから説明する袋内排気制御を5回以上実行しているか否かを判定する。袋内排気制御を5回以上実行していなければ、制御装置60は「NO」と判定してステップ209から始まる袋内排気制御を実行させる。
制御装置60は、ステップ209において、三方弁39を昇降シリンダ26側と外気側を連通状態(真空ポンプ30側を閉止状態)とすることで、下側ブロック体21を下降させる。下側ブロック体21を下降させることで、包装袋の開口部が開放され、包装袋内に充満していた気体がチャンバ12内に排出される。制御装置60は、ステップ210において、真空弁32を追加時間だけ開放させ、包装袋の開口部から内部の気体をさらに排出させ、ステップ211において、5秒間待機する。このステップ210における真空弁32の追加時間での開放は、0秒、すなわち、真空弁32を開放しない場合も含んで被包装物に適した脱気時間を設定可能としている。すなわち、被包装物が包装袋から吹きこぼれやすい液体を多く含むものであれば、真空弁32の追加時間での開放時間を0秒または1〜2秒程度の極めて短い時間に設定するのが好ましく、被包装物が包装袋から吹きこぼれにくい液体が少ないものであれば、真空弁32の追加時間での開放時間を3〜5秒程度の短い時間に設定するのが好ましい。次に、制御装置60は、ステップ212において、袋内排気制御の実行回数R=R+1として実行回数Rに1を加算してステップ213に進める。
制御装置60は、ステップ213において、チャンバ12内に一時的に吸気するようにチャンバ内吸気制御を実行する。このチャンバ内吸気制御は、包装袋内にて被包装物が沸騰した状態であると、以後の処理にて包装袋の膨らみを検知することができなくなるのを防ぐためのものであり、チャンバ12内に外気を導入して真空度を低下させるものである。制御装置60は、このチャンバ内吸気制御を実行するステップ213において、ステップ207にて検出した真空度Pより低い所定の第1真空度として、真空度Pから10%(10%は一例であり、これに限られるものでない)減じた値まで第2外気導入弁35を開放して、チャンバ12内に外気を導入する。
また、チャンバ内吸気制御を実行するステップ213において、第1真空度が下限値(例えば30%)以下であるときには、第2外気導入弁35を下限値まで開放させてチャンバ12内に外気を導入するように制御する。第1真空度に下限値を設定したのは、例えば、包装プログラムを実行中にチャンバカバー14が負圧吸引されずに開放されるのを防ぐことを目的としたためである。
制御装置60は、ステップ214において、真空弁32を開放して、ステップ207のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pまでチャンバ12内を脱気する。ステップ207のタイミングで検出した真空度Pは包装袋内の被包装物が吹きこぼれることのない程度に包装袋を膨らますまでの真空度であるので、包装袋を開放した状態でステップ207にて検出した真空度Pまでチャンバ12内を脱気しても、包装袋内の被包装物が吹きこぼれることがない。なお、ステップ214において、ステップ207のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pまでチャンバ12内を脱気させたが、これに限られるものでなく、ステップ207のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pより所定値として例えば5%の真空度を減じた真空度P−5%までチャンバ12内を脱気させてもよい。この場合には、チャンバ12内が上述した真空度Pより低い真空度P−5%までしか減圧されないので、包装袋内の被包装物の急な吹きこぼれを確実に生じさせないようにすることができる。
ステップ214の処理後に、制御装置60は、ステップ205に戻して、下側ブロック体21を上昇させて上側ブロック体22に押しつけ、包装袋の開口部周縁を下側ブロック体21と上側ブロック体22とにより挟持させて包装袋の開口部を再び一時的に閉じる。なお、ステップ214の処理後に真空ポンプ30は作動中であり、真空弁32は開放され、第1外気導入弁34は閉止された状態であるので、ステップ205に戻したときにも真空ポンプ30は継続して作動し、真空弁32は開放され、第1外気導入弁34は閉止された状態を維持する。ステップ214からステップ205に戻した後で、制御装置60は、ステップ210〜215の袋内排気制御の実行回数が5回以上となるように、ステップ205〜215の処理を繰り返し実行する。
袋内排気制御を5回実行したときに、制御装置60は、ステップ208にて「YES」と判定してステップ215に進める。制御装置60は、最後の袋内排気制御としてステップ215にて下側ブロック体21を下降させ、ステップ216にて5秒間待機させることで、包装袋内に残る気体を排出させる。制御装置60は、ステップ217において、下側ブロック体21を上側ブロック体22に押しつけられるまで上昇させ、包装袋の開口部周縁を下側ブロック体21と上側ブロック体22とにより挟持させて包装袋の開口部を閉じる。制御装置60は、封止制御となるステップ218において、ヒータ23に通電させて包装袋の開口部周縁を加熱溶着によって封止して包装袋を密封する。制御装置60は、ステップ219において、真空ポンプ30の作動を停止させるとともに、第1外気導入弁34を開放することでチャンバ12内の負圧状態を解消させるとともに、下側ブロック体21を下降させて、第2モードの袋内排気制御回数固定の包装プログラムを終了する。
次に、第2モードの袋内排気制御回数可変の包装プログラムについて説明する。第2モードの包装プログラムを実行する前は、第1モードの包装プログラムを実行する前と同様に、真空弁32、第2外気導入弁35、暖機用弁41が閉止状態となっており、三方弁39は昇降シリンダ26側と外気側を連通状態(真空ポンプ30側を閉止状態)となっている。食材や調理物等の被包装物を包装袋内に収納し、包装袋の開口部周縁が下側のブロック体21の上側に載るように包装袋をチャンバ12内に収容する。図3に示した操作パネル50のダイレクト操作キー51b1と変更操作キー51cとを押動操作してプログラム表示部52aに第2モードの袋内排気制御回数可変の包装プログラムを呼び出し、第2モードの袋内排気制御回数可変の包装プログラムの実行を待機させる。
制御装置60は、ステップ301において、近接スイッチ17からオン信号が入力されたか否かを判定して、チャンバカバー14が閉じられた否かを判定する。チャンバカバー14が閉じられていないときには、近接スイッチ17に磁石18が接近してないため、近接スイッチ17は制御装置60にオフ信号を出力し、制御装置60はステップ301にて「NO」と繰り返し判定する。制御装置60がステップ301の処理を繰り返し実行しているなかで、チャンバカバー14が閉じられて近接スイッチ17に磁石18が接近すると、近接スイッチ17は制御装置60にオン信号を出力し、制御装置60は、ステップ301にて「YES」と判定してステップ302に進める。
チャンバ12内に収容した包装袋内に過剰な量の被包装物が収容されている場合には、チャンバ12内を脱気して負圧化させる前に検知プレート43が中位置、上位置に位置する場合がある。検知プレート43が中位置または上位置に位置すると、チャンバ12内を脱気して負圧化させたときに、膨らみ検知手段42によって包装袋の膨らみを検知できないおそれがある。このため、制御装置60は、ステップ302において、第1位置検出センサ45aからオン信号が入力されているか否かを判定することで、検知プレート43が下位置にあるか否かを判断する。第1位置検出センサ45aからオン信号が入力されていないと、制御装置60は、ステップ302にて「NO」と判定し、ステップ303において表示パネル52のプログラム表示部52aまたは時間表示部52cにエラーの表示をさせる。制御装置60は、ステップ303の処理の後、ステップ301に戻す。なお、制御装置60は、ステップ303におけるエラーの表示に代えて、ブザーなどの音によるエラーの報知をするようにしてもよい。これに対し、包装袋内に適切な量の被包装物が収納されている(包装袋内に過剰な量の被包装物が収納されていない)ときには、第1位置検出センサ45aからオン信号が入力されることになり、制御装置60は、ステップ302にて「YES」と判定してステップ304から始まるチャンバ内脱気制御に進める。
制御装置60は、ステップ304において、真空ポンプ30を作動させ、真空弁32を開放させ、第1外気導入弁34を閉止させ、これらと同時に三方弁39を昇降シリンダ26側と真空ポンプ30側とを連通状態(外気側を閉止状態)とする。チャンバ12内は真空ポンプ30によって脱気されて負圧化される。また、昇降シリンダ26の上部空間26bも負圧化されて支持軸25が上昇し、下側ブロック体21は上昇して上側ブロック体22に押しつけられ、包装袋の開口部周縁は下側ブロック体21と上側ブロック体22とにより挟持されて包装袋の開口部が一時的に閉じられる。
ステップ304の処理によって、チャンバ12内の包装袋の開口部を一時的に閉じた状態で、チャンバ12内を脱気して負圧化させると、制御装置60は、ステップ305において、第1位置検出センサ45aからのオフ信号の入力の有無に基づいて、検知プレート43が中位置となる、すなわち、包装袋が膨張したか否かを判定する。検知プレート43を中位置まで押し上げるまで包装袋が膨張するまでは、制御装置60はステップ305にて「NO」の判定を繰り返し実行する。チャンバ12内の負圧化によって包装袋が検知プレート43を中位置まで押し上げて、制御装置60に第1位置検出センサ45aからのオフ信号の入力があると、制御装置60はステップ305にて「YES」と判定してステップ306に進める。
制御装置60は、ステップ306において、真空弁32を閉止してチャンバ12内の脱気を一時的に中断するとともに、真空計37により検出された真空度PをRAMに記憶させる。
次に、制御装置60は、ステップ307において、袋内脱気検知プログラム(袋内脱気検知手段)によって包装袋の脱気が完了したか否かを判定する。制御装置60は、ステップ307における脱気検知手段として、ステップ305にて検知プレート43が下位置(包装袋が第1状態)から中位置(包装袋が第2状態)となってステップ306にて真空弁32を閉止してから検知プレート43が所定時間として0.5秒以内に上位置(包装袋が第3状態)になったか否かを判定することで、包装袋内の脱気が完了した否かを判定する。包装袋内が十分に脱気されていないときには、閉じられた包装袋はチャンバ12の負圧化とともに内部の気体が膨張することで膨らんでいき、検知プレート43が中位置となる程度に包装袋が膨らんだときにチャンバ12内の脱気を中断すると、チャンバ12内の圧力は一定に保たれているために、包装袋はこれ以上膨らまなくなり、検知プレート43は上位置まで押し上げられない。これに対し、包装袋内が十分に脱気されているときには、閉じられた包装袋はチャンバ12内の負圧化とともに被包装物に含まれる水分が蒸発した水蒸気によって膨らんでいき、検知プレート43が中位置となる程度に包装袋が膨らんだときにチャンバ12内の脱気を中断しても、被包装物に含まれる水分の蒸発が直ぐに収まらず、包装袋を膨らませ続けて検知プレート43を上位置まで押し上げる。
包装袋内を十分に脱気できてないときには、ステップ305にて検知プレート43が中位置となってステップ306にて真空弁32を閉止してから検知プレート43が所定時間として0.5秒以内に上位置まで押し上げられないので、第2位置検出センサ45bからオン信号が継続して制御装置60に入力されることになり、制御装置60は、ステップ307にて「NO」と判定してステップ308から始まる袋内排気制御を実行させる。なお、袋内排気制御を1回も実行せずに、検知プレート43が0.5秒以内に上位置まで押し上げられる誤検知をすることで、ステップ307にて「YES」と判定されるのを防ぐために、ステップ307の処理の前または後に、袋内排気制御を1回(または2回)以上実行したか否かの判定を加えるようにしてもよい。
制御装置60は、ステップ308において、三方弁39を昇降シリンダ26側と外気側を連通状態(真空ポンプ30側を閉止状態)とすることで、下側ブロック体21を下降させる。下側ブロック体21を下降させることで、包装袋の開口部が開放され、包装袋内に充満していた気体がチャンバ12内に排出される。制御装置60は、ステップ309において、真空弁32を追加時間だけ開放させ、包装袋の開口部から内部の気体をさらに排出させ、ステップ310おいて、5秒間待機する。このステップ309における真空弁32の追加時間での開放は、0秒、すなわち、真空弁32を開放しない場合も含んで被包装物に適した脱気時間を設定可能としている。すなわち、被包装物が包装袋から吹きこぼれやすい液体を多く含むものであれば、真空弁32の追加時間での開放時間を0秒または1〜2秒程度の極めて短い時間に設定するのが好ましく、包装物が包装袋から吹きこぼれにくい液体が少ないものであれば、真空弁32の追加時間での開放時間を3〜5秒程度の短い時間に設定するのが好ましい。
制御装置60は、ステップ311において、チャンバ12内に一時的に吸気するようにチャンバ内吸気制御を実行する。このチャンバ内吸気制御は、包装袋内にて被包装物が沸騰した状態であると、以後の処理にて包装袋の膨らみを検知することができなくなるのを防ぐためのものであり、チャンバ12内に外気を導入して真空度を低下させるものである。制御装置60は、このチャンバ内吸気制御を実行するステップ311において、ステップ306にて検出した真空度Pより低い所定の第1真空度として、真空度Pから10%(10%は一例であり、これに限られるものでない)減じた値まで第2外気導入弁35を開放して、チャンバ12内に外気を導入する。
また、チャンバ内吸気制御を実行するステップ311において、第1真空度が下限値(例えば30%)以下であるときには、第2外気導入弁35を下限値まで開放させてチャンバ12内に外気を導入するように制御する。第1真空度に下限値を設定したのは、例えば、包装プログラムを実行中にチャンバカバー14が負圧吸引されずに開放されるのを防ぐことを目的としたためである。
制御装置60は、ステップ312において、真空弁32を開放して、ステップ306のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pまでチャンバ12内を脱気する。ステップ306のタイミングで検出した真空度Pは包装袋内の被包装物が吹きこぼれることのない程度に包装袋を膨らますまでの真空度であるので、包装袋を開放した状態でステップ306にて検出した真空度Pまでチャンバ12内を脱気しても、包装袋内の被包装物が吹きこぼれることがない。なお、ステップ312において、ステップ306のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pまでチャンバ12内を脱気したが、これに限られるものでなく、ステップ306のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pより所定値として例えば5%の真空度を減じた真空度P−5%までチャンバ12内を脱気させてもよい。この場合には、チャンバ12内が上述した真空度Pより低い真空度P−5%までしか減圧されないので、包装袋内の被包装物の急な吹きこぼれを確実に生じさせないようにすることができる。
ステップ312の処理後に、制御装置60は、ステップ304に戻して、下側ブロック体21を上昇させて上側ブロック体22に押しつけ、包装袋の開口部周縁を下側ブロック体21と上側ブロック体22とにより挟持させて包装袋の開口部を再び一時的に閉じる。なお、ステップ312の処理後に真空ポンプ30は作動中であり、真空弁32は開放され、第1外気導入弁34は閉止された状態であるので、ステップ304に戻したときにも真空ポンプ30は継続して作動し、真空弁32は開放され、第1外気導入弁34は閉止された状態を維持する。ステップ312からステップ304に戻した後で、制御装置60は、ステップ307にて袋内脱気検知プログラムによる包装袋の脱気が完了したか否かを判定し、包装袋の脱気が完了していなければ、ステップ308〜312の袋内排気制御を実行する。
ステップ304〜312の処理を実行しているなかで、包装袋内を十分に脱気できると、ステップ305にて検知プレート43が中位置を検知して直ぐに(0.5秒以内)に上位置まで押し上げられることになる。このとき、第2位置検出センサ45bから入力されているオン信号が0.5秒以内に第1及び第2位置検出センサ45a,45bのオフ信号に変わって制御装置60に入力されることになり、制御装置60は、ステップ307にて「YES」と判定してステップ313に進める。
制御装置60は、最後の袋内排気制御としてステップ313にて下側ブロック体21を下降させ、ステップ314にて5秒間待機させることで、包装袋内に残る気体を排出させる。制御装置60は、ステップ315において、下側ブロック体21を上側ブロック体22に押しつけられるまで上昇させ、包装袋の開口部周縁を下側ブロック体21と上側ブロック体22とにより挟持させて包装袋の開口部を閉じる。制御装置60は、封止制御となるステップ316において、ヒータ23に通電して包装袋の開口部周縁を加熱溶着によって封止して包装袋を密封する。制御装置60は、ステップ317において、真空ポンプ30の作動を停止させるとともに、第1外気導入弁34を開放することでチャンバ12内の負圧状態を解消させるとともに、下側ブロック体21を下降させて、第2モードの袋内排気制御回数可変の包装プログラムを終了する。
上記のように構成した真空包装機10においては、被包装物が常温より高い温度であるときに適した第2モードの包装プログラムを実行させたときに、下側のブロック体21を上昇させることでチャンバ12内に収容した包装袋の開口部周縁を上下のブロック体21,22で挟持して閉じると同時に真空ポンプ30によってチャンバ12内を脱気して負圧化をするチャンバ内脱気制御を開始している。包装袋を閉じた状態でチャンバ12内を脱気しているので、チャンバ12内を脱気して負圧化している過程で、包装袋内の被包装物が急に沸騰しても吹きこぼれないようになった。また、第2モードの包装プログラムのチャンバ内脱気制御を実行中に、チャンバ12内の負圧化の進行に伴って膨らみ検知手段42によって包装袋が膨らむのを検知したときに、チャンバ12の脱気を一時的に中止して下側のブロック体21を上側のブロック体22から離間するように下降させて包装袋の開口部を開放するようにして包装袋内から気体を排出し、下側のブロック体21を再び上昇させることで包装袋の開口部周縁を挟持して閉じるようにして包装袋内の気体を排出する袋内排気制御を少なくとも1回以上実行した。チャンバ12の脱気を一時的に中止した状態としたことにより、包装袋の膨張を抑えるようにしてから、1回以上の袋内排気制御により包装袋の開口部を開放して内部の気体を排出したので、包装袋内の被包装物が吹きこぼれることなく内部の気体を排出できるようになった。また、包装袋内の被包装物の温度を計測する必要がないので、作業者が包装袋を真空包装する作業が面倒でなくなった。
また、膨らみ検知手段42は、包装袋が膨らんでいない状態の第1状態(検知プレート43が下位置)と、包装袋が第1状態よりも膨らんだ状態の第2状態(検知プレート43が中位置)と、包装袋が第2状態よりも膨らんだ状態の第3状態(検知プレート43が上位置)とを検知可能としている。袋内排気制御の回数を可変とした第2モードの包装プログラムでは、袋内排気制御を実行したときに、膨らみ検知手段が第1状態(検知プレート43が下位置)から第2状態(検知プレート43が中位置)を検知したとき(ステップ305)に、チャンバ12内の脱気を一時的に中断し(ステップ306)、膨らみ検知手段42が中断後の所定時間(0.5秒)内に第2状態(検知プレート43が中位置)を継続して検知したとき(ステップ307にてNOと判定したとき)に、包装袋内の脱気が完了してないことを検知し、膨らみ検知手段42が中断後の所定時間内に第3状態(検知プレート43が上位置)を検知したとき(ステップ307にてYESと判定したとき)には、包装袋内の脱気が完了したことを検知する袋内脱気検知プログラムを備えた。袋内排気制御回数を可変とした包装プログラムを実行したときには、袋内脱気検知プログラムによって包装袋内の脱気を確実に完了させた状態で包装袋を真空状態で密封することができた。
また、この真空包装機10の制御装置60においては、第2モードの包装プログラムは、袋内排気制御を1回以上の所定回数として5回実行する袋内排気制御回数固定の包装プログラムと、袋内脱気検知プログラムによる包装袋内の脱気完了検知に基づいて袋内排気制御の実行回数を可変とした袋内排気制御回数可変の包装プログラムとを有している。これにより、被包装物の性質によって袋内排気制御を実行する回数が事前にわかっていれば、袋内排気制御回数固定の包装プログラムを実行させ、被包装物の性質によって袋内排気制御を実行する回数が事前にわかっていないときには、袋内排気制御回数可変の包装プログラムを実行すればよく、何れの場合でも、包装袋内を充分に脱気して真空状態で密封することができた。
この真空包装機10の制御装置60は、第2モードの包装プログラムを実行したときに、チャンバ内脱気制御を実行開始する前に膨らみ検知手段42によって予め包装袋の膨らみを検知したときには、包装プログラムを実行しないように制御している。これにより、第2モードの包装プログラムの袋内排気制御をするときに、膨らみ検知手段42によって包装袋の膨らみを検知できないことを事前に防ぐことができる。
この真空包装機10の制御装置60は、第2モードの包装プログラムの袋内排気制御を実行するときには、下側のブロック体21を上側のブロック体22から離間するように下降させて包装袋の開口部を開放した後で、真空弁32を開放することでチャンバ12内を追加脱気時間で脱気するように制御し(ステップ211または310)、追加脱気時間を被包装物に応じて変更できるようにした。これにより、袋内排気制御をしたときに包装袋の開口部から内部の気体をさらに排出させることができ、包装袋内をより一層脱気させることができるようになった。また、追加脱気時間を被包装物に応じて変更できるようにしたので、例えば被包装物が包装袋から吹きこぼれやすい液体を多く含むものであれば短くし、被包装物が包装袋から吹きこぼれにくい液体が少ないものであれば長くして、被包装物の性質に応じて適切な追加脱気時間とすることができた。
この真空包装機10の制御装置60は、第2モードの包装プログラムの袋内排気制御を実行するときには、下側のブロック体21を上側のブロック体22から離間するように下降させて包装袋の開口部を開放した後で、チャンバ12内に一時的に吸気するようにチャンバ内吸気制御を実行している(ステップ213または311)。チャンバ内脱気制御したことにより、包装袋内の被包装物が沸騰した状態となり、袋内排気制御を実行したときに包装袋内にて被包装物が沸騰したままの状態であると、以後の処理にて包装袋の膨らみを検知することができなくなるおそれがあるが、袋内排気制御を実行しているときにチャンバ内吸気制御を実行してチャンバ12内の真空度を低下させることによって、包装袋内の被包装物が沸騰した状態を解消させることができ、以後の処理にて包装袋の膨らみを確実に検知することができるようになった。
真空包装機10の制御装置60は、第2モードの包装プログラムの袋内排気制御を実行するときには、チャンバ内脱気制御を実行中にチャンバ12内の負圧化の進行に伴って膨らみ検知手段42によって包装袋が膨らむのを検知したときの真空計37によって検出された真空度Pを記憶させ(ステップ207または306)、チャンバ内吸気制御ではこの記憶させた真空度Pよりも低い所定の第1真空度P−10%まで吸気させるように制御した(ステップ213または311)。これにより、袋内排気制御を実行しているときに、袋内排気制御を実行する前のチャンバ12の真空度Pよりもチャンバ12内に過剰に低い真空度まで吸気するのを防ぐことができ、真空包装するときの包装効率が低下するのを防ぐことができる。また、第1真空度P−10%が下限値以下であるときには、チャンバ内吸気制御では下限値まで吸気させるように制御したため、包装プログラムを実行しているときに、チャンバカバー14が開放されるのを防ぐことができた。
真空包装機10の制御装置60は、第2モードの包装プログラムの袋内排気制御を実行するときには、チャンバ内吸気制御により第1真空度まで吸気させるように制御したあとで(ステップ213または311)、ステップ207または306で記憶させた真空度Pまで包装袋の開口部を開放した状態でチャンバ内を脱気するように制御した(ステップ214または312)。ステップ207または306で記憶させた真空度Pは包装袋から被包装物が吹きこぼれることのなかった真空度であるので、包装袋の開口部を開放した状態で再び記憶させた真空度Pまでチャンバ12内を脱気しても、包装袋内の被包装物が吹きこぼれることがない。なお、ステップ214または312では、ステップ207または306のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pまでチャンバ12内を脱気させたが、これに限られるものでなく、ステップ207または306のタイミングで検出してRAMに記憶させた真空度Pより所定値として例えば5%の真空度を減じた真空度P−5%までチャンバ12内を脱気させてもよい。この場合には、チャンバ12内が上述した真空度Pより低い真空度P−5%までしか減圧されないので、包装袋内の被包装物の急な吹きこぼれを確実に生じさせないようにすることができる。
上記のように構成した真空包装機10においては、第2モードの包装プログラムでは、ステップ205またはステップ304から始まるチャンバ内脱気制御をするときに、下側のブロック体21を上昇させることでチャンバ12内に収容した包装袋の開口部周縁を挟持して閉じると同時に真空ポンプ30によってチャンバ12内を脱気して負圧化をさせている。本発明はこれに限られるものでなく、下側のブロック体21を上昇させることでチャンバ12内に収容した包装袋の開口部周縁を予め挟持して閉じてから、真空ポンプ30によってチャンバ12内を脱気して負圧化をさせてもよい。このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
上記のように構成した真空包装機10においては、下側のブロック体21を上側のブロック体22に押圧する位置まで上昇させることで、包装袋の開口部周縁を下側と上側のブロック体21,22とにより挟持させたが、本発明はこれに限られるものでなく、上側のブロック体22を下側のブロック体21に押圧する位置まで下降させることで、包装袋の開口部周縁を下側と上側のブロック体21,22とにより挟持させてもよいし、下側のブロック体21を上昇させるとともに上側のブロック体22を下降させることにより、包装袋の開口部周縁を下側と上側のブロック体21,22とにより挟持させてもよい。
上記のように構成した真空包装機10においては、包装袋の膨らみを検知する膨らみ検知手段として、チャンバ12内にはチャンバカバー14の下面に水平軸線回りに回動可能に支持した検知プレート43を設け、包装袋が膨らむことによって持ち上げられる検知プレート43の後端部の磁石44を位置検出センサ45により検出することにより、包装袋の膨らみを検知している。本発明はこれに限られるものでなく、チャンバ12内にはチャンバカバー14の下面に包装袋の上側で上下動可能に支持した棒状部材よりなる検知バーを設け、包装袋の膨らみによって持ち上げられる検知バーの端部に設けた磁石を位置検出センサによって検出することにより、包装袋の膨らみを検知してもよい。また、他の膨らみ検知手段として、チャンバ12内にて膨張前の包装袋の上側で膨張後の包装袋によって遮られる位置を通過する光を発射する発光部と、発光部の光を受光する受光部とを備えた光学式センサを設け、光学式センサの検知結果に基づいて包装袋の膨らみを検知してもよい。
10…真空包装機、12…チャンバ、21,22…ブロック体、23…ヒータ、30…真空ポンプ、37…真空計、42…膨らみ検知手段、60…制御装置。

Claims (8)

  1. 被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内にて上下の少なくとも一方が上下動可能に支持され、前記包装袋の開口部周縁を上下から挟持して閉じる上下のブロック体と、
    前記上下のブロック体の少なくとも一方に設けられて前記包装袋の開口部周縁を加熱溶着するヒータと、
    前記チャンバ内を脱気して負圧化させる真空ポンプと、
    前記チャンバ内に収容した包装袋の膨らみを検知する膨らみ検知手段とを備えた真空包装機であって、
    前記膨らみ検知手段は、前記包装袋が膨らんでいない状態の第1状態と、前記包装袋が前記第1状態よりも膨らんだ状態の第2状態と、前記包装袋が前記第2状態よりも膨らんだ状態の第3状態とを検知可能とし、
    前記上下のブロック体の少なくとも一方を上下動させることで前記チャンバ内に収容した前記包装袋の開口部周縁を挟持して閉じると同時、または、閉じてから前記真空ポンプによって前記チャンバ内を脱気して負圧化をするチャンバ内脱気制御を開始し、
    前記チャンバ内脱気制御を実行中に、前記チャンバ内の負圧化の進行に伴って前記膨らみ検知手段によって前記包装袋が膨らむのを検知したときに、前記チャンバの脱気を一時的に中止して前記上下のブロック体の少なくとも一方を他方から離間するように上下動させて前記包装袋の開口部を開放するようにして前記包装袋内から気体を排出し、前記上下のブロック体の少なくとも一方を再び上下動させることで前記包装袋の開口部周縁を挟持して閉じるようにして前記包装袋内の気体を排出する袋内排気制御を少なくとも1回以上実行し、
    前記袋内排気制御を実行したときに、前記膨らみ検知手段が前記第1状態から前記第2状態を検知したときに、前記チャンバ内の脱気を一時的に中断し、前記膨らみ検知手段が中断後の所定時間内に前記第2状態を継続して検知したときに、前記包装袋内の脱気が完了してないことを検知し、前記膨らみ検知手段が中断後の所定時間内に前記第3状態を検知したときには、前記包装袋内の脱気が完了したことを検知する袋内脱気検知手段を実行して、前記袋内脱気検知手段によって前記包装袋内の脱気が完了することに基づいて前記袋内排気制御を完了し、
    前記袋内排気制御を実行したあとで前記ヒータを作動させて前記包装袋の開口部周縁を熱溶着によって封止する封止制御を実行する包装プログラムを有した制御装置を備えたことを特徴とする真空包装機。
  2. 請求項に記載の真空包装機において、
    前記制御装置は、前記袋内排気制御を1回以上の所定回数を実行する袋内排気制御回数固定の包装プログラムと、前記袋内脱気検知手段による前記包装袋内の脱気完了検知に基づいて前記袋内排気制御の実行回数を可変とした袋内排気制御回数可変の包装プログラムとを有したことを特徴とする真空包装機。
  3. 請求項1または2に記載の真空包装機において、
    前記制御装置は、前記チャンバ内脱気制御を実行開始する前に前記膨らみ検知手段によって予め包装袋の膨らみを検知したときには、前記包装プログラムを実行しないように制御したことを特徴とする真空包装機。
  4. 請求項1〜の何れか1項に記載の真空包装機において、
    前記袋内排気制御を実行するときには、前記上下のブロック体の少なくとも一方を他方から離間するように上下動させて前記包装袋の開口部を開放した後で、前記チャンバ内を追加脱気時間で脱気するように制御し、前記追加脱気時間を前記被包装物に応じて変更できるようにしたことを特徴とする真空包装機。
  5. 請求項1〜の何れか1項に記載の真空包装機において、
    前記袋内排気制御を実行するときには、前記上下のブロック体の少なくとも一方を他方から離間するように上下動させて前記包装袋の開口部を開放した後で、前記チャンバ内に一時的に吸気するようにチャンバ内吸気制御を実行したことを特徴とする真空包装機。
  6. 請求項に記載の真空包装機において、
    前記チャンバ内の真空度を検出する真空計をさらに備え、
    前記袋内排気制御を実行するときには、前記チャンバ内脱気制御を実行中に、前記チャンバ内の負圧化の進行に伴って前記膨らみ検知手段によって前記包装袋が膨らむのを検知したときの前記真空計によって検出された真空度を記憶させ、前記チャンバ内吸気制御ではこの記憶させた真空度よりも低い所定の第1真空度まで吸気させるように制御したことを特徴とする真空包装機。
  7. 請求項に記載の真空包装機において、
    前記チャンバはチャンバベースとチャンバカバーとにより構成される耐圧密閉容器であり、
    前記第1真空度が前記チャンバカバーが負圧吸引されずに開放されるのを防ぐ下限値以下であるときには、前記チャンバ内吸気制御では前記下限値まで外気を導入させるように制御したことを特徴とする真空包装機。
  8. 請求項5〜7の何れか1項に記載の真空包装機において、
    前記袋内排気制御を実行するときには、前記チャンバ内吸気制御により前記第1真空度まで吸気させるように制御したあとで、前記記憶させた真空度または前記記憶させた真空度から所定値を減じた真空度まで前記包装袋の開口部を開放した状態で前記チャンバ内を脱気するように制御したことを特徴とする真空包装機。
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