JP2020094373A - 橋梁の遊間に設けられる舗装体 - Google Patents

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【課題】安全性が高く騒音が発生せず、耐久性が十分に大きく長期間の利用によっても劣化しにくい橋梁の遊間に設けられる舗装体を提供する。【解決手段】橋梁の一方と他方の床版(20、21)の間の遊間(23)舗装体(38)を設ける。舗装体(38)には略長方形状の複数枚のリブプレート(1)を埋め込む。まず、複数枚のリブプレート(1)を、一方の床版(20)に遊間(23)に沿って所定の間隔で配置し、それぞれのリブプレート(1)の先端部分が所定長さだけ遊間(23)側に突出するように床版(20)上に固定する。他方の床版(21)においても同様にする。そうすると、遊間(23)においてそれぞれのリブプレート(1)の先端部分が交互に配置される。これらの複数枚のリブプレート(1)間に舗装材料を充填する。少なくとも遊間(23)近傍には弾性舗装材料(36)を充填する。【選択図】 図2

Description

本発明は、橋梁における床版同士の遊間において、いわゆる伸縮継手装置無しで伸縮を吸収可能に舗装される舗装体に関するものである。
橋梁には色々な構造があるが一般的には、橋脚と、この橋脚の上に支持されている橋桁と、この橋桁の上に形成されている床版と、床版上に形成されている舗装体とから構成されている。橋梁において隣り合う床版の隙間すなわち遊間には伸縮継手装置が設けられ、車両が走行するときに発生する振動が吸収されるようになっている。遊間の多くは道路を横切る方向に形成されているが、高速道路等の高架橋において主線道路と分岐道路とが接続しているような場合には道路と並行に、つまり縦方向に形成されている。
遊間に設けられる伸縮継手装置の例として、いわゆるフィンガージョイントが周知である。フィンガージョイントは、床版に固定される下部構造と、下部構造の上に設けられている一対のフェースプレートとからなり、フェースプレートは櫛状に複数の爪部が形成された鋼板からなる。そして互いの爪部同士がずれるようにして一対のフェースプレートが接続されている。伸縮継手装置としてゴムジョイントも周知である。ゴムジョイントは例えば一対のゴム製の横長の中空部材からなり、これらが一方と他方の床版の端部に固着され、互いに当接している。
遊間およびその近傍において舗装が施されることもある。このような場合に形成される舗装体は、アスファルトに所定の割合でゴムが配合された舗装材料が使用される。弾性を備えた舗装体すなわち弾性舗装体は床版上に形成されている舗装体と連続して形成されることになるので、車両が滑らかに走行することができる。
特開平11−13005号公報
特許文献1には、このような伸縮継手装置無しで遊間に設けられる舗装体に関する発明が記載されている。特許文献1に記載の舗装体は、板状構造物と、ゴムを含んだ弾性舗装材料とからなる。板状構造物は例えば長辺が長い長方形状の複数枚の金属板からなり、金属板の短辺は弾性舗装材料の敷き詰められる厚さと等しくなっている。この様な複数枚の金属板が菓子折の仕切りのように格子状に形成されている。そして遊間を閉鎖するセンタープレートがその両端部が一方と他方の床版によって支持されるように設けられ、この上に板状構造物が載置される。このとき板状構造物を構成する金属板の角度が継目部に対して約45度になるように、つまり格子が菱形格子になるように、載置される。そして弾性舗装材料が格子の中に充填され、板状構造物と一体的に舗装され、舗装体が形成されている。遊間における舗装体がこのように形成されているので、重量を受けると塑性変形しやすい弾性舗装材料が板状構造物によって流動しにくくなって変形が防止される。すなわちいわゆる轍掘れが抑制される。
従来の伸縮継手装置によっても、弾性舗装体によっても、あるいは特許文献1に記載の舗装体によっても橋梁を車両が走行するときに生じる振動を吸収できる。しかしながら解決すべき問題も見受けられる。まず従来の伸縮継手装置には車両走行時の安全性についての懸念がある。例えばフィンガージョイントについては車両は鋼材からなるフェースプレート上を走行することになり、雨天等でフェースプレートが濡れている場合にはスリップしやすい。ゴムジョイントも同様に濡れているとスリップしやすく安全性に懸念がある。さらには伸縮継手装置については、必然的に段差が形成されてしまうので、車両走行時に騒音の原因になりやすく乗り心地にも問題がある。従来の弾性舗装体については、床版上の舗装体と連続的に舗装体が形成されるので騒音の発生の問題もないし、乗り心地にも優れている。しかしながら耐久性の点で問題が見受けられる。弾性舗装材料はゴムを含有しており高い弾性を備えているが、結合力が若干弱く、強い力が長時間作用すると塑性変形しやすいという問題がある。例えば橋梁上で渋滞が発生し、車両が停車してタイヤが長時間弾性舗装材料の上に載った状態になると塑性変形が発生する。繰り返し塑性変形を受けると轍掘れが発生してしまう。これに対して特許文献1に記載の舗装体は、板状構造物が設けられているので弾性舗装材料は塑性変形しにくい。しかしながら、耐久性の問題はある。具体的には特許文献1に記載の舗装体は、板状構造物が床版やセンタープレートの上に載置されているだけであるので、舗装体の床版やセンタープレートに対する接着力は弾性舗装材料の接着力だけになる。そうすると弾性舗装材料が床版から剥がれると舗装体全体が床版やセンタープレートから分離して剥がれることになる。このようなことは例えば次のようなメカニズムで発生する。まず弾性舗装材料が振動を吸収して弾性変形を繰り返すうちに、特許文献1に記載の舗装体と床版に形成されている舗装体とが分離して溝が形成される。ゴムを含んだ弾性舗装材料は橋梁が振動するたびに弾性変形するが、床版に形成されている舗装体はゴムを含まない一般的なアスファルト舗装材料からなり弾性変形しない。そうすると両舗装体の接続面において破断が発生しやすいからである。このような破断が発生し溝が形成されると、雨水が内部に浸入する。このような浸入した雨水によって舗装体が床版やセンタープレートから剥がれやすくなる。すなわち特許文献1に記載の舗装体も耐久性の問題が見受けられる。
本発明は、上記したような問題点を解決した、橋梁の遊間に設けられる舗装体を提供することを目的とし、具体的には走行する車両の安全性に問題がなく、騒音や乗り心地の悪化の原因になる段差が形成されない舗装体でありながら、耐久性が十分に大きく長期間の利用によっても劣化しにくい橋梁の遊間に設けられる舗装体を提供することを目的としている。
本発明は、橋梁の一方と他方の床版の間に形成されている遊間に設けられる舗装体として構成される。本発明の舗装体は略長方形状を呈する複数枚のリブプレートを埋め込む。まず、複数枚のリブプレートを、一方の床版に立てた状態で遊間に沿って所定の間隔で配置し、それぞれのリブプレートの先端部分が所定長さだけ遊間側に突出するように床版上に固定する。他方の床版においても同様に複数枚のリブプレートを設ける。そうすると、遊間においてそれぞれのリブプレートの先端部分が交互に配置されるようになる。このように配置されている複数枚のリブプレートに舗装材料を充填するが、少なくとも遊間近傍については弾性素材を含む弾性舗装材料を充填する。
かくして、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、橋梁の一方と他方の床版の間に形成されている遊間に設けられる舗装体であって、前記舗装体は略長方形状の複数枚のリブプレートが埋め込まれており、前記一方の床版には、複数枚の前記リブプレートが長辺を下にして立てられた状態で前記遊間に沿って所定の間隔で配置され、それぞれの前記リブプレートの先端部分が所定長さだけ前記遊間側に突出するように前記一方の床版上に固定され、前記他方の床版には、複数枚の前記リブプレートが長辺を下にして立てられた状態で前記遊間に沿って前記間隔で配置され、それぞれの前記リブプレートの先端部分が所定長さだけ前記遊間側に突出するように前記他方の床版上に固定され、前記一方の床版に設けられている複数枚の前記リブプレートの先端と、前記他方の床版に設けられている複数枚の前記リブプレートの先端とが、前記遊間において交互に配置されており、少なくとも前記遊間の近傍において、複数枚の前記リブプレートの間に弾性素材を含んだ弾性舗装材料が充填されていることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の舗装体において、前記遊間から離間した位置においては弾性素材を含まない舗装材料が複数枚の前記リブプレートの間に充填されていることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の舗装体において、複数枚の前記リブプレートはそれぞれの長辺の一辺が露出していることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の舗装体において、前記舗装体は複数枚の前記リブプレートに対して直交する仕切プレートが設けられていることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体として構成される。
以上のように、本発明は、橋梁の一方と他方の床版の間に形成されている遊間に設けられる舗装体として構成される。つまり遊間に伸縮継手装置がない連続舗装体を対象としているので、車両走行時の騒音の問題がなくスリップしにくいことが保証される。本発明によると、舗装体は略長方形状の複数枚のリブプレートが埋め込まれている。そして一方の床版には、複数枚のリブプレートが長辺を下にして立てられた状態で遊間に沿って所定の間隔で配置され、それぞれのリブプレートの先端部分が所定長さだけ遊間側に突出するように一方の床版上に固定され、他方の床版には、複数枚のリブプレートが長辺を下にして立てられた状態で遊間に沿って同じ間隔で配置され、それぞれのリブプレートの先端部分が所定長さだけ遊間側に突出するように他方の床版上に固定されている。そして一方の床版に設けられている複数枚のリブプレートの先端と、他方の床版に設けられている複数枚のリブプレートの先端とが、遊間において交互に配置されている。リブプレートがこのように設けられているので、橋梁が振動して一方と他方の床版が相対的に動くとき、リブプレートはそれぞれの床版に対して一体的に動くことになり、遊間においてリププレートの先端部同士がずれることになる。そして本発明によると、少なくとも遊間の近傍において、複数枚の前記リブプレートの間に弾性素材を含んだ弾性舗装材料が充填されている。つまり橋梁に振動が発生するとき、この遊間において一方の床版からのリブプレートの先端と、他方の床版からのリブプレートの先端とが互いに相対的にずれ、このずれに追随するように弾性舗装材料が変形することになる。これによって振動を吸収できる。弾性舗装材料は、弾性しない一般的な舗装材料に比してタイヤの圧力を受けて塑性変形により轍掘れができやすいが、リブプレートの間に充填されているので車両がその上を通ったりして重量がかかっても塑性変形しにくい。ところで本発明によるとリブプレートのそれぞれは床版に固定されているので、舗装体全体が床版から剥がれることもない。つまり舗装体の強度は大きい。他の発明によると、遊間から離間した位置においては弾性素材を含まない舗装材料が複数枚のリブプレートの間に充填されている。橋梁が振動するときに変形するのは遊間近傍だけであるので、遊間から離間した部分に一般的な舗装材料が充填されているのは合理的であり、さらに耐久性が向上する。他の発明によると、複数枚のリブプレートはそれぞれの長辺の一辺が露出している。車両が走行するとき、タイヤは弾性舗装材料に接してスリップしにくくなっているだけでなく、露出したリブプレートに支持されることになる。そうするとさらに舗装体の耐久性が向上する。他の発明によると、舗装体は複数枚のリブプレートに対して直交する仕切プレートが設けられている。仕切りプレートによって一般的な舗装材料と弾性舗装材料とを仕切っている場合には、これらが分離しにくくなるし、舗装材料を充填するときに充填しやすい効果が得られる。
橋梁の遊間に設けられる本発明の実施の形態に係る舗装体を構成する部材を示す図で、その(A)はリブプレートを、その(B)は仕切りプレートを、その(C)はリブプレートを固定する固定部材をそれぞれ示す斜視図である。 橋梁の遊間に設けられる本発明の実施の形態にかかる舗装体について施工途中の様子を示す図で、その(A)は舗装体の斜視図、その(B)、(C)はそれぞれ(A)におけるX1−X1断面、X2−X2断面で切断した舗装体の断面図である。 橋梁の遊間に設けられる本発明の実施の形態に係る舗装体を示す図で、その(A)は舗装体の断面図、その(B)は舗装体の斜視図である。 道路の走行方向に対して縦方向に遊間が設けられている場合に設けられる本発明の他の実施の形態に係る舗装体を示す図で、その(A)は舗装体の断面図、その(B)は舗装体の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る舗装体は、橋梁の遊間に設けられる舗装体であり、図1の(A)に示されているリブプレート1が複数枚埋め込まれている点に特徴がある。リブプレート1は、鉄、非鉄金属、鋳物、樹脂等色々な材料から形成することができるが本実施の形態においては鋼板からなる。リブプレート1は、所定厚さで略長方形状に形成されているが、本実施の形態においては長方形が変形した形状になっている。具体的には、まず1個の頂点近傍が符号2で示されているように丸みを帯びるように切り取られている。舗装体が形成されるとき、リブプレート1の上の長辺が露出することになるが、この上を走行する車両のタイヤが傷つかないようにするためである。またリブプレート1の下方は、その一部が符号3で示されているように切り取られている。舗装体が遊間に施工されるとき遊間に防水ブロックが設けられるが、この防水ブロックと干渉しないようにするためである。本実施の形態に係るリブプレート1にはくり抜き5と切り込み6も形成されている。くり抜き5は充填される舗装材料がリブプレート1によって分離される割合を少なくするようにするためであり、切り込み6は次に説明する仕切りプレート8と結合するためのものである。
本実施の形態に係る舗装体は、図1の(B)に示されている仕切りプレート8が設けられている。仕切りプレート8は舗装体において必須ではないが、舗装体を構成する舗装材料として、弾性素材を含んだ弾性舗装材料と弾性素材を含まない一般的な舗装材料とが併用されるとき、仕切りプレート8を設けることによってこれらが混ざらないようにすることができる。仕切りプレート8も鉄、非鉄金属、鋳物、樹脂等色々な材料から形成することができるが本実施の形態においては鋼板からなる。仕切りプレート8は所定厚さで長辺が長い長方形状に形成されており、所定の間隔で一方の長辺から複数の切り込み9、9、…が形成されている。これらの切り込み9、9、…にリブプレート1が挿入されることになる。切り込み9、9、…の間隔は、一般的な車両に設けられているタイヤ幅と同等の幅か、それより狭くなっている。
本実施の形態に係る舗装体においては、複数枚のリブプレート1、1、…を床版に固定するようにしているが、固定するための固定金具11が図1の(C)に示されている。固定金具11は、U字形、あるいはコの字形に折り曲げられた金属板からなり、底面部12と、この底面部12の両端から立ち上がった押さえ部13、13からなる。底面部12には中央にボルトを挿入するボルト穴14が開けられている。
本実施の形態に係る舗装体を施工する方法について説明する。図2の(A)には、橋梁を構成する第1の床版20と、第2の床版21とが点線で示され、これらの第1、2の床版20、21間に遊間23が形成されている。第1、2の床版20、21には、一般的な舗装材料からなる舗装体24、25が設けられている。ただし、第1、2の床版20、21は遊間23の近傍において露出しており、ここに舗装体を施工することになる。なお、図において矢印Y1は車両の走行方向を示している。つまり、遊間23は道路を横切るように形成されている。
最初に、図2の(B)に示されているように、遊間23に防水処理を施す。すなわち防水部材27と防水ブロック31とを設ける。防水部材27と防水ブロック31は必須ではないが、雨水が落下しないように設けることが好ましい。防水部材27は色々な部材から形成できるが、本実施の形態においてはゴム製の樋状部材28とこの樋状部材28の中に入れられる発泡弾性体29とから構成されている。このような防水部材27の上に、かまぼこ形状を呈するゴム製の防水ブロック31が設けられている。
次に、防水ブロック31と平行に、第1、2の床版20、21の上に仕切りプレート8、8を立てて配置する。このとき切り込み9、9、…を上に向ける。次いで複数枚のリブプレート1、1、…を図2の(A)に示されているように設ける。すなわち、第1、2の床版20、21において、複数枚のリブプレート1、1、…を長辺を下にして立てた状態で仕切りプレート8の切り込み9、9、…に合わせて挿入する。そうするとリブプレート1、1、…の切り込み6、6、…と仕切りプレート8の切り込み9、9、…とが整合し、互いに結合される。このように結合すると、第1、2の床版20、21において、複数枚のリブプレート1、1、…が切り込み9、9、…の間隔で等間隔に配置され、それぞれのリブプレート1、1、…は、その所定の長さが第1の床版20か第2の床版21のいずれかに載った状態になると共に先端部分が所定長さだけ遊間23側に突出した状態になる。このとき、第1の床版20からのリブプレート1、1、…の先端部分と、第2の床版21からのリブプレート1、1、…の先端部分とが遊間23において交互に配置されるようにする。この状態で、図2の(C)に示されているように、固定金具11、11、…とボルト33、33、…とを使用して、リブプレート1、1、…を第1の床版20に、もしくは第2の床版21に固定する。
舗装材料を充填する。本実施の形態においては、一般的に利用されているアスファルト混合物からなる第1の舗装材料と、ゴムチップ等の弾性素材が含まれている弾性舗装材料である第2の舗装材料とを使用する。図3の(A)において、第1の床版20の仕切りプレート8から左側の領域と、第2の床版21の仕切りプレート8から右側の領域には第1の舗装材料35、35を充填し、仕切りプレート8、8で囲まれた中間の領域、すなわち遊間23の近傍には第2の舗装材料36を充填し、舗装を施す。このとき、図3の(B)に示されているように、リブプレート1、1、…の上端が露出するようにすることが好ましいが、露出させずに完全に埋設するようにすることもできる。本実施の形態に係る舗装体38が完成した。本実施の形態に係る舗装体38においては、リブプレート1、1、…の間隔は一般的な車両に設けられているタイヤ幅と同等の間隔か、それより狭くなっているので、車両が舗装体35の上で停止しても、タイヤはリブプレート1、1、…に載ることになる。第2の舗装材料36は弾性舗装材料であるので重量を受けると塑性変形しやすいが、リブプレート1、1、…によって保護されるので変形しにくい。
本実施の形態に係る舗装体38は色々な変形が可能である。例えば、高速道路等の高架橋において主線道路と分岐道路とが接続しているような橋梁においては第1の床版20’が主線道路に、第2の床版21’が分岐道路に対応し、それによって遊間23’が道路の走行方向と平行に、つまり縦方向に形成されている。このような遊間23’にも設けることができる。図4の(A)、(B)にはこのような遊間23’に設けられる舗装体38’が示されている。矢印Y2は走行方向を示している。この実施の形態に係る舗装体38’には、遊間38’と平行に複数枚の金属製の補強プレート40、40、…が設けられている。補強プレート40、40、…は車両の走行方向と平行に設けられ、その一部が露出しているので、タイヤはこの上を走行することになり第2の舗装材料36’が保護されることになる。
他の変形も可能である。本実施の形態に係る舗装体38においては、仕切りプレート8、8やリブプレート1、1、…を直接第1、2の床版20、21の上に載せるように説明したが、床版20、21上に金網や樹脂製の網体を敷いてこの上に設けるようにしてもよい。また第1、2の床版20、21に対してリブプレート1、1、…を固定するために、固定金具11、11、…を使用せずに他の手段で固定してもよい。本実施の形態に係るリブプレート1、1、…にはくり抜き5や切り込み6が形成されているが、これらは形成されていなくてもよい。
1 リブプレート 5 くり抜き
6 切り込み 8 仕切りプレート
9 切り込み 11 固定金具
20 第1の床版 21 第2の床版
23 遊間 27 防水部材
28 防水ブロック 35 第1の舗装材料
36 第2の舗装材料 38 舗装体
40 補強プレート

Claims (4)

  1. 橋梁の一方と他方の床版の間に形成されている遊間に設けられる舗装体であって、
    前記舗装体は略長方形状の複数枚のリブプレートが埋め込まれており、
    前記一方の床版には、複数枚の前記リブプレートが長辺を下にして立てられた状態で前記遊間に沿って所定の間隔で配置され、それぞれの前記リブプレートの先端部分が所定長さだけ前記遊間側に突出するように前記一方の床版上に固定され、
    前記他方の床版には、複数枚の前記リブプレートが長辺を下にして立てられた状態で前記遊間に沿って前記間隔で配置され、それぞれの前記リブプレートの先端部分が所定長さだけ前記遊間側に突出するように前記他方の床版上に固定され、
    前記一方の床版に設けられている複数枚の前記リブプレートの先端と、前記他方の床版に設けられている複数枚の前記リブプレートの先端とが、前記遊間において交互に配置されており、
    少なくとも前記遊間の近傍において、複数枚の前記リブプレートの間に弾性素材を含んだ弾性舗装材料が充填されていることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体。
  2. 請求項1に記載の舗装体において、前記遊間から離間した位置においては弾性素材を含まない舗装材料が複数枚の前記リブプレートの間に充填されていることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体。
  3. 請求項1または2に記載の舗装体において、複数枚の前記リブプレートはそれぞれの長辺の一辺が露出していることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の舗装体において、前記舗装体は複数枚の前記リブプレートに対して直交する仕切プレートが設けられていることを特徴とする、橋梁の遊間に設けられる舗装体。
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