JP2020082523A - 印刷装置 - Google Patents

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聡 大高
大 杉本
Masaru Sugimoto
大 杉本
紘治 伊藤
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紘治 伊藤
亜希子 野沢
Akiko Nozawa
亜希子 野沢
優子 榎本
Yuko Enomoto
優子 榎本
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Abstract

【課題】印刷媒体の使用期限の管理の精度を向上できる印刷装置を提供する。【解決手段】外部給紙台21には、封筒用紙PEが載置される。印刷部12は、外部給紙台21から給紙される封筒用紙PEに印刷する。制御部18は、一群の封筒用紙PEの枚数である管理枚数および使用期限を記憶し、一群の封筒用紙PEのうちの少なくとも一部が最初に外部給紙台21に載置されてからの封筒用紙PEの印刷部12への通紙枚数が使用期限内に管理枚数に到達しなかった場合、使用期限を超過した封筒用紙PEがあると判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
印刷装置において、封筒を形成するための封筒用紙が印刷媒体として使用されることがある。
また、封筒用紙として、封筒を形成する際の接着部分に感圧接着剤が塗工されたものがある。感圧接着剤には使用期限があり、それが封筒用紙の使用期限となる。
使用期限を超えた封筒用紙に印刷装置で印刷が行われ、その封筒用紙から形成される封筒に内容物を封入して封書が作製された場合、感圧接着剤による接着が不十分なために封筒における接着部分がはがれ、内容物が封筒から出てしまうおそれがある。
このため、使用期限がある封筒用紙に印刷を行う印刷装置では、その封筒用紙の使用期限を管理することが望ましい。
これに関連して、印刷装置における印刷媒体に対する時間管理を行う技術として、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1の技術では、用紙有無検知部により用紙収容部に用紙があると検知された場合であって、用紙収容部の扉の開閉が所定時間以上検知されない場合に、用紙について所定時間の経過等の報知を行う。これにより、用紙が用紙収容部に長期間残っている場合にも、時間経過に関する適切な管理を可能としている。
特開2010−266486号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、用紙収容部に所定時間以上残っている用紙があることは分かるが、用紙が用紙収容部に収容されてからの経過時間は定かではない。このため、特許文献1の技術では、用紙の使用期限を正確に管理することはできない。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、印刷媒体の使用期限の管理の精度を向上できる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の印刷装置は、印刷媒体が載置される給紙台と、前記給紙台から給紙される印刷媒体に印刷する印刷部と、一群の管理対象の印刷媒体の枚数である管理枚数および使用期限を記憶し、前記一群の管理対象の印刷媒体のうちの少なくとも一部が最初に前記給紙台に載置されてからの前記管理対象の印刷媒体の前記印刷部への通紙枚数が前記使用期限内に前記管理枚数に到達しなかった場合、前記使用期限を超過した印刷媒体があると判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明の印刷装置によれば、印刷媒体の使用期限の管理の精度を向上できる。
実施の形態に係る封書作製システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す封書作製システムが備える印刷装置の概略構成図である。 窓なし封筒用紙の構成を示す平面図である。 窓付き封筒用紙の構成を示す平面図である。 封筒用紙の使用期限の管理の動作を説明するためのフローチャートである。 封筒用紙の使用期限の管理の動作を説明するためのフローチャートである。 封筒用紙の使用期限の管理の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置を備える封書作製システムの構成を示すブロック図である。図2は、印刷装置の概略構成図である。以下の説明において、図2の紙面に直交する方向を前後方向とする。また、図2における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
図1に示すように、本実施の形態に係る封書作製システム1は、印刷装置2と、封入封緘装置3とを備える。
印刷装置2は、印刷媒体である用紙Pに印刷を行う。図1、図2に示すように、印刷装置2は、給紙部11と、印刷部12と、第1排紙部13と、上面搬送部14と、第2排紙部15と、反転部16と、操作パネル17と、制御部(判定部に相当)18と、各部を収納または保持する筐体19とを備える。
図2において太線で示す経路が、用紙Pが搬送される搬送経路である。搬送経路のうち、実線で示す経路が通常経路RC、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、短破線で示す経路が第1排紙経路RD1、長破線で示す経路が第2排紙経路RD2、二点鎖線で示す経路が給紙経路RSである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
給紙部11は、印刷部12に用紙Pを給紙する。給紙部11は、外部給紙台(給紙台に相当)21と、一対の外部給紙ローラ22と、複数の内部給紙台23と、複数対の内部給紙ローラ24と、複数対の縦搬送ローラ25と、用紙有無センサ26とを備える。
外部給紙台21は、印刷に用いられる用紙Pが載置されるものである。外部給紙台21は、一部が筐体19の外部に露出して設置されている。
外部給紙ローラ22は、外部給紙台21に載置された用紙Pを1枚ずつ取り出すとともに、後述のレジストローラ31へ向けて用紙Pを搬送する。外部給紙ローラ22は、外部給紙台21から延びる給紙経路RSの上流端部に配置されている。
内部給紙台23は、印刷に用いられる用紙Pが載置されるものである。内部給紙台23は、筐体19の内部に配置されている。
内部給紙ローラ24は、内部給紙台23から用紙Pを1枚ずつ取り出して給紙経路RSへ送り出す。内部給紙ローラ24は、内部給紙台23から延びる給紙経路RSの上流端部に配置されている。
縦搬送ローラ25は、内部給紙台23から取り出された用紙Pを後述のレジストローラ31へ向けて搬送する。縦搬送ローラ25は、給紙経路RSに沿って配置されている。
用紙有無センサ26は、それぞれ外部給紙台21上の用紙Pの有無を検出する。ここで、用紙有無センサ26において、外部給紙台21上に用紙Pがあることを検出している状態をオン、外部給紙台21上に用紙Pがあることを検出していない状態をオフとする。
印刷部12は、給紙部11の外部給紙台21および内部給紙台23から給紙される用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに印刷を行う。印刷部12は、一対のレジストローラ31と、ベルトプラテン部32と、インクジェットヘッド部33とを備える。
レジストローラ31は、給紙部11または反転部16から搬送されてきた用紙Pを一旦止めて斜行補正した後、ベルトプラテン部32へ向けて搬送する。レジストローラ31は、給紙経路RSと反転経路RRとの合流地点の近傍の通常経路RC上に配置されている。
ベルトプラテン部32は、レジストローラ31から搬送されてきた用紙Pをベルト上に吸着保持して搬送する。
インクジェットヘッド部33は、用紙Pの搬送方向に直交する方向(前後方向)に複数のノズルが配列されたライン型の複数のインクジェットヘッドを有する。インクジェットヘッド部33は、ベルトプラテン部32の上方に配置されている。インクジェットヘッド部33は、ベルトプラテン部32により搬送される用紙Pにインクジェットヘッドからインク滴を吐出して画像を印刷する。
第1排紙部13は、封書作製用の印刷時において、印刷済みの用紙Pを封入封緘装置3へ排紙(送出)する。第1排紙部13は、切替部36と、一対の第1排紙ローラ37とを備える。
切替部36は、用紙Pの搬送経路を通常経路RCと第1排紙経路RD1との間で切り替える。切替部36は、通常経路RCと第1排紙経路RD1との分岐地点に配置されている。第1排紙経路RD1は、印刷部12と上面搬送部14との境界から封入封緘装置3に向けて右側に延びる経路である。第1排紙経路RD1の下流端は、封入封緘装置3における導入経路の上流端に接続されている。
第1排紙ローラ37は、ベルトプラテン部32から搬送されてきた用紙Pを搬送して封入封緘装置3へ送出する。第1排紙ローラ37は、第1排紙経路RD1に沿って切替部36の下流側に配置されている。
上面搬送部14は、ベルトプラテン部32から搬送されてきた用紙Pを右方向から左方向へとUターンするように搬送する。上面搬送部14は、複数対の上昇搬送ローラ41と、複数対の水平搬送ローラ42とを備える。
上昇搬送ローラ41は、用紙Pをニップしつつ上方の水平搬送ローラ42へ搬送する。上昇搬送ローラ41は、通常経路RCの中流域の上昇部分に沿って配置されている。
水平搬送ローラ42は、用紙Pをニップしつつ第2排紙部15または反転部16へ搬送する。最下流の水平搬送ローラ42は、反転経路RRの上流部に配置されている。他の水平搬送ローラ42は、通常経路RCの下流域の水平部分に配置されている。
第2排紙部15は、印刷済みの用紙Pを排紙する。第2排紙部15は、切替部46と、一対の第2排紙ローラ47と、排紙台48とを備える。
切替部46は、用紙Pの搬送経路を第2排紙経路RD2と反転経路RRとの間で切り替える。切替部46は、第2排紙経路RD2と反転経路RRとの分岐地点に配置されている。
第2排紙ローラ47は、切替部46により第2排紙経路RD2に導かれた用紙Pを搬送して排紙台48へ排紙する。第2排紙ローラ47は、第2排紙経路RD2に沿って、切替部46と排紙台48との間に配置されている。
排紙台48は、排紙された用紙Pが積載されるものである。排紙台48は、第2排紙経路RD2の下流端に配置されている。
反転部16は、両面印刷の際に、表面印刷済みの用紙Pを反転させてレジストローラ31へ搬送する。反転部16は、一対の反転ローラ51と、一対の再給紙ローラ52と、切替ゲート53とを備える。
反転ローラ51は、上面搬送部14の水平搬送ローラ42により搬送されてきた用紙Pをスイッチバックして再給紙ローラ52へ搬送する。反転ローラ51は、用紙Pのスイッチバック搬送を行うため、正逆転可能に構成されている。反転ローラ51は、反転経路RRに沿って、最下流の水平搬送ローラ42と再給紙ローラ52との間に配置されている。
再給紙ローラ52は、反転ローラ51によりスイッチバックされた用紙Pをレジストローラ31へ搬送する。再給紙ローラ52は、反転経路RRに沿って、反転ローラ51とレジストローラ31との間に配置されている。
切替ゲート53は、水平搬送ローラ42により搬送されてきた用紙Pを反転ローラ51へとガイドする。また、切替ゲート53は、反転ローラ51によりスイッチバックされた用紙Pを再給紙ローラ52へとガイドする。切替ゲート53は、最下流の水平搬送ローラ42、反転ローラ51、および再給紙ローラ52の3個所の重心近傍に配置されている。
操作パネル17は、各種の入力画面等を表示するとともに、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作パネル17は、表示部61と、入力部62とを備える。
表示部61は、各種の入力画面等の画像を表示する。表示部61は、液晶表示パネル等を有する。
入力部62は、ユーザによる入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力部62は、各種の操作キー、タッチパネル等を有する。
制御部18は、印刷装置2全体の動作を制御する。また、制御部18は、封入封緘装置3全体の動作を制御する。制御部18は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
制御部18は、用紙Pとして封筒用紙PE(管理対象の印刷媒体に相当)を使用する場合において、その封筒用紙PEの期限管理を行う。具体的には、制御部18は、封書作製のための印刷に使用される一群の封筒用紙PEの枚数である管理枚数Nおよび使用期限を記憶する。そして、制御部18は、一群の封筒用紙PEのうちの少なくとも一部が最初に外部給紙台21に載置されてからの封筒用紙PEの印刷部12への通紙枚数が使用期限内に管理枚数Nに到達しなかった場合、使用期限を超過した封筒用紙PEがあると判定する。
ここで、一群の封筒用紙PEの管理枚数Nは、ユーザの入力部62に対する操作により入力されるものである。また、一群の封筒用紙PEの使用期限は、外部給紙台21への封筒用紙PEの載置時点から一群の封筒用紙PEの使用可能期間後の時点として制御部18が算出する。一群の封筒用紙PEの使用可能期間は、後述の感圧接着剤77(糊に相当)が接着力を発揮できる期間に応じて決まっているものであり、ユーザの入力部62に対する操作により入力されるものである。
封筒用紙PEは、封入封緘装置3での封書作製に専用の用紙である。本実施の形態の印刷装置2では、封筒用紙PEは外部給紙台21に載置されるものとする。また、印刷装置2で印刷されて封入封緘装置3で封書に封入される内容物用紙PBは、内部給紙台23に載置されるものとする。内容物用紙PBとしては、普通紙等が用いられる。
ここで、封筒用紙PEは、図3に示すように、紙片71〜73からなる矩形の用紙である。封筒用紙PEは、紙片71と紙片72との境界の折り線74、および紙片72と紙片73との境界の折り線75で折られることで3つ折りにされ、封筒が形成される。紙片71〜73の各面には、必要に応じて宛先等の情報が印刷される。
紙片73には、折り線74に沿って再湿糊76が帯状に塗工されている。再湿糊76は、水で濡れると接着力を発揮する糊である。再湿糊76には、後述する封書作製装置3の封筒形成部83において水が塗布される。そして、折り線74,75で折られた封筒用紙PEの紙片71が紙片73に重なることで、紙片71が紙片73に接着し、封筒が形成される。
封筒用紙PEの折り線74,75に平行な幅方向における両縁部の所定位置には、感圧接着剤77が塗工されている。感圧接着剤77は、圧力が加えられることで接着力を発揮する接着剤である。封筒用紙PEが折り畳まれて形成された封筒の両縁部に後述する封書作製装置3の封緘部84においてローラで圧力が加えられることで、感圧接着剤77が接着力を発揮し、封筒が封緘される。
感圧接着剤77には使用期限があり、それが封筒用紙PEの使用期限となる。このため、印刷装置2では、前述のように封筒用紙PEの期限管理を行う。すなわち、上述した封筒用紙PEの使用期限は、感圧接着剤77の使用期限に基づいて設定されている。
ところで、図3に示した封筒用紙PEは、窓部が設けられていない窓なし封筒用紙PE1である。封書作製システム1では、封筒用紙PEとして、図4に示す窓付き封筒用紙PE2が使用されることがある。
窓付き封筒用紙PE2は、図3に示す窓なし封筒用紙PE1に対し、窓部78を追加したものである。窓部78は、紙片72に形成されている。窓部78は、内容物用紙PBに印刷された宛先等を、封筒を開封せずに視認可能とするためのものである。
封書作製システム1の説明に戻る。封入封緘装置3は、印刷装置2で印刷された封筒用紙PEから封筒を形成するとともに、印刷装置2で印刷された内容物用紙PBを封筒に収納して封書を作製する。図1に示すように、封入封緘装置3は、整合部81と、内容物折り畳み部82と、封筒形成部83と、封緘部84とを備える。
整合部81は、印刷装置2から送られてきた印刷済みの内容物用紙PBを、1通分の枚数ごとに集積して整合する。
内容物折り畳み部82は、整合部81で整合された内容物用紙PBを2つ折り、3つ折り等で折り畳む処理を行う。
封筒形成部83は、印刷装置2から送られてきた印刷済みの封筒用紙PEから封筒を形成しつつ、内容物用紙PBを封筒に収納する。封筒形成部83は、封筒用紙PEの再湿糊76に水を塗布し、封筒用紙PEを折り曲げつつ紙片71と紙片73とを接着させることで封筒を形成する。
封緘部84は、封筒形成部83で形成された、内容物用紙PBを収納した封筒を封緘して封書を完成させる。封緘部84は、ローラにより封筒の感圧接着剤77どうしを圧着することで封緘する。
次に、封書作製システム1の動作について説明する。
封書作製システム1において、外部のPC(パーソナルコンピュータ)等から封書作製用の印刷ジョブを印刷装置2が受信すると、印刷装置2における封書作製用の印刷動作が開始される。
印刷装置2が封書作製用の印刷動作を開始すると、内部給紙台23から給紙経路RSに沿って搬送された未印刷の内容物用紙PBが印刷部12へ給紙される。印刷部12において、内容物用紙PBは、レジストローラ31によりベルトプラテン部32へ搬送される。そして、内容物用紙PBは、ベルトプラテン部32により搬送されつつ、インクジェットヘッド部33から吐出されるインクにより印刷される。
片面印刷の場合、片面印刷済みの内容物用紙PBは、ベルトプラテン部32により搬送されつつ、第1排紙部13の切替部36により第1排紙経路RD1へ導かれる。そして、内容物用紙PBは、第1排紙ローラ37により封入封緘装置3へ送り出される。
両面印刷の場合、片面印刷された内容物用紙PBは、ベルトプラテン部32により搬送されつつ、第1排紙部13の切替部36により上面搬送部14へ導かれる。内容物用紙PBは、上面搬送部14の上昇搬送ローラ41および水平搬送ローラ42により搬送され、第2排紙部15の切替部46により反転経路RRへ導かれる。反転部16では、内容物用紙PBは、切替ゲート53により反転ローラ51へ導かれ、反転ローラ51によりスイッチバックされる。その後、内容物用紙PBは、切替ゲート53により再給紙ローラ52へ導かれ、再給紙ローラ52により印刷部12へ再給紙される。印刷部12では、内容物用紙PBは、レジストローラ31によりベルトプラテン部32へ搬送される。
ここで、内容物用紙PBは、反転部16で反転されているので、未印刷面がインクジェットヘッド部33に向けられている。内容物用紙PBは、ベルトプラテン部32により搬送されつつ、インクジェットヘッド部33から吐出されるインクにより未印刷面が印刷される。両面印刷済みの内容物用紙PBは、上述した片面印刷の場合と同様に、第1排紙部13により封入封緘装置3へ送り出される。
封書作製用の印刷では、封書1通分の内容物用紙PBが順次印刷され、続いて、封筒用紙PEが印刷される。封筒用紙PEは、外部給紙台21から給紙され、上述した内容物用紙PBの場合と同様に、片面印刷または両面印刷される。そして、印刷済みの封筒用紙PEは、第1排紙部13により封入封緘装置3へ送り出される。
封入封緘装置3では、印刷装置2から送られてきた封書1通分の枚数の内容物用紙PBが整合部81で整合され、整合された内容物用紙PBが内容物折り畳み部82で折り畳まれる。封筒用紙PEが印刷装置2から送られてくると、封筒形成部83において、封筒用紙PEから封筒を形成しつつ、折り畳まれた内容物用紙PBが封筒に収納される。その後、封緘部84で封筒が封緘され、封書が完成する。
ここで、封書作製システム1において、封筒用紙PEとして窓付き封筒用紙PE2を使用する場合、封書作製用の印刷の前に窓付き封筒用紙PE2に社名等を印刷しておく事前印刷を行うことがある。この事前印刷は、封書作製のための封入封緘を伴わない印刷である。
この事前印刷の場合、片面印刷または両面印刷された印刷済みの窓付き封筒用紙PE2は、印刷部12から切替部36により上面搬送部14へ導かれる。そして、窓付き封筒用紙PE2は、上面搬送部14の上昇搬送ローラ41および水平搬送ローラ42により第2排紙部15へ搬送され、第2排紙部15において排紙台48へ排紙される。
事前印刷されて排紙台48へ排紙された窓付き封筒用紙PE2は、封書作製用の印刷のために、ユーザにより排紙台48から取り除かれた後、外部給紙台21に載置される。外部給紙台21に載置された事前印刷済みの窓付き封筒用紙PE2は、封書作製用の印刷動作において、外部給紙台21から給紙されて印刷部12へ通紙されるが、印刷部12での印刷は行われないことがある。
次に、封筒用紙PEの使用期限の管理について説明する。
封書作製システム1で封書を作製する際、ユーザが、所定枚数の封筒用紙PEが封入された包みを開封し、封筒用紙PEを外部給紙台21に載置する。この際、1包みまたは複数の包みが開封される。同時に開封された少なくとも1包み分の封筒用紙PEが、一群の封筒用紙PEを構成する。一群の封筒用紙PEは、一括で外部給紙台21に載置される場合と、分割されて順次外部給紙台21に載置される場合とがある。
ここで、封筒用紙PEを外部給紙台21に載置するのに先立ち、ユーザは、外部給紙台21に載置されている用紙Pがある場合はそれを取り除き、入力部62を操作して、外部給紙台21に載置される封筒用紙PEの期限管理の開始を指示する。また、ユーザは、入力部62を操作して、一群の封筒用紙PEの枚数である管理枚数N、および使用可能期間を設定入力する。
封筒用紙PEの期限管理の開始が指示され、何も載置されていない状態の外部給紙台21に封筒用紙PEが載置されると、用紙有無センサ26がオフからオンになる。この用紙有無センサ26がオンになった時点が、外部給紙台21への一群の封筒用紙PEの載置時点(載置日時)となる。
この際、一群の封筒用紙PEが一括で外部給紙台21に載置されるのではなく、一群の封筒用紙PEが分割されて、まずその一部が外部給紙台21に載置されることで用紙有無センサ26がオンになる場合がある。この場合、その一部が外部給紙台21に載置されることで用紙有無センサ26がオンになった時点が、外部給紙台21への一群の封筒用紙PEの載置時点となる。すなわち、一群の封筒用紙PEのうちの少なくとも一部が最初に外部給紙台21に載置された時点が、外部給紙台21への一群の封筒用紙PEの載置時点となる。
制御部18は、外部給紙台21への一群の封筒用紙PEの載置時点から、入力された封筒用紙PEの使用可能期間後の時点を、一群の封筒用紙PEの使用期限として算出する。そして、制御部18は、算出した一群の封筒用紙PEの使用期限を記憶する。また、制御部18は、一群の封筒用紙PEの枚数である管理枚数Nも記憶する。
外部給紙台21に一群の封筒用紙PEのうちの最初の少なくとも一部が載置され、一群の封筒用紙PEの管理枚数Nおよび使用期限が記憶されると、一群の封筒用紙PEの使用期限の管理が開始となる。
ここで、本実施の形態では、一群の封筒用紙PEの使用期限の管理が開始されると、その使用期限の管理が終了するまでは、外部給紙台21の封筒用紙PEが他の種類の用紙Pや一群に属さない封筒用紙PEに載せかえられたり、外部給紙台21に他の種類の用紙Pや一群に属さない封筒用紙PEが追加されたりすることはないものとする。すなわち、一群の封筒用紙PEの使用期限の管理が開始されてから終了するまでは、外部給紙台21上に存在し得るのは一群に属する封筒用紙PEのみであるとする。
また、一群の封筒用紙PEに窓なし封筒用紙PE1と窓付き封筒用紙PE2とが混在することはないものとする。また、一群の封筒用紙PEが窓付き封筒用紙PE2からなるものである場合において、前述の事前印刷が行われる場合には、一群に属するすべての封筒用紙PE(窓付き封筒用紙PE2)に対する事前印刷が行われた後に、封書作製用の印刷が行われるものとする。
一群の封筒用紙PEの使用期限の管理の動作について、図5、図6のフローチャートを参照して説明する。
一群の封筒用紙PEの使用期限の管理が開始となると、図5のステップS1において、制御部18は、通紙カウント値Cが管理枚数N未満(C<N)であるか否かを判断する。通紙カウント値Cは、一群の封筒用紙PEの使用期限の管理が開始されてからの、一群の封筒用紙PEに属する封筒用紙PEの印刷部12への通紙枚数(給紙枚数)の累積のカウント値である。ただし、封筒用紙PE(窓付き封筒用紙PE2)の事前印刷のための印刷部12への通紙については、通紙枚数から除外する。なお、一群の封筒用紙PEの枚数が管理枚数Nであるため、通紙カウント値Cは最大でNであり、Nを超えることはない。
ここで、一群の封筒用紙PEの使用期限の管理の開始時点では、通紙カウント値Cは0であるため、制御部18は、C<Nであると判断し(ステップS1:YES)、ステップS2へ進む。
ステップS2では、制御部18は、封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示がされたか否かを判断する。制御部18は、封書作製用の印刷ジョブまたは事前印刷用の印刷ジョブが入力された場合、封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示がされたと判断する。また、前回の一群の封筒用紙PEを用いた封書作製用の印刷動作中に用紙切れとなり、途中で停止して再開を待っている封書作製用の印刷ジョブがある場合にも、制御部18は、封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示がされたと判断する。封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示はされていないと判断した場合(ステップS2:NO)、制御部18は、ステップS2を繰り返す。
封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示がされたと判断した場合(ステップS2:YES)、ステップS3において、制御部18は、現在が一群の封筒用紙PEの使用期限内であるか否かを判断する。
現在が一群の封筒用紙PEの使用期限内であると判断した場合(ステップS3:YES)、ステップS4において、制御部18は、封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示が、封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷指示であるか否かを判断する。
封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示が、封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷指示であると判断した場合(ステップS4:YES)、図6のステップS5において、制御部18は、外部給紙台21上に封筒用紙PEがあるか否かを判断する。制御部18は、用紙有無センサ26がオンである場合、外部給紙台21上に封筒用紙PEがあると判断する。
ここで、一群の封筒用紙PEが分割されて外部給紙台21に載置された場合に、C<Nであっても外部給紙台21上に封筒用紙PEがない状態になることがある。また、事前印刷が行われたことにより、C<Nであっても外部給紙台21上に封筒用紙PEがない状態になることがある。
外部給紙台21上に封筒用紙PEがあると判断した場合(ステップS5:YES)、ステップS6において、制御部18は、前述した封書作製用の印刷動作を開始させる。また、制御部18は、封書作製用の印刷動作における印刷部12への封筒用紙PEの通紙枚数のカウントを開始する。
封書作製用の印刷動作中は、制御部18は、封筒用紙PEが印刷部12へ1枚通紙されるごとに、通紙カウント値Cに1を加算する。
ここで、前述のように、事前印刷済みの封筒用紙PE(窓付き封筒用紙PE2)を用いる封書作製用の印刷においては、封筒用紙PEは印刷部12へ通紙されるが、印刷部12での印刷は行われずに封入封緘装置3へ送られることがある。この場合でも、封筒用紙PEが印刷部12へ通紙されれば、通紙枚数としてカウントされる。
また、封書作製用の印刷動作において封筒用紙PEに両面印刷が行われる場合は、1枚の封筒用紙PEが印刷部12を2回通過するが、通紙枚数としては1枚とカウントされる。
次いで、ステップS7において、制御部18は、封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷が終了したか否かを判断する。
封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷が終了していないと判断した場合(ステップS7:NO)、ステップS8において、制御部18は、外部給紙台21上に封筒用紙PEがあるか否かを判断する。ここで、一群の封筒用紙PEが分割されて外部給紙台21に載置された場合に、封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷動作中に外部給紙台21上に封筒用紙PEがない状態になることがある。外部給紙台21上に封筒用紙PEがあると判断した場合(ステップS8:YES)、制御部18は、ステップS7に戻る。
外部給紙台21上に封筒用紙PEがないと判断した場合(ステップS8:NO)、ステップS9において、制御部18は、印刷動作を停止させる。
次いで、ステップS10において、制御部18は、C<Nであるか否かを判断する。
C<Nであると判断した場合(ステップS10:YES)、ステップS11において、制御部18は、外部給紙台21の封筒用紙PEの用紙切れをユーザに通知するためのエラー通知を行う。具体的には、制御部18は、外部給紙台21の封筒用紙PEの用紙切れをユーザに通知するとともに、封筒用紙PEの補給を指示するメッセージを表示部61に表示させる。
ここで、印刷動作中にC<Nで外部給紙台21上に封筒用紙PEがなくなった状況では、一群の封筒用紙PEの一部が外部給紙台21に載置されずに残っている。表示部61に表示されたメッセージを確認したユーザは、残りの封筒用紙PEのうちの少なくとも一部の封筒用紙PEを外部給紙台21に載置する。
エラー通知後、ステップS12において、制御部18は、外部給紙台21に封筒用紙PEが載置されたか否かを判断する。制御部18は、用紙有無センサ26がオフからオンになると、外部給紙台21上に封筒用紙PEが載置されたと判断する。外部給紙台21に封筒用紙PEが載置されていないと判断した場合(ステップS12:NO)、制御部18は、ステップS12を繰り返す。
外部給紙台21に封筒用紙PEが載置されたと判断した場合(ステップS12:YES)、ステップS13において、制御部18は、印刷動作を再開させる。この後、制御部18は、ステップS7に戻る。
ステップS10において、C<Nではないと判断した場合(ステップS10:NO)、制御部18は、使用期限内に一群の封筒用紙PEのすべてを封書作製用の印刷に使用したと判定して、使用期限の管理を終了する。途中で停止した封書作製用の印刷動作の続きは、次回の一群の封筒用紙PEを用いて行われる。
ここで、前述のように、通紙カウント値CがNを超えることはないため、C<Nではない(ステップS10:NO)と判断されるのは、通紙カウント値Cが管理枚数Nに到達した(C=Nになった)場合である。
ステップS7において、封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷が終了したと判断した場合(ステップS7:YES)、制御部18は、図5のステップS1に戻り、C<Nであるか否かを判断する。C<Nであると判断した場合(ステップS1:YES)、制御部18は、ステップS2に進み、以降の処理を繰り返す。
C<Nではないと判断した場合(ステップS1:NO)、制御部18は、使用期限内に一群の封筒用紙PEのすべてを封書作製用の印刷に使用したと判定して、使用期限の管理を終了する。
ここで、封筒用紙PEの使用可能期間に対して、印刷ジョブに基づく印刷動作に要する時間は十分に短い。このため、封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷動作の途中で封筒用紙PEの使用期限の日時が到来したとしても、当該印刷動作の開始時点が使用期限内であれば、当該印刷動作が終了するまでの各封筒用紙PEの印刷部12への通紙は、使用期限内に行われたものとみなすものとする。
このため、開始時点が使用期限内であった封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷動作の終了時点において通紙カウント値Cが管理枚数Nに到達した場合は(ステップS2:NO)、使用期限内に一群の封筒用紙PEのすべてを封書作製用の印刷に使用したと判定される。同様に、開始時点が使用期限内であった封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷動作の途中において通紙カウント値Cが管理枚数Nに到達した場合も(ステップS10:NO)、使用期限内に一群の封筒用紙PEのすべてを封書作製用の印刷に使用したと判定される。
図6のステップS5において、外部給紙台21上に封筒用紙PEがないと判断した場合(ステップS5:NO)、ステップS14において、制御部18は、前述のステップS11と同様に、外部給紙台21の封筒用紙PEの用紙切れをユーザに通知するためのエラー通知を行う。
次いで、ステップS15において、制御部18は、外部給紙台21に封筒用紙PEが載置されたか否かを判断する。外部給紙台21に封筒用紙PEが載置されていないと判断した場合(ステップS15:NO)、制御部18は、ステップS15を繰り返す。外部給紙台21に封筒用紙PEが載置されたと判断した場合(ステップS15:YES)、制御部18は、ステップS6に進む。
図5のステップS4において、封筒用紙PEを用いる印刷のための印刷指示が、封書作製用の印刷ジョブに基づく印刷指示ではない、すなわち、事前印刷用の印刷ジョブに基づく印刷指示であると判断した場合(ステップS4:NO)、ステップS16において、制御部18は、前述した事前印刷の印刷動作を開始させる。この事前印刷の印刷動作では、印刷部12への封筒用紙PEの通紙枚数のカウントは行われない。
ここで、前述のように、事前印刷が行われる場合には、一群に属するすべての封筒用紙PE(窓付き封筒用紙PE2)に対する事前印刷が行われた後に、封書作製用の印刷が行われる。このため、事前印刷を行う際は、一群に属するすべての封筒用紙PEが外部給紙台21に一括で載置され、1つの事前印刷用の印刷ジョブで、一群に属するすべての封筒用紙PEに事前印刷が行われるものとする。
次いで、ステップS17において、制御部18は、事前印刷用の印刷ジョブに基づく印刷が終了したか否かを判断する。事前印刷用の印刷ジョブに基づく印刷が終了していないと判断した場合(ステップS17:NO)、制御部18は、ステップS18を繰り返す。
事前印刷用の印刷ジョブに基づく印刷が終了したと判断した場合(ステップS17:YES)、制御部18は、ステップS1に戻る。
ここで、事前印刷用の印刷ジョブに基づく印刷の終了時点では、通紙カウント値Cは0であるため、制御部18は、C<Nであると判断し(ステップS1:YES)、ステップS2へ進み、以降の処理を繰り返す。
ステップS3において、現在が一群の封筒用紙PEの使用期限内ではないと判断した場合(ステップS3:NO)、ステップS18において、制御部18は、使用期限を超過した封筒用紙PEがあると判定して、ユーザに警告を行う。
ここで、ステップS3で「NO」と判定されるのは、C<Nのまま一群の封筒用紙PEの使用期限が到来した場合である。この場合、使用期限になっても一群の封筒用紙PEのなかに印刷部12に通紙(給紙)されていない封筒用紙PEがあるため、制御部18は、使用期限を超過した封筒用紙PEがあると判定する。
そして、制御部18は、使用期限を超過した封筒用紙PEがあることをユーザに通知するとともに、使用期限を超過した封筒用紙PEに対する印刷を実行するか否かをユーザに選択させるための警告画面(図示せず)を表示部61に表示させる。
警告画面を確認したユーザは、入力部62に対して、印刷を実行するか否かを指示する操作を行う。
警告画面を表示させた後、ステップS19において、制御部18は、ユーザにより印刷指示がされたか否かを判断する。
印刷指示がされたと判断した場合(ステップS19:YES)、制御部18は、ステップS4に進み、以降の処理を繰り返す。印刷指示がされていないと判断した場合(ステップS19:NO)、使用期限の管理を終了する。この場合、外部給紙台21上に残っている使用期限を超過した封筒用紙PEはユーザにより取り除かれる。
上述のような使用期限の管理により、例えば、図7の最上段に示すように、使用期限までにそれぞれn1枚、n2枚、n3枚の封書作製用の印刷(通紙)が行われ、n1+n2+n3=Nの場合、使用期限内に一群の封筒用紙PEのすべてを使用したと判定される。
また、例えば、図7の中段に示すように、使用期限までにそれぞれn11枚、n12枚の封書作製用の印刷(通紙)が行われ、n11+n12<Nの場合、使用期限を超過した封筒用紙PEがあると判定され、警告が行われる。
また、例えば、図7の最下段に示すように、使用期限までにN枚の事前印刷と、それぞれn21枚、n22枚の封書作製用の印刷(通紙)とが行われ、n21+n22=Nの場合、使用期限内に一群の封筒用紙PEのすべてを使用したと判定される。
以上説明したように、印刷装置2では、制御部18は、一群の封筒用紙PEのうちの少なくとも一部が最初に外部給紙台21に載置されてからの封筒用紙PEの印刷部12への通紙枚数が使用期限内に管理枚数Nに到達しなかった場合、使用期限を超過した封筒用紙PEがあると判定する。このように、制御部18は、管理枚数Nと通紙枚数とを用いて、使用期限を超過した封筒用紙PEの有無を判定するので、封筒用紙PEの使用期限の管理の精度を向上できる。
また、制御部18は、封筒用紙PEの印刷部12への通紙が事前印刷のための通紙である場合には、通紙された封筒用紙PEの枚数は通紙枚数から除外する。これにより、封筒用紙PEに事前印刷を行う場合でも、封筒用紙PEの使用期限を高精度で管理できる。
また、印刷装置2では、封筒用紙PEの使用期限は、感圧接着剤77の使用期限に基づいて設定されている。これにより、封筒用紙PEから形成された封筒において、感圧接着剤77による接着が不十分なために接着部分がはがれてしまうことを低減できる。
なお、上述した実施の形態では、管理対象の印刷媒体が封筒用紙PEである場合について説明したが、他の種類の印刷媒体であってもよい。
また、上述した実施の形態では、インクジェット方式の印刷装置について説明したが、他の方式の印刷機構を有する印刷装置でもよい。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
印刷媒体が載置される給紙台と、
前記給紙台から給紙される印刷媒体に印刷する印刷部と、
一群の管理対象の印刷媒体の枚数である管理枚数および使用期限を記憶し、前記一群の管理対象の印刷媒体のうちの少なくとも一部が最初に前記給紙台に載置されてからの前記管理対象の印刷媒体の前記印刷部への通紙枚数が前記使用期限内に前記管理枚数に到達しなかった場合、前記使用期限を超過した印刷媒体があると判定する判定部と
を備えることを特徴とする印刷装置。
(付記2)
前記管理対象の印刷媒体は、封筒用紙であり、
前記判定部は、前記封筒用紙の前記印刷部への通紙が、封書作製のための封入封緘を伴わない印刷のための通紙である場合には、通紙された前記封筒用紙の枚数は前記通紙枚数から除外することを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
(付記3)
前記封筒用紙における使用期限は、前記封筒用紙に塗布された糊の使用期限に基づいて設定されていることを特徴とする付記2に記載の印刷装置。
(付記4)
前記管理対象の印刷媒体は、封筒用紙であり、
前記封筒用紙における使用期限は、前記封筒用紙に塗布された糊の使用期限に基づいて設定されていることを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
1 封書作製システム
2 印刷装置
3 封入封緘装置
11 給紙部
12 印刷部
13 第1排紙部
14 上面搬送部
15 第2排紙部
16 反転部
17 操作パネル
18 制御部
21 外部給紙台
22 外部給紙ローラ
23 内部給紙台
24 内部給紙ローラ
25 縦搬送ローラ
26 用紙有無センサ
31 レジストローラ
32 ベルトプラテン部
33 インクジェットヘッド部
61 表示部
62 入力部
PE 封筒用紙
PE1 窓なし封筒用紙
PE2 窓付き封筒用紙

Claims (4)

  1. 印刷媒体が載置される給紙台と、
    前記給紙台から給紙される印刷媒体に印刷する印刷部と、
    一群の管理対象の印刷媒体の枚数である管理枚数および使用期限を記憶し、前記一群の管理対象の印刷媒体のうちの少なくとも一部が最初に前記給紙台に載置されてからの前記管理対象の印刷媒体の前記印刷部への通紙枚数が前記使用期限内に前記管理枚数に到達しなかった場合、前記使用期限を超過した印刷媒体があると判定する判定部と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記管理対象の印刷媒体は、封筒用紙であり、
    前記判定部は、前記封筒用紙の前記印刷部への通紙が、封書作製のための封入封緘を伴わない印刷のための通紙である場合には、通紙された前記封筒用紙の枚数は前記通紙枚数から除外することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記封筒用紙における使用期限は、前記封筒用紙に塗布された糊の使用期限に基づいて設定されていることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記管理対象の印刷媒体は、封筒用紙であり、
    前記封筒用紙における使用期限は、前記封筒用紙に塗布された糊の使用期限に基づいて設定されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
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