JP5612415B2 - 封書作成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、封筒又は封筒となる用紙と内容物の用紙に印刷を施し、封筒に内容物を封入して封緘する作業を自動的に行なうことができる封書作成装置に係り、特に工程中にジャムが発生した後に工程を再開した場合においても、必要な封書の作成に漏れがなく、また封筒の宛先と内容物が正確に対応しており誤封入が発生しにくいリカバリ処理を行なうことができる封書作成装置に関するものである。
企業の営業部門や小売業者等がDM(ダイレクトメール)の製作を行なう場合に利用する装置の選択肢としては、まず封筒及び内容物の印刷から封入封緘までを連続的に自動処理する一貫処理方式の封書作成装置がある。また、封筒及び内容物の印刷は別途行い、印刷後の封筒及び内容物をそれぞれセットして封入封緘を行なう装置も知られており、下記特許文献1に記載されている自動封入封緘装置はその一例である。特許文献1の自動封入封緘装置は、封筒供給部と、封筒供給部が一枚出しした封筒の開口を開封する開封部と、同封物をローラ繰り出し手段によって挿入ライン上に繰り出す同封物供給部と、挿入ライン上の同封物を開封された封筒内に挿入する挿入部と、同封物が挿入された封筒のフラップを封緘する封緘部と、封緘された封書を取り出す取り出し部とを備えており、装置に積載した封筒に内容物を挿入して封書を自動作成することができる。
特開平3−151300公報
前述したような一貫処理方式の封書作成装置や、特許文献1記載のような印刷済みの封筒・内容物を用いる自動封入封緘装置では、装置稼働中にジャムが発生して装置が停止した場合、その復旧・再開時に問題が発生することがあった。
印刷から封入封緘までを連続的に一貫処理する封書作成装置では、正常稼働時に誤封入が発生する可能性は低いが、ジャム発生時のように、復旧乃至リカバリ処理において人手が介入する場合に誤封入が発生することが多い。仮に、利用者のリカバリ手順を厳密に規定してあった場合でも、その手順が複雑では正確に実行され得ず、結局誤封入の発生を避けることができない。
また特許文献1のような自動封入封緘装置では、例えばDMを作成中にジャムが発生した場合には、装置内に滞留している用紙等を取り除いた後、ジャム発生で中断した封書の内容物を最初の頁から再印刷する再開手法が従来より採用されている。しかしながら、封入する用紙の印刷内容が宛先毎に異なる1to1ダイレクトメールを作成するような場合において、予め宛先等を印刷した封筒を装置にセットして封入封緘を行なう利用形態では、ジャム後の再開処理において封筒の宛先と内容物の組み合わせが一致しない誤封入が発生する可能性がある。
本発明は、以上説明したような課題に鑑みてなされたものであり、封筒と内容物の用紙に印刷を施し、封筒に内容物を封入封緘する作業を自動的に行なう封書作成装置において、特に工程中にジャムが発生した後に工程を再開した場合においても、必要な封書の作成に漏れがなく、また封筒の宛先と内容物が正確に対応しており誤封入が発生しにくいリカバリ処理を行なうことができるため、特に1to1ダイレクトメールの作成等に適した封書作成装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された封書作成装置は、
作成すべき封書ごとに封筒及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、前記印刷部で印刷された前記封筒を搬送する第1の搬送経路と、前記印刷部で印刷された前記内容物を搬送する第2の搬送経路と、前記第1の経路と前記第2の経路が合流する位置に配置され、前記封筒に前記内容物を封入した後に封緘する封入封緘部とを有する封書作成装置において、
ジャムの発生により封書の作成が中断した後に、装置中に滞留している内容物及び封筒が全て取り除かれたことを条件として、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かに応じて印刷の制御を行い、
作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、作成が中断した封書の内容物を始めから作成して封入封緘することなく排出し、
作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていない場合には、作成が中断した封書の作成を始めから再開するように制御する制御手段を有することを特徴としている。
請求項2に記載された封書作成装置は、
作成すべき封書ごとに封筒及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、前記印刷部で印刷された前記封筒を搬送する第1の搬送経路と、前記印刷部で印刷された前記内容物を搬送する第2の搬送経路と、前記第1の経路と前記第2の経路が合流する位置に配置され、前記封筒に前記内容物を封入した後に封緘する封入封緘部とを有する封書作成装置において、
ジャムの発生により封書の作成が中断した後に、装置中に滞留している内容物及び封筒が全て取り除かれたことを条件として、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否か及びユーザが選択した印刷モードに応じて印刷の制御を行なう制御手段を有することを特徴としている。
請求項3に記載された封書作成装置は、請求項2記載の封書作成装置において、
前記印刷モードが機密優先モードであり、
作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、作成が中断した封書の内容物の残り頁を作成してそのまま排出し、
作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には、作成が中断した封書の内容物の残り頁及び封筒を作成してそのまま排出するように、前記制御手段が制御を行うことを特徴としている。
請求項4に記載された封書作成装置は、請求項2記載の封書作成装置において、
前記印刷モードが誤封入防止優先モードであり、
作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、中断した封書の内容物を1枚目から作成してそのまま排出し、
作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には、作成が中断した封書の作成を始めから再開するように、前記制御手段が制御することを特徴としている。
請求項5に記載された封書作成装置は、請求項2記載の封書作成装置において、
前記印刷モードが速度優先モードであり、
作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かに関わらず、作成が中断した封書の作成を始めから再開するように、前記制御手段が制御することを特徴としている。
なお、本発明では、封筒は、既成の封筒でもよいし、既成の用紙を折って作成してもよい。また内容物となる用紙は必ずしも折って封筒に封入する必要はなく、印刷された用紙の外形のままで封筒に封入してもよい。さらに、本発明が適用される封書の種類には、特定の宛先の封筒と、その内容物とが一対一で対応している所謂1to1ダイレクトメールはもちろん、これ以外の封書も含まれる。
本発明の封書作成装置によれば、封筒と内容物に印刷を施す共通の印刷部が、作成すべき封書ごとに封筒と内容物を交互に印刷して排出する。そして、印刷された封筒を専用の第1の搬送経路で搬送し、印刷された内容物を専用の第2の搬送経路で搬送し、両搬送経路が合流する位置に設けられた封入封緘部によって、封筒と内容物をミスなく組み合わせて封入封緘し、封書を作成することができる。従って、内容物が封筒毎に異なる1to1ダイレクトメールの作成等に適しており、封筒及び内容物の印刷から封入封緘までを全自動でミスなく確実に実行することができるという効果が得られる。
特に請求項1に記載された封書作成装置によれば、上記本発明の効果において、装置の稼働中にジャムが発生して封書の作成が中断した場合には、装置中に滞留している用紙及び封筒を全て取り除いた後に、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されたか否かの判断に応じて、最適な選択で封書作成作業を続行することができる。すなわち、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、作成が中断した封書の内容物を始めから作成して封入封緘することなく排出するので、取り除いた封筒に手作業で封入封緘することができる。また、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていない場合には、作成が中断した封書の作成を始めから再開することができる。
請求項2に記載された封書作成装置によれば、上記本発明の効果において、ジャムの発生により封書の作成が中断した場合に、装置中に滞留している用紙及び封筒を全て取り除いた後に、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かの判断とユーザが選択した印刷モードに応じて、印刷の制御を行なうことができるので、中断した作業の再開に当ってユーザが重視している事項を優先した最適な選択で封書作成作業を続行することができる。
請求項3に記載された封書作成装置によれば、印刷モードを機密優先モードに設定しているので、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、中断した封書の内容物の残り頁を作成してそのまま排出する。従って、ユーザは、排出された内容物の残り頁と取り除かれた内容物を、取り除かれた封筒に手作業で封入して封緘することができる。また、作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には、作成が中断した封書の内容物の残り頁及び封筒を作成してそのまま排出する。従って、ユーザは、排出された内容物の残り頁と取り除かれた内容物を、取り除かれた封筒に手作業で封入して封緘することができる。このように、封書の作成が中断した場合であっても、装置から取り除かれた内容物や封書等を廃棄せずに利用するため、破棄する用紙が少なくて済み、環境に優しい。また内容物や封筒等の印刷内容から個人情報等の機密が漏れる可能性が少なくなるため、セキュリティの性能にも優れている。
請求項4に記載された封書作成装置によれば、印刷モードを誤封入防止優先モードに設定しているので、ジャム発生時、作成が中断した封書が装置に供給されていた場合には、中断した封書の内容物を1枚目から再度作成してそのまま排出する。従って、ユーザは、この内容物を取り除かれた封筒に手作業で封入封緘することができる。また、作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には、中断した封書の作成を始めから再開する。従って、特に1to1ダイレクトメールの作成中にジャムが発生した場合には、封筒が印刷されている場合に、ユーザが封入封緘作業を行なうことで機密性を維持することができる。さらに、上述した機密優先モードのように、排出された内容物の残り頁と取り除かれた内容物を合わせて、取り除かれた封筒に手作業で封入封緘するといった煩雑な作業をユーザに行なわせることがないので、機密優先モードに比べて誤封入防止の効果が高く、封筒の宛先と内容物のより正確な対応が期待できる。
請求項5に記載された封書作成装置によれば、印刷モードを速度優先モードに設定しているので、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かに関わらず、中断した封書の作成を始めから再開する。従って、特に1to1ダイレクトメール以外の封書、例えば封筒と内容物に特定の対応関係がないような封書の作成中にジャムが発生した場合において、ジャム用紙・封筒を破棄してユーザに封緘作業をさせることなく作業を再開するので、速やかなリカバリ処理によってジャム後に長い時間を浪費することなくスピード重視で封書作成作業を再開することができる。
第1実施形態に係る封書作成装置の構造と、同装置における封筒の流れを矢印で示した模式的断面図である。 第1実施形態に係る封書作成装置の構造と、同装置における内容物の流れを矢印で示した模式的断面図である。 第1実施形態に係る封書作成装置の構造と、同装置における封緘作業と封緘後の封筒の排出工程を示した模式的断面図である。 第1実施形態の封書作成装置における封書作成手順を示す流れ図である。 第1実施形態の封書作成装置における封書作成手順において、1to1モードのエラーリカバリ制御を示す流れ図である。 第1実施形態の封書作成装置における封書作成手順において、速度優先モードのエラーリカバリ制御を示す流れ図である。 第1実施形態の封書作成装置における封書作成手順において、機密モードのエラーリカバリ制御を示す流れ図である。 第2実施形態に係る封書作成装置の構造と、同装置における封筒作製の流れを矢印で示した模式的断面図である。 第2実施形態に係る封書作成装置の構造と、同装置における内容物の流れを矢印で示した模式的断面図である。 第2実施形態に係る封書作成装置の構造と、同装置における封入封緘作業と封緘後の封筒の排出工程を示した模式的断面図である。
以下に説明する実施形態は、作製すべき封書ごとに、既成の封筒又は折りによって封筒となる用紙と、内容物となる用紙を、時間的な効率が良い順序で連続的に印刷し、それぞれ異なる搬送経路で搬送しながら必要な折りを加えた後、合流させて封筒に内容物を封入し、最終的に封筒のフラップを閉じて封緘された封書として排出する封書作製装置を機構上の前提としている。
そして、本実施形態は、このような封書作成装置において、ジャムが発生して装置が停止した後、装置内部から用紙等を取り除いて装置を再始動させる際に、必要な封書の作成に漏れがなく、また封筒の宛先と内容物が正確に対応するため誤封入が発生しにくいエラーリカバリ制御を行なうことを特徴としている。
以下に説明する実施形態では、第1実施形態として既成の封筒を使用する場合を示し、第2実施形態として用紙を折って封筒を作製し、これを使用する場合を示す。
1.第1実施形態(図1〜図6)
(1)本封書作成装置の機構及び封書作成動作について(図1〜図3)
第1実施形態の封書作成装置の機構と封書作成動作について図1〜図3を参照して説明する。
第1実施形態の封書作製装置1は、作製すべき封書ごとに、すでに袋状に成形されている封筒(例えば既製品の封筒等)と、内容物となる0枚以上の用紙とに、共通の印刷部2により適当な順序で必要な印刷を施し、それぞれ別系統の搬送経路で搬送しながら、内容物が存在する場合には当該搬送経路で必要な折りを施し、最終的に両者を封入封緘手段で合流させ、内容物を封筒に封入・封緘して装置の上部に揃えて排出する。
この封書作製装置1は、封筒及び内容物となる用紙を印刷して排出する印刷部2を備えている。この印刷部2は、装置の各部を収納する筐体4の内部又は側面等に、複数種類の被印刷体(枚葉状の用紙や封筒)を収納可能な複数の給紙台P(P1〜P4)を備えている。本例では、筐体の側面に取り付けられた給紙台P1に封筒が収納され、筐体の内部に設けられた給紙台P2〜P4に内容物となる枚葉状の用紙が収納されている。
これら給紙台Pから出た用紙等は、導入路からループ状の搬送路5に送り込まれて搬送され、搬送路の下半部に沿って下向きに所定間隔で配置された印刷手段によって画像が形成される。本例では、印刷手段として、シアン、ブラック、マゼンタ、イエローの各色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェット装置C、K、M、Yが配置されている。
このループ状の搬送路5には、印刷手段の下流の隣部に、ほぼ水平な方向で用紙をループ外に排出する第1の排出路6が分岐して設けられている。また、ループ状の搬送路5の上半部には、用紙をループ外に排出する第2の排出路7が分岐して設けられている。さらに、第2の排出路7と給紙台Pからの導入路との間にはスイッチバック路8が分岐して設けられている。このスイッチバック路8は、搬送路5を搬送されてきた用紙を受け入れた後に逆行させて搬送路5に戻すことにより、搬送路5中における用紙の上下を反転させる手段である。このスイッチバック路8を用い、用紙の上下面を逆転させて搬送路5を2回通過させれば、インクジェット装置C、K、M、Yで用紙の上下両面にカラー画像を形成するカラー両面印刷を行なうことができる。
印刷部2の隣部には、印刷部2の第1の排出路6から送られた封筒や用紙を受け入れて処理し、当該封筒に当該用紙を封入して封緘するための封入封緘部3が設けられている。
封入封緘部3の筐体9の内部には、印刷部2で印刷された封筒を搬送する第1の搬送経路10が設けられている。この第1の搬送経路10は、印刷部2の第1の排出路6から水平方向に送られてきた封筒を搬送方向に沿って斜め上方に送る一方の経路11と、この経路11と略平行な斜め姿勢で筐体9の上面に設けられ、経路11から送られた封筒を一時的に貯留する封筒ストッカ12と、封筒ストッカ12から封筒を筐体9内に取り込み、斜め下方に送る他方の経路13とを有している。
なお、この他方の経路13の終端には、封筒反転手段50と、封入封緘手段としての封筒開封封入手段60及び封緘手段70が設けられているが、これらの構成及び作用は後述する。
封入封緘部3の筐体9の内部には、印刷部2で印刷された用紙を搬送する第2の搬送経路20が設けられている。この第2の搬送経路20は、第1の搬送経路10よりも下方にあり、印刷部2の第1の排出路6から水平方向に送られた用紙を斜め下方に送る一方の経路21を有している。
この経路21の中途には、用紙搬送ローラ22と、開閉自在なゲートである整合部23が設けられており、搬送した用紙を、経路21を閉止した整合部23に留めることにより、用紙を経路21内で重ねて貯留することができるようになっている。また、この経路21の終端には、用紙を折り畳むための折り手段が設けられている。この折り手段には、回動自在な中央の主折りローラAが設けられ、さらに、第1折りローラB、第2折りローラC及び1つの用紙搬送ローラDが主折りローラAにそれぞれ回動自在に接触して設けられている。さらに、図示はしないが、主折りローラAと搬送ローラDによる搬送方向の先方位置には、搬送された用紙の先端が突き当たる突き当て部材が設けられており、突き当たった用紙を撓ませて主折りローラAと折りローラBの間に用紙の撓み部を導いて用紙を折ることができるようになっている。また、同様に主折りローラAと折りローラBによる搬送方向の先方位置にも突き当て部材があり、突き当たった用紙を撓ませて主折りローラAと折りローラCの間に用紙の撓み部を導いて用紙を折ることができるようになっている。従って、これら折り手段によれば、用紙を2回以上の折ることができる。
封入封緘部3の筐体9の内部において、前記第2の搬送経路20は、折り手段で折られた用紙30を前記経路21と略直交する斜め上方に連続して搬送する他方の経路26を有している。この他方の経路26は、封筒を斜め下方に送る前述した第1の搬送経路10の他方の経路13よりも下方の位置にあり、封筒反転手段50と、封入封緘手段の一部を構成する封筒開封封入手段60において第1の搬送経路10の経路13と合流している。
封筒反転手段50は、用紙搬送ローラaと、これを中心に配置された用紙搬送ローラb及びgと、下方及び斜め上方に延設された2つの経路27,28とによって構成されている。第1の搬送経路10の他方の経路13から送られた封筒40は、フラップFが下方かつ左側となる姿勢で用紙搬送ローラa及びgの間に入り、挟持搬送されて下方の経路27に送られる。さらに、この封筒40は、用紙搬送ローラa及びbに挟持されて斜め上方の経路28に送られ、フラップFが上側かつ左側となる姿勢で後述する封筒開封封入手段60に送り込まれる。
封筒開封封入手段60は、前述した用紙搬送ローラa,bと、これらの用紙搬送ローラa,bから斜め上方に延設された経路28と、水平な経路29と、水平な経路29に沿って封筒及び用紙30を正逆両方向に搬送する用紙搬送ローラcと、用紙30が封入された封筒を搬出する用紙搬送ローラdと、封筒のフラップを開く往復揺動可能な開封爪41とを有している。
図1に示すように、封筒反転手段50で姿勢を反転された封筒40は、用紙搬送ローラa、bによって搬入され、さらに正転する用紙搬送ローラcによって水平な経路29に沿って封筒開封封入手段60に送り込まれる。そして開封爪41が開封位置に移動して封筒40のフラップを開く。そして図2に示すように、第2の搬送経路20に沿って搬送されてきた折り畳まれた1枚又は複数枚の用紙30が、用紙搬送ローラa乃至cによって封筒40内に送り込まれ、封入が完了する。図3に示すように、開封爪41は待機位置戻り、逆転する用紙搬送ローラcと用紙搬送ローラdの回転により封筒40を移動して後段に送り出す。
図3に示すように、用紙搬送ローラdから送り出された封筒40等は、斜め上前方に向けて傾斜して配置された経路42を通って封緘手段70に送り込まれる。この経路42は第1の搬送経路10の斜め下方に向けられた他方の経路13の上方にあり、これと略平行に配置されている。この経路42の上方には、封緘手段70を構成する一対の用紙搬送ローラe及びfが設けられている。
経路42に沿って送られた封筒40は、経路42の終端に突き当たり、フラップの折り目43が折れて用紙搬送ローラe及びfの間に入る。これと同時に用紙搬送ローラe及びfを駆動すれば、封筒40はフラップが閉じられた状態になって筐体9の上面側に送り出される。
筐体9の上面には、前述した封筒ストッカ12の後方に、封筒ストッカ12と略平行に排出ストッカ44が設置されており、用紙30が封入封緘された封筒40(すなわち完成した封書45)が順次送り出された場合、これらを受け入れることができるようになっている。これらの封書45は、排出ストッカ44上に整然と並んで重ねられた状態で順次斜め上方に移動していく。
図1に示すように、本実施形態の封書作製装置1は、以上説明した印刷部2及び封入封緘部3の各機構を制御するための制御手段100を備えている。制御手段100が印刷部2及び封入封緘部3を制御して行なう封筒作成の具体的な手順等については後述する。なお、図示の例では、制御手段100は印刷部2内に配置されているが、封入封緘部3内に配置してもよいし、印刷部2及び封入封緘部3の外部に別体として配置してもよい。
次に、以上説明した本実施形態の封書作製装置1において、既成の封筒40に宛て名等を印刷し、さらに複数枚の用紙30に必要な印刷を施して折り畳み、用紙30を封筒40に封入封緘する全体の手順について通して説明する。この一連の作業は、ユーザが指定した作業条件等に従って制御手段100が印刷部2及び封入封緘部3を統括して制御することにより実行される。
図1に示すように、印刷部2では、給紙台P1から封筒40が送り出され、ループ状の搬送路5を1周する間にインクジェット装置C、K、M、Yで封筒40の両面が印刷される。両面印刷でなく、片面印刷を選択することもできる。この封筒40は封入封緘部3に入り、第1の搬送経路10の一方の経路11から一旦封筒スタッカ12に入り、さらに他方の経路13から封筒反転手段50に入って姿勢を反転させ、封筒開封封入手段60に送り込まれる。封筒40は開封爪41でフラップが開かれて開口が開いた状態で待機する。
図2に示すように、封筒40に続き、定められた一定乃間隔を空けて用紙30が給紙台P2乃至P4の何れかからループ状の搬送路5に送り込まれ、この搬送路を1周する間にインクジェット装置C、K、M、Yで用紙30の両面が印刷される。両面印刷でなく、片面印刷を選択することもできる。用紙30は必要枚数が溜まるまで第2の搬経経路20の整合部23に貯留され、必要枚数が揃ったところで整合部23が開いて折り手段に送り込まれる。折り手段で所望の状態に折り畳まれた用紙30は、封筒反転手段50を通過して封筒開封封入手段60に送り込まれる。すなわち、折り畳まれた複数枚の用紙30が封筒40内に封入される。
用紙30が封入された封筒40は封緘手段70に送り出され、用紙搬送ローラe及びfを通過することでフラップFが閉じられ、完成した封書45として排出ストッカ44に排出される。
本実施形態の封書作成装置によれば、封筒40及び内容物の用紙30に印刷を施す共通の印刷部2が、作成すべき封書45ごとに封筒40と用紙30を交互に印刷して排出し、印刷された封筒40を専用の第1の搬送経路10で搬送し、印刷された用紙30を専用の第2の搬送経路20で搬送し、両搬送経路10,20の終端が交差する位置に設けた封筒開封封入手段60で用紙30を封筒40に封入するので、内容物と封筒40の組み合わせ違いが生じにくい。従って、内容物が封筒毎に異なる1to1ダイレクトメールの作成等に適しており、特に既成の封筒を用いた封書の作成において、封筒及び内容物の印刷から封入封緘までを全自動でミスなく確実に実行することができる。
また、この実施形態では、封筒40を印刷部2の給紙台P1にセットして印刷後に封入封緘部3に送り込んだが、既に印刷済みの封筒40であれば、所定の順序で重ね、封筒ストッカ12に設置して供給するようにしてもよい。また、封筒40を印刷部2の給紙台P1にセットして印刷後に封入封緘部3に送り込む場合において、実施形態では一旦封筒40を封筒ストッカ12に排出してから、再度第1の搬送経路10の経路13に戻すようにしていたが、この場合には最初の経路11を介さずに印刷部2から他方の経路13に直接封筒40を送り込む構成としてもよい。
また、この実施形態の封入封緘部3では、封筒40を搬送する第1の搬送経路10が、筐体9内の中央上部で斜め下方に向けて配置された経路13を有しており、その下方において、用紙30を搬送する第2の搬送経路20が、第1の搬送経路10に略平行となるように斜め下方に向いた経路21と、これと略直交して斜め上方に向いた経路26とで構成されており、両搬送経路10,20の終端が封筒反転手段50及び封筒開封封入手段60で合流している。そして、さらに封筒開封封入手段60から封緘部70に至る経路42は第1の搬送経路10の上方で、これと略平行となるように斜め上方に向けて配置されている。このように、多くの搬送経路が筺体9内の空間を有効に利用して最小限の隙間で効率的に構築されており、封筒40と用紙30を別系統として封入間違いを起きにくくした精妙な構造であるにも関わらず、全体として非常にコンパクトな構成となっている。また、以上のような搬送経路の構成の帰結として、作成された封書45は、取り出しやすい筺体9の上面に斜めに設けられた排出ストッカ44に整列して押し出されてくるので、まとめて取り出す際の取り扱いが便利である。
(2)本封書作成装置における封書作成制御とエラーリカバリ制御について(図4〜図6)
本封書作成装置では、ジャムが発生して装置が停止した後、装置内部に滞留している用紙等を取り除いて装置を再始動させる際に、再開に際して優先すべき条件に応じたエラーリカバリ制御を行なうことができる。本実施形態では優先すべき条件は3つあり、これらに対応した複数のエラーリカバリ制御モードの中から必要なモードを予め選択・設定することができる。
上記エラーリカバリ制御モードとしては、1to1ダイレクトメールの作成において再始動時に誤封入が発生しにくい「誤封入防止優先」モードと、直ちに封書作成を再開できる「速度優先」モードと、中断時に装置から取り除いた封筒や内容物から機密が洩れるのを防止する「機密優先」モードがある。
なお、操作者に対するモード選択等の各種要求及びこれに対応して操作者が行う選択・設定操作等は、本装置が有する図示しない操作パネルの表示及びスイッチ等を用いて行なうことができる。また、封書作成制御と各エラーリカバリ制御は本装置1の制御手段100によって行なわれるが、その内容は以下の説明及び参照する流れ図に示す通りである。
図4は、本封書作成装置の制御手段100における封書作成手順の基本的な制御手順を示す流れ図である。装置の電源をONにすると(S1)、「誤封入防止優先」モードと、「速度優先」モードと、「機密優先」モードの何れかを選択するように要求される(S2)。所望のモードを選択した後、封書作成をスタートすると(S3、YES)、先に図1〜図3を参照して説明したような封書作成動作が行なわれるが、その封書作成動作の途中でジャムが発生しなければ(S4、NO)、指定した封書作成枚数が完了するまで作成動作が継続し(S5、NO)、指定した封書作成枚数が完了したところで(S5、YES)、封書作成工程が完了する(S6)。
封書作成動作の途中でジャムが発生した場合には(S4、YES)、用紙の印刷、折り等の加工処理を中断し(S7)、筐体のカバーを開いて装置内に滞留しているすべての用紙及び封筒を取り除くように表示パネルにより利用者に要求する(S8)。滞留用紙等が全て装置内から取り除かれた場合には(S9、YES)、S2において選択・設定したモードに対応するエラーリカバリ制御が行なわれる(S10)。「誤封入防止優先」モードが設定されている場合には、図5に示す(A)のルーティンに移行し、「速度優先」モードが設定されている場合には、図6に示す(B)のルーティンに移行し、「機密優先」モードが設定されている場合には、図7に示す(C)のルーティンに移行する。
図5に示すように、「誤封入防止優先」モードが設定されている場合には、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かが判断される(S11)。供給されていた場合には(S11、YES)、中断した宛先の封書の内容物を1頁目から再度印刷し、必要な折りを加えて作成し、再処理トレーに排出する(S12)。再処理トレーは図1中に示す排出ストッカ44で代替できるが、用紙搬送ローラa,b等で封筒開封封入手段60に搬入された用紙をそのまま筺体9の外に排出し、筺体の外側に設けた再処理トレーに排出できるようにしてもよい。再処理トレーに排出された内容物の用紙は、ジャム解除時に装置内から取り除かれた封筒に手作業で封入封緘する。以降の封書の作成は自動的な封入封緘工程で行う(S13)。
またジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には(S11、NO)、中断した宛先の封書の作成動作を始めから行なう(S14)。すなわち、中断した宛先の封書の内容物を1頁目から再度印刷し、必要な折りを加え、封筒も供給して印刷、搬送し、封入封緘して排出ストッカ44に排出する(S14)。
この「誤封入防止優先」モードによれば、1to1ダイレクトメールの作成中にジャムが発生した場合においても、封筒の宛先と内容物が正確に対応しており誤封入のないリカバリ処理を行なうことができる。
図6に示すように、「速度優先」モードが設定されている場合には、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かに関わらず、中断した封書の作成を自動的な封入封緘工程で行う。すなわち、中断した宛先の封書の内容物を1頁目から再度印刷し、必要な折りを加え、封筒も供給して印刷、搬送し、封入封緘して排出ストッカ44に排出する(S21)。
この「速度優先」モードによれば、1to1ダイレクトメール以外の封書、例えば封筒と内容物に特定の対応関係がないような封書の作成中にジャムが発生した場合において、速やかなリカバリ処理によってジャム後に長い時間を要することなく封書作成作業を再開することができる。
図7に示すように、「機密優先」モードが設定されている場合には、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かが判断される(S31)。供給されていた場合には(S31、YES)、中断した宛先の封書の内容物の残り頁から印刷を再開し、必要な折りを加え、再処理トレーに排出する(S32)。再処理トレーに排出された内容物の用紙は、ジャム解除時に装置内から取り除いた内容物の用紙とともに、ジャム解除時に装置内から取り除いた封筒に手作業で封入封緘する。
供給されていない場合には(S31、NO)、中断した宛先の封書の内容物の残り頁から印刷を再開し、必要な折りを加え、再処理トレーに排出する(S34)。次に、給紙台P1または封筒ストッカ12から封筒1部を装置内に供給して必要な印刷を行い、再処理トレーに排出する(S35)。再処理トレーに排出された内容物の用紙は、ジャム解除時に装置内から取り除いた内容物の用紙とともに、再処理トレーに排出された封筒に手作業で封入封緘する。以降の封書の作成は自動的な封入封緘工程で行う(S33)。
この「機密優先」モードによれば、封書の作成が中断した場合であっても、装置から取り除いた内容物や封筒を廃棄せずに利用するので、内容物や封筒の印刷内容から個人情報等の機密が漏れることが確実に防止される。また用紙等の無駄を極力無くすことができるので経済的である。
以上説明したように、本実施形態の封書作成装置では、3つのエラーリカバリ制御モードから目的に応じて最適又は必要なモードを選択できる。各モードの特徴は上述した通りであるが、作成すべき封書の種類に応じて選択すれば、次のようになる。封書としては、内容物が宛先によって異なる1to1ダイレクトメールと、1to1ダイレクトメール以外の封書が想定できる。1to1ダイレクトメール以外の封書としては、宛て名を印刷しない窓付き封筒と、宛て名も内容も印刷した内容物との組み合わせ、また宛て名を印刷した封筒と、すべての封筒について同一の内容物との組み合わせ、さらに宛て名を印刷しない窓付き封筒と、すべての封筒について同一の内容物との組み合わせ等が想定できる。
1to1ダイレクトメールについては、図5に示した「誤封入防止優先」モードと、図7に示した「機密優先」モードが適している。1to1ダイレクトメール以外の封書については、図6に示した「速度優先」モードと、図7に示した「機密優先」モードが適している。
2.第2実施形態(図8〜図10)
(1)本封書作成装置の機構及び封書作成動作について(図8〜図10)
図8〜図10に示す第2実施形態の封書作製装置1’は、作製すべき封書ごとに処理を行なう。すなわち、折り畳んで封筒40となる用紙30と、内容物となる用紙30に対し、共通の印刷部2を用いて適当な順序で必要な印刷を施す。そして、それぞれ別系統の搬送経路で搬送しながら、封筒40となるべき用紙30については、封筒40の形態となるように用紙30を折るとともに、内容物に必要な折りを施す。そして、最終的に両者を封入封緘手段で合流させ、内容物を封筒40に封入・封緘して装置の上部に完成した封書として揃えて排出する。
本実施形態では、印刷部2と、封入封緘部3’に設けられて内容物としての用紙30を搬送する第2の搬送経路20と、内容物の用紙30を折り畳む折り手段(折りローラA〜C及び用紙搬送ローラD等)の構成は、第1実施形態におけるものと同一である。そこで、第1実施形態と同一乃至同等の構成部分については、図中に第1実施形態と同一の符号を付すとともに、第1実施形態の記載を援用して説明の繰返しを可及的に避け、必要な説明においては第1実施形態と同一の符号を用いるものとする。以下、封筒40となる用紙30を搬送する第1の搬送経路10’と、封筒40となる用紙30の折り手段と、さらに封筒40となる用紙30に内容物の用紙30を整合させて封書を作成する封入封緘手段の構成と、全体の作用について、図8乃至10を参照して説明する。
封書作製装置1’では、印刷部2の第1の排出路6が水平に延設されて、隣にある封入封緘部3’の筐体9内に導入されている。筐体9内では、この排出路6から、第2の搬送経路20が斜め下方に分岐しており、そのさらに下流は第1の搬送経路10’の一方の経路11’となって斜め下方に延設されている。この第1の搬送経路10’の一方の経路11’は、第2の搬送経路20の一方の経路21と略平行に配置されている。第1の搬送経路10’の一方の経路11’は封筒40となる用紙30を折り手段に搬送する案内路であり、前述したように、第2の搬送経路20の一方の経路21は内容物の用紙30を折り手段に搬送する案内路であり、第1及び第2の搬送経路10’,20の切り替えは、第2の搬送経路20の分岐点に設けられた図示しない切り替えフラップで行なう。
第1の搬送経路10’の一方の経路11’の終端には、用紙30を折って封筒40の形態を作製するための折り手段が設けられている。この折り手段には、回動自在の主折りローラA’と、これに接して回動する用紙搬送ローラD’及び第1折りローラB’が設けられている。
第1の搬送経路10’の折り手段の主折りローラA’と第1折りローラB’の間からは、第1の搬送経路10’の他方の経路13’が、上方に凸の形状に湾曲して水平方向に延設されており、その終端には封入封緘手段の一部を構成する封入手段が設けられている。
封入手段には、回動自在の主折りローラA”と、これに接して回動する用紙搬送ローラD”及び第1及び第2折りローラB”,C”が設けられている。また、主折りローラA”の下方には、主折りローラA”と用紙搬送ローラD”から出た用紙30を下方に導く待機経路46が設けられている。
封筒40となる用紙30は、必要に応じて前記折り手段において、封入前段の折りが実行され、内容物を受け入れるために封入手段である主折りローラA”等に送られる。この一部が折られただけの未完成の封筒は、内容物の用紙30との整合及びその後の折りによる成形を受けるために待機経路46で待機する。
また、前記第2の搬送経路20の他方の経路26の終端が、前記封入手段の主折りローラA”と第1折りローラB”の間に接続されている。第2の搬送経路20において、折り手段(主折りローラA等)で適宜に折り畳まれた内容物の用紙30は、他方の経路26を経て封入手段の主折りローラA”等に送られ、待機経路46で待機している未完成の封筒40’に整合される。未完成の封筒40’と内容物の用紙30は、主折りローラA”と第1及び第2ローラB”,C”による折り成形によって、封筒40内に用紙30が封入された状態に成形される。
封入手段の主折りローラA”と第2折りローラC”の間から、斜め上前方に向けて傾斜して経路47が配置されている。この経路47は、第1の搬送経路10’の一方の経路11’や、第2の搬送経路20の一方の経路21と略平行となっている。この経路47の中途には、封入封緘手段の一部を構成する封緘手段としての封緘ローラ80が設けられている。この封緘ローラ80は、封入手段で内容物が封入された封筒40の周囲を貼り合わせ、封筒40の封緘を行なう。
封緘ローラ80で封緘された封筒40は、筐体9の上面に設けられた排出トレイ48に排出され、順次積み上げられて取り出しを待つ。
次に、以上説明した本実施形態の封書作製装置1’において、封筒40となる用紙30に宛て名等を印刷し、さらに複数枚の用紙30に必要な印刷を施して折り畳み、用紙30を折り畳んで成形した封筒40に用紙30を封入封緘する全体の手順について通して説明する。
図8に示すように、印刷部2では、折りによって封筒40を成形するための用紙30が、給紙台P1から送り出される。本実施形態では、封筒40の用紙30は印刷部2の給紙台P1からP4のいずれにあっても良い。この用紙30は、ループ状の搬送路5を1周する間にインクジェット装置C、K、M、Yで両面に印刷される。両面印刷でなく片面印刷を選択することもできる。一般に封筒40の外面となる面には宛て名等が印刷され、封筒40の内面となる面には、封入される内容物の印刷内容とともに、宛先に送られるべき何らかの情報が必要に応じて印刷される。封筒40の内面に印刷された情報は、受取人が封筒40を切り開くことによって読むことができる。
封筒40となる用紙30は、図示しない切り替えフラップの切り替えにより、第1の搬送経路10’の一方の経路11’から折り手段に送られる。用紙30は、主折りローラA’と用紙搬送ローラD’によって先方に送られ、図示しない突き当て部材に突き当って撓み、撓んだ部分から主折りローラA’と第1折りローラB’の間に入り、さらに挟持搬送されて通紙方向先端部の一部に折り目がつけられる。図8中に装置外に引き出して装置と重ねないように図示したが、一部が折られた未完成の封筒40’は、封入手段の主折りローラA”と用紙搬送ローラD”に搬送されて待機経路46に送られ、下端の折り部を第2の搬送経路20側に向けた姿勢で同位置において待機する。
図9に示すように、封筒40となる用紙30に続き、定められた一定の間隔を空けて内容物として必要な用紙30が給紙台P2乃至P4の何れかからループ状の搬送路5に送り込まれ、この搬送路を1周する間にインクジェット装置C、K、M、Yで用紙30の両面が印刷される。両面印刷でなく片面印刷を選択することもできる。内容物の用紙30は、図示しない切り替えフラップの切り替えにより、第2の搬送経路20の一方の経路21に送られる。用紙30は必要枚数が溜まるまで第2の搬経路20の一方の経路21にある整合部23に貯留され、必要枚数が揃ったところで整合部23が開いて折り手段(主折りローラA等)に送り込まれる。折り手段で行なわれる複数回の折りにより、所望の状態に折り畳まれた用紙30は、第2の搬送経路20の他方の経路26を経て封入手段(主折りローラA”等)に送り込まれる。本実施形態では、用紙30は内三つ折りとなっている。図9中に装置外に引き出して装置と重ねないように図示したが、内三つ折りの用紙30は、未完成の封筒40’の折り部の上方に当接した状態となる位置まで搬送される。なお、この実施形態では、先に未完成の封筒40’を封入手段に送り、その後に内容物の用紙30を折って封入手段に送ったが、逆の順序でもよい。
図10に示すように、封入手段の主折りローラA”と第1及び第2折りローラB”,C”により、封筒40となる用紙30を外側にして内容物の用紙30を内側に包み込むように折り曲げる操作を行い、封筒40の内部に用紙30を包み込んでいく。
図10に示すように、内容物が封入された封筒40の用紙30は、筐体9の上面に向けて斜め上方に向けて傾斜した経路47に入り、封緘ローラ80を通過することによって周囲が貼り合わされ、封筒40の封緘が行なわれる。なお、封筒40となる用紙30の貼り合わせ面に予め感圧接着剤を塗布しておくことにより、上述した封緘ローラ80による加圧で封緘を行なうことができる。但し、従来公知のその他の手段や通常の接着剤を用いて封緘を行なうこととしてもよい。
そして、封入・封緘が完了して完成した封書は、筐体9の上面に設けられた排出トレイ48に排出され、順次積み上げられて取り出しを待つ。
本実施形態の封書作成装置1’によれば、封筒40となる用紙30及び内容物の用紙30に印刷を施す共通の印刷部2が、作成すべき封書ごとに封筒40の用紙30と内容物の用紙30を交互に印刷して排出し、封筒40の用紙30を専用の第1の搬送経路10’で搬送しながら折り曲げて成形し、内容物の用紙30を専用の第2の搬送経路20で搬送しながら折り曲げ、両搬送経路の終端が交差する位置に設けた封入手段において、用紙30を封筒40の用紙30に包み込みながら折り曲げて封筒40を完成する。従って、一般的な枚葉状の用紙30を利用して封筒と内容物を同一工程で作製し、封入封緘までを全自動でミスなく確実に実行して封書を作製するので、作業が効率的で経済性に優れるとともに、内容物と封筒の組み合わせ違いが生じにくいために内容物が封筒毎に異なる1to1ダイレクトメールの作成等に適している。また、一部を折っただけで封筒としては完成していない状態の用紙に内容物の用紙を整合させ、さらに両用紙を一体として折りを加えて封筒40を完成していくので、完成した封筒の開口から内容物を挿入する場合に比べて挿入ミスが少ない。
また、この実施形態の封入封緘部3’では、封筒40となる用紙30を搬送する第1の搬送経路10’の一方の経路11’と、内容物の用紙30を搬送する第2の搬送経路20の一方の経路21と、封入手段である主折りローラA”と封緘ローラ80が設けられた経路47とが、いずれも互いに略平行となるように斜めに配置されている。さらに第1の搬送経路10’の他方の経路13’の終端と、第2の搬送経路20の他方の経路26の終端とが、それぞれ封入手段である主折りローラA”に接続されている。そして、さらに封緘ローラ80が設けられた最後の経路47は筐体9の上面に到達している。このように、多くの搬送経路が筺体9内の空間を有効に利用して最小限の隙間で効率的に構築されており、封筒40となる用紙30及び内容物の用紙30を別系統で搬送して封入間違いを起きにくくした精妙な構造であるにも関わらず、全体として非常にコンパクトな構成となっている。また、以上のような搬送経路の構成の帰結として、作成された封書は、取り出しやすい筺体9の上面に斜めに設けられた排出トレイ48に整列して押し出されてくるので、まとめて取り出す際の取り扱いが便利である。
(2)本封書作成装置における封書作成制御とエラーリカバリ制御について
本封書作成装置においても、第1実施形態の装置と同様に、3つのエラーリカバリ制御モードの中から必要なモードを予め選択・設定し、ジャム後の再開に際して優先すべき条件を決めてエラーリカバリ制御を行なうことができる。
但し、本実施形態の封筒は枚葉紙を折って作成するので、ジャム時に装置内に滞留している封筒の用紙は封筒形状になっていない。そのため、これを装置から取り除いて使用する場合には、使用者が自ら必要な折りを加えて所定の形状にした後、接合部分の感圧接着剤に圧力を加え、封筒を作成する必要がある。
従って、封筒を枚葉紙からその都度製造する点に関して如何に説明するように必要な修正を加えれば、第1実施形態のエラーリカバリ制御の説明で使用した図4〜図7の制御手順は本実施形態においても概ね適用可能である。
図5に示すように、「誤封入防止優先」モードが設定されている場合には、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かが判断される(S11)。供給されていた場合には(S11、YES)、中断した宛先の封書の内容物を1頁目から再度印刷し、必要な折りを加えて作成し、再処理トレーに排出する(S12)。ジャム解除時に装置内から取り除いた封筒の用紙は、組み立てて封筒の形態にしておく。再処理トレーに排出された内容物の用紙を、この封筒に手作業で封入封緘する。以降の封書の作成は自動的な封入封緘工程で行う(S13)。なお、再処理トレーは図1中に示す排出ストッカ44で代替できるが、用紙搬送ローラa,b等で封筒開封封入手段60に搬入された用紙をそのまま筺体9の外に排出し、筺体の外側に設けた再処理トレーに排出できるようにしてもよい。
またジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には(S11、NO)、中断した宛先の封書の作成動作を始めから行なう(S14)。すなわち、中断した宛先の封書の内容物を1頁目から再度印刷し、必要な折りを加え、封筒となる用紙を供給して印刷し、必要な折りを加え、封筒の用紙と内容物の用紙を整合させて封入封緘し、排出ストッカ44に排出する(S14)。
図6に示すように、「速度優先」モードが設定されている場合には、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒の用紙が装置に供給されていたか否かに関わらず、中断した封書の作成を自動的な封入封緘工程で行う。すなわち、中断した宛先の封書の内容物を1頁目から再度印刷し、必要な折りを加え、封筒となる用紙を供給して印刷し、必要な折りを加え、封筒の用紙と内容物の用紙を整合させて封入封緘し、排出ストッカ44に排出する(S21)。
図7に示すように、「機密優先」モードが設定されている場合には、ジャム発生時、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かが判断される(S31)。供給されていた場合には(S31、YES)、中断した宛先の封書の内容物の残り頁から印刷を再開し、必要な折りを加え、再処理トレーに排出する(S32)。ジャム解除時に装置内から取り除かれた封筒の用紙は、組み立てて封筒の形態にしておく。再処理トレーに排出された内容物の用紙は、ジャム解除時に装置内から取り除かれた内容物の用紙とともに、組み立てた前記封筒に手作業で封入封緘する。
供給されていない場合には(S31、NO)、中断した宛先の封書の内容物の残り頁から印刷を再開し、必要な折りを加え、再処理トレーに排出する(S34)。次に、給紙台P1から封筒となる用紙30を装置内に供給して必要な印刷を行い、必要な折りを行なって封筒の形態とし、封入封緘しないで再処理トレーに排出する(S35)。再処理トレーに排出された内容物の用紙は、ジャム解除時に装置内から取り除かれた内容物の用紙とともに、再処理トレーに排出された封筒に手作業で封入封緘する。以降の封書の作成は自動的な封入封緘工程で行う(S33)。
3.実施形態の変形例について
以上説明した各実施形態の封書作製装置1,1’は印刷部2を備えているが、この印刷部2は既設の画像形成装置であってもよい。すなわち、既に事業所等に設置してある通常の画像形成装置を本発明における印刷部2とし、これに封入封緘部3,3’を接続することによって本発明の封書作製装置1,1’とすることができる。このため、1台の既設の画像形成装置を利用して封筒と内容物の印刷を行なうことができ、自動的な封書作製装置の設置コストが少なくて済む。
また、画像形成装置としては、実施形態で説明したようなインクジェット装置を用いるものでもよいし、孔版原紙を巻装した印刷ドラムを回転させ、用紙をこれに密着させて印刷を行なう印刷装置であってもよい。また、その他の種類の画像形成手段でもよく、画像形成原理を問わない。
また、内容物の用紙は必ずしも折る必要はなく、封筒の大きさとの関係により、折らずに元のサイズのままで封筒に封入することとしてもよい。このような場合には、封書作製装置1,1’の封入封緘部3,3’には、内容物の用紙30の折り部(折りローラ等)は必要ない。
また、各実施形態では、封筒及び内容物の用紙として枚葉状の用紙を使用したが、例えばロール状の用紙を使用し、使用の都度、必要な長さに切断して供給するようにしてもよい。
1,1’…封書作製装置
2…印刷部
3,3’…封入封緘部
10,10’…第1の搬送経路
11,11’…第1の搬送経路の一方の経路
13,13’…第1の搬送経路の他方の経路
20…第2の搬送経路
21…第2の搬送経路の一方の経路
26…第2の搬送経路の他方の経路
30…用紙
40…封筒
40’…未完成の封筒
50…封筒反転手段
60…封入封緘手段の一部である封筒開封封入手段
70…封入封緘手段の一部である封緘手段
80…封入封緘手段の一部である封緘手段としての封緘ローラ
100…制御手段
A,A’…折り手段としての主折りローラ
B.B’…折り手段としての第1折りローラ
C…折り手段としての第2折りローラ
D,D’…折り手段としての用紙搬送ローラ
A”…封入封緘手段の一部を構成する封入手段としての主折りローラ
B”…封入封緘手段の一部を構成する封入手段としての第1折りローラ
C”…封入封緘手段の一部を構成する封入手段としての第2折りローラ
D”…封入封緘手段の一部を構成する封入手段としての用紙搬送ローラ
a…封筒反転手段としての用紙搬送ローラ
b…封筒反転手段としての用紙搬送ローラ
g…封筒反転手段としての用紙搬送ローラ
27…封筒反転手段としての経路
28…封筒反転手段としての経路

Claims (5)

  1. 作成すべき封書ごとに封筒及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、前記印刷部で印刷された前記封筒を搬送する第1の搬送経路と、前記印刷部で印刷された前記内容物を搬送する第2の搬送経路と、前記第1の経路と前記第2の経路が合流する位置に配置され、前記封筒に前記内容物を封入した後に封緘する封入封緘部とを有する封書作成装置において、
    ジャムの発生により封書の作成が中断した後に、装置中に滞留している内容物及び封筒が全て取り除かれたことを条件として、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かに応じて印刷の制御を行い、
    作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、作成が中断した封書の内容物を始めから作成して封入封緘することなく排出し、
    作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていない場合には、作成が中断した封書の作成を始めから再開するように制御する制御手段を有することを特徴とする封書作成装置。
  2. 作成すべき封書ごとに封筒及び内容物をそれぞれ印刷する印刷部と、前記印刷部で印刷された前記封筒を搬送する第1の搬送経路と、前記印刷部で印刷された前記内容物を搬送する第2の搬送経路と、前記第1の経路と前記第2の経路が合流する位置に配置され、前記封筒に前記内容物を封入した後に封緘する封入封緘部とを有する封書作成装置において、
    ジャムの発生により封書の作成が中断した後に、装置中に滞留している内容物及び封筒が全て取り除かれたことを条件として、作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否か及びユーザが選択した印刷モードに応じて印刷の制御を行なう制御手段を有することを特徴とする封書作成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記印刷モードが機密優先モードであり、
    作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、作成が中断した封書の内容物の残り頁を作成してそのまま排出し、
    作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には、作成が中断した封書の内容物の残り頁及び封筒を作成してそのまま排出するように制御することを特徴とする請求項2記載の封書作成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記印刷モードが誤封入防止優先モードであり、
    作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていた場合には、中断した封書の内容物を1枚目から作成してそのまま排出し、
    作成が中断した封書の封筒が供給されていない場合には、作成が中断した封書の作成を始めから再開するように制御することを特徴とする請求項2記載の封書作成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記印刷モードが速度優先モードであり、
    作成が中断した封書の封筒が装置に供給されていたか否かに関わらず、作成が中断した封書の作成を始めから再開するように制御することを特徴とする請求項2記載の封書作成装置。
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