JP2017030335A - 封書作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷した封筒用紙PEに内容物用紙Pを封入封緘して封書Eを作成する封書作成装置1において、区分郵便の作成を行なう。【解決手段】封書作成装置1は通常の封書作成に加え区分郵便の作成もできる。区分郵便の作成では、封書作成ジョブ情報に基づき区分ごとに割符情報に相当する色彩の内容物用紙を使用し、これを封書より小さいサイズに折って割符とする。その際、内容物用紙の中心線C1を調整手段30によって搬送経路の中心線C1からずらす。封筒用紙には同色のマークMを印刷する。割符は封筒用紙に封入せずに所定通数の封書の後に排出して重ねる。封書の束の側縁から割符が突出した状態となる。一区分の封書及び割符を十字結束して区分郵便とする。【選択図】図6

Description

本発明は、封筒用紙と内容物用紙に印刷を施し、封筒用紙に内容物用紙を封入封緘して封書を作成する封書作成装置に係り、特に郵便料金の割り引きが受けられる区分郵便を作成するために、区分郵便に属する複数通の封書を作成する工程において当該区分郵便の束に添付する割符も作成できるようにした封書作成装置に関するものである。
郵便物を大量に発送する場合に適用される郵便料金の割引制度として区分郵便が知られている。この区分郵便では、例えば合計2000通以上の郵便物を出す場合、事前に当該郵便物を所定の条件で郵便番号ごとに区分して郵便局に差し出す形をとる。そして、この区分の目印として「割符」と呼ばれる紙札を区分けされた郵便物の結束単位ごとに添付しなければならない。
下記特許文献1には、郵便物区分けシステムと郵便物区分け方法の発明が開示されている。この発明によれば、処理予定データに基づき予め処理計画データを作成した後、フィーダーから供給された郵便物に付された郵便番号または郵便番号と対応したシーケンス番号を番号読取機で読み取り、作成された処理計画に基づき、割符の発行、郵便物の区分け、結束等の各部の制御を行い、郵便番号別に割符が添付された郵便物の束を作製する。これによって、郵便物を郵便番号別に区分けして割符を発行し、必要により束にした郵便物に割符を添付して結束することができる。
特開平10−94761号公報
上記特許文献1に記載の発明によれば、割符を専用の装置で作成するため、装置が全体として大型となり、オフィス等への設置は費用及びスペースの点で困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、封筒用紙と内容物用紙を印刷し、封筒用紙に内容物用紙を封入封緘して封書を作成する封書作成装置において、区分郵便の一区分に属する封書の作成工程において当該区分を示す割符も同工程で作成して封書に連続して排出することができる封書作成装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された封書作成装置は、
封筒用紙及び内容物用紙に印刷を施し、前記封筒用紙に前記内容物用紙を封入封緘して封書を作成する封書作成装置であって、
作成すべき前記封書ごとに前記封筒用紙及び前記内容物用紙をそれぞれ印刷する印刷部と、
前記印刷部で印刷された前記封筒用紙を搬送する第1の搬送経路と、
前記印刷部で印刷された前記内容物用紙を搬送するとともに前記内容物用紙に必要な折りを施す折り手段が設けられた第2の搬送経路と、
前記第1の経路と前記第2の経路が合流する位置に配置され前記封筒用紙に前記内容物用紙を封入した後に封緘する封入封緘部と、
所定区分ごとに所定通数の封書を作成する封書作成ジョブ情報を受け、前記所定区分ごとに、前記所定区分に関する割符情報を前記内容物用紙に印刷して前記封書よりも小さいサイズに折って割符を作成し、前記割符を前記封筒用紙に封入せずに、前記所定通数の封書の前又は後に排出するように、前記第1搬送手段と前記第2搬送手段と前記折り手段を制御する制御部と、
を有することを特徴としている。
請求項2に記載された封書作成装置は、請求項1記載の封書作成装置において、
前記内容物用紙と前記封筒用紙の幅方向の相対的な位置を調整する調整手段を有し、
前記制御部は、排出されて積載された一の前記所定区分に属する封筒に重ねられた前記割符が前記封筒の外縁から突出するように、前記調整手段を制御して前記割符と前記封筒の幅方向の相対的な位置を調整する制御を行なうことを特徴としている。
請求項3に記載された封書作成装置は、請求項1又は2に記載の封書作成装置において、
前記制御部は、前記割符情報として一の前記所定区分ごとに異なる特定視覚情報を前記割符に付与し、当該一の前記所定区分に属する積載された複数の前記封筒用紙の折り部に前記特定視覚情報が現れるように前記封筒用紙の印刷の制御を行なうことを特徴としている。
請求項4に記載された封書作成装置は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の封書作成装置において、
前記制御部は、一の前記所定区分に属する前記封書及び前記割符の作成ごとに封書作成を一時停止させることを特徴としている。
請求項1に記載された封書作成装置は、受領した封書作成ジョブ情報に基づき、所定区分ごとに割符情報を内容物用紙に印刷し、この内容物用紙を封書よりも小さいサイズに折って割符を作成する。そして、この割符を封筒用紙に封入することなく、所定通数の封書の前又は後に排出する。このように、請求項1に記載された封書作成装置は、内容物用紙と封筒用紙で自動封入封緘を行うことができるとともに、作成した封書の区分けと、区分けに対応した割符の作成を行なうことができるので、小さな事業所にも設置可能であり、請求書・納品書等の発送を外部に委託する費用の負担や、当該書類の宛先に係る個人情報が流出する危険性を回避できるという利点が得られる。
請求項2に記載された封書作成装置は、内容物用紙と封筒用紙の幅方向の相対的な位置を調整する調整手段を有しており、この調整手段を用いることにより、排出されて積載された特定の区分に属する封筒に割符を重ねた際、その割符が封筒の外縁から突出するように位置調整することができ、これによって重ねられた多数の封書において区分位置を容易に知ることができる。
請求項3に記載された封書作成装置は、区分ごとに異なる情報を印刷等により割符に付与するとともに、ある区分に属する積載された複数の封筒用紙の折り部にも、その区分に対応する情報が現れるように印刷を行なうため、割符と積載された封筒との間に区分の間違いが無いかを目視で容易に確認できる。一例を挙げれば、かかる情報としては、区分ごとに定めた特定の色彩が有効である。
請求項4に記載された封書作成装置は、ある区分に属する封書及び割符の作成が終了する度に封書作成を一時停止させるので、機外に設けた区分ごとの箱に封書や割符を排出する場合、箱の交換作業が容易となる。
本発明の実施形態である封書作成装置を正面側から透視して示した模式的構成図である。 実施形態の封書作成装置における通常の封書作成工程を説明するための模式図である。 割符の二つの例を示す正面図である。 区分け郵便物を郵便局へ差し出す場合の形態の一例を示す斜視図である。 実施形態の封書作成装置において区分ごとに封書及び割符が作成されていく工程を説明するための模式図である。 実施形態の封書作成装置における割符の作成工程を説明するための模式図である。 実施形態の封書作成装置において割符で区分された封書の束が排紙台に整列して積載された状態を示す斜視図である。 実施形態の封書作成装置において封書と割符が区分ごとに機外の箱に排出された状態を示す断面図である。 実施形態の封書作成装置において封書が積み重ねられた状態でも区分を識別し易くするために特定視覚情報を印刷した封筒用紙と、この封筒用紙を用いて作成された封筒の束を示す斜視図である。
図1〜図9を参照して実施形態の封書作製装置について説明する。
1.封書作製装置について
図1を参照して本実施形態の封書作製装置1の全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態の封書作製装置1は、内容物用紙P1〜P3(内容物用紙Pとも称する)や封筒用紙PEに対して所定の印刷処理を施す印刷装置2と、印刷装置2で所定の印刷処理が施された内容物用紙Pや封筒用紙PEに必要な折りを施した後に封筒用紙PEで内容物用紙Pを包み込むように封入、封緘して封書Eを作製する封緘装置3とで構成されている。
(1) 印刷装置について
印刷装置2は、封筒用紙PEや内容物用紙P1〜P3に所定の印刷処理を施して後段の封緘装置3に送り出す装置である。
図1に示すように、印刷装置2の筐体の内部又は側面等には、封筒用紙PEと、複数種類の枚葉状の内容物用紙P1〜P3とを収納し、所定のタイミングで給紙する給紙部4と、導入路5から受け入れた内容物用紙Pを搬送するループ状の搬送経路6と、搬送経路6に沿って設けられ、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッドC、K、M、Yからなる印刷部7と、内容物用紙Pを封緘装置3に排出する第1の排出路8と、内容物用紙Pをループ外に排出する第2の排出路9と、搬送経路6を搬送されてきた内容物用紙Pを受け入れた後に逆行させて搬送経路6に戻して内容物用紙Pの上下を反転させるスイッチバック路10等が設けられている。
(2) 封緘装置について
封緘装置3は、封筒用紙PE及び内容物用紙P1〜P3に対して必要な折りを施し、封筒用紙PEで内容物用紙Pを包み込むことにより封筒に内容物用紙Pを封入し、さらにこれを封緘して封書Eを作製する装置である。なお、本実施例では搬送する封筒用紙PEを二つ折りにしながら内容物用紙Pを包み込むように収容する装置であるが、これは単なる一例であり、封筒用紙PEの折り方(例えば三つ折りや四つ折り)や内容物用紙Pの折り方、さらにその折り方を実現する機構の構成等は特に図示のものに限定されるものではない。また内容物用紙Pは必ずしも必要ではなく、封筒用紙PEの内面に必要な印刷を施し、内容物用紙Pを封入せずに封筒用紙PEを封緘して封筒とすることもできる。なお、この封筒用紙PEは、幅方向の両側縁に感圧接着剤が塗布されており、また両側縁の感圧接着剤より内方の端縁には再湿糊が塗布されており、後述する封入部14等の作用により封筒の形状に折られた後、後述する封緘部17等を通過することにより接着されて封書Eとなる。
図1に示すように、封緘装置3は、前記印刷部7で印刷された前記封筒用紙PEを搬送する第1の搬送経路11と、前記印刷部7で印刷された内容物用紙Pを搬送する第2の搬送経路12を有している。第2の搬送経路12には内容物用紙Pに必要な折りを施す折り手段13が設けられている。第1の搬送経路11と第2の搬送経路12が合流する位置には、封筒用紙PEに内容物用紙Pを封入して封緘前の封筒を形成する封入部14が設けられている。さらに、封入部14の下流側には、封入部14で内容物用紙Pが収容された封緘前の封筒用紙PEに折りを施してフラップを形成し、封筒形状にするフラップ折り部15と、封筒用紙PEに予め転写されている再湿糊に水を塗布する水塗布処理部16と、ローラで挟持搬送することにより封筒用紙PEを感圧接着剤で接着するとともに、水を塗布された再湿糊を接着して封緘を行なう封緘部17が設けられている。これらの構成中、少なくとも封入部14と封緘部17によって、封筒用紙PEに内容物用紙Pを封入して封緘する封入封緘部が構成されている。さらに、封緘部17の下流側には、封緘処理された封書Eを装置1の筐体の外部まで上昇させた後、排出トレイ18まで水平に排出搬送する排出部19が設けられている。
図1中に一部示すように、前述した第1の搬送経路11と第2の搬送経路12には、それぞれ複数対の搬送ローラ20が適宜間隔で配置されており、それぞれ封筒用紙PEと内容物用紙Pを挟持して搬送するようになっている。
ここで、第1の搬送経路11において、封入部14の上流側にある一部の搬送ローラ20では、用紙を挟持するために上下で対となっている搬送ローラ20の一方が、アーム21に支持されている。この部分を拡大し、用紙の面に垂直な視線で示したのが図2及び図6である。図2及び図6に示すように、対となっている搬送ローラ20の一方の搬送ローラ20の回動軸は、アーム21の先端部に渡設されており、当該アーム21の基端部は、所定位置に配置された軸22に回動可能に軸支されている。従って、当該一対の搬送ローラ20の一方は、図示しないアクチュエータがアーム21を揺動させれば、他方の搬送ローラ20に対して移動することができる。すなわち、搬送時には両搬送ローラ20は封筒用紙PEを挟持して搬送するが、必要に応じて一方の搬送ローラ20を移動させて他方の搬送ローラ20との挟持を解除することができ、その場合には封筒用紙PEは拘束がなくなるため、第1の搬送経路11内において移動する自由を得ることとなる。
図1には図示の便宜上示していないが、図2及び図6に示すように、このアーム21によって移動可能とされた搬送ローラ20の位置には、封筒用紙PEを幅方向について挟む位置に、封筒用紙PEの幅方向の位置を調整する調整手段30が設けられている。図2に示すように、この調整手段30は一対の板状部材31,31を有しており、第1の搬送経路11の搬送の中心線に関して一対の板状部材31,31が対称な態様で互いに反対方向に移動することにより、封筒用紙PEの幅方向の中心を第1の搬送経路11の中心に一致させるように、封筒用紙PEの幅方向の位置を調整することができる。
次に、第2の搬送経路12にも、前記アーム21を用いた機構と同様の機構が設けられている。すなわち、図1に示すように、第2の搬送経路12において、折り手段13の上流側にある一部の搬送ローラ20では、対となっている搬送ローラ20,20の一方がアーム21に支持されている。この部分を拡大し、用紙の面に垂直な視線で示したのが図2及び図6である。図2及び図6に示すように、対となっている搬送ローラ20,20の一方の搬送ローラ20の回動軸は、アーム21の先端部に渡設されており、当該アーム21の基端部は、所定位置に配置された軸22に回動可能に軸支されている。従って、当該一対の搬送ローラ20,20の一方は、図示しないアクチュエータがアーム21を揺動させれば、他方の搬送ローラ20に対して移動することができる。すなわち、搬送時には両搬送ローラ20は内容物用紙Pを挟持して搬送するが、必要に応じて一方の搬送ローラ20を移動させて他方の搬送ローラ20との挟持を解除することができ、その場合には内容物用紙Pは第2の搬送経路12において拘束がなくなるため、移動する自由を得ることとなる。
図1には図示の便宜上示していないが、図2及び図6に示すように、このアーム21によって移動可能とされた搬送ローラ20の位置には、内容物用紙Pを幅方向について挟む位置に、内容物用紙Pの幅方向の位置を調整する調整手段30が設けられている。図2に示すように、この調整手段30は一対の板状部材31,31を有しており、第2の搬送経路12の搬送の中心線に関して一対の板状部材31,31が対称な態様で互いに反対方向に移動することにより、内容物用紙Pの幅方向の中心を第2の搬送経路12の中心に一致させるように内容物用紙Pの幅方向の位置を調整することができる。
また、図6に示すように、調整手段30の一対の板状部材31,31で内容物用紙Pを挟み、その状態を維持したままで内容物用紙Pの幅方向に移動することにより、内容物用紙Pを幅方向に移動させることができる。従って、内容物用紙Pの幅方向の中心線C1と、第2の搬送経路12の中心線C2とを任意の寸法だけずらすことができ、内容物用紙Pの封筒用紙PEに対する幅方向の相対的な位置を任意に調整することができる。
図1に示すように、封緘装置3は制御部50を備えている。制御部50は封緘装置3内に設けられているが、封緘装置3だけでなく印刷装置2を含めた封入封緘装置1の全体を統括的に制御する。但し、この制御部50は封緘装置3のみを制御し、図示しない他の制御部が印刷装置2を制御し、両制御部が互いに連携して動作するものとしてもよい。
この制御部50は、印刷装置2を介して封書作成ジョブ情報を受けると、この封書作成ジョブ情報に基づいて封緘装置3を制御し、印刷装置2から送られてきた印刷済みの内容物用紙P及び封筒用紙PEから封書を作成する。制御部50は、以下に説明するように、本装置1の各部を制御して通常の封書作成工程を実行する他、割符Tの作成を含む区分郵便物の作成工程を実行することもできる。
図2及び図1を参照して上述した通常の封書作成工程を説明する。
まず、図2(1)に示すように、第1の搬送経路11を搬送されてきた封筒用紙PEが、封入部14の上流にある搬送ローラ20で一旦停止する。この搬送ローラ20の一方がアーム21の揺動によって封筒用紙PEから離れる。その後、図2(2)に示すように、同位置にある調整手段30の一対の板状部材31,31が、第1の搬送経路11の中心線C2について対称な動作で互いに反対方向に往復移動し、封筒用紙PEの中心線を第1の搬送経路11の中心線C2に位置決めする。
他方では、図2(3)に示すように、複数枚の内容物用紙Pが第2の搬送経路12を搬送されてくるが、これらの内容物用紙Pの中心線は必ずしも一致していない。図2(4)に示すように、これら複数枚の内容物用紙Pは、第2の搬送経路12に移動可能に設定された突き当て板35に突き当たって重なる。突き当て板35の位置にある搬送ローラ20の一方がアーム21の揺動によって内容物用紙Pから離れ、その後、同位置にある調整手段30の一対の板状部材31,31が、第2の搬送経路12の中心線C2について対称な動作で互いに反対方向に往復移動し、複数枚の内容物用紙Pの各中心線を第2の搬送経路12の中心線C2に位置決めする。次に、図2(5)に示すように、整合された複数枚の内容物用紙Pは、折り手段13によって所定のサイズに折られる。この時点で、第1の搬送経路11にある封筒用紙PEと、第2の搬送経路12にある折られた内容物用紙Pは、中心線が一致している。
そして、図2(6)に示すように、折られた内容物用紙Pは、封入部14において、封筒用紙PEに包み込まれるように封入されて封筒の形態となる。さらに、図2(7)に示すように、内容物用紙Pを包み込んだ封筒用紙PEは、フラップ折り部15でフラップを形成され、水処理塗布部16で再湿糊に水を塗布され、封緘部17を通過することにより両側縁の感圧接着剤と再湿糊で接着されて封書Eとなり、排出部19によって排出トレイ18に排出される。
2.封書作製装置を用いた区分郵便物の作成方法について
区分郵便に係る多数通の封書Eと、これに付すべき割符Tを、実施形態の封書作成装置1を用いて作成する手順又は制御手法について説明する。
区分郵便として郵便局に差し出す多数枚の郵便物は、事前に所定の条件で郵便番号ごとに区分しておき、かつ区分けされた郵便物の結束単位ごとに区分の目印として割符Tを添付する必要がある。図3は2例の割符Tの正面図であり、図4は一の区分に属する封筒Eの束の上に割符Tを添付し、これを全体として紐25により十字結束した状態を示している。
図3に示す2例の割符Tは、図4に示すように封筒Eの束の上に載せて紐25で結束する必要上、封筒Eの外形よりも小さい外形となるように内容物用紙Pを折って形成している。また、区分を割符Tを見て認識できるようにするための情報である特定視覚情報として、その内容物用紙Pは特定の色彩のものを使用する。すなわち、図3において、右側の割符T1は薄墨で示す色彩であり、左側の割符T2は白で示す色彩である。なお、この色彩は、区分郵便を利用する際に適用される割引の種類に対応している。一般に割引率は、小さい方から昇順で「割引」、「特割」、「特特」となっており、この順に白、黄、緑の各色が与えられている。さらに両割符T1,T2とも、色彩以外の特定視覚情報として、郵便番号や当該区分の通数、割引の種類(図示例では「特割」)が印刷されている。
図5は、実施形態の封書作成装置1を利用した区分郵便の作成工程において、区分ごとに封書E及び割符Tが作成されていく工程を模式的に示したものである。図5中、搬送方向を示す矢印を右向き水平とした場合において、矢印の右側が先に排出される封書E又は割符Tであり、左側が後に排出される封書E又は割符Tであり、このように複数の区分を連続的に作成、排出することができる。この例では、郵便番号123−00の区分の封書E1に続けて、これに対応する割符T1が排出され、続けて郵便番号123−45の区分の封書E2及びこれに対応する割符T2が排出され、さらに続けて郵便番号123−51の区分の封書E3が排出されている。最後の郵便番号123−51の区分の封書E3に対応する割符T3は図示していない。なお、図5においては、各区分において、矢印で示す搬送方向に直交する用紙の幅方向の中心位置が、封書Eと割符Tで一致していない。従って、複数区分の封書E及び割符Tを同位置に順次重ねていった場合、封書Eの束の間から割符Tが突出した状態になる。
図6及び図1を参照して上述した割符Tの作成工程を説明する。
まず、図6(1)及び(2)において、第1の搬送経路11上の封筒用紙PEを破線で示した。すなわち、割符Tの作成工程では、第1の搬送経路11には封筒用紙PEは搬送されず、位置決めの工程も行なわない。
図6(3)〜(5)に示すように、本工程で割符Tとなる内容物用紙Pは、印刷装置2において必要な色の用紙として選択され、区分を特定するための特定視覚情報が印刷されたものである。図6(3)に示すように、この内容物用紙Pは、搬送ローラ20によって第2の搬送経路12を搬送され、調整手段30の位置で停止する。そして、同位置において搬送ローラ20の一方がアーム21の揺動によって内容物用紙Pから離れ、内容物用紙Pが移動可能になった後、図6(4)に示すように、調整手段30の一対の板状部材31,31が、内容物用紙Pを幅方向について挟み、その状態を維持しながら、白抜きの矢印で示すように搬送経路の中心線C2の片側(図中下側)に移動する。これによって、内容物用紙Pの中心線C1が搬送経路の中心線C2から外れた位置にくる。そして、図6(5)に示すように、内容物用紙Pは、折り手段13によって封筒Eよりも小さい所定のサイズに折られて割符Tとなる。
その後、図6(6)に示すように、割符Tは封入部14で封筒用紙PEに折り込まれることなく、これを単に通過し、さらにフラップ折り部15、封緘部14から作用を受けることなく通過し、図6(7)に示すように、排出部19によって排出トレイ18に排出される。
以上、図5及び図6を参照して説明したように、封書作製装置1を用いた区分郵便物の作成工程によれば、区分ごとに所定枚数の封書Eが連続的に作成されて排出トレイ18に排出されて重なっていく。そして当該区分に属するすべての封書Eが作成、排出された後、作成された当該区分の割符Tが一番上の封書Eの上に排出される。その際、割符Tは搬送方向と直交する方向に所定寸法だけ位置がずらしてあるため、図7に示すように、積載された封書Eの束の間から割符Tの一部分が外方に突出した状態になる。
このため、作業者は、排出トレイ18に重なった複数組の区分郵便である封書の束を見た場合、封書Eの束の側面から突出している割符Tと、その下にある他の割符Tまでの間に重なっている封書Eの束が一組の区分郵便物であることを一目で認識できる。よって、封書Eの束と割符Tからなる区分を分ける作業は容易に行なえる。なお、割符Tが一番上に載置された封書Eの束を紐25で十字結束して区分郵便物とする作業は作業員が手作業で行なう。
なお、以上の説明では、封書Eの束の上に割符Tを載せたが、最初に割符Tを作成、排出し、その上から封書Eを作成、排出して重ねていってもよい。その場合には、割符Tの位置を調整して封書Eの束の側面から割符Tの一部を突出させることが好ましい。
以上説明した区分郵便物の作成工程は、封書Eの束の上に割符Tを載せて十字結束した束型の区分郵便物に関するものであったが、区分郵便物として郵便局に持ち込むことができる形態はこれのみではない。すなわち、図8に示すように、一の区分に属する複数の封書Eを箱Bに収納し、箱B内の封書Eの上に見えるように割符Tを載せておく形態が許される場合もある。このような箱型の区分郵便物を作成する場合には、以上説明した束型の区分郵便物と同様の工程において、最後の排出工程で封書Eと割符Tを排出トレイ18に排出せず、図1において排出部19から引き出した長い矢印で示すように、シューター等の滑走式案内手段等で封書Eと割符Tを装置1外に送り出し、装置1外に設置した箱B内に導いて投入させるようにすればよい。
但し、複数区分の区分郵便物を連続的に作成する場合には、装置1の側に作業者を待機させておき、一の区分が終了する度に箱Bを交換する作業を行なうことが必要となる。その場合、完了した区分郵便物の箱Bを搬出し、シューターの排出口の位置に空の箱Bを設定する作業を行なうには、ある程度の時間を要するため、前工程の最後に割符Tが作成される度に封書作成装置1の作動を一時的に所定時間だけ停止するようにすれば、作業上の余裕が生まれる。なお、封書Eの束の上に割符Tを載せる束型の区分郵便物の場合は、割符Tの外形を封書Eの外形の内側に収まるものとする必要があったが、箱式の区分郵便物の場合には割符Tの外形についてそのような制限又は条件はない。
以上説明した区分郵便物の作成工程では、制御部50の制御により、区分ごとに異なる割符情報として、特定視覚情報である特定の色彩を採用し、割符Tとなる内容物用紙Pには当該色彩の用紙を採用するものとした。また、その他の割符情報として特定視覚情報である郵便番号等も割符Tとなる内容物用紙Pに印刷した。この場合、封筒用紙PEについては、特定の印刷を行なう等、割符情報を付与することはなかった。
しかしながら、ある割符Tと同一区分の封書Eを作成するための封筒用紙PEに、その割符Tと同一の特定視覚情報を印刷する等、同一の割符情報を付与してもよい。例えば、図9に示すように、ある区分の割符Tについて、割符情報としての特定視覚情報を特定の色彩とした場合、当該特定色のマークMを封筒用紙PEに印刷してもよい。その場合、図9(a)に示すように、封筒用紙PEが折られる前の状態において、折られて封書Eとなった際に封書Eの周縁部の特定位置に相当するような位置にマークMを形成すれば、図9(b)に示すように、当該区分の封書Eを同じ向きで積み重ねた場合に、当該束の側面の特定位置に特定色の縦帯が現れるので、これら複数枚の封書Eが同一区分であることが一目瞭然で明示でき、間違いを未然に防止することができる。図9(b)には図示していないが、この封書Eの束の上に前記縦帯と同一色の割符Tが載っていれば、両者が同一区分であることも明らかであり、間違いが生じにくい。
また、上述の例では、封筒用紙PEの折り線の特定位置にマークMを形成することにより、封書Eの束の側面の特定位置に特定色の縦帯が現れるようにしたが、封筒用紙PEにマークMを形成する位置を徐々にずらすことにより、封書Eの束の側面に特定色の斜め帯が現れるようにすることもできる。また、封筒用紙PEにマークMを形成する位置を個々に変化させることにより、封書Eの束の側面に特定色の任意の図形、パターンが現れるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の封書作成装置1によれば、封筒用紙PEと内容物用紙Pに印刷を施し、封筒用紙PEに内容物用紙Pを封入封緘して封書Eを作成する通常の封書作成作業が行なえるだけでなく、区分郵便の作成工程において、当該区分郵便の束に添付する割符Tを、内容物用紙Pを利用して作成し、封書E及び割符Tを区分ごとに整然と排出することができる。従って、封書作成装置1の他に区分郵便作成用の大型の専用機を設置する必要がなく、また区分郵便作成の仕事を外部に発注しないで済むため、情報漏洩の危険性を回避できる。
また、本実施形態の封書作成装置1によれば、区分郵便の作成工程において、通常の封書作成作業で使用する内容物用紙に割符情報を印刷し、これを封書よりも小さいサイズに折って割符を作成することができるため、封書よりも小さい割符を作成するために、封書作成装置において切断装置を設ける必要もなければ、切断工程を実行する必要もない。例えば、本実施形態に対する比較例として、区分郵便の圧着はがきを連続シートから作成する装置及び工程を想定した場合、区分郵便の1区分に属する所定枚数の圧着はがきの最初又は最後において、連続用紙に割符の表示を印刷し、これを圧着はがきよりも小さくなるように切断する工程を設ければ、割符を作成することができると考えられるが、これでは連続シートを圧着はがきよりも小さくするために連続用紙を切断する手間が増えて工数が増大してしまうという問題がある。しかしながら、本実施形態によれば、前述した通り、内容物用紙を折って封筒のサイズより小さい割符を作れるので、このような問題がない。仮に、封書作成装置において、内容物用紙に割符情報を印刷し、封筒よりも小さくなるように適当な大きさに切断して割符を作成することも考えられるが、この方法でも前述した圧着はがきの場合と同様、用紙を切断する装置を設けるとともに、実際に切断工程を実行する手間が増えて工数が増大してしまうという問題があるが、本実施形態ならばそのような問題はない。
1…封書作成装置
2…印刷装置
3…封緘装置
7…印刷部
11…第1の搬送経路
12…第2の搬送経路
13…内容物用紙の折り手段
13…内容物用紙の折り手段
14…封入封緘部の一部を構成する封入部
17…封入封緘部の一部を構成する封緘部
30…調整手段
31…調整手段の板状部材
50…制御部
P,P1〜P3…内容物用紙
PE…封筒用紙
E…封書
T…割符
B…箱
M…割符情報である特定視覚情報としてのマーク

Claims (4)

  1. 封筒用紙及び内容物用紙に印刷を施し、前記封筒用紙に前記内容物用紙を封入封緘して封書を作成する封書作成装置であって、
    作成すべき前記封書ごとに前記封筒用紙及び前記内容物用紙をそれぞれ印刷する印刷部と、
    前記印刷部で印刷された前記封筒用紙を搬送する第1の搬送経路と、
    前記印刷部で印刷された前記内容物用紙を搬送するとともに前記内容物用紙に必要な折りを施す折り手段が設けられた第2の搬送経路と、
    前記第1の経路と前記第2の経路が合流する位置に配置され前記封筒用紙に前記内容物用紙を封入した後に封緘する封入封緘部と、
    所定区分ごとに所定通数の封書を作成する封書作成ジョブ情報を受け、前記所定区分ごとに、前記所定区分に関する割符情報を前記内容物用紙に印刷して前記封書よりも小さいサイズに折って割符を作成し、前記割符を前記封筒用紙に封入せずに、前記所定通数の封書の前又は後に排出するように、前記第1搬送手段と前記第2搬送手段と前記折り手段を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする封書作成装置。
  2. 前記内容物用紙と前記封筒用紙の幅方向の相対的な位置を調整する調整手段を有し、
    前記制御部は、排出されて積載された一の前記所定区分に属する封筒に重ねられた前記割符が前記封筒の外縁から突出するように、前記調整手段を制御して前記割符と前記封筒の幅方向の相対的な位置を調整する制御を行なうことを特徴とする請求項1記載の封書作成装置。
  3. 前記制御部は、前記割符情報として一の前記所定区分ごとに異なる特定視覚情報を前記割符に付与し、当該一の前記所定区分に属する積載された複数の前記封筒用紙の折り部に前記特定視覚情報が現れるように前記封筒用紙の印刷の制御を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の封書作成装置。
  4. 前記制御部は、一の前記所定区分に属する前記封書及び前記割符の作成ごとに封書作成を一時停止させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の封書作成装置。
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