JP2019147356A - 封書作成システム - Google Patents

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Koji Ito
紘治 伊藤
亜希子 野沢
Akiko Nozawa
亜希子 野沢
聡 大高
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聡 大高
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Yuko Enomoto
優子 榎本
大 杉本
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大 杉本
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Abstract

【課題】内容物用紙P2に印刷された宛名を判読可能に両面印刷する。【解決手段】領域決定部119aが窓枠領域P2aの位置を決定し、画像抽出部119bが、封筒作成ジョブに含まれる裏面全体画像Dから窓枠領域P2aの裏面に印刷される裏面画像D1を抽出し、判定部119cが、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、封筒作成ジョブにより指定された内容物の種類情報とに基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定し、推奨用紙決定部119dが、判定部119cにより裏抜けが生じると判定された場合に、種類情報の内容物うち、封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2より厚いものを推奨用紙として決定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、適切に宛名印刷を行う封書作成システムに関する。
従来、封筒作成ジョブに基づいて封筒および内容物を印刷する印刷装置と、印刷装置により印刷された内容物を折り畳んで封入封緘する封入封緘装置とを備えた封書作成システムがある。
この封書作成システムでダイレクトメールを作成する場合、窓付き封筒が用いられることが多い。窓付き封筒には透明の窓が設けられており、この窓から内容物に印刷された配送先の宛名が見えるように、内容物が封入封緘される。
特許文献1には、内容物に対して適切に印刷するために、内容物に印刷するための文書データ毎の内容に応じて最も適切な内容物の用紙種類を選択して印刷させる技術が開示されている。
特開2010−178028号公報
特許文献1の技術では、内容物に印刷するための文書データ毎の内容に応じて最も適切な内容物の用紙種類を選択して印刷させるが、裏抜けが考慮されていない。
そのため、文書データ毎の内容に基づいて薄紙が選択された場合、内容物の宛名の裏面に濃度の濃い画像が印刷されていると、この裏面の画像が裏抜けして宛名の判読が困難となる可能性があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、宛名を判読可能に両面印刷する封書作成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る封書作成システムの第1の特徴は、
封筒作成ジョブに基づいて印刷手段により窓付き封筒および内容物を印刷する印刷装置と、前記印刷装置により宛名が印刷された内容物を折り畳んで前記宛名が前記窓付き封筒の窓枠内となるように封入封緘する封入封緘装置とを備えた封書作成システムであって、
前記内容物を保持し、前記封筒作成ジョブに応じた内容物を前記印刷手段へ給紙する給紙手段と、
前記封筒作成ジョブに含まれる前記窓枠の位置情報および前記内容物の折り方情報に基づいて、前記内容物が前記窓枠内と重なる領域を決定する領域決定手段と、
前記封筒作成ジョブから前記領域決定手段により決定された領域の裏面に印刷される裏面画像を抽出する画像抽出手段と、
前記画像抽出手段により抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、前記封筒作成ジョブにより指定された内容物の種類情報とに基づいて、前記領域に裏抜けが生じるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により裏抜けが生じると判定された場合に、前記種類情報の内容物うち、前記封筒作成ジョブに指定された前記内容物より裏抜けが発生しにくい種類の内容物を推奨用紙として決定する推奨用紙決定手段と、
を備えたことにある。
本発明に係る封書作成システムの第1の特徴によれば、宛名を判読可能に内容物を両面印刷する。
本発明の実施の形態に係る封書作成システムの構成を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る封書作成システムを模式的に示す機能構成図である。 窓付き封筒用紙及び内容物用紙を用いて、本発明の実施の形態に係る封書作成システムにより封書が作成される流れを説明した図である。 本実施の形態に係る封書作成システムが備える制御部の機能を説明した図である。 本発明の実施形態に係る封書作成システムの処理内容を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一若しくは同等の部位や構成要素には、同一若しくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[封書作成システムの基本構成]
本発明の実施の形態に係る封書作成システム1の基本構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る封書作成システム1の構成を示す概略構成図であり、図2は、実施の形態に係る封書作成システムを模式的に示す機能構成図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態に係る封書作成システム1は、窓付き封筒用紙P1及び内容物用紙P2に印刷して排出する印刷装置2と、印刷装置2で印刷された窓付き封筒用紙P1から封筒を形成し、印刷装置2で印刷された内容物用紙P2を封筒に収納して封書P3を作成する封入封緘装置3とを備えている。
図3は、窓付き封筒用紙P1及び内容物用紙P2を用いて封書作成システム1により封書P3が作成される流れを説明した図である。
窓付き封筒用紙P1には、内容物用紙P2が見えるように透明な窓部P1aが設けられている。窓付き封筒用紙P1は、折り畳み線P1b,P1cで折り畳まれることにより封筒P11(P1)が形成される。
内容物用紙P2は、折り畳み線P2b,P2cで折り畳まれて封筒P11(P1)内に封入される。内容物用紙P2には、窓部P1aに重なる領域として窓枠領域P2aが設けられている。この窓枠領域P2a内に宛名が印刷されることにより、窓部P1aを介して外側から宛名を見ることができる。
内容物用紙P2の折り方としては、外三つ折りと内三つ折りがあり、ここでは外三つ折りの例を示している。外三つ折りは、所謂Z折りともよばれ、折り済み内容物用紙P21(P2)に示すように、内容物用紙P2の左上部に印刷された宛名が上部になるように折られる。
外三つ折りされた折り済み内容物用紙P21(P2)は、封筒P11(P1)内に封入され封緘されて、封書P3が作成される。
なお、ここでは、内容物用紙P2が外三つ折りされる例を示したが、内三つ折りされる場合には、内容物用紙P2の左中部、すなわち、折り畳み線P2bと折り畳み線P2cとに挟まれた領域の左側に宛名が印刷される。そして、内三つ折りされることにより、印刷された宛名が上部になる。
図1,図2に戻り、印刷装置2は、窓付き封筒用紙P1及び内容物用紙P2に印刷して排出する装置であり、各部を収納する筐体の内部又は側面等に給紙部111を備えている。
給紙部111は、窓付き封筒用紙P1が載置された第1給紙トレイ111aと、それぞれ厚みが異なる内容物用紙P2が載置された第2給紙トレイ111b〜111dとを有している。具体的には、第2給紙トレイ111bには厚紙で構成された内容物用紙P2が載置され、第2給紙トレイ111cには普通紙(厚紙と薄紙の中間の厚さの用紙)で構成された内容物用紙P2が載置され、第2給紙トレイ111dには薄紙で構成された内容物用紙P2が載置されている。
給紙部111それぞれには搬送経路113が接続されており、この搬送経路113上の複数個所に搬送ローラなどで構成された搬送部112が設けられている。搬送部112は、第1給紙トレイ111aに載置された窓付き封筒用紙P1を1枚ずつ取り出し、搬送経路113上で搬送する。同様に、搬送部112は、第2給紙トレイ111b〜111dに載置された内容物用紙P2を1枚ずつ取り出し、搬送経路113上で搬送する。
印刷装置2は、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッドC、K、M、Yからなる印刷部114を有している。搬送経路113上の印刷部114の上流には、検出部118が設けられており、搬送される窓付き封筒用紙P1や内容物用紙P2を検出する。
また、印刷装置2は、窓付き封筒用紙P1や内容物用紙P2を封入封緘装置3に排出する送出部115と、窓付き封筒用紙P1及び内容物用紙P2を印刷装置2外に排出する排紙部116と、搬送経路113を搬送されてきた内容物用紙P2を受け入れた後に逆行させて搬送経路113に戻して内容物用紙P2の上下を反転させる反転部117とを備えている。
封入封緘装置3は、図1及び図2に示すように、内容物折畳部121と、封筒形成部123と、封緘部126と、排出部127とを備えている。
内容物折畳部121は、印刷装置2から送られてきた印刷済みの内容物用紙P2を、封筒用紙枚分の枚数毎に集積して整合し、整合された内容物用紙を必要に応じて、外三つ折りまたは内三つ折りに折り畳む機構である。
封筒形成部123は、印刷装置2から送られてきた印刷済みの窓付き封筒用紙P1から封筒P11を形成しつつ、内容物用紙P2を封筒P11に収納するとともに、窓付き封筒用紙P1の所定位置に設けられた再湿糊に水を塗布し、窓付き封筒用紙P1を折り曲げつつ所定位置の対向面を接着させることで封筒P11を形成する。具体的に封筒形成部123は、封筒となる窓付き封筒用紙P1を搬送しながら内容物用紙P2を包み込むように封入する。そして、水塗布処理部124で、内容物用紙P2を封入した窓付き封筒用紙P1に形成された再湿糊部に水塗布部124aで水を塗布し、用紙折部125において水塗布後の窓付き封筒用紙P1を搬送しながら折り線に沿って所定の折り処理を施す。なお、封筒形成部123には折部122が接続されており、この折部122は4つ折り封筒(即ち、窓付き封筒用紙P1を3回折る場合)に使用する機構である。封筒が3つ折り封筒である場合には、折部122は使用せず、封筒形成部123で折りと封入を同時に行うこととなる。
封緘部126は、封筒形成部123で形成された、内容物用紙P2を収納した封筒P11を封緘して封書P3を完成させる。封緘部126では、封筒の感圧接着剤同士を圧着することで封緘することもできる。排出部127は、封緘処理された封書P3を装置筐体外部まで上昇搬送させた後、排出トレイ127aまで水平に排出搬送する。
封書作成システム1の印刷装置2には、封書作成システム1の各部を統括制御する制御部119が備えられている。
制御部119は、印刷装置2全体の動作を制御するとともに、封入封緘装置3全体の動作を制御する。制御部119は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。制御部119には、操作パネル120が接続されている。
操作パネル120は、表示/入力パネル(図示しない)と、読み取りや印刷等を開始させるためのスタートキー、読み取りや印刷等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、ユーザ操作に基づく操作信号を制御部119に供給する。
制御部119は、封書作成用の印刷時において、封筒作成ジョブに基づき、窓付き封筒用紙P1及び内容物用紙P2を選択して給紙部111から給紙するよう制御する。封筒作成ジョブは、印刷画像データに加え、内容物用紙P2の枚数、内容物用紙P2の用紙厚を含む種類情報など印刷および封入封緘のための設定情報を含み、封書作成用印刷の際に外部の端末装置から印刷装置2に送信される。
さらに、制御部119は、内容物用紙P2の裏抜けを防止するように、印刷装置2および封入封緘装置3を制御する。具体的には、図2に示すように、領域決定部119aと、画像抽出部119bと、判定部119cと、推奨用紙決定部119dとを備える。
図4は、本実施の形態に係る封書作成システム1が備える制御部119の機能を説明した図である。
領域決定部119aが受信する封筒作成ジョブには、窓付き封筒用紙P1の窓部P1aの位置を示す窓部位置情報と、内容物用紙P2の折り方(外三つ折りまたは内三つ折り)を示す折り方情報が含まれている。そこで、領域決定部119aは、この窓部位置情報および折り方情報により、折り畳み線P2b,P2cの位置と、内容物用紙P2が窓部P1a内と重なる領域である窓枠領域P2aの位置を決定する。
この内容物用紙P2の窓枠領域P2a内には、宛名が印刷されることになる。ところが、窓枠領域P2aの裏面に印刷された裏面画像が裏写りすると、裏写りした裏面画像と窓枠領域P2a内に印刷された宛名が重なって宛名が判読し難くなる。
そこで、画像抽出部119bは、封筒作成ジョブに含まれる内容物用紙P2の裏面に印刷する裏面全体画像Dから、領域決定部119aにより決定された窓枠領域P2aの裏面に印刷される裏面画像D1を抽出する。
判定部119cは、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像D1における所定のドロップ数以上の画素の割合と、封筒作成ジョブにより指定された内容物用紙P2の種類情報に含まれる厚さとに基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定する。
具体的には、判定部119cは、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像D1の全ての画素について、ドロップ数が所定のドロップ数閾値Th1を超えたか否かを判定する。そして、判定部119cは、ドロップ数閾値Th1を超えた画素数を算出し、裏面画像D1の全ての画素数に対するドロップ数閾値Th1を超えた画素数の割合を画素数割合として算出する。
そして、判定部119cは、算出した画素数割合が所定の割合閾値Th2を超えた場合に、窓枠領域P2aに宛名判読に影響を及ぼす程度に裏抜けが生じると判定する。この割合閾値Th2は、封筒作成ジョブに含まれる内容物用紙P2の種類情報の厚さが厚いほど大きくなるように予め定められている。
推奨用紙決定部119dは、判定部119cにより裏抜けが生じると判定された場合に、種類情報が示す第2給紙トレイ111b〜111dに載置された厚みの異なる複数の内容物用紙P2のうち、封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2より厚く、かつ封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2に厚みに最も近いものを推奨用紙として決定する。例えば、封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2が薄紙(第2給紙トレイ111d)であった場合、厚紙(第2給紙トレイ111b)、普通紙(第2給紙トレイ111c)ともに薄紙(第2給紙トレイ111d)より厚いが、普通紙(第2給紙トレイ111c)の方が厚さが近い。そのため、推奨用紙決定部119dは、普通紙(第2給紙トレイ111c)を推奨用紙として決定する。
なお、判定部119cが、第2給紙トレイ111b〜111dに載置された厚みの異なる全ての内容物用紙P2について窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定し、推奨用紙決定部119dが、判定部119cにより封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2に裏抜けが生じると判定された場合に、裏抜けが生じないと判定され、かつ封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2に厚みに最も近いものを推奨用紙として決定するようにしてもよい。
[作用]
次に、本発明の実施形態に係る封書作成システム1の作用について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る封書作成システム1の処理内容を示すフローチャートである。
制御部119が封筒作成ジョブを受信すると、領域決定部119aは、封筒作成ジョブに含まれる窓部位置情報および折り方情報により、窓枠領域P2aの位置を決定する(ステップS101)。
次に、画像抽出部119bは、封筒作成ジョブに含まれる内容物用紙P2の裏面に印刷する裏面全体画像Dから、領域決定部119aにより決定された窓枠領域P2aの裏面に印刷される裏面画像D1を抽出する(ステップS103)。
そして、判定部119cは、第2給紙トレイ111b〜111dに載置された厚みの異なる全ての内容物用紙P2について、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合に基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定する(ステップS105)。
次に、判定部119cは、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、封筒作成ジョブにより指定された内容物用紙P2の種類情報に含まれる厚さとに基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定する(ステップS107)。
封筒作成ジョブにより指定された内容物用紙P2について裏抜けは生じないと判定された場合(ステップS107;NO)、この指定された内容物用紙P2が最もユーザの要望に合致したものであると推測できるので用紙変更することなく、印刷・封入封緘処理を実行する(ステップS117)。
その一方、封筒作成ジョブにより指定された内容物用紙P2について裏抜けが生じると判定された場合(ステップS107;YES)、推奨用紙決定部119dは、ステップS105において裏抜けが生じないと判定された内容物用紙P2の中で、封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2に厚みに最も近いものを推奨用紙として決定する(ステップS109)。
そして、制御部119は、ステップS109において決定した推奨用紙に変更するか否かを問い合わせるメッセージを操作パネル120に表示する(ステップS111)。
推奨用紙に変更する操作が行われた場合(ステップS113;YES)、制御部119は、ステップS109において決定した推奨用紙に変更し(ステップS115)、変更した推奨用紙を内容物用紙P2として用いて、印刷・封入封緘処理を実行する(ステップS117)。
以上のように、本発明の実施形態に係る封書作成システム1によれば、領域決定部119aが、封筒作成ジョブに含まれる窓部位置情報および折り方情報により、内容物用紙P2が窓部P1aに重なる領域である窓枠領域P2aの位置を決定し、画像抽出部119bが、封筒作成ジョブに含まれる内容物用紙P2の裏面に印刷する裏面全体画像Dから、領域決定部119aにより決定された窓枠領域P2aの裏面に印刷される裏面画像D1を抽出し、判定部119cが、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、封筒作成ジョブにより指定された内容物の種類情報とに基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定し、推奨用紙決定部119dが、判定部119cにより裏抜けが生じると判定された場合に、種類情報が示す第2給紙トレイ111b〜111dに載置された厚みの異なる複数の内容物用紙P2のうち、封筒作成ジョブにより設定された内容物用紙P2より厚いものを推奨用紙として決定する。
これにより、裏面画像の裏抜けを防止できるので、内容物用紙P2に印刷された宛名を判読可能に両面印刷できる。
なお、判定部119cは、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、封筒作成ジョブにより指定された内容物の厚さとに基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定したが、これに限らない。内容物の厚さに替えて、または厚さに加えて、マット紙や光沢紙などの用紙種に基づいて窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定するようにしてもよい。つまり、判定部119cは、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、封筒作成ジョブにより指定された内容物の種類(厚みおよび/または用紙種)とに基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定するようにしてもよい。
なお、上記のフローチャートでは、推奨用紙に変更する操作が行われた場合(ステップS113;YES)、制御部119は、ステップS109において決定した推奨用紙に変更したが(ステップS115)、これに限らない。具体的には、ステップS111およびS113の処理を省略し、裏抜けが生じると判定された場合(ステップS107;YES)、制御部119が、ステップS109において決定した推奨用紙に無条件で変更するようにしてもよい。これにより、印刷・封入封緘動作を一時停止することなく実行することになるので、生産性を高めることができる。
なお、本発明の実施形態に係る封書作成システム1では、判定部119cが、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像D1の全ての画素について、ドロップ数が所定のドロップ数閾値Th1を超えた画素数の割合を画素数割合として算出し、算出した画素数割合が所定の割合閾値Th2を超えた場合に、窓枠領域P2aに裏抜けが生じると判定した。
しかしながら、判定部119cは、さらに、封筒作成ジョブに含まれる裏面画像を印刷するインク色に基づいて、窓枠領域P2aに裏抜けが生じるか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、インク色(C,M,Y,K)毎に、ドロップ数閾値Th1(Thc1,Thm1,Thy1,Thk1)と、割合閾値Th2(Thc2,Thm2,Thy2,Thk2)とを設定しておく。ここで、それぞれの閾値は、視認性の高いインクの方が低くなるように、例えば、Thy1>Thc1=Thm1>Thk1となるように設定されている。
そして、判定部119cが、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像D1の全ての画素について、インク色ごとに、ドロップ数が所定のドロップ数閾値Th1(Thc1,Thm1,Thy1,Thk1)を超えた画素数の割合を画素数割合として算出し、算出した画素数割合が所定の割合閾値Th2(Thc2,Thm2,Thy2,Thk2)を超えたか否かを判定し、インク色(C,M,Y,K)のいずれか1色でも超えたと判定された場合に、窓枠領域P2aに裏抜けが生じると判定する。
以上のように、判定部119cが、画像抽出部119bにより抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、封筒作成ジョブにより指定された内容物の厚さと、封筒作成ジョブに含まれる裏面画像を印刷するインク色とに基づいて、領域に裏抜けが生じるか否かを判定する。
そのため、インク色ごとの裏抜けし易さを加味するので、より正確に領域に裏抜けが生じるか否かを判定することができ、内容物用紙P2に印刷された宛名を判読することができる。
(付記)
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
封筒作成ジョブに基づいて印刷手段により窓付き封筒および内容物を印刷する印刷装置と、前記印刷装置により宛名が印刷された内容物を折り畳んで前記宛名が前記窓付き封筒の窓枠内となるように封入封緘する封入封緘装置とを備えた封書作成システムであって、
前記内容物を保持し、前記封筒作成ジョブに応じた内容物を前記印刷手段へ給紙する給紙手段と、
前記封筒作成ジョブに含まれる前記窓枠の位置情報および前記内容物の折り方情報に基づいて、前記内容物が前記窓枠内と重なる領域を決定する領域決定手段と、
前記封筒作成ジョブから前記領域決定手段により決定された領域の裏面に印刷される裏面画像を抽出する画像抽出手段と、
前記画像抽出手段により抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、前記封筒作成ジョブにより指定された内容物の種類情報とに基づいて、前記領域に裏抜けが生じるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により裏抜けが生じると判定された場合に、前記種類情報の内容物うち、前記封筒作成ジョブに指定された前記内容物より裏抜けが発生しにくい種類の内容物を推奨用紙として決定する推奨用紙決定手段と、
を備えたことを特徴とする封書作成システム。
(付記2)
前記印刷手段は、複数色のインクによりカラー印刷可能であり、
前記判定手段は、さらに、前記封筒作成ジョブに含まれる前記裏面画像を印刷するインク色に基づいて、前記領域に裏抜けが生じるか否かを判定する
ことを特徴とする(付記1)記載の封書作成システム。
(付記3)
前記給紙手段は、前記推奨用紙決定手段により決定された推奨用紙に該当する種類の内容物を前記給紙トレイから前記印刷手段へ給紙する
ことを特徴とする(付記1)または(付記2)記載の封書作成システム。
1 封書作成システム
2 印刷装置
3 封入封緘装置
111 給紙部
111a 第1給紙トレイ
111b,111c,111d 第2給紙トレイ
112 搬送部
113 搬送経路
114 印刷部
115 送出部
116 排紙部
117 反転部
118 検出部
119 制御部
119a 領域決定部
119b 画像抽出部
119c 判定部
119d 推奨用紙決定部
120 操作パネル
121 内容物折畳部
122 折部
123 封筒形成部
124 水塗布処理部
124a 水塗布部
125 用紙折部
126 封緘部
127 排出部
127a 排出トレイ

Claims (3)

  1. 封筒作成ジョブに基づいて印刷手段により窓付き封筒および内容物を印刷する印刷装置と、前記印刷装置により宛名が印刷された内容物を折り畳んで前記宛名が前記窓付き封筒の窓枠内となるように封入封緘する封入封緘装置とを備えた封書作成システムであって、
    前記内容物を保持し、前記封筒作成ジョブに応じた内容物を前記印刷手段へ給紙する給紙手段と、
    前記封筒作成ジョブに含まれる前記窓枠の位置情報および前記内容物の折り方情報に基づいて、前記内容物が前記窓枠内と重なる領域を決定する領域決定手段と、
    前記封筒作成ジョブから前記領域決定手段により決定された領域の裏面に印刷される裏面画像を抽出する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段により抽出された裏面画像における所定のドロップ数以上の画素の割合と、前記封筒作成ジョブにより指定された内容物の種類情報とに基づいて、前記領域に裏抜けが生じるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により裏抜けが生じると判定された場合に、前記種類情報の内容物うち、前記封筒作成ジョブに指定された前記内容物より裏抜けが発生しにくい種類の内容物を推奨用紙として決定する推奨用紙決定手段と、
    を備えたことを特徴とする封書作成システム。
  2. 前記印刷手段は、複数色のインクによりカラー印刷可能であり、
    前記判定手段は、さらに、前記封筒作成ジョブに含まれる前記裏面画像を印刷するインク色に基づいて、前記領域に裏抜けが生じるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の封書作成システム。
  3. 前記給紙手段は、前記推奨用紙決定手段により決定された推奨用紙に該当する種類の内容物を前記給紙トレイから前記印刷手段へ給紙する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の封書作成システム。
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