JP6243688B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、後処理が設定された確認プリントの結果確認の時間を短縮できる画像形成装置に関する。
印刷を実行する前に、ユーザが印刷物の印面を事前に確認するための確認プリント(テストプリントともいう。)を実行する画像形成装置が良く知られている。
特許文献1には、このような確認プリントを実行する画像形成装置に、封入封緘処理や、穿孔(パンチ)処理、綴じ(ステーブル止め)処理、くるみ製本処理等の後処理を実行する後処理部が備えられた画像形成装置が提案されている。この画像形成装置は、後処理部から画像形成部に対し確認プリントを指示する後処理部操作部を設け、後処理部操作部から確認プリントの指示を出力して、通常に印刷された印刷物と区別できる形態で確認プリントの印刷物を排出するように排紙部を制御する。
特開2009−166948号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、後処理と確認プリントが設定された印刷ジョブが供給された場合、確認プリントの印刷物に対しても後処理を実行するので、印刷物が完成するまで時間がかかり、印面のみを確認したいというユーザにとっては、確認プリントの結果を確認するまでにさらに時間がかかるという問題があった。例えば、後処理が封入封緘処理である場合、封入封緘処理が実行された後、ユーザは、封入封緘された封筒を開封し封筒内の印刷物を確認する必要があるため、後処理の実行時間に加え開封する時間を要するので、印面の結果の確認に相当な時間を要していた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、後処理が設定された確認プリントの印面の結果を確認するために要していた時間を短縮できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置の第1の特徴は、印刷ジョブに基づいて画像を形成して印刷物を排紙部または連絡搬送路から排出する画像形成部と、その画像形成部の連絡搬送路から排出された前記印刷物に対し後処理を実行して排出部から排出する後処理部とを備えた画像形成装置であって、前記印刷ジョブに印刷物の印面を事前に確認するための確認プリントが設定されているか否かを判定する確認プリント判定手段と、前記確認プリント判定手段により前記印刷ジョブに前記確認プリントが設定されていると判定された場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブにさらに前記後処理が設定されているか否かを判定する後処理有無判定手段と、前記後処理有無判定手段により前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブにさらに前記後処理が設定されていると判定された場合、前記画像形成部に前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブを実行させて前記確認プリントによる印刷物を前記連絡搬送路を介して前記後処理部へ送り、前記後処理部で前記後処理を実行させることなく前記後処理部の前記排出部から排出させるように制御する確認プリント実行制御手段とを備えたことにある。
また、本発明の画像形成装置の第2の特徴は、前記確認プリント実行制御手段は、前記後処理有無判定手段により前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブにさらに前記後処理が設定されていると判定された場合、さらに、前記後処理が実行されない前記確認プリントの印刷物を前記後処理部の排出部から排出可能であるか否かを判定し、排出可能と判定した場合にのみ前記後処理が実行されない前記確認プリントの印刷物を前記後処理部の排出部から排出させるように制御することにある。
また、本発明の画像形成装置の第3の特徴は、前記確認プリント判定手段により前記印刷ジョブに前記確認プリントが設定されていると判定された場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブに当該印刷ジョブで指定された印刷ページ数よりもページ数を削減して印刷を実行する用紙節約モードが設定されているか否かを判定する用紙節約モード判定手段と、前記用紙節約モード判定手段により前記用紙節約モードが設定されていると判定された場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出する用紙節約処理手段と、を更に備え、前記確認プリント実行制御手段は、前記用紙節約処理手段により抽出されたページに基づいて前記確認プリントを実行することにある。
また、本発明の画像形成装置の第4の特徴は、前記用紙節約処理手段は、前記用紙節約モード判定手段により前記用紙節約モードが設定されていると判定された場合には、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出すると共に、さらに複数のページを1ページに集約する集約処理が設定されている場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブの各印刷セットから抽出した一通の区切りとなるページに対して前記集約処理を実行することにある。
本発明の画像形成装置の第1の特徴によれば、確認プリントが設定された印刷ジョブに後処理が設定されていると判定された場合、画像形成部に確認プリントが設定された印刷ジョブを実行させて確認プリントの印刷物を連絡搬送路を介して後処理部へ送り、後処理部で後処理を実行させることなく後処理部の排出部から排出させるので、後処理を実行する時間を削減できるので、後処理が設定された確認プリントの印面の結果を確認するために要していた時間を短縮することができる。また、後処理が設定された確認プリントの印刷物については後処理部の排出部側から排出される一方、後処理が設定されていない確認プリントの印刷物については画像形成部の排紙部から排出されるため、ユーザは印刷物の排出先の別によって後処理の設定の有無を容易に確認することができる。さらに、印刷用紙として様々な媒体の利用が予測されるが、後処理が設定された確認プリントの印刷物については、後処理が実行されないものの事前に後処理部の中を通して排出されることにより、後処理部における通紙性能や、画像形成部から後処理部の排出部までのローラ等の搬送手段に付着したゴミやインク等による転写汚れ等が生じないか否かを事前に確認することができる。
また、本発明の画像形成装置の第2の特徴によれば、後処理と確認プリントが設定された印刷ジョブを実行する際、後処理部において後処理の行われない印刷物を排出できない場合、その印刷物を画像形成部の排出部から排出させる一方、後処理部の排出部から排出可能である場合には、その印刷物を後処理部の排出部から排出するので、後処理の行われない確認プリントの印刷物を確実に排出できる。
また、本発明の画像形成装置の第3の特徴によれば、用紙節約モードに設定されている場合、確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出して確認プリントを実行するため、確認プリント実行時における用紙の使用量を削減することができる。
また、本発明の画像形成装置の第4の特徴によれば、確認プリントが設定された印刷ジョブに集約プリントが設定されている場合、確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを1ページに集約して確認プリントが実行されるため、確認プリント時における用紙の使用量をさらに削減することができる。
本発明に係る実施例1の画像形成装置の構成例を示す構成図である。 本発明に係る実施例1の画像形成装置における確認プリント時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例2の画像形成装置における確認プリント時の処理手順を示すフローチャートである。 後処理が設定された印刷ジョブを後処理部が後処理した際に、一部の印刷セットにおいて印刷セットの途中で後処理した場合の不具合の一例を示す図である。 本発明に係る実施例3の画像形成装置の構成例を示す構成図である。 本発明に係る実施例3の画像形成装置における確認プリント時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例3の画像形成装置における用紙節約モード時の用紙節約処理の一例である一通の区切りとなるページ抽出処理の例を示す図である。 本発明に係る実施例4の画像形成装置における確認プリント時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例4の画像形成装置における確認プリントの印刷物の一例を示した図ある。
以下、本発明に係る実施例1〜4の画像形成装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施例1)
<画像形成装置1の概要>
図1は、本発明に係る実施例1の画像形成装置1の構成例を示す構成図である。
図1に示すように、実施例1の画像形成装置1は、画像を形成し印刷物を排出する画像形成部3と、この画像形成部3から排出された印刷物に対し後処理である封入封緘処理を実行する封入封緘部5とを備えている。なお、以下の説明中において、「上流」とは、内容物用紙等の搬送方向から見て上流のことをいい、「下流」とは、内容物用紙等の搬送方向から見て下流のことをいう。また、図1において、「L」は正面から見た左方向、「R」は正面から見た右方向を示す。
画像形成部3は、端末装置(図示せず。)等から印刷ジョブを受信し、その印刷ジョブに基づいて内容物用紙P1や封筒用紙P2に対し所定の印刷を実行する。画像形成部3にて印刷された内容物用紙P1および封筒用紙P2は、処理対象の印刷ジョブに後処理が設定されている場合には、印刷物を連絡搬送路35を介して封入封緘部5へ受け渡される一方、印刷ジョブに後処理が設定されていない場合には、通常の印刷用紙である内容物用紙P1等に対し印刷を行って画像形成部3の排出部である後述する通常排紙台31から排紙される。
封入封緘部5は、画像形成部3から受け取った印刷済みの内容物用紙P1から内容物Bを形成すると共に、封筒用紙P2から封筒Eを形成し、内容物Bがある場合にはこれを封筒Eに封入した状態で封筒Eを封緘することにより、封書Mを作製する。ここで、封書Mは内容物を含まない封筒Eのみからなる場合もあり得る。この場合には、例えば、封筒Eの裏面に内容物Bに印刷される内容に相当するものが印刷されることとなる。また、印刷された内容物用紙P1が2つ折りや3つ折り等されて内容物Bになる場合もある。
<画像形成部3の構成>
画像形成部3は、画像形成筐体7を具備している。画像形成筐体7内には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行うインクジェット方式等の印刷部30が設けられている。この印刷部30は、図1に示すように、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクを吐出する複数のライン型のインクヘッド30A,30B,30C,30Dを備えている。また、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を搬送するためのループ状の印刷搬送路13が印刷部30を囲むように設けられている。
画像形成部3の筐体内における印刷部30の下側には、複数枚の内容物用紙P1を印刷部30側(印刷搬送路13側)へ順次給紙する複数(ここでは、便宜上3台とする。)の内容物用紙給紙部15が上下方向に段状に設けられている。
また、画像形成筐体7内の左部には、内容物用紙P1を印刷部30側へ搬送するための給紙搬送路21が設けられており、この給紙搬送路21は、複数の内容物用紙給紙部15から給紙された内容物用紙P1を搬送する。
画像形成筐体7内の左側部には、封筒用紙P2を印刷部30側(印刷搬送路13側)へ給紙する封筒用紙給紙部23が設けられている。
また、画像形成筐体7内の左部には、封筒用紙P2を印刷部30側へ搬送するための給紙搬送路29が設けられており、給紙搬送路29は、封筒用紙給紙部23から給紙された封筒用紙P2を搬送する。
印刷搬送路13の左側上部には、後処理が設定されていない印刷ジョブを受信した場合には、内容物用紙P1に対し通常の印刷を行ってその印刷物を排出される通常排紙台31が設けられている。なお、この通常排紙台31には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を表裏反転させて印刷部30側へ搬送するためのスイッチバック搬送路33も設けられている。
画像形成筐体7内の右部には、印刷搬送路13から送り出された内容物用紙P1及び封筒用紙P2を封入封緘部5側(右方向)へ搬送するための連絡搬送路35が設けられている。
また、画像形成筐体7内には、制御部37が設けられている。制御部37は、CPU37aと、通常の印刷ジョブや分割された印刷ジョブを記憶したり、展開等するRAM等のメモリ37bと、CPU37aが実行するプログラム等を記憶したHDD等のプログラム記憶部37cとを有している。CPU37aは、プログラム記憶部37cに記憶されたプログラムを実行することにより、画像形成部3内における印刷部30や内容物用紙給紙部15、封筒用紙給紙部23等の動作や、封入封緘部5における動作等の画像形成装置1全体の動作を制御し、特に、確認プリント判定手段37a1、後処理有無判定手段37a2、確認プリント実行制御手段37a3として機能する。
確認プリント判定手段37a1は、処理対象の印刷ジョブに印刷物の印面を事前に確認するための確認プリントが設定、すなわち確認プリントの指示または命令等が含まれているか否かを判定する。
後処理有無判定手段37a2は、確認プリント判定手段37a1により確認プリントが設定されていると判定された場合、印刷ジョブにさらに後処理である封入封緘処理が設定、すなわち封入封緘処理の指示または命令等が含まれているか否かを判定する。
確認プリント実行制御手段37a3は、後処理有無判定手段37a2により確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに後処理が設定されていると判定された場合、画像形成部3に確認プリントを実行させて確認プリントによる印刷物を封入封緘部5へ送り、封入封緘部5で後処理である封入封緘処理を実行させることなく封入封緘部5の排出部から排出させる一方、後処理有無判定手段37a2により確認プリントが設定された印刷ジョブに後処理が設定されていないと判定された場合、画像形成部3に確認プリントを実行させて確認プリントによる印刷物を画像形成部3の排出部から排出させるよう制御する。
<封入封緘部5の構成>
封入封緘部5は、封入封緘筐体41を具備しており、封入封緘筐体41内には、連絡搬送路35(画像形成部3)から送り出された印刷済みの内容物用紙P1及び封筒用紙P2を右方向へ搬送するための導入搬送路43が設けられている。
封入封緘筐体41内には、印刷済みの内容物用紙P1等(内容物を含む)を搬送するための内容物用紙搬送路45が設けられており、封入封緘筐体41内における内容物用紙搬送路45の上側には、印刷済みの封筒用紙P2を搬送するための封筒用紙搬送路47が設けられている。
内容物用紙搬送路45の下流端側と封筒用紙搬送路47の下流端側は、封筒形成部59にて合流している。封入封緘筐体41内における内容物用紙搬送路45と封筒用紙搬送路47の合流部の下流側(出口側)には、内容物を封入した状態で封筒等(封書を含む)を搬送するための封筒搬送路49が設けられている。この封筒搬送路49は、封入封緘筐体41の上部まで延びている。
内容物用紙搬送路45の途中には、整合部51が設けられている。この整合部51は、導入搬送路43から送り出された印刷済みの複数枚の内容物用紙P1を集積して整合するものである。
内容物用紙搬送路45における整合部51の出口側(下流側)には、内容物形成部55が設けられており、この内容物形成部55は、整合部51から送り出された整合済みの複数枚の内容物用紙P1(以下、適宜に内容物用紙P1という)を折り曲げて内容物を形成するものである。
封筒用紙搬送路47の途中には、前折り部73が設けられており、この前折り部73は、連絡搬送路35から送り出された印刷済みの封筒用紙P2(以下、適宜に封筒用紙P2という)の前折りを行うものである。
内容物用紙搬送路45と封筒用紙搬送路47の合流部には、封筒形成部59が設けられており、この封筒形成部59は、前折り部73から送り出された封筒用紙P2を折り曲げて封筒を形成するものである。
内容物用紙搬送路45の途中における封筒形成部59の入口側(上流側)には、内容物送出部57が設けられており、この内容物送出部57は、内容物形成部55から送り出された内容物を、封筒形成部59にて折り曲げ中の封筒用紙P2に封入されるように封筒形成部59側へ送り出すものである。
また、封筒搬送路49の途中には、封緘部113が設けられており、この封緘部113は、封筒形成部59から送り出された封筒を封緘するものである。また、封緘部113は、封筒を挟持して押圧する封緘ローラ対115を備えており、この封緘ローラ対115は、適宜の封緘モータ(図示省略)の駆動により回転可能である。ここで、封筒は、封緘ローラ対115によって挟持して押圧されることにより、封筒用紙P2に予め塗布した感圧接着剤及び/又は水糊の接着作用によって封緘されるようになっている。
さらに、封筒搬送路49の下流側には、正常に封緘され、封筒搬送路49から送り出された封書Mを排出する封入封緘部5の排出部である封書排出部50が設けられている。
以上のように画像形成装置1では、後処理である封入封緘処理が指示された印刷ジョブを受信した場合には、画像形成部3が複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行い、次いで後処理部である封入封緘部5が画像形成部3から搬送されてくる印刷済みの複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2から内容物B及び封筒Eをそれぞれ形成して、内容物Bを封入した状態で封筒Eを封緘することにより、封書Mを作製する。
<画像形成装置1の作用>
次に、本発明の実施例1である画像形成装置1の作用について説明する。
図2は、本発明の実施例1である画像形成装置1の処理手順を示すフローチャートである。
図2に示すように、画像形成部3の制御部37は、端末装置(図示せず。)から印刷ジョブを受信すると(ステップS101“YES”)、制御部37のCPU37aは、プログラム記憶部37cに記憶されたプログラムを実行し、確認プリント判定手段37a1として機能し、その印刷ジョブに確認プリントが設定、すなわち確認プリントの指示または命令等が含まれているか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において、CPU37aは、端末装置から受信した印刷ジョブに確認プリントが設定されていない場合(ステップS103“NO”)、その印刷ジョブに基づいて印刷部30に対し通常の印刷を実行させ(ステップS105)、通常排紙台31から排出して(ステップS115)、終了する。
一方、ステップS103において、CPU37aは、端末装置から受信した印刷ジョブに確認プリントが設定されていると判定した場合(ステップS103“YES”)、後処理有無判定手段37a2として機能し、その確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに後処理が設定されているか否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において、CPU37aは、確認プリントが設定された印刷ジョブに後処理が設定されていないと判定した場合(NOの場合)、確認プリント実行制御手段37a3として機能し、画像形成部3の通常排紙台31から通常に排紙することを選択し(ステップS109)、画像形成部3において後処理が設定されていない確認プリントを実行させる(ステップS113)。つまり、印刷部30が印刷ジョブに含まれる確認プリントの指示や命令等に基づいて内容物用紙P1や封筒用紙P2を確認プリントを実行して、確認プリントされた内容物用紙P1や封筒用紙P2は画像形成部3の排出部である通常排紙台31から排出される(ステップS115)。
一方、ステップS107において、CPU37aは、確認プリントが設定された印刷ジョブに後処理が設定されていると判定した場合(YESの場合)、確認プリント実行制御手段37a3として機能し、後処理部である封入封緘部5側の排出部である封書排出部50から確認プリントの印刷物を排出させることを選択し(ステップS111)、画像形成部3および封入封緘部5において後処理無しの確認プリントを実行させる(ステップS113)。
つまり、この場合、CPU37aは、確認プリント実行制御手段37a3として機能し、印刷部30に確認プリントを実行させ、印刷部30で確認プリントされた内容物用紙P1や封筒用紙P2を、連絡搬送路35を介し画像形成部3から封入封緘部5へ送らせる。
封入封緘部5は、連絡搬送路35を介し画像形成部3からの確認プリントされた内容物用紙P1や封筒用紙P2に対し、後処理である折り畳みや糊付け等の封入封緘処理を実行せずに封入封緘部5内を搬送させて、封入封緘部5の封書排出部50から排出させる(ステップS115)。
これにより、後処理と確認プリントが設定された印刷ジョブの場合には、画像形成部3で確認プリントが実行されても、封入封緘部5では後処理である封入封緘処理が実行されずに、2つ折りや3つ折りされて内容物Bになる前の印刷物である内容物用紙P1や、封筒Eになる前の印刷だけされた封筒用紙P2が封入封緘部5側の排出部である封書排出部50から排出される。
以上のように、本発明の実施例1である画像形成装置1によれば、印刷ジョブに確認プリントと後処理が設定されている場合には、画像形成部3で確認プリントが実行されて、確認プリントの印刷物が後処理部である封入封緘部5へ送られた場合でも、封入封緘部5は後処理である封入封緘処理を実行することなく封入封緘部5の封書排出部50から排出する。
そのため、確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに封入封緘処理等の後処理が設定されている場合でも、確認プリントの印刷物に対し封入封緘処理が実行されないので、後処理が設定された確認プリントの結果確認の時間を短縮することができる。
また、後処理が設定された確認プリントの印刷物については後処理部である封入封緘部5の封書排出部50側から排出される一方、後処理が設定されていない確認プリントの印刷物については画像形成部3の通常排紙台31から排出されるため、ユーザは確認プリントの印刷物が排出される排出部の別によって後処理の設定の有無を容易に確認することができる。
特に、本発明の実施例1である画像形成装置1では、後処理が封入封緘処理であるので、封入封緘処理は実行されない。そのため、糊を節約できると共に糊の予熱工程や乾燥工程を必要としないため、確認プリントの印刷物が完成するまで時間を短縮化ができ、さらには、ユーザは封筒を開封する作業も必要ないため、確認プリントの確認が非常に簡単になり、確認時間を短縮することができる。
なお、本発明の実施例1である画像形成装置1では、図2のフローチャートに示したように、確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに後処理が設定されている場合(ステップS107“YES”)、ステップS111において封入封緘部5側の排出部である封書排出部50から排出した。これは、封入封緘部5等の後処理部で後処理を実行しない場合でも、連絡搬送路35を介して封入封緘部5へ内容物用紙P1や封筒用紙P2の印刷物を送ることにより、印刷物が封入封緘部5の中を通過し封書排出部50から排出されるので、ユーザは、内容物用紙P1や封筒用紙P2の順序等を確認することができる。つまり、印刷用紙として様々な媒体の利用が予測されるが、後処理が設定された確認プリントの印刷物については、後処理を実行しないまでも事前に後処理部である封入封緘部5へ搬送してその封書排出部50から排出することにより、後処理部における通紙性能(しわや折れが生じないか等)や、画像形成部3から封入封緘部5の封書排出部50までに転写汚れ等が生じないか否かを事前に確認することができる。
(実施例2)
本発明の実施例1では、図2のフローチャートに示したように、確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに後処理が設定されていると判定した場合(ステップS107“YES”)、後処理部である封入封緘部5が接続されている連絡搬送路35を選択して、後処理されていない印刷物を最終的には封入封緘部5の封書排出部50から排出させる画像形成装置1を例に挙げて説明した。
しかしながら、画像形成部3からの印刷物を2つ折りや3つ折りする等の後処理を実行する後処理部によっては、後処理後の印刷物しか排出できず、後処理しない印刷物は排出できない場合がある。具体的には、封入封緘部5でも画像形成部3で印刷された内容物用紙P1を2つ折りや3つ折りすると共に、封筒用紙P2を小さく折り返して糊付けする封入封緘するため、封入封緘処理を実行しない場合には、封入封緘部5の封書排出部50から排出できないおそれがある。
そこで、本発明の実施例2では、後処理を実行しない確認テストの印刷ジョブの実行時でも、確実に確認テストの印刷物を排出できるようにした画像形成装置1を例に挙げて説明する。
図3は、本発明の実施例2である画像形成装置1の動作例を示すフローチャートである。なお、図3において、図2に示す本発明の実施例1である画像形成装置1の動作例と同じ処理には、同じステップ番号を付して説明を省略する。
図3に示すように、本発明の実施例2である画像形成装置1では、CPU37aが、確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに後処理が設定されていると判定した場合(ステップS107“YES”)、後処理部である封入封緘部5の封書排出部50から後処理である封入封緘処理を実行していない印刷物を排出可能であるか否かを判定する(ステップS117)。具体的には、CPU37aは、封書排出部50における排出口(図示せず。)の大きさと印刷用紙P1と封筒用紙P2のサイズに基づいて、封入封緘部5の封書排出部50から封入封緘処理を実行していない印刷物を排出可能であるか否かを判定する。
ステップS117において、封入封緘部5の封書排出部50から後処理である封入封緘処理を実行していない印刷物を排出不可であると判定した場合(NOの場合)、CPU37aは、後処理していない印刷物を排出可能な画像形成部3の通常排紙台31から排出させることを選択する(ステップS109)。その際、画像形成部3に通常排紙台31が複数あって、用紙のサイズ等によって排出可能な通常排紙台31を切り替えが必要な場合には、排出可能な通常排紙台31に切り替えるようにする。
一方、ステップS117において、封入封緘部5内を単に通紙されるだけの(後処理である封入封緘処理を実行されない)印刷物がそのままの状態で封書排出部50から排出可能であると判定した場合(YESの場合)、CPU37aは、封入封緘部5の排出部である封書排出部50を選択する(ステップS111)。
以上のように、本発明の実施例2である画像形成装置1によれば、本発明の実施例1である画像形成装置1と同様の効果に加え、後処理部である封入封緘部5において後処理の行われない印刷物が排出不可の場合には、画像形成部3の通常排紙台31からその印刷物を排出するので、後処理を行うことなく確認プリントを実行する場合でも、後処理の行われない確認プリントの印刷物を確実に排出できる。
(実施例3)
後処理が設定された印刷ジョブには、後処理の単位である印刷セットが複数含まれている場合がある。しかし、プログラムのバグ等の何らかの原因により、後処理部が印刷セットの途中で後処理を実行する場合もある。
図4は、後処理が設定された印刷ジョブを後処理部が後処理した際に、一部の印刷セットにおいてその途中で後処理した一例を示す図である。なお、ここでは、本発明の実施例1及び実施例2と同様に、後処理として封入封緘部5の封入封緘処理を一例に説明する。
図4に示すように、この例では、印刷ジョブの中に例えば“Aさん”〜“Dさん”毎に封入封緘する印刷セットが含まれている場合に、例えば、プログラムのバグ等によって封入封緘部5が印刷用紙P1を3ページ毎の均等ページ割で後処理を実行する。
この場合、“Aさん”の印刷セットに対しては、それぞれ、印刷用紙P1をA1〜A3という印刷セットの区切りで後処理を実行しているので、問題は発生しない。
これに対し、“Bさん”〜“Dさん”の印刷セットは、それぞれ、印刷用紙P1がB1〜B4、C1〜C2、D1〜D2というように4ページや2ページで構成されているため、“Bさん”の印刷セットでは、B4の印刷用紙P1が除外されて封入封緘されるという不具合が生じる。
また、“Cさん”の印刷セットでは、“Bさん”の印刷セットのB4の印刷用紙P1が誤封入され、“Dさん”の印刷セットでは、“Eさん”の印刷セットのE1の印刷用紙P1が誤封入されて封緘されるという不具合が生じる。
そのため、本発明の実施例3では、図4に示す“Bさん”〜“Dさん”の印刷セットのように後処理を実行した場合の不具合が発生することを予防するため、それを事前に確認する後処理と確認プリントが設定された印刷ジョブを実行する際に、用紙を無駄にせず、かつ、その後処理を省略して確認プリントを実行する画像形成装置1を例に挙げて説明する。
図5は、本発明の実施例3である画像形成装置1の構成例を示す構成図である。
図5に示すように、本発明の実施例3である画像形成装置1では、制御部37のCPU37aは、プログラム記憶部37cに記憶されたプログラムを実行することにより、確認プリント判定手段37a1、後処理有無判定手段37a2、確認プリント実行制御手段37a3として機能し、さらに用紙節約モード判定手段37a4及び用紙節約処理手段37a5として機能する。なお、画像形成部3や封入封緘部5の構成は、図1に示す本発明の実施例1である画像形成装置1が備える構成と同一であるので説明を省略する。
用紙節約モード判定手段37a4は、確認プリント判定手段37a1により印刷ジョブに確認プリントが設定されていると判定された場合、その確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに当該印刷ジョブで指定された印刷ページ数よりもページ数を削減して印刷を実行する用紙節約モードが設定されているか否かを判定する。
用紙節約処理手段37a5は、用紙節約モード判定手段37a4により用紙節約モードが設定されていると判定された場合、確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出する一方、用紙節約モードが設定されていないと判定された場合、確認プリントが設定された印刷ジョブで指定された印刷ページ全てを抽出する。
図6は、本発明の実施例3である画像形成装置1おける確認プリント時の処理手順を示すフローチャートである。なお、図6においてステップS101〜S115までの処理は、図2に示す本発明の実施例1である画像形成装置1における確認プリント時の処理手順と同一であるので説明を省略する。
本発明の実施例3である画像形成装置1では、ステップS103において印刷ジョブに確認プリントが設定されていると判定された場合(ステップS103“YES”)、制御部37のCPU37aは、用紙節約モード判定手段37a4として機能し、確認プリントが設定された印刷ジョブにさらに用紙節約モードが設定されているか否かを判定する(ステップS201)。なお、用紙節約モードは、印刷ジョブを生成して送信する端末装置(図示せず)でユーザ等によって選択され、印刷ジョブ中に設定される。
ステップS201において、CPU37aは、確認プリントが設定された印刷ジョブに用紙節約モードが設定されていないと判定した場合(NOの場合)、その確認プリントが設定された印刷ジョブで指定された全てのページを抽出する(ステップS203)。その後、CPU37aは、図2に示す本発明の実施例1である画像形成装置1と同様に、ステップS107〜S115までの処理を実行する。
一方、ステップS201において、確認プリントが設定された印刷ジョブに用紙節約モードが設定されていると判定した場合(YESの場合)、CPU37aは、用紙節約処理手段37a5として機能し、用紙節約モード時の用紙節約処理としてその確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットから一通の区切りとなるページを抽出する(ステップS205)。具体的には、各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページである、例えば、最初のページのみか、最後のページのみ、あるいは最初と最後のページを抽出する。なお、ここでは、CPU37aは、確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットから一通の区切りとなるページとして、最初と最後のページのみを抽出する。即ち、各印刷セットがNページあれば、最初と最後のページのみを抽出して、その間の(N−2)ページを抽出しないので、その分印刷用紙を節約することができる。
図7は、本発明の実施例3である画像形成装置1におけるフローチャートのステップS205におけるページ抽出処理の一例を示した図である。
図7に示すように、CPU37aは、確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットから一通の区切りとなる最初と最後のページのみを抽出するので、例えば、“Cさん”の印刷セットでは、図7に示すように最初のページB4と、最後のページC2のみを抽出し、その間のページC1は抽出しない。これにより、“Cさん”の印刷セットでは、最初と最後のページの間のページC1は印刷されないので、用紙を節約できると共に、ユーザは最初のページB4の印刷によって誤封入の発生を事前に発見することができる。
また、“Dさん”の印刷セットでは、図7に示すように、最初のページD1と、最後のページE1とを抽出し、その間のページD2は抽出しない。これにより、“Dさん”の印刷セットでも、最初と最後のページの間のページD2は印刷されないので、用紙を節約できると共に、ユーザは最後のページE1の印刷によって誤封入の発生を事前に発見することができる。
以上のように、本発明の実施例3である画像形成装置1によれば、後処理が設定された確認プリントの実行時に、用紙節約モードが設定されている場合には、印刷ジョブの一通の区切りとなるページを抽出して、その後はその抽出したページについて実施例1の画像形成装置1と同様に後処理無しの確認プリントを実行する。
その結果、本発明の実施例1である画像形成装置1と同様に、後処理が設定された確認プリントの結果確認の時間を短縮することができると共に、後処理無しの確認プリントを実行する際、用紙節約モード時の用紙節約処理として一通の区切りとなるページ抽出処理を実行することによって印刷用紙の使用量を削減することができる。
なお、本発明の実施例3である画像形成装置1では、図2に示す本発明の実施例1である画像形成装置1の動作を示すフローチャートにおけるステップS103の処理とステップS107の処理の間にステップS201〜205の処理を追加して説明したが、これに限らず、図3に示す本発明の実施例2である画像形成装置1の動作を示すフローチャートにおけるステップS103の処理とステップS107の処理の間にステップS201〜205の処理を追加するようにしても良い。
(実施例4)
本発明の実施例3では、用紙節約モードが設定されている場合には、用紙節約処理として確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出し、その後は抽出したページについて後処理無しの確認プリントを実行する画像形成装置1を例に挙げて説明したが、これに限らない。
本発明の実施例4では、用紙節約モードが設定されており、さらに集約処理が選択されている場合には、本発明の実施例3である画像形成装置1よりもさらに印刷用紙を削減することができる画像形成装置1を例に挙げて説明する。
なお、本発明の実施例4である画像形成装置1の機器構成は、図5に示した本発明の実施例3である画像形成装置1の機器構成と同様であり、制御部37のCPU37aが用紙節約処理手段37a5としてさらに集約処理を実行する機能を付加したため、図5に示した構成図を参照して、動作を説明する。
図8は、本発明の実施例4である画像形成装置1における確認プリント時の処理手順を示すフローチャートである。なお、図8においてステップS101〜S115およびS201〜S205の処理は、図6に示す本発明の実施例3である画像形成装置1における確認プリント時の処理内容と同一であるので、説明を省略する。
図8に示すように、本発明の実施例4である画像形成装置1では、制御部37のCPU37aは、確認プリントが設定された印刷ジョブに用紙節約モードが設定されていて(ステップS201“YES”)、確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出した場合(ステップS205)、さらにこの確認プリントが設定された印刷ジョブを送信してきた端末装置(図示せず。)で集約処理が選択されているか否かを判定する(ステップS207)。ここで、集約処理とは、後述する図9(a),(b)に示すように1ページの印刷用紙に複数のページを集約して印刷することをいい、用紙節約モードの設定と同様に、印刷ジョブを生成して送信する端末装置において印刷ジョブを作成する際にユーザ等によって選択され、印刷ジョブ中に設定される。
ステップS207において、集約処理が選択されていないと判定された場合には(NOの場合)、制御部37のCPU37aは、ステップS209の集約処理を実行せずにそのままステップS107以降の処理を実行する。
一方、ステップS207において、集約処理が選択されていると判定された場合(YES)、制御部37のCPU37aは、用紙節約処理手段37a5として機能し、前のステップS205の処理によって確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットから抽出した一通の区切りとなるページに対して集約処理を実行する(ステップS209)。
図9は、本発明の実施例4である画像形成装置1におけるステップS209の集約処理の一例を示す図である。
図9(a)は、前のステップS205の処理によって確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットから図7に示すように最初のページと最後のページの2ページを抽出し、かつ、1枚の印刷用紙にその抽出したページを例えば4ページ分、集約印刷する例を示している。そのため、この場合には、最初の1ページの印刷用紙には、図4に示すように“Aさん”及び“Bさん”の印刷セットから抽出したA1,A3,B1,B3のページが抽出されて集約印刷される。なお、図示はしないが、2ページ目には、B4,C2,D1,E1のページが抽出されて集約印刷され、“Cさん”と“Dさん”の印刷セットで誤封入が発生したことを発見できる。
これにより、本発明の実施例3である画像形成装置1の場合よりも印刷用紙の使用量を1/4に削減することができる。なお、4ページの集約印刷は一例であり、2ページや6ページ以上でも勿論良い。
図9(b)は、前のステップS205の処理によって確認プリントが設定された印刷ジョブの各印刷セットから最初のページのみの1ページを抽出し、かつ、1枚の印刷用紙にその抽出したページを例えば4ページ分、集約印刷する例を示している。そのため、この場合には、最初の1ページの印刷用紙には、図4に示すように“Aさん”〜“Dさん”の印刷セットから抽出した最初のページであるA1,B1,B4,D1のページが抽出されて集約印刷される。これにより、図9(b)の場合であれば、図9(a)に示す場合よりも印刷用紙の使用量をさらに1/2に削減することができる。また、B4,D1のページが抽出されて集約印刷されることにより、“Cさん”と“Dさん”の印刷セットで誤封入が発生したことを発見できる。
このように、本発明の実施例4である画像形成装置1によれば、後処理が設定された確認プリントの実行時に、用紙節約モードが設定されており、さらに、集約処理が設定されている場合には、印刷ジョブの一通の区切りとなるページを抽出すると共に、各印刷セットから抽出した一通の区切りとなるページに対して集約処理を実行する。
その結果、本発明の実施例4である画像形成装置1によれば、本発明の実施例1〜3である画像形成装置1と同様に後処理が設定された確認プリントの結果確認の時間を短縮することができると共に、後処理無しの確認プリントを実行する際、一通の区切りとなるページの抽出と集約処理によって確認プリント時における用紙の使用量をさらに削減することができる。
なお、本発明の実施例1〜4である画像形成装置では、後処理部として封入封緘部5を備えたものとして説明したが、本発明では、これに限らず、穿孔(パンチ)処理や、綴じ(ステーブル止め)処理、くるみ製本処理等の後処理を実行する後処理部が備えられていても勿論良い。
1…画像形成装置
3…画像形成部
5…封入封緘部(後処理部)
30…印刷部
31…通常排紙台(排紙部)
35…連絡搬送路
37…制御部
37a…CPU
37a1…確認プリント判定手段
37a2…後処理有無判定手段
37a3…確認プリント実行制御手段
37a4…用紙節約モード判定手段
37a5…用紙節約処理手段
37b…メモリ
37c…プログラム記憶部
50…封書排出部(排出部)

Claims (3)

  1. 印刷ジョブに基づいて画像を形成して印刷物を排紙部または連絡搬送路から排出する画像形成部と、その画像形成部の連絡搬送路から排出された前記印刷物に対し後処理として封入封緘処理を実行して排出部から排出する後処理部とを備えた画像形成装置であって、
    前記印刷ジョブに印刷物の印面を事前に確認するための確認プリントが設定されているか否かを判定する確認プリント判定手段と、
    前記確認プリント判定手段により前記印刷ジョブに前記確認プリントが設定されていると判定された場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブにさらに前記後処理が設定されているか否かを判定する後処理有無判定手段と、
    前記後処理有無判定手段により前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブに前記後処理が設定されていると判定された場合、さらに、前記確認プリントの印刷物を前記後処理部の排出部から排出可能であるか否かを判定し、
    排出可能と判定した場合に、前記画像形成部に前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブを実行させて前記確認プリントによる印刷物を前記連絡搬送路を介して前記後処理部へ送り、前記後処理部で前記後処理を実行させることなく前記後処理部の前記排出部から排出させるように制御する一方、
    排出不可と判定した場合、前記画像形成部に前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブを実行させて前記確認プリントによる印刷物を前記画像形成部の前記排紙部から排出させるように制御する確認プリント実行制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記確認プリント判定手段により前記印刷ジョブに前記確認プリントが設定されていると判定された場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブに当該印刷ジョブで指定された印刷ページ数よりもページ数を削減して印刷を実行する用紙節約モードが設定されているか否かを判定する用紙節約モード判定手段と、
    前記用紙節約モード判定手段により前記用紙節約モードが設定されていると判定された場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出する用紙節約処理手段と、
    を更に備え、
    前記確認プリント実行制御手段は、前記用紙節約処理手段により抽出されたページに基づいて前記確認プリントを実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙節約処理手段は、
    前記用紙節約モード判定手段により前記用紙節約モードが設定されていると判定された場合には、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブの各印刷セットにおいて一通の区切りとなるページを抽出すると共に、さらに複数のページを1ページに集約する集約処理が設定されている場合、前記確認プリントが設定された前記印刷ジョブの各印刷セットから抽出した一通の区切りとなるページに対して前記集約処理を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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