JP2019077555A - 封書作製システム - Google Patents

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【課題】封入物の厚みに応じて封筒用紙に印刷する印刷位置及び封筒の辺の長さを調整し、封入物の厚みに起因する封緘不良を防止する。【解決手段】封入用紙と封筒用紙を印刷する印刷装置2と、封筒用紙を折ることで形成される封筒に封入用紙で構成される封入物を封入して封書を作製する封書作製装置3とを備える封書作製システム1であって、印刷装置2は、封筒用紙に印刷する印刷情報の位置を調整する印刷位置調整部20と、印刷位置調整部20で調整した印刷情報の位置に印刷情報を印刷する印刷部12とを備え、封書作製装置3は、封筒を形成するとき封筒形成後における短辺に当たる辺の長さを、封入物の厚みが最大厚みの場合に最も長く、封入物の厚みが最大厚みより薄くなるに従って短くなるように封筒用紙の折位置を調整する封筒厚調整部55を備え、印刷位置調整部20は、封筒厚調整部55にて調整された折り位置に対応させて印刷位置を調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、封書を作製する封書作製システムに関する。
従来から、封入用紙と封筒用紙を印刷する印刷装置と、封筒用紙で形成される封筒に封入用紙で構成される封入物を封入して封書を作製する封書作製装置とを備える封書作製システムが知られている。封書作製装置は、封筒よりも封入物が大きいと、封緘することができない。
そこで、封筒への封入物の封入が不可と判断された場合に、封入物の折り回数を増加させて封入可能とする技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特開2011−236015号公報
特許文献1の技術では、封入物の折り回数を増加させることで、封入物が厚くなり、フラップ部の接着が難くなる課題がある。封入物の厚みによっては、封緘することができない場合がある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、封入物の厚みに応じて封筒の形状を調整し、封緘不良を生じさせないようにした封書作製システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る封書作製システムは、封入用紙と封筒用紙を印刷する印刷装置と、前記封筒用紙を折ることで形成される封筒に前記封入用紙で構成される封入物を封入して封書を作製する封書作製装置とを備える封書作製システムであって、前記印刷装置は、前記封筒用紙に印刷する印刷情報の位置を調整する印刷位置調整部と、前記印刷位置調整部で調整した前記印刷情報の位置に印刷情報を印刷する印刷部と、を備え、前記封書作製装置は、前記封筒を形成するとき、前記封筒形成後における短辺に当たる辺の長さを、前記封入物の厚みが最大厚みの場合に最も長く、前記封入物の厚みが前記最大厚みより薄くなるに従って短くなるように前記封筒用紙の折り位置を調整する封筒厚調整部を備え、前記印刷位置調整部は、前記封筒厚調整部にて調整された前記折り位置に対応させて印刷位置を調整することにある。
本発明の封書作製システムによれば、封入物の厚みに応じて封筒用紙に印刷する印刷位置及び封筒の辺の長さを調整するようにしているので、封入物の厚みに起因する封緘不良を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る封書作製システムの機能構成例を示すブロック図である。 図1に示す封書作製システムの概略構成を示す図である。 封筒用紙の封入物が入れられる側の面(裏側)の平面図の一例を示す図である。 封筒用紙の外側の面(表側)の平面図の一例を示す図である。 封筒用紙が折られる様子の一例を示す図である。 図1に示す印刷装置を構成する厚み算出部、印刷位置調整部、及び印刷部の処理手順を示すフローチャートである。 紙の種別、枚数、及び折り数と、封入物の厚みの対応関係の例を示す図である。 封筒の形状が調整された例を示す図である。 封筒の形状が調整された他の例を示す図である。 封筒厚調整部の処理手順を示すフローチャートである。 封筒厚調整部の他の処理手順を示すフローチャートである。 厚みの異なる封入物を収納した封筒の断面を模式的に示す図であり、(a)は封入物の厚みが厚い場合、(b)は封入物の厚みが薄い場合を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面を通じて同一若しくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図1は、本発明の実施の形態に係る封書作製システムの機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る封書作製システム1は、印刷装置2と、封書作製装置3とを備える。印刷装置2は、封入用紙と封筒用紙とを印刷する。封書作製装置3は、封筒用紙を折ることで形成される封筒に封入用紙で構成される封入物を封入して封書を作製する。
印刷装置2は、印刷部12、印刷制御部17、厚み算出部19、及び印刷位置調整部20等を備える。他の機能構成部については後述する。
厚み算出部19は、封入用紙の枚数と折り数から、該封入用紙で構成される封入物の厚みを算出する。封入用紙の折り数は、例えば紙サイズに対応させる。B5サイズで有れば2つ折り、A4サイズで有れば3つ折り等である。紙サイズと封入用紙の枚数は、外部から印刷装置2に与えられる印刷指令によって決定される。印刷指令は、例えばPDL(Page Description Language)型式で記述され、印刷情報、印刷枚数、片面/両面、及び解像度等の印刷ジョブの全てを指定する。なお、印刷指令に封入物の厚みを表す情報が含まれていれば、厚み算出部19は不要である。
印刷位置調整部20は、封筒用紙に印刷する印刷情報の位置を調整する。封筒用紙に印刷する印刷情報は、例えば宛先と差出人である。印刷位置調整部20によって、封筒上の宛先と差出人の印刷位置が調整される。
印刷部12は、印刷位置調整部20で調整した印刷情報の位置に印刷情報を印刷する。印刷部12について詳しくは後述する。
封書作製装置3は、封筒厚調整部55等を備える。他の機能構成部については後述する。
封筒厚調整部55は、封筒を形成するとき、封筒形成後における短辺に当たる辺の長さを、封入物の厚みが最大厚みの場合に最も長く、封入物の厚みが最大厚みよりも薄くなるに従って短くなるように封筒用紙の折り位置を調整する。封筒の封入物の短辺に当たる辺とは、例えば封筒を洋封筒とした場合の封筒の高さである。
以上述べたように本実施形態に係る封書作製システム1は、封入用紙と封筒用紙を印刷する印刷装置2と、封筒用紙で形成される封筒に封入用紙を封入して封書を作製する封書作製装置3とを備える封書作製システム1であって、印刷装置2は、封入用紙の枚数と折り数から、該封入用紙で構成される封入物の厚みを算出する厚み算出部19と、封筒用紙に印刷する印刷情報の位置を調整する印刷位置調整部20と、印刷位置調整部20で調整した位置に印刷情報を印刷する印刷部12と、を備え、封書作製装置3は、封筒の封入物の短辺に当たる辺の長さを、封入物の厚みが最大厚みの場合に最も長く、封入物の厚みが最大厚みより薄くなるに従って短く調整する封筒厚調整部55を備える。印刷位置調整部20は、封筒厚調整部55にて調整された折り位置に対応させて印刷位置を調整する。
この封書作製システム1によれば、封入物の厚みが厚い場合は封筒の形状が大きくなり、封入物の厚みが薄い場合は封筒の形状が小さくなる。したがって、封入物の厚みが厚くても封緘不良を生じさせない。
<封書作製システムの構成>
続いて図2を参照して封書作製システム1の構成を詳しく説明する。図2は、封書作製システム1の概略構成図である。
印刷装置2は、用紙Pに印刷を行う。用紙Pには、封入用紙PBと封筒用紙PEがある。
印刷装置2は、給紙部11、印刷部12、連結部13、上面搬送部14、排紙部15、反転部16、印刷制御部17、厚み算出部19、印刷位置調整部20、及び各部を収納または保持する筐体18を備える。
なお、図2において太線で示す経路が、用紙等が搬送される搬送経路である。印刷装置2における搬送経路のうち、実線で示す迷路が通常経路RC、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、長破線で示す経路が排紙経路RD、短破線で示す経路が連結経路RJ、二点鎖線で示す経路が給紙経路RSである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
給紙部11は、印刷部12に用紙Pを給紙する。給紙部11は、搬送経路の最も上流側に配置されている。給紙部11は、外部給紙台21と、外部給紙ローラ22と、複数の内部給紙台23と、複数対の内部給紙ローラ24と、複数対の内部給紙搬送ローラ25とを備える。
外部給紙台21は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。外部給紙台21は、一部が筐体18の外部に露出して設置されている。
外部給紙ローラ22は、外部給紙台21から用紙Pを1枚ずつ取り出し、給紙経路RSに沿って後述のレジストローラ26へ向けて搬送する。外部給紙ローラ22は、外部給紙台21の上側に配置されている。外部給紙ローラ22は、図示しないモータにより駆動される。
内部給紙台23は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。内部給紙台23は、筐体18の内部に配置されている。
内部給紙ローラ24は、内部給紙台23から用紙Pを1枚ずつ取り出して給紙経路RSへと送り出す。内部給紙ローラ24は、内部給紙台23の上側に配置されている。内部給紙ローラ24は、図示しないモータにより駆動される。
内部給紙搬送ローラ25は、内部給紙台23から取り出された用紙Pをレジストローラ26へ向けて搬送する。内部給紙搬送ローラ25は、給紙経路RSに沿って配置されている。内部給紙搬送ローラ25は、図示しないモータにより駆動される。
印刷部12は、用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに画像を印刷する。印刷部12は、給紙部11の下流側に配置されている。印刷部12は、レジストローラ26と、ベルト搬送部27と、インクジェットヘッド部28とを備える。
レジストローラ26は、給紙部11または反転部16から搬送されてきた用紙Pを一旦止めて斜行補正した後、ベルト搬送部27に向けて搬送する。レジストローラ26は、給紙経路RSと反転経路RRとの合流地点の近傍の通常経路RC上に配置されている。レジストローラ26は、図示しないモータにより駆動される。
ベルト搬送部27は、レジストローラ26から搬送されてきた用紙Pをベルト上に吸着保持して搬送する。ベルト搬送部27は、レジストローラ26の下流側に配置されている。ベルト搬送部27は、図示しないモータにより駆動される。
インクジェットヘッド部28は、用紙Pの搬送方向と略直交する方向(前後方向)に複数のノズルが配列されたラインタイプの複数のインクジェットヘッド(図示せず)を有する。インクジェットヘッド部28は、ベルト搬送部27の上方に配置されている。インクジェットヘッド部28は、ベルト搬送部27により搬送される用紙Pにインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印刷する。
連絡部13は、封書作製用の印刷時において、印刷済みの用紙Pを封書作製装置3へ送り出す。連絡部13は、切替部29と、連絡ローラ30とを備える。
切替部29は、用紙Pの搬送経路を通常経路RCと連絡経路RJとの間で切り替える。切替部29は、通常経路RCと連絡経路RJとの分岐地点に配置されている。切替部29は、図示しないソレノイドにより駆動される。連絡経路RJは、印刷部12と上面搬送部14との境界から封書作製装置3に向けて延びる経路である。連絡経路RJの下流端は、後述する封書作製装置3の封筒用紙経路REの上流端に接続されている。
連絡ローラ30は、ベルト搬送部27から搬送されてきた用紙Pを搬送して封書作製装置3へ送り出す。連絡ローラ30は、連絡経路RJに沿って切替部29の下流側に配置されている。連絡ローラ30は、図示しないモータにより駆動される。
上面搬送部14は、ベルト搬送部27により搬送されてきた用紙Pを右方向から左方向へとUターンするように搬送する。上面搬送部14は、複数対の上面搬送ローラ31を備える。
上面搬送ローラ31は、用紙Pをニップしつつ搬送する。最下流の上面搬送ローラ31は、反転経路RRの上流部に配置されている。他の上面搬送ローラ31は、印刷部12と排紙部15との間の通常経路RCに沿って配置されている。上面搬送ローラ31は、図示しないモータにより駆動される。
排紙部15は、印刷済みの用紙Pを排紙する。排紙部15は、切替部32と、排紙ローラ33と、排紙台34とを備える。
切替部32は、用紙Pの搬送経路を排紙経路RDと反転経路RRとの間で切り替える。切替部32は、排紙経路RDと反転経路RRとの分岐地点に配置されている。切替部32は、図示しないソレノイドにより駆動される。
排紙ローラ33は、上面搬送部14により搬送されてきた用紙Pを搬送して排紙台34へ排紙する。排紙ローラ33は、排紙経路RDに沿って切替部32と排紙台34との間に配置されている。排紙ローラ33は、図示しないモータにより駆動される。
排紙台34は、排紙された用紙Pが積載されるものである。排紙台34は、排紙経路RDの下流端に配置されている。
反転部16は、両面印刷の際に、片面印刷済みの用紙Pを反転させてレジストローラ26へ搬送する。反転部16は、反転ローラ35と、再給紙ローラ36と、切替ゲート37とを備える。
反転ローラ35は、上面搬送部14により搬送されてきた用紙Pをスイッチバックして再給紙ローラ36へ搬送する。反転ローラ35は、反転経路RRに沿って、最下流の上面搬送ローラ31と再給紙ローラ36との間に配置されている。反転ローラ35は、図示しないモータにより駆動される。
再給紙ローラ36は、反転ローラ35により搬送されてきた用紙Pをレジストローラ26へ搬送する。再給紙ローラ36は、反転ローラ35とレジストローラ26との間の反転経路RR上に配置されている。再給紙ローラ36は、図示しないモータにより駆動される。
切替ゲート37は、上面搬送ローラ31により搬送されてきた用紙Pを反転ローラ35へとガイドする。また、切替ゲート37は、反転ローラ35によりスイッチバックされた用紙Pを再給紙ローラ36へとガイドする。切替ゲート37は、最下流の上面搬送ローラ31、反転ローラ35、および再給紙ローラ36の3個所の重心近傍に配置されている。
印刷制御部17は、印刷装置2の各部の動作を制御する。印刷制御部17、厚み算出部19、及び印刷位置調整部20の各機能構成部は、例えばROM、RAM、CPU等からなるコンピュータで実現してもよい。各機能構成部をコンピュータによって実現する場合、各機能構成部が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。
<封書作製装置の構成>
封書作製装置3は、印刷装置2で印刷された封入用紙PBを折り曲げて封入物を形成するとともに、印刷装置2で印刷された封筒用紙PEから封筒を形成し、封入物を収納した封筒を封緘して封書を作製する。
<封筒用紙>
ここで、封書作製装置3において封書作製に用いられる封筒用紙PEについて説明する。図3は、封筒用紙PEの封入物が入れられる側の面(裏側)の平面図である。図4は、封筒用紙の外側の面(表側)の平面図である。
図3と図4に示すように、封筒用紙PEは、搬送方向に直交する向きでお互いに間隔を空けて設けられる第1折り位置44と第2折り位置45を有し、第1折り位置44と第2折り位置45とによって区画される第1紙片41と第2紙片と第3紙片とからなる1枚の矩形の用紙である。
図3と図4において、x軸方向を幅、y軸方向を高さと称する。封書作製装置3は、封入物の厚みに対応させて第2紙片42の高さ方向の長さ(高さ)を調整する。
図5に示すように、封筒用紙PEは、第1紙片41と第2紙片42との境界の第2折り位置45、及び第2紙片42と第3紙片43との境界の第1折り位置44で折られることで3つ折りにされ、封筒が形成される。第2紙片42と第3紙片43との間に封入物Bが挿入される(図5と図12参照)。第2紙片42の表面には、必要に応じて宛名42aと差出人42bの印刷情報が印刷される。
第3紙片43の表面には、第1折り位置44に沿って再湿糊6が帯状に設けられている。再湿糊6は、水に濡れると接着力を発揮する糊である。再湿糊6には、後述する封書作製装置3の水塗布部84により水が塗布される。そして、図4に示すように、第1折り位置44で折られた封筒用紙PEの第1紙片41が、第3紙片43に重なることで封筒のフラップとなる第1紙片41が第3紙片43に接着し、封筒が形成される。
封入物Bの厚みに応じて、第1折り位置44又は第2折り位置45の位置が調整される。第1折り位置44は、後述する突き当て部材78の位置を変化させることで調整される。また、第2折り位置45は、後述する突き当て部材83の位置を変化させることで調整される。
封筒用紙PEの第1折り位置44と第2折り位置45に平行な幅方向における両縁部の所定位置には、感圧接着剤7が配置されている。感圧接着剤7は、圧力が加えられることで接着力を発揮する接着剤である。封筒用紙PEが折り畳まれて形成された封筒の両縁部に、後述する封書作製装置3の圧着ローラ90により圧力が加えられることで、感圧接着剤7が接着力を発揮し、封筒の幅方向の両縁部が閉じられる。
封書作製装置3の説明に戻る。図2に示すように、封書作製装置3は、導入部51と、封筒用紙搬送部52と、整合部53と、封入用紙折り部54と、封筒厚調整部55と、封緘部57と、排出部58と、封書作製制御部59と、各部を収納または保持する筐体60とを備える。
なお、封書作製装置3における搬送経路のうち、実線で示す経路が封筒用紙経路RE、一点鎖線で示す経路が封入物経路RB、破線で示す経路が封入封緘・排紙経路RMである。封筒用紙経路REの上流端は、印刷装置2の連絡経路RJの下流端に接続されている。
導入部51は、印刷装置2から印刷された封筒用紙PEを取り込み、封筒用紙搬送部52へ導く。また、導入部51は、印刷装置2から印刷された封入用紙PBを取り込み、整合部53へ導く。導入部51は、導入ローラ61と、切替部62とを備える。
導入ローラ61は、印刷装置2から印刷された封筒用紙PEおよび封入用紙PBを取り込む。導入ローラ61は、封筒用紙経路REの上流端近傍に配置されている。導入ローラ61は、図示しないモータにより駆動される。
切替部62は、用紙P(封筒用紙PEおよび封入用紙PB)の搬送経路を封筒用紙経路REと封入物経路RBとの間で切り替える。切替部62は、封筒用紙経路REと封入物経路RBとの分岐地点に配置されている。切替部62は、図示しないソレノイドにより駆動される。
封筒用紙搬送部52は、導入部51により印刷装置2から取り込まれた封筒用紙PEをラッピング部55aへ搬送する。封筒用紙搬送部52は、複数対の封筒用紙搬送ローラ63と、封筒用紙レジストローラ64とを備える。
封筒用紙搬送ローラ63は、導入ローラ61から搬送されてきた封筒用紙PEを封筒用紙レジストローラ64へ搬送する。封筒用紙搬送ローラ63は、封筒用紙経路REに沿って配置されている。封筒用紙搬送ローラ63は、図示しないモータにより駆動される。
封筒用紙レジストローラ64は、封筒用紙搬送ローラ63により搬送されてきた封筒用紙PEを一旦止めて斜行補正した後、ラッピング部55aへ送り出す。封筒用紙レジストローラ64は、封筒用紙搬送ローラ63の下流側に、封筒用紙経路REに沿って配置されている。封筒用紙レジストローラ64は、図示しないモータにより駆動される。
整合部53は、導入部51により印刷装置2から取り込まれた封書1通分の封入用紙PBを整合する。整合部53は、整合ローラ65と、整合ゲート66とを備える。
整合ローラ65は、導入ローラ61から搬送されてきた封入用紙PBを整合ゲート66へ搬送する。整合ローラ65は、封入物経路RBに沿って配置されている。整合ローラ65は、図示しないモータにより駆動される。
整合ゲート66は、封入物経路RBを開状態と閉状態との間で切り替える。整合ゲート66は、封入物経路RBを閉状態とすることにより、封書1通分の封入用紙PBを集積して整合する。整合ゲート66は、整合ローラ65の下流側に配置されている。整合ゲート66は、図示しないソレノイドにより、図2において実線で示す閉位置と、破線で示す開位置との間で移動可能に構成されている。
封入用紙折り部54は、整合部53で整合された封書1通分の封入用紙PBに折り加工を施し、重ね折りされた封入物Bを形成する。封入用紙折り部54は、整合部53の下流側に配置されている。封入用紙折り部54は、主折りローラ67と、導入ローラ68と、中間ローラ69と、導出ローラ70と、突き当て部材71,72と、折り切替部材73とを備える。
主折りローラ67は、導入ローラ68との間で封入用紙PBをニップして搬送し、封入用紙PBを突き当て部材71に突き当て、封入用紙PBにたるみを形成させる。また、主折りローラ67は、突き当て部材71に突き当たった封入用紙PBに形成されたたるみ部分を中間ローラ69との間でニップして1回目の折りを行いつつ、1回折られた封入用紙PBを突き当て部材72に突き当て、封入用紙PBにたるみを形成させる。主折りローラ67は、図示しないモータにより、図2における時計回り方向に回転可能に構成されている。
導入ローラ68は、主折りローラ67との間で封入用紙PBをニップして搬送し、封入用紙PBを突き当て部材71に突き当て、封入用紙PBにたるみを形成させる。導入ローラ68は、主折りローラ67に隣接して配置され、主折りローラ67に従動して図2における反時計回り方向に回転する。
中間ローラ69は、主折りローラ67との間で封入用紙PBに対して1回目の折りを行いつつ、1回折られた封入用紙PBを突き当て部材72に突き当て、封入用紙PBにたるみを形成させる。また、中間ローラ69は、突き当て部材72に突き当たった封入用紙PBに形成されたたるみ部分を導出ローラ70との間でニップして2回目の折りを行いつつ、2回折られた封入用紙PBを封筒厚調整部55(ラッピング部55a)へ送り出す。これにより、封入用紙PBが3つ折りされた封入物Bが形成され、この封入物Bが封筒厚調整部55(ラッピング部55a)へ送り出される。中間ローラ69は、主折りローラ67に隣接して配置され、主折りローラ67に従動して図2における反時計回り方向に回転する。
導出ローラ70は、中間ローラ69との間で封入用紙PBに対して2回目の折りを行いつつ、封入用紙PBが3つ折りされた封入物Bを封筒厚調整部55(ラッピング部55a)へ送り出す。導出ローラ70は、中間ローラ69に隣接して配置され、中間ローラ69に従動して図2における時計回り方向に回転する。
突き当て部材71は、主折りローラ67と導入ローラ68とにより搬送される封入用紙PBが突き当てられ、封入用紙PBにたるみを形成させるものである。突き当て部材71は、図示しないモータにより、封入物経路RBに沿って移動可能に構成されている。
突き当て部材72は、主折りローラ67と中間ローラ69とにより折られつつ搬送される封入用紙PBが突き当てられ、封入用紙PBにたるみを形成させるものである。突き当て部材72は、図示しないモータにより、封入物経路RBに沿って移動可能に設けられている。
折り切替部材73は、封入用紙折り部54における折り形態を3つ折りと2つ折りとの間で切り替えるためのものである。折り切替部材73は、図示しないモータにより、図2において実線で示す3つ折り位置と、破線で示す2つ折り位置との間で移動可能に構成されている。折り切替部材73が3つ折り位置にあるとき、前述のように、主折りローラ67と中間ローラ69とにより1回目の折りが施された封入用紙PBが突き当て部材72に突き当てられる。そして、中間ローラ69と導出ローラ70とにより2回目の折りが施され、3つ折りの封入物Bが形成される。一方、折り切替部材73が2つ折り位置にあるとき、主折りローラ67と中間ローラ69とにより1回目の折りが施された封入用紙PBは、折り切替部材73により中間ローラ69と導出ローラ70とのニップ点へ導かれる。これにより、2つ折りの封入物Bが中間ローラ69と導出ローラ70とにより封筒厚調整部55へ送り出される。
封筒厚調整部55は、ラッピング部55aとフラップ接着部55bを備える。
ラッピング部55aは、封筒用紙PEを第1折り位置44で折りつつ、第2紙片42と第3紙片43との間に封入物Bを挟みこむ。ラッピング部55aは、封入用紙折り部54の下流側に配置されている。ラッピング部55aは、複数対の封入物搬送ローラ74と、主折りローラ75と、導入ローラ76と、導出ローラ77と、突き当て部材78とを備える。突き当て部材78は、図示しないモータにより、封筒用紙経路REに沿って移動可能に設けられている。
封入物搬送ローラ74は、封入用紙折り部54で形成された封入物Bを主折りローラ75側へ搬送し、主折りローラ75と導出ローラ77とにより折られる封筒用紙PEに封入物Bを挿入する。封入物搬送ローラ74は、中間ローラ69および導出ローラ70の下流側に、封入物経路RBに沿って配置されている。封入物搬送ローラ74は、図示しないモータにより駆動される。
主折りローラ75は、封筒用紙レジストローラ64から送り出された封筒用紙PEを導入ローラ76との間でニップして搬送し、封筒用紙PEを突き当て部材78に突き当て、封筒用紙PEの第1折り位置44付近にたるみを形成させる。また、主折りローラ75は、封筒用紙PEに形成されたたるみ部分を導出ローラ77との間でニップして第1折り位置44で折りつつ、封入物搬送ローラ74からの封入物Bを封筒用紙PEに挟み込み、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEをフラップ接着部55bへ送り出す。主折りローラ75は、図示しないモータにより、図2における反時計回り方向に回転可能に構成されている。
導入ローラ76は、主折りローラ75との間で封筒用紙PEをニップして搬送し、封筒用紙PEを突き当て部材78に突き当て、封筒用紙PEにたるみを形成させる。導入ローラ76は、主折りローラ75に隣接して配置され、主折りローラ75に従動して図2における時計回り方向に回転する。
導出ローラ77は、主折りローラ75との間で封筒用紙PEを折りつつ、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEをフラップ接着部55bへ送り出す。導出ローラ77は、主折りローラ75に従動して図2における時計回り方向に回転する。
フラップ接着部55bは、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEを第2折り位置45で折るとともに、フラップである第1紙片41を第3紙片43に接着し、封筒Eを形成する。フラップ接着部55bは、接着入口ローラ79と、主折りローラ80と、導入ローラ81と、導出ローラ82と、突き当て部材83と、水塗布部84と、接着出口ローラ85とを備える。
接着入口ローラ79は、ラッピング部55aから送り出された、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEを主折りローラ80と導入ローラ81とのニップ点へ搬送する。接着入口ローラ79は、主折りローラ75および導出ローラ77の下流側に、封入封緘・排紙経路RMに沿って配置されている。接着入口ローラ79は、図示しないモータにより駆動される。
主折りローラ80は、接着入口ローラ79から搬送されてきた、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEを導入ローラ81との間でニップして搬送し、封筒用紙PEを突き当て部材83に突き当て、封筒用紙PEの第2折り位置45付近にたるみを形成させる。また、主折りローラ80は、封筒用紙PEに形成されたたるみ部分を導出ローラ82との間でニップしつつ第2折り位置45で折ることで封入物Bを収納した封筒Eを形成するとともに、封筒Eを接着出口ローラ85へ搬送する。ここで、突き当て部材83に突き当てられた封筒用紙PEの第3紙片43の再湿糊6に、水塗布部84により水が塗布されている。主折りローラ80と導出ローラ82とにより第2折り位置45で折られた封筒用紙PEの第1紙片41が第3紙片43に重なることで、第1紙片41が第3紙片43に接着し、封筒Eが形成される。主折りローラ80は、図示しないモータにより、図2における反時計回り方向に回転可能に構成されている。
導入ローラ81は、主折りローラ80との間で、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEをニップして搬送し、封筒用紙PEを突き当て部材83に突き当て、封筒用紙PEにたるみを形成させる。導入ローラ81は、主折りローラ80に隣接して配置され、主折りローラ80に従動して図2における時計回り方向に回転する。
導出ローラ82は、主折りローラ80との間で封筒用紙PEを折りつつ、封入物Bを収納した封筒Eを接着出口ローラ85へ送り出す。導出ローラ82は、主折りローラ80に隣接して配置され、主折りローラ80に従動して図2における時計回り方向に回転する。
突き当て部材83は、主折りローラ80と導入ローラ81とにより搬送される封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEが突き当てられ、封筒用紙PEにたるみを形成させるものである。突き当て部材83は、図示しないモータにより、封入封緘・排紙経路RMに沿って移動可能に構成されている。
水塗布部84は、突き当て部材83に突き当てられた封筒用紙PEの再湿糊6に水を塗布し、接着力を発揮させる。水塗布部84は、導入ローラ81と突き当て部材83との間の封入封緘・排紙経路RMの近傍に配置されている。
接着出口ローラ85は、主折りローラ80および導出ローラ82から送り出された封筒Eを封緘部57へ搬送する。接着出口ローラ85は、主折りローラ80および導出ローラ82の下流側に、封入封緘・排紙経路RMに沿って配置されている。接着出口ローラ85は、図示しないモータにより駆動される。
封緘部57は、封入物Bを収納した封筒Eを搬送しつつ封緘して封書Mを形成する。
排出部58は、封書Mを排出する。排出部58は、複数対の上昇ローラ111と、圧着出口センサ112と、上昇ベルト搬送部113と、複数のガイドローラ114と、排出ベルト搬送部115と、排出トレイ116とを備える。
上昇ローラ111は、封緘部57により形成された封書Mを上昇ベルト搬送部113へ搬送する。上昇ローラ111は、圧着ローラ90の下流側に、封入封緘・排紙経路RMに沿って配置されている。上昇ローラ111は、図示しないモータにより駆動される。
圧着出口センサ112は、上昇ローラ111により搬送される封書Mを検出する。圧着出口センサ112は、圧着ローラ90に隣接する1対の上昇ローラ111の下流側近傍に配置されている。
上昇ベルト搬送部113は、上昇ローラ111から搬送されてきた封書Mをガイドローラ114との間で挟持しつつ排出ベルト搬送部115へ搬送する。上昇ベルト搬送部113は、上昇ローラ111の下流側に配置されている。上昇ベルト搬送部113は、図示しないモータにより駆動される。
ガイドローラ114は、封書Mを上昇ベルト搬送部113のベルトに押しつける。ガイドローラ114は、上昇ベルト搬送部113のベルトに沿って配置されている。
排出ベルト搬送部115は、上昇ベルト搬送部113およびガイドローラ114により搬送されてきた封書Mを排出トレイ116へ排出する。排出ベルト搬送部115は、図示しないモータにより駆動される。
排出トレイ116は、排紙された封書Mが積載されるものである。排出トレイ116は、筐体60の上部の右端部に配置されている。
封書作製制御部59は、封書作製装置3の各部の動作を制御する。封書作製制御部59と封筒厚調整部55は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
<封書作製システムの動作>
次に、封書作製システム1の動作について説明する。
まず、印刷装置2における封書作成用の印刷動作について説明する。外部給紙台21に封筒用紙PEが積載され、複数の内部給紙台23に封入用紙PBとして使用される各種の用紙Pが積載されているものとする。封入用紙PBとしては、普通紙、薄紙、厚紙等が用いられる。印刷装置2では、例えば、外部のPC(パーソナルコンピュータ)から封書作製用の印刷指令を受信することにより、封書作製用の印刷動作が開始される。
封書作製用の印刷では、封書1通分の封入用紙PBが順次印刷され、続いて、封筒用紙PEが印刷される。封筒用紙PEは、外部給紙台21から給紙され、片面印刷又は両面印刷される。封入用紙PBの印刷については、一般的な印刷装置と同様であるので詳しい説明は省略する。
本実施形態に係る印刷装置2は、封入物の厚みに対応させて、封筒用紙PEに印刷する印刷情報の位置を調整する。その封筒用紙PEの印刷について説明する。
図6は、印刷装置2が封筒用紙PEを印刷する場合の処理手順を示すフローチャートである。印刷装置2は、外部から印刷指令を受信すると動作を開始する(ステップS1のYES)。
印刷装置2の印刷制御部17は、印刷指令を解析する(ステップS2)。印刷制御部17は、印刷指令から、封入用紙PBの紙の種別、サイズ情報、及び枚数情報の印刷条件を抽出する。
厚み算出部19は、印刷指令から抽出した印刷条件を元に、封入用紙PBの折り回数を決定する(ステップS4)。折り枚数は、紙のサイズに対応させて決定してもよい。紙サイズがB5の場合は例えば2つ折り、A4サイズの場合は例えば3つ折りに決定する。
次に、厚み算出部19は、印刷条件から、封入用紙PBで構成される封入物Bの厚みを算出する(ステップS5)。封入物Bの厚みは、計算で求めてもよいし、紙の種別、枚数、及び折り数と、封入物Bの厚みの対応関係から求めてもよい。なお、紙の種別は必須ではない。封書作製システム1として封入用紙PBの種類を固定しておけば、紙の種別を印刷条件に含めなくてよい。
図7は、その対応関係の例を示す図である。1列目は紙の種別、2列目は折り数、3列目は枚数、4列目は封入物の厚み、5列目は封筒用紙PEの折り位置の調整量である。折り位置の調整量については後述する。このような対応表を、印刷装置2の例えばROM(図示せず)に記憶しておく。そのROMを参照することで、印刷条件に対応する封入物Bの厚みを算出する(求める)ことができる。
印刷位置調整部20は、封入物Bの厚みに対応させて、第1折り位置44、又は第2折り位置45の封筒用紙PBの折り位置を表す位置情報を求める(ステップS6)。この位置情報は、封筒の高さ方向の寸法を決定する情報である。そして、印刷位置調整部20は、封筒PBの折り位置に対応させて印刷情報(差出人42b、宛名42a)の位置を調整する(ステップS7)。印刷情報の位置は、第2折り位置45を基準、又は第1折り位置44を基準にして調整する。
印刷部12は、第2折り位置45を基準、又は第1折り位置44を基準にして、封筒用紙PBに印刷情報を印刷する(ステップS8)。
<印刷位置調整その1:第2折り位置基準>
印刷位置調整部20は、ステップ6で求めた第1折り位置44の位置に対応させて差出人42b(印刷情報)の印刷位置を調整する。図8は、差出人42bの印刷位置を調整する例を模式的に示す図であり、封筒用紙PEの第2紙片42の表面を示す。
封入物Bの厚みが薄い場合、封筒の高さ方向の寸法は短く調整される。寸法を調整する封書作製装置3の動作については後述する。
封筒の高さ方向の寸法が短く調整されるということは、第2折り位置45を基準にした場合、第1折り位置44を第2折り位置45に近づけることである。図8中の破線の位置は、封入物Bの厚みが厚い場合の第1折り位置44である。その位置より、第1折り位置44がΔLの長さ第2折り位置45に近づいている。
そして、差出人42bの印刷位置は、ΔLの長さ短くなった封筒の形状に対応させて、移動後の第1折り位置44からΔLの長さ第2折り位置45の方向に移動して配置されている。
例えば、図8中の破線の位置を、封入物Bの最大厚みに対応させた第1折り位置44と仮定する。その場合、印刷位置調整部20は、第1折り位置44に最も近い印刷情報の位置を、第1折り位置44を第2折り位置45に近づけた分だけ第2折り位置に近づける。これにより、封筒に印刷される印刷情報の見栄えを良くする効果を奏する。
<印刷位置調整その2:第1折り位置基準>
また、封筒の高さ方向の寸法は、第1折り位置44を基準にして調整してもよい。図9は、宛名42aの印刷位置を調整する例を模式的に示す図である。図9は、図8と同様に封筒用紙PEの第2紙片42の表面を示す。
第1折り位置44を基準に、封筒の高さ方向の寸法を短く調整する場合は、第2折り位置45を第1折り位置44に近づける。図9中の破線の位置は、封入物Bの厚みが厚い場合の第2折り位置45である。その位置より、第2折り位置45がΔLの長さ第1折り位置44に近づいている。
そして、宛名42aの印刷位置は、ΔLの長さ短くなった封筒の形状に対応させて、移動後の第2折り位置45からΔLの長さ第1折り位置45の方向に移動して配置されている。
例えば、図9中の破線の位置を、封入物Bの最大厚みに対応させた第2折り位置44と仮定する。その場合、印刷位置調整部20は、第2折り位置45に最も近い印刷情報の位置を、第2折り位置45を第1折り位置44に近づけた分だけ第1折り位置44に近づける。これにより、封筒に印刷される印刷情報の見栄えを良くする効果を奏する。また、宛名42aの位置を所定の位置に配置できるので、宛名を読み取る読み取り装置の読み取り精度を向上させる効果も得られる。
印刷部12は、印刷位置調整部20で調整した位置に印刷情報を印刷する(ステップS8)。このステップS8の処理は、印刷指令で指定された用紙Pの枚数分繰り返される。
封書作製用の印刷では、封書1通分の封入用紙PBが順次印刷され、続いて、封筒用紙PEが印刷される。封筒用紙PEは、外部給紙台21から給紙され、上述した印刷位置調整部20で調整された位置に印刷情報を印刷する。そして、印刷済みの封筒用紙PEは、連結部13により封書作製装置3へ送り出される。
次に、封書作製装置3における封書作製動作について説明する。
印刷装置2から送り出された印刷済みの封入用紙PBは、導入部51の切替部62により整合部53へ導かれる。整合部53では、封入用紙PBは、閉位置にある整合ゲート66へ搬送される。これが繰り返され、封書1通分の封入用紙PBが整合されると、整合ゲート66が開位置へ移動し、封書1通分が重なった封入用紙PBが、封入用紙折り部54へ送られる。
折り形態が3つ折りの場合、封入用紙折り部54において、封書1通分の封入用紙PBは、主折りローラ67と導入ローラ68とによりニップされつつ搬送され、3つ折り用の位置に調整された突き当て部材71に突き当てられる。封入用紙PBが突き当て部材71に突き当たった後も搬送は継続され、封入用紙PBにたるみが形成される。封入用紙PBは、このたるみ部分から主折りローラ67と中間ローラ69とによりニップされつつ搬送される。これにより1回目の折りが行われる。1回折られた封入用紙PBは、突き当て部材72に突き当てられる。ここで、折り切替部材73は3つ折り位置に配置されている。封入用紙PBが突き当て部材72に突き当たった後も搬送は継続され、封入用紙PBにたるみが形成される。封入用紙PBは、このたるみ部分から中間ローラ69と導出ローラ70とによりニップされつつ搬送される。これにより2回目の折りが行われる。この結果、3つ折りの封入物Bが形成され、これがラッピング部55aへ送られる。
折り形態が2つ折りの場合、封入用紙折り部54において、封書1通分の封入用紙PBは、主折りローラ67と導入ローラ68とによりニップされつつ搬送され、2つ折り用の位置に調整された突き当て部材71に突き当てられる。封入用紙PBが突き当て部材71に突き当たった後も搬送は継続され、封入用紙PBにたるみが形成される。封入用紙PBは、このたるみ部分から主折りローラ67と中間ローラ69とによりニップされつつ搬送される。これにより封入用紙PBが折られる。折られた封入用紙PBは、2つ折り位置に配置された折り切替部材73により中間ローラ69と導出ローラ70とのニップ点へ導かれ、中間ローラ69と導出ローラ70とにより搬送される。これにより、2つ折りの封入物Bが形成され、これがラッピング部55aへ送られる。
一方、印刷装置2から送り出された印刷済みの封筒用紙PEは、切替部62により封筒用紙搬送部52へ導かれる。封筒用紙搬送部52では、封筒用紙PEは、封筒用紙搬送ローラ63により搬送され、封筒用紙レジストローラ64で斜行補正された後、ラッピング部55aへ送られる。
ラッピング部55aでは、封入用紙折り部54から送られてきた封入物Bは、封入物搬送ローラ74により搬送され、所定位置で待機させられる。一方、封筒用紙搬送部52から送られてきた封筒用紙PEは、主折りローラ75と導入ローラ76とによりニップされつつ搬送され、突き当て部材78に突き当てられる。封筒用紙PEが突き当て部材78に突き当たった後も搬送は継続され、封筒用紙PEの第1折り位置44付近にたるみが形成される。封筒用紙PEは、このたるみ部分から主折りローラ75と導出ローラ77とによりニップされつつ搬送される。
突き当て部材78の封筒用紙PEの封筒用紙経路RE方向の位置は、図示を省略しているモータにより移動可能である。その位置は、印刷装置2の印刷位置調整部20で求めた第1折り位置44に対応する位置に調整される。
封入物搬送ローラ74から主折りローラ75と導出ローラ77とのニップ点に向けて封入物Bが送り出される。これにより、封筒用紙PEが第1折り位置44で折られるとともに、封入物Bが封筒用紙PEの第2紙片42と第3紙片43との間に挟み込まれる。封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEは、フラップ接着部55bへ送り出される。
フラップ接着部55bでは、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEは、接着入口ローラ79により主折りローラ80と導入ローラ81とのニップ点へ搬送される。次いで、封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEは、主折りローラ80と導入ローラ81とによりニップされつつ搬送され、突き当て部材83に突き当てられる。この際、封筒用紙PEの第3紙片43の再湿糊6に、水塗布部84により水が塗布される。
封筒用紙PEの封入封緘・排紙経路RM方向の突き当て部材83の位置は、図示を省略しているモータにより移動可能である。その位置は、印刷装置2の印刷位置調整部20で求めた第2折り位置45に対応する位置に調整される。なお、突き当て部材78と突き当て部材83のどちらか一方のみが調整される。
封入物Bが挟み込まれた封筒用紙PEが突き当て部材83に突き当たった後も搬送は継続され、封筒用紙PEの第2折り位置45付近にたるみが形成される。封筒用紙PEは、このたるみ部分から主折りローラ80と導出ローラ82とによりニップされつつ搬送される。これにより、封筒用紙PEが第2折り位置45で折られ、第1紙片41が第3紙片43に重なる。この結果、第1紙片41が第3紙片43に接着し、封入物Bを収納した封筒Eが形成される。封筒Eは、接着出口ローラ85により封緘部57へ送られる。
封緘部57では、封筒Eは、幅方向の両縁部を圧着ローラ対86F,86Rによりニップされて加圧されつつ搬送される。これにより、封筒Eが封緘され、封書Mが形成される。封書Mは、排出部58へ送り出される。
排出部58では、封書Mは、上昇ローラ111により上昇ベルト搬送部113へ送られ、ガイドローラ114で押さえられつつ上昇ベルト搬送部113により排出ベルト搬送部115へ搬送される。その後、封書Mは、排出ベルト搬送部115により排出トレイ116へ排出される。
上述した封書作製装置3の封書作製動作の際、封書厚調整部89は、封入物Bの厚さに応じてラッピング部55aの突き当て部材78又はフラップ接着部55bの突き当て部材83のどちらか一方の位置を調整し、第1折り位置44又は第2折り位置45を移動させる封筒厚調整処理を行う。封筒厚調整処理ついて、図10のフローチャートを参照して説明する。
図10のフローチャートの処理は、印刷装置2が封書作製用の印刷指令を受信し、印刷指令の実行開始が封書作製制御部59に通知されることにより開始となる。この通知には、例えば、第1折り位置44又は第2折り位置45を表す位置情報が含まれる。
第1折り位置44を、印刷装置2から受信する例で説明する(上記の「印刷位置調整その1」に対応)。まず、封書作製制御部59は、第1折り位置44を受信し、該位置情報をラッピング部55aに出力する(ステップS10)。
ラッピング部55aは、第1折り位置44の位置情報が基準位置を表しているか否かを判定する(ステップS11)。第1折り位置44が基準位置を表している場合(ステップS11のYES)、突き当て部材78の封筒用紙PEの搬送方向の位置を、基準位置から動かさない。
第1折り位置44の位置情報が基準位置を表していない場合(ステップS11のNO)は、該位置情報が第2折り位置45に近づく位置であるのか否かを判定する(ステップS13)。位置情報が第2折り位置45に近づく位置である場合(ステプS13のYES)、突き当て部材78の位置を、主折りローラ75から遠ざける方向の該位置情報に対応する位置に移動させる(ステップS14)。
第2折り位置45から遠ざかる位置の場合(ステップS13のNO)、突き当て部材78の位置を、主折りローラ75に近づける方向の該位置情報に対応する位置に移動させる(ステップS15)。
このように突き当て部材78の位置を制御することにより、封入物Bの厚みが厚い場合は封筒の第2紙片42の高さ方向の寸法が大きく、封入物Bの厚みが薄い場合は封筒の第2紙片42の高さ方向の寸法が小さくなるように調整される。
なお、上記の「印刷位置調整その2」に対応させて、第2折り位置45を受信し、第2折り位置45を調整してもよい。この場合は、フラップ接着部55bが、突き当て部材83の位置を制御する。その処理手順は、図10に示すフローチャートと同じである。
ただし、フラップ接着部55bの実行する処理の内容は、次の点でラッピング部55aと異なる。フラップ接着部55bは、第1折り位置44を基準に、第2折り位置45を判定する(ステップS11,S13)。また、第2折り位置45が第1折り位置44に近づく場合は、突き当て部材83の位置を主折りローラ80に近づける(ステップS14)。また、第2折り位置45が第1折り位置44から遠ざかる場合(ステップS13のNO)は、突き当て部材83の位置を主折りローラ80から遠ざける(ステップS14)。
このように、上記の「印刷位置調整その2」に対応させて第2折り位置45を調整することで、封入物Bの厚みが厚い場合は封筒の第2紙片42の高さ方向の寸法を大きく、封入物Bの厚みが薄い場合は封筒の第2紙片42の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
なお、図10に示すフローチャートは、第1折り位置44又は第2折り位置45の基準位置を、それぞれの調整範囲の間に設定した場合の例である。その変形例として、例えば、調整範囲の上限又は下限を基準にして第1折り位置44又は第2折り位置45を調整するようにしてもよい。
<変形例>
図11は、封入物Bの最大厚みを基準に、突き当て部材78,83の位置を制御するラッピング部55a又はフラップ接着部55bの処理手順を示すフローチャートである。図11は、印刷装置2の厚み算出部19で算出した封入物Bの厚み情報を用いて動作する例を示す。なお、第1折り位置44又は第2折り位置45のどちらの位置情報を用いても処理手順に変わりはない。
図11のフローチャートの処理は、印刷装置2が封書作製用の印刷指令を受信し、印刷指令の実行開始が封書作製制御部59に通知されることにより開始となる。この通知には、例えば、封入物Bの厚みを表す厚み情報が含まれる。
封書作製制御部59は、封入物Bの厚み情報を受信し、該厚み情報をラッピング部55aに出力する(ステップS10)。なお、変形例は、ラッピング部55aが第1折り位置44を調整する例で説明する。
ラッピング部55aは、封入物Bの厚み情報が最大厚みであるか否かを判定する(ステップS21)。厚み情報が最大厚みを表している場合(ステップS21のYES)、突き当て部材78の封筒用紙経路RE方向の位置を、主折りローラ75に最も近い位置から動かさない(ステップS22)。
厚み情報が、封入物Bの最大厚みよりも薄いことを表している場合(ステップS21のNO)、突き当て部材78の封筒用紙経路RE方向の位置を、該厚み情報に対応する主折りローラ75から遠ざかる厚み情報に対応する位置に移動させる(ステップS23)。
このように突き当て部材78の位置を制御することにより、第1折り位置44が移動し、封入物Bの厚みが厚い場合は封筒の第2紙片42の高さ方向の寸法が大きく、封入物Bの厚みが薄い場合は封筒の第2紙片42の高さ方向の寸法が小さくなるように調整される。なお、変形例において、第2折り位置45を移動させるフラップ接着部55bが実行する処理手順は、図10で説明したように図11と同じである。
以上述べたように、封筒厚調整部55は、封入物Bを封筒用紙PEの第1折り位置44で折った該封筒用紙PEで挟み込むラッピング部55aと、封入物Bを挟み込んだ封筒用紙PEに、該封筒用紙PEの第2折り位置45で折ったフラップを接着して封筒を形成するフラップ接着部55bとを備え、ラッピング部55aは、第1折り位置44の位置を、封入物Bの厚みが最大厚みより薄くなるに従って第2折り位置45に近づける。また、フラップ接着部55bは、第2折り位置45の位置を、封入物Bの厚みが最大厚みより薄くなるに従って第1折り位置44に近づける。
これにより、封入物の厚みが厚い場合は封筒の形状が大きくなり、封入物の厚みが薄い場合は封筒の形状が小さくなる。したがって、封入物Bの厚みが厚くても封緘不良を生じさせない。
図12は、本実施形態に係る封書作製システム1で作製した封筒Eの断面を模式的に示す図である。図12(a)は、封入物Bの厚みが例えば最大厚みの場合の断面図である。図12(b)は、封入物Bの厚みが最大厚みよりも薄い場合の断面図である。
封入物Bの厚みが最大の厚みTaの場合は、第1折り位置44と第2折り位置45との間の寸法が最も長くなる。この厚みTaの場合に、例えば、第1紙片41の先端の位置と、再湿糊6の第1折り位置44側を合わせるように設定しておく。
つまり、封筒用紙PEを例えば次のような形状にする。封筒用紙PEは、該封筒用紙PEの搬送方向に直交する向きでお互いに間隔を空けて配置される第1折り位置44と第2折り位置45を有し、第1折り位置44で折った封筒用紙PEの第3紙片43で封入物Bを挟み込み、該第3紙片43と第2折り位置45で折られた封筒用紙PEの第1紙片41とが接着して封筒Eを形成する形状である。そして更に封筒用紙PEは、封入物Bの厚みが最大厚みの場合に第1紙片41の先端部分と、第3紙片43上に配置された再湿糊6の位置とが一致する形状である。
封入物Bの厚みが最大厚みよりも薄い厚みTbの場合(図12(b))は、第1折り位置44の位置は第2折り位置45の方向に移動させられる。その結果、第1紙片41と第3紙片43が重畳する範囲が広がり、第3紙片43の先端部分が、再湿糊6と第1折り位置44との間に位置するようになる。第2折り位置45の位置を第1折り位置44の方向に移動させた場合も同様である。
このように封入物Bの厚みの変化は、再湿糊6の第1折り位置44側の位置から突出する第1紙片41の先端部の位置で吸収される。これにより再湿糊6の表面を露出させない。再湿糊6を露出させないことにより、封筒同士の接着を抑止することができる。また、再湿糊6の表面にゴミが付着して封筒を汚すことがない。また、他の封筒を再湿糊6で汚すこともない。更に、封入物Bが最大厚みよりも薄い場合は、第1紙片41の先端に未接着部分が形成されるので、封筒を開封し易くする効果も得られる。
なお、上記の実施の形態では、封書作製装置3は印刷装置2から第1折り位置44又は第2折り位置45又は封入物Bの厚み情報を、受信する例で説明したが本発明はこの例に限定されない。封書作製装置3は、印刷装置2から印刷指令を受信し、受信した印刷指令から、第1折り位置44又は第2折り位置45の位置情報、又は封入物Bの厚み情報を計算して求めてもよい。
また、封筒用紙PEの形状は、他の形状の長形、角形等であっても構わない。本発明の技術思想は、長形及び角形等の封筒用紙PEに対しても適用可能である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
封入用紙と封筒用紙を印刷する印刷装置と、前記封筒用紙を折ることで形成される封筒に前記封入用紙で構成される封入物を封入して封書を作製する封書作製装置とを備える封書作製システムであって、
前記印刷装置は、
前記封筒用紙に印刷する印刷情報の位置を調整する印刷位置調整部と、
前記印刷位置調整部で調整した前記印刷情報の位置に印刷情報を印刷する印刷部と、を備え、
前記封書作製装置は、
前記封筒を形成するとき、前記封筒形成後における短辺に当たる辺の長さを、前記封入物の厚みが最大厚みの場合に最も長く、前記封入物の厚みが前記最大厚みより薄くなるに従って短くなるように前記封筒用紙の折り位置を調整する封筒厚調整部を備え、
前記印刷位置調整部は、前記封筒厚調整部にて調整された前記折り位置に対応させて印刷位置を調整する
ことを特徴とする封書作製システム。
(付記2)
前記封筒用紙は、該封筒用紙の搬送方向に直交する向きでお互いに間隔を空けて設けられる第1折り位置と第2折り位置を有し、
前記封筒厚調整部は、
前記封入物を前記第1折り位置で折った該封筒用紙で挟み込むラッピング部と、
前記封入物を挟み込んだ前記封筒用紙に、該封筒用紙の前記第2折り位置で折ったフラップを接着して封筒を形成するフラップ接着部と、を備え、
前記ラッピング部は、
前記第1折り位置を、前記封入物の厚みが前記最大厚みより薄くなるに従って前記第2折り位置に近づける
ことを特徴とする付記1に記載の封書作製システム。
(付記3)
前記封筒用紙は、該封筒用紙の搬送方向に直交する向きでお互いに間隔を空けて設けられる第1折り位置と第2折り位置を有し、
前記封筒厚調整部は、
前記封入物を前記封筒用紙の第1折り位置で折った該封筒用紙で挟み込むラッピング部と、
前記封入物を挟み込んだ前記封筒用紙に、該封筒用紙の第2折り位置で折ったフラップを接着して封筒を形成するフラップ接着部と、を備え、
前記フラップ接着部は、
前記第2折り位置を、前記封入物の厚みが前記最大厚みより薄くなるに従って前記第1折り位置に近づける
ことを特徴とする付記1に記載の封書作製システム。
(付記4)
前記印刷位置調整部は、
前記第1折り位置に最も近い印刷情報の位置を、前記第1折り位置を前記第2折り位置に近づけた分だけ前記第2折り位置に近づける
ことを特徴とする付記2に記載の封書作製システム。
1 封書作製システム
2 印刷装置
3 封書作製制御部
12 印刷部
17 印刷制御部
19 厚み算出部
20 印刷位置調整部
41 第1紙片
42 第2紙片
43 第3紙片
44 第1折り位置
45 第2折り位置
55 封筒厚調整部
55a ラッピング部
55b フラップ接着部
PB 封入用紙
PE 封筒用紙

Claims (4)

  1. 封入用紙と封筒用紙を印刷する印刷装置と、前記封筒用紙を折ることで形成される封筒に前記封入用紙で構成される封入物を封入して封書を作製する封書作製装置とを備える封書作製システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記封筒用紙に印刷する印刷情報の位置を調整する印刷位置調整部と、
    前記印刷位置調整部で調整した前記印刷情報の位置に印刷情報を印刷する印刷部と、を備え、
    前記封書作製装置は、
    前記封筒を形成するとき、前記封筒形成後における短辺に当たる辺の長さを、前記封入物の厚みが最大厚みの場合に最も長く、前記封入物の厚みが前記最大厚みより薄くなるに従って短くなるように前記封筒用紙の折り位置を調整する封筒厚調整部を備え、
    前記印刷位置調整部は、前記封筒厚調整部にて調整された前記折り位置に対応させて印刷位置を調整する
    ことを特徴とする封書作製システム。
  2. 前記封筒用紙は、該封筒用紙の搬送方向に直交する向きでお互いに間隔を空けて設けられる第1折り位置と第2折り位置を有し、
    前記封筒厚調整部は、
    前記封入物を前記第1折り位置で折った該封筒用紙で挟み込むラッピング部と、
    前記封入物を挟み込んだ前記封筒用紙に、該封筒用紙の前記第2折り位置で折ったフラップを接着して封筒を形成するフラップ接着部と、を備え、
    前記ラッピング部は、
    前記第1折り位置を、前記封入物の厚みが前記最大厚みより薄くなるに従って前記第2折り位置に近づける
    ことを特徴とする請求項1に記載の封書作製システム。
  3. 前記封筒用紙は、該封筒用紙の搬送方向に直交する向きでお互いに間隔を空けて設けられる第1折り位置と第2折り位置を有し、
    前記封筒厚調整部は、
    前記封入物を前記封筒用紙の第1折り位置で折った該封筒用紙で挟み込むラッピング部と、
    前記封入物を挟み込んだ前記封筒用紙に、該封筒用紙の第2折り位置で折ったフラップを接着して封筒を形成するフラップ接着部と、を備え、
    前記フラップ接着部は、
    前記第2折り位置を、前記封入物の厚みが前記最大厚みより薄くなるに従って前記第1折り位置に近づける
    ことを特徴とする請求項1に記載の封書作製システム。
  4. 前記印刷位置調整部は、
    前記第1折り位置に最も近い印刷情報の位置を、前記第1折り位置を前記第2折り位置に近づけた分だけ前記第2折り位置に近づける
    ことを特徴とする請求項2に記載の封書作製システム。
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