JP2020077761A - 静電チャック - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の部材から第2の部材への熱引きによる第1の部材の温度低下を抑制する。【解決手段】静電チャックは、セラミックスにより形成された第1の部材と、第1の部材の熱伝導率より高い熱伝導率を有する第2の部材と、第1の部材と第2の部材とを接合する接合部と、を備える。接合部は、第1の部材および第2の部材より気孔率が高い多孔質体によって形成されている。多孔質体には、第1の方向に略平行な少なくとも1つの断面において、略円状の形状を有する複数の円状部分と、円状部分より幅が狭く、かつ、互いに隣り合う円状部分同士を接続する接続部分と、が存在している。【選択図】図4

Description

本明細書に開示される技術は、静電チャックに関する。
例えば半導体製造装置の真空チャンバー内でウェハを保持する保持装置として、静電チャックが用いられる。静電チャックは、例えばセラミックス製の板状部材と、例えば金属製のベース部材と、板状部材とベース部材とを接合する接合部と、板状部材の内部に設けられたチャック電極とを備えており、チャック電極に電圧が印加されることにより発生する静電引力を利用して、板状部材の表面(吸着面)にウェハを吸着して保持する。また、吸着面に保持されたウェハを温めるために、板状部材に発熱用抵抗体が設けられている。接合部は、シリコーン樹脂を含有する緻密体により形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−207374号公報
静電チャックでは、一般に、ベース部材は、板状部材の熱伝導率より高い熱伝導率を有する材料により形成されている。また、従来の静電チャックでは、接合部は、比較的に断熱性が低い緻密体により形成されている。このため、発熱用抵抗体から生じた熱が、接合部を介してベース部材に伝達されやすく、板状部材からベース部材への伝熱(熱引き)に起因して板状部材の温度が低下する。その結果、例えば、吸着面に保持されたウェハを十分に温めることができなかったり、吸着面の温度分布の均一性が低下したりするおそれがある。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される静電チャックは、第1の方向に略垂直な第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有し、セラミックスにより形成された第1の部材と、前記第1の部材に設けられたチャック電極と、前記第1の部材に設けられた発熱用抵抗体と、第3の表面を有し、前記第3の表面が前記第1の部材の前記第2の表面側に位置するように配置され、前記第1の部材の熱伝導率より高い熱伝導率を有する第2の部材と、前記第1の部材の前記第2の表面と前記第2の部材の前記第3の表面との間に配置されて前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する接合部と、を備え、前記第1の部材の前記第1の表面上に対象物を保持する静電チャックにおいて、前記接合部は、前記第1の部材および前記第2の部材より気孔率が高い多孔質体によって形成されており、前記多孔質体には、前記第1の方向に略平行な少なくとも1つの断面において、略円状の形状を有する複数の円状部分と、前記円状部分より幅が狭く、かつ、互いに隣り合う前記円状部分同士を接続する接続部分と、が存在している。
本静電チャックでは、接合部は、第1の部材および第2の部材より気孔率が高い多孔質体によって形成されているため、接合部が緻密体によって形成された構成に比べて、第1の部材から第2の部材への熱引きによる第1の部材の温度低下を抑制することができる。また、接合部は、円状部分と接続部分とから構成される形状であるため、円状部分と接続部分とを含まない形状に対して、接合部内において気体に接触する接触面積が広くなり、第1の部材から第2の部材への熱引きを抑制することができる。すなわち、本静電チャックによれば、第1の部材から第2の部材への熱引きによる第1の部材の温度低下を抑制することができる。
(2)上記静電チャックにおいて、前記少なくとも1つの断面において、前記円状部分の平均粒径は、10μm以下である構成としてもよい。本静電チャックでは、少なくとも1つの断面において、円状部分の平均粒径は10μm以下である。これにより、本静電チャックによれば、円状部分の平均粒径が10μmより大きい構成に比べて、接合部での放熱が抑制されるため、第1の部材から接合部側への熱引きによる第1の部材の温度低下を、より効果的に抑制することができる。
(3)上記静電チャックにおいて、前記少なくとも1つの断面において、前記多孔質体の気孔率は、10%以上、50%以下である構成としてもよい。本静電チャックでは、少なくとも1つの断面において、多孔質体の気孔率は、10%以上、50%以下である。これにより、本静電チャックによれば、多孔質体の気孔率が10%未満である構成に比べて、接合部の熱伝導率が低いため、第1の部材から第2の部材への熱引きによる第1の部材の温度低下を、より効果的に抑制することができる。また、本静電チャックによれば、多孔質体の気孔率が50%より高い構成に比べて、気孔率に起因する第1の部材と第2の部材との接合強度の低下を抑制することができる。
(4)上記静電チャックにおいて、前記接合部は、第1の接合部と、前記第1の接合部と前記第2の部材との間に配置されている第2の接合部と、を含み、前記静電チャックは、さらに、前記第1の接合部と前記第2の接合部との間に配置され、かつ、前記第1の接合部および前記第2の接合部の熱伝導率より低い熱伝導率を有する金属を主成分とする金属部を備える構成としてもよい。本静電チャックでは、接合部を構成する第1の接合部と第2の接合部との間に、金属部が備えられている。金属部は、第1の接合部および第2の接合部の熱伝導率より低い熱伝導率を有する金属を主成分とする。このため、本静電チャックによれば、第1の接合部と第2の接合部に金属部を備えない構成に比べて、第1の部材から第2の部材への熱引きによる第1の部材の温度低下を、より効果的に抑制することができる。
実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 静電チャック100における板状部材10とベース部材20との接合部分のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 図3のX1部分における接合部30のXZ断面構成を拡大して示す説明図である。 図4のX2部分における接合部30のXZ断面構成を拡大して示す説明図である。 各サンプルにおける接合部の断熱性と耐熱性とに関する評価結果を示す説明図である。
A.実施形態:
A−1.静電チャック100の構成:
図1は、本実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
静電チャック100は、対象物(例えば半導体ウェハW)を静電引力により吸着して保持する装置であり、例えば半導体製造装置の真空チャンバー内でウェハWを固定するために使用される。静電チャック100は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に並べて配置された板状部材10およびベース部材20を備える。板状部材10とベース部材20とは、板状部材10の下面S2(正確には、後述するメタライズ層60の下面S5 図2参照)とベース部材20の上面S3とが、後述する接合部30を挟んで上記配列方向に対向するように配置される。すなわち、ベース部材20は、ベース部材20の上面S3が板状部材10の下面S2(メタライズ層60の下面S5)側に位置するように配置される。
板状部材10は、上述した配列方向(Z軸方向)に略直交する略円形平面状の上面(以下、「吸着面」という)S1を有する部材であり、例えばセラミックス(例えば、アルミナや窒化アルミニウム等)により形成されている。板状部材10の直径は例えば50mm〜500mm程度(通常は200mm〜350mm程度)であり、板状部材10の厚さは例えば1mm〜10mm程度である。板状部材10は、特許請求の範囲における第1の部材に相当し、板状部材10の吸着面S1は、特許請求の範囲における第1の表面に相当し、板状部材10の下面S2は、特許請求の範囲における第2の表面に相当し、Z軸方向は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。また、本明細書では、Z軸方向に直交する方向を「面方向」という。
図2に示すように、板状部材10の内部には、導電性材料(例えば、タングステン、モリブデン、白金等)により形成されたチャック電極40が配置されている。Z軸方向視でのチャック電極40の形状は、例えば略円形である。チャック電極40に電源(図示せず)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWが板状部材10の吸着面S1に吸着固定される。
板状部材10の内部には、また、導電性材料(例えば、タングステン、モリブデン、白金等)を含む抵抗発熱体により構成されたヒータ電極50が配置されている。ヒータ電極50に電源(図示せず)から電圧が印加されると、ヒータ電極50が発熱することによって板状部材10が温められ、板状部材10の吸着面S1に保持されたウェハWが温められる。これにより、ウェハWの温度分布の制御が実現される。ヒータ電極50は、特許請求の範囲における発熱用抵抗体に相当する。
ベース部材20は、例えば板状部材10と同径の、または、板状部材10より径が大きい円形平面の板状部材であり、例えば金属(アルミニウム、アルミニウム合金、チタン合金、鉄や銅等)により形成されている。ベース部材20の熱膨張係数(熱膨張率)は、板状部材10の熱膨張係数より大きい。例えば、ベース部材20は、金属により形成され、板状部材10は、セラミックスにより形成されている。ベース部材20の直径は例えば220mm〜550mm程度(通常は220mm〜350mm)であり、ベース部材20の厚さは例えば20mm〜40mm程度である。ベース部材20は、特許請求の範囲における第2の部材に相当し、ベース部材20の上面S3は、特許請求の範囲における第3の表面に相当する。
ベース部材20は、板状部材10の下面S2とベース部材20の上面S3との間に配置された接合部30によって、板状部材10に接合されている。接合部30の厚さは、例えば10μm以上、70μm以下、より好ましくは、8μm以上、30μm以下である。また、接合部30の厚さのばらつきは、該接合部30の平均厚さに対して±3μm以下であることが好ましい。板状部材10とベース部材20とを接合するための構成については、後に詳述する。
ベース部材20の内部には冷媒流路21が形成されている。冷媒流路21に冷媒(例えば、フッ素系不活性液体や水等)が流されると、ベース部材20が冷却され、接合部30を介したベース部材20と板状部材10との間の伝熱(熱引き)により板状部材10が冷却され、板状部材10の吸着面S1に保持されたウェハWが冷却される。これにより、ウェハWの温度分布の制御が実現される。
また、図2に示すように、静電チャック100には、ベース部材20の下面S4から板状部材10の吸着面S1にわたって上下方向に延びるピン挿通孔140が形成されている。すなわち、ピン挿通孔140は、ベース部材20をZ軸方向に貫通する孔26と、接合部30をZ軸方向に貫通する孔36と、板状部材10と後述するメタライズ層60とをZ軸方向に貫通する孔16とが互いに連通した一体の孔である。ピン挿通孔140は、板状部材10の吸着面S1上に保持されたウェハWを押し上げて吸着面S1から離間させるためのリフトピン(図示せず)を挿通するための孔である。
また、図2に示すように、静電チャック100は、板状部材10とウェハWとの間の伝熱性を高めてウェハWの温度分布の制御性をさらに高めるため、板状部材10の吸着面S1とウェハWの表面との間に存在する空間に不活性ガス(例えば、ヘリウムガス)を供給する構成を備えている。すなわち、静電チャック100には、ベース部材20の下面S4から接合部30の上面にわたって上下方向に延びる第1のガス流路孔131と、第1のガス流路孔131に連通すると共に板状部材10の吸着面S1に開口する第2のガス流路孔132とが形成されている。第1のガス流路孔131は、ベース部材20をZ軸方向に貫通する孔25と、接合部30をZ軸方向に貫通する孔35とが互いに連通した一体の孔である。また、第2のガス流路孔132の下端部は、径が拡大された拡径部134となっており、拡径部134内には、通気性を有する充填部材(通気性プラグ)160が充填されている。また、板状部材10の内部には、第2のガス流路孔132と連通すると共に面方向に環状に延びる横流路133が形成されている。ヘリウムガス源(図示しない)から供給されたヘリウムガスが、第1のガス流路孔131内に流入すると、流入したヘリウムガスは、第1のガス流路孔131から拡径部134内に充填された通気性を有する充填部材160の内部を通過して板状部材10の内部の第2のガス流路孔132内に流入し、横流路133を介して面方向に流れつつ、吸着面S1に形成されたガス噴出孔から噴出する。このようにして、吸着面S1とウェハWの表面との間に存在する空間に、ヘリウムガスが供給される。
A−2.板状部材10とベース部材20とを接合するための詳細構成:
次に、板状部材10とベース部材20とを接合するための詳細構成について説明する。図3は、静電チャック100における板状部材10とベース部材20との接合部分のXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図3には、板状部材10とメタライズ層60と接合部30とベース部材20とが示されている。図4は、図3のX1部分における接合部30のXZ断面構成を拡大して示す説明図であり、図5は、図4のX2部分における接合部30のXZ断面構成を拡大して示す説明図である。なお、図3から図5において、接合部30のうち、斑点ハッチング部分は接合部30の形成材料であり、黒色部分は気孔Pである。
図2および図3に示すように、本実施形態の静電チャック100では、板状部材10の下面S2には、メタライズ層60が形成されている。メタライズ層60は、板状部材10の下面S2のうち、孔16や拡径部134の形成部分を除く、表面部分全体を覆っている。メタライズ層60は、主成分として、導電性材料(例えば、Ag、Cu、Au、Pt、Pb、Ni−Auフラッシュなど)を含む材料により形成された金属膜である。メタライズ層60のZ軸方向の厚さは、板状部材10のZ軸方向の厚さより薄く、例えば0.1μm程度である。
接合部30は、多孔質体により形成されている。接合部30を形成する多孔質体の気孔率は、板状部材10の気孔率より高く、かつ、ベース部材20の気孔率より高い。接合部30を形成する多孔質体の気孔率は、例えば、20%以上、70%以下である。また、接合部30は、主成分として、粒径が100nm以下の金属超微粒子を含んでいる。具体的には、接合部30は、金属ナノ粒子(例えばAgナノ粒子やCuナノ粒子)の焼結体である。ここでいう主成分とは、含有割合(重量割合)の最も多い成分を意味する。図3および図4に示すように、接合部30は、複数の金属ナノ粒子が焼結して互いに接合したナノ金属粒子接合体である。このナノ金属粒子接合は、金属ナノ粒子同士の固相拡散接合(固相焼結)である。このため、接合部30では、金属ナノ粒子同士が固相(粒状)のまま接合することによって固相間に気孔Pが形成されており、その結果、接合部30は多孔質体になっている。なお、金属超微粒子を構成する元素としては、室温における熱伝導率が250w/m・K以上であり、かつ、非磁性である元素であることが好ましい。
本実施形態の静電チャック100は、接合部30を形成する多孔質体に関する第1の条件を満たす。
<第1の条件>
接合部30を形成する多孔質体を含むZ軸方向に略平行な少なくとも1つの断面において、略円状(丸状、顆粒状)の形状を有する複数の円状部分32と、円状部分32より幅が狭く、かつ、互いに隣り合う円状部分32同士を接続する接続部分34と、が存在している(図3から図5参照)。接続部分34には、Z軸方向において互いに異なる位置に配置された複数の円状部分32同士を接続するものと、面方向において互いに異なる位置に配置された複数の円状部分32同士を接続するものとが含まれる。なお、接合部30の断面について、電子顕微鏡により例えば2,000倍〜20,000倍の倍率で断面観察することにより、接合部30における円状部分32および接続部分34の有無を確認することができる。
なお、図3に示すように、接合部30(多孔質体)は、複数の円状部分32と複数の接続部分34とが連続的につながっている経路に沿って、円状部分32と接続部分34とが交互に配置されている交互配列部分を有する。さらに、接合部30は、接合部30のZ軸方向の一端から他端まで、円状部分32と接続部分34とが連続的につながっている連続部分33を有する。
本実施形態の静電チャック100は、さらに、接合部30を形成する多孔質体に関する第2の条件を満たすことが好ましい。
<第2の条件>
接合部30を形成する多孔質体を含むZ軸方向に略平行な少なくとも1つの断面において、円状部分32の平均粒径は、10μm以下である。なお、円状部分32の平均粒径は、0.01μm以上であることが好ましい。
なお、円状部分32の平均粒径は、次のようにして特定するものとする。まず、静電チャック100における接合部30を切り出して、接合部30のZ軸方向に略平行な断面を作製し、その接合部30の断面を鏡面研磨した後に、イオンミリング法によるCP(クロスセクションポリッシャ)加工を施す。次に、EPMA(電子線マイクロアナライザ)を用いて、そのCP加工後の接合部30の断面画像(2,000〜20,000倍)を得る。次に、接合部30の断面画像において、面方向に平行な複数(例えば3本)の直線線分L(図4参照)を、Z軸方向に所定の間隔(例えば1から5μm間隔)で引く。各直線線分Lは、所定数(例えば20個)以上の円状部分32と交差する直線である。各直線線分Lについて、該直線線分Lと交差する測定対象の複数の円状部分32の粒径を測定する。ここでいう円状部分32の粒径は、各円状部分32に内接する内接円の直径である。そして、複数の直線線分Lについて、測定対象の全ての円状部分32の粒径の平均値を、接合部30における円状部分32の平均粒径とする。
本実施形態の静電チャック100は、さらに、接合部30を形成する多孔質体に関する第3の条件を満たすことが好ましい。
<第3の条件>
接合部30を形成する多孔質体を含むZ軸方向に略平行な少なくとも1つの断面において、多孔質体の気孔率は、10%以上、50%以下である。
なお、多孔質体の気孔率は、次のようにして特定するものとする。上述した円状部分32の平均粒径の特定方法と同様に、接合部30の断面画像(2,000〜20,000倍)を得る。次に、接合部30の断面画像において、上述した円状部分32の平均粒径の特定方法と同様に、複数(例えば3本)の直線線分(図示しない。上記直線線分Lと同じでもよい)を、Z軸方向に所定の間隔(例えば1から5μm間隔)で引く。各直線線分上の気孔Pにあたる部分の長さを測定し、直線の全長に対する気孔Pにあたる部分の長さの合計の比を、当該直線線分上における気孔率とする。そして、複数の直線線分について求められた気孔率の平均値を、多孔質体の気孔率とする。
A−3.静電チャック100の製造方法:
本実施形態の静電チャック100の製造方法は、例えば以下の通りである。まず、公知の方法により、板状部材10を作製する。例えば、セラミックスグリーンシートを複数枚作製し、所定のセラミックスグリーンシートに所定の加工を行う。所定の加工としては、例えば、チャック電極40やヒータ電極50等の形成のためのメタライズペーストの印刷、各種ビアの形成のための孔空けおよびメタライズペーストの充填等が挙げられる。これらのセラミックスグリーンシートを積層して熱圧着し、切断等の加工を行うことにより、セラミックスグリーンシートの積層体を作製する。作製されたセラミックスグリーンシートの積層体を焼成することにより、セラミックス焼成体である板状部材10を作製する。また、公知の方法により、ベース部材20を作製する。
次に、板状部材10の下面S2にメタライズ層60を形成する。例えば、板状部材10がアルミナにより形成されている場合、板状部材10の下面S2に、モリブデンマンガン法やコファイア法により金属膜(例えばNi等のストライクメッキ)を形成した後にAg、Cu、Au等のめっきを施す。これにより、ベース部材20の上面S3側に配置される最外層がAg、Cu、Au等により形成されたメタライズ層60を形成することができる。なお、メタライズ層60を形成する他の方法としては、金属蒸着、スパッタ、物理蒸着(PVD)が挙げられる。なお、板状部材10とメタライズ層60との密着性向上のため、例えば、板状部材10の下面S2側から、Ti、Mo、最外層(約0.1μm)の順に成膜してもよい。
次に、金属ナノ粒子を主成分とするペーストを、ベース部材20の上面S3上に膜状に塗布した後、その塗布されたペーストの上に板状部材10をマウントすることにより、板状部材10に形成されたメタライズ層60の下面S5とベース部材20の上面S3との間にペーストを挟み込ませる。そして、板状部材10に対して、ベース部材20側に向かう方向に、例えば、約0.1N/mm〜1.0N/mm程度の圧力を加え、窒素雰囲気で270℃の熱処理を1時間施すことにより、板状部材10に形成されたメタライズ層60とベース部材20とを接合する接合部30を形成する。以上の工程により、本実施形態の静電チャック100が製造される。
A−4.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の静電チャック100は、板状部材10と、ベース部材20と、接合部30とを備える。接合部30は、板状部材10およびベース部材20より気孔率が高い多孔質体によって形成されている。このため、本実施形態によれば、接合部が緻密体によって形成された構成に比べて、板状部材10からベース部材20への熱引きによる板状部材10の温度低下を抑制することができる。さらに、接合部30は、円状部分32と接続部分34とから構成される形状である(上記第1の条件)。このため、円状部分32と接続部分34とを含まない形状に対して、接合部30内において、接合部30より熱伝導率が低い気体に接触する接触面積が広くなり、板状部材10からベース部材20への熱引きを抑制することができる。すなわち、本実施形態によれば、板状部材10からベース部材20への熱引きによる板状部材10の温度低下を抑制することができる。その結果、例えば、板状部材10の吸着面S1に保持されたウェハWをヒータ電極50によって効率良く温めることができ、また、吸着面S1の温度分布の均一性が低下することを抑制することができる。
なお、本実施形態では、上述したように、接合部30(多孔質体)は、接合部30のZ軸方向の一端から他端まで、円状部分32と接続部分34とが連続的につながっている連続部分33を有する。これにより、接合部30に連続部分33が存在しない構成に比べて、板状部材10とベース部材20との接合強度を向上させることができる。また、本実施形態によれば、接合部30が緻密体によって形成された構成に比べて、板状部材10とベース部材20との熱膨張差による応力を緩和する応力緩和性を向上させることができる。また、本実施形態では、セラミックスにより形成された板状部材10の下面S2にメタライズ層60が形成され、このメタライズ層60とベース部材20とが、接合部30を形成する多孔質体によって接合されている。このため、板状部材10と多孔質体とが、メタライズ層60を介さずに直接接触する構成に比べて、板状部材10と多孔質体との接合強度が向上する。
また、本実施形態では、接合部30の少なくとも1つの断面において、円状部分32の平均粒径は10μm以下である(上記第2の条件)。これにより、本実施形態によれば、円状部分32の平均粒径が10μmより大きい構成に比べて、接合部30での放熱が抑制されるため、板状部材10から接合部30側への熱引きによる板状部材10の温度低下を、より効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、接合部30の少なくとも1つの断面において、多孔質体の気孔率は、10%以上、50%以下である(上記第3の条件)。これにより、本実施形態によれば、多孔質体の気孔率が10%未満である構成に比べて、接合部30の熱伝導率が低いため、板状部材10からベース部材20への熱引きによる板状部材10の温度低下を、より効果的に抑制することができる。また、本実施形態によれば、多孔質体の気孔率が50%より高い構成に比べて、気孔率に起因する板状部材10とベース部材20との接合強度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、接合部30は、主成分として、粒径が100nm以下の金属超微粒子を含んでいるため、接合部が主成分として樹脂や半田を含む構成に比べて、接合部30の耐熱性を向上させることができる。例えば、接合部30が、Agナノ粒子により形成された構成では、接合部30の融点は約960℃である。また、接合部30では、200℃程度で接合が可能であるため、接合時における残留応力を最小限に抑えることができる。また、特に、接合部30が軟質性を有するAgやCuの金属超微粒子により形成された構成では、板状部材10とベース部材20との熱膨張差による応力を緩和する応力緩和性を、より効果的に向上させることができる。
A−5.性能評価:
図6は、各サンプルにおける接合部の断熱性と耐熱性とに関する評価結果を示す説明図である。図6に示すように、接合体の11つのサンプルについて、接合部の断熱性と耐熱性とに関する評価を行った。11つのサンプルは、全体として、上述の静電チャック100と略同一構成であり、具体的には、アルミナにより形成された矩形状の板状部材と、Al合金により形成された矩形状のベース部材と、接合部とを備える接合体である。但し、各サンプルは、例えばサイズや、板状部材がヒータ電極50等を備えない等の点で、上述の静電チャック100とは異なる。板状部材にはメタライズ層が形成されており、メタライズ層とベース部材とが、主成分としてAgナノ粒子を含む接合部によって接合されている。なお、各サンプルは、上述した製造方法と同様の方法により製造できる。
サンプル1〜3と、サンプル4〜11とは、接合部の前駆体(形成材料)および形態(構造)の少なくとも一方が互いに異なる。具体的には、サンプル1では、接合部の前駆体は樹脂であり、形態は緻密体である。サンプル2では、接合部の前駆体はAgロウ材であり、形態は緻密体であり、サンプル3では、接合部の前駆体はAgロウ材であり、形態は多孔質体である。すなわち、サンプル1〜3における接合部は、上述の第1の条件を満たさない。一方、サンプル4〜11では、接合部の前駆体はAgナノ粒子であり、形態はAgナノ粒子(円状粒子)同士が固相拡散接合したAgナノ粒子接合体である。ただし、サンプル4における接合部は、接続部分を有しておらず、第1の条件を満たさず、サンプル5〜11における接合部は、第1の条件を満たす。また、サンプル5〜11では、接合部の円状部分の平均粒径と接合部(多孔質体)の気孔率との少なくとも一方が互いに異なる。なお、各サンプルにおける接合部の円状部分の平均粒径と接合部の気孔率とは、上述したペーストから接合部を形成するための熱処理における加熱温度と、熱処理における加熱時間と、Agナノ粒子の粒径との少なくとも1つを変えることにより調整することができる。具体的には、熱処理における加熱温度を高くするほど、加熱時間を長くするほど、また、Agナノ粒子の粒径が大きいほど、円状部分の平均粒径を大きくでき、また、接合部の気孔率を高くすることができる。
なお、各サンプルにおける接合部の形態、円状部分の平均粒径や接合部(多孔質体)の気孔率については、次のようにして特定する。まず、各サンプルの接合体の4つの角部を切り出して、その切り出された角部の切断面を研磨し、電子顕微鏡により例えば20,000倍の倍率で断面観察し、上述した方法により円状部分の平均粒径や接合部の気孔率を特定する。
接合部の断熱性は、次のようにして評価した。まず、各サンプルの接合体について、板状部材の吸着面に対して、350℃の加熱処理を施し続け、加熱開始から3分後におけるベース部材の表面温度を、熱電対等で測定した。図6中の断熱性では、「×」は、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度が100℃以上になったことを意味し、「△」は、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度が80℃以上、100℃未満であったことを意味し、「○」は、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度が60℃以上、80℃未満であったことを意味し、「◎」は、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度が60℃未満であったことを意味する。
接合部の耐熱性は、次のようにして評価した。まず、各サンプルの接合体に対して、大気中で、350℃の加熱処理を10時間行った。その後、各サンプルについて、接合体の破断の有無や、加熱処理の前後の重量差から、熱による接合部の分解の有無を確認した。図6中の耐熱性では、「×」は、接合部の分解が確認されたことを意味し、「○」は、接合部の分解が確認されなかったことを意味する。
図6に示すように、断熱性に関する評価結果について、サンプル1では、加熱処理において接合部が分解したため、断熱性を評価することができなかった。サンプル2〜4では、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度は100℃以上であり、サンプル5〜11では、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度は100℃未満であった。このことは、接合部が円状部分と接続部分とから構成される形状であること(第1の条件を満たす)により、接合部の断熱性が向上し、板状部材からベース部材への熱引きを抑制することができることを意味する。また、サンプル7,9,11では、円状部分の平均粒径が10μmより大きく、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度は80℃以上であり、サンプル5,6,8,10では、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度は未満80℃未満であった。このことは、円状部分の平均粒径が10μm以下であることにより、板状部材からベース部材への熱引きを、より効果的に抑制することができることを意味する。さらに、サンプル8では、円状部分の平均粒径が1未満であることにより、接合部の耐熱性がさらに向上しており、その結果、加熱開始3分後におけるベース部材の表面温度が60℃未満になっている。
図6に示すように、耐熱性に関する評価結果について、サンプル1では、接合部の分解が検出され、サンプル2〜11では、接合部の分解が検出されなかった。このことは、接合部が樹脂製の緻密体であるため、十分な耐熱性を得ることができないことを意味する。一方、接合部がAgナノ粒子接合体である構成では、接合部がAgロウ材の緻密体や多孔質体である構成に対して、同等レベルの耐熱性を確保できることを意味する。なお、接合部による接合強度に関する評価結果については、サンプル5〜11について、接合部の気孔率は10%以上、50%以下であり、接合部による十分な接合強度が確保できることが確認された。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における静電チャック100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、第1の部材および第2の部材として、板状の板状部材10やベース部材20を例示したが、板状以外の形状(例えば円筒状)の部材であってもよい。また、静電チャック100は、上記第2の条件および第3の条件の少なくとも1つを満たさなくてもよい。
上記実施形態では、板状部材10の内部にヒータ電極50が1つ配置されているが、板状部材10の内部にヒータ電極50が複数配置されていてもよい。また、上記実施形態では、ベース部材20に冷媒流路21が形成されているが、必ずしもベース部材20に冷媒流路21が形成されている必要はない。
上記実施形態では、板状部材10の内部に1つのチャック電極40が設けられた単極方式が採用されているが、板状部材10の内部に一対のチャック電極40が設けられた双極方式が採用されてもよい。また、上記実施形態において、メタライズ層60を備えず、板状部材10と接合部30とがメタライズ層60を介さずに接合されている構成であってもよい。また、上記実施形態において、接合部30は、第1の接合部と、該第1の接合部とベース部材20との間に配置されている第2の接合部と、を含み、第1の接合部と第2の接合部との間に金属部を備える構成であってもよい。金属部の熱伝導率は、第1の接合部および第2の接合部の熱伝導率より低い。これにより、第1の接合部と第2の接合部に金属部を備えない構成に比べて、板状部材10からベース部材20への熱引きによる板状部材10の温度低下を、より効果的に抑制することができる。なお、金属部は単層でも複数層であってもよく、また、金属部を構成する金属は非磁性であることが好ましい。金属部の例としては、Al(合金)箔、Ti(合金)箔、Cu(合金)箔、Al(合金)多孔質体、Ti(合金)多孔質体、Cu(合金)多孔質体である。
上記実施形態の静電チャック100における各部材の形成材料は、あくまで一例であり、任意に変更可能である。例えば、上記実施形態では、ベース部材20が、金属により形成されているが、ベース部材20が、金属以外の材料(例えば、樹脂材料、セラミックス)により形成されるとしてもよい。また、第2の部材の熱膨張係数は、第1の部材の熱膨張係数と同じであってもよい。また、接合部30は、多孔質体であればよく、金属超微粒子以外の材料(例えば、樹脂、粒径が100nmより大きい金属粒子)により形成されたものでもよい。また、接合部30は、主成分とは異なる種類の金属ナノ粒子(Ag、Cu、Au、Pt、Pd)を微量添加してもよい。
また、接合部30が主成分としてAgナノ粒子を含む場合、Agと固相で相互拡散が生じやすい元素(状態図において相互に固溶相領域が多い元素 Ag、Cu、Au、Pt、Pb、Ni−Auフラッシュなど)を、メタライズ層60の最外層にすることが好ましい。また、上記実施形態において、ベース部材20がCuではなく、例えばFe系材料、Ti合金、Al合金により形成されている場合、同金属と接合部30に含まれるAgナノ粒子との相互拡散が起こりにくい。この場合、ベース部材20の上面S3にもメタライズ層を形成し、該メタライズ層と接合部との界面について、上述の第1の条件、第2の条件や第3の条件を満たすことが好ましい。
上記実施形態の静電チャック100の製造方法は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
10:板状部材 16:孔 20:ベース部材 21:冷媒流路 25,26,35,36:孔 30:接合部 32:円状部分 33:連続部分 34:接続部分 40:チャック電極 50:ヒータ電極 60:メタライズ層 100:静電チャック 131:第1のガス流路孔 132:第2のガス流路孔 133:横流路 134:拡径部 140:ピン挿通孔 160:充填部材 L:直線線分 P:気孔 S1:吸着面 S2,S4,S5:下面 S3:上面 W:ウェハ

Claims (4)

  1. 第1の方向に略垂直な第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有し、セラミックスにより形成された第1の部材と、
    前記第1の部材に設けられたチャック電極と、
    前記第1の部材に設けられた発熱用抵抗体と、
    第3の表面を有し、前記第3の表面が前記第1の部材の前記第2の表面側に位置するように配置され、前記第1の部材の熱伝導率より高い熱伝導率を有する第2の部材と、
    前記第1の部材の前記第2の表面と前記第2の部材の前記第3の表面との間に配置されて前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する接合部と、
    を備え、前記第1の部材の前記第1の表面上に対象物を保持する静電チャックにおいて、
    前記接合部は、前記第1の部材および前記第2の部材より気孔率が高い多孔質体によって形成されており、
    前記多孔質体には、前記第1の方向に略平行な少なくとも1つの断面において、略円状の形状を有する複数の円状部分と、前記円状部分より幅が狭く、かつ、互いに隣り合う前記円状部分同士を接続する接続部分と、が存在している、
    ことを特徴とする静電チャック。
  2. 請求項1に記載の静電チャックにおいて、
    前記少なくとも1つの断面において、前記円状部分の平均粒径は、10μm以下である、
    ことを特徴とする静電チャック。
  3. 請求項1または請求項2に記載の静電チャックにおいて、
    前記少なくとも1つの断面において、前記多孔質体の気孔率は、10%以上、50%以下である、
    ことを特徴とする静電チャック。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の静電チャックにおいて、
    前記接合部は、第1の接合部と、前記第1の接合部と前記第2の部材との間に配置されている第2の接合部と、を含み、
    前記静電チャックは、さらに、前記第1の接合部と前記第2の接合部との間に配置され、かつ、前記第1の接合部および前記第2の接合部の熱伝導率より低い熱伝導率を有する金属を主成分とする金属部を備える、
    ことを特徴とする静電チャック。
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