JP2020070079A - 青果物梱包体および梱包方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】青果物が包装された青果物包装体が梱包箱内に複数梱包された青果物梱包体において、青果物の鮮度を長期に亘って保持することができる青果物梱包体、および、かかる青果物梱包体が得られる梱包方法を提供すること。【解決手段】青果物梱包体500は、青果物Bと、この青果物Bを包装する青果物包装容器とを有し、梱包箱100内に梱包された複数の青果物包装体10とを備え、複数の青果物包装体10が梱包箱100内に重力方向に積み重ねて梱包されているものであり、青果物包装容器は、合成樹脂フイルムで構成されたフイルム部材2、3を有しており、最上部に位置する青果物包装容器の酸素透過度をAとし、最下部に位置する青果物包装容器の酸素透過度をBとしたとき、B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量の青果物包装体10が重ねて梱包されている。【選択図】図4

Description

本発明は、青果物が包装された青果物包装体が複数梱包された青果物梱包体、および、かかる青果物梱包体を梱包する梱包方法に関する。
スーパーおよび百貨店等の量販店では、例えば、バナナ、マンゴーのような果実類、ダイコン、ニンジンのような根菜類、トマト、キュウリのような果菜類、緑豆モヤシのような芽物類、シイタケ、シメジのような菌茸類(キノコ類)、ブロッコリー、ホウレンソウ、レタス、キャベツのような葉茎菜類、キク、ユリのような花卉または苗等の青果物は、開口部で構成される細孔を備える合成樹脂フイルムを袋状とした包装袋で包装された青果物包装体の状態(例えば、特許文献1参照。)として、消費者(購買者)に販売されることがある。
このような青果物の包装袋による包装は、例えば、加工工場において行われて青果物包装体とし、この状態で、トラック等で輸送した後に、量販店で陳列したり、工場からの直送による宅配等により販売される。
そして、このトラック等の輸送時には、段ボール箱のような梱包箱内に、複数の青果物包装体が一括して梱包された青果物梱包体とし、青果物梱包体の状態で宅配がなされたり、梱包箱内から輸送・保管後に取り出されて、青果物包装体の状態で陳列して販売店において販売される。
ところで、上述した青果物梱包体において、通常、複数の青果物包装体は、梱包箱の底面に対して、青果物包装体(合成樹脂フィルム)をほぼ平行な状態として、重力方向に重ね合わせるようにして一括して梱包される。
しかしながら、青果物梱包体内で、青果物包装体を梱包箱の底面に対してほぼ平行とする梱包方法において、複数の青果物包装体を単に重力方向に重ね合わせるだけでは、上下に位置する青果物包装体同士が重なり合い、その結果、特に最下部に位置する青果物包装体において、合成樹脂フイルムに形成された細孔が塞がったり、潰れたりする。そして、これらのことに起因して、細孔に開口部としての機能を発揮させることができず、その結果、包装された青果物の鮮度を長期に亘って保持する保持効果が十分に得られないと言う問題があった。
特開2014−213863号公報
本発明の目的は、青果物が包装され、梱包箱内に重力方向に複数積み重ねて梱包された青果物梱包体において、特に最下部に位置するものであったとしても、青果物の鮮度を長期に亘って保持することができる青果物梱包体、および、かかる青果物梱包体が得られる梱包方法を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(9)に記載の本発明により達成される。
(1) 底面と、該底面から立設する複数の側面とを有する梱包箱と、
青果物と、該青果物を包装する青果物包装容器とを有する青果物包装体とを備え、
複数の前記青果物包装体が、前記梱包箱内に重力方向に積み重ねて梱包された青果物梱包体であって、
複数の前記青果物包装容器は、それぞれ、合成樹脂フイルムで構成されたフイルム部材を有しており、
最上部に位置する前記青果物包装容器の酸素透過度をA[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]とし、最下部に位置する前記青果物包装容器の酸素透過度をB[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]としたとき、B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量の前記青果物包装体が重ねて梱包されていることを特徴とする青果物梱包体。
(2) 複数の前記青果物包装容器が有する前記フイルム部材は、それぞれ、1個以上の開口部を備える上記(1)に記載の青果物梱包体。
(3) 前記開口部は、長尺状をなしている上記(2)に記載の青果物梱包体。
(4) 前記開口部は、円状をなしている上記(2)に記載の青果物梱包体。
(5) 前記フイルム部材において、前記開口部は、格子状に配列するように複数形成されている上記(2)ないし(4)のいずれかに記載の青果物梱包体。
(6) 前記梱包箱は、さらに、前記底面に対向する頂面を有し、該頂面と前記底面とは、複数の前記側面を跨ぐように配置されており、前記頂面および複数の前記側面のうちの少なくとも1つは、開閉可能となっている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の青果物梱包体。
(7) 前記フイルム部材と前記底面とがなす角度は、0°以上15°以下である上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の青果物梱包体。
(8) 前記青果物包装容器は、2枚の前記フイルム部材を重ね合わせることで袋状とされた青果物包装袋である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の青果物梱包体。
(9) 上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の青果物梱包体の梱包方法であって、
前記フイルム部材と前記底面とがなす角度が垂直または傾斜するように、前記梱包箱内に前記青果物包装体を収納する工程を有することを特徴とする梱包方法。
本発明の青果物梱包体によれば、梱包箱内において、青果物が包装された青果物梱包体が重力方向に複数積み重ねて梱包されたとしても、最上部に位置する青果物包装容器の酸素透過度をA[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]とし、最下部に位置する前記青果物包装容器の酸素透過度をB[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]としたとき、B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量の青果物包装体が重ねて梱包されている。そのため、梱包箱内において、積み重ねられた複数の青果物梱包体のうち、最下部に位置するものであったとしても、フイルム部材に形成された細孔が塞がったり、潰れたりするのが的確に抑制または防止されており、細孔に開口部としての機能を確実に発揮させることができる。そのため、包装された青果物の鮮度を長期に亘って保持することができる。
本発明の青果物梱包体に梱包される青果物包装体の第1実施形態を示す平面図である。 図1中の青果物包装容器の未包装状態を示す斜視図である。 図1に示す青果物包装体と、この青果物包装体を梱包する梱包箱を示す斜視図である。 複数の図1に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第1実施形態を示す縦断面図である。 本発明の青果物梱包体に梱包される青果物包装体の第2実施形態を示す斜視図である。 複数の図5に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第2実施形態を示す縦断面図である。 複数の図1に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第3実施形態を示す縦断面図である。 複数の図1に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第4実施形態を示す縦断面図である。 本発明の青果物梱包体に梱包される青果物包装体の第5実施形態を示す平面図である。 図9中の青果物包装容器の未包装状態を示す斜視図である。
以下、本発明の青果物梱包体および梱包方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
以下では、本発明の青果物梱包体を説明するのに先立って、まず、本発明の青果物梱包体に梱包される青果物包装体について説明する。
<<第1実施形態>>
<青果物包装体>
図1は、本発明の青果物梱包体に梱包される青果物包装体の第1実施形態を示す平面図、図2は、図1中の青果物包装容器の未包装状態を示す斜視図である。なお、図1および図2では、説明の便宜上、青果物包装容器が有する開口部を誇張して図示しており、青果物包装容器全体に対する開口部の大きさおよびその比率は実際とは大きく異なる。また、青果物包装容器(第1のフイルム部材および第2のフイルム部材)は、平面視で長方形をなし、その長辺12に沿った方向をx方向、短辺11に沿った方向をy方向として説明する。また、x方向およびy方向と直交する方向、すなわち青果物包装容器(第1のフイルム部材および第2のフイルム部材)の厚さ方向をz方向として説明する。
図1に示すように、青果物包装容器1(以下、単に「包装容器1」と言うこともある)は、本実施形態では袋状をなしており、この容器内(袋中)に密閉した状態で青果物Bを包装するために用いられるものであり、青果物包装体10(以下、単に「包装体10」と言うこともある)は、包装容器1と、この包装容器1で密閉した状態で包装された青果物Bとを有している。以下、包装容器1で青果物Bを未だ包装していない状態を「未包装状態」と言い、包装容器1で青果物Bを包装した状態を「包装状態」と言う。
包装容器1で包装される青果物Bは、特に限定されないが、例えば、バナナ、マンゴー、ウメ、リンゴ、イチゴ、ミカン、ブドウ、和梨、西洋梨のような果実類、ダイコン、ニンジン、ナガイモ、ゴボウのような根菜類、トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、エダマメ、オクラのような果菜類、緑豆モヤシ、大豆モヤシ、トウミョウのような芽物類、シイタケ、シメジ、エリンギ、マイタケ、マツタケのような菌茸類(キノコ類)、ブロッコリー、ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイ、レタス、キャベツ、アスパラガスのような葉茎菜類、キク、ユリ、カーネーション等の花卉または苗が挙げられ、これらの何れであっても、包装容器1で包装することができる。
また、この青果物は、未処理のものであっても良いし、水洗等の処理が施されているものであっても良いし、さらには、千切り、乱切り、いちょう切りのような前加工が施されたいわゆるカット野菜であっても良い。
包装容器1は、青果物を包装するために用いられるものである。この包装容器1は、本実施形態では、袋状に形成された合成樹脂フイルムで構成されるものであり、より具体的には、第1のフイルム部材2と第2のフイルム部材3とを重ね合わせることで袋状とされ、その短辺11に備える、青果物Bの出し入れ口となる開口を、熱シール(熱圧着)により融着させて封止することにより密閉されたシール袋である。
この包装容器1の製作方法には、各種方法が挙げられ特に限定されないが、例えば、2枚の合成樹脂フイルムを重ね合わせた状態、または1枚の合成樹脂フイルムを折り重ねた状態で、2つの長辺12のうちの2辺または1辺を熱シールにより融着させて筒状をなすフイルムを形成することで、x方向に対向する2つの短辺11において開口する開口を有する包装容器1を得ることができる。このような包装容器1では、2つの短辺11にそれぞれ形成された開口の一方から青果物Bを収納した後、これら開口を、熱シール(ヒートシール)により融着させて封止することにより、青果物が包装容器1で包装された青果物包装体10とすることができる。
このような青果物Bが包装容器1で包装された青果物包装体10の形成は、例えば、加工工場において行われ、この青果物包装体10とした状態で、トラック等で輸送した後に、量販店で陳列したり、工場からの直送による宅配等により販売される。
なお、2枚の合成樹脂フイルムを重ね合わせて袋状をなす包装容器1を作製する場合、これら2枚の合成樹脂フイルムにより第1のフイルム部材2および第2のフイルム部材3が構成される。また、1枚の合成樹脂フイルムを折り重ねて包装容器1を作製する場合、折り重ねられた1枚の合成樹脂フイルムにより第1のフイルム部材2および第2のフイルム部材3が構成される。
このような合成樹脂フイルム(第1のフイルム部材2および第2のフイルム部材3)の材質としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ナイロン(ポリアミド)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペートおよびポリ乳酸等が挙げられる。また、合成樹脂フイルムは、半合成樹脂フイルムであってもよく、その材質としては、例えば、セロハン等が挙げられる。これらのうちのいずれかの材質を単独あるいはラミネートして用いればよい。なお、包装容器1は、これらフイルムと金属箔、紙や不織布とを貼り合わせた袋でもよい。
また、これらの第1のフイルム部材2および第2のフイルム部材3は、延伸加工、防曇加工や印刷が施されていてもよく、銀、銅のような無機系抗菌剤や、キチン、キトサン、アリルイソチオシアネートのような有機系抗菌剤が塗布されたものであってもよいし、これらがフイルム中に練り込まれているものであってもよい。
なお、熱シールに適さない第1のフイルム部材2および第2のフイルム部材3を用いる場合には、開口が設けられた短辺11にシーラント層をラミネートあるいはコーティングすることで前記開口を封止することができる。例えば、アクリル樹脂をコーティングしたセロハンフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)に線状低密度ポリエチレン(LLDPE)ポリスチレンとEVAをラミネートしたフイルムが挙げられ、これらを第1のフイルム部材2および第2のフイルム部材3として用いることができる。
図1に示すように、本実施形態では、第1のフイルム部材2は、そのz方向(厚さ方向)に貫通する複数個の第1の開口部21(第1の貫通孔)を有し、第2のフイルム部材3は、そのz方向に貫通する複数個の第2の開口部31(第2の貫通孔)を有している。これにより、包装容器1は、包装状態においても、空気の通り抜けが許容される通気性を発揮するものとなる。このように、包装容器1では、合成樹脂フイルムすなわち、第1および第2のフイルム部材2、3にそれぞれ形成された第1および第2の開口部21、31は、空気が通過する通気孔(細孔)として機能する。その結果、包装容器1が青果物Bの保存に適した酸素濃度および炭酸ガス濃度を維持することができるようになるため、青果物Bの鮮度を長期に亘って保持することができる。
なお、包装容器1では、その内部における酸素濃度は、包装される青果物Bにもよるが、一般的に、0.04〜19%であり、炭酸ガス濃度は、2〜26%であることが好ましく、酸素濃度は、0.1〜10%であり、炭酸ガス濃度は、5〜15%であることがより好ましい。包装容器1の内部の酸素濃度および炭酸ガス濃度を前記範囲内に設定することにより、青果物Bの鮮度を長期に亘って確実に保持することができる。
また、包装容器1の酸素透過度は、2500cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)以上110000cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)以下となっていることが好ましい。これにより、包装容器1の内部の酸素濃度および炭酸ガス濃度を、前記範囲内に比較的容易に設定することができる。
かかる構成の包装容器1において、第1の開口部21は、その数には限定されないが、本実施形態では、図1、図2に示す通り、x方向に沿って等間隔に4行配置され、y方向に沿って等間隔に4列配置されている。そして、このように行列状に配置された各第1の開口部21を、それぞれ、図1中の左下から右上側に向かって順に、「第1の開口部21a」、「第1の開口部21b」・・・「第1の開口部21o」および「第1の開口部21p」と言うことがある。また、各第1の開口部21は、それぞれ、x方向に直線状に延びる長尺状をなしている。
また、第2の開口部31は、その数には限定されないが、本実施形態では、x方向に沿って等間隔に4行配置され、y方向に沿って等間隔に4列配置されている。そして、このように行列状(格子状)に配置された各第2の開口部31を、それぞれ、図1中の左下から右上側に向かって順に、「第2の開口部31a」、「第2の開口部31b」・・・「第2の開口部31o」および「第2の開口部31p」と言うことがある。また、各第2の開口部31は、それぞれ、第1の開口部21と形状および大きさが同じである。すなわち、各第2の開口部31は、それぞれ、x方向に直線状に延びる長尺状をなしている。
以上のような構成の包装容器1において、包装容器1の内部の酸素濃度および炭酸ガス濃度、さらには、包装容器1の酸素透過度が前述した範囲内となるように、第1および第2のフイルム部材2、3に形成される開口部21、31の長さL、幅Wおよび数(本実施形態では16個ずつ)等が設定される。具体的には、第1の開口部21および第2の開口部31の長さLは、好ましくは30μm以上200μm以下であり、より好ましくは50μm以上100μm以下であり、幅wは、好ましくは10μm以上100μm以下であり、より好ましくは50μm以上80μm以下である。
また、第1のフイルム部材2および第2のフイルム部材3の厚さTは、同じであってもよいし、異なっていてもよいが、0.01mm以上0.1mm以下であるのが好ましく、0.01mm以上0.065mm以下であるのがより好ましい。
さらに、包装容器1により包装される青果物の量は、青果物の種類によっても異なるが、好ましくは10g〜800g/袋程度、より好ましくは50g〜400g/袋程度に設定される。
なお、第1のフイルム部材2への第1の開口部21の加工、および、第2のフイルム部材3への第2の開口部31の加工は、カッターのような鋭利な刃物を用いて切ることで行うようにしてもよいし、所望の形状の切れ込みができるようにした型で打ち抜くことで行うようにしてもよい。また、その他、レーザーによる加工によっても形成可能である。
以上のような青果物包装体10が、トラック等の輸送時に、梱包箱100内に複数梱包された青果物梱包体500とされ、例えば、青果物梱包体500の状態で宅配がなされたり、梱包箱100内から輸送・保管後に取り出されて、青果物包装体10の状態で陳列して販売店において販売されたりする。
この青果物梱包体500において、本発明では、複数の青果物包装体10が、梱包箱100内に重力方向(z方向)に積み重ねて梱包され、最上部に位置する青果物包装容器1の酸素透過度をA[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]とし、最下部に位置する青果物包装容器1の酸素透過度をB[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]としたとき、B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量の青果物包装体10が重ねて梱包されている。
そのため、梱包箱100内において、積み重ねられた複数の青果物包装体10のうち、最下部に位置するものであったとしても、第1および第2のフイルム部材2、3に形成された第1および第2の開口部21、31(細孔)が塞がったり、潰れたりするのが的確に抑制または防止されており、開口部21、31に通気口(開口部)としての機能を確実に発揮させることができる。そのため、包装容器1内に包装された青果物Bの鮮度を長期に亘って保持することができる。
以下、この青果物梱包体500について詳述する。
<青果物梱包体>
図3は、図1に示す青果物包装体と、この青果物包装体を梱包する梱包箱を示す斜視図、図4は、複数の図1に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第1実施形態を示す縦断面図である。なお、図3および図4では、説明の便宜上、青果物包装容器が有する開口部を誇張して図示しており、青果物包装容器全体に対する開口部の大きさおよびその比率は実際とは大きく異なる。また、青果物包装容器は、平面視で長方形をなし、その長辺12に沿った方向をx方向、短辺11に沿った方向をy方向として説明する。また、x方向およびy方向と直交する方向、すなわち青果物包装容器(第1のフイルム部材および第2のフイルム部材)の厚さ方向をz方向として説明する。
梱包箱100は、段ボールのような紙板や、樹脂材料で構成される樹脂板で構成され、図3に示すように、長方形状をなす底面101と、底面101の4辺(縁部)からそれぞれ立設して設けられた、長方形状をなす第1〜第4の側面102〜105とを有しており、これら底面101と、第1〜第4の側面102〜105とにより、底面101の反対側で開口する開口部125を有する内部空間120が画成される。
さらに、梱包箱100は、第1〜第4の側面102〜105の底面101とは反対側の辺(縁部)に回動可能に設けられた、長方形状をなす第1〜第4の蓋体112〜115を有している。これら第1〜第4の蓋体112〜115を、それぞれ、底面101に対してほぼ平行となるように、内部空間120側(内側)に折り込むことで、開口部125を塞ぐ頂面110が形成される。
すなわち、本実施形態では、梱包箱100において、第1〜第4の蓋体112〜115で形成される頂面110は、底面101に対向し、さらに、頂面110と底面101とは、複数の側面102〜105を跨ぐように配置されており、第1〜第4の蓋体112〜115を回動させることで、頂面110は、開閉可能となっている。
青果物梱包体500(以下、単に「梱包体500」と言うこともある)は、このような梱包箱100と、梱包箱100内に梱包、すなわち、梱包箱100が備える内部空間120に収納された複数(本実施形態では、14個)の包装体10とを備えている(図4参照)。
包装体10は、本発明では、梱包箱100内において、複数のものが重力方向(z方向)に積み重ねて梱包され、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度をA[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]とし、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度をB[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]としたとき、B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量の青果物包装体10が重ねて梱包されている。すなわち、本実施形態では、包装体10は、包装体10が備える第1および第2のフイルム部材2、3が底面101に対してほぼ平行をなすように、第1および第2のフイルム部材2、3のうちの一方を下側(底面101)側にして、内部空間120に収納されている。そして、複数の包装体10は、底面101の厚さ方向(z方向)に7個積み重ねられたものを1組として、底面101の面方向(y方向)に2組が並んだ状態で、内部空間120に収納(梱包)されている。
このように、底面101に対してほぼ平行をなすように、すなわち重力方向に沿って積み重ねて包装体10を、内部空間120に収納する際に、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度A[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]と、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度B[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]との関係B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量の青果物包装体10が重ねて梱包されている。したがって、下側に位置する包装体10に、上側に位置する包装体10の重さが不必要に掛かるのを的確に防止することができる。そのため、下側に位置する包装体10において、第1および第2のフイルム部材2、3に形成された第1および第2の開口部21、31(細孔)が塞がったり、潰れたりするのを的確に抑制または防止することができる。よって、第1および第2の開口部21、31(細孔)に、開口部としての機能を確実に発揮させることができることから、下側に位置する包装体10であっても、包装された青果物Bの鮮度を長期に亘って保持することができる。
なお、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度Aと、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bとの関係B/Aは、0.5以上1.0以下であればよいが、0.6以上1.0以下であることが好ましく、0.85以上1.0以下であることがより好ましい。これにより、前記効果をより顕著に発揮させることができる。
また、本実施形態では、図4で示したように、包装体10が備える第1および第2のフイルム部材2、3が底面101に対してほぼ平行をなすように、包装体10が重力方向に積み重ねて内部空間120に収納されるが、このようにほぼ平行をなす場合に限らず、包装体10は、第1および第2のフイルム部材2、3が底面101に対して若干傾斜して内部空間120に収納されていてもよい。すなわち、青果物包装体10が備える第1および第2のフイルム部材2、3は、梱包箱100が備える底面101に対して、垂直または若干傾斜していてもよく、具体的には、平行となる場合を含めて、第1および第2のフイルム部材2、3と底面101とがなす角度は、0°以上15°以下であることが好ましく、0°以上5°以下であることがより好ましい。第1および第2のフイルム部材2、3と底面101とがなす角度が前記範囲内であるときに、本発明を適用することで、下側に位置する包装体10においても、第1および第2のフイルム部材2、3に形成された第1および第2の開口部21、31(細孔)が塞がったり、潰れたりするのをより的確に抑制または防止することができる。
ここで、包装体10における、第1および第2のフイルム部材2、3と底面101とがなす角度とは、本明細書中では、第1および第2のフイルム部材2、3の重心において、底面101との離間距離が最短となる接線と、底面101とがなす角度、すなわち、本実施形態では、第1および第2のフイルム部材2、3の重心における、第1および第2のフイルム部材2、3の長手方向(y方向)に延びる接線と、底面101とがなす角度のことを言うこととする。
また、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度Aと、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bとの関係B/Aは、前述の通り、積み重ねる包装体10の数量を調整することで、その大きさが0.5以上1.0以下の範囲内に設定されるが、このような数量の調整の他、本実施形態のように短辺11を同一方向に向けて積み重ねることなく、短辺11と長辺12とが同一方向を向くように上下の青果物包装体10を交互に積み重ねることによって、B/Aの大きさを調整してもよい。さらに、包装容器1を、フイルム部材2、3において、開口部21、31が2つの短辺11のうち一方の短辺11側に偏在している構成をなすものとし、一方の短辺11と他方の短辺11とが重なるように積み重ねることによっても、B/Aの大きさを調整することができる。
なお、包装体10が内部空間120において、重力方向に積み重ねられている梱包体500は、例えば、梱包箱100の頂面110を開いた状態で、第1および第2のフイルム部材2、3と底面101とがなす角度が平行となるように、梱包箱100内に包装体10を積み重ねて収納する収納工程と、頂面110を閉じた状態として梱包体500を得る閉面工程とを有する梱包方法により得ることができる。
また、梱包箱100は、本実施形態のように頂面110が開閉可能となっている場合に限らず、第1〜第4の側面102〜105のうちの少なくとも1つが開閉可能となっているものであってもよいし、さらには、頂面110の形成が省略されたものであってもよい。なお、頂面110の形成を省略する場合、前述した梱包方法においても、頂面110を空けた状態、さらには頂面110を閉じた状態とする工程が省略される。
さらに、本実施形態では、開口部21、31を、フイルム部材2、3のz方向に貫通する貫通孔で構成される場合について説明したが、開口部21、31は、フイルム部材2、3と比較して、その酸素透過度が低く設定されていればよく、例えば、フイルム部材2、3よりも厚さが薄くなっている薄肉部で構成されていても良い。
<第2実施形態>
以下、青果物包装体および青果物梱包体の第2実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
<青果物包装体>
図5は、本発明の青果物梱包体に梱包される青果物包装体の第2実施形態を示す斜視図である。なお、図5では、説明の便宜上、青果物包装容器が有する開口部を誇張して図示しており、青果物包装容器全体に対する開口部の大きさおよびその比率は実際とは大きく異なる。また、青果物包装容器は、平面視で長方形をなし、その長辺に沿った方向をx方向、短辺に沿った方向をy方向として説明する。また、x方向およびy方向と直交する方向、すなわち青果物包装容器(第1のフイルム部材)の厚さ方向をz方向として説明する。
ここで、本実施形態では、青果物Bを収納(包装)する青果物包装容器の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、本実施形態における青果物包装容器1A(以下、単に「包装容器1A」と言うこともある)は、その全体形状が箱状をなしており、この容器内(箱中)に密閉した状態で青果物Bを包装するために用いられるものであり、青果物包装体10A(以下、単に「包装体10A」と言うこともある)は、包装容器1Aと、この包装容器1Aで密閉した状態で包装(収納)された青果物Bとを有している。
この包装容器1Aは、凹部55を備える収納部材5と、第1のフイルム部材2とを有するものであり、凹部55を第1のフイルム部材2で封止することで、凹部55内で青果物Bを密閉する密閉容器である。
包装容器1Aにおいて、第1のフイルム部材2は、前記第1実施形態で説明したのと同一の構成をなすものであり、また、収納部材5は、平板状をなす底部51と、この底部51の縁部から立設する側面部52とを備えることで、開口部54を備える凹部55が形成される。かかる構成の包装容器1Aでは、開口部54を介して、青果物Bを収納した後、側面部52の頂部53を、第1のフイルム部材2を、熱融着等により封止することで、青果物が包装容器1Aで包装された青果物包装体10Aとすることができる。
収納部材5の材質としては、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン等が挙げられる。
以上のような青果物包装体10Aが、前記第1実施形態で説明した、青果物包装体10と同様に、トラック等の輸送時に、梱包箱100内に複数梱包された青果物梱包体500Aとされる。
<青果物梱包体>
図6は、複数の図5に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第2実施形態を示す縦断面図である。なお、図6では、説明の便宜上、青果物包装容器が有する開口部を誇張して図示しており、青果物包装容器全体に対する開口部の大きさおよびその比率は実際とは大きく異なる。また、青果物包装容器は、平面視で長方形をなし、その長辺に沿った方向をx方向、短辺に沿った方向をy方向として説明する。また、x方向およびy方向と直交する方向、すなわち青果物包装容器(第1のフイルム部材お)の厚さ方向をz方向として説明する。
青果物梱包体500A(以下、単に「梱包体500A」と言うこともある)は、前記第1実施形態と同様の梱包箱100と、梱包箱100が備える内部空間120に収納された複数(本実施形態では、14個)の包装体10Aとを備えている(図6参照)。
包装体10Aは、梱包箱100内において、底面101に対してほぼ平行となるように、底面101に重力方向に積み重ねて収納されている。より具体的には、本実施形態では、複数の包装体10Aは、底面101の厚さ方向(z方向)に7個積み重ねられたものを1組として、底面101の面方向(y方向)に2組が並んだ状態で、内部空間120に収納(梱包)されている。
このように、底面101に対してほぼ平行となるように包装体10Aを重力方向に積み重ねた状態で内部空間120に収納する際に、B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量(本実施形態では、7個)の包装体10Aが重ねて梱包されていることで、前記第1実施形態の包装体10が、内部空間120に収納されている際と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
以下、青果物包装体および青果物梱包体の第3実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
ここで、本実施形態では、青果物Bを収納(包装)する青果物包装容器1が、前記第1実施形態で説明した青果物包装容器1と同一の構成であり、青果物包装容器1を梱包する梱包箱100Bの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
したがって、以下では、青果物包装体10の説明を省略して、青果物包装体10が梱包箱100Bで複数梱包された青果物梱包体500Bについて説明する。
<青果物梱包体>
図7は、複数の図1に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第3実施形態を示す縦断面図である。なお、図7では、説明の便宜上、青果物包装容器が有する開口部を誇張して図示しており、青果物包装容器全体に対する開口部の大きさおよびその比率は実際とは大きく異なる。また、青果物包装容器は、平面視で長方形をなし、その長辺12に沿った方向をx方向、短辺11に沿った方向をy方向として説明する。また、x方向およびy方向と直交する方向、すなわち青果物包装容器(第1のフイルム部材および第2のフイルム部材)の厚さ方向をz方向として説明する。
梱包箱100Bは、前記第1実施形態で説明した梱包箱100と同様に、図7に示すように、長方形状をなす底面101と、底面101の4辺(縁部)からそれぞれ立設して設けられた、長方形状をなす第1〜第4の側面102〜105と、底面101に対向する長方形状をなす頂面110とを有しており、これら底面101と、第1〜第4の側面102〜105と、頂面110とにより、内部空間120が画成されている。そして、本実施形態では、梱包箱100Bは、底面101の面方向(y方向)に沿って複数(本実施形態では、2つ)配列された仕切り部材130(補助具)を有している。これにより、内部空間120は、複数(本実施形態では、3つ)の区画135に区切られることとなる。
かかる構成の梱包箱100Bが備える3つの区画135に、それぞれ、本実施形態では、複数の包装体10は、底面101の厚さ方向(z方向)に2個積み重ねられたものを1組として、底面101の面方向(y方向)に2組が並んだ状態で収納(梱包)されている。このように、仕切り部材130により仕切られた区画135に積み重ねられた包装体10を収納する構成とすることで、最上部に位置する青果物包装容器1の酸素透過度Aと、最下部に位置する青果物包装容器1の酸素透過度Bとの関係B/Aを、より容易に0.5以上1.0以下の範囲内に設定することができる。したがって、前記第1実施形態の包装体10を、内部空間120に収納するのと同様の効果をより確実に得ることができる。
なお、梱包箱100Bでは、前記第1実施形態と同様に、第1〜第4の側面102〜105および頂面110のうちの少なくとも1つが開閉可能となっていればよいが、第1〜第4の側面102〜105のうちの1つが開閉可能となっていることが好ましい。このように側面が開くことで、この側面に開口部が形成される構成とすることにより、梱包箱100B内に包装体10を梱包する梱包方法において、仕切り部材130により仕切られた区画135に対して、積み重ねられた包装体10を比較的容易に収納することができる。
<第4実施形態>
以下、青果物包装体および青果物梱包体の第4実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
ここで、本実施形態では、青果物Bを収納(包装)する青果物包装容器1が、前記第1実施形態で説明した青果物包装容器1と同一の構成であり、青果物包装容器1を梱包する梱包箱100Cの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
したがって、以下では、青果物包装体10の説明を省略して、青果物包装体10が梱包箱100Cで複数梱包された青果物梱包体500Cについて説明する。
<青果物梱包体>
図8は、複数の図1に示す青果物包装体が梱包箱内に梱包された、本発明の青果物梱包体の第4実施形態を示す縦断面図である。なお、図8では、説明の便宜上、青果物包装容器が有する開口部を誇張して図示しており、青果物包装容器全体に対する開口部の大きさおよびその比率は実際とは大きく異なる。また、青果物包装容器は、平面視で長方形をなし、その長辺12に沿った方向をx方向、短辺11に沿った方向をy方向として説明する。また、x方向およびy方向と直交する方向、すなわち青果物包装容器(第1のフイルム部材および第2のフイルム部材)の厚さ方向をz方向として説明する。
梱包箱100Cは、前記第1実施形態で説明した梱包箱100と同様に、図8に示すように、長方形状をなす底面101と、底面101の4辺(縁部)からそれぞれ立設して設けられた、長方形状をなす第1〜第4の側面102〜105と、底面101に対向する長方形状をなす頂面110とを有しており、これら底面101と、第1〜第4の側面102〜105と、頂面110とにより、内部空間120が画成されている。そして、本実施形態では、梱包箱100Cは、最下部に位置する包装体10と底面101との間に空間150を画成するための上げ底用の台座140(補助具)を有している。この台座140が底面101上に配置された状態で、複数の包装体10は、梱包箱100C内において、6個積み重ねられたものを1組として、台座140の面方向(y方向)に2組を並べて台座140上に配置されている。
このように、梱包箱100C内において、底面101上に配置された台座140上に、複数の包装体10を、重力方向に積み重ねる構成とすることで、最下部に位置する包装体10と底面101との間に空間150が位置することとなる。そのため、たとえ梱包箱100Cの底面101に水分が付着していたとしても、最下部に位置する包装体10と、梱包箱100Cの底面101とが接触するのを確実に防止することができる。したがって、包装体10が有する第1および第2のフイルム部材2、3の第1および第2の開口部21、31を介して、底面101に付着した水分が包装体10内に取り込まれるのを的確に防止し得ることから、青果物梱包体500Cに梱包された各包装体10において、包装された青果物Bの鮮度を、ほぼ均一に長期に亘って保持することができる。
<第5実施形態>
以下、青果物包装体および青果物梱包体の第5実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
ここで、本実施形態では、青果物包装容器1を梱包する梱包箱100の構成が前記第1実施形態と同様であり、青果物Bを収納(包装)する青果物包装容器1が、前記第1実施形態で説明した青果物包装容器1と構成が異なっている。
したがって、以下では、青果物梱包体500の説明を省略して、梱包箱100に複数梱包される青果物包装体10について説明する。
<青果物包装体>
図9は、本発明の青果物梱包体に梱包される青果物包装体の第5実施形態を示す平面図、図10は、図9中の青果物包装容器の未包装状態を示す斜視図である。なお、図9および図10では、説明の便宜上、青果物包装容器が有する開口部を誇張して図示しており、青果物包装容器全体に対する開口部の大きさおよびその比率は実際とは大きく異なる。また、青果物包装容器は、平面視で長方形をなし、その短辺に沿った方向をx方向、長辺に沿った方向をy方向として説明する。また、x方向およびy方向と直交する方向を、青果物包装容器(第1のフイルム部材および第2のフイルム部材)の厚さ方向と言う。
図9に示すように、本実施形態では、前記第1実施形態と同様に、包装容器1において、第1のフイルム部材2は、その厚さ方向に貫通する複数個の第1の開口部(第1の貫通孔)21を有し、第2のフイルム部材3は、その厚さ方向に貫通する複数個の第2の開口部(第2の貫通孔)31を有している。
そして、かかる構成の包装容器1において、本実施形態では、各第1の開口部21および各第2の開口部31は、それぞれ、図9、図10に示す通り、x方向を長辺とする楕円状をなしている。
このように、楕円状をなす第1の開口部21および第2の開口部31を備える包装容器1としても、第1の開口部21および第2の開口部31は、空気が通過する通気孔(細孔)としての機能を発揮することから、包装容器1は、包装状態において、空気の通り抜けが許容される通気性を発揮する。その結果、包装容器1が青果物Bの保存に適した酸素濃度および炭酸ガス濃度を維持することができるようになるため、青果物Bの鮮度を長期に亘って保持することができる。
したがって、本実施形態の包装容器1で青果物Bを包装した包装体10を、梱包箱100で梱包した梱包体500においても、前記第1実施形態で説明した梱包体500と同様の効果を得ることができる。
なお、第1の開口部21および第2の開口部31は、楕円状をなす場合に限らず、真円をなすものであってもよく、円状をなしていればよい。
以上、本発明の青果物梱包体および梱包方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、青果物包装体(青果物包装容器)を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の青果物包装体は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
さらに、包装容器1は、前記実施形態1、3〜5では、第1のフイルムおよび第2のフイルムの双方に複数の開口部が形成されているものについて説明したが、これに限らず、第1のフイルムまたは第2のフイルムの少なくとも一方に複数の開口部が形成されるものであってもよい。また、第1のフイルムおよび第2のフイルムの双方、または、少なくとも一方に形成された開口部は、複数である場合に限らず、1つであってもよい。
また、第1の開口部および第2の開口部の形状としては、それぞれ、前記各本実施形態では直線型または円型(楕円型)であるが、これに限定されず、例えば、S字型、U字型、半円形、波型のような曲線部を有する形状、V字型、X字型、L字型、H字型、T字型、W字型、コ字型のような角部を有する形状であってもよい。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
1.青果物としてホウレンソウ(株)を包装した際の包装袋の検討
1−1.青果物包装体および青果物梱包体の製造
(実施例1A)
防曇加工を施した厚さ25mmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムを折り重ねた後、対向する2辺を熱シール(熱圧着)により融着させることで、内寸200×400mmの包装容器1を作製した。そして、この包装容器1を、第1のフイルムを上側にした状態で、第1のフイルム側から300箇所の位置でレーザー照射することにより、第1および第2のフイルムに、それぞれ、長さL150μm×幅W80μmの第1および第2の開口部を300個ずつ設けた。これにより、図1に示す、第1の開口部と第2の開口部との全体が重なった(一致した)包装容器1を得た。
そして、この包装容器1に、およそ100gのホウレンソウの株を入れて開口部をヒートシールで密封することでホウレンソウ(株)が包装された包装体10を得た。
その後、段ボールで構成された梱包箱100に対して、7つの包装体10を、重力方向に積み重ねた状態で、収納することで、実施例1Aの青果物梱包体500を得た。
そして、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度A、および、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bを、酸素透過率測定装置(モコン(MOCON)社製、「オキシトラン(登録商標)OX−TRAN 2/21」)を用いて測定したところ、それぞれ、68000cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)および35000cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)であった。
(実施例2A〜5A、比較例1A)
重力方向に積み重ねる包装体10の数を表1に示すように変更して、梱包箱100に対して包装体10を収納したこと以外は、前記実施例1Aと同様にして、実施例2A〜5Aの青果物梱包体500を得た。
1−2.青果物の保管
各実施例および比較例の青果物梱包体500について、それぞれ、底面101が下側となるように載置した状態で、20℃で5日間保管した。
さらに、5℃、5日間の保管を、底面101に水分を含ませたものについても、各実施例および比較例の青果物梱包体500について、それぞれ、実施した。
1−3.評価
各実施例および比較例の青果物梱包体500で梱包された青果物包装体10のうち最下部に位置するものについて、それぞれ、5日後の包装体10内の青果物の外観、食感および食味等を観察し、以下に示す評価基準に従って評価した。
・評価基準
◎ :良好
○ :やや良好
△ :悪い
× :著しく悪い
これらの評価結果を表1に示す。
Figure 2020070079
表1から明らかなように、各実施例の梱包体500では、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度Aと、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bとの関係B/Aが0.5以上1.0以下に設定されていることにより、最下部に位置する青果物包装体10においても、外観、食感および食味を維持して、ホウレンソウを保管し得ることが判った。
これに対して、比較例の梱包体では、B/Aが0.5未満を示し、底面101に水分を含ませない場合には、外観を維持することができたが、食感および食味を維持することができず、長期の保管には適さない結果となった。さらに、底面101に水分を含ませた場合には、外観も低下する傾向を示した。
2.青果物としてホウレンソウ(カット野菜)を包装した際の包装袋の検討
2−1.青果物包装体および青果物梱包体の製造
(実施例1B)
防曇加工を施した厚さ25mmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムを折り重ねた後、対向する2辺を熱シール(熱圧着)により融着させることで、内寸200×170mmの包装容器1を作製した。そして、この包装容器1を、第1のフイルムを上側にした状態で、第1のフイルム側から300箇所の位置でレーザー照射することにより、第1および第2のフイルムに、それぞれ、長さL150μm×幅W80μmの第1および第2の開口部を300個ずつ設けた。これにより、図1に示す、第1の開口部と第2の開口部との全体が重なった(一致した)包装容器1を得た。
そして、この包装容器1に、およそ100gのホウレンソウを約4.0cmの大きさにざく切りしたものを入れて開口部をヒートシールで密封することでホウレンソウ(カット野菜)が包装された包装体10を得た。
その後、段ボールで構成された梱包箱100に対して、7つの包装体10を、重力方向に積み重ねた状態で、収納することで、実施例1Bの青果物梱包体500を得た。
そして、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度A、および、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bを、酸素透過率測定装置(モコン(MOCON)社製、「オキシトラン(登録商標)OX−TRAN 2/21」)を用いて測定したところ、それぞれ、110000cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)および58000cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)であった。
(実施例2B〜5B、比較例1B)
重力方向に積み重ねる包装体10の数を表2に示すように変更して、梱包箱100に対して包装体10を収納したこと以外は、前記実施例1Bと同様にして、実施例2B〜5Bの青果物梱包体500を得た。
2−2.青果物の保管
各実施例および比較例の青果物梱包体500について、それぞれ、底面101が下側となるように載置した状態で、20℃で5日間保管した。
さらに、5℃、5日間の保管を、底面101に水分を含ませたものについても、各実施例および比較例の青果物梱包体500について、それぞれ、実施した。
2−3.評価
各実施例および比較例の青果物梱包体500で梱包された青果物包装体10のうち最下部に位置するものについて、それぞれ、5日後の包装体10内の青果物の外観、食感および食味等を観察し、以下に示す評価基準に従って評価した。
・評価基準
◎ :良好
○ :やや良好
△ :悪い
× :著しく悪い
これらの評価結果を表2に示す。
Figure 2020070079
表2から明らかなように、各実施例の梱包体500では、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度Aと、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bとの関係B/Aが0.5以上1.0以下に設定されていることにより、最下部に位置する青果物包装体10においても、外観、食感および食味を維持して、ホウレンソウを保管し得ることが判った。
これに対して、比較例の梱包体では、B/Aが0.5未満を示し、底面101に水分を含ませない場合には、外観を維持することができたが、食感および食味を維持することができず、長期の保管には適さない結果となった。さらに、底面101に水分を含ませた場合には、外観も含めて維持することができなかった。
3.青果物としてキャベツ(カット野菜)を包装した際の包装袋の検討
3−1.青果物包装体および青果物梱包体の製造
(実施例1C)
防曇加工を施した厚さ25mmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムを折り重ねた後、対向する2辺を熱シール(熱圧着)により融着させることで、内寸200×170mmの包装容器1を作製した。そして、この包装容器1を、第1のフイルムを上側にした状態で、第1のフイルム側から300箇所の位置でレーザー照射することにより、第1および第2のフイルムに、それぞれ、長さL150μm×幅W80μmの第1および第2の開口部を300個ずつ設けた。これにより、図1に示す、第1の開口部と第2の開口部との全体が重なった(一致した)包装容器1を得た。
そして、この包装容器1に、およそ100gのキャベツを約0.3cmの太さにせん切りしたものを入れて開口部をヒートシールで密封することでキャベツ(カット野菜)が包装された包装体10を得た。
その後、段ボールで構成された梱包箱100に対して、7つの包装体10を、重力方向に積み重ねた状態で、収納することで、実施例1Cの青果物梱包体500を得た。
そして、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度A、および、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bを、酸素透過率測定装置(モコン(MOCON)社製、「オキシトラン(登録商標)OX−TRAN 2/21」)を用いて測定したところ、それぞれ、4700cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)および2500cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)であった。
(実施例2C〜5C、比較例1C)
重力方向に積み重ねる包装体10の数を表3に示すように変更して、梱包箱100に対して包装体10を収納したこと以外は、前記実施例1Cと同様にして、実施例2C〜5Cの青果物梱包体500を得た。
3−2.青果物の保管
各実施例および比較例の青果物梱包体500について、それぞれ、底面101が下側となるように載置した状態で、20℃で5日間保管した。
さらに、5℃、5日間の保管を、底面101に水分を含ませたものについても、各実施例および比較例の青果物梱包体500について、それぞれ、実施した。
3−3.評価
各実施例および比較例の青果物梱包体500で梱包された青果物包装体10のうち最下部に位置するものについて、それぞれ、5日後の包装体10内の青果物の外観、食感および食味等を観察し、以下に示す評価基準に従って評価した。
・評価基準
◎ :良好
○ :やや良好
△ :悪い
× :著しく悪い
これらの評価結果を表3に示す。
Figure 2020070079
表3から明らかなように、各実施例の梱包体500では、最上部に位置する包装容器1の酸素透過度Aと、最下部に位置する包装容器1の酸素透過度Bとの関係B/Aが0.5以上1.0以下に設定されていることにより、最下部に位置する青果物包装体10においても、外観、食感および食味を維持して、キャベツを保管し得ることが判った。
これに対して、比較例の梱包体では、B/Aが0.5未満を示し、底面101に水分を含ませない場合には、外観を維持することができたが、食感および食味を維持することができず、長期の保管には適さない結果となった。さらに、底面101に水分を含ませた場合には、外観も含めて維持することができなかった。
1、1A 青果物包装容器(包装容器)
2 第1のフイルム部材
3 第2のフイルム部材
5 収納部材
10、10A 青果物包装体(包装体)
11 短辺
12 長辺
21、21a、21b、21e、21o、21p 第1の開口部
31、31a、31b、31e、31o、31p 第2の開口部
51 底部
52 側面部
53 頂部
54 開口部
55 凹部
100、100B、100C 梱包箱
101 底面
102 第1の側面
103 第2の側面
104 第3の側面
105 第4の側面
110 頂面
112 第1の蓋体
113 第2の蓋体
114 第3の蓋体
115 第4の蓋体
120 内部空間
125 開口部
130 仕切り部材
135 区画
140 台座
150 空間
500、500A、500B、500C 青果物梱包体(梱包体)
B 青果物
L 長さ
W 幅

Claims (9)

  1. 底面と、該底面から立設する複数の側面とを有する梱包箱と、
    青果物と、該青果物を包装する青果物包装容器とを有する青果物包装体とを備え、
    複数の前記青果物包装体が、前記梱包箱内に重力方向に積み重ねて梱包された青果物梱包体であって、
    複数の前記青果物包装容器は、それぞれ、合成樹脂フイルムで構成されたフイルム部材を有しており、
    最上部に位置する前記青果物包装容器の酸素透過度をA[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]とし、最下部に位置する前記青果物包装容器の酸素透過度をB[cc/m2・日・MPa(30℃・70%RH)]としたとき、B/Aが0.5以上1.0以下となるような数量の前記青果物包装体が重ねて梱包されていることを特徴とする青果物梱包体。
  2. 複数の前記青果物包装容器が有する前記フイルム部材は、それぞれ、1個以上の開口部を備える請求項1に記載の青果物梱包体。
  3. 前記開口部は、長尺状をなしている請求項2に記載の青果物梱包体。
  4. 前記開口部は、円状をなしている請求項2に記載の青果物梱包体。
  5. 前記フイルム部材において、前記開口部は、格子状に配列するように複数形成されている請求項2ないし4のいずれか1項に記載の青果物梱包体。
  6. 前記梱包箱は、さらに、前記底面に対向する頂面を有し、該頂面と前記底面とは、複数の前記側面を跨ぐように配置されており、前記頂面および複数の前記側面のうちの少なくとも1つは、開閉可能となっている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の青果物梱包体。
  7. 前記フイルム部材と前記底面とがなす角度は、0°以上15°以下である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の青果物梱包体。
  8. 前記青果物包装容器は、2枚の前記フイルム部材を重ね合わせることで袋状とされた青果物包装袋である請求項1ないし7のいずれか1項に記載の青果物梱包体。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の青果物梱包体の梱包方法であって、
    前記フイルム部材と前記底面とがなす角度が垂直または傾斜するように、前記梱包箱内に前記青果物包装体を収納する工程を有することを特徴とする梱包方法。
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