JPH05330501A - 箱詰め装置 - Google Patents

箱詰め装置

Info

Publication number
JPH05330501A
JPH05330501A JP4320578A JP32057892A JPH05330501A JP H05330501 A JPH05330501 A JP H05330501A JP 4320578 A JP4320578 A JP 4320578A JP 32057892 A JP32057892 A JP 32057892A JP H05330501 A JPH05330501 A JP H05330501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
row
support member
arm
belt
shaped support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4320578A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Ajisaka
泰雄 鰺坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orii KK
Original Assignee
Orii KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orii KK filed Critical Orii KK
Priority to JP4320578A priority Critical patent/JPH05330501A/ja
Publication of JPH05330501A publication Critical patent/JPH05330501A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 横長な被収納物及び青果物等が収納された列
単位の可撓な袋を人手を要せず自動的に箱詰め可能とす
ると共に、収容能力の優れた箱詰め装置の提供。 【構成】 上記搬送経路の下流端部に、両側枠部材9,
9’と、横長な被収納物3A或は列単位の可撓な袋3B
の前方側と後続するそれら3A,3Bの後方側及びそれ
ら3A,3Bの底部を係合支持する帯状支持部材12A
或は簾状支持部材12Bと、それら12A,12Bを左
右に移動せしめる駆動部13とを有してなる搬送腕A或
はBを待機させ、A或はBを隣接する箱体8開口部8a
上方に水平及び昇降移動可能な移動装置14を設け、上
記3A或は3Bを拘持した上記A或はBを箱体内に挿入
降下し12A或は12Bを左右どちらか一方向に回動し
て上記A或はBから上記3A或は3Bのみを箱体内に残
すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベヤ上に整列して
搬送供給された被収納物を箱内に整列して個数詰めする
箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、例えば青果物のうち果実類に関し
ては、特開昭63−33221号に記載されているよう
に、選別された果実を一時一個所にプールし、箱詰め作
業員によって段ボール箱にパック入れ箱詰めして製品コ
ンベヤで搬出する手段が採られていた。箱詰めされる被
収納物は様々でコンベヤの搬送方向に直交するようにコ
ンベヤ上に整列された横長に方形或は円形なものや、ピ
ーマンなどのように一定の等級に選別されてビニールな
どの可撓な袋に一定の個数分収納されたものもある。こ
れら横長に方形或は円形なものにしても可撓な袋にして
も箱詰め作業員がその収納物を一個づつ箱詰めして製品
コンベヤで搬出するか、或は搬送コンベヤ上にその搬送
経路に直交するようにして一列毎に整列されたこれら被
収納物を作業員が一気に箱詰めして製品コンベヤで搬出
するかの手段が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらは何れ
も人の手によって箱詰めがなされるもので、作業人員を
要することは勿論のこと、単純作業な上、昨今は人手不
足で富に若年作業員の確保が難しくその分老人への労働
の依存度が高くなり、老人による作業の為疲労を訴える
ものが少なくなかった。中でもピーマン等の入った可撓
な袋の扱いは厄介で、個々に箱詰めする際には、箱内で
変形した可撓な袋の形を一つ毎整える、即ち可撓な袋内
にゴロゴロして無秩序に納まった野菜を一様に整えなが
ら整列して入れて行かないと、決まった個数の可撓な袋
を箱内に収容できず、さらに収容した後に可撓な袋の頭
を揃えたりするなど二重三重に手間のかかる作業であ
る。
【0004】また、上述したように搬送コンベヤ上に幅
方向に横長に整列された横長な方形或は円形及び可撓袋
などの被収納物をそのまま両手で抱えて箱内に一気に収
納する手段もあるが、この作業の場合、作業員自身の腕
或は手の分が箱内に無駄な空間を作ってしまい、その空
間分被収納物を収容できず収容効率を劣化させてしまう
欠点があった。
【0005】本発明は上記従来の技術的課題を解消する
べくなされたもので、搬送コンベアの幅方向に横長に並
列して載置され、搬送される横長な方形或は青果物や菓
子類等が収納された列単位の可撓な袋などの被収納物を
人手を要せず自動的に整列した状態で箱詰め可能とする
と共に、収容能力の優れた箱詰め装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、請求項1では、搬送コンベ
ヤの幅方向に整列して載置され、その搬送コンベヤの搬
送経路に沿って搬送される被収納物3Aを整列された状
態で箱詰めする箱詰め装置において、搬送経路の下流端
部に、被収納物の搬送コンベヤにおける幅方向両側を拘
束する対向面の各内周縁に後述する帯状支持部材の走行
ガイド溝を形成した両側枠部材と、少なくとも最前列の
上記被収納物の前方部と最後列の被収納物の後方部及び
最前列から最後列にかけて整列された被収納物の底部を
支持する帯状支持部材と、その帯状支持部材を上記走行
ガイド溝に沿って左右に移動せしめる駆動部とを有して
なる搬送腕を設け、この搬送腕に隣接して上部に開口を
有する箱体を設け、その箱体上方に上記搬送腕を水平及
び昇降移動可能な移動装置を設け、それら被収納物を拘
持した上記搬送腕を上記箱体内に挿入降下し上記走行ガ
イド溝の帯状支持部材を左右どちらか一方向に移動して
それら被収納物のみを箱体内に残すようにしたものであ
る。
【0007】また請求項2では、請求項1記載の箱詰め
装置において、帯状支持部材は可撓な薄板ベルトからな
るようにしたものである。また請求項3では、請求項
1,2記載の箱詰め装置において、駆動部は搬送腕の上
部に設けられていて、帯状支持部材を挟圧移送する一対
の高摩擦駆動・従動ローラからなるようにしたものであ
る。
【0008】また請求項4では、搬送コンベヤの幅方向
に一列に並列して載置され、列毎にその搬送コンベヤの
搬送経路に沿って搬送される青果物或は菓子類等が収納
された列単位の可撓な袋を整列された状態で箱詰めする
箱詰め装置において、上記搬送経路の下流端部に、上記
列単位の可撓な袋の上記搬送コンベヤにおける幅方向両
側を拘束する対向面の各内周縁に後述するガイド体付き
鎖状体の走行ガイド溝を形成した両側枠部材と、少なく
とも最前列の上記列単位の可撓な袋の前方側面と最後列
の上記列単位の可撓な袋の後方側面及び最前列から最後
列にかけて配列された列単位の可撓な袋の底部を支持す
るように上記走行ガイド溝に嵌合案内される上記各ガイ
ド体付き鎖状体に簾状に軸架された簾状支持部材と、上
記ガイド体付き鎖状体を上記走行ガイド溝に沿って左右
に移動せしめる駆動部とを有してなる搬送腕を設け、こ
の搬送腕に隣接して上部に開口を有する箱体を設け、そ
の箱体上方に上記搬送腕を水平及び昇降移動可能な移動
装置を設け、それら列単位の可撓な袋を拘持した上記搬
送腕を上記箱体内に挿入降下し上記走行ガイド溝の上記
ガイド体付き鎖状体を左右どちらか一方向に移動してそ
れら列単位の可撓な袋のみを箱体内に残すようにしたも
のである。
【0009】また請求項5では、請求項4記載の箱詰め
装置において、駆動部は搬送腕の上部に設けられてい
て、ガイド体付き鎖状体に歯合してガイド体付き鎖状体
を駆動する駆動スプロケットと、そのガイド体付き鎖状
体を従動支持する従動スプロケットとからなるようにし
たものである。また請求項6では、請求項4,5記載の
箱詰め装置において、ガイド体付き鎖状体はチェーンベ
ルトからなり、外側に、各々の走行ガイド溝に遊嵌する
ガイド体を軸着し、互いに向き合う内側に、少なくとも
最前列の列単位の可撓な袋の前方側面と最後列の上記列
単位の可撓な袋の後方側面及び最前列から最後列にかけ
て配列された列単位の可撓な袋の底部を支持するように
支軸を介在して回転可能な支持ロールを軸架してなるよ
うにしたものである。
【0010】
【作用】搬送コンベヤの幅方向に整列して載置された方
形或は青果物や菓子類等が収納された列単位の可撓な袋
などの被収納物がそのコンベヤの搬送経路に沿って搬送
される。その搬送経路の下流端に待機された搬送腕に上
記被収納物が整列された状態で搬入される。搬入時、搬
送腕はその両側枠部材によって上記被収納物の幅方向両
側を維持可能なようにするとともに、その帯状支持部材
或は簾状支持部材は両側枠部材の走行ガイド溝を介して
移動し、一方に垂直部を残し、他方にその帯状支持部材
或は簾状支持部材を上記コンベヤのベルトと同一平面に
なるような水平部を延出して上記被収納物を円滑に搬送
腕内に受け入れ可能なようにする。搬送腕内に押送され
た上記被収納物は上記両側枠部材によってその幅方向両
側が拘束され、その底部が上記帯状支持部材或は簾状支
持部材上に移動可能に支持されながらさらに搬送腕内に
押送されて、帯状支持部材或は簾状支持部材の垂直部に
突き当たる。次いで、突き当たった被収納物と後続の被
収納物の底部の支持位置にあった上記帯状支持部材或は
上記簾状支持部材は、さらにその後続の被収納物の進入
方向後方側部を囲うように垂直に上昇移動する。その結
果、搬送腕はその両側枠部材とその帯状支持部材或は簾
状支持部材によってそれら被収納物の幅方向両側とその
底部からその進入方向前後側とを拘束し拘持する。それ
ら被収納物を拘持した搬送腕は移動装置によって上昇さ
れ、上方に開口した箱体上に移動し、箱体内に挿入降下
される。上記帯状支持部材或は簾状支持部材の箱体底部
到達時に、その帯状支持部材或は簾状支持部材をそれら
被収納物の後方側から底部、そして前方側へと引っ込む
ように時計方向に退避して上記被収納物のみを箱体内に
残して箱体から上記搬送腕を上昇離脱する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図21を参照
して説明する。図1〜図8は本発明における搬送腕Aを
用いて横長な方形物を箱体内に整列して収納する箱詰装
置を示している。図9〜図17は本発明における搬送腕
Bを用いて列単位の可撓な袋を箱体内に整列して収納す
る箱詰装置を示している。
【0012】図1〜図8に示された実施例では、図中符
号Aが搬送腕を示し、この搬送腕Aは高摩擦ベルト1を
配した複数段の搬送コンベヤ2からなる搬送経路の下流
端に配置されている。この搬送コンベヤ2にはその両脇
に搬送経路に沿う両側壁2a,2bが形成されており、
その両側壁2a,2b間に横長な方形物3Aが複数個一
列に搬送コンベヤ2の幅方向に整列して載置されてい
る。
【0013】搬送コンベヤ2の前方には、リフタ4が設
けられ、搬送コンベヤ2によって運ばれた横長な方形物
3Aが一ブロックをなしてそのリフタ4に搬送される。
このリフタ4の前方には、リフタ4,コンベヤ2と高さ
を異にした低摩擦の摺動面を有した載置台5が設けられ
ている。また、搬送コンベヤ2の上方には、プッシャ6
が設けられ、載置台5と同一高さに上昇したリフタ4上
の横長な方形物3Aを載置台5を介して搬送腕Aに向か
って押送するようになっている。即ち、このプッシャ6
は、横長な方形物3Aの搬送方向に沿って設けられた挿
入シリンダ6aと,その挿入シリンダ6aに設けられた
挿入補助シリンダ6bと,その挿入補助シリンダ6bの
先端に設けられた押送部6cとから構成されている。
【0014】載置台5の前方に待機するように配置され
た搬送腕Aは、図に見られるように、箱体8内に対応し
た矩形状をなしていて、互いに対向する内面の周縁に環
状の走行ガイド溝9a,9bを穿設した両側枠部材9,
9’と、上記走行ガイド溝9a,9bにその両側部を嵌
合してなる可撓な薄板ベルト、例えばスチールベルトか
らなる帯状支持部材12Aと、両側枠部材9,9’の上
部に装着され、後述するモータ機構14eの動力で帯状
支持部材12Aの両縁部の表裏面を挟圧して帯状支持部
材12Aを走行ガイド溝9a,9bに沿って移送するよ
うにした一対の高摩擦駆動・従動ローラ13a,13b
からなる駆動部13とから構成されている。
【0015】また搬送腕Aは、その上方に設けられた水
平及び昇降移動可能な移動装置14によって隣接する箱
体8に移送されるようになっている。この移送装置14
は、門型に立設されたフレーム14aに設けられた横行
シリンダ14bと,フレーム14aに形成された水平ガ
イド14cに摺動可能に装着されたガイド部材14d
と,ガイド部材14dに上下動可能に設けられたモータ
機構14eと,モータ機構14eの下部に設けられた搬
送腕A用フック14fとから構成されている。
【0016】箱体8は、上蓋が開かれた開口8aを上部
にして製品コンベヤ15上に載置され、その製品コンベ
ヤ15の端部に設けられたストッパ16に当接して位置
決めされている。上述したような構成を有する箱詰装置
において、横長な方形物3Aが搬送コンベヤ2上にそれ
ぞれ載置されている。それら横長な方形物3Aは搬送コ
ンベヤ2がなす搬送経路に直交するようにして整列して
並んだ状態で一ブロック毎に搬送コンベヤ2によって搬
送される。その搬送経路の下流端の搬送コンベヤ2上に
達した横長な方形物3Aはその高摩擦ベルト1によって
リフタ4に移送される。リフタ4に移送された横長な方
形物3Aはリフタ4によって上昇され、載置台5の面と
同一平面となる。
【0017】次いでリフト4上の横長な方形物3Aは後
方のプッシャ6によって押され、載置台5に移送され、
挿入シリンダ6aの押し出しによって搬送腕Aに送られ
る。搬送腕Aでは予め帯状支持部材12Aが時計方向に
移動され、載置台5から送られる横長な方形物3Aが搬
入可能なように横長な方形物3Aの前方が進入口として
開口されるとともに帯状支持部材12Aが載置台5の面
と同一平面となる。
【0018】載置台5の面と同一平面をなす帯状支持部
材12Aは、プッシャ6によって押送される横長な方形
物3Aを向い入れ支持する。この時点で、帯状支持部材
12Aはその時計方向への移動に伴い横長な方形物3A
の進入口の対面側に対向壁として立ちはだかるように移
動しており、両側枠部材9,9’とで横長な方形物3A
の収容空間を作る。
【0019】プッシャ6は、挿入シリンダ6aの作動に
よって押送部6cを介して横長な方形物3Aを搬送腕A
内に挿入するが、一ブロックの横長な方形物3Aを搬送
腕A内に挿入するに際しては挿入補助シリンダ6bが作
動し、一ブロックの横長な方形物3Aの前面を立ち上が
った帯状支持部材12Aの立面部に当接させる。一ブロ
ックの横長な方形物3Aを挿入し終えたプッシャ6は再
び元の位置に復動し、次ぎにリフタ4から上がってきた
押送部6cの前方の次なる横長な方形物3A’を先の横
長な方形物3Aの後に押し付けるように搬送腕A内に挿
入するべく再び挿入シリンダ6aを往動する。
【0020】次いで帯状支持部材12Aは、プッシャ6
が二つ目のブロックの横長な方形物3A’の挿入動作を
終えて元の位置に復帰した後に、搬送腕A内に収納され
た横長な方形物3A,3A’の前後面及び底面を囲むよ
うに反時計方向に前進移動する。即ち、帯状支持部材1
2Aの先端が図中O点に移動する。この帯状支持部材1
2Aの移動に伴い、横長な方形物3A,3A’は搬送腕
Aの両側枠部材9,9’と帯状支持部材12Aによって
四方から拘束し拘持される。
【0021】横長な方形物3A,3A’を拘持した搬送
腕Aは、移動装置14によって上昇され、箱体8開口8
a上方に移動し、箱体8内に挿入降下される。即ち、移
動装置14はフック14fによって吊持した搬送腕Aを
モータ機構14eで上昇し、さらに横行シリンダ14b
の往動で箱体8の開口8a上方に水平移動し、そしてモ
ータ機構14eによって搬送腕Aを箱体8の開口8a上
方より箱体8内に挿入降下する。
【0022】横長な方形物3A,3A’が箱体8内に収
納された後、その帯状支持部材12Aを横長な方形物3
A,3A’の後方側からその底部、そしてその前方側へ
と時計方向に後退移動する。即ち、図中O点にあった帯
状支持部材12先端が図中O’点に移動する。その結
果、横長な方形物3A,3A’は帯状支持部材12Aか
ら完全に抜け出た形となり、当初整列されたままの状態
で箱体8内底部に置き残される。搬送腕Aは、下部を開
放にしたままの状態でモータ機構14eによって箱体8
から上昇離脱され、再び元の位置である搬送経路の下流
端に復帰する。
【0023】図9〜図17に示された実施例では、図中
符号Bが搬送腕を示し、この搬送腕Bは上述した図1〜
図8の実施例と同様な高摩擦ベルト1を配した複数段の
搬送コンベヤ2からなる搬送経路の下流端に配置されて
いる(以下、図1〜図8の実施例と同様な箇所について
は同様な符号を使用する)。この搬送コンベヤ2にはそ
の両脇に搬送経路に沿う両側壁2a,2bが形成されて
おり、その両側壁2a,2b間に青果物を収納した可撓
な袋3Bが複数個一列に整列して載置されている。青果
物、例えばピーマン等を収納したこの列単位の可撓な袋
3Bは、ピーマンによって凹凸に変形した状態を略平に
均等な形状になるように予め整えられた状態で上記搬送
コンベヤ2上に載置されている。
【0024】搬送コンベヤ2の前方には、リフタ4が設
けられ、搬送コンベヤ2によって運ばれた列単位の可撓
な袋3Bが一列毎そのリフタ4に搬送される。このリフ
タ4の前方には、リフタ4,搬送コンベヤ2と高さを異
にした低摩擦の摺動面を有した載置台5が設けられてい
る。また、搬送コンベヤ2の上方には、プッシャ6が設
けられ、載置台5と同一高さに上昇したリフタ4上の列
単位の可撓な袋3Bを載置台5を介して搬送腕Bに向か
って押送するようになっている。即ち、このプッシャ6
は、列単位の可撓な袋3Bの搬送方向に沿って設けられ
た挿入シリンダ6aと,その挿入シリンダ6aに設けら
れた挿入補助シリンダ6bと,その挿入補助シリンダ6
bの先端に設けられた押送部6cとから構成されてい
て、望ましくはその押送部6cの背面に設けられ、押送
部6cが振動するようなバイブレータ6dを有して構成
されている。
【0025】載置台5の前方に待機するように配置され
た搬送腕Bは、図に見られるように、箱体8内に対応し
た矩形状をなしていて、互いに対向する内面の周縁に環
状の走行ガイド溝9a,9bを穿設した両側枠部材9,
9’と、走行ガイド溝9a,9bに嵌合するガイド体1
1a,11bを一体的に設けた一対のガイド体付き鎖状
体11,11’(以下、チェーンと呼ぶ)と、これらチ
ェーン11,11’間に軸着した後述の簾状支持部材1
2Bと、両側枠部材9,9’の上部にそれぞれ装着さ
れ、チェーン11,11’と歯合してチェーン11,1
1’を回動する後述のモータ機構14eに動力伝達され
る一対の駆動スプロケット13a,13a’及び一対の
従動スプロケット13b,13b’とから構成されてい
る。
【0026】即ち、上記チェーン11,11’は、簾状
支持部材12Bが前後移動方向においてくの字状に屈曲
することがないように好適な搬送状態(走行ガイド溝9
a,9bに沿って円滑に左右移動可能な状態)を維持す
るためにガイド体11a,11bをその外側部に一体的
に設けており、さらにその内側部、即ち互いに向き合う
チェーン11,11’の内側部間には少なくとも箱体8
に収容される上記列単位の可撓な袋3Bの前後側部と底
部を拘持可能な本数分の支持ロール12aを回転可能に
外嵌した支軸12bが軸架されている。そして、この支
持ロール12aはチェーン11,11間に簾状をなして
配された簾状支持部材12Bを形成している。なお、こ
の支持ロール12aは望ましくはその軸方向に複数分割
されたカラー12a’を回転可能に外嵌するも可能であ
る。
【0027】また、上記搬送腕Bは前述した搬送腕Aと
同様な移送装置14によって同様にに箱体8に移送され
るようになっている。上述したような構成を有する箱詰
装置において、青果物等が収納された列単位の可撓な袋
3Bが搬送コンベヤ2上にそれぞれ載置されている。そ
の列単位の可撓な袋3Bはそれら搬送コンベヤ2がなす
搬送経路に直交して一列に整列して並んだ状態で列毎に
搬送コンベヤ2によって搬送され、箱体8内への収納経
路及び収納手段を前述した横長な方形物とほぼ同様なも
のとする。
【0028】但し、載置台5の面と同一平面をなす簾状
支持部材12Bが列単位の可撓な袋3Bを向い入れる場
合、簾状支持部材12Bは回転可能な複数のカラー12
a’によって抵抗なくスムーズに列単位の可撓な袋3B
を移動させ、しかもプッシャ6のバイブレータ6dによ
って列単位の可撓な袋3Bの形状を整えながら移動させ
るので、より整列された状態で簾状支持部材12B内に
収容される。
【0029】また、簾状支持部材12の箱体8底部に到
達し、その簾状支持部材12Bを上記列単位の可撓な袋
3B,3B’の後方側からその底部、そして列単位の可
撓な袋3,3’の前方側へと時計方向に移動、即ち、図
中O点にあった簾状支持部材12Bが図中O’点に移動
する時、支持ロール12aは回転しながら列単位の可撓
な袋3B,3B’を簾状支持部材12B内で整列された
ままの状態を維持して箱体8内底部に置き去る。
【0030】なおこの時、個々の可撓な袋3Bは、支持
ロール12aを複数に分割されたカラー12a’にする
ことによって、その前後側面及び底面が個々に接触する
カラー12a’の回転で支持され、簾状支持部材12B
内で整列されたままの状態をより一層維持して箱体8内
底部に置き去られる。また、本発明の実施例において
は、搬送腕B内に1段の列単位の可撓な袋3B,3B’
を拘持して箱体8内に収納するようにしたが、プッシャ
6前方にある搬送腕Bを列単位の可撓な袋3,3’一段
毎収容する度に段階的に下降するようにすれば、搬送腕
B内には列単位の可撓な袋3B,3B’を単位列毎に2
〜3層に積層し得、列単位の可撓な袋3,3’を複数積
層した搬送腕Bを箱体内に収納するも可能であり、かよ
うにすれば、所望な量の列単位の可撓な袋を一度に箱詰
めでき、極めて効率的である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、搬送コンベヤの幅
方向に整列して載置され、その搬送コンベヤの搬送経路
に沿って搬送される横長な被収納物を箱体内に収納する
に際し、箱体とその横長な被収納物との間に作業員自身
の腕或は手が介在して腕或は手の分が箱体内に無駄な空
間を作ってしまうという従来の人為的欠点がなく、その
分、横長な被収納物を無駄なく効率的に箱体内に収容で
きる。
【0032】また、上記横長な被収納物を箱体内に自動
的に効率よく収納できるため、省人化でき作業が合理化
できて生産性の向上を図ることができる。請求項2で
は、帯状支持部材が可撓な薄板ベルトからなるので、箱
体内により無駄なく目一杯の寸法の横長な被収納物を収
納できる。請求項3では、上記駆動部は上記搬送腕の上
部に設けられていて、上記帯状支持部材を挟圧移送する
一対の高摩擦駆動・従動ローラからなるので、駆動部が
簡易化できる。
【0033】請求項4では、搬送コンベヤの幅方向に一
列に並列して載置され、その搬送コンベヤの搬送経路に
沿って搬送される列単位の可撓な袋を箱体内に収納する
に際し、箱体とその列単位の可撓な袋との間に作業員自
身の腕或は手が介在して腕或は手の分が箱体内に無駄な
空間を作ってしまうという従来の人為的欠点がなく、そ
の分、列単位の可撓な袋を無駄なく効率的に箱体内に収
容できることはもとより、列単位の可撓な袋を搬送コン
ベヤ上での整列状態そのままを維持して箱体内に自動的
に効率よく収納できるため、省人化でき作業が合理化で
きて生産性の向上を一層図ることができる。
【0034】請求項5では、駆動部は搬送腕の上部に設
けられていて、ガイド体付き鎖状体に歯合してガイド体
付き鎖状体を駆動する駆動スプロケットと、そのガイド
体付き鎖状体を従動支持する従動スプロケットとからな
るので、一対のガイド体付き鎖状体を同期して走行ガイ
ド溝に沿って円滑に左右移動可能な状態を維持すること
ができる。
【0035】請求項6では、ガイド体付き鎖状体は、チ
ェーンベルトからなり、外側に、上記各々の走行ガイド
溝に遊嵌するガイド体を軸着し、互いに向き合う内側
に、少なくとも最前列の列単位の可撓な袋の前方側面と
最後列の列単位の可撓な袋の後方側面及び最前列から最
後列にかけて配列された列単位の可撓な袋の底部を回転
可能に支持するように支軸を介在して支持ロールを簾状
に軸架してなる簾状支持部材を構成するので、可撓な袋
の列単位の整列状態を崩すことなくそのままの姿勢を保
持しながら支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被収納物3Aの箱詰め装置の全体を示す斜視図
【図2】図1の要部を示す側面図
【図3】搬送経路における被収納物3Aの搬送状態を示
す側面図
【図4】被収納物3Aが搬送腕内に搬入された状態を示
す側面図
【図5】被収納物3Aが簾状支持部材によって拘持され
た状態を示す側面図
【図6】被収納物3Aが箱体内に挿入された搬入腕の側
面図
【図7】図5のVII−VII線の横断面図
【図8】搬送腕A及びBの動作を示す線図
【図9】列単位の可撓な袋3Bの箱詰め装置の全体を示
す斜視図
【図10】図9の要部を示す側面図
【図11】図10の拡大要部を示す側面図
【図12】図10の拡大要部を示す正面断面図
【図13】搬送経路における列単位の可撓な袋3Bの搬
送状態を示す側面図
【図14】列単位の可撓な袋3Bが搬送腕内に搬入され
た状態を示す側面図
【図15】列単位の可撓な袋3Bが簾状支持部材によっ
て拘持された状態を示す側面図
【図16】列単位の可撓な袋3Bが箱体内に挿入された
搬入腕の側面図
【図17】分割されたカラーに支持された列単位の可撓
な袋を示す正面図
【符号の説明】
A,B 搬送腕 2 搬送コンベヤ 2a,2b 両側壁 3A 被収納物 3B 青果物や菓子類等が収納された列単位の可撓な
袋(列単位の可撓な袋) 8 箱体 8a 開口部 9,9’ 両側枠部材 9a,9b 走行ガイド溝 11,11’一対のガイド体付き鎖状体(チェーン) 12A 帯状支持部材 12B 簾状支持部材 14 移動装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送コンベヤ2の幅方向に横長に整列し
    て載置され、その搬送コンベヤ2の搬送経路に沿って搬
    送される被収納物3Aを整列された状態で箱詰めする箱
    詰め装置において、上記搬送経路の下流端部に、上記被
    収納物3Aの上記搬送コンベヤ2における幅方向両側を
    拘束する対向面の各内周縁に後述する帯状支持部材12
    Aの走行ガイド溝9a,9bを形成した両側枠部材9,
    9’と、少なくとも最前列の上記被収納物3Aの前方部
    と最後列の被収納物3A’の後方部及び最前列から最後
    列にかけて整列された被収納物3Aの底部を支持する帯
    状支持部材12Aと、その帯状支持部材12Aを上記走
    行ガイド溝9a,9bに沿って左右に移動せしめる駆動
    部13とを有してなる搬送腕Aを設け、この搬送腕Aに
    隣接して上部に開口8aを有する箱体8を設け、その箱
    体8上方に上記搬送腕Aを水平及び昇降移動可能な移動
    装置14を設け、それら被収納物3Aを拘持した上記搬
    送腕Aを上記箱体8内に挿入降下し上記走行ガイド溝9
    a,9bの帯状支持部材12Aを左右どちらか一方向に
    移動してそれら被収納物3Aのみを箱体8内に残すよう
    にしてなることを特徴とする箱詰め装置。
  2. 【請求項2】 上記帯状支持部材12Aは可撓な薄板ベ
    ルトからなる請求項1に記載の箱詰め装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動部13は上記搬送腕Aの上部に
    設けられていて、上記帯状支持部材12Aを挟圧移送す
    る一対の高摩擦駆動・従動ローラ13a,13bからな
    る請求項1,2に記載の箱詰め装置。
  4. 【請求項4】 搬送コンベヤ2の幅方向に一列に並列し
    て載置され、列毎にその搬送コンベヤ2の搬送経路に沿
    って搬送される青果物或は菓子類等が収納された列単位
    の可撓な袋3Bを整列された状態で箱詰めする箱詰め装
    置において、上記搬送経路の下流端部に、上記列単位の
    可撓な袋3Bの上記搬送コンベヤ2’における幅方向両
    側を拘束する対向面の各内周縁に後述するガイド体付き
    鎖状体11,11’の走行ガイド溝9a,9bを形成し
    た両側枠部材9,9’と、少なくとも最前列の上記列単
    位の可撓な袋3Bの前方側面と最後列の上記列単位の可
    撓な袋3B’の後方側面及び最前列から最後列にかけて
    配列された列単位の可撓な袋3Bの底部を支持するよう
    に上記走行ガイド溝9a,9bに嵌合案内される上記各
    ガイド体付き鎖状体11,11’に簾状に軸架された簾
    状支持部材12Bと、上記ガイド体付き鎖状体11,1
    1’を上記走行ガイド溝9a,9bに沿って左右に移動
    せしめる駆動部13とを有してなる搬送腕Bを設け、こ
    の搬送腕Bに隣接して上部に開口8aを有する箱体8を
    設け、その箱体8上方に上記搬送腕Bを水平及び昇降移
    動可能な移動装置14を設け、それら列単位の可撓な袋
    3Bを拘持した上記搬送腕Bを上記箱体8内に挿入降下
    し上記走行ガイド溝9a,9bの上記ガイド体付き鎖状
    体11,11’を左右どちらか一方向に移動してそれら
    列単位の可撓な袋3B,3B’のみを箱体8内に残すよ
    うにしてなることを特徴とする箱詰め装置。
  5. 【請求項5】 上記駆動部13は上記搬送腕Bの上部に
    設けられていて、上記ガイド体付き鎖状体11,11’
    に歯合してガイド体付き鎖状体を駆動する駆動スプロケ
    ット13aと、そのガイド体付き鎖状体11,11’を
    従動支持する従動スプロケット13bとからなる請求項
    4に記載の箱詰め装置。
  6. 【請求項6】 上記ガイド体付き鎖状体11,11’は
    チェーンベルトからなり、外側に、上記各々の走行ガイ
    ド溝9a’,9b’に遊嵌するガイド体11a,11
    a’を軸着し、互いに向き合う内側に、少なくとも最前
    列の上記列単位の可撓な袋3Bの前方側面と最後列の上
    記列単位の可撓な袋3Bの後方側面及び最前列から最後
    列にかけて配列された列単位の可撓な袋3Bの底部を支
    持するように支軸12bを介在して回転可能な支持ロー
    ル12aを軸架してなる請求項4,5に記載の箱詰め装
    置。
JP4320578A 1992-03-31 1992-11-30 箱詰め装置 Withdrawn JPH05330501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4320578A JPH05330501A (ja) 1992-03-31 1992-11-30 箱詰め装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-76931 1992-03-31
JP7693192 1992-03-31
JP4320578A JPH05330501A (ja) 1992-03-31 1992-11-30 箱詰め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05330501A true JPH05330501A (ja) 1993-12-14

Family

ID=13619476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4320578A Withdrawn JPH05330501A (ja) 1992-03-31 1992-11-30 箱詰め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05330501A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035310A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Daifuku Co Ltd 物品移載装置
KR20170112037A (ko) * 2016-03-30 2017-10-12 (주)베스테크 박스 포장 자동화 시스템
JP2020070079A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 住友ベークライト株式会社 青果物梱包体および梱包方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035310A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Daifuku Co Ltd 物品移載装置
KR20170112037A (ko) * 2016-03-30 2017-10-12 (주)베스테크 박스 포장 자동화 시스템
JP2020070079A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 住友ベークライト株式会社 青果物梱包体および梱包方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60178122A (ja) パレツト荷積み装置
JPH0977003A (ja) 箱詰め方法及び箱詰め装置
JP6379012B2 (ja) 物品移送装置
JPH05330501A (ja) 箱詰め装置
JPH05270513A (ja) 青果物等の箱詰め方法
JPH06156435A (ja) 箱詰め装置
JP4230034B2 (ja) 搬送装置及び箱詰装置並びに物品の搬送方法
JP6614579B2 (ja) 包装装置
JPH07237601A (ja) 長尺物箱詰め装置
JPH04173505A (ja) 被搬送物の計数収納装置
JPH03256814A (ja) 果菜物整列箱詰装置
JPH05262304A (ja) 箱詰装置
JP2592873Y2 (ja) 長尺物集出荷施設
JPH082081Y2 (ja) 包装機における供給品受台装置
JPH0735586Y2 (ja) 包装機における供給品受台装置
JPH07247021A (ja) 麺包装品などの部分重ね入れ装置
JPS6317732A (ja) パレツト荷積み装置
JP3625611B2 (ja) 梱包装置
JPH07257508A (ja) 長物野菜の箱詰装置
JPH09142406A (ja) 被収納物の箱詰め方法及びその装置
JP2592874Y2 (ja) 長尺物集出荷施設
JPH0232908A (ja) タイル製品移載装置及びそれを使用する自動箱詰システム
JPH07300114A (ja) 長尺物箱詰め装置
JPH10114305A (ja) 果菜物包装機
JPH03288721A (ja) 蓄積装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201