JPH10114305A - 果菜物包装機 - Google Patents
果菜物包装機Info
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- JPH10114305A JPH10114305A JP28619596A JP28619596A JPH10114305A JP H10114305 A JPH10114305 A JP H10114305A JP 28619596 A JP28619596 A JP 28619596A JP 28619596 A JP28619596 A JP 28619596A JP H10114305 A JPH10114305 A JP H10114305A
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- Japan
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- fruit
- vegetable
- cover
- vegetables
- protective cover
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Abstract
(57)【要約】
【課題】果菜物に対して包装体及び保護カバーを被覆す
る作業が機械的に行なえる果菜物包装機を提供する。 【解決手段】搬送用コンベアにより搬送される果菜物を
移載機構で保持して移動台に移載し、繰出し機構により
果菜物が被覆される大きさに分離した包装体を敷設台上
に敷設する。移動機構により果菜物が載置された移動台
を敷設台下部に移動させ、ネット状の保護カバーをカバ
ー被覆台に被覆した後、持上げ機構により果菜物を敷設
台の出没孔及びカバー被覆台の出没孔に挿入し、敷設台
上に敷設された包装体を押上げ且つカバー被覆台に被覆
された保護カバーを拡張しながら、保護カバー内部に包
装体が被覆された果菜物を強制的に押込むので、果菜物
に対して包装体及び保護カバーを被覆セットする作業が
一挙に行える。
る作業が機械的に行なえる果菜物包装機を提供する。 【解決手段】搬送用コンベアにより搬送される果菜物を
移載機構で保持して移動台に移載し、繰出し機構により
果菜物が被覆される大きさに分離した包装体を敷設台上
に敷設する。移動機構により果菜物が載置された移動台
を敷設台下部に移動させ、ネット状の保護カバーをカバ
ー被覆台に被覆した後、持上げ機構により果菜物を敷設
台の出没孔及びカバー被覆台の出没孔に挿入し、敷設台
上に敷設された包装体を押上げ且つカバー被覆台に被覆
された保護カバーを拡張しながら、保護カバー内部に包
装体が被覆された果菜物を強制的に押込むので、果菜物
に対して包装体及び保護カバーを被覆セットする作業が
一挙に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、メロ
ン、ナシ、リンゴ、桃、或いは、レタス、キャベツ等の
果菜物を包装する作業に用いられる果菜物包装機に関す
る。
ン、ナシ、リンゴ、桃、或いは、レタス、キャベツ等の
果菜物を包装する作業に用いられる果菜物包装機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような果菜物の外周面に
保護カバーを被覆する包装機としては、例えば、当出願
人が既に開発済みの包装機(実公昭61−37606号
公報)がある。この包装機は、発泡スチロール等の合成
樹脂により形成したネット状の保護カバーをテーブル上
の筒体外面に被覆セットした後、その保護カバーの下端
側周縁部を複数枚の板ばねにより四方に拡張する。続い
て、保護カバーの上面側中央部に果菜物を載置して、保
護カバーの下端側周縁部を裏返しながら果菜物の外周面
に被覆する構成である。
保護カバーを被覆する包装機としては、例えば、当出願
人が既に開発済みの包装機(実公昭61−37606号
公報)がある。この包装機は、発泡スチロール等の合成
樹脂により形成したネット状の保護カバーをテーブル上
の筒体外面に被覆セットした後、その保護カバーの下端
側周縁部を複数枚の板ばねにより四方に拡張する。続い
て、保護カバーの上面側中央部に果菜物を載置して、保
護カバーの下端側周縁部を裏返しながら果菜物の外周面
に被覆する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した包装
機は、筒体外面に被覆された保護カバーを拡張する動作
と、その保護カバーの中央部に果菜物を装填する動作と
を別々に行うので、保護カバーの被覆作業に手間及び時
間が掛かるだけでなく、一つの果菜物を被覆するときの
動作時間が長く、作業能率が悪いという問題点を有して
いる。
機は、筒体外面に被覆された保護カバーを拡張する動作
と、その保護カバーの中央部に果菜物を装填する動作と
を別々に行うので、保護カバーの被覆作業に手間及び時
間が掛かるだけでなく、一つの果菜物を被覆するときの
動作時間が長く、作業能率が悪いという問題点を有して
いる。
【0004】また、果菜物の外面全体を保護カバーによ
り被覆するため、出荷時及び販売時に於いて、各果菜物
の品種や品名、生産地、生産者等を外側から識別するこ
とができず、果菜物の管理及び取扱いが不便であるとい
う問題点も有している。
り被覆するため、出荷時及び販売時に於いて、各果菜物
の品種や品名、生産地、生産者等を外側から識別するこ
とができず、果菜物の管理及び取扱いが不便であるとい
う問題点も有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、カバー被覆台
に被覆された保護カバーを拡張しながら、その保護カバ
ー内部に果菜物を下方から押込んで被覆するため、果菜
物に対して保護カバーを被覆する作業が簡単且つ容易に
行えると共に、被覆作業の能率アップを図ることができ
る果菜物包装機の提供を目的とする。
に被覆された保護カバーを拡張しながら、その保護カバ
ー内部に果菜物を下方から押込んで被覆するため、果菜
物に対して保護カバーを被覆する作業が簡単且つ容易に
行えると共に、被覆作業の能率アップを図ることができ
る果菜物包装機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記保護カバーを被覆するカバー被覆台の上面側に、上
記果菜物が出没される大きさに形成した出没孔を開口
し、上記出没孔の周縁部に、上記果菜物が挿入許容され
る大きさに保護カバーを拡張する開状態と、該保護カバ
ーが被覆許容される閉状態とに拡縮される拡張体を取付
け、上記カバー被覆台の下部に、該カバー被覆台の出没
孔直下に果菜物を供給する果菜物供給手段を設けると共
に、上記出没孔直下に供給された果菜物を、該出没孔に
取付けられた拡張体を開状態に拡張し、該拡張体により
拡張された保護カバー内部に対して押込まれる高さに持
上げる果菜物持上げ手段を設けた果菜物包装機であるこ
とを特徴とする。
上記保護カバーを被覆するカバー被覆台の上面側に、上
記果菜物が出没される大きさに形成した出没孔を開口
し、上記出没孔の周縁部に、上記果菜物が挿入許容され
る大きさに保護カバーを拡張する開状態と、該保護カバ
ーが被覆許容される閉状態とに拡縮される拡張体を取付
け、上記カバー被覆台の下部に、該カバー被覆台の出没
孔直下に果菜物を供給する果菜物供給手段を設けると共
に、上記出没孔直下に供給された果菜物を、該出没孔に
取付けられた拡張体を開状態に拡張し、該拡張体により
拡張された保護カバー内部に対して押込まれる高さに持
上げる果菜物持上げ手段を設けた果菜物包装機であるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記保護カバーが被覆されたカバー被
覆台と、該カバー被覆台下部に供給された果菜物との間
に、上記果菜物の外周面が被覆される大きさに形成した
包装体を供給する包装体供給手段を設けた果菜物包装機
であることを特徴とする。
の構成と併せて、上記保護カバーが被覆されたカバー被
覆台と、該カバー被覆台下部に供給された果菜物との間
に、上記果菜物の外周面が被覆される大きさに形成した
包装体を供給する包装体供給手段を設けた果菜物包装機
であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
請求項2記載の構成と併せて、上記果菜物供給手段を、
上記カバー被覆台の一側部と、該カバー被覆台の出没孔
直下とに、上記果菜物が載置される大きさに形成した移
動台を移動する果菜物移動手段を設けて構成した果菜物
包装機であることを特徴とする。
請求項2記載の構成と併せて、上記果菜物供給手段を、
上記カバー被覆台の一側部と、該カバー被覆台の出没孔
直下とに、上記果菜物が載置される大きさに形成した移
動台を移動する果菜物移動手段を設けて構成した果菜物
包装機であることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の果菜物包装機は、果菜物供給手
段により供給される果菜物をカバー被覆台の出没孔直下
に移動し、カバー被覆台の出没孔に取付けられた各拡張
体に保護カバーを若干拡張して被覆セットした後、果菜
物持上げ手段により果菜物を持上げてカバー被覆台の出
没孔に挿入し、その出没孔に取付けられた各拡張体を果
菜物により外側に押広げて、各拡張体に被覆された保護
カバーを拡張しながら、保護カバー内部に対して果菜物
を強制的に押込み、果菜物の外周面に対して保護カバー
を被覆するので、保護カバーの拡張動作と、果菜物の装
填動作とが一挙に行え、被覆作業の省力化及び能率アッ
プを図ることができる。
段により供給される果菜物をカバー被覆台の出没孔直下
に移動し、カバー被覆台の出没孔に取付けられた各拡張
体に保護カバーを若干拡張して被覆セットした後、果菜
物持上げ手段により果菜物を持上げてカバー被覆台の出
没孔に挿入し、その出没孔に取付けられた各拡張体を果
菜物により外側に押広げて、各拡張体に被覆された保護
カバーを拡張しながら、保護カバー内部に対して果菜物
を強制的に押込み、果菜物の外周面に対して保護カバー
を被覆するので、保護カバーの拡張動作と、果菜物の装
填動作とが一挙に行え、被覆作業の省力化及び能率アッ
プを図ることができる。
【0010】請求項2記載の果菜物包装機は、上記請求
項1記載の作用と併せて、保護カバーが被覆されたカバ
ー被覆台と、同カバー被覆台下部に供給された果菜物と
の間に、包装体供給手段により果菜物が被覆される大き
さに形成した紙製又は樹脂製の包装体を供給した後、上
記果菜物持上げ手段により包装体の下面側中央部に果菜
物を押付けながら、カバー被覆台の出没孔に果菜物を挿
入し、果菜物の外周面に包装体を被覆しながら保護カバ
ー内部に押込むので、果菜物の外周面に対して包装体及
び保護カバーを被覆することができる。
項1記載の作用と併せて、保護カバーが被覆されたカバ
ー被覆台と、同カバー被覆台下部に供給された果菜物と
の間に、包装体供給手段により果菜物が被覆される大き
さに形成した紙製又は樹脂製の包装体を供給した後、上
記果菜物持上げ手段により包装体の下面側中央部に果菜
物を押付けながら、カバー被覆台の出没孔に果菜物を挿
入し、果菜物の外周面に包装体を被覆しながら保護カバ
ー内部に押込むので、果菜物の外周面に対して包装体及
び保護カバーを被覆することができる。
【0011】請求項3記載の果菜物包装機は、上記請求
項1又は請求項2記載の作用と併せて、カバー被覆台の
一側部に移動された移動台に果菜物を載置して、果菜物
移動手段により果菜物が載置された移動台をカバー被覆
台の出没孔直下に移動した後、上記果菜物持上げ手段に
より移動台に載置された果菜物を持上げてカバー被覆台
に被覆された保護カバー内部に押込み、果菜物に保護カ
バーを被覆した後、カバー被覆台の一側部に移動台を復
帰移動させて次の果菜物を載置するので、果菜物を供給
する作業が機械的に行える。
項1又は請求項2記載の作用と併せて、カバー被覆台の
一側部に移動された移動台に果菜物を載置して、果菜物
移動手段により果菜物が載置された移動台をカバー被覆
台の出没孔直下に移動した後、上記果菜物持上げ手段に
より移動台に載置された果菜物を持上げてカバー被覆台
に被覆された保護カバー内部に押込み、果菜物に保護カ
バーを被覆した後、カバー被覆台の一側部に移動台を復
帰移動させて次の果菜物を載置するので、果菜物を供給
する作業が機械的に行える。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、カバー被覆台に被覆
された保護カバーを拡張しながら、その保護カバー内部
に果菜物を強制的に押込むので、果菜物に対して保護カ
バーを被覆する作業が簡単且つ容易に行える。且つ、保
護カバーの拡張動作と、果菜物の装填動作とが一挙に行
え、被覆作業の省力化及び能率アップを図ることができ
る。しかも、紙製又は樹脂製の包装体を果菜物に被覆し
た状態のまま保護カバー内部に押込むため、保管時や運
搬時に於いて、果菜物の外周面に害虫が付いたり、汚れ
が付着したりするのを確実に防止することができる。且
つ、包装体の外面側に、例えば、品種や品名、生産地、
生産者等を表示することで、出荷時及び販売時に於い
て、ネット状に形成された保護カバーの網目を介して、
包装体に表示された文字や図柄を外側から視認すること
ができ、果菜物の管理及び取扱いが容易に行え、商品価
値を高めることができる。
された保護カバーを拡張しながら、その保護カバー内部
に果菜物を強制的に押込むので、果菜物に対して保護カ
バーを被覆する作業が簡単且つ容易に行える。且つ、保
護カバーの拡張動作と、果菜物の装填動作とが一挙に行
え、被覆作業の省力化及び能率アップを図ることができ
る。しかも、紙製又は樹脂製の包装体を果菜物に被覆し
た状態のまま保護カバー内部に押込むため、保管時や運
搬時に於いて、果菜物の外周面に害虫が付いたり、汚れ
が付着したりするのを確実に防止することができる。且
つ、包装体の外面側に、例えば、品種や品名、生産地、
生産者等を表示することで、出荷時及び販売時に於い
て、ネット状に形成された保護カバーの網目を介して、
包装体に表示された文字や図柄を外側から視認すること
ができ、果菜物の管理及び取扱いが容易に行え、商品価
値を高めることができる。
【0013】
【実施例】図面は果菜物の外周面に対して包装体及び保
護カバーを機械的に被覆する作業に用いられる果菜物包
装機を示し、図1及び図2に於いて、この果菜物包装機
1は、機本体2の一側部に、多数個の各果菜物A…を各
搬送台3…に1個ずつ載置して搬送する搬送用コンベア
4を配設し、機本体2と搬送用コンベア4との間に、搬
送台3に載置された果菜物Aを吸着保持し、同間に移動
された移動台5に果菜物Aを移載する移載機構6を配設
している。機本体2の下部には、上述した移載機構6に
より果菜物Aが移載される位置と、後述するカバー被覆
台35の直下に果菜物Aが移動される位置とに移動台5
を移動する移動機構7を配設し、機本体2の一側上部に
は、ロール状に巻回された紙製又は樹脂製の包装体Bを
敷設台8上に繰出しする繰出し機構9と、その包装体B
を果菜物Aが被覆される大きさに切断刃10で切断する
切断機構11とを配設している。敷設台8の下部には、
後述するカバー被覆台35の直下に移動された果菜物A
を持上げ台12により持上げ、予めカバー被覆台35に
被覆セットされた保護カバーC内部に果菜物Aを下方か
ら押込みする持上げ機構13を配設して構成される。
護カバーを機械的に被覆する作業に用いられる果菜物包
装機を示し、図1及び図2に於いて、この果菜物包装機
1は、機本体2の一側部に、多数個の各果菜物A…を各
搬送台3…に1個ずつ載置して搬送する搬送用コンベア
4を配設し、機本体2と搬送用コンベア4との間に、搬
送台3に載置された果菜物Aを吸着保持し、同間に移動
された移動台5に果菜物Aを移載する移載機構6を配設
している。機本体2の下部には、上述した移載機構6に
より果菜物Aが移載される位置と、後述するカバー被覆
台35の直下に果菜物Aが移動される位置とに移動台5
を移動する移動機構7を配設し、機本体2の一側上部に
は、ロール状に巻回された紙製又は樹脂製の包装体Bを
敷設台8上に繰出しする繰出し機構9と、その包装体B
を果菜物Aが被覆される大きさに切断刃10で切断する
切断機構11とを配設している。敷設台8の下部には、
後述するカバー被覆台35の直下に移動された果菜物A
を持上げ台12により持上げ、予めカバー被覆台35に
被覆セットされた保護カバーC内部に果菜物Aを下方か
ら押込みする持上げ機構13を配設して構成される。
【0014】上述した搬送用コンベア4は、一つの果菜
物Aが載置される大きさに形成した搬送台3を送り方向
に対して多数個配列し、減速機付き駆動モータ(図示省
略)の駆動力により各搬送台3…を送り方向に移動させ
て、各搬送体3…に載置された各果菜物A…を、搬送路
上に設定した吸着位置aに順次搬送する。
物Aが載置される大きさに形成した搬送台3を送り方向
に対して多数個配列し、減速機付き駆動モータ(図示省
略)の駆動力により各搬送台3…を送り方向に移動させ
て、各搬送体3…に載置された各果菜物A…を、搬送路
上に設定した吸着位置aに順次搬送する。
【0015】前述した移載機構6は、図3に示すよう
に、例えば、吸気用ブロワ、真空ポンプ等の負圧発生手
段(図示省略)に接続された吸着子14を移動枠15の
下面側に垂設すると共に、搬送用コンベア4の搬送台3
に載置された果菜物Aが吸着保持される吸着位置aと、
後述する移動機構7の移動台5に対して果菜物Aが移載
される移載位置bとに移動枠15を水平移動可能に架設
している。
に、例えば、吸気用ブロワ、真空ポンプ等の負圧発生手
段(図示省略)に接続された吸着子14を移動枠15の
下面側に垂設すると共に、搬送用コンベア4の搬送台3
に載置された果菜物Aが吸着保持される吸着位置aと、
後述する移動機構7の移動台5に対して果菜物Aが移載
される移載位置bとに移動枠15を水平移動可能に架設
している。
【0016】且つ、各位置a,b間の上方に架設した移
動用シリンダ16のロッド端部を移動枠15に固定し
て、その移動用シリンダ16の作動により、吸着位置a
上方と移載位置b上方とに水平移動される。移動枠15
上部に固定した昇降用シリンダ17のロッド端部に吸着
子14を固定して、その昇降用シリンダ17の作動によ
り、吸着位置a上方と移載位置b上方とに於いて上下動
され、搬送台3に載置された果菜物Aが吸着保持及び移
動台5に対して果菜物Aが移載される降下位置と、吸着
位置aと移載位置bとに対して吸着保持した果菜物Aの
水平移動が許容される上昇位置とに吸着子14を上下動
され、搬送用コンベア4により搬送される果菜物Aを吸
着子14で1個ずつ吸着保持して移動台5に移載する。
動用シリンダ16のロッド端部を移動枠15に固定し
て、その移動用シリンダ16の作動により、吸着位置a
上方と移載位置b上方とに水平移動される。移動枠15
上部に固定した昇降用シリンダ17のロッド端部に吸着
子14を固定して、その昇降用シリンダ17の作動によ
り、吸着位置a上方と移載位置b上方とに於いて上下動
され、搬送台3に載置された果菜物Aが吸着保持及び移
動台5に対して果菜物Aが移載される降下位置と、吸着
位置aと移載位置bとに対して吸着保持した果菜物Aの
水平移動が許容される上昇位置とに吸着子14を上下動
され、搬送用コンベア4により搬送される果菜物Aを吸
着子14で1個ずつ吸着保持して移動台5に移載する。
【0017】前述した移動機構7は、図4に示すよう
に、一つの果菜物Aが載置される大きさに形成した移動
台5を水平移動可能に架設すると共に、同台下部に配設
した移動用シリンダ18のロッド端部を移動台5に係合
又は固定して、その移動用シリンダ18の作動により、
上述した移載機構6の吸着子14により吸着保持した果
菜物Aが移載される位置と、敷設台8の中央部敷設面に
形成した出没孔8aの直下位置とに移動台5を水平移動
する。且つ、移動台5の中央部載置面には、後述する持
上げ機構13の持上げ台12が出没許容される大きさに
形成した出没孔5aを開口している。なお、移動台5
を、例えば、チェーン、ベルト等で構成される無端帯
(図示省略)に連結して水平移動又は周回移動させても
よい。
に、一つの果菜物Aが載置される大きさに形成した移動
台5を水平移動可能に架設すると共に、同台下部に配設
した移動用シリンダ18のロッド端部を移動台5に係合
又は固定して、その移動用シリンダ18の作動により、
上述した移載機構6の吸着子14により吸着保持した果
菜物Aが移載される位置と、敷設台8の中央部敷設面に
形成した出没孔8aの直下位置とに移動台5を水平移動
する。且つ、移動台5の中央部載置面には、後述する持
上げ機構13の持上げ台12が出没許容される大きさに
形成した出没孔5aを開口している。なお、移動台5
を、例えば、チェーン、ベルト等で構成される無端帯
(図示省略)に連結して水平移動又は周回移動させても
よい。
【0018】前述した繰出し機構9は、機本体2の上面
側に、後述する包装体Bの繰出し方向に対して直交する
方向に可動枠19を架設し、その可動枠19の前端側
に、包装体Bの横幅寸法よりも若干長尺に形成した各挾
持体20,20を上下段に相対向して取付けると共に、
可動枠19の前端側に固定した挾持用シリンダ21のロ
ッド端部を下部挾持体20に固定して、その挾持用シリ
ンダ21の作動により、後述する切断機構11の切断部
分に繰出された包装体Bの前端部を挾持する閉位置と、
同包装体Bの挾持が解除される開位置とに各挾持体2
0,20を開閉動作する。
側に、後述する包装体Bの繰出し方向に対して直交する
方向に可動枠19を架設し、その可動枠19の前端側
に、包装体Bの横幅寸法よりも若干長尺に形成した各挾
持体20,20を上下段に相対向して取付けると共に、
可動枠19の前端側に固定した挾持用シリンダ21のロ
ッド端部を下部挾持体20に固定して、その挾持用シリ
ンダ21の作動により、後述する切断機構11の切断部
分に繰出された包装体Bの前端部を挾持する閉位置と、
同包装体Bの挾持が解除される開位置とに各挾持体2
0,20を開閉動作する。
【0019】且つ、敷設台8の繰出し側下部に軸支した
左右の各スプロケット22,22と、その繰出し側と対
向する対向側下部に軸支した左右の各スプロケット2
3,23との間に、例えば、チェーン又はベルト等で構
成される各無端帯24,24を張架すると共に、各無端
帯24,24の一端側を可動枠19の下縁側両端部に連
結固定して、後退側下部に配設した減速機付き移動用モ
ータ25の駆動力により、各スプロケット26,27及
び駆動チェーン28を介して各無端帯24,24を繰出
し方向に回転させ、後述する切断機構11の切断部分に
繰出された包装体Bの前端側を各挾持体20,20で挾
持する前進位置と、敷設台8の出没孔8a及び果菜物A
の外周面全体が被覆される大きさに各挾持体20,20
で挾持した包装体Bが繰出される後退位置とに可動枠1
9を前後動する。且つ、シート状に形成された紙製又は
樹脂製の包装体Bをロール状に巻回して、機本体2の繰
出し側上部に軸支した2本の各支持ローラ29,29間
に載置され、後述する切断機構11の切断部分に対して
包装体Bの前端部を若干繰出し供給している。
左右の各スプロケット22,22と、その繰出し側と対
向する対向側下部に軸支した左右の各スプロケット2
3,23との間に、例えば、チェーン又はベルト等で構
成される各無端帯24,24を張架すると共に、各無端
帯24,24の一端側を可動枠19の下縁側両端部に連
結固定して、後退側下部に配設した減速機付き移動用モ
ータ25の駆動力により、各スプロケット26,27及
び駆動チェーン28を介して各無端帯24,24を繰出
し方向に回転させ、後述する切断機構11の切断部分に
繰出された包装体Bの前端側を各挾持体20,20で挾
持する前進位置と、敷設台8の出没孔8a及び果菜物A
の外周面全体が被覆される大きさに各挾持体20,20
で挾持した包装体Bが繰出される後退位置とに可動枠1
9を前後動する。且つ、シート状に形成された紙製又は
樹脂製の包装体Bをロール状に巻回して、機本体2の繰
出し側上部に軸支した2本の各支持ローラ29,29間
に載置され、後述する切断機構11の切断部分に対して
包装体Bの前端部を若干繰出し供給している。
【0020】前述した切断機構11は、機本体2の繰出
し側上部に固定枠30を繰出し方向に対して直交する方
向に架設し、その固定枠30の下面側に上述した各挾持
体20,20の先端部分が交互に差込み許容される間隔
に隔てて弾性体で形成した多数の各押圧体31…を下向
きに固定している。繰出し側下部に可動枠32を繰出し
方向に対して直交する方向に架設し、その可動枠32の
上端部に包装体Bの横幅寸法よりも若干長尺に形成した
切断刃10を上述した各押圧体に対向して上向きに固定
すると共に、同側下部に配設した切断用シリンダ33の
ロッド端部を可動枠32に固定して、その切断用シリン
ダ33の作動により、上述した繰出し機構9による包装
体Bの繰出し動作が許容される降下位置と、同機構によ
り繰出された包装体Bが幅方向に切断される上昇位置と
に切断刃10を上下動する。
し側上部に固定枠30を繰出し方向に対して直交する方
向に架設し、その固定枠30の下面側に上述した各挾持
体20,20の先端部分が交互に差込み許容される間隔
に隔てて弾性体で形成した多数の各押圧体31…を下向
きに固定している。繰出し側下部に可動枠32を繰出し
方向に対して直交する方向に架設し、その可動枠32の
上端部に包装体Bの横幅寸法よりも若干長尺に形成した
切断刃10を上述した各押圧体に対向して上向きに固定
すると共に、同側下部に配設した切断用シリンダ33の
ロッド端部を可動枠32に固定して、その切断用シリン
ダ33の作動により、上述した繰出し機構9による包装
体Bの繰出し動作が許容される降下位置と、同機構によ
り繰出された包装体Bが幅方向に切断される上昇位置と
に切断刃10を上下動する。
【0021】前述した持上げ機構13は、図5に示すよ
うに、敷設台8に形成した出没孔8a直下に、移動台5
の出没孔5a及び敷設台8の出没孔8aに対して出没許
容される大きさであって、果菜物Aの載置姿勢が保持さ
れる形状に形成した持上げ台12を配設し、同側下部に
配設した持上げ用シリンダ34のロッド端部を持上げ台
12に固定して、その持上げ用シリンダ34の作動によ
り、敷設台8の出没孔8a直下に移動された移動台5よ
りも下方に降下される降下位置と、後述するカバー被覆
台35に被覆セットされた保護カバーC内部に対して果
菜物Aが押込まれる上昇位置とに持上げ台12を上下動
する。
うに、敷設台8に形成した出没孔8a直下に、移動台5
の出没孔5a及び敷設台8の出没孔8aに対して出没許
容される大きさであって、果菜物Aの載置姿勢が保持さ
れる形状に形成した持上げ台12を配設し、同側下部に
配設した持上げ用シリンダ34のロッド端部を持上げ台
12に固定して、その持上げ用シリンダ34の作動によ
り、敷設台8の出没孔8a直下に移動された移動台5よ
りも下方に降下される降下位置と、後述するカバー被覆
台35に被覆セットされた保護カバーC内部に対して果
菜物Aが押込まれる上昇位置とに持上げ台12を上下動
する。
【0022】前述したカバー被覆台35は、上述した繰
出し機構9の繰出し動作が許容される高さ位置であっ
て、敷設台8に形成した出没孔8直上に架設され、同台
の上面側中央部に形成した出没孔35aの内周縁部に
は、その出没孔35aを中心として、先細形状に形成し
た多数枚の各拡張体36…を径方向に対して開閉可能に
取り付けている。各拡張体36…は、例えば、バネ部
材、弾性体等の付勢手段により常時閉方向に回動付勢さ
れており、保護カバーC内部に対して先細側が挿入許容
される閉状態と、果菜物Aに対して被覆可能な大きさに
保護カバーCが拡張される開状態とに開閉動作する。な
お、上述した敷設台8の出没孔8a及びカバー被覆台3
5の出没孔35aは果菜物Aが出没許容される大きさに
形成している。且つ、保護カバーCは、合成樹脂(例え
ば、発泡スチロール、その他の樹脂)により果菜物Aの
外周面と対応する大きさに拡縮可能に形成されている。
出し機構9の繰出し動作が許容される高さ位置であっ
て、敷設台8に形成した出没孔8直上に架設され、同台
の上面側中央部に形成した出没孔35aの内周縁部に
は、その出没孔35aを中心として、先細形状に形成し
た多数枚の各拡張体36…を径方向に対して開閉可能に
取り付けている。各拡張体36…は、例えば、バネ部
材、弾性体等の付勢手段により常時閉方向に回動付勢さ
れており、保護カバーC内部に対して先細側が挿入許容
される閉状態と、果菜物Aに対して被覆可能な大きさに
保護カバーCが拡張される開状態とに開閉動作する。な
お、上述した敷設台8の出没孔8a及びカバー被覆台3
5の出没孔35aは果菜物Aが出没許容される大きさに
形成している。且つ、保護カバーCは、合成樹脂(例え
ば、発泡スチロール、その他の樹脂)により果菜物Aの
外周面と対応する大きさに拡縮可能に形成されている。
【0023】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、果菜物包装機1により果菜物Aに対して包装
体B及び保護カバーCを被覆するときの動作を説明す
る。先ず、図1に示すように、搬送用コンベア4の各搬
送台3…に、例えば、等階級別に選別された多数個の各
果菜物A…を1個ずつ載置して連続搬送する。搬送用コ
ンベア4上に設定した吸着位置aに一つの搬送台3を移
動停止したとき、図3に示すように、搬送台3に載置さ
れた果菜物Aの上部周面に移載機構6の吸着子14を密
着させて吸着保持する。その吸着子14で吸着保持した
果菜物Aを一旦持上げて移動機構7の移動台5上方に水
平移動させ、吸着子14で吸着保持した果菜物Aを垂直
降下させて移動台5に移載した後、吸着子14による吸
着保持を解除して、次の搬送台3に載置された果菜物A
が吸着保持される位置に吸着子14を復帰移動させる。
て、以下、果菜物包装機1により果菜物Aに対して包装
体B及び保護カバーCを被覆するときの動作を説明す
る。先ず、図1に示すように、搬送用コンベア4の各搬
送台3…に、例えば、等階級別に選別された多数個の各
果菜物A…を1個ずつ載置して連続搬送する。搬送用コ
ンベア4上に設定した吸着位置aに一つの搬送台3を移
動停止したとき、図3に示すように、搬送台3に載置さ
れた果菜物Aの上部周面に移載機構6の吸着子14を密
着させて吸着保持する。その吸着子14で吸着保持した
果菜物Aを一旦持上げて移動機構7の移動台5上方に水
平移動させ、吸着子14で吸着保持した果菜物Aを垂直
降下させて移動台5に移載した後、吸着子14による吸
着保持を解除して、次の搬送台3に載置された果菜物A
が吸着保持される位置に吸着子14を復帰移動させる。
【0024】一方、図2に示すように、繰出し機構9の
各挾持体20,20を開いた状態のまま前進移動させ、
切断機構11の切断部分に繰出された包装体Bの前端部
が各挾持体20,20により挾持される位置に移動停止
した後、切断機構11の切断部分に繰出された包装体B
の前端部を各挾持体20,20で挾持する。この後、包
装体Bの前端部を挾持した状態のまま各挾持体20,2
0を後退移動させ、各挾持体20,20で挾持した包装
体Bを敷設台8の上面側に繰出した後、切断機構11の
切断刃10により包装体Bの後端側を幅方向に切断し
て、敷設台8の出没孔8a及び果菜物Aの外周面全体が
被覆される大きさに包装体Bを分離すると共に、各挾持
体20,20による挾持固定を解除して、分離された包
装体Bを敷設台8の上面側に敷設する。
各挾持体20,20を開いた状態のまま前進移動させ、
切断機構11の切断部分に繰出された包装体Bの前端部
が各挾持体20,20により挾持される位置に移動停止
した後、切断機構11の切断部分に繰出された包装体B
の前端部を各挾持体20,20で挾持する。この後、包
装体Bの前端部を挾持した状態のまま各挾持体20,2
0を後退移動させ、各挾持体20,20で挾持した包装
体Bを敷設台8の上面側に繰出した後、切断機構11の
切断刃10により包装体Bの後端側を幅方向に切断し
て、敷設台8の出没孔8a及び果菜物Aの外周面全体が
被覆される大きさに包装体Bを分離すると共に、各挾持
体20,20による挾持固定を解除して、分離された包
装体Bを敷設台8の上面側に敷設する。
【0025】次に、図4に示すように、一つの果菜物A
が載置された移動台5を、敷設台8の出没孔8a直下に
水平移動させ、人為的作業又は機械的作業により保護カ
バーCの下端側周縁部を若干拡張して、カバー被覆台3
5の出没孔35aに取付けられた各拡張体36…の外面
側に被覆セットした後、図5に示すように、持上げ機構
13の持上げ台12を移動台5の出没孔5aに対して下
方から挿入し、移動台5に載置された果菜物Aを持上げ
台12により上方に持上げる。同時に、敷設台8の出没
孔8aに果菜物A全体を下方から挿入し、その上面側に
敷設された包装体Bの下面側中央部に果菜物Aを押付け
ながら上方に持上げる。
が載置された移動台5を、敷設台8の出没孔8a直下に
水平移動させ、人為的作業又は機械的作業により保護カ
バーCの下端側周縁部を若干拡張して、カバー被覆台3
5の出没孔35aに取付けられた各拡張体36…の外面
側に被覆セットした後、図5に示すように、持上げ機構
13の持上げ台12を移動台5の出没孔5aに対して下
方から挿入し、移動台5に載置された果菜物Aを持上げ
台12により上方に持上げる。同時に、敷設台8の出没
孔8aに果菜物A全体を下方から挿入し、その上面側に
敷設された包装体Bの下面側中央部に果菜物Aを押付け
ながら上方に持上げる。
【0026】さらに、カバー被覆台35の出没孔35a
に取付けた各拡張体36…の下面側に果菜物Aを押付
け、その果菜物Aの押上げ力により各拡張体36…を外
側に向けて強制的に押広げ、各拡張体36…の外面側に
被覆された保護カバーCの下端側周縁部を果菜物Aの外
周面よりも若干大径となる大きさに拡張する。且つ、包
装体Bを果菜物Aの外周面に被覆し、保護カバーC全体
を果菜物Aの外周面と対応する大きさに拡張しながら、
保護カバーC内部に対して包装体Bにより被覆された果
菜物Aを強制的に押込むことで、図6に示すように、果
菜物Aの外周面に対して包装体B及び保護カバーCが被
覆され、保護カバーC自体の復元力により、果菜物Aの
外周面に包装体B及び保護カバーCが密着されるため、
図7に示すように、果菜物Aの外周面に対して包装体B
及び保護カバーCを被覆セットすることができる。
に取付けた各拡張体36…の下面側に果菜物Aを押付
け、その果菜物Aの押上げ力により各拡張体36…を外
側に向けて強制的に押広げ、各拡張体36…の外面側に
被覆された保護カバーCの下端側周縁部を果菜物Aの外
周面よりも若干大径となる大きさに拡張する。且つ、包
装体Bを果菜物Aの外周面に被覆し、保護カバーC全体
を果菜物Aの外周面と対応する大きさに拡張しながら、
保護カバーC内部に対して包装体Bにより被覆された果
菜物Aを強制的に押込むことで、図6に示すように、果
菜物Aの外周面に対して包装体B及び保護カバーCが被
覆され、保護カバーC自体の復元力により、果菜物Aの
外周面に包装体B及び保護カバーCが密着されるため、
図7に示すように、果菜物Aの外周面に対して包装体B
及び保護カバーCを被覆セットすることができる。
【0027】次に、保護カバーCが被覆された果菜物A
を人為的作業又は機械的作業により保持して次工程(例
えば、箱詰め工程)に供給し、被覆済みの果菜物Aをカ
バー被覆台35から取り除いた後、持上げ機構13の持
上げ台12を垂直降下させ、移動台5よりも下方に持上
げ台12を降下停止した後、移動機構7の移動台5を水
平移動させて、移載機構6の吸着子14により吸着保持
された果菜物Aが移載される位置に移動停止した後、上
述と同様にして、次の保護カバーCを若干拡張してカバ
ー被覆台35に被覆セットし、吸着子14で吸着保持し
た次の果菜物Aを移動台5に移載して、果菜物Aに対し
て包装体B及び保護カバーCを被覆する作業を継続して
行う。
を人為的作業又は機械的作業により保持して次工程(例
えば、箱詰め工程)に供給し、被覆済みの果菜物Aをカ
バー被覆台35から取り除いた後、持上げ機構13の持
上げ台12を垂直降下させ、移動台5よりも下方に持上
げ台12を降下停止した後、移動機構7の移動台5を水
平移動させて、移載機構6の吸着子14により吸着保持
された果菜物Aが移載される位置に移動停止した後、上
述と同様にして、次の保護カバーCを若干拡張してカバ
ー被覆台35に被覆セットし、吸着子14で吸着保持し
た次の果菜物Aを移動台5に移載して、果菜物Aに対し
て包装体B及び保護カバーCを被覆する作業を継続して
行う。
【0028】以上のように、カバー被覆台35に被覆さ
れた保護カバーCを拡張しながら、その保護カバーC内
部に果菜物Aを強制的に押込むので、果菜物Aに対して
保護カバーCを被覆する作業が簡単且つ容易に行える。
且つ、保護カバーCの拡張動作と、果菜物Aの装填動作
とが一挙に行え、被覆作業の能率アップを図ることがで
きる。しかも、紙製又は樹脂製の包装体Bを果菜物Aに
被覆した状態のまま保護カバーC内部に押込むため、保
管時や運搬時に於いて、果菜物Aの外周面に害虫が付い
たり、汚れが付着したりするのを確実に防止することが
できる。且つ、包装体Bの外面側に、例えば、品種や品
名、生産地、生産者等を表示することで、出荷時及び販
売時に於いて、ネット状に形成された保護カバーCの網
目を介して、包装体Bに表示された文字や図柄を外側か
ら視認することができ、果菜物Aの管理及び取扱いが容
易に行え、商品価値を高めることができる。
れた保護カバーCを拡張しながら、その保護カバーC内
部に果菜物Aを強制的に押込むので、果菜物Aに対して
保護カバーCを被覆する作業が簡単且つ容易に行える。
且つ、保護カバーCの拡張動作と、果菜物Aの装填動作
とが一挙に行え、被覆作業の能率アップを図ることがで
きる。しかも、紙製又は樹脂製の包装体Bを果菜物Aに
被覆した状態のまま保護カバーC内部に押込むため、保
管時や運搬時に於いて、果菜物Aの外周面に害虫が付い
たり、汚れが付着したりするのを確実に防止することが
できる。且つ、包装体Bの外面側に、例えば、品種や品
名、生産地、生産者等を表示することで、出荷時及び販
売時に於いて、ネット状に形成された保護カバーCの網
目を介して、包装体Bに表示された文字や図柄を外側か
ら視認することができ、果菜物Aの管理及び取扱いが容
易に行え、商品価値を高めることができる。
【0029】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の果菜物供給手段及び果菜物移動手
段は、実施例の移動機構7に対応し、以下同様に、包装
体供給手段は、繰出し機構9に対応し、果菜物持上げ手
段は、持上げ機構13に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定されるものではない。
において、この発明の果菜物供給手段及び果菜物移動手
段は、実施例の移動機構7に対応し、以下同様に、包装
体供給手段は、繰出し機構9に対応し、果菜物持上げ手
段は、持上げ機構13に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0030】上述した実施例では、持上げ機構13を構
成する持上げ台12を持上げ用シリンダにより上下動す
るが、例えば、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力
によりネジ軸を正逆回転させ、或いは、チェーンやベル
ト等の無端帯を上下方向に正逆回転させて持上げ台12
を上下動してよい。
成する持上げ台12を持上げ用シリンダにより上下動す
るが、例えば、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力
によりネジ軸を正逆回転させ、或いは、チェーンやベル
ト等の無端帯を上下方向に正逆回転させて持上げ台12
を上下動してよい。
【0031】また、ロール状に巻回された包装体Bを果
菜物Aの外周面が被覆される大きさに分離するが、例え
ば、予め果菜物Aの外周面が被覆される大きさに形成し
た包装体Bを1枚ずつ敷設台8上に繰出し供給してもよ
い。
菜物Aの外周面が被覆される大きさに分離するが、例え
ば、予め果菜物Aの外周面が被覆される大きさに形成し
た包装体Bを1枚ずつ敷設台8上に繰出し供給してもよ
い。
【図1】 果菜物包装機の全体構成を示す平面図。
【図2】 果菜物包装機の内部構造を示す側面図。
【図3】 移載機構による果菜物の移載動作を示す側面
図。
図。
【図4】 持上げ機構による果菜物の上昇動作を示す側
面図。
面図。
【図5】 保護カバーの拡張動作及び包装体の押上げ動
作を示す側面図。
作を示す側面図。
【図6】 保護カバー内部に果菜物を押込んだ状態を示
す側面図。
す側面図。
【図7】 保護カバーの被覆状態を示す斜視図。
A…果菜物 B…包装体 C…保護カバー 1…果菜物包装機 2…機本体 3…搬送台 4…搬送用コンベア 5…移動台 5a,8a,35a…出没孔 6…移載機構 7…移動機構 8…敷設台 9…繰出し機構 10…切断刃 11…切断機構 12…持上げ台 13…持上げ機構 14…吸着子 20…挾持体 35…カバー被覆台 36…拡張体
Claims (3)
- 【請求項1】拡縮可能に形成されたネット状の保護カバ
ーを果菜物の外周面に対して被覆する果菜物包装機であ
って、上記保護カバーを被覆するカバー被覆台の上面側
に、上記果菜物が出没される大きさに形成した出没孔を
開口し、上記出没孔の周縁部に、上記果菜物が挿入許容
される大きさに保護カバーを拡張する開状態と、該保護
カバーが被覆許容される閉状態とに拡縮される拡張体を
取付け、上記カバー被覆台の下部に、該カバー被覆台の
出没孔直下に果菜物を供給する果菜物供給手段を設ける
と共に、上記出没孔直下に供給された果菜物を、該出没
孔に取付けられた拡張体を開状態に拡張し、該拡張体に
より拡張された保護カバー内部に対して押込まれる高さ
に持上げる果菜物持上げ手段を設けた果菜物包装機。 - 【請求項2】上記保護カバーが被覆されたカバー被覆台
と、該カバー被覆台下部に供給された果菜物との間に、
上記果菜物の外周面が被覆される大きさに形成した包装
体を供給する包装体供給手段を設けた請求項1記載の果
菜物包装機。 - 【請求項3】上記果菜物供給手段を、上記カバー被覆台
の一側部と、該カバー被覆台の出没孔直下とに、上記果
菜物が載置される大きさに形成した移動台を移動する果
菜物移動手段を設けて構成した請求項1又は請求項2記
載の果菜物包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28619596A JPH10114305A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 果菜物包装機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28619596A JPH10114305A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 果菜物包装機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10114305A true JPH10114305A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17701197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28619596A Pending JPH10114305A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 果菜物包装機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10114305A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111332534A (zh) * | 2020-03-06 | 2020-06-26 | 王国成 | 高精密阀门铸件防尘吹塑包装生产线上的管泡输送机构 |
CN112918746A (zh) * | 2021-02-06 | 2021-06-08 | 宋佳佳 | 一种苹果包装用推动装置 |
CN113148288A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-07-23 | 张小刚 | 一种适用于小型种植农户的苹果套网套包装机 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP28619596A patent/JPH10114305A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111332534A (zh) * | 2020-03-06 | 2020-06-26 | 王国成 | 高精密阀门铸件防尘吹塑包装生产线上的管泡输送机构 |
CN111332534B (zh) * | 2020-03-06 | 2021-04-13 | 日照慧颖包装科技有限公司 | 高精密阀门铸件防尘吹塑包装生产线上的管泡输送机构 |
CN112918746A (zh) * | 2021-02-06 | 2021-06-08 | 宋佳佳 | 一种苹果包装用推动装置 |
CN112918746B (zh) * | 2021-02-06 | 2022-11-18 | 同心县京南惠方农林科技有限公司 | 一种苹果包装用推动装置 |
CN113148288A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-07-23 | 张小刚 | 一种适用于小型种植农户的苹果套网套包装机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051114 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060314 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |