JPH11301610A - 果菜物包装機 - Google Patents

果菜物包装機

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JPH11301610A
JPH11301610A JP10736398A JP10736398A JPH11301610A JP H11301610 A JPH11301610 A JP H11301610A JP 10736398 A JP10736398 A JP 10736398A JP 10736398 A JP10736398 A JP 10736398A JP H11301610 A JPH11301610 A JP H11301610A
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fruit
vegetables
vegetable
protective cover
fruits
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JP10736398A
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Inventor
Toru Ishii
徹 石井
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】果菜物全体を包装シートと保護カバーで包装す
る作業が容易に行なえる果菜物包装機を提供する。 【解決手段】移載機構を駆動して、搬送コンベアにより
搬送される果菜物を吸着子で吸着保持して移動台に移載
し、供給機構を駆動して、移動台に載置された果菜物を
支持台直下に移動する。繰出し機構を駆動して、果菜物
が覆われる大きさに形成した包装シートを支持台下部に
供給し、被覆台に被覆セットされた保護カバーを適宜大
きさに拡張した後、持上げ機構を駆動して、移動台に載
置された果菜物を包装シートに押付けながら保護カバー
内に押込み収納するので、果菜物全体を包装シートと保
護カバーで包装する作業が簡単且つ容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、梨、
桃、リンゴ、メロン、レタス、キャベツ、ブロッコリー
等の果菜物を包装する作業に用いられる果菜物包装機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した果菜物を包装するための
包装機としては、例えば、合成樹脂(例えば発泡スチロ
ール等)で形成したネット状の保護カバーを、作業台の
上面側周縁部に取付けた複数の板ばねに被覆セットした
後、作業台下部に配設した昇降台により果菜物を持上げ
て、作業台に取付けた複数の板ばねを果菜物により外側
に押広げる。同時に、複数の板ばねにより保護カバーの
下端側を拡張しながら、保護カバー内に対して果菜物を
収納する包装機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した包装
機は、作業台に取付けた複数の板ばねを、その板ばねの
弾性に抗して果菜物により強制的に押広げるので、果菜
物の表皮に傷が付いたり、表皮が剥離したりすることが
ある。板ばねと果菜物との間に接触抵抗が生じるため、
果菜物を収納する作業が円滑に行えない。果菜物が向き
及び姿勢が変位しやすく、果菜物の外面全体が覆われる
状態に保護カバーを被覆することが困難であるという問
題点を有している。
【0004】また、ネット状に形成した保護カバーを果
菜物に被覆した場合、保管時及び運搬時に於いて、保護
カバーの網目から病害虫が侵入したり、汚れや傷等が付
いたりすることがあり、果菜物の商品価値が損なわれる
という問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、果菜物が収納
許容される大きさに保護カバーを拡張し、その拡張した
保護カバー内に対して果菜物を一挙に収納するので、果
菜物を包装する作業が簡単且つ容易に行え、包装作業の
能率アップを図ることができる果菜物包装機の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
拡縮可能に形成した保護カバーを果菜物の外周面に対し
て被覆する果菜物包装機であって、上記保護カバーを被
覆する被覆台の上面側に、上記果菜物が通過許容される
孔部を設け、上記被覆台に形成した孔部上方に、該孔部
に対して連通した状態に保護カバーを保持し、該保護カ
バーを果菜物が収納許容される大きさに拡張するカバー
被覆手段を設け、上記被覆台に形成した孔部下方に、該
孔部直下に供給された果菜物を上記カバー被覆手段で保
持した保護カバー内に対して収納する果菜物収納手段を
設けた果菜物包装機であることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記カバー被覆手段を、上記被覆台に
形成した孔部を中心として、該被覆台の上面側に複数の
拡張体を回動可能に枢着し、上記拡張体を、上記保護カ
バーが保持される閉状態に対して回動復帰可能に設ける
と共に、上記拡張体を、上記保護カバーが保持される閉
状態と、該保護カバーが拡張される開状態に回動する拡
張体回動手段を設けて構成した果菜物包装機であること
を特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記被覆台に被覆された保護カ
バー内に対して果菜物を収納する前に、該被覆台下部に
果菜物の外周面が覆われる大きさに形成したシート状の
包装体を供給する包装体供給手段を設けた果菜物包装機
であることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の構成と併せて、上記被覆台の側部に、多数
の果菜物を整列して搬送する果菜物搬送手段と、上記果
菜物搬送手段により搬送される果菜物を、上記被覆台の
出没孔直下に供給する果菜物供給手段を設けた果菜物包
装機であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の果菜物包装機は、被覆台に形成
した孔部と連通して、孔部上方に設けたカバー被覆手段
で保護カバーを保持する。カバー被覆手段を駆動して、
保護カバーを果菜物が収納許容される大きさに拡張及び
保持した後、果菜物収納手段を駆動して、被覆台の孔部
直下に供給した果菜物を上方に持上げ、カバー被覆手段
で保持した保護カバー内に対して果菜物を拡張側から一
挙に押込み収納し、果菜物の外周面が覆われる状態に保
護カバーを被覆及び包装するので、果菜物を保護カバー
で包装する作業が容易に行える。
【0011】請求項2記載の果菜物包装機は、上記請求
項1記載の作用と併せて、閉状態に回動した複数の拡張
体で保護カバーを保持し、拡張体回動手段を駆動し、保
護カバーの下端側又は全体を複数の拡張体で拡張及び保
持した後、その保護カバー内に対して果菜物を拡張側か
ら収納するので、果菜物を収納する作業が容易に行え
る。収納後、複数の拡張体を閉状態に回動復帰させ、次
の保護カバーを被覆セットするので、果菜物を収納する
作業が即行える。
【0012】請求項3記載の果菜物包装機は、上記請求
項1又は2記載の作用と併せて、保護カバー内に対して
果菜物を収納する前に、包装体供給手段を駆動して、被
覆台下部にシート状の包装体を供給し、保護カバー内に
対して包装体を押込みながら果菜物を収納するので、果
菜物の外周面が包装体で被覆され、その包装体で覆われ
た果菜物の外周面に保護カバーが被覆されるので、果菜
物の外面全体を包装体と保護カバーで包装することがで
きる。
【0013】請求項4記載の果菜物包装機は、上記請求
項1,2又は3記載の作用と併せて、果菜物搬送手段を
駆動して、多数の果菜物を整列(例えば1列)して被覆
台側部に搬送供給し、果菜物供給手段を駆動して、被覆
台側部に搬送された果菜物を、被覆台の出没孔直下に供
給(例えば1個又は複数個)するので、果菜物を供給す
る作業が機械的に行える。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、果菜物が収納許容さ
れる大きさに保護カバーを拡張し、その拡張した保護カ
バー内に対して果菜物を押込み収納するので、果菜物A
の収納動作及び保護カバーDの拡張動作が一挙に行え、
果菜物に付与される接触抵抗が小さく、従来例のように
果菜物の表皮に傷が付いたり、表皮が剥離したりするの
を確実に防止することができ、果菜物を包装する作業が
簡単且つ容易に行える。
【0015】しかも、果菜物全体を包装体で被覆包装し
て保護カバー内に押込み収納するので、保管時及び運搬
時に於いて、果菜物の外周面に病害虫が付いたり、汚れ
や傷等が付いたりするのを確実に防止することができ
る。且つ、包装体の表面側に、例えば品種、品名、生産
地、生産者等を表示することで、出荷時及び販売時に於
いて、ネット状に形成した保護カバーを介して、包装体
に表示を外側から目視確認することができ、果菜物の管
理及び取扱いが容易に行える。
【0016】さらに、複数の拡張体により保護カバーを
拡張した状態に保持するので、保護カバー内に対して果
菜物を収納する作業が容易に行える。収納後、複数の拡
張体を閉状態に回動復帰させ、次の保護カバーを被覆セ
ットするので、果菜物を収納する作業が即行える。
【0017】さらにまた、果菜物搬送手段により搬送さ
れる多数の果菜物を、果菜物供給手段により保持して被
覆台の出没孔直下に順次供給するので、果菜物を供給す
る作業が機械的に行え、包装作業の能率アップが図れ
る。且つ、保護カバーを被覆セットする作業と、包装済
みの果菜物を回収する作業を人為的に行うので、熟練を
必要とせず、作業が単純であるため、未経験者でも包装
作業が即行える。
【0018】
【実施例】図面は、果菜物全体を包装体と保護カバーで
包装する作業に用いられる果菜物包装機を示し、図1及
び図2に於いて、この果菜物包装機1は、等階級別に選
別した果菜物A…を、機本体2の一側部に配設した搬送
コンベア3で搬送路上の吸着位置aに搬送し、その果菜
物Aを、同側上部に配設した移載機構4で吸着保持し
て、吸着位置a側部の移載位置bに配設した供給機構5
に供給する。供給機構5は、その果菜物Aを、機本体2
の中央上部に架設した支持台37下部の持上げ位置cに
供給する。
【0019】機本体2の一側上部に配設した繰出し機構
6は、ロール状に巻回された包装シートBを支持台37
下部に繰出し供給し、同側上部に配設した切断機構7
は、果菜物Aの外面全体が覆われる大きさに包装シート
Bを分離する。
【0020】支持台37下部に配設した持上げ機構8
は、持上げ位置cに供給した果菜物Aを上方に持上げて
包装シートBの下面側中央部に押付け、支持台37上部
の被覆台38に被覆セットされた保護カバーD内に果菜
物Aを押込み、果菜物Aの外面全体が覆われる状態に包
装シートBと保護カバーDで包装する。
【0021】搬送コンベア3は、所定サイズ(例えば
大、中、小)の果菜物Aが一個載置される大きさに形成
した載置台13を搬送路上に多数配列し、減速機付き駆
動モータ(図示省略)の駆動力により載置台13…を搬
送方向に移動して、載置台13に載置された果菜物A
を、搬送路上に設定した吸着位置aに順次供給する。
【0022】なお、載置台13の載置面は、例えば軟質
樹脂、合成ゴム等の弾性を有する緩衝材(図示省略)で
被覆又は形成している。
【0023】移載機構4は、後述する吸着子14が取付
けられた移動枠15を、搬送コンベア3上に設定した吸
着位置a上方と、その側部に設定した移載位置b上方と
の間に架設した移動用シリンダ16に対して水平移動可
能に取付けている。移動用シリンダ16は、移動枠15
を、吸着位置a上方と移載位置b上方とに水平移動す
る。
【0024】移動枠15に固定した昇降用シリンダ17
は、そのロッド端部に取付けられた吸着子14を、吸着
位置a上方と移載位置b上方に往復移動するとき、その
水平移動が許容される高さ位置に上昇し、吸着位置a上
方と移載位置b上方に停止したとき上下動する。
【0025】吸着子14は、例えば、吸気用ブロワ、真
空ポンプ等の負圧発生手段(図示省略)に接続され、吸
着位置a上方に於いて、搬送コンベア3の載置台13に
載置された果菜物Aの上部周面に吸着子14を密着させ
て、その吸着子14の吸着面に生じる負圧により吸着保
持する。移載位置b上方に於いて、吸着子14で吸着保
持した果菜物Aを移載機構5の移動台18に移載し、吸
着子14による吸着を解除する。
【0026】供給機構5は、一つの果菜物Aが載置され
る大きさ及び形状に形成した移動台18を、搬送コンベ
ア3の一側縁部に近接及び略水平となる高さに架設した
ロッドレス型の移動用シリンダ19に対して水平移動可
能に取付けている。
【0027】移動用シリンダ19は、上述した移載機構
4の吸着子14により吸着保持した果菜物Aが移載され
る移載位置bと、支持台37の中央面に形成した出没孔
37a直下の持上げ位置cとに移動台18を水平移動す
る。
【0028】移動台18の上面側中央面に形成した出没
孔18aは、後述する持上げ機構8の持上げ台35が出
没許容される大きさ及び形状に形成(例えばU字形、O
字形又はその他の類似する形状等)され、その出没孔1
8の上面側周縁部には、例えば軟質樹脂、合成ゴム等の
弾性及び柔軟性を有する緩衝材18bを敷設している。
なお、移動台18を、例えば、チェーン、ベルト等で構
成される無端帯(図示省略)に連結して水平移動又は周
回移動させてもよい。
【0029】繰出し機構6は、図3にも示すように、機
本体2の上面側中央部に架設した支持台37よりも下部
に、一対の挾持体20,20が取付けられた可動枠21
を繰出し方向に対して水平移動可能に架設している。
【0030】可動枠21の両端部には、繰出し経路の始
端側両側部に軸支したスプロケット23と、終端側両側
部に軸支したスプロケット23との間に張架した牽引チ
ェーン24の端部を固定している。
【0031】終端側下部に配設した減速機付き移動用モ
ータ25は、スプロケット26,27及び駆動チェーン
28を介して、牽引チェーン24を繰出し方向に対して
正逆回転させ、可動枠21を、後述する切断機構7の受
け板30上に繰出された包装シートBの繰出し側端部が
挾持体20,20で挾持される前進位置と、果菜物Aの
外周面全体が覆われる大きさに挾持体20,20で挾持
した包装シートBが引出される後退位置とに前後動す
る。
【0032】可動枠21の両端部には、包装シートBの
繰出し側端部が挾持される間隔に隔てて一対の挾持体2
0,20を取付けている。その後方側に固定した挾持用
シリンダ22は、後述する切断機構7の受け板30上に
繰出された包装シートBの繰出し側端部を挾持する閉状
態と、その挾持が解除される開状態とに挾持体20,2
0を開閉動作する。
【0033】繰出し側に配設したロール装填部29に
は、果菜物Aの外周面が覆われる大きさ(横幅)に形成
した包装シートB(例えばシート、フィルム、不織布、
紙等)をロール状に巻回して装填している。包装シート
Bは、下部両側に軸架した支持ローラ29a,29aの
間に対して回転可能に載置され、後述する切断機構7の
受け板30上に対して適宜長さ繰出し供給される。
【0034】切断機構7は、受け板30上に繰出される
包装シートBの上下面と対向して押え部材31と切断刃
32を配設し、受け板30上部に配設した押え用シリン
ダ33は、押え部材31を、切断刃32で切断する部分
を避けて包装シートBの上面側に対して押圧される位置
と、その押圧が解除される位置とに上下動する。
【0035】受け板30下部に配設した切断用シリンダ
34は、切断刃32を、上述した繰出し機構6による包
装シートBの繰出し動作が許容される降下位置と、押え
部材31で押圧した包装シートBが幅方向に切断される
上昇位置とに上下動する。
【0036】持上げ機構8は、支持台37の出没孔37
a直下であって、上述した供給機構5による果菜物Aの
供給移動が許容される高さ位置に持上げ台35を配設し
ている。持上げ台35は、移動台18の出没孔18a及
び支持台37の出没孔37aに対して出没許容される大
きさであって、果菜物Aが定姿勢に保持される形状に形
成され、その持上げ台35の載置面は、例えば軟質樹
脂、合成ゴム等の弾性を有する緩衝材(図示省略)で被
覆又は形成している。
【0037】持上げ位置c下部に配設した持上げ用シリ
ンダ36は、持上げ台35を、支持台37の出没孔37
a直下に移動した移動台18よりも下方に降下される降
下位置と、後述する被覆台38に被覆セットされた保護
カバーD内に対して果菜物Aが押込み収納される上昇位
置とに上下動する。
【0038】被覆台38は、支持台37を、上述した繰
出し機構6による包装シートBの繰出し動作が許容され
る高さ位置に水平架設し、支持台37の上面側四隅部
に、出没孔37aを中心として、板状又は棒状に形成し
た4本の拡張体39…を等間隔に隔てて取付けて構成し
ている。
【0039】支持台37の出没孔37aは、持上げ台3
5及びその持上げ台35に載置された果菜物Aの通過が
許容される大きさ及び形状に形成している。
【0040】拡張体39の先端部は、保護カバーDの下
端側周縁部が保持される大きさ及び角度に折曲げ形成し
ている。
【0041】拡張体39の基端部は、支持台37の上面
側角隅部に対して回動可能に枢着され、保護カバーDが
筒状又は円錐状に保持される閉状態と、果菜物Aの外周
面に対して被覆可能な大きさに保護カバーDが拡張され
る開状態とに回動可能に設けると共に、支持台37の角
隅部に拡張体39の基端部を当接して、所定の開角度に
回動規制している。
【0042】拡張体39の基端部と、支持台37の角隅
部との対向面間に装填したコイルスプリング40は、拡
張体39を、保護カバーDの下端側内部に対して挿入可
能な閉角度に回動復帰される方向に回動付勢している。
なお、コイルスプリング40に代えて、例えばコイルバ
ネ、板バネ等の弾性体を用いてもよく、また、拡張体3
9自体の自重を利用して閉方向に回動付勢してもよい。
【0043】支持台37の両側端部に固定した拡張用シ
リンダ41は、そのロッド端部を可動板42の下面側基
端部に固定すると共に、その可動板42の下面側両端部
に固定した突起43を拡張体39の上面側基端部に当接
して、可動板42を上昇停止したとき、拡張体39を、
保護カバーDが筒状又は円錐状に保持される閉角度に回
動規制する。
【0044】可動板42を降下作動したとき、コイルス
プリング40の弾性に抗して、拡張体39の基端部を押
下し、拡張体39を、果菜物Aの押込みが容易に行える
大きさに保護カバーDが拡張保持される開角度に回動す
る。
【0045】なお、保護カバーDは、合成樹脂(例えば
発泡スチロール、その他の樹脂)により果菜物Aの外周
面と対応する大きさに拡縮可能に形成している。
【0046】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、果菜物包装機1により果菜物Aを包装シート
Bと保護カバーDで包装するときの動作を説明する。先
ず、図1、図2に示すように、等階級別に選別された果
菜物A…を、搬送コンベア3の載置台13…に対して1
個ずつ載置する。
【0047】搬送コンベア3上の吸着位置aに、果菜物
Aが載置された載置台13を搬送停止したとき、移載機
構4を駆動して、載置台13に載置された果菜物Aを吸
着子14で吸着保持し、吸着子14で吸着保持した果菜
物Aを吸着位置aから移載位置bに移動して、移載位置
bに待機する供給機構5の移動台18に移載する。
【0048】吸着子14による吸着を解除した後、その
吸着子14を、吸着位置aと移載位置bに往復移動し
て、搬送コンベア3の載置台13に載置された果菜物A
を吸着子14で吸着保持し、供給機構5の移動台18に
移載する。
【0049】一方、図3、図4に示すように、繰出し機
構6を駆動して、受け板30上に繰出された包装シート
Bの繰出し側端部を左右一対の挾持体20,20で挾持
し、挾持体20,20で挾持した包装シートBを支持台
37下部に所定長さ引き出すと共に、包装シートBの繰
出し量を検知センサ(例えばエンコーダ、リミットスイ
ッチ等)で検知して、果菜物A全体を被覆するのに必要
な長さだけ包装シートBを繰出す。
【0050】機本体2の作業側に待機する作業者の手又
は機械的手段により保護カバーDの下端側を若干拡張
し、被覆台38を構成する拡張体39…の先端側に被覆
セットする。
【0051】次に、供給機構5を駆動して、果菜物Aが
載置された移動台18を、支持台37の出没孔37a直
下に水平移動した後、図5に示すように、持上げ機構8
を駆動して、移動台18の出没孔18aに対して持上げ
台35を下方から挿入し、移動台18に載置された果菜
物Aを持上げ台35により上方に持上げる。
【0052】その直前に、切断機構7を駆動して、受け
板30上に繰出された包装シートBを押え部材31で押
圧し、その包装シートBを切断刃32で幅方向に切断し
て、果菜物Aの外面全体が覆われる大きさに包装シート
Bを分離し、挾持体20,20による挾持を解除する。
【0053】同時に、持上げ台35に載置された果菜物
Aを、支持台37下部に繰出された包装シートBの下面
側中央部に押付けながら上方に持上げ、支持台37の出
没孔37aに対して果菜物A全体を下方から挿入する。
【0054】同時に、被覆台38に取付けた拡張体39
…を開方向に回動して、保護カバーDの下端側を果菜物
Aの押込み収納が容易に行える大きさに拡張及び保持す
る。また、果菜物A自体により拡張体39…を外側に押
広げてもよい。続いて、図6に示すように、保護カバー
D内に対して果菜物A及び包装シートBを下方から押込
み収納し、その果菜物Aの外周面が覆われる状態に包装
シートBを被覆すると共に、その包装シートBで覆われ
た果菜物Aの外周面に保護カバーDを被覆する。保護カ
バーD自体の復元力により、果菜物Aの外周面に対して
包装シートBと保護カバーDが密着した状態に被覆さ
れ、図7に示すように、果菜物A全体を包装シートBと
保護カバーDで一挙に包装することができる。
【0055】次に、包装済みの果菜物Aを作業者の手又
は機械的手段により保持して、被覆台38から取除き及
び回収し、次工程(例えば、箱詰め工程)に供給する。
拡張体39…を閉状態に回動復帰させた後、予め準備し
た保護カバーDを拡張体39…の先端側に被覆セットす
る。
【0056】持上げ機構8の持上げ台35を、移動台1
8よりも下方に降下した後、移動台18を移載位置bに
復帰移動させる。以下同様に、移動台18を、移載位置
bと持上げ位置cに往復移動して、移動台18に載置さ
れた果菜物Aを、支持台37の出没孔37a直下に供給
し、移動台18に載置された果菜物Aを持上げ台35で
上方に持上げて、被覆台38に被覆セットされた保護カ
バーD内に対して果菜物Aと包装シートBを押込み収納
し、果菜物Aの外面全体を包装シートBと保護カバーD
で包装する作業を継続して行う。
【0057】以上のように、被覆台38を構成する拡張
体39…を開方向に回動して、その拡張体39…の先端
側に被覆セットされた保護カバーDを果菜物Aが収納許
容される大きさに拡張し、その保護カバーD内に対して
果菜物Aを下方から押込み収納するので、果菜物Aの収
納動作及び保護カバーDの拡張動作が一挙に行えると共
に、果菜物Aに付与される接触抵抗が小さく、従来例の
ように果菜物Aの表皮に傷が付いたり、表皮が剥離した
りするのを確実に防止することができ、果菜物A全体を
包装する作業が簡単且つ容易に行える。
【0058】しかも、果菜物A全体を包装シートBで被
覆包装して保護カバーD内に押込み収納するので、保管
時及び運搬時に於いて、果菜物Aの外周面に病害虫が付
いたり、汚れや傷等が付いたりするのを確実に防止する
ことができる。且つ、包装シートBの表面側に、例えば
品種、品名、生産地、生産者等を表示することで、出荷
時及び販売時に於いて、ネット状に形成した保護カバー
Dを介して、包装シートBの表示(例えば文字、図柄
等)を外側から目視確認することができ、果菜物Aの管
理及び取扱いが容易に行える。
【0059】さらに、搬送コンベア3により搬送される
果菜物A…を吸着子14で吸着保持して移動台18に移
載し、移動台18に載置された果菜物Aを、被覆台38
を構成する支持台37の出没孔37a直下に順次供給す
るので、果菜物Aを供給する作業が機械的に行え、包装
作業の能率アップが図れる。且つ、保護カバーDを被覆
セットする作業と、包装済みの果菜物Aを回収する作業
を人為的に行うので、熟練を必要とせず、作業が単純で
あるため、未経験者でも包装作業が即行える。
【0060】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の包装体は、実施例の包装シートB
に対応し、以下同様に、被覆台は、被覆台38及び支持
台37に対応し、被覆台の孔部は、支持台37の出没孔
37aに対応し、カバー被覆手段は、拡張体39、拡張
用シリンダ41、可動板42、突起43に対応し、果菜
物収納手段は、持上げ機構8及び持上げ台35に対応
し、拡張体回動手段は、コイルスプリング40、拡張用
シリンダ41、可動板42、突起43に対応し、包装体
供給手段は、繰出し機構6及び挾持体20に対応し、果
菜物搬送手段は、搬送コンベア3及び載置台13に対応
し、果菜物供給手段は、移載機構4及び吸着子14、供
給機構5及び移動台18に対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0061】上述した実施例の移動枠15と、移動台1
8と、持上げ台35とをネジ軸(図示省略)に係合し、
減速機付きモータ(図示省略)によりネジ軸を正逆回転
して予め設定した位置に移動してもよく、また、チェー
ン、ベルト等の無端帯を正逆回転して予め設定した位置
に移動してもよい。
【0062】加えて、例えば、予め果菜物Aの外面全体
が覆われる大きさに形成した包装シートBを1枚ずつ支
持台37下部に供給してもよい。
【0063】また、作業者の手又は機械的手段で保持し
た果菜物Aを、供給機構5の移動台18に直接載置して
供給してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 果菜物包装機の全体構成を示す平面図。
【図2】 果菜物包装機による包装動作を示す側面図。
【図3】 包装シートの繰出し状態を示す側面図。
【図4】 果菜物、包装シート、保護カバーのセット状
態を示す側面図。
【図5】 果菜物の持上げ状態及び保護カバーの拡張状
態を示す側面図。
【図6】 果菜物及び包装シートの押込み状態を示す側
面図。
【図7】 包装シート及び保護カバーによる果菜物の包
装状態を示す斜視図。
【符号の説明】
A…果菜物 B…包装シート D…保護カバー 1…果菜物包装機 3…搬送コンベア 4…移載機構 5…供給機構 6…繰出し機構 7…切断機構 8…持上げ機構 13…載置台 14…吸着子 18…移動台 20…挾持体 35…持上げ台 37…支持台 37a…出没孔 38…被覆台 39…拡張体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】拡縮可能に形成した保護カバーを果菜物の
    外周面に対して被覆する果菜物包装機であって、上記保
    護カバーを被覆する被覆台の上面側に、上記果菜物が通
    過許容される孔部を設け、上記被覆台に形成した孔部上
    方に、該孔部に対して連通した状態に保護カバーを保持
    し、該保護カバーを果菜物が収納許容される大きさに拡
    張するカバー被覆手段を設け、上記被覆台に形成した孔
    部下方に、該孔部直下に供給された果菜物を上記カバー
    被覆手段で保持した保護カバー内に対して収納する果菜
    物収納手段を設けた果菜物包装機。
  2. 【請求項2】上記カバー被覆手段を、上記被覆台に形成
    した孔部を中心として、該被覆台の上面側に複数の拡張
    体を回動可能に枢着し、上記拡張体を、上記保護カバー
    が保持される閉状態に対して回動復帰可能に設けると共
    に、上記拡張体を、上記保護カバーが保持される閉状態
    と、該保護カバーが拡張される開状態に回動する拡張体
    回動手段を設けて構成した請求項1記載の果菜物包装
    機。
  3. 【請求項3】上記被覆台に被覆された保護カバー内に対
    して果菜物を収納する前に、該被覆台下部に果菜物の外
    周面が覆われる大きさに形成したシート状の包装体を供
    給する包装体供給手段を設けた請求項1又は2記載の果
    菜物包装機。
  4. 【請求項4】上記被覆台の側部に、多数の果菜物を整列
    して搬送する果菜物搬送手段と、上記果菜物搬送手段に
    より搬送される果菜物を、上記被覆台の出没孔直下に供
    給する果菜物供給手段を設けた請求項1,2又は3記載
    の果菜物包装機。
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