JP3148502B2 - 梱包用緩衝体製造装置 - Google Patents

梱包用緩衝体製造装置

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JP3148502B2
JP3148502B2 JP03268594A JP3268594A JP3148502B2 JP 3148502 B2 JP3148502 B2 JP 3148502B2 JP 03268594 A JP03268594 A JP 03268594A JP 3268594 A JP3268594 A JP 3268594A JP 3148502 B2 JP3148502 B2 JP 3148502B2
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昭彦 柳沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は梱包用緩衝体製造装置に
係り、たとえば、不要紙、古紙、籾殻、不要布、古布な
どを所定の大きさに破砕・細断し、これらをフィルムに
よって包装して機械部品や瓶類等の梱包用緩衝体を製造
するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の梱包用緩衝体は、梱包用
緩衝材として、たとえば、別に製造されたプラスチック
系の発泡材を手作業によって袋詰めして形成したり、筒
状のフィルム内に圧縮空気とともに発泡材を送り込んで
充填し、この筒状のフィルムの開口部をヒートシールし
て袋詰めした状態に製造するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境上の配慮か
ら、プラスチック系の発泡材や廃棄処理難物質を梱包用
緩衝材としての使用が困難な状況にある。そこで、新聞
・雑誌等の不要紙等を機械部品や瓶類等の梱包時の緩衝
用素材として利用し、この素材を所定の大きさに切断す
るとともに、これらの素材を自動的に包装して梱包用緩
衝体に形成する製造装置の開発が要望されている。な
お、切断した素材や成形された緩衝用材を手作業によっ
て袋詰めして梱包用緩衝体を形成することは作業能率上
好ましくなく、また、従来の緩衝材は梱包用として製造
するためコストアップの原因となっている。
【0004】そこで、本発明は、このような課題に鑑み
てなされたもので、緩衝用素材を所定の大きさに切断す
るとともに、これらの切断片の所定量をフィルムにて自
動的に包装して梱包用緩衝体を形成することができ、こ
のため、緩衝用素材として不要紙、古紙、籾殻、不要
布、古布などの廃棄材を有効利用することができ、省力
化と環境適応性が良く、機械部品や瓶類等の梱包に好ま
しい梱包用緩衝体を安価に得ることができる梱包用緩衝
体製造装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の梱包用緩
衝体製造装置は、緩衝用素材を所定の大きさに切断して
排出する素材切断機構と、この素材切断機構の下方に位
置して配設され、上面を開放した収容凹部を有し、この
収容凹部内に包装用フィルムを介して前記素材切断機構
から排出される切断片を所定量収容する収容体と、この
収容体上の前記包装用フィルムの周側部を集めて前記所
定量の切断片を包み込むとともにこの包装用フィルムの
周側部を集めた集束部をシールして包装する包装機構
と、前記収容凹部内からの空気の吸引および前記収容凹
部内への空気の排出を行う切替え可能なエアポンプ機構
を有する吸引排出手段とを具備し、前記吸引排出手段の
前記 エアポンプ機構による前記収容凹部内からの空気の
吸引により、前記包装用フィルムが前記収容凹部に沿っ
て接合状態に配設され、前記吸引排出手段の前記エアポ
ンプ機構による前記収容凹部内への空気の排出により、
前記包装機構による包装にて形成された緩衝体が前記収
容凹部内から排出されるものである
【0006】請求項2記載の梱包用緩衝体製造装置は、
緩衝用素材を所定の大きさに切断して排出する素材切断
機構と、この素材切断機構の下方に位置して配設され
前記素材切断機構から排出される切断片を落下させる
下孔を有し包装用フィルムを支持するフィルム支持体
と、このフィルム支持体上に前記落下孔を塞ぐ状態に展
開して包装用フィルムを供給するフィルム供給機構と、
前記フィルム支持体の前記落下孔の下方に位置して配設
され、上面を開放した収容凹部を有し、この収容凹部内
に前記落下孔から落下する切断片を前記包装用フィルム
を介して所定量収容する収容体と、この収容体上の前記
包装用フィルムの周側部を集めて前記所定量の切断片を
包み込むとともにこの包装用フィルムの周側部を集めた
集束部をシールして包装する包装機構と、前記収容凹部
内からの空気の吸引および前記収容凹部内への空気の排
出を行う切替え可能なエアポンプ機構を有する吸引排出
手段とを具備し、前記吸引排出手段の前記エアポンプ機
構による前記収容凹部内からの空気の吸引により、前記
包装用フィルムが前記収容凹部に沿って接合状態に配設
され、前記吸引排出手段の前記エアポンプ機構による前
記収容凹部内への空気の排出により、前記包装機構によ
る包装にて形成された緩衝体が前記収容凹部内から排出
されるものである。
【0007】求項記載の梱包用緩衝体製造装置は、
請求項2記載の梱包用緩衝体製造装置において、そのフ
ィルム供給機構は、フィルム支持体の一側部に配設され
包装用フィルムを繰り出すフィルム繰出手段と、前記フ
ィルム支持体の他側部に配設され前記フィルム繰出手段
から引き出したフィルムを落下孔を塞ぐ状態にフィルム
支持体上に展開する進退自在のフィルム引出手段と、前
記フィルム繰出手段の近傍部に設けられ前記フィルム引
出手段によって引き出されたフィルムを所定位置で切断
するフィルム切断手段と、からなるものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の梱包用緩衝体製造装置では、素
材切断機構にて緩衝用素材が所定の大きさに切断される
とともに、これらの切断片は素材切断機構の下方に排出
される。また、素材切断機構から排出される各切断片は
包装用フィルムを介して収容体上に順次収容される。
【0009】また、この収容体の包装用フィルム上に所
定量の切断片が集積収容されると、包装機構にて収容体
上のフィルムの周側部が寄せ集められて所定量の切断片
が包み込まれるとともに、このフィルムの周側部を寄せ
集めた集束部がシールされる。そして、収容体上の所定
量の切断片はフィルムにて包装されて所定の大きさの梱
包用の緩衝体が形成される。
【0010】請求項2記載の梱包用緩衝体製造装置で
は、フィルム供給機構からフィルム支持体上に向かって
包装用フィルムを供給するとともに、この包装用フィル
ムをフィルム支持体の落下孔を塞ぐ状態に展開してフィ
ルム支持体上に支持させる。
【0011】また、素材切断機構にて緩衝用素材が所定
の大きさに切断されるとともに、これらの切断片は素材
切断機構の下方に排出される。また、素材切断機構から
排出される各切断片はフィルム支持体の落下孔から包装
用フィルムを介して収容体上に順次収容される。
【0012】また、この収容体の包装用フィルム上に所
定量の切断片が集積収容されると、包装機構にて収容体
上のフィルムの周側部が寄せ集められて所定量の切断片
が包み込まれるとともに、このフィルムの周側部を寄せ
集めた集束部がシールされる。そして、収容体上の所定
量の切断片はフィルムにて包装されて所定の大きさの梱
包用の緩衝体が形成される。
【0013】求項記載の梱包用緩衝体製造装置で
は、フィルム引出手段を支持体の一側部のフィルム繰出
手段に向かって進出させるとともに、このフィルム引出
手段をフィルムの引出位置に停止される。そして、この
フィルム引出手段にてフィルム繰出手段のフィルムの引
出端部を保持するとともに、このフィルム引出手段を支
持体の他端部に向かって後退させると、このフィルムは
フィルム繰出手段から順次引き出され、このフィルムは
支持体の落下孔を塞ぐ状態に展開されて支持体上に支持
されるとともにフィルム引出手段の後退動作を停止す
る。
【0014】そして、フィルム切断手段を作動させるこ
とにより、このフィルム切断手段によって支持体上のフ
ィルムはフィルム繰出手段の近傍部の所定の位置から切
断され、所定の大きさの包装用のフィルムが形成され
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0016】1は機枠で、この機枠1はベース2を有
し、このベース2の前後左右の下部には車輪3が回転自
在に軸架されている。また、前記ベース2の周側上部に
は板状の側枠4が立設固定され、この側枠4の上部には
板状のフィルム支持体5が水平状に一体に固着され、こ
のフィルム支持体5の中心部には後述する多量の切断片
を案内落下する円形状の落下孔6が形成されてるととも
に、このフィルム支持体5の上面部の全面には後述する
包装用のフィルムを前記落下孔6から引き出す際にフィ
ルムが密着しないように凹凸状に形成されている。
【0017】また、前記フィルム支持体5の下方部に位
置して前記側枠4には板状の取付体7が水平状に一体に
固着され、この取付体7の中心部には前記落下孔6の直
下に位置してこの落下孔6より大径の円形状の案内通孔
8が穿設されている。さらに、前記フィルム支持体5の
上方部に位置して前記側枠4の上端部には支持基板9が
水平状に一体に固着され、この支持基板9の中心部には
前記落下孔6の上方部に位置して落下孔6に連通する円
形状の案内孔10が形成されている。
【0018】つぎに、11は不要紙、古紙、籾殻、不要
布、古布などの緩衝用素材Aを所定の大きさに破砕・細
断する素材切断機構で、この素材切断機構11は、前記支
持基板9上に固定された枠体12を有し、この枠体12の上
下方向の略中間部には取付基板13が水平状に一体に固着
され、この取付基板13の中心部には上面を開口した漏斗
状の案内体14が一体に固着され、この案内体14の下端部
に開口された排出口15は前記支持基板9の案内孔10に連
通状態に配設されている。
【0019】また、前記漏斗状の案内体14の上方に位置
して前記枠体12の両側部には緩衝用素材Aを緩衝に適し
た所定の大きさの切断片として切断すなわち細断する一
対の切断ローラ16が回転自在に並設軸架されている。こ
の一対の切断ローラ16は、前記枠体12の両側部に相対し
て配設支持された一対の軸受体17にそれぞれ回転自在に
軸架された回転軸18を有し、この一対の回転軸18には軸
方向に円板状の多数の切断刃19がそれぞれ接合状態に並
設固定され全体的には多数の切断刃19にてローラ状刃体
20が構成されている。
【0020】そして、前記一対の切断ローラ16が互いに
反対方向の内側に向かって回転されることにより、この
一対の切断ローラ16のローラ状刃体20間に供給される緩
衝用素材Aはローラ状刃体20にて緩衝に適した所定の大
きさの短冊状またはチップ状の切断片として細断され、
この多数の切断片は前記漏斗状の案内体14から案内孔10
を介して落下孔6内に落下されるようになっている。
【0021】また、前記一対の切断ローラ16の回転軸18
の一端部には互いに噛合した歯車21がそれぞれ固着さ
れ、この一方の回転軸18の一端部にはプーリ22が固着さ
れている。また、前記取付基板13の一側部にはモータ23
が固定され、このモータ23の回転軸24に固着されたプー
リ25と前記プーリ22との間には無端ベルト26が回行自在
に懸架されている。そして、前記モータ23の回転軸24が
回転されることにより、前記無端ベルト26及び一対の歯
車21を介して前記一対の切断ローラ16が互いに反対方向
の内側に向かって回転されるようになっている。
【0022】さらに、前記取付基板13の他側部には支持
フレーム27が一体に立設され、この支持フレーム27と前
記枠体12の他側部から外方に向かって突設された突出支
枠28との間には前記一対の切断ローラ16に向かって緩衝
用素材Aを供給する搬入コンベヤ29が配設されている。
この搬入コンベヤ29は、相対してそれぞれ離間して回転
自在に配設した駆動軸30と従動軸31との間に無端回行体
32を回行自在に懸架して構成されている。
【0023】また、前記突出支枠28には前記搬入コンベ
ヤ29を底部として搬入コンベヤ29を囲んだ素材バケット
33が固着され、この素材バケット33の内端下部と前記搬
入コンベヤ29の搬出端部との間には素材搬出口34が開口
形成されている。そして、前記搬入コンベヤ29を底部に
有する前記素材バケット33内には前記緩衝用素材Aを収
容するようになっている。
【0024】また、前記搬入コンベヤ29の搬出端部には
緩衝用素材Aを前記一対の切断ローラ16に向かって案内
するシュート35が配設固定され、このシュート35の搬出
側と前記枠体12との間には素材案内口36が開口形成され
ている。
【0025】また、前記支持フレーム27にはプーリ37が
回転自在に軸架され、このプーリ37と前記モータ23の回
転軸24に固着されたプーリ(図示せず)との間には無端
ベルト38が回行自在に懸架されている。また、前記プー
リ37の回転軸39と前記搬入コンベヤ29の駆動軸30との間
にはそれぞれのプーリ(図示せず)を介して無端ベルト
40が回行自在に懸架されている。
【0026】そして、前記モータ23からの出力によって
前記搬入コンベヤ29の無端回行体32は図中矢印の前記一
対の切断ローラ16に向かって回行され、この無端回行体
32上の前記素材バケット33内に収容された緩衝用素材A
が素材搬出口34から搬出されるようになっている。
【0027】つぎに、41は昇降機構で、この昇降機構41
は、前記取付体7の案内通孔8の開口縁部の近傍部と前
記ベース2との間に軸受体42を介して回転自在に支持さ
れた垂直状の螺杆43を有し、この螺杆43は連動媒体44を
介してモータ45に回転自在に連動連結され、このモータ
45は前記ベース2上に固定されている。
【0028】また、前記螺杆43にはナット体46を介して
昇降板47が昇降自在に取着され、この昇降板47に一体に
立設固定された支柱48の上端部には支軸49を介して緩衝
用素材Aを切断した切断片を収容する収容体50が前後方
向に回動自在に軸着され、この収容体50は、前記案内通
孔8及び前記落下孔6に対して昇降できる大きさで上面
を開放した収容凹部51を有して椀形状に形成されてい
る。また、前記収容体50の底部の一側部と前記昇降板47
との間にはコイルスプリング52が張設されている。そし
て、前記コイルスプリング52によって支軸49を介して収
容体50は前記支柱48の上端部に水平状に支持され、か
つ、この収容体50が常時上向きに弾持されるようになっ
ている。
【0029】また、前記収容体50の両側部には可撓性の
複数の通気パイプ53の一端部がそれぞれ前記収容凹部51
に対して連通状態で固着され、この複数の通気パイプ53
の他端部には、この複数の通気パイプ53を介して前記収
容凹部51に対して空気を供給して排出したり空気を吸引
するバキューム弁及びソレノイドを有するエアポンプ機
構54が接続され、このエアポンプ機構54は前記ベース2
上に固定されている。
【0030】そして、前記複数の通気パイプ53及びエア
ポンプ機構54にて吸引排出手段55が構成され、この吸引
排出手段55の作動により前記収容体50の収容凹部51に沿
って後述する包装用フィルムを吸引して接合状態に配設
し、この包装用フィルム上の多数の切断片は収容凹部51
内に沈下されて収容され、かつ、この包装用フィルムに
て包装して形成される緩衝体を収容体50の収容凹部51か
ら排出するようになっている。
【0031】また、前記螺杆43の上端近傍部には前記ナ
ット体46を検知して前記モータ45に停止信号を出力する
上昇位置検知センサー56が吊持され、この上昇位置検知
センサー56からの停止信号によって前記モータ45の作動
を停止させるとともに、前記収容体50を上昇限界位置に
停止させ、すなわち、収容体50に緩衝用の切断片を収受
する位置として収容体50の上昇を停止させるようになっ
ている。
【0032】また、前記螺杆43の下端近傍部には前記ナ
ット体46を検知して前記モータ45に停止信号を出力する
下降位置検知センサー57が吊持され、この下降位置検知
センサー57からの停止信号によって前記モータ45の作動
を停止させるとともに、前記収容体50を下降限界位置に
停止させ、すなわち、収容体50内の緩衝体を排出する位
置として収容体50の下降を停止させるようになってい
る。
【0033】さらに、前記収容体50の下降方向の直下に
おいて前記ベース2上には収容体50を下降停止位置にお
いて前記支軸49を中心として反転させる柱状の邪魔体58
が垂直状に一体に立設され、この邪魔体58の上端部には
前記収容体50の下降限界位置に下降された収容体50の底
部を前記コイルスプリング52に抗して突き上げる作動部
59が前下方に傾斜して形成されている。
【0034】また、前記邪魔体58の前方部には排出シュ
ート60が前記ベース2上に配設され、この排出シュート
60は収容体50の反転回動により収容体50から排出される
緩衝体を前記排出シュート60を介して前方に向かって排
出するように前方に向って下降傾斜して形成されてい
る。さらに、前記排出シュート60の前方には緩衝体を排
出する排出口61が前記側枠4の前側部に開口形成されて
いる。
【0035】つぎに、62は前記収容体50上のフィルムの
周側部を集めて所定量の緩衝用の切断片を包み込むとと
もに、このフィルムの周側部を集めた集束部をヒートシ
ールする包装機構で、この包装機構62は、前記取付体7
の左右両側端部に位置して前後に相対して一体に立設さ
れたブラケット63を有し、この左右前後のブラケット63
間の上下部には案内杆64がそれぞれ平行かつ水平状に横
架固定され、このブラケット63間の上部前後の案内杆64
における一側部にはフィルムを集める略V字形状の集束
凹部65を内端部に有する一方の矩形板状のスライド体66
が摺動自在に取着され、かつ、この集束凹部65が前記落
下孔6の下部に対して進退動されるようになっている。
【0036】また、前記ブラケット26間の下部前後の案
内杆64における他側部にはフィルムを集める略V字形状
の集束凹部67を内端部に有する他方の矩形板状のスライ
ド体68が前記一方のスライド体66の下面部に対して近接
する状態で摺動自在に取着され、かつ、この集束凹部67
が前記落下孔6の下部に対して左右方向から進退して開
閉動されるようになっている。
【0037】また、前記上下一対のスライド体66,68の
一方側の外端縁部には、その長さ方向にラック69がそれ
ぞれ上下相対して連続形成され、この上下のラック69間
にはこの上下のラック69に噛合したピニオン70が回転自
在に軸架されている。また、前記他方のスライド体68の
他方側の端部に突設された連動アーム71にシリンダー装
置72のピストンロッド73の先端部が取着され、このシリ
ンダー装置72は前記取付体7上に固着されている。
【0038】そして、前記シリンダー装置72の作動によ
って伸縮されるピストンロッド73により、下部の他方の
スライド体68が前記案内孔6の下部に対して進退動され
るとともに、この他方のスライド体68に連動されてラッ
ク69、ピニオン70及びラック69を介して上部の一方のス
ライド体66が前記落下孔6の下部に対して進退動され、
この上下のスライド体66,68の集束凹部65,67によって
前記落下孔6の下側部が開閉され、この集束凹部65,67
によって包装用フィルムが左右方向の両側部から絞り込
まれるようになっている。
【0039】また、前記上下一対のスライド体66,68の
集束凹部65,67における内縁絞部の近傍下部にはスペー
サ74を介して連動フレーム75がそれぞれ相対して一体に
固着され、この相対する連動フレーム75の水平状部には
摺動板76がそれぞれスプリング77にて進退可能に支持さ
れ、この相対する摺動板76の対向する内端部の上下には
上部のフィルム挟持部78及び下部のフィルム挟持部79が
それぞれ形成されている。そして、前記スプリング77に
て前記摺動板76がそれぞれ附勢され、それぞれの上部の
フィルム挟持部78及び下部のフィルム挟持部79は常時前
記連動フレーム75の水平状部の内端部から内方に向かっ
て突出されるようになっている。
【0040】また、前記相対する摺動板76の上部には包
装用フィルムの集束部をヒートシールするヒータ80が前
記連動フレーム75にそれぞれ固着され、このヒータ80の
対向する内端部のヒートシール部81は前記摺動板76が後
退された際に前記上部のフィルム挟持部78及び下部のフ
ィルム挟持部79間から突出して包装用フィルムの集束部
をヒートシールするようになっている。
【0041】前記相対するヒータ80にはタイマー(図示
せず)が接続されており、この相対するヒータ80のヒー
トシール部81にて後述するように包装用フィルムfの集
束部を挟持した際に前記タイマーが作動されるとともに
前記ヒータ80に通電され、前記タイマーによる設定時間
が経過したときに前記ヒータ80に対する通電が解除され
るようになっている。前記タイマーによる設定時間は後
述するように包装用フィルムfの集束部を通気性を保有
した状態でヒートシールする時間となっている。なお、
前記相対する摺動板76には多数の放熱孔82が形成されて
いる。
【0042】さらに、前記他方のスライド体68のスライ
ド方向の外端部における中央部には回動中心軸83を介し
て包装用フィルムを前後方向から集める上下に重合した
前後一対の開閉杆84の交叉部がそれぞれ水平方向に回動
開閉自在に軸架されている。また、前記一対の開閉杆84
の外端下部にはスペーサ85を介してガイドローラ86がそ
れぞれ回転自在に軸架され、この一対の開閉杆84のガイ
ドローラ86は前記取付体7上に水平状に突設された相対
するカム87にそれぞれ係合されている。
【0043】また、前記一対の開閉杆84は前記回動中心
軸83に取着されたスプリング88にて付勢され、このスプ
リング88によって一対の開閉杆84のガイドローラ86はそ
れぞれのカム87に常時係合されるようになっているとと
もに、このカム87の外端部にガイドローラ86が係合した
状態では(他方のスライド体68が外方に開いた状態)こ
の一対の開閉杆84の集束杆部89は前記回動中心軸83を中
心として常時は前後方向に大きく開くようになってい
る。
【0044】そして、前記左右のスライド体66,68の集
束凹部65,67と前記前後の開閉杆84の集束杆部89とによ
り前記収容体50上のフィルムの周側部を集めて所定量の
緩衝用切断片を包み込むとともに、このフィルムの周側
部を集めた集束部を相対する上下のフィルム挟持部78,
79にて挟持し、集束凹部65,67が互いに更に近接方向に
移動されることにより上下のフィルム挟持部78,79が集
束部を介して互いに後退されるとともに、この上下のフ
ィルム挟持部78,79の間から突出されるヒータ80のヒー
トシール部81にてフィルムの集束部がヒートシールされ
て緩衝用切断片が包装されるようになっている。
【0045】つぎに、90は緩衝用切断片を包装するフィ
ルムを前記フィルム支持体5の落下孔6に供給するフィ
ルム供給機構で、このフィルム供給機構90は、フィルム
引出手段91、フィルム押え手段92、フィルム切断手段93
及びフィルム繰出手段94を備えて構成されている。
【0046】前記フィルム引出手段91は、前記支持体5
の上方部に位置して前記側枠4の相対する左右方向にお
ける前部間及び後部間に前後相対して同じレベルで水平
かつ平行状に配設固定された一対の丸棒状のガイドレー
ル95を有し、この一対のガイドレール95の長さ方向の一
端部に一対のガイド96を介して横長板状のベース体97が
前記一対のガイドレール95に沿って進退自在に支持され
ている。また、前記ベース体97の内端部にはその長さ方
向に沿って所定の間隔をおいて多数の案内凹部98が形成
され、この各案内凹部98間におけるベース体97の内側上
面部にはフィルムすべり止め用のすべり止め層を有する
フィルム支持部99が形成されている。
【0047】また、前記ベース体97の長さ方向の両端近
傍部の上部にはガイド体100が固着され、この両端部の
ガイド体100に案内杆101を介して昇降枠体102が昇降自
在に支持され、この昇降枠体102の内側下部に一体に垂
設された支持板103の下端部には前記各フィルム支持部9
9に対してフィルムを圧接挟持する昇降自在のウレタン
樹脂などの弾性材にて形成された丸棒状のフィルム押え
体104がそれぞれ一体に固着され、この各フィルム押え
体104間には前記各案内凹部98に対応する位置に案内部1
05が切欠形成されている。
【0048】さらに、前記ベース体97の長さ方向の略中
間部にはシリンダー装置106が固着され、このシリンダ
ー装置106の伸縮自在のピストンロッド107の上端部には
前記昇降枠体102の長さ方向の略中間部に止着されてい
る。そして、前記シリンダー装置106の作動により伸縮
されるピストンロッド107にて前記昇降枠体102が昇降さ
れるようになっている。
【0049】また、前記側枠4の相対する前後方向にお
ける左右部には回転軸108が相対して同じレベルで水平
かつ平行に回転自在に支持され、この左右部の回転軸10
8の両端近傍部にスプロケット109がそれぞれ固着され、
この相対する左右部のスプロケット109間には無端チェ
ーン110が回行自在に懸架され、この左右の無端チェー
ン110の回行上部における一側上部には前記ベース体97
の長さ方向の両端部が連結されている。また、前記一方
側の回転軸108の一端部にスプロケット111が固着され、
このスプロケット111と正逆転自在のモータ112の駆動軸
113の固着されたスプロケット114との間には無端チェー
ン115が回行自在に懸架され、このモータ112は前記側枠
4に固定されている。
【0050】さらに、前記シリンダー装置106にはピス
トンロッド107の昇降動により作動される第1のスイッ
チSW1が設けられているとともに、前記側枠4の一側部
にはフィルム引出終端部に移動した前記ベース体97の長
さ方向における一方の外縁部により作動される第2のス
イッチSW2が設けられている。
【0051】つぎに、前記フィルム押え手段92は、前記
フィルム支持体5の近傍に位置して前記側枠4の相対す
る前側部に支持具116にて同じレベルで水平かつ平行に
固定された一対の丸棒状のガイドレール117を有し、こ
の一対のガイドレール117にはガイド118を介して横長の
可動フレーム119が進退自在に吊持されている。また、
前記可動フレーム119の上端部に形成された水平状の支
持基板120には長さ方向に案内長溝121が形成され、この
案内長溝121の長さ方向の開口縁部には両端部の支脚122
を介して横杆123が水平状に一体に固着され、この横杆1
23の長さ方向には前記ベース体97の各案内凹部98と同じ
間隔をおいて多数の支持片124が前記案内長溝121の上方
部に向かって水平状に一体に突設されている。
【0052】また、前記可動フレーム119の下端部には
形成された水平状の取付基板125にはシリンダー装置126
が立設固定され、このシリンダー装置126のピストンロ
ッド127の上端部には昇降杆128が水平状に一体に固着さ
れ、この昇降杆128の長さ方向の上端部には前記各支持
片124と同じ間隔をおいてウレタン樹脂などの弾性材に
て形成された丸棒状の多数のフィルム押え体129がそれ
ぞれ一体に立設されている。この各フィルム押え体129
は、前記各案内凹部98内及び前記案内部105内に係合さ
れ、かつ、前記案内長溝121内に昇降自在に挿通される
形状に形成され、この各フィルム押え体129の上端部と
前記各支持片124の下面部とにより包装用フィルムを挟
持するようになっている。
【0053】さらに、前記支持基板120の長さ方向の一
端上部には前記ベース体97の一方の外縁部によって作動
される第3のスイッチSW3が設けられているとともに、
前記上記シリンダー装置126にはピストンロッド127の伸
縮により作動される第4のスイッチSW4が設けられてい
る。
【0054】つぎに、前記フィルム切断手段93は、前記
可動フレーム119の取付基板125における長さ方向の略中
間下部に取付けられたシリンダー装置130を有し、この
シリンダー装置130のピストンロッド131は前記取付基板
125の上方に伸縮自在に突出され、このピストンロッド1
31の上端部には昇降杆132の中間部が水平状に固着され
ている。また、前記昇降杆132の両端上部には支杆133を
介して昇降枠体134の両側下端部が一体に固着され、前
記両端部の支杆133は前記可動フレーム119の支持基板12
0に形成された両側の案内孔にブッシュ135を介して上下
動自在に挿通されている。
【0055】また、前記昇降枠体134の内側下部に一体
に垂設された支持板136にはこの支持板136の長さ方向に
沿って切断刃137が取付けられている。また、前記支持
板136の外側部の両側にはガイドピン138が突設され、こ
の両側のガイドピン138に、このガイドピン138を挿通し
た上下方向に長い案内長溝139を介して刃カバー体140が
上下動自在に支持され、この刃カバー体140の下端部に
は前記切断刃137に向って折曲した折曲片141が形成され
ている。また、前記刃カバー体140の両端上部がスプリ
ング142によって支持されている。
【0056】さらに、前記可動フレーム119の支持基板1
20の案内長溝121の開口縁上部には案内長溝121に沿って
ゴム製の細長長尺状の切断ベース143が一体に固着さ
れ、この切断ベース143の上面部には前記刃カバー体140
の折曲片141が係合するとともに、この切断ベース143の
垂直面から前記案内長溝121内に前記切断刃137が下降さ
れるようになっている。また、前記可動フレーム119の
取付基板125の両側にブッシュ144が取付けられ、この両
側のブッシュ144には前記昇降杆132の両側下部に垂直状
に突設された案内杆145が昇降自在に挿通されている。
また、前記シリンダー装置130にはピストンロッド131の
伸縮により作動される第5のスイッチSW5が設けられて
いる。
【0057】さらに、前記可動フレーム119の支持基板1
20における一側上部にはナット体146が固着され、この
ナット体146に回転軸147の一端部に形成されたねじ軸部
148が回転自在に挿通螺着され、この回転軸147の他端部
が前記側枠4に回転自在に挿通支持され、この回転軸14
7の他端部には操作ハンドル149が取付けられている。そ
して、前記操作ハンドル149を回転操作することにより
前記両側部のガイドレール117に沿って前記フィルム押
え手段92の設定位置が移動調節されるようになってい
る。
【0058】つぎに、前記フィルム繰出手段94は、前記
フィルム切断手段93の外側上方部に水平状に配設された
フィルム繰出軸150を有し、このフィルム繰出軸150の両
端部は前記側枠4に回転自在に支持されている。また、
前記フィルム繰出軸150にはフィルムfを巻回したフィ
ルムロールFが繰出自在に取付けられている。また、前
記フィルム繰出軸150の下方部にはフィルムfの繰出し
を案内する複数のガイドローラ151が回転自在に並設軸
架されている。
【0059】また、前記フィルムロールFのフィルムf
にはその巾方向両側縁部に所定の間隔毎に引出長さを表
示した検知マーク(図示せず)が形成され、この検知マ
ークを検知する長さ検知センサー152は前記フィルム押
え手段92のフィルム引出側に設けられている。この長さ
検知センサー152は前記フィルム押え手段92のフィルム
引出側の両側部に位置して上下に相対して配設された発
光素子153及び受光素子154からなっている。
【0060】つぎに、前記フィルム支持体5には前記収
容体50上にフィルムfを介して収容される緩衝用切断片
の収容量を検知する収容量検知センサー155が設けられ
ている。この収容量検知センサー155は、前記フィルム
支持体5の両端近傍部に位置して相対して配設された発
光素子156及び受光素子157からなっている。
【0061】また、前記取付体7には前記収容体50上に
てフィルムfにより包装された緩衝体の上端部を検知す
る緩衝体検知センサー160が設けられている。この緩衝
体検知センサー160は前記取付体7の案内通孔8の両側
部に相対して配設された発光素子161及び受光素子162か
らなっている。
【0062】また、前記機枠1の側枠4にはスタートス
イッチ158を有する制御装置(CPU)159が設けられて
いる。この制御装置159は、前記上昇位置検知センサー5
6、下降位置検知センサー57、収容量検知センサー155及
び緩衝体検知センサー160からの検知信号を入力し、前
記モータ23,45、吸引排出手段55、シリンダー装置72を
制御するようになっている。また、前記制御装置159
は、前記第1のスイッチSW1乃至SW5及び長さ検知センサ
ー152からの信号を入力し、前記モータ112、フィルム引
出手段91のシリンダー装置106、フィルム押え手段92の
シリンダー装置126及びフィルム切断手段93のシリンダ
ー装置130を制御するようになっている。
【0063】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0064】まず、素材切断機構11の素材バケット33内
に不要紙、古紙、不要布、古布、籾殻などの緩衝用素材
Aを順次供給すると、これらの緩衝用素材Aは素材バケ
ット33内の底部に位置する搬入コンベヤ29の無端回行体
32上に載置され、この無端回行体32上には緩衝用素材A
が所定量積み上げられる。
【0065】つぎに、スタートスイッチ158を押動操作
すると、このスタートスイッチ158からのスタート信号
が制御装置(CPU)159に入力され、この制御装置159
からモータ112の駆動回路に正転方向の作動信号が出力
され、このモータ112が起動されるとともに、このモー
タ112の駆動軸113にてスプロケット111,114及び無端チ
ェーン115を介して回転軸108が回転されるとともに、こ
の回転軸108の両端部にて相対するスプロケット109間の
両側の無端チェーン110がそれぞれ同時に同速で連動回
行され、この両側の無端チェーン110間にベース体97を
連結したフィルム引出手段91が両側のガイドレール95に
案内されつつフィルム押え手段92に向って移動される。
【0066】そして、前記フィルム引出手段91のベース
体97における各案内凹部98及びフィルム押え体104にお
ける案内部105がフィルム押え手段92の各フィルム押え
体129に係合するとともに、ベース体97の一方の外縁部
によってフィルム押え手段92における支持基板120の第
3のスイッチSW3が作動され、この第3のスイッチSW3か
らの信号が制御装置159に入力され、この制御装置159か
らモータ112の駆動回路に停止信号が出力され、このモ
ータ112の作動が停止され、フィルム引出手段91の移動
が停止される。
【0067】また、フィルム引出手段91の移動が停止さ
れると同時に、制御装置159からフィルム引出手段91の
シリンダー装置106の駆動回路に出力され、このピスト
ンロッド107が収縮下降されるとともに、昇降枠体102が
両端部の案内杆101を介してガイド体100に沿って下降さ
れ、この昇降枠体102の支持板103の下端部の各フィルム
押え体104がベース体97の各フィルム支持部99上に下降
される。そして、この各フィルム支持部99と各フィルム
押え体104との間にフィルム押え手段92の各支持片124と
各フィルム押え体129の上端部とによりあらかじめ挟持
されているフィルムfの引出端部が挟持される。
【0068】また、シリンダー装置106のピストンロッ
ド107にてフィルムfの引出端部を挟持する位置に各フ
ィルム押え体104が下降されると、このシリンダー装置1
06のピストンロッド107の収縮位置が第1のスイッチSW1
により検知され、この第1のスイッチSW1からの検知信
号が制御装置159に入力され、この制御装置159からフィ
ルム押え手段92のシリンダー装置126の駆動回路に出力
される。そして、このシリンダー装置126のピストンロ
ッド127が収縮下降されるとともに、このピストンロッ
ド127にて昇降杆128及び各フィルム押え体129が連動下
降され、この各フィルム押え体129の上端部が各支持片1
24から下方に離間され、この各支持片124と各フィルム
押え体129とによるフィルムfの引出端部の挟持が解除
される。
【0069】また、シリンダー装置126のピストンロッ
ド127の収縮下降によりフィルムfの引出端部の挟持が
解除されると、このピストンロッド127の収縮位置が第
4のスイッチSW4により検知され、この第4のスイッチS
W4からの検知信号が制御装置159に入力され、この制御
装置159からモータ112の駆動回路に出力信号が出力さ
れ、このモータ112が逆転方向に回転駆動される。
【0070】そして、このモータ112からの出力によっ
て無端チェーン115が逆転方向に連動回行されるととも
に、両側の無端チェーン110が同様に同時に同速で逆転
方向に連動回行され、この両側の無端チェーン110間の
フィルム引出手段91が両側のガイドレール95に案内され
つつフィルム押え手段92から離間する方向に向って復帰
移動され、かつ、このフィルム引出手段91の各フィルム
支持部99と各フィルム押え体104とにより引出端部を挟
持したフィルムfが、フィルムロールFを捲戻し方向に
回転しながら順次引出される。
【0071】このフィルムfの引出しに際し、各フィル
ム支持部99には、すべり止め層が形成されているととも
に、このフィルム支持部99上にウレタン樹脂などの弾性
材からなる各フィルム押え体104が圧接してフィルムf
の引出端部を挟持しているので、フィルムfの引出端部
は滑落することなく確実に挟持されて円滑に引出され
る。そして、フィルム引出手段91がフィルム引出終端部
に復帰移動されると、このベース体97の一方の外縁部に
より第2のスイッチSW2が作動され、この第2のスイッ
チSW2からの出力信号が制御装置159に入力され、この制
御装置159からモータ112の駆動回路に停止信号が出力さ
れ、このモータ112の駆動が停止され、フィルム引出手
段91の復帰移動が停止される。
【0072】また、フィルム引出手段91の復帰移動が停
止されると、長さ検知センサー152の発光素子153と受光
素子154とにより引出されたフィルムfの検知マークが
検知され、この長さ検知センサー152からの検知信号が
制御装置159に入力され、この制御装置159にてフィルム
fの切断位置が確認されるとともに、この制御装置159
からフィルム切断手段93のシリンダー装置130の駆動回
路及びフィルム押え手段92のシリンダー装置126の駆動
回路にそれぞれ作動信号が出力される。
【0073】そして、フィルム切断手段93のシリンダー
装置130のピストンロッド131が収縮下降されることによ
り、このピストンロッド131にて昇降杆132及び両端部の
支杆133を介して昇降枠体134が下降され、この昇降枠体
134の支持板136を介して切断刃137及び刃カバー体140が
フィルムfに向って下降され、切断刃137は、可動フレ
ーム119の支持基板120上の切断ベース143の垂直面に向
って下降され、刃カバー体140は切断ベース143の上面部
に向って下降される。
【0074】また、フィルム押え手段92のシリンダー装
置126のピストンロッド127が伸長上昇されることによ
り、昇降杆128を介して各フィルム押え体129が上昇さ
れ、各フィルム押え体129の上端部がフィルムfを介し
て各支持片124の下面に圧接され、この各フィルム押え
体129の上端部と各支持片124とによりフィルムfが再び
挟持される。
【0075】したがって、フィルムfは、引出端部がフ
ィルム引出手段91によって挟持されているとともに、フ
ィルムfの切断部がフィルム押え手段92によって挟持さ
れている状態で、フィルム切断手段93の切断刃137の下
降動作によって設定位置で切断され、このフィルムfの
切断部の近傍部がつぎのフィルムfの引出しに備えてフ
ィルムfの引出端部としてフィルム押え手段92の各フィ
ルム押え体129の上端部と各支持片124とにより挟持され
続ける。
【0076】つぎに、フィルム切断手段93の切断刃137
にてフィルムfの切断部を切断した時点で制御装置159
からフィルム切断手段93のシリンダー装置130の駆動回
路に上昇信号が出力され、このピストンロッド131が伸
長上昇されることにより、昇降杆132を介して昇降枠体1
34が上昇され、この昇降枠体134の支持板136に設けた切
断刃137及び刃カバー体140がフィルム切断部から上昇さ
れる。
【0077】そして、この切断刃137及び刃カバー体140
がスタート位置に上昇復帰されるとともに、制御装置15
9からフィルム切断手段93のシリンダー装置130の駆動回
路に停止信号が出力され、このシリンダー装置130の作
動が停止され、このフィルム切断手段93はつぎのフィル
ムfの切断に備える。
【0078】つぎに、フィルム切断手段93の切断刃137
及び刃カバー体140が上昇復帰された時点で制御装置159
からフィルム引出手段91のシリンダー装置106の駆動回
路に作動信号が出力され、このピストンロッド107が伸
長上昇されることにより、このピストンロッド107にて
昇降枠体102が上昇され、支持板103の各フィルム押え体
104はベース体97の各フィルム支持部99から上昇され、
この各フィルム押え体104と各フィルム支持部99とによ
るフィルムfの引出端部の挟持が解除される。
【0079】そして、各フィルム押え体104がスタート
位置に上昇復帰されるとともに、制御装置159からフィ
ルム引出手段91のシリンダー装置106の駆動回路に停止
信号が出力され、このシリンダー装置106の作動が停止
され、このフィルム引出手段91はつぎのフィルムfの引
出しに備える。
【0080】このようにして、フィルム引出手段91にて
フィルム繰出手段94からフィルムfが引き出されるとと
もに、このフィルムfはフィルム切断手段93にて緩衝体
を包装するのに必要な長さの包装用フィルムfとして切
断され、かつ、この包装用フィルムfはフィルム支持体
5上に案内孔6を閉塞する状態に展開された状態で供給
支持される。
【0081】つぎに、包装用フィルムfの引出端部の挟
持が解除された時点で制御装置159から昇降機構41のモ
ータ45の駆動回路に作動信号が出力され、このモータ45
が起動され、このモータ45からの出力によって連動媒体
44を介して螺杆43が回転される。また、この螺杆43の回
転でナット体46を介して吊持された昇降板47が螺杆43に
案内されて上昇されるとともに、この昇降板47上の収容
体50が取付体7の案内通孔8からフィルム支持体5の落
下孔6の直下に向って上昇される。
【0082】そして、昇降板47を有するナット体46が上
昇位置検知センサー56の位置に上昇されると、この上昇
位置検知センサー56にてナット体46が検知され、この上
昇位置検知センサー56からの検知信号が制御装置159に
入力され、この制御装置159から昇降機構41のモータ45
の駆動回路に停止信号が出力され、このモータ45の作動
が停止され、かつ、昇降板47を介して収容体50の上昇が
停止され、この収容体50の上向きに開口した開口縁部が
フィルム支持体5の落下孔6の開口縁部に下方から気密
状態に接合される。
【0083】つぎに、収容体50の上昇が停止された時点
で制御装置159から吸引排出手段55の駆動回路に吸引信
号が出力され、この吸引排出手段55のエアポンプ機構54
が起動されるとともに、このエアポンプ機構54の吸引作
用によって複数の通気パイプ53を介して収容体50の収容
凹部51内の空気が吸引され、この吸引力によってフィル
ム支持体5上の包装用フィルムfが落下孔6から吸引さ
れて引き出され、この包装用フィルムfが収容体50の収
容凹部51内に沿った状態に配設される。そして、収容凹
部51内に包装用フィルムfを介して落下孔6から落下さ
れる緩衝用切断片の受取りに備えさせる。
【0084】つぎに、制御装置159から吸引排出手段55
の駆動回路に吸引信号が出力される一方、この制御装置
159から素材切断機構11のモータ23の駆動回路に作動信
号が出力され、このモータ23が起動されるとともに、こ
のモータ23の回転軸24からの出力によってプーリ22,25
及び無端ベルト26を介して一方の切断ローラ16が内側に
向かって回転される。
【0085】また、この一方の切断ローラ16の回転で、
この一方の切断ローラ16の回転軸18の歯車21に噛合した
歯車21を介して他方の切断ローラ16が前記一方の切断ロ
ーラ16の回転方向とは反対側の内側に向かって回転さ
れ、すなわち、一対の切断ローラ16は、それぞれの多数
の切断刃19の外周部が互いに緩衝用素材Aを切断可能な
状態に噛合して内側に向かって回転される。
【0086】また、前記モータ23の回転軸24からの出力
によって無端ベルト38、プーリ37及び無端ベルト40を介
して搬入コンベヤ29の駆動軸30が連動回転され、この駆
動軸30にて無端回行体32が素材バケット33の素材搬出口
34に向かって回行される。そして、無端回行体32にて、
この無端回行体32の回行上部に載置された素材バケット
33内の各緩衝用素材Aがその下部から素材バケット33の
素材搬出口34から順次搬出されるとともに、この緩衝用
素材Aがシュート35に案内されて更に素材案内口36から
一対の切断ローラ16間に上方から順次供給される。
【0087】また、一対の切断ローラ16間に順次供給さ
れる緩衝用素材Aは、この一対の切断ローラ16の相対す
る多数の切断刃19にて所定の大きさの緩衝用の切断片a
に順次小さく切断形成され、これらの緩衝用の各切断片
aは、一対の切断ローラ16の間から下方に順次搬出され
るとともに、漏斗状の案内体14の排出口15から支持基板
9の案内孔10及びフィルム支持体5の落下孔6に順次連
続的に落下される。そして、これらの緩衝用の各切断片
aは、落下孔6から更に収容体50の収容凹部51内に包装
用フィルムfを介して順次連続的に落下収容される。
【0088】また、収容体50の収容凹部51内に包装用フ
ィルムfを介して緩衝用の各切断片aが必要量集積され
ると、この多数の切断片aからなる緩衝体Bが収容量検
知センサー155の発光素子156と受光素子157とにより検
知され、この収容量検知センサー155からの検知信号が
制御装置159に入力され、この制御装置159から素材切断
機構11のモータ23の駆動回路に停止信号が出力され、こ
のモータ23の作動が停止されるとともに、一対の切断ロ
ーラ16の回転駆動及び搬入コンベヤ29の無端回行体32の
回行が停止される。
【0089】また、収容量検知センサー155からの検知
信号により制御装置159から素材切断機構11のモータ23
の駆動回路に停止信号が出力される一方、この制御装置
159から昇降機構41のモータ45の駆動回路に作動信号が
出力され、このモータ45が起動されるとともに、このモ
ータ45からの出力により連動媒体44を介して螺杆43がナ
ット体46を下降する方向に回転され、この螺杆43にてナ
ット体46及び昇降板47を介して収容体50が下降される。
【0090】また、収容体50が下降されると、この収容
体50の収容凹部51内に包装用フィルムfを介して収容さ
れた多数の切断片aからなる緩衝体Bが下降されるが、
この際、緩衝体Bを有する包装用フィルムfは吸引排出
手段55の吸引作用により複数の通気パイプ53を介して収
容体50の収容凹部51内に向かって吸引されているので、
この緩衝体Bは収容体50の下降と一体的に下降されると
ともに、この包装用フィルムfはフィルム支持体5の落
下孔6から順次引き出される。
【0091】そして、収容体50の下降により多数の切断
片aからなる緩衝体Bの上端部が包装機構62の下方に下
降されると、この緩衝体Bが緩衝体検知センサー160の
発光素子161と受光素子162とにより検知され、この緩衝
体検知センサー160からの検知信号が制御装置159に入力
され、この制御装置159から昇降機構41のモータ45の駆
動回路に停止信号が出力され、このモータ45の作動が停
止されるとともに、収容体50の下降が停止される。
【0092】また、緩衝体検知センサー160からの検知
信号により制御装置159から昇降機構41のモータ45の駆
動回路に停止信号が出力される一方、この制御装置159
から包装機構62のシリンダー装置72の駆動回路に作動信
号が出力され、このシリンダー装置72が作動されてピス
トンロッド73が伸長されるとともに、このピストンロッ
ド73によって下部の他方のスライド体68が下部前後の案
内杆64に沿って外側部から内方のフィルム支持体5の案
内孔6の下方部に向って摺動される。
【0093】また、この他方のスライド体68が案内孔6
に向って移動されると、この他方のスライド体68のラッ
ク69に噛合したピニオン70が回転され、このピニオン70
に噛合したラック69を介して上部の一方のスライド体66
が連動され、この一方のスライド体66は上部前後の案内
杆64に沿って外側部から内方のフィルム支持体5の案内
孔6の下方部に向って摺動される。
【0094】そして、左右上下のスライド体66,68の相
対する内端部の集束凹部65,67が重合しながら接近さ
れ、この左右の集束凹部65,67の拡開部から絞込縁部に
よって収容体50上の包装用フィルムfの左右部が緩衝体
Bを介して緩衝体Bの上部において左右方向から順次絞
り込まれ、この相対する内端部の集束凹部65,67が更に
重合しながら接近されると、この相対する集束凹部65,
67の内端下部に設けた摺動板76の相対する上下のフィル
ム挟持部78,79にて包装用フィルムfの絞り込まれ左右
部が挟持される。
【0095】また、前記のように、他方のスライド体68
が案内孔6の下方部に向って移動されると、この他方の
スライド体68にて一対の開閉杆84が他方のスライド体68
の案内孔6の下方部に向って移動に連動され、この一対
の開閉杆84の外端部のガイドローラ86がそれぞれのカム
87に沿って移動されるとともに、このカム87によりガイ
ドローラ86を介して一対の開閉杆84が回動中心軸83を中
心として次第に閉回動される。
【0096】そして、この一対の開閉杆84の内側部の集
束杆部89が案内孔6の下方部に向ってそれぞれ次第に接
近されるとともに、この一対の開閉杆84の集束杆部89に
て収容体50上の包装用フィルムfの前後部が緩衝体Bを
介して緩衝体Bの上部において前後方向から順次綴り込
まれ、この一対の開閉杆84の集束杆部89にて包装用フィ
ルムfの絞り込まれ前後部が挟持される。
【0097】したがって、収容体50上の包装用フィルム
fは緩衝体Bを介して左右のスライド体66,68の集束凹
部65,67と前後の一対の開閉杆84の集束杆部89とにより
左右方向及び前後方向から緩衝体Bの上部において絞り
込まれ、この包装用フィルムfの周側部を集めた集束部
の上下部が略同時に挟持される。
【0098】また、包装用フィルムfの集束部の上下部
を挟持した状態において、左右のスライド体66,68がさ
らに重合しつつ接近されると、相対する摺動板76の上下
のフィルム挟持部78,79にて包装用フィルムfの左右部
が更に強く絞り込まれて挟持される一方、この相対する
摺動板76の上下のフィルム挟持部78,79の間からヒータ
80のヒートシール部81がそれぞれ突出される。
【0099】そして、この相対するヒートシール部81に
て包装用フィルムfの集束部が挟持されてヒートシール
されるが、この際、相対するヒートシール部81が包装用
フィルムfの集束部を挟持すると、タイマーが作動され
るとともに、相対するヒータ80に通電され、この相対す
るヒータ80のヒートシール部81にて包装用フィルムfの
集束部がヒートシールされ、タイマーによる設定時間が
経過するとともに、相対するヒータ80に対する通電が解
除される。
【0100】前記タイマーによる設定時間は包装用フィ
ルムfの集束部が通気性を有する状態にヒートシールさ
れる時間となっているため、ヒータ80のヒートシール部
81にてヒートシールされる包装用フィルムfのシール部
は密閉されて気密状態でシールされることなく通気性を
有する状態でヒートシールされる。したがって、包装用
フィルムfにて多数の切断片aを必要量集積して包装シ
ールした緩衝体Bが形成され、この緩衝体Bは包装用フ
ィルムfのシール部の通気性により、このシール部を介
して各切断片aにて周囲の湿気を吸湿するようになって
いる。
【0101】つぎに、包装用フィルムfの集束部がヒー
トシールされると、制御装置159から包装機構62のシリ
ンダー装置72の駆動回路に作動信号が出力され、このシ
リンダー装置72が切替え作動されてピストンロッド36が
収縮されると、下部の他方スライド体68及び上部の一方
のスライド体66が前記包装用フィルムfを左右方向から
集束する場合とは反対方向の互いに離間する方向の外方
に向かってスライド後退され、それぞれの集束凹部65,
67が左右方向に開放されるとともに、この他方のスライ
ド体68により一対の開閉杆84がガイドローラ86を介して
カム87に案内され外方に向かって連動されて開放回動さ
れる。
【0102】また、上下のスライド体66,68が互いに離
間する方向の外方に向かってスライド後退されると、こ
の上下のスライド体66,68に連動フレーム75がそれぞれ
連動されるとともに、このヒータ80が外方に向かって後
退される。したがって、包装機構62の上下の左右のスラ
イド体66,68、前後の一対の開閉杆84は支持体5の落下
孔6の下方部から大きく外方に開放され、つぎの包装用
フィルムfの封着に備えてそれぞれのスタート位置に復
帰され、かつ、この案内孔6の下方部に対するつぎの収
容体50の進出に備える。
【0103】つぎに、包装機構62のそれぞれがスタート
位置に復帰されると、制御装置159から昇降機構41のモ
ータ45の駆動回路に作動信号が出力され、このモータ45
が起動されるとともに、このモータ45からの出力によっ
て連動媒体44を介して螺杆43がナット体46を下降する方
向に連動回転され、この螺杆43に沿ってナット体46及び
昇降板47が下降されるとともに、この昇降板47上の包装
された緩衝体Bを有する収容体50が下降される。
【0104】そして、収容体50を支持したナット体46が
下降位置検知センサー57にて検知されると、この下降位
置検知センサー57からの検知信号が制御装置159に入力
され、この制御装置159から昇降機構41のモータ45の駆
動回路に停止信号が出力され、このモータ45の作動が停
止されるとともに、ナット体46及び昇降板47を介して包
装された緩衝体Bを有する収容体50の下降が停止され
る。
【0105】この収容体50の下降停止位置は、この収容
体50の底部が邪魔体58の上端部の傾斜した作動部59に突
き当たる位置となっているため、この邪魔体58の上端部
の作動部59に収容体50の底部が突き当たり、この作動部
59の傾斜面によって収容体50の底部が突き上げられると
ともに、この収容体50が支軸49を中心としてコイルスプ
リング52に抗して作動部59の傾斜面に沿って排出シュー
ト60に向かって略90度の角度に回動下降される。
【0106】また、下降位置検知センサー57からの検知
信号により制御装置159から昇降機構41のモータ45の駆
動回路に停止信号が出力される一方、この制御装置159
から吸引排出手段55の駆動回路に排出信号が出力され、
この吸引排出手段55のエアポンプ機構54が切り替え動作
され、このエアポンプ機構54から複数の通気パイプ53を
介して収容体50の収容凹部51内に空気が排出される。
【0107】したがって、緩衝体Bを有する収容体50が
下降停止されて邪魔体58の上端部の作動部59にて排出シ
ュート60に向かって反転回動されるとともに、エアポン
プ機構54の空気の噴出排出作用によって収容体50の収容
凹部51内の緩衝体Bが排出シュート60上に自動的に排出
され、この緩衝体Bは排出シュート60から機枠1の排出
口61に自動的に排出される。
【0108】また、収容体50の収容凹部51内から緩衝体
Bが排出されると、吸引排出手段55のエアポンプ機構54
の作動が停止される一方、収容体50はコイルスプリング
52の復元力によって支軸49を中心として復帰回動され、
この収容体50は支柱48の上端部に上向きに復帰される。
【0109】つぎに、前記のように、制御装置159から
昇降機構41のモータ45の駆動回路に作動信号が出力され
て緩衝体Bを有する収容体50が下降される一方、この制
御装置159からフィルム供給機構90のモータ112の駆動回
路に作動信号が出力され、このモータ112が起動される
とともに、前記フィルムfの引出しの場合と同様にフィ
ルム引出手段91がフィルム押え手段92に向かって移動さ
れ、このフィルム引出手段91がフィルム押え手段92の位
置に移動されることにより、このフィルム引出手段91に
てフィルム押え手段92のフィルムfの引出端部が挟持さ
れる。
【0110】また、このフィルム押え手段92によるフィ
ルムfの引出端部の挟持が解除されるとともに、このフ
ィルム引出手段91にてフィルム繰出手段94からフィルム
fが引出され、このフィルムfが必要な長さに引出され
ると、フィルム切断手段93にてフィルムfが所定の位置
から切断され、このフィルムfはフィルム支持体5上に
落下孔6を閉塞する状態に展開されて支持される。そし
て、フィルムf上につぎに素材切断機構11から排出され
る多数の切断片aの受取りに備える。
【0111】つぎに、収容体50が支柱48の上端部に上向
きに復帰されると、制御装置159から昇降機構41のモー
タ45の駆動回路に作動信号が出力され、このモータ45が
起動されるとともに、このモータ45からの出力によって
連動媒体44を介して螺杆43がナット体46を上昇する方向
に連動回転され、この螺杆43に沿ってナット体46及び昇
降板47が上昇され、このナット体46が上昇位置検知セン
サー56にて検知されると、この上昇位置検知センサー56
からの検知信号が制御装置159に入力され、この制御装
置159から昇降機構41のモータ45の駆動回路に停止信号
が出力され、このモータ45の作動が停止されるととも
に、このナット体46に支持された収容体50の上昇が停止
される。
【0112】そして、この収容体50の開口縁部がフィル
ム支持体5の落下孔6の開口縁部に気密状態に接合さ
れ、すなわち、フィルム支持体5上に落下孔6を閉塞す
る状態にフィルムfを展開した後のフィルム支持体5の
落下孔6の開口縁部に収容体50の開口縁部が気密状態に
接合される。そして、収容体50の収容凹部51内に包装用
フィルムfを吸引して引き込み、この収容凹部51内にフ
ィルムfを介して素材切断機構11から排出落下される多
数の切断片aの収容に備える。
【0113】つぎに、フィルムfの切断位置を設定する
場合には、操作ハンドル149を回動操作すると、その回
動方向により、ナット体146がねじ軸部148に沿って進退
動されるとともに、可動フレーム119が一対のガイドレ
ール117に沿って進退動され、この可動フレーム119のフ
ィルム押え手段92及びフィルム切断手段93の位置が調節
設定され、したがって、フィルムfの切断位置を簡単に
設定することができ、所望の大きさの包装用フィルムf
を形成することができる。
【0114】つぎに、前記実施例では、緩衝用素材Aを
小さく切断した切断片aは重量的には比較的軽いため、
吸引排出手段55にて収容体50の収容凹部51内に包装用フ
ィルムfを吸引して引き込み、この包装用フィルムfを
収容凹部51内に沿って接合してから素材切断機構11から
排出落下される多数の切断片aを収容する場合について
説明したが、これに限らず、フィルム支持体5の落下孔
6に位置する包装用フィルムf上に素材切断機構11から
排出落下される切断片aが所定量溜まり、これらの切断
片aの重量によって落下孔6から包装用フィルムfが収
容体50の収容凹部51に向かって沈下するとともに、吸引
排出手段55にて包装用フィルムfを吸引して収容体50の
収容凹部51内に引き込み、この包装用フィルムf上に多
数の切断片aを落下収容するようにしてもよい。
【0115】つぎに、前記第1実施例では、緩衝用素材
Aを小さく切断した切断片aは重量的には比較的軽いた
め、吸引排出手段55にて収容体50の収容凹部51内に包装
用フィルムfをあらかじめ吸引して引き込んで配設した
り、所定量の切断片aの重量によって落下孔6から包装
用フィルムfが沈下した状態で吸引排出手段55にて収容
体50の収容凹部51内に包装用フィルムfを引き込んで配
設する場合について説明したが、これに限らず、素材切
断機構11から排出される切断片aを包装用フィルムfを
介して収容体50の収容凹部51内に押し込む押し込み手段
163を設けるようにしてもよい。
【0116】したがって、この本発明の関連発明の実施
例である関連実施例は前記第1実施例と同一構成につい
ては前記第1実施例に用いた符号を記入して、それらの
説明を省略する。
【0117】この関連実施例の場合、押し込み手段163
は、図16に示すように略逆U字状に形成された回動フ
レーム164を有し、この回動フレーム164の両側部の下端
部が取付体7の両側上部に一体に立設された支持フレー
ム165に支軸166にて上下方向に回動自在に軸支されてい
る。また、前記回動フレーム164の上端水平状部167の長
さ方向の中間部には調節支杆168が上端水平状部167に対
して交差する方向に進退調節可能に取着され、この調節
支杆168の先端部には素材切断機構11から排出される切
断片aを包装用フィルムfを介して収容体50の収容凹部
51内に押し込む弾性部材からなる円盤状の押込体169が
突設されている。
【0118】また、前記回動フレーム164の一方側の下
端部の一側部に軸受体170を介してクランクシャフト171
の上端部が回動自在に取着され、このクランクシャフト
171の下端部はカム板172の偏心位置に軸受体173を介し
て回動自在に取着されている。また、前記カム板172
は、その外周部に半径の異なる複数のカム面174を有
し、その中心部がタイミングプーリ175を有するモータ1
76の駆動軸177に固着され、前記モータ176は取付体7の
下部に固定されている。
【0119】また、前記フィルム支持体5と前記取付体
7との間の一側部には前記フィルム支持体5の落下孔6
を通過した前記押込体169を検知する押込体検知センサ
ー178が配設され、この押込体検知センサー178からの検
知信号は制御装置(図示せず)に入力され、この制御装
置からの信号により前記モータ176の作動が制御される
ようになっている。
【0120】さらに、前記取付体7の一端部には架台17
9が固定され、この架台179の上端部には回転自在に並設
軸架された複数のガイドローラ180にてフィルム繰出軸1
81に巻回されたフィルムロールFが支持され、かつ、こ
の複数のガイドローラ180にてフィルムロールFのフィ
ルムfの繰出しを案内するようになっている。また、前
記複数のガイドローラ180の下方部に位置して前記架台1
79には前記フィルムロールFのフィルムfを包装に必要
な長さだけ間欠的に繰出すフィルム間欠繰出機構182が
設けられている。
【0121】また、前記フィルム間欠繰出機構182の回
転軸183にはタイミングプーリ184が固着され、このタイ
ミングプーリ184と前記モータ176のタイミングプーリ17
5との間には無端のタイミングベルト185が回行自在に懸
架されている。そして、前記モータ176のタイミングプ
ーリ175、複数のガイドローラ180、フィルム間欠繰出機
構182、タイミングプーリ184及びタイミングベルト185
にて前記フィルムロールFのフィルムfを繰出すフィル
ム繰出手段186が構成されている。
【0122】さらに、前記ベース2には収容体50をフィ
ルム支持体5の落下孔6に対して昇降させる昇降機構18
7が設けられている。この昇降機構187は、前記ベース2
上に支軸188にて上下方向に回動自在に軸支されたリン
ク機構189を有し、このリンク機構189の一方側の上下動
杆190の上端部には前記カム板172のカム面174に常時係
合した従動ローラ191が回転自在に軸架されているとと
もに、前記リンク機構189の他方側の上端部には操作部1
92が形成されている。
【0123】また、前記収容体50を支持した昇降杆193
は前記ベース2上に設けられた支持機構194にて昇降自
在に支持され、この支持機構194は昇降杆193を介して前
記収容体50を前記フィルム支持体5の落下孔6の下部に
配設する位置に支持する上部支持体195及びこの収容体5
0を緩衝体Bを下降して排出する位置に支持する下部支
持体196並びに上下の支持体195,196を附勢するスプリ
ング197を有している。そして、前記上下の支持体195,
196は前記リンク機構189の他方側の上端部の操作部192
にて操作されるようになっている。
【0124】また、前記収容体50は前記昇降杆193の上
端部に収容体50を上下方向に回動させる回動支持機構19
8を介して支持されている。そして、この回動支持機構1
98にて切断片aの収容及び包装時には収容体50を上向き
に支持し、この切断片aをフィルムfにて包装した緩衝
体Bの排出時には収容体50を下向きに反転回動されるよ
うになっている。さらに、前記実施例のシュート35の外
端部には搬入コンベヤ29に代えて緩衝用素材Aを載置し
てシュート35に向かって案内する案内体199が連設され
ている。
【0125】つぎに、前記関連実施例の作用を説明す
る。
【0126】モータ176を回転駆動すると、その駆動軸1
77からの出力によってタイミングプーリ175,184及びタ
イミングベルト185を介してフィルム間欠繰出機構182が
回転され、このフィルム間欠繰出機構182にてフィルム
ロールFのフィルムfがフィルム支持体5に向かって強
制的に引き出される。そして、このフィルムfが包装に
必要な長さだけ引き出されることにより、このフィルム
fをフィルム支持体5上に落下孔6を閉塞する状態に展
開して支持させるとともに、このフィルムfの引出端部
を、このフィルムfの引出方向の外側部に位置してフィ
ルム支持体5上に設けた支持具200に支持させる。
【0127】つぎに、前記第1実施例の場合と同様に素
材切断機構11の一対の切断ローラ16を回転駆動するとと
もに、この一対の切断ローラ16間にシュート35を介して
案内体199上に載置された緩衝用素材Aを供給すると、
この緩衝用素材Aは一対の切断ローラ16間にて緩衝用切
断片aとして小さく切断される。そして、この一対の切
断ローラ16の間から排出される各切断片aは漏斗状の案
内体14の排出口15からフィルム支持体5上に張設された
落下孔6に位置するフィルムf上に順次落下され、この
フィルムf上には所定量の切断片aが盛り上がり状態に
集積される。
【0128】また、このフィルムf上に所定量の切断片
aが集積されると、この所定量の切断片aの重量にてフ
ィルムfは落下孔6から収容体50の収容凹部51に向かっ
て引き出され、このフィルムf上には更に各切断片aが
順次落下される。この際、各切断片aは重量的には比較
的に軽く、また、フィルムfの両側部がフィルム間欠繰
出機構182と支持具200とにより支持されているため、各
切断片aを落下したフィルムfは収容体50の収容凹部51
内に沿って接合して支持される状態になることが少な
く、この収容体50の収容凹部51内にはフィルムfを介し
て必要量の多数の切断片aを収容することができなくな
り易い。
【0129】つぎに、モータ176にてカム板172が回転さ
れることにより、このカム板172の偏心位置の軸受体173
にてクランクシャフト171が牽引されるとともに、この
クランクシャフト171にて軸受体170を介して回動フレー
ム164が牽引され、この回動フレーム164は支軸166を中
心として下降回動され、この回動フレーム164の上端部
の押込体169がフィルムf上に集積されて盛り上がった
各切断片aに向かって下降される。そして、この押込体
169にてフィルムf上に盛り上がった各切断片aが収容
体50の収容凹部51内に向かって押し込まれ、このフィル
ムf上に盛り上がった各切断片a及びこの各切断片aを
介してフィルムfは収容体50の収容凹部51内に沿った状
態に収容される。そうして、フィルムf上には一対の切
断ローラ16の間から排出される各切断片aが引き続き収
容され、このフィルムf上には必要量の多数の切断片a
からなる緩衝体Bが収容される。
【0130】また、押込体169の下降回動により押込体1
69にて緩衝体B及びフィルムfを介して収容体50が押し
込まれると、この押込体169の押し込み動作によって収
容体50が下方に押動されるとともに、この収容体50を支
持した昇降杆193が上部支持体195に沿って強制的に下降
される。
【0131】そして、フィルムf上の緩衝体Bを収容し
た収容体50が包装機構62の下方に下降され、かつ、この
緩衝体Bの上端部が包装機構62の下方に下降されること
により、その押込体169がフィルム支持体5の落下孔6
の下方に下降すると、この押込体169が押込体検知セン
サー178にて検知され、この押込体検知センサー178から
の検知信号が制御手段(図示しない)に入力され、この
制御手段から素材切断機構11のモータ23の駆動回路に停
止信号が出力され、このモータ23の作動が停止されると
ともに、一対の切断ローラ16の回転が停止される。
【0132】この際、すなわち、押込体169にてフィル
ムfを介して収容体50が押し込まれると、このフィルム
fはフィルム間欠繰出機構182から強制的に繰出される
とともに、このフィルムfはフィルム支持体5の落下孔
6から収容体50の下降に伴って順次引き出され、このフ
ィルムfには絞り込みに備えてわずかに弛みが与えられ
る。
【0133】また、モータ176が回転されることによ
り、カム板172を介してクランクシャフト171にて回動フ
レーム164が支軸166を中心として上昇回動され、この回
動フレーム164の上端部の押込体169がフィルム支持体5
の落下孔6から上方に復帰回動され、この押込体169は
スタート位置に復帰される。
【0134】つぎに、包装機構62が作動されると、この
包装機構62にて前記第1実施例の場合と同様に収容体50
上のフィルムfの周側部は前後方向及び左右方向から集
められて必要量の緩衝体Bがフィルムfにて包装される
とともに、この緩衝体Bの上部に集められたフィルムf
の集束部はヒータ80にてヒートシールされ、かつ、ヒー
トシール口は通気性を有する状態にヒートシールされ
る。
【0135】さらに、モータ176にてカム板172が回転さ
れると、このカム板172のカム面174にて従動ローラ191
を介して上下動杆190が下方に向かって押動され、この
リンク機構189が支軸188を中心として下降回動される。
そして、このリンク機構189の操作部192にて昇降機構18
7の下部支持体196がスプリング197に抗して下降回動さ
れ、この下部支持体196による昇降杆193のロックが解除
され、この昇降杆193が下降される。
【0136】また、この昇降杆193が下降されることに
より、この上端部のフィルムfにて包装シールされた緩
衝体Bを有する収容体50が緩衝体Bの排出位置に下降さ
れる。そして、昇降杆193の回動支持機構198を回動操作
することにより収容体50が反転回動され、この収容体50
上の緩衝体Bが排出される。
【0137】前記実施例では、フィルムfの長さを検知
する長さ検知センサー152、切断片aの収容量を検知す
る収容量検知センサー155及び緩衝体Bを検知する緩衝
体検知センサー160は、それぞれ発光素子と受光素子と
を互いに対向させて配設した透過形の検知センサーを用
いる場合について説明したが、これに限らず、たとえ
ば、発光素子と受光素子とを一体にした反射形の検知セ
ンサーを用いてもよく、また発光素子とリフレックス・
リフレクタ(再帰反射ミラー)とからなるリフレクタ形
の検知センサーを用いてもよい。
【0138】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、緩衝用素材を
所定の大きさに切断して排出する素材切断機構を設け、
この素材切断機構の下方に位置して包装用フィルムを介
して素材切断機構から排出される切断片を所定量収容す
る収容体を配設し、この収容体上のフィルムの周側部を
集めて前記所定量の切断片を包み込むとともにこのフィ
ルムの周側部を集めた集束部をシールして包装する包装
機構を設けたので、この素材切断機構にて緩衝用素材を
所定の大きさに切断して緩衝用切断片として収容体に排
出することができ、収容体内には包装用フィルムを介し
て緩衝用切断片の所定量を収容することができ、包装機
構にてフィルムの周側部を集めて緩衝用切断片の所定量
を包み込むとともにこのフィルムの周側部を集めた集束
部をシールして包装することができ、したがって、緩衝
用素材を切断した所定量の切断片を包装用フィルムにて
包装する一連の作業によって自動的に梱包用緩衝体を簡
単に形成することができ、この梱包用緩衝体は緩衝用素
材を切断した切断片からなるため、梱包用緩衝体自体を
簡単に変形して機械部品や瓶類等の梱包体の形態に適応
させることができ、梱包作業が容易であり、また、緩衝
用素材として従来では用いられていない不要紙、古紙、
籾殻、不要布、古布などの廃棄材を有効利用することが
でき、梱包用緩衝体を梱包体の形態に合わせて成形する
必要がないので梱包費のコストダウンを図ることがで
き、廃棄物処理費の軽減、環境保護と資源の有効利用、
リサイクルに大いに寄与することができる。
【0139】請求項2の発明によれば、素材切断機構の
下方に位置して素材切断機構から排出される切断片を落
下する落下孔を有するフィルム支持体を配設し、このフ
ィルム支持体上に包装用フィルムを供給するフィルム供
給機構を設けたので、このフィルム供給機構からフィル
ム支持体上に包装用フィルムを供給することにより、フ
ィルム支持体上に包装用フィルムを供給するフィルム供
給の自動化を促進することができ、このため、フィルム
支持体上に落下孔を塞ぐ状態に包装用フィルムを簡単に
展開させ緩衝用素材を切断した切断片の落下に備えるこ
とができ、この包装用フィルムはフィルム支持体上に展
開されているので、フィルム支持体の落下孔から包装用
フィルムを収容体に向かって容易に引き出すことがで
き、したがって、緩衝用素材を切断した所定量の切断片
を包装用フィルムにて包装して緩衝体を形成する一連の
作業能率を向上することができる。
【0140】求項の発明によれば、フィルム供給機
構は、支持体の一側部に配設された包装用フィルムを繰
り出すフィルム繰出手段と、前記支持体の他側部に配設
され前記フィルム繰出手段から引き出したフィルムを落
下孔を塞ぐ状態にフィルム支持体上に展開する進退自在
のフィルム引出手段と、前記フィルム繰出手段の近傍部
に設けられ前記フィルム引出手段によって引き出された
フィルムを所定位置で切断するフィルム切断手段とから
なるので、フィルム引出手段にてフィルム繰出手段から
引き出したフィルムを落下孔を塞ぐ状態にフィルム支持
体上に展開することができるとともに、このフィルム支
持体上に引き出したフィルムの所定位置をフィルム切断
手段にて切断することにより、フィルム支持体上には所
定量の切断片を包装するのに必要な長さの包装用フィル
ムを簡単に供給することができ、このフィルム引出手段
及びフィルム切断手段を包装機構による緩衝体の包装に
関連して進退動することにより、この包装用フィルムを
用いて緩衝体を連続的に形成することができ、緩衝体を
包装する自動化に寄与でき省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す梱包用緩衝体製造装置
の断面図である。
【図2】同上フィルム供給機構を示す拡大断面図であ
る。
【図3】同上素材切断機構の要部を示す斜視図である。
【図4】同上包装機構の平面図である。
【図5】同上開閉杆の開閉機構を示す側面図である。
【図6】同上ヒータを示す分解斜視図である。
【図7】同上包装状態を示す一部の断面図である。
【図8】同上フィルムのヒートシール状態を示す断面図
である。
【図9】同上フィルム引出手段とフィルム切断手段を示
す斜視図である。
【図10】同上フィルム切断手段を示す断面図である。
【図11】同上平面図である。
【図12】同上正面図である。
【図13】同上フィルムを引出した状態を示す説明図で
ある。
【図14】同上フィルム引出手段をフィルム押え手段に
向かう状態の説明図である。
【図15】同上フィルムの引出し状態を示す説明図であ
る。
【図16】本発明の関連発明の実施例を示す梱包用緩衝
体製造装置を示す断面図である。
【符号の説明】
5 フィルム支持体 6 落下孔 11 素材切断機構 50 収容体 55 吸引排出手段 62 包装機構 90 フィルム供給機構 91 フィルム引出手段 93 フィルム切断手段 94 フィルム繰出手段 163 押し込み手段 A 緩衝用素材 a 切断片 B 緩衝体 f フィルム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−352607(JP,A) 特開 平5−305969(JP,A) 特開 昭56−123206(JP,A) 特開 昭56−57613(JP,A) 実開 平2−43208(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/00 B65D 81/09

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝用素材を所定の大きさに切断して排
    出する素材切断機構と、 この素材切断機構の下方に位置して配設され、上面を開
    放した収容凹部を有し、この収容凹部内に包装用フィル
    ムを介して前記素材切断機構から排出される切断片を所
    定量収容する収容体と、 この収容体上の前記包装用フィルムの周側部を集めて前
    記所定量の切断片を包み込むとともにこの包装用フィル
    ムの周側部を集めた集束部をシールして包装する包装機
    構と、前記収容凹部内からの空気の吸引および前記収容凹部内
    への空気の排出を行う切替え可能なエアポンプ機構を有
    する吸引排出手段とを具備し、 前記吸引排出手段の前記エアポンプ機構による前記収容
    凹部内からの空気の吸引により、前記包装用フィルムが
    前記収容凹部に沿って接合状態に配設され、 前記吸引排出手段の前記エアポンプ機構による前記収容
    凹部内への空気の排出により、前記包装機構による包装
    にて形成された緩衝体が前記収容凹部内から排出される
    ことを特徴とする梱包用緩衝体製造装置。
  2. 【請求項2】 緩衝用素材を所定の大きさに切断して排
    出する素材切断機構と、 この素材切断機構の下方に位置して配設され、前記素材
    切断機構から排出される切断片を落下させる落下孔を有
    包装用フィルムを支持するフィルム支持体と、 このフィルム支持体上に前記落下孔を塞ぐ状態に展開し
    て包装用フィルムを供給するフィルム供給機構と、 前記フィルム支持体の前記落下孔の下方に位置して配設
    され、上面を開放した収容凹部を有し、この収容凹部内
    に前記落下孔から落下する切断片を前記包装用フィルム
    を介して所定量収容する収容体と、 この収容体上の前記包装用フィルムの周側部を集めて前
    記所定量の切断片を包み込むとともにこの包装用フィル
    ムの周側部を集めた集束部をシールして包装する包装機
    構と、前記収容凹部内からの空気の吸引および前記収容凹部内
    への空気の排出を行う切替え可能なエアポンプ機構を有
    する吸引排出手段とを具備し、 前記吸引排出手段の前記エアポンプ機構による前記収容
    凹部内からの空気の吸引により、前記包装用フィルムが
    前記収容凹部に沿って接合状態に配設され、 前記吸引排出手段の前記エアポンプ機構による前記収容
    凹部内への空気の排出により、前記包装機構による包装
    にて形成された緩衝体が前記収容凹部内から排出される
    ことを特徴とする梱包用緩衝体製造装置。
  3. 【請求項3】 フィルム供給機構は、フィルム支持体の
    一側部に配設され包装用フィルムを繰り出すフィルム繰
    出手段と、前記フィルム支持体の他側部に配設され前記
    フィルム繰出手段から引き出したフィルムを落下孔を塞
    ぐ状態にフィルム支持体上に展開する進退自在のフィル
    ム引出手段と、前記フィルム繰出手段の近傍部に設けら
    れ前記フィルム引出手段によって引き出されたフィルム
    を所定位置で切断するフィルム切断手段と、からなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の梱包用緩衝体製造装置。
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