JPH1129120A - 包装機 - Google Patents

包装機

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Publication number
JPH1129120A
JPH1129120A JP19478697A JP19478697A JPH1129120A JP H1129120 A JPH1129120 A JP H1129120A JP 19478697 A JP19478697 A JP 19478697A JP 19478697 A JP19478697 A JP 19478697A JP H1129120 A JPH1129120 A JP H1129120A
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JP
Japan
Prior art keywords
bag
packaging machine
opening
yeast
packaged
Prior art date
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Pending
Application number
JP19478697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takahashi
和夫 高橋
Kenjiro Sakai
賢次郎 酒井
Tetsuo Hosokawa
哲夫 細川
Hitoshi Nakano
仁 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHUETSU KOUBO KOGYO KK
DAIWA MECH KK
RIYOUDENSHIYA KK
Original Assignee
CHUETSU KOUBO KOGYO KK
DAIWA MECH KK
RIYOUDENSHIYA KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1129120A publication Critical patent/JPH1129120A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、作業性に秀れた包装機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 被包装物aを袋詰め包装する包装機であ
って、連続搬送される被包装物aを搬送部15上において
所定個数にまとめ、該所定個数にまとめられた被包装物
aを押動する押動部2を設け、袋体1を押動部2の近傍
に設け、所定個数にまとめられた被包装物aを該押動部
2により袋体1に押動導入するように構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業性に秀れた包
装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、パン製品の製造時に使用されるイーストが製造され
販売されている。
【0003】このイーストとは、一般に、自然界にある
最も製パンに適した菌を、果実などから分離し、純粋に
培養したものである。
【0004】ところで、このイーストは販売に際して所
定の体積の塊ごとに包装紙に包まれて販売される。これ
は、例えばイーストを塊にせず、粉々の状態で販売した
場合にはユーザーが一々計量せざるを得ないからであ
る。従って、このイーストを包装する為の種々の包装機
が提案されている。
【0005】その代表的な一例(以下、従来例とい
う。)を以下に説明する。
【0006】従来例は、図1に図示したようにホッパー
から導入されるイーストを断面方形状の連続体100とし
て押し出し成形する押し出し成形部102と、この連続体1
00を所定長さに切断して直方体形状のイースト塊101と
する切断部103と、この切断部103において切断形成され
たイースト塊101を搬送する搬送部104と、この搬送部10
4により搬送されたイースト塊101を個々に包装紙で包装
する包装部105とで構成されており、押し出し成形部102
から供給された連続体100は切断部103でイースト塊101
に形成され、このイースト塊101は搬送部104により搬送
され、搬送部104により搬送されたイースト塊101は包装
部105で包装され、包装部105で包装された状態のイース
トは更に搬送部106により搬送されて所定の位置107で作
業者が包装されたイーストを個々に収納箱や収納袋等に
収納している。
【0007】ところで、イースト塊101を個々に包装す
る包装スタイルの他にもユーザーが望ましいとする包装
スタイルとして、何ら包装されていないイースト塊101
を例えば5本一緒にまとめて一つの袋に収納するという
包装スタイルがある。これは、イースト塊101を例えば
常時、同時に5本使用するユーザーの場合は、イースト
塊101が1つ1つ包装されていると、その1つ1つのイ
ースト塊101の包装を5本分除去しなければならず、こ
の包装紙の除去の手間を省くための包装スタイルであ
る。
【0008】そこで、このような包装スタイルを希望す
るユーザーに対しては、何ら包装されていないイースト
塊101を5本一緒にまとめて一つの袋に収納している。
【0009】前記従来例でこの包装スタイルを行う場合
には、搬送部104において搬送される包装紙に包装する
前の状態のイースト塊101を包装部105の手前(図1中P
地点)で作業者の手作業により該イースト塊101を拾
い、袋の中に詰めているのが現状である。
【0010】従って、従来例では、その構造上、イース
ト塊101を一個づつ個々に包装する作業は自動的に行わ
れているものの、イースト塊101を5本一緒にまとめて
袋に詰めるという作業は結局作業者の手作業で行われる
ことになる為、作業が厄介で非常に作業効率が悪いとさ
れている。
【0011】また、イーストの取り扱いには十分に注意
しなければならない。即ち、手作業でイースト塊101を
つかんだりするときれいに成形されたイースト塊101の
表面を傷つけたり凹ませたりする恐れがあり、また、イ
ーストは暫く常温下(室温下)におかれていると自然発
酵してしまう性質がある為、イースト塊101の製品とし
ての品質が落ちてしまうのである(経験から、高さ約6
cm,巾6cm,奥行き約10cmのイースト塊101を袋
詰めから箱詰めまでに要する時間が15分〜20分かか
るとした場合、その間室温下におかれているイースト
は、型押し時13℃のイーストの品温が、箱詰めの時点
で平均15℃、最高16℃まで上がっているのを確認し
ている。尚、実際にイースト塊101を出荷する場合には
−2℃の冷蔵庫内で2日間以上冷却し、品温5℃以下と
してから出荷している。)。
【0012】以上のように、従来例ではイースト塊101
を所定個数一緒にまとめて袋に包装する作業が厄介で量
産性が悪いのは勿論、作業者の手作業でイースト塊101
を包装することになる為、イースト塊101を傷つけてし
まったり凹ませてしまう心配があり、その上、イースト
塊101の詰め作業に時間が掛かりすぎるとイーストが自
然発酵してしまい品質が落ちてしまうなどの種々の問題
点がある。
【0013】本発明は、上述の問題点を解決する包装機
を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0015】被包装物aを袋詰め包装する包装機であっ
て、連続搬送される被包装物aを搬送部15上において所
定個数にまとめ、該所定個数にまとめられた被包装物a
を押動する押動部2を設け、袋体1を押動部2の近傍に
設け、所定個数にまとめられた被包装物aを該押動部2
により袋体1に押動導入するように構成したことを特徴
とする包装機に係るものである。
【0016】また、請求項1記載の包装機において、積
層された複数枚の袋体1から一枚のみを取り出し、所定
の位置に載置した袋体1に、所定個数にまとめられた被
包装物aを押動部2により押動導入することを特徴とす
る包装機に係るものである。
【0017】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
包装機において、袋体1として、上層片1a及び下層片
1bを両側縁において重合し、前方にのみ開口部1cを
形成して成る袋体1を採用し、所定個数にまとめられた
被包装物aを該袋体1に押動導入する際、袋体1の上層
片1aは上方へ、下層片1bは下方へ引動して開口部1
cの開口面積を可及的に大きくする開口部形成手段を具
備したことを特徴とする包装機に係るものである。
【0018】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
包装機において、袋体1として、上層片1a及び下層片
1bを両側縁において重合し、前方にのみ開口部1cを
形成して成る袋体1を採用し、所定個数にまとめられた
被包装物aを該袋体1に押動導入する際、袋体1の上層
片1aは上方へ、下層片1bは下方へ引動し且つこの状
態を維持することで開口部1cの開口面積を可及的に大
きくするとともに該開口状態を保持する開口部形成保持
手段を具備したことを特徴とする包装機に係るものであ
る。
【0019】また、請求項1〜4いずれか1項に記載の
包装機において、所定個数にまとめられた被包装物aを
該袋体1に押動導入する際、袋体1内に挿入され且つ一
対で構成され、外方に移動することで該袋体1の開口部
1cの開口面積を可及的に大きくする開口部形成手段を
具備したことを特徴とする包装機に係るものである。
【0020】また、請求項1〜5いずれか1項に記載の
包装機において、積層された複数枚の袋体1から、最上
位の袋体1のみを吸着作用により分離上昇させ、所定の
位置に搬送する吸着分離搬送手段を設けたことを特徴と
する包装機に係るものである。
【0021】また、請求項6記載の包装機において、前
記吸着分離搬送手段として、袋体1に当接し該袋体1を
吸着し得る移動可能な複数の吸着体6を採用したことを
特徴とする包装機に係るものである。
【0022】また、請求項7記載の包装機において、任
意の吸着体6を、最上位の袋体1に吸着後内方へ移動可
能に構成し、該最上位の袋体1にしわを形成し、これに
より最上位の袋体1のみを吸着分離搬送し得るようにし
たしわ寄せ手段を具備したことを特徴とする包装機に係
るものである。
【0023】また、請求項1〜8いずれか1項に記載の
包装機において、被包装物aとしてイーストを採用した
ことを特徴とする包装機に係るものである。
【0024】
【発明の作用及び効果】本発明は、被包装物aを包装す
る際、連続搬送される搬送部15上においてまとめられた
被包装物aを押動部2で押動することにより袋体1に導
入する。
【0025】本発明は上述のように構成したから、被包
装物aを所定個数にまとめて袋体1に詰める作業が効率
良く行える為、作業性が飛躍的に向上して極めて量産性
に秀れることになり、しかも、従来例のような被包装物
aを作業者の手で取り扱う必要がないから、例えば被包
装物aが柔らかいものであった場合など、被包装物aを
傷つけたり凹ませたりする心配もない包装機となる。
【0026】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、積層された複
数枚の袋体1から一枚のみを取り出し、所定の位置に載
置した袋体1に、所定個数にまとめられた被包装物aを
押動部2により押動導入するようにしたから、被包装物
aの袋詰め作業が連続的に効率良く行える包装機とな
る。
【0027】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2に記載の発明の作用効果に加え、袋体1
として、上層片1a及び下層片1bを両側縁において重
合し、前方にのみ開口部1cを形成して成る袋体1を採
用し、所定個数にまとめられた被包装物aを該袋体1に
押動導入する際、袋体1の上層片1aは上方へ、下層片
1bは下方へ引動して開口部1cの開口面積を可及的に
大きくする開口部形成手段を具備せしめたことにより、
被包装物aを袋体1へ押動導入する際、被包装物aが袋
体1の開口部1cに当たるのを確実に防止し得るもので
あるから、被包装物aの袋体1への押動導入が良好に行
える包装機となる。
【0028】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項1,2に記載の発明の作用効果に加え、袋体1
として、上層片1a及び下層片1bを両側縁において重
合し、前方にのみ開口部1cを形成して成る袋体1を採
用し、所定個数にまとめられた被包装物aを該袋体1に
押動導入する際、袋体1の上層片1aは上方へ、下層片
1bは下方へ引動し且つこの状態を維持することで開口
部1cの開口面積を可及的に大きくするとともに該開口
状態を保持する開口部形成保持手段を具備せしめたこと
により、被包装物aを袋体1へ押動導入する際、被包装
物aが袋体1の開口部1cに当たるのを確実に防止し得
るものであるから、被包装物aの袋体1への押動導入が
良好に行え、更に、開口面積を可及的に大きくした袋体
1の開口部1cの開口状態を保持し得るものであるか
ら、より一層被包装物aの袋体1への押動導入が良好に
行える包装機となる。
【0029】また、請求項5記載の発明においては、前
記請求項1〜4に記載の発明の作用効果に加え、所定個
数にまとめられた被包装物aを該袋体1に押動導入する
際、袋体1内に挿入され且つ一対で構成され、外方に移
動することで該袋体1の開口部1cの開口面積を可及的
に大きくする開口部形成手段を具備せしめたことによ
り、被包装物aを袋体1へ押動導入する際、被包装物a
が袋体1の開口部1cに当たるのを確実に防止し得るも
のであるから、被包装物aの袋体1への押動導入が良好
に行えるのは勿論、当該開口部形成手段が袋体1内に挿
入されることで開口面積を可及的に大きくした袋体1の
開口部1cの開口状態を確実に保持し得るものであるか
ら、より一層被包装物aの袋体1への押動導入が良好に
行える包装機となる。
【0030】また、請求項6記載の発明においては、前
記請求項1〜5に記載の発明の作用効果に加え、積層さ
れた複数枚の袋体1から、最上位の袋体1のみを吸着作
用により分離上昇させ、所定の位置に搬送する吸着分離
搬送手段を設けたから、例えば積層された複数枚の袋体
1から一枚のみを取り出し、この袋体1に被包装物aを
押動導入するという連続作業、即ち、繰り返し連続的に
行われる被包装物aの袋詰め作業が極めて効率良く行え
る包装機となる。
【0031】また、請求項7記載の発明においては、前
記請求項6に記載の発明の作用効果に加え、吸着分離搬
送手段として、袋体1に当接し該袋体1を吸着し得る移
動可能な複数の吸着体6を採用したから、袋体1を良好
に吸着分離し得るのは勿論、簡易構造にしてコスト安に
もなる包装機となる。
【0032】また、請求項8記載の発明においては、前
記請求項7に記載の発明の作用効果に加え、任意の吸着
体6を、最上位の袋体1に吸着後内方へ移動可能に構成
し、該最上位の袋体1にしわを形成し、これにより最上
位の袋体1のみを吸着分離搬送し得るようにしたしわ寄
せ手段を具備したから、吸着体6による最上位の袋体1
の吸着分離が極めて良好に行える包装機となる。
【0033】また、請求項9記載の発明においては、前
記請求項1〜8に記載の発明の作用効果に加え、包装作
業が効率良く行われることになるから、被包装物aとし
てのイーストの品温が不要に上昇して自然発酵してしま
うのを可及的に防止することができる為、包装作業を経
た後であっても良質なままの状態を維持することができ
る包装機となる。
【0034】
【発明の実施の態様】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0035】本実施例は、図2に図示したように被包装
物aとしてのイースト塊を供給する供給部17と、この供
給部17から供給され搬送部15で搬送されるイースト塊a
を5本づつ配置せしめる配置部9と、シリンダー機構2
bの作動により前後動する押動体2aで構成される押動
部2と、スライド機構10a及びシリンダー機構10bの作
動により前後動及び起伏動するテーブル10と、シリンダ
ー機構4aの作動により左右動する挿入体4と、イース
ト塊aを包装する袋体1が配置される袋配置部11と、袋
配置部11から一枚づつ袋体1を掴みスライド機構12aに
よりスライド移動して該袋体1を前記テーブル10に移送
する袋移送装置12とで構成される包装機である。
【0036】以下に、本実施例に係る構成各部の具体的
な説明をする。
【0037】配置部9は、図3に図示したようにコンベ
ア9aで構成され、また、このコンベア9aは丁度イー
スト塊aを巾に設定され、、また、このコンベア9aの
長さは丁度イースト塊aを巾方向に5本づつ配置し得る
長さに設計されている。この配置部9に係るコンベア9
aは、イースト塊a1本がコンベア9aに乗るとセンサ
ーが感知し該イースト塊a1本分の長さ(図3において
L)のみ進んで停止し、これを繰り返すステップ運動作
動がなされる制御機構が設けられている。従って、配置
部9内にイースト塊a5本を停止待機せしめることがで
きる。
【0038】また、この配置部9の下方には基板Xが設
けられ、この基板Xには擺動体13が対設され、この擺動
体13の基端には軸体13bが固着され、軸体13bにはシリ
ンダー機構13aが連設されている。従って、このシリン
ダー機構13aを作動させると軸体13bが回動し、よっ
て、当該擺動体13は基板Xに対して垂直に立ち上がった
状態になったり、若しくは、基板Xと面一となる水平状
態となったりする。この水平状態の際には擺動体13の基
端はテーブル10の端縁近傍に位置する。擺動体13が立ち
上がり状態であると、搬送部15から搬送されるイースト
塊aを配置部9に良好に配置し得るガイドの役目とな
り、水平状態であると、イースト塊aを配置部9からテ
ーブル10へ押し出す際、このテーブル10は障害とならな
いように水平状態となる。この際、擺動体13の基端は基
板Xと面一であり且つ擺動体13はテーブル10と重ならな
い為、イースト塊aの下面を傷つけることはない。
【0039】押動部2は、図3に図示したように前記配
置部9一の側に設けたもので、シリンダー機構2bと、
該シリンダー機構2bの先端に連設され、シリンダー機
構2bの作動により前後動し得る押動体2aとで構成さ
れている。従って、押動部2を前進動させた際、前記配
置部9に配置されたイースト塊aを5本を当該押動体2
aで適宜前方へ押圧することができる。
【0040】テーブル10は、図3に図示したように前記
配置部9の他側に設けたもので、下部に設けたスライド
機構10aにより前後動可能に設けられており、更に、こ
のテーブル10はシリンダー機構10bと連設され、このシ
リンダー機構10bの作動により水平状態となったり、垂
直状態となったりするように設けられている。
【0041】また、搬送部15の前側には袋体1を積層配
置せしめた袋配置部11が設けられている。
【0042】ここで、この袋体1は下層片1bと上層片
1aとを両側部において重合止着し、前側のみに開口部
1cを形成し、後側は閉塞せしめた合成樹脂製の袋であ
る。
【0043】また、テーブル10の表面後側には配置され
た物を吸引する為の吸気穴10c'が設けられ、この吸気
穴75c'は吸気装置10cに連設されている。
【0044】テーブル10の一側には一対の爪板4bで構
成される挿入体4が設けられ、この爪板4bは、シリン
ダー機構4aの作動により前後動可能に設けられてい
る。符号4cは爪板4bのガイド杆である。
【0045】袋移送装置12は、本体12cと本体12cを左
右動させるスライド機構12aとからなり、該スライド機
構12aにより図3においてテーブル10の左側に設けられ
た袋配置部11からテーブル10までの間を左右スライド移
動し得るように構成されている。また、この本体12cに
は吸着部6が設けられ、この吸着部6には先端に吸着パ
ット7が付設された9本の管状腕体12bが垂設されてい
る。
【0046】この吸着部6は図10に図示したように9
本の管状腕体12bが設けられ、この9本の管状腕体12b
のうち図10中のA,Bは基部側を支点に回動するよう
に構成され、よって、図5,6に図示したように該管状
腕体12bの吸着パット7は図10中矢印側へ移動するこ
とになる。
【0047】即ち、図5に図示したように袋配置部11に
配置された最上面の袋体1に管状腕体12bを降下させて
吸着パット7を当接させ、図6に図示したように全て
(9本)の吸着パット7に吸引を開始するとともに2本
の吸着パット7(A,B)を袋体1にしわができるよう
に内側へ寄せ(これが、しわ寄せ手段である。)、当該
管状腕体12bを上昇させることにより袋体1を一枚だけ
吸着上昇させる。このように、この吸着部6は、袋配置
部11に配置された袋体1を一枚づつ吸着し得るように構
成されている(これが、吸着分離手段である。)。
【0048】そして、9個の吸着パット7により吸着上
昇された1枚の袋体1は、本体12cの左右動によりテー
ブル10上に移送され、このテーブル10上において前記吸
気穴10c'の吸引作用により袋体1の下層片1bのみ
(袋体1の開口部1c側のみ)が吸引され、続いて、吸
着パット7(袋体1の開口部1c側の吸着パット7の
み)が再び吸引上昇することで袋体1の開口部1cが良
好に開口される(これが、開口部形成手段である。)。
尚、袋体1の開口部1cが形成された後は吸着パット7
の吸引は停止し、復帰動する。
【0049】符号14は袋体1を開口する際、袋の開口時
の障害となる静電気を除去する静電気除去装置,16はコ
ンベア機構を有する搬送部であり、この搬送部16は袋体
1に5本一緒にまとめて包装された状態のイースト塊a
を収納室へ搬送するものである。
【0050】以上の構成各部により、本実施例では次の
順序で包装作業が行われることになる。
【0051】搬送部15で搬送されたイースト塊aは5本
づつ配置部9に配置される。一方、前述のように袋移送
装置12により袋配置部11から移送された袋体1は移動テ
ーブル10上に配置され、図7に図示したように袋体1を
構成する下層片1bを移動テーブル10に係る吸引装置10
cの吸引穴10c'で吸引した状態とするとともに、袋体
1を構成する上層片1aを吸着部6に係る管状腕体12b
の吸着パット7で吸着した状態で上昇させて開口し、テ
ーブル10を前進動させることで図8に図示したように挿
入体4を袋体1内に挿入し、更に、当該挿入体4に係る
左右一対の爪板4bの対向巾を広げることによって袋体
1の開口部1cを最大限に開いて待機する(これが、開
口部形成保持手段である。)。続いて、押動部2の押動
により配置部9に待機している5本のイースト塊aは擺
動体13を介して袋体1の中まで押し込まれる(図9参
照)。続いて、移動テーブル10は前進し、その後、該移
動テーブル10は垂直状態に起立し、袋体1に包装された
状態のイースト塊aは搬送部16へ載置され搬送されるこ
とになる。
【0052】本実施例は上述のように構成したから、イ
ースト塊aを5本まとめて袋体1に詰める作業が効率良
く行える為、作業性が飛躍的に向上して極めて量産性に
秀れることになり、しかも、従来例のようなイースト塊
aを作業者の手で取り扱う必要がないから、例えば被包
装物aが柔らかいイーストaであった場合、このイース
ト塊aを傷つけたり凹ませたりする心配もなくなるなど
秀れた効果を発揮することになる。
【0053】また、積層された複数枚の袋体1から一枚
のみを取り出し、所定の位置に載置した袋体1に、所定
個数にまとめられた被包装物aを押動部2により押動導
入するようにしたから、イースト塊aの袋詰め作業が連
続的に効率良く行えることになる。
【0054】また、袋体1として、上層片1a及び下層
片1bを両側縁において重合し、前方にのみ開口部1c
を形成して成る袋体1を採用し、所定個数にまとめられ
たイースト塊aを該袋体1に押動導入する際、袋体1の
上層片1aは上方へ、下層片1bは下方へ引動して開口
部1cの開口面積を可及的に大きくする開口部形成手段
を具備せしめたことにより、イースト塊aを袋体1へ押
動導入する際、イースト塊aが袋体1の開口部1cに当
たるのを確実に防止し得るものであるから、イースト塊
aの袋体1への押動導入が良好に行えることになる。
【0055】また、袋体1として、上層片1a及び下層
片1bを両側縁において重合し、前方にのみ開口部1c
を形成して成る袋体1を採用し、所定個数にまとめられ
たイースト塊aを該袋体1に押動導入する際、袋体1の
上層片1aは上方へ、下層片1bは下方へ引動し且つこ
の状態を維持することで開口部1cの開口面積を可及的
に大きくするとともに該開口状態を保持する開口部形成
保持手段を具備せしめたことにより、イースト塊aを袋
体1へ押動導入する際、イースト塊aが袋体1の開口部
1cに当たるのを確実に防止し得るものであるから、イ
ースト塊aの袋体1への押動導入が良好に行え、更に、
開口面積を可及的に大きくした袋体1の開口部1cの開
口状態を保持し得るものであるから、より一層イースト
塊aの袋体1への押動導入が良好に行えることになる。
【0056】また、所定個数にまとめられたイースト塊
aを該袋体1に押動導入する際、袋体1内に挿入され且
つ一対で構成され、外方に移動することで該袋体1の開
口部1cの開口面積を可及的に大きくする開口部形成手
段3具備せしめたことにより、イースト塊aを袋体1へ
押動導入する際、イースト塊aが袋体1の開口部1cに
当たるのを確実に防止し得るものであるから、イースト
塊aの袋体1への押動導入が良好に行えるのは勿論、当
該開口部形成手段が袋体1内に挿入されることで開口面
積を可及的に大きくした袋体1の開口部1cの開口状態
を確実に保持し得るものであるから、より一層イースト
塊aの袋体1への押動導入が良好に行えることになる。
【0057】また、積層された複数枚の袋体1から、最
上位の袋体1のみを吸着作用により分離上昇させ、所定
の位置に搬送する吸着分離搬送手段を設けたから、例え
ば積層された複数枚の袋体1から一枚のみを取り出し、
この袋体1にイースト塊aを押動導入するという連続作
業、即ち、繰り返し連続的に行われるイースト塊aの袋
詰め作業が極めて効率良く行えることになる。
【0058】また、吸着分離搬送手段として、袋体1に
当接し該袋体1を吸着し得る移動可能な複数の吸着体6
を採用したから、袋体1を良好に吸着分離し得るのは勿
論、簡易構造にしてコスト安となる。
【0059】また、任意の吸着体6を、最上位の袋体1
に吸着後内方へ移動可能に構成し、該最上位の袋体1に
しわを形成し、これにより最上位の袋体1のみを吸着分
離搬送し得るようにしたしわ寄せ手段を具備したから、
吸着体6による最上位の袋体1の吸着分離が極めて良好
に行えることになる。
【0060】また、包装作業が効率良く行われることに
なるから、被包装物aとしてのイーストの品温が不要に
上昇して自然発酵してしまうのを可及的に防止すること
ができる為、包装作業を経た後であっても良質なままの
状態を維持することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図である。
【図2】本実施例を説明する平面図である。
【図3】本実施例を示す平面図である。
【図4】本実施例を示す斜視図である。
【図5】本実施例に係る要部の作動状態を説明する側断
面図である。
【図6】本実施例に係る要部の作動状態を説明する側断
面図である。
【図7】本実施例に係る要部の作動状態を説明する側断
面図である。
【図8】本実施例に係る要部の作動状態を説明する側面
図である。
【図9】本実施例に係る要部の作動状態を説明する側面
図である。
【図10】本実施例に係る要部を示す平面図である。
【符号の説明】
a 被包装物 1 袋体 1a 上層片 1b 下層片 1c 開口部 2 押動部 2a 押動体 6 吸着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 賢次郎 新潟県長岡市摂田屋4丁目8番12号 中越 酵母工業株式会社内 (72)発明者 細川 哲夫 新潟県燕市井土巻4丁目160番地 株式会 社ダイワメカニック内 (72)発明者 中野 仁 新潟県新潟市新島町通4ノ町2237番地 株 式会社菱電社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物を袋詰め包装する包装機であっ
    て、連続搬送される被包装物を搬送部上において所定個
    数にまとめ、該所定個数にまとめられた被包装物を押動
    する押動部を設け、袋体を押動部の近傍に設け、所定個
    数にまとめられた被包装物を該押動部により袋体に押動
    導入するように構成したことを特徴とする包装機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の包装機において、積層さ
    れた複数枚の袋体から一枚のみを取り出し、所定の位置
    に載置した袋体に、所定個数にまとめられた被包装物を
    押動部により押動導入することを特徴とする包装機。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の包装
    機において、袋体として、上層片及び下層片を両側縁に
    おいて重合し、前方にのみ開口部を形成して成る袋体を
    採用し、所定個数にまとめられた被包装物を該袋体に押
    動導入する際、袋体の上層片は上方へ、下層片は下方へ
    引動して開口部の開口面積を可及的に大きくする開口部
    形成手段を具備したことを特徴とする包装機。
  4. 【請求項4】 請求項1,2いずれか1項に記載の包装
    機において、袋体として、上層片及び下層片を両側縁に
    おいて重合し、前方にのみ開口部を形成して成る袋体を
    採用し、所定個数にまとめられた被包装物を該袋体に押
    動導入する際、袋体の上層片は上方へ、下層片は下方へ
    引動し且つこの状態を維持することで開口部の開口面積
    を可及的に大きくするとともに該開口状態を保持する開
    口部形成保持手段を具備したことを特徴とする包装機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項に記載の包装
    機において、所定個数にまとめられた被包装物を該袋体
    に押動導入する際、袋体内に挿入され且つ一対で構成さ
    れ、外方に移動することで該袋体の開口部の開口面積を
    可及的に大きくする開口部形成手段を具備したことを特
    徴とする包装機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか1項に記載の包装
    機において、積層された複数枚の袋体から、最上位の袋
    体のみを吸着作用により分離上昇させ、所定の位置に搬
    送する吸着分離搬送手段を設けたことを特徴とする包装
    機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の包装機において、前記吸
    着分離搬送手段として、袋体に当接し該袋体を吸着し得
    る移動可能な複数の吸着体を採用したことを特徴とする
    包装機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の包装機において、任意の
    吸着体を、最上位の袋体に吸着後内方へ移動可能に構成
    し、該最上位の袋体にしわを形成し、これにより最上位
    の袋体のみを吸着分離搬送し得るようにしたしわ寄せ手
    段を具備したことを特徴とする包装機。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8いずれか1項に記載の包装
    機において、被包装物としてイーストを採用したことを
    特徴とする包装機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107399479A (zh) * 2017-03-03 2017-11-28 广东省智能制造研究所 一种用于面包包装的四轴机构
WO2018008558A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 川崎重工業株式会社 ワークの袋詰め装置
CN112623346A (zh) * 2020-12-30 2021-04-09 浙江博毓生物科技有限公司 一种板条包装流水线

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