JP2005320014A - 包装箱および青果物または花卉類の鮮度保持包装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運送効率や保管スペースが節約可能であって、容器内に蓄冷剤を入れても強度の低下や水濡れ等による悪影響のない鮮度保持包装に適した包装容器、及び前記包装箱を用いた青果物等の鮮度保持包装方法を提供する。
【解決手段】発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体を段ボール箱の側面もしくは底面に被せてなる包装箱。前記包装箱を使用した青果物または花卉類の包装方法であって、段ボール箱の天面部より青果物または花卉類を横に寝かせた状態で包装した後、段ボール箱側面部に発泡スチロールからなるトレー状成形体を被せて一体とし、輸送時には前記トレー状成形体側を底面とすることによって青果物または花卉類を立てた状態で保管及び輸送可能である青果物または花卉類の鮮度保持包装方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として青果物や花卉等を包装するのに用いられる包装箱にあって、特に輸送中に包装箱底部に優れた耐水性を必要とする包装箱に関するものである。また、本発明は、前記包装箱を用いた青果物または花卉類の鮮度保持包装方法である。
従来、青果物や花卉類等、内容物の鮮度保持を目的に内容物を予冷庫等で冷却、輸送する包装容器としては、発泡ポリスチレン成形容器や段ボール箱等が主として用いられている。
特開平9−110181号 特開平10−226001号
発泡ポリスチレン成形容器は、防湿性、耐水性、断熱性において優れている。従って、鮮度保持のために冷却、輸送する際、積み替え時などに高い外気温にさらされた場合においても、内容物を低温に保つことが可能である。また、容器内に蓄冷剤や氷を容器内に直接入れても容器強度の低下や水漏れの問題は発生しない。
しかし、発泡ポリスチレンの成形容器は、段ボール箱のように折り畳むことができないため、運送効率が悪く、また保管スペースも多く必要とする問題が発生した。また、使用後に容器を廃棄処理する際にも焼却処分することができないなど、全体的にコストが高くなるという問題がある。
一方、段ボール箱は、使用する際以外は折り畳んで運送、保管が可能である。また、使用後の廃棄処理も発泡ポリスチレン容器に比べると極めて容易である。
しかし、断熱性が発泡ポリスチレンと比較して劣るため、特に気温が高い夏場において高い外気温にさらされた場合に内容物の品温が上昇し鮮度が低下する問題が発生しやすい。
また、内容物の温度を下げるために蓄冷剤を段ボール箱内に入れると、ある程度の耐水性を付与したものであっても、蓄冷剤に近い箇所の段ボールに結露水が付着して段ボールの強度が低下し、段ボール箱の変形やつぶれ、また、容器の水漏れ等が発生するという問題があった。さらに、蓄冷剤として直接氷を使用することは困難であった。
また、青果物のうち特に葉菜類(ホウレンソウ等)、葉茎菜類(キャベツ、アスパラガス等)や、花卉類などは、生えていたのと近い状態、即ち、根に近い方を下にして立てた状態にして保存、輸送することで、より長く鮮度を保てることが広く知られている。
しかし、これらの葉菜類や、葉茎菜類のうち縦に細長い形状のもの、花卉類等を包装する際には、最初から立てた状態で容器内に収容することは困難である。
即ち、折り畳んだり分解することが可能で運送効率や保管スペースが節約可能であって、さらに容器内に蓄冷剤を入れても強度の低下や水濡れ等による悪影響のない鮮度保持包装に適した青果物用包装容器であり、さらに、青果物を立てた状態で保管・輸送することが容易な青果物用包装用容器を実現することは困難であった。
本発明では、上記課題を解消するため以下の方法をとる。
即ち、本発明の第1は、発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体を段ボール箱の側面もしくは底面に被せてなる包装箱である。
さらに本発明の第2は、段ボール箱の側面もしくは底面の少なくともいずれかに通気孔を有し、前記通気孔を有する側面もしくは底面にトレー状成形体を被せてなる本発明の第1に記載の包装箱である。
さらに本発明の第3は、段ボール箱を形成する段ボールシートの透湿度が500g/m・24h以下である本発明の第1又は第2に記載の包装箱である。
さらに本発明の第4は、トレー状成形体が、蓄冷剤を収納可能な窪み部を有する本発明の第1〜3のいずれかに記載の包装箱である。
さらに本発明の第5は、本発明の第1〜4のいずれかに記載の包装箱を使用した青果物または花卉類の包装方法であって、段ボール箱の天面部より青果物または花卉類を横に寝かせた状態で包装した後、段ボール箱側面部に発泡スチロールからなるトレー状成形体を被せて一体とし、輸送時には前記トレー状成形体側を底面とすることによって青果物または花卉類を立てた状態で保管及び輸送可能である青果物または花卉類の鮮度保持包装方法である。
本発明によって、折り畳んだり分解することが可能で運送効率や保管スペースが節約可能であって、さらに容器内に蓄冷剤を入れても強度の低下や水濡れ等による悪影響のない鮮度保持包装に適した包装容器であり、さらに、青果物等を立てた状態で保管・輸送することが容易な包装用容器を提供することが可能となった。さらに、青果物・花卉類等を立てた状態で輸送する鮮度保持包装方法を提供することが可能となった。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
本発明の青果物用包装容器は、段ボール箱と発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体を組み合わせて構成されている(図1参照)。
段ボール箱部分は、通常用いられる形式であれば、どのようなものでもよいが、通常と、JIS Z−1507で規定される0201形式(A式形式,図2)、もしくは0212形式(B式,図3)等が一般的に用いられる。
また、必要に応じて、任意の個所に手孔や通気孔となる孔を設けることが可能である。
本発明においては、段ボールシート部材としては、一般の段ボールシートを使用してもよいが、必要に応じて水蒸気バリア性を有する段ボールシート、いわゆる防湿段ボールシートを使用することが可能である。
防湿段ボールシートは、容器内の湿度を90〜100%に保つことが可能であり、青果物の蒸散抑制効果があり、鮮度保持に役立つものである。防湿段ボールシートとしては、透湿度が500g/m・24h以下のものを用いることが特に好ましい。
また、段ボールシート部材として、耐水性を有する段ボール原紙、及び耐水貼合接着剤等を使用して得た、いわゆる耐水段ボールシートを使用することで、蒸散水や結露水による強度低下を防ぐことが可能である。
なお、本発明で使用可能な防湿段ボールシートや、耐水段ボールシートとしては、通常、防湿段ボールシート、耐水段ボールシートとして製造、販売されている製品を必要に応じて任意に選択可能である。
上記防湿段ボールシートとしては、段ボールシートに任意の方法で防湿層を設けたものが好適に使用可能である。中でも、防湿性及びリサイクル性の面からスチレン−ブタジエンラテックス等の合成樹脂エマルジョンとフィロケイ酸塩化合物等の平板状顔料からなる防湿層を設けたものが好ましく用いられる。
また、耐水段ボールシートとしては、耐水化剤をパルプ原料に添加して抄造、もしくは段ボール原紙に塗布または含浸して得られた耐水ライナや耐水中芯原紙を貼合し、段ボールシート表面には、スチレン−ブタジエンラテックス等の合成樹脂エマルジョンと顔料からなる耐水層を設けたものがリサイクル性等の点から好ましい。
さらに、本発明において、段ボール箱に発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体を取付ける箇所は予め決めておき、輸送時の上下が明確に解るような印刷を予め施しておくことが包装、輸送時の便宜のためには望ましい。
上記段ボール箱と組み合わせる発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体は、段ボール箱の側面もしくは底面の少なくともいずれかに被せて使用するため、トレー状成形体の内径は、前述の側面もしくは底面のいずれかと略同形同大である。
また、トレー状成形体は、包装容器の底部を形成するものである。
さらに、段ボール箱に取付けやすく、また外れにくくするため、トレー状成形体の内面に、約10cm毎に、約5mm幅、厚さ2〜5mmの挫屈帯を設けることも可能である。
また、本発明のトレー状成形体には、内側に、氷や各種蓄冷剤を入れるために、さらに窪み部を設けることも可能である。
段ボール箱単体と異なり、発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体は、結露等の水分による影響を受けず水漏れもないので、氷または蓄冷剤を入れて、青果物を冷却することが容易に行える。
なお、本発明においては、トレー状成形体の外側に、運搬時に使用可能な手孔等を設けることも可能である。
発泡スチロールからなるトレー状成形体は、本願発明の青果物用包装容器の底部となるものである。前記成形体の高さは、任意に定めることが可能であるが、容器底面から包装容器全体の高さに比して1/10〜3/5であることが好ましく、1/10〜1/3の高さであることが特に好ましい。このような高さの成形体を用いた場合、使用するトレー状成形体の体積は、箱全体を発泡ポリスチレンで製造した場合と比較して、1/10〜3/5に減少する。段ボール箱部分は折り畳んで保管可能であるから、本願の包装容器は、全体が発泡ポリスチレン成形体である容器と比較して、非常にコンパクトに保管可能であって、運送効率は向上し、必要とする保管スペースも節約可能である。
成形体の高さが1/10未満の場合は、予冷時に使用する段ボール側面及び底部の通気孔を発泡ポリスチレン成形体で輸送時に完全に覆うことができない不具合が発生する。また、成形体の高さが3/5を越えた場合においては、成形体の大きさが大きくなってしまい、本願発明の運搬効率、保管効率が良好であるという効果が得にくくなる。
本発明によって、青果物を包装する際には、まず、通常の手順によって段ボール箱を組み立て、青果物を包装する。
特に、葉菜類や、葉茎菜類のうち縦に細長い形状のもの、花卉類等の青果物を包装する際には、まず前記青果物を一方向に揃えて寝かせた状態で包装し、封緘した後、前記段ボール箱の側面のうち、青果物の根側となる方に、トレー状成形体を被せ、さらに、その面を底面として保管、運搬する(図1参照)。
縦に細長い形状の青果物は、最初から立てて箱に収納することは困難であるが、このような方法であれば、横に寝かせた状態で簡単に収納した上で、根を下にして立てた状態で保管、運搬することが可能である。
しかも、特に長さのある青果物を収納するような細長い段ボール箱の場合、そのまま横倒しにすると、底面となる部分の面積が相対的に小さいので安定しないが、底面に成形体を被せることで、安定した状態で立てることも可能である。
上記青果物の包装体は、予冷庫において予冷、及び輸送される。段ボール箱が通気孔を有していれば、予冷時間が短縮可能である。通気孔の個所は任意に設けることが可能であるが、通気孔が、トレー状成形体を被せた時に覆われる位置で設ければ、予冷時にはトレー状成形体を外した状態で予冷し、輸送時には成形体を被せ通気孔を塞ぐことで、予冷時間を短縮可能であり、かつ輸送時の断熱性を低下させることはない(図4参照)。
また、内側底部にさらに窪み部を有する発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体を使用し、該窪みに蓄冷剤を入れて使用することが可能である(図5参照)。その場合、成形体を被せる面に通気孔を設けると、冷気を流通させることが可能であるので望ましい(図6参照)。
また、本発明を実施する場合には、段ボール箱に印刷を施す際に、矢印等の上下を示す図柄や文字を予め印刷しておけば、前記段ボール箱を組み立てて、青果物の方向を揃えて包装する際、保管、輸送時の天地方向が解りやすく、また、封緘後に側面に成形体を組み合わせる際にもどちらに成形体を組み合わせて底面にするかが解りやすくなるので好ましい。(図7、図8参照)
本発明の実施例を示す斜視図 段ボール箱を示す概略図(0201形式) 段ボール箱を示す概略図(0212形式) 本発明の実施例を示す断面図 本発明の実施例を示す断面図 本発明の実施例を示す断面図 本発明他の実施例の段ボール箱部分となるブランクシート 図7のブランクシートを組み立てた段ボール箱を組み立てた実施例の斜視図
符号の説明
P:段ボールシート、Q:発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体、R:蓄冷剤、1:通気孔、2:印刷部

Claims (5)

  1. 発泡ポリスチレンからなるトレー状成形体を段ボール箱の側面もしくは底面に被せてなることを特徴とする包装箱。
  2. 段ボール箱の側面もしくは底面の少なくともいずれかに通気孔を有し、前記通気孔を有する側面もしくは底面にトレー状成形体を被せてなることを特徴とする請求項1記載の包装箱。
  3. 段ボール箱を形成する段ボールシートの透湿度が500g/m・24h以下であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の包装箱。
  4. トレー状成形体が、蓄冷剤を収納可能な窪み部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の包装箱を使用した青果物または花卉類の包装方法であって、段ボール箱の天面部より青果物または花卉類を横に寝かせた状態で包装した後、段ボール箱側面部に発泡スチロールからなるトレー状成形体を被せて一体とし、輸送時には前記トレー状成形体側を底面とすることによって青果物または花卉類を立てた状態で保管及び輸送可能であることを特徴とする青果物または花卉類の鮮度保持包装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020070079A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 住友ベークライト株式会社 青果物梱包体および梱包方法

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