JPS58193276A - 植物性生鮮品の包装法 - Google Patents

植物性生鮮品の包装法

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JPS58193276A
JPS58193276A JP6823082A JP6823082A JPS58193276A JP S58193276 A JPS58193276 A JP S58193276A JP 6823082 A JP6823082 A JP 6823082A JP 6823082 A JP6823082 A JP 6823082A JP S58193276 A JPS58193276 A JP S58193276A
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JP
Japan
Prior art keywords
case
film
vegetables
water
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP6823082A
Other languages
English (en)
Inventor
井坂 動
鈴木 克勇
三郎 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP6823082A priority Critical patent/JPS58193276A/ja
Publication of JPS58193276A publication Critical patent/JPS58193276A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は植物性生鮮品を長期間にわたって新鮮な状態で
保存することのできる包装方法に関し、更に具体的に述
べると、段ボールケース中に野菜等を収納して輸送及び
貯蔵するに際して、野菜等の鮮ル゛を維持し、且つ湿シ
によるケースの強度低下及びこれに伴う荷傷み等を防止
することのできる包装法に関するものである。
本発明に苔う4’+1′]物性生鮮品とは、野菜類、果
央類、生花類、醒茸類等を包含する広い概念を有するも
のであり、生産者から末端消費者へ新鮮な状態で渡す必
要のあるものを意味するが、以下これらを代表し単に「
野菜類」と述べて説明を行なう。
流通機構の発展によって遠隔の生産地と消費地がIil
′接あるいは間接的に連結される様になり、野菜類につ
いても生産地から遠(隔った消費地へ輸送することづ;
一般的になっている。この様な杖況下では、生産者の手
を離れてから消費者の手許に渡る迄相当の日時を要し、
その間に萎凋、黄変、腐敗、異臭、凍傷等の鮮度低下を
招(ことがある。
その為新鮮な風味や外観が失なわれ、消費者がそのこと
に慣れる一方では、生産者と消費者を直結させる様な新
しい流通機構を求める動きもあり、社会問題化している
本発明はこの様な事情を憂慮してなされたものであって
、ある程度の長期間にわたって貯蔵することがあっても
鮮度を可及的に保持することのできる様な包装方法の提
供を目的とするものである。
上記目的を達成するに至った本発明の包装方法とは、段
ボールケースの内面に、防滴性及びガス遮断性のフィル
ム又はシートを貼合わせ、これに野菜停を収納して包装
する点に要旨を有するものであって、上述した様な鮮度
低下の原因が水濡れとケース内のガス組成にあることを
突止め、これらの不都合な状況がケース内で発生するの
を可及的に防止できる条件を検討した結果本発明の構成
に到達したものである。
即ち上述の野菜類は、直接又は小分けした上で段ボール
ケースに収納包装されているが、ケース内の空間中に存
在する空気及び外戴温の影響を受C02及びH20,、
l−チレンガス等が発生する。02の減少やCO2の増
大に対してはケース内外の通電によって大気との平衡カ
進むので、ケース内の02やC02濃度が大気のそれと
近似した値に保たれ、引続いて暗呼吸が促進される。即
ち野菜類の暗呼吸については全(妨げられることなく進
むので、ケース内温度が上昇して腐敗の進行を助けると
共にケース内における水分の生成及び蒸散も更に進行し
て蓄積される結果、ケース内面において結露現象力S生
じ、これが水玉(水滴)に成長すると共に順次合流して
水たまシとなる。そしてこれらの水分が野菜類に接触す
ると、水濡れ部から腐敗あるいは変色や凍傷等が進む。
又段ポールケースの壁面に付着した水は段ボールの紙質
内へ浸透してその剛性を喪失せしめるから、段ポールケ
ースを投設にも績み上げると、積層荷重によって下層部
のケースが変形して荷傷みや荷崩れに発展するというこ
ともあった。
これに対して本発明では、前に述べた如(段ポールケー
スの内壁面に防滴性且つガス遮断性を有するフィルム又
はシートc以下単に本発明フィルムという)を貼合わせ
ているので、野菜類の暗呼吸が進んでもケース内外での
ガス通過が阻害されてスース内のガスm度が〔低02・
%CO2,)状態に移行し、野菜類の暗呼吸が進み蝿(
なる。即ち呼吸による湿度上昇が止まると共に野菜類自
体の酸化変質が抑制される。又新たな水の生成・蒸散が
抑制される一方、既に蒸散された水分は本発明フィルム
面上で博膜化されるから水滴となって成長する恐れがな
く、前述の水滴れによる委嘱現象の発生も防止される。
又段ポール自体の吸湿による剛性低下、並びにこれに伴
う荷傷みや荷崩れの発生も少なくなる。尚本発明フィル
ムの段ポール内壁面への貼合わせは、接着剤を介して行
ない、flu着剤の塗布は全面的であってもスポット的
であっても良いが、格子状、ハニカム杖等任意の形でも
よく全面的に塗布する場合は接着剤が段ボール内に浸透
して剛性の高い層が形成されるので、外部からの水濡れ
による強度低下に対しても補強的に作用するという効果
が福られる。
第1図は本発明において用いる段ボールケースの断面図
であって、段ボールケース本体1の内面に貼合わされる
本発明フィルム2としては、一般的に4〜200μm程
度の厚み、好甘しくは9〜60μm程度の厚みのものが
用いられ、防滴性については一り0℃〜+40℃程度の
外気変化において蒸散水分が凝縮結露しない様に処理さ
れたものが好ましい。もっとも−20℃にもなると凝縮
水の凍結−dK恐れられるが、野菜類の呼吸発熱によっ
て凍結を抑制する方向の効果もあるので実用上の間順は
ないことを確認している。又ガス遮断性については、例
えば酸素透過度を基準とする場合0、1〜5000 c
c 7’m2.24hr、atm 、好ましくは1〜4
000cc/m2・24hr−atrTl、更に好マシ
〈ハ10〜8000 cc/m2−24hr−atm程
度ノモノカ本発明において有意義である。この様な条件
に加えて、0.1〜100g/m2−24hr−909
6RH。
特に1〜60 g/m2−24hr、 9096 RH
の防湿性を有しておれば、外部からの水の浸入を実質的
に防止することもできるので野菜類の品質保持効果は極
めて顕著である。この様な性能を有するフィルムは全て
本発明に利用できるが、特に好適なものを挙げるとポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエステM、ポリビニル
アルコール、ポリアミド。
ポリスチレン、各種コーティングフィルム、エチレン酢
酸ビニル共重合体、場合によジエチレン酪ビ共重合体の
ケン化物、ポリ塩化ビニリデン、更ニは上記の槓υ物、
混合物9発泡体等が例示される。
同段ボールケースの包装形態を示す第1図は模式図であ
シ、頂面側及び下面側を粘着チー18a3bによって封
mlし、内面全域にわたって本発明フィルム2を貼合わ
せているが、結露した水が野菜類ともつとも接触し易い
のは底面側及び頂面側である。従って場合によっては側
面側の全部又は一部(@に上方側)へのフィルム貼合を
省略して段ボールケース面と野菜の直接々触を許す構成
とすることもあシ、あるいはフィルムの適所に通気孔や
手かぎ部分のような開口を設ける場合もあり、この様な
場合も本発明に含まれるが、この様な髪形態様の遣択は
収納野菜類の水分蒸散性、呼吸量あるいは季顛的要因等
を総合的に動案して決定すれば良いことである。即ち野
菜類の暗呼吸が活発で水分蒸散量が極めて多いときは水
分をケース外へ蒸散させる為、文通に呼吸がおだやかで
水分蒸散量が少ない場合は蒸散水分による段ボールケー
スの/i18!潤が少ないから、前述の如き部分的貼合
や通電孔形成が&J極的意義若しくは消極的意義を有す
ることになる。部平かぎ部分から抜は易い場合は手かぎ
部分を貫通孔にせず、フラップ駄にしてそのヒンジ効果
を利用して通常は外電との流通を抑制するのもよい方法
の一つである。1同本発明においては、野菜類を裸の状
態で収納することもあるが、必要のある場合は小分けし
た上で段ポールケースに収納してもよい。この場合の小
分は包装においても、生成蒸散水の液滴化による野菜類
のn烏敗という同様の間萌があるので、前記と同様のフ
ィルムを用いることが推奨され、特に防滴性の高いもの
が望まれる。又この様な小分けを行なった場合は、小分
は用のフィルムに若干の通電孔を形成し、野菜類から生
成蒸散した水の一部を小分はフィルム内面で薄膜化させ
ると共に残部を段ボールケース内面又は小分はフィルム
外面で薄膜化させるということもでき、又ガス遮断性も
向上するので、鮮度保持効果は一層顕著なものとなる。
本発明の野菜類包装方法は上述の如き構成からなってい
るので、以下に娶約する様な効果が得られる。
1+l野粟類の暗呼吸による生成蒸散水は、フィルム面
において凝縮結縛せず全面的に薄膜化するから、従来の
様な水滴形成及び該水滴との接触による部分的腐敗、変
色、異臭、凍傷等の発生をみることが少な(なった。
(2)上記蒸散水による段ボールケースの吸湿劣化が起
こらな(なったので、荷傷みや荷重れを防止できる様に
なった。
(3)段ボールケース内外のガス交換が少な(なるので
、野菜類の呼吸量よって形成される低酸素・品炭酸ガス
算囲龜が可及的に維持され、野菜類の酸化変質やバクテ
リアの繁殖が大幅に抑制される。
そして場合によっては氷の同時収納を省略することも可
能になった。
14)フィルムの貼合わせによって段ボールケースの紙
壁に接着剤等が浸透し、その剛性が向上するので、早朝
の収納作業時に朝露が付着しても、ケースとしての腰の
強さは十分に保持される。
(51段ボールケースでは、往々にして手かぎ穴を設け
るが、これによってケース上部におけるガス遮断性が失
なわれ、当該部分に近いところから腐敗の進行を見る可
能性がある。しかし小分は包装した場合には、この様な
穴があっても小分は包装内のガス置換がほとんど形番を
受けないので鮮度保持の効果が発揮される。
次に本発明の詳細な説明する。
一宮産のtデうれん草(品種:法王)を段ボールケース
に20束(4段×5列)入れ、80℃×8C:IRHの
環埴下で約3日間放置し、その途中における品質の変化
状況を調べた。同実施例としては。
ケース内面に20μm厚のFGフィルム(商標、東洋紡
績株式会社製)を貼合わせたものを用い、比較例1とし
てはフィルムを貼合わせていない通常のケース、比較例
2としては防滴性のないポリプロピレンフィルムを貼合
わせたケースを用いた。
同鮮度保持性の評価基準は次に示す通シである。
5点 葉が緑色を維持し、萎租もなくツタ培時の鮮IV
を維持しているもの 4点 葉先に若干の委;mが見られると共に緑色が薄れ
、且つ約0.5〜IJ%の重−減を生じたもの。
3点 内眼によって葉の萎、771が明瞭に観察され、
また部分的に小面積の黄縁部があって実用限界と言える
もの。
2点 葉の萎凋が明瞭に進行すると共に黄変部も広がっ
て悪臭を発し、又部分的にも明瞭な腐敗が認められるも
の。
1点 萎禍、黄変が顕著で、ぬるぬるしており、異臭が
強い亀の。
評価基準は上記の通りである255.希望価格通りで販
売できる為には平均値として85点以上必要であシ、8
点になると相当の値引きが必要となる。
第1表は結果の一覧表であシ、ケース内の温度変化及び
20束の平均評価点数を示した。
第1表 賽施例における葉の萎′Aは比較例に比べて10〜20
時間以上遅れて進行し、特にケース内最上段以外のもの
の鮮度保持は良好であシ、鮮度の低下は丸1日遅れて発
生する。比較例1は大゛気遮断性が無いから鮮度の低下
が早(進行し、全5段とも黄変の発生が早くから認めら
れた。比較例2のポリプロピレンフィルムは一応の大気
遮断性を発揮する為、10〜20時間後の成績は良好で
あったが、防滴性がない為、20〜80時間の間にフィ
ルム面上に水滴が形成され、鮮度が急檄に低下しはじめ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる段ポールケースの断面模式図で
ある。 出願人  東洋紡績株式会社 第1図 a

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)段ポールケースの内面に、防滴性及びガス鵠断性
    のフィルム又はシートを貼合わせ、これに植物性生鮮品
    を収納して包装することを@徽とする植物性生鮮品の包
    装法。 (2、特許請求の範囲第1項において、植物性生鮮品を
    防滴性フィルム又はシートによって小分は包装した上で
    段ボールケースに収納して包装する植物性生鮮品の包装
    法。
JP6823082A 1982-04-22 1982-04-22 植物性生鮮品の包装法 Pending JPS58193276A (ja)

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JP6823082A JPS58193276A (ja) 1982-04-22 1982-04-22 植物性生鮮品の包装法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59222343A (ja) * 1983-05-31 1984-12-14 大昭和紙工産業株式会社 生鮮物用包装材
JPS61178371U (ja) * 1985-04-27 1986-11-07
JPS63161721U (ja) * 1987-04-06 1988-10-21

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520172A (en) * 1978-08-02 1980-02-13 Asahi Dow Ltd Paper container for packing vegitables

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