JP2020069274A - 財布におけるカード入れ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】財布本体内にカード類を左右で並列状に配置収納するとき、その一部を重ね合わせて一覧的に収納でき、しかも財布自体をコンパクトに小型化できるようにする。【解決手段】財布本体1に設けるカード入れ10であって、このカード入れ10は、収納するカード類Cの幅員、高さに対応した幅員と深さとを備えたカードポケット11を財布本体1の幅員方向に沿って左右に並列配置すると共に、並列方向に沿っているカードポケット11相互間に財布本体1の前後の厚さ方向で重ねた重ね合わせ部13を設ける。重ね合わせ部13を含めた並列されているカードポケット11の合計幅員は、財布本体1に折り畳まずに収納すね紙幣Pの幅員に比し大きくすることなく構成する。また、財布本体1の厚さ方向に沿ってカードポケット11を複数段で配列し、後方のカードポケット11は前方のカードポケット11に比し順次に高くなるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、各種カード類を収納できるカード入れを備え、また紙幣等を折り畳むことなく収納できるようにした例えば長財布において、カード類をその一部を重ね合わせて一覧的に収納することで、財布自体をコンパクトに小型化できるようにした財布におけるカード入れ構造に関する。
従来から、紙幣、硬貨等を収納携帯するための財布には、紙幣を収納する紙幣入れ部分、硬貨等を収納する小銭入れ部分のいずれかが設けられていて、また支払いその他の便を図るためにクレジットカード・キャッシュカード・ポイントカード等のカード類を予め収納できるようにしたカード入れも設けられていることが多い。
カード入れ自体は、カードを収納できる幅員、深さ、内法幅を備えたポケット構造とし、開口部分を経て出し入れできるようにしてあり、いわゆる長財布タイプにあってはカードポケットを左右で並列させると共に前後で段差状に配置して構成している。またいわゆる二つ折りタイプにあっては段差状に配置した複数のポケットを、財布自体に設けられた中央の折り部分の左右に配している。
更には多数のカードを収納できるように、特許文献1に示されるカードホルダーは、カードを収納する収納区画部を複数列で財布自体内に重ね合わせて一覧的に配列すると共に、配列方向の側部位置に形成した開口部分によってカードを出し入れ可能にして成る。特許文献2に示される財布型収納具は、前後に重ね合わせて配置した区画壁片を平面から見て菱形あるいは三角形をなす開口部分となるように縫製して、いわゆるハニカム的配置構造として多数のポケットを配置して成る。
実用新案登録第3152454号公報 実用新案登録第3205124号公報
これらの特許文献1及び2におけるカード入れ構造は、特許文献1のように収納区画部を多数配置するとカード入れあるいは財布自体の幅員が大きくなってしまう難点があり、逆に全体外形を小型化するように形成すると収納区画部を少なくせざるを得ない。特許文献2のようないわゆるハニカム的配置構成では、菱形開口部分のポケットが左右に並列配置されているから、財布の外形は左右方向で配列収納されるカード数の合計幅員に比し小さくはできず、財布全体の外形幅員を小型化するのは困難である。すなわちカードの収納能力を増大した財布であると大型化してしまい、大型化した財布に例えば紙幣を収納するようにしても、紙幣収納部には無駄となる余計な空間が生じることになる。
また、近時は決済手段としてカードを使用するカードシステム、購買時に利用できるポイントをカードに加算記録するポイントシステムの普及によって、個人として各種の多数のカードを所有し、また携帯しているのが一般的である。その一方では、紙幣、硬貨等を収納する財布自体も携帯しているから、多数のカードを収納でき、しかも紙幣も無理なく収納できるように携帯するにも好適なコンパクト化した財布が望まれている。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、紙幣更には硬貨をも収納できる財布に多数のカードも合わせて収納でき、しかも紙幣は伸ばしたままで一覧的に収納できると共に、紙幣の外形とほぼ同様な大きさの外形としてコンパクト化を実現できる財布におけるカード入れ構造を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、財布本体1に設けられているカード入れ10であって、このカード入れ10は、収納するカード類Cの幅員、高さに対応した幅員と深さとを備えたカードポケット11が財布本体1の幅員方向に沿って左右に並列されていると共に、並列方向に沿っているカードポケット11相互間に財布本体1の前後の厚さ方向で重ねられている重ね合わせ部13が設けられていることを特徴とする。
重ね合わせ部13を含めた並列されているカードポケット11の合計幅員は、財布本体1に折り畳まずに収納される紙幣Pの幅員に比し大きくすることなく構成することができる。
カードポケット11は、財布本体1の内部にポケット形成壁片12を配し、このポケット形成壁片12を財布本体1の幅員方向に沿って左右で並列されるカード類Cそれぞれの幅員に対応した幅員の端縁位置で折り返すことで左右に形成されていて、財布本体1の幅員方向に沿うほぼ中央位置部分が左右のカードポケット11の一部それぞれによって重ね合わせられた重ね合わせ部13となっていることで構成することができる。
重ね合わせ部13は、カードポケット11を形成する横長状のポケット形成壁片12のほぼ中央部分に、財布本体1の幅員方向に沿って並列され、かつ財布本体1の厚さ方向の前後で配列されるカード類Cの幅員端縁位置で、互いに逆方向で二重に折り返されることで設けられ、上縁部分は閉塞され、左右側部は固着されて構成することができる。
ポケット形成壁片12におけるカードポケット11の幅員に相当する前面部分には、ポケット区画形成片14を配装して財布本体1の前後方向に配列される更に別のカードポケット11を形成して構成することができる。
また、カード入れ10は、カード類Cの高さに比しやや低くなる所定幅員の帯状片を二つ折り状にし、底縁を閉塞すると共に端縁部分を財布本体1における幅員方向の端縁部に固着することで財布本体1の幅員方向に沿って並列形成されたカードポケット11から成り、並列されたカードポケット11は、財布本体1の幅員方向のほぼ中央位置において、所定幅員で重ねられることで、重ね合わせ部13が設けられて構成することができる。
カード入れ10は、財布本体1の厚さ方向に沿ってカードポケット11を複数段で配列し、後方のカードポケット11は前方のカードポケット11に比し順次に高くなるようにして構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る財布におけるカード入れ構造にあって、財布本体1に配置されたカードポケット11は、財布本体1に収納された紙幣P等の貨幣と共に各種のカード類Cを収納させ、重ね合わせ部13は並列状態で収納したカード類Cそれぞれの端部を重ねさせ、並列収納時の合計幅員全体を縮小させる。
カード類Cの並列収納状態の縮小された全体幅員で財布本体1の幅員を構成可能にさせることで、財布本体1に折り畳まずに収納する紙幣Pの幅員にほぼ対応した幅員として財布本体1の構成を可能にさせ、コンパクトな財布を実現させる。
カード類Cの幅員端縁位置で、互いに逆方向で二重に折り返されることで設けられた閉塞構造の重ね合わせ部13は、並列されたカードポケット11それぞれの固定配置を確実、強固にし、カード類Cの出し入れを円滑にさせる。
折り返されてカードポケット11を形成しているポケット形成壁片12の前面に配装したポケット区画形成片14は、財布本体1の前後方向に沿って更に別のカードポケット11を形成し、いわば多段的配置構成のカードポケット11群を構成させる。
二つ折り状にして形成されたカードポケット11を並列配置するときの所定幅員で重ねられた重ね合わせ部13は、カードポケット11それぞれをいわば独立態様で配置させ、簡素な構造で増減を容易にさせる。
後方のカードポケット11が順次に高くなる複数段の配列は、後方位置で配置収納されるカード類Cをも一覧的に表示させ、使用時、収納時の選択・確認をさせながらの出し入れを容易にさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、財布本体1内にカード類Cを収納保管するとき、並列収納状態のカード類Cが重ね合わせ部13で部分的に重ね合わせられていることで、並列されたカード類Cの全体幅員が縮小され、財布本体1の幅員方向の長さも縮小でき、例えば折り畳まずに収納する紙幣Pの幅員にほぼ対応したものとしてコンパクトに構成できる。
すなわちこれは本発明において、カード入れ10は、カード類Cを収納するカードポケット11が財布本体1の幅員方向に沿って左右に並列されていると共に、並列方向に沿っているカードポケット11相互間に財布本体1の前後の厚さ方向で重ねられている重ね合わせ部13が設けられているからである。これによって、財布本体1の幅員方向に沿う長さの縮小・コンパクト化、コンパクト化による携帯・取扱い容易性等を可能にする。
また、重ね合わせ部13で並列されたカードポケット11の合計幅員を、折り畳まずに収納される紙幣Pの幅員に比し大きくしないことで、財布本体1の全体幅員も紙幣Pの大きさに比し若干程度で大きくすることで済み、コンパクト化を実現できる。
カードポケット11は、左右で並列収納されるカード類Cの端縁位置でポケット形成壁片12を折り返すことで左右に形成されていて、財布本体1の幅員方向に沿うほぼ中央位置部分がカードポケット11の一部によって重ね合わせられた重ね合わせ部13となっていることで、重ね合わせ部13の前後方位置でカードポケット11を配置構成できる。
そして、重ね合わせ部13は、財布本体1の幅員方向で並列され、かつ財布本体1の厚さ方向で配列されるカード類Cの幅員端縁位置で、互いに逆方向で二重に折り返されることで設けられていて、上縁部分は閉塞され、左右側部は固着されていることで、左右・前後で配置されるカードポケット11を固定的に確実に位置決めすることができる。
ポケット形成壁片12の前面部分にポケット区画形成片14を配装することで、ポケット形成壁片12が形成するカードポケット11とは別のカードポケット11を形成でき、しかもこのポケット区画形成片14を複数で配することで、財布本体1の前後方向に沿って複数のカードポケット11群として配列構成でき、いわば多段的な構成によって多くのカード類Cを収納可能な構成とする利点も得られる。
また、カード入れ10は、二つ折り状にした帯状片の底縁の閉塞、端縁部分の財布本体1の端縁部への固着によって並列形成されたカードポケット11から成り、財布本体1のほぼ中央位置において、所定幅員で重ねた重ね合わせ部13を設けることで、カードポケット11それぞれをいわば独立態様で配置させて構成できる。しかも、帯状片の二つ折り構造によることで簡素な構造として形成でき、しかもそれぞれが独立していることで例えば財布本体1の厚さ方向によってのカードポケット11数を容易に増減することもできる。
カード入れ10は、財布本体1の厚さ方向に沿ってカードポケット11を複数段で配列し、後方のカードポケット11は前方のカードポケット11に比し順次に高くなるようにすることで、財布本体1の開放時では後方位置に収納したカード類Cであってもその上部を一覧的に見ることができ、カード類Cの選択、更には収納に便利である。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明の実施の形態を示す斜視図である。 同じく第1の実施の形態における開放状態の一部切欠斜視図である。 同じく開放状態における要部平面図である。 同じくカード入れにおける要部分解斜視図である。 第2の実施の形態における開放状態の斜視図である。 同じく開放状体における要部平面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は財布本体であり、この財布本体1は図示のように、例えば紙幣Pを折り畳むことなく伸ばした状態で収納可能にするよう、紙幣Pの幅員にほぼ対応した幅員を有する広幅状の紙幣収納部2を財布本体1の内部における中央に位置させて配装形成した、いわゆる長財布態様として構成されている。また、図示にあっての財布本体1自体は、上部及び一方の側部が開閉されるよう二つ折りされ、折り畳んだときに合わせられる上部、側部の開口部分は、スライドファスナー3の操作によって開放され、あるいは閉鎖されるようにしてある。
なお、本明細書において「幅員方向」は、図示のように長財布態様の財布本体1において横長に配置したときの広幅である方向に沿った左右方向を意味し、「深さ方向」は財布本体1において紙幣Pその他を出し入れするよう開口部を上方にしたとき、幅員方向に直交する高さ方向を意味し、「厚さ方向」は財布本体1において前後に沿った財布本体1自体の肉厚である奥行き方向を意味する。
この財布本体1の内部には、カード入れ10が設けられており、このカード入れ10は、各種のカード類Cを収納できるようカード類Cの幅員、高さに対応した幅員と深さとを備えたカードポケット11が財布本体1の幅員方向に沿って並列されていると共に、並列方向に沿っているカードポケット11相互間に財布本体1の前後の厚さ方向で重ねられている重ね合わせ部13が設けられている。そして、この重ね合わせ部13を含めた並列されているカードポケット11の合計幅員は財布本体1の前記の紙幣収納部2に収納される紙幣Pが折り畳まれずに収納されるように、紙幣Pの幅員に比し大きくすることなく形成されている。
すなわち、財布本体1の内部にカードポケット11を形成するポケット形成壁片12を配し、このポケット形成壁片12を財布本体1の幅員方向に沿って左右で並列されるカード類Cそれぞれの幅員に対応した幅員の端縁位置で折り返すことでカードポケット11を左右に形成し、財布本体1の幅員方向に沿うほぼ中央位置部分が左右のカードポケット11の一部それぞれによって重ね合わせられた重ね合わせ部13となっている。なお、カードポケット11における幅員の基点aは、カードポケット11が財布本体1における左右で対にして配置されるものとされるとき、財布本体1の幅員方向の端縁部b近傍に設定されており、図3に示すように財布本体1の内部における端縁部bにカードポケット11の端縁である基点aが例えば縫着、接着されること等で固着されている。
図1乃至図4に示される第1の実施の形態におけるカード入れ10は、財布本体1おける例えば前後壁の内側面に配してある背壁片4の前面に、カードポケット11を形成する横長状のポケット形成壁片12を配し、このポケット形成壁片12のほぼ中央部分に、財布本体1の幅員方向に沿って並列され、かつ財布本体1の厚さ方向の前後で配列されるカード類Cの幅員端縁位置で、互いに逆方向で二重に折り返されることで重ね合わせ部13を設けてある。この重ね合わせ部13における上縁部分は閉塞されており、左右側部は例えば縫着等によって固着されていて、重ね合わせ部13の前後面における並列されたカードポケット11それぞれにカード類Cが収納されるようにしてあり、収納状態を正面から見るとカード類Cはそれぞれの反対がわの左右側部のみが重なり状になっている。
このカードポケット11の底縁は、カードポケット11に収納したカード類Cの上部縁部分が外出される程度の深さに設定された位置で、前記背壁片4にあるいは財布本体1の底部に縫着等で固着されていることで閉塞されている。また、ポケット形成壁片12によって区画された後方のカードポケット11における重ね合わせ部13の端縁cは背壁片4に縫着等で固定されている。
この背壁片4の左右側縁は、例えば財布本体1における幅員方向の端縁部bに例えば縫着させることで財布本体1内に配置固定され、財布本体1の幅員方向に沿って左右に並列された一方のカードポケット11は、財布本体1における左右の端縁部bのいずれか一方と、重ね合わせ部13における左右側部のいずれか一方との間の空隙部分として得られ、他方のカードポケット11は同じく財布本体1における左右の端縁部bのいずれか他方と、重ね合わせ部13における左右側部のいずれか他方との間の空隙部分として得られる。
図例にあってのカードポケット11は、財布本体1の厚さ方向に沿って複数段にして配列されている。具体的には、図3、図4に示すように、カードポケット11を形成する横長状の1枚のポケット形成壁片12の中央部分に二重に折り返して左右にカードポケット11を形成し、ポケット形成壁片12におけるカードポケット11の幅員に相当する前面部分には、ポケット区画形成片14を配装して財布本体1の前後方向に配列される更に別のカードポケット11を形成して構成する。なお、図例のように、ポケット区画形成片14自体はポケット形成壁片12に比し高さをやや低くすると共に、後方に配されるポケット形成壁片12によって形成された後方に配列のカードポケット11の底縁位置をやや高い位置に設定することで、正面から見てカード類Cの上縁部分が一覧的に表示されるようにする。
図示を省略したが、カードポケット11を形成する横長状のポケット形成壁片12を財布本体の厚さ方向で例えば2枚で重ね合わせ、重ね合わせた状態の儘で、その中央部分に前記の重ね合わせ部13を折り込み形成し、財布本体1の厚さ方向に沿う後方のカードポケット11の上縁、底縁を前方のカードポケット11に比し段差状に順次に高くなるよう形成して成る。そして、後方のカードポケット11に収納されたカード類Cは、前方のカードポケット11に収納されたカード類Cに比し高い位置に保持されていて、正面から見てカード類Cの上縁部分が一覧的に臨出、表示されるようにすることも可能である。
なお、財布本体1の前後方向にカードポケット11が配列される場合には、後方のカードポケット11の底縁位置は、前方のカードポケット11の底縁位置に比し高い位置に設定形成されるように前後に配されているポケット形成壁片12、ポケット区画形成片14等に適宜に底縁部分が縫着等で固着されることで閉塞されており、収納したカード類Cが必要とされる高さ位置が維持されるようにしてある。
財布本体1の厚さ方向に沿って複数段で配列されるカードポケット11は、任意段数に設定構成することが可能であるも、段数の増加は財布本体1を高さ方向で増大させることにもなる。このような多段数の増加は財布本体1のコンパクト化を図る上では好ましくはないから、図示例のように2段あるいは図示を省略したが3段構成程度とするのが好適である。
図5乃至図6にあっては、第2の実施の形態が示されている。この第2の実施の形態では、財布本体1の幅員方向に沿って左右に並列されるカードポケット11がそれぞれ独立した態様で構成されたもので、カード類Cの高さに比しやや低くなる所定幅員の帯状のポケット形成壁片12を二つ折り状にして底縁を閉塞すると共に、このポケット形成壁片12の端縁部分であるカードポケット11の基点aを財布本体1における幅員方向の端縁部bに例えば縫着等で固着することで財布本体1の幅員方向に沿って並列形成されたカードポケット11から成る。そして、並列されたカードポケット11は、財布本体1の幅員方向のほぼ中央位置において、所定幅員で重ねられることで、重ね合わせ部13が設けられている。この第2の実施の形態における重ね合わせ部13は、必要があれば前後のカードポケット11相互間で縫着等によって固定することも可能である。
この独立した態様のカードポケット11構造にあっても、財布本体1の厚さ方向に沿ってカードポケット11を複数段に配列可能であり、カード類Cの幅員、高さに対応した内容積のカードポケット11を、その底縁位置を後方に至るに従い順次に高い位置に設定して配列する。
以上の第1、第2の実施の形態のいずれにあっても、前述したように財布本体1の厚さ方向に沿って開閉される長財布態様の財布本体1では、開放された前壁、後壁の内側面それぞれにカードポケット11が配列可能であり、また財布本体1の幅員方向の左右に並列されたカードポケット11は左右のいずれが前方にあっても差し支えない。
なお、図中符号9は、財布本体1の内部に設けられている前記紙幣収納部2に設けた収納ポケットであり、上部が開放された袋状に形成されていて、例えば小銭類、紙片等を収納できるようにしてある。
次に以上に説明した実施の形態における使用の一例を説明すると、財布本体1はスライドファスナー3による開閉操作で開閉され、開放時においてカードポケット11に所定のカード類Cを収納すれば良い。カードポケット11では、財布本体1の幅員方向に並列されていて、その並列されているカードポケット11相互間では重ね合わせ部13があるから、収納されたカード類Cは財布本体1の厚さ方向で部分的に重ね合わせられることで、財布本体1の幅員方向の長さを例えば紙幣Pの幅員に対応したものとできる。
なお、図示例の財布本体1にあっては、財布本体1の外側面に小銭入れ20が設けられていて、この小銭入れ20は、財布本体1における外側壁部に、上部及び側部が開閉されるL字状で、スライドファスナー22によって開放、閉塞される開口部21を形成し、開閉される側部の開放部分に、小銭入れ20自体の外方への折り返しを可能にしたほぼ三角形状のガイドマチ片23を折り込み形成して成る(図5参照)。またガイドマチ片23は、財布本体1の内方側、外方側のマチ部片が折り込みあるいは折り返されるとき、財布本体1の外方側が内方側に比し低くなるように設けられている。
このように構成された小銭入れ20によると、小銭入れ20をスライドファスナー22によって開放すると共にガイドマチ片23を外方に折り返すことで、小銭入れ20に収納してある硬貨等をガイドマチ片23の内側面に沿って取り出せば良く、小銭入れ20の奥部に硬貨等が留まることなく、簡単に取り出すことができる。
C…カード類
P…紙幣
a…カードポケットの基点
b…財布本体の端縁部
c…重ね合わせ部の端縁
1…財布本体
2…紙幣収納部
3…スライドファスナー
4…背壁片
9…収納ポケット
10…カード入れ
11…カードポケット
12…ポケット形成壁片
13…重ね合わせ部
14…ポケット区画形成片
20…小銭入れ
21…開口部
22…スライドファスナー
23…ガイドマチ片

Claims (7)

  1. 財布本体に設けられているカード入れであって、このカード入れは、収納するカード類の幅員、高さに対応した幅員と深さとを備えたカードポケットが財布本体の幅員方向に沿って左右に並列されていると共に、並列方向に沿っているカードポケット相互間に財布本体の前後の厚さ方向で重ねられている重ね合わせ部が設けられていることを特徴とする財布におけるカード入れ構造。
  2. 重ね合わせ部を含めた並列されているカードポケットの合計幅員は、財布本体に折り畳まずに収納される紙幣の幅員に比し大きくすることなく形成してある請求項1に記載の財布におけるカード入れ構造。
  3. カードポケットは、財布本体の内部にポケット形成壁片を配し、このポケット形成壁片を財布本体の幅員方向に沿って左右で並列されるカード類それぞれの幅員に対応した幅員の端縁位置で折り返すことで左右に形成されていて、財布本体の幅員方向に沿うほぼ中央位置部分が左右のカードポケットの一部それぞれによって重ね合わせられた重ね合わせ部となっている請求項1または2に記載の財布におけるカード入れ構造。
  4. 重ね合わせ部は、カードポケットを形成する横長状のポケット形成壁片のほぼ中央部分に、財布本体の幅員方向に沿って並列され、かつ財布本体の厚さ方向の前後で配列されるカード類の幅員端縁位置で、互いに逆方向で二重に折り返されることで設けられ、上縁部分は閉塞され、左右側部は固着されている請求項1乃至3のいずれかに記載の財布におけるカード入れ構造。
  5. ポケット形成壁片におけるカードポケットの幅員に相当する前面部分には、ポケット区画形成片を配装して財布本体の前後方向に配列される更に別のカードポケットを形成してある請求項3または4に記載の財布におけるカード入れ構造。
  6. カード入れは、カード類の高さに比しやや低くなる所定幅員の帯状片を二つ折り状にし、底縁を閉塞すると共に端縁部分を財布本体における幅員方向の端縁部に固着することで財布本体の幅員方向に沿って並列形成されたカードポケットから成り、並列されたカードポケットは、財布本体の幅員方向のほぼ中央位置において、所定幅員で重ねられることで、重ね合わせ部が設けられている請求項1または2に記載の財布におけるカード入れ構造。
  7. カード入れは、財布本体の厚さ方向に沿ってカードポケットを複数段で配列し、後方のカードポケットは前方のカードポケットに比し順次に高くなるようにしてある請求項1乃至6のいずれかに記載の財布におけるカード入れ構造。
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