JP3225427U - 財布 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙幣及び各種カードを収納可能な財布において、全体を薄くコンパクトにするとともに、収納したカードや紙幣の落下を有効に防止可能とする。【解決手段】ベース生地2と、ベース生地上の下方側に備えられた、紙幣の長手方向に見た下方部分を挿入する紙幣挿入部3と、ベース生地上の上方側に開閉自在に備えられた、紙幣挿入部に下方部分を挿入した紙幣の上方部分を押えるための紙幣押え部4と、紙幣挿入部と紙幣押え部のそれぞれの表面に備えた1又は複数のカード挿入部5と、ベース生地の下端にベース生地側に折り畳み自在に連設した蓋部8を具備し、ベース生地は、紙幣押え部を紙幣挿入部に重ねる配置で折り畳み自在であり、カード挿入部はベース生地の長手方向に向けて開口し、蓋部は、ベース生地を折り畳んだ状態で折り畳むことでベース生地の上端部分を押えることが可能で、蓋部とベース生地は磁力により互いに吸着可能とした。【選択図】図1
Description
本考案は紙幣及び各種カードを収納可能な財布に係り、より詳しくは、コンパクトで携帯性に優れているとともに、紙幣や各種カードが落下することを有効に防止可能な財布に関する。
従来の財布は、紙幣を入れる紙幣収納部と、小銭を入れる小銭収納部と、更に各種カードを収納するカード収納部を備えているが、これらの紙幣収納部、小銭収納部及びカード収納部は一般的に、財布の厚み方向に重複して設けられているために、財布全体が分厚くなってしまうことがあった。そうすると、財布を鞄に収納している場合は別だが、ズボンのポケットや上着の内ポケットに入れている場合は、ポケットが膨らんでしまうという問題点が指摘されていた。
そこで、このような問題点を解決する財布として、各種カードを収納するカード収納部分と小銭を収納するコイン収納部分とが重複しない構造にするとともに、紙幣を収納するお札収納部分を、カード収納部分を包み込む形状にして、これにより、全体の厚みを押えることを可能にした財布が提案されている。
しかしながら、前述の財布では、カードを収納するカード収納部分に複数枚のカードを収納することとしており、更に、カード収納部分の開口が財布の横方向に向いているために、特に収納したカードの枚数が少なくてカード収納部分内に隙間があるときは、財布を横向きにしたときに、カードが落下してしまうことが指摘されていた。そのために、特にズボンのポケットに収納している場合は取り出す際に細心の注意が必要になる。その一方、カード収納部分に多数のカードを収納すると、カード収納部分がきつくなりカードを取りづらくなってしまうという問題点があった。
また、前述の従来の財布では、お札収納部分に収納した紙幣を押えて安定させる札押え部を有しているが、この札押え部分は収納した札の一部を挿入するものであるために、挿入及び取り出しに手間がかかるという問題点が考えられる一方で、この札押え部分が無いと収納している紙幣が落下するおそれも考えられる。
そこで、本考案は、紙幣及び各種カードを収納可能な財布において、全体を薄くコンパクトにするとともに、収納したカードや紙幣の落下を有効に防止することが可能な財布を提供することを課題としている。
本考案の財布は、
細長のベース生地と、
ベース生地上の下方側に備えられた、紙幣の長手方向に見た下方部分を挿入する紙幣挿入部と、
ベース生地上の上方側に開閉自在に備えられた、紙幣挿入部に下方部分を挿入した紙幣の上方部分を押えるための紙幣押え部と、
紙幣挿入部と紙幣押え部のそれぞれの表面に備えた1又は複数のカード挿入部と、
ベース生地の下端にベース生地側に折り畳み自在に連設した蓋部と、を具備して、
ベース生地は、紙幣押え部を紙幣挿入部に重ねる配置で長手方向に向けて折り畳み自在であり、
カード挿入部は、ベース生地の長手方向に向けて開口しており、
蓋部は、ベース生地を折り畳んだ状態で折り畳むことでベース生地の上端部分を押えることが可能であり、
蓋部と、ベース生地における蓋部で押えられる部分の、双方にマグネットを配置し、又は、蓋部と、ベース生地における蓋部で押えられる部分の、一方にマグネットを配置するとともに他方に磁性体を配置し、磁力により互いに吸着可能とした、ことを特徴としている。
細長のベース生地と、
ベース生地上の下方側に備えられた、紙幣の長手方向に見た下方部分を挿入する紙幣挿入部と、
ベース生地上の上方側に開閉自在に備えられた、紙幣挿入部に下方部分を挿入した紙幣の上方部分を押えるための紙幣押え部と、
紙幣挿入部と紙幣押え部のそれぞれの表面に備えた1又は複数のカード挿入部と、
ベース生地の下端にベース生地側に折り畳み自在に連設した蓋部と、を具備して、
ベース生地は、紙幣押え部を紙幣挿入部に重ねる配置で長手方向に向けて折り畳み自在であり、
カード挿入部は、ベース生地の長手方向に向けて開口しており、
蓋部は、ベース生地を折り畳んだ状態で折り畳むことでベース生地の上端部分を押えることが可能であり、
蓋部と、ベース生地における蓋部で押えられる部分の、双方にマグネットを配置し、又は、蓋部と、ベース生地における蓋部で押えられる部分の、一方にマグネットを配置するとともに他方に磁性体を配置し、磁力により互いに吸着可能とした、ことを特徴としている。
本考案の財布では、細長のベース生地に、紙幣の長手方向に見た下方部分を挿入する紙幣挿入部と、この紙幣挿入部に下方部分を挿入した紙幣の上方部分を押えるための紙幣押え部を備え、ベース生地は、紙幣押え部を紙幣挿入部に重ねる配置で長手方向に向けて折り畳み自在とし、紙幣挿入部と紙幣押え部のそれぞれの表面には、ベース生地の長手方向に向けて開口したカード挿入溝を1又は複数備えている。そのために、財布を横向きにした場合でも、カードが落下してしまうことを防止できる。
また、カード挿入溝を複数備えた場合には、一つのカード挿入溝に多数のカードを収納する必要がなく、従って、カード挿入溝がきつくなりカードが取りづらくなるということも無い。
更に、紙幣押え部は開閉自在としているため、紙幣の一部を挿入することで紙幣を押える札押え部を有している従来の財布と異なり、紙幣の取り出しが容易である。
従って、本考案の財布では、全体を薄くコンパクトにするとともに、収納したカードや紙幣の落下を有効に防止することが可能である。
本考案の財布は、細長のベース生地を有しており、このベース生地の下方側には、紙幣の長手方向に見た下方部分を挿入する紙幣挿入部を有している。
また、本考案の財布では、紙幣挿入部に下方部分を挿入した際に、紙幣の上方部分を押えるための紙幣押え部を有しており、この紙幣押え部は開閉自在としている。
更に、紙幣挿入部と紙幣押え部のそれぞれの表面には、カードを挿入可能な1又は複数のカード挿入部が具備されており、このカード挿入部は、ベース生地の長手方向に向けて開口している。
更にまた、本考案の財布では、ベース生地の下端に蓋部を連設しており、この蓋部は、ベース生地側に折り畳み自在としている。
そして、ベース生地は、紙幣押え部を紙幣挿入部に重ねる配置で長手方向に向けて折り畳み自在としており、蓋部は、ベース生地を折り畳んだ状態で折り畳むことで、ベース生地の上端部分を押えることを可能としている。
また、蓋部と、ベース生地における蓋部で押えられる部分の、双方にマグネットを配置し、又は、蓋部と、ベース生地における蓋部で押えられる部分の、一方にマグネットを配置するとともに、他方に磁性体を配置しており、これにより、磁力により、蓋部をベース生地に吸着可能としている。
ここで、前記紙幣押え部は、ベース生地の長手方向に沿った一辺側でベース生地に連結することで、ベース生地の長手方向に直交する方向に開閉自在にするとよい。
また、紙幣押え部における、ベース生地に連結した一辺と反対側の先端部分にマグネット又は磁性体を配置するとともに、ベース生地における、紙幣押え部を閉じた際に紙幣押え部に配置したマグネット又は磁性体に対応する箇所に、紙幣押え部に配置したマグネット又は磁性体に吸着可能な磁性体又はマグネットを配置し、紙幣押え部を閉じた際に、紙幣押え部とベース生地を互いに吸着可能にするとよく、これにより、紙幣押え部を閉じた際に確実に紙幣を押えることが可能となる。
本考案の財布の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例の財布を開いた状態を示した図であり、図において1が本実施例の財布である。
そして、本実施例の財布は、細長いベース生地を有しており、このベース生地の長手方向に見た下方部分には、紙幣の長手方向に見た下方部分が挿入される紙幣挿入部が形成されている。
即ち、図において2がベース生地であり、本実施例において前記ベース生地2は、細長い形状としており、皮、合皮又は布で構成している。
そして、前記ベース生地2の長手方向に見た下方部分には、紙幣の長手方向に見た下方部分を挿入する紙幣挿入部が形成されている。即ち、図において3が紙幣挿入部であり、本実施例において前記紙幣挿入部3は、ベース生地2と同様の素材をベース生地2の裏面側に備えることで構成されている。また、前記紙幣挿入部3は、ベース生地2の長手方向に見た側、図においては上側に開口が来るようにして備えられ、この開口を介して紙幣挿入部内に紙幣の下方部分を挿入することとしている。
ここで、前記紙幣挿入部3の構成について説明すると、本実施例における前記紙幣挿入部3は、細長い第1の素材を用いて、この第1の素材を、下端が上端よりも下側になるように段差をつけて折り畳み、この折り畳んだ第1の素材における両端及び下端をベース生地2に縫い付けている。そしてそれにより、第1の素材を袋状にし、この袋状にした部分をベース生地2の長手方向に向けて開口したカード挿入部5にするとともに、第1の素材とベース生地2の間に隙間を形成し、この隙間を紙幣挿入部3としている。
また、本実施例においては、第1の素材よりも短い第2の素材を、下端が上端よりも下側になるように段差をつけて折り畳み、この折り畳んだ第2の素材を、上端が第1の素材の上端よりも下側になり、下端は第1の素材の下端よりも上側になるようにして、第1の素材内に挿入し、第1の素材とともに両端をベース生地2に縫い付けて第2の素材を袋状にしている。そしてこれにより、第1の素材及び第2の素材で、ベース生地2の長手方向に向けて開口した複数のカード挿入部5を形成しているとともに、前述したように、第1の素材とベース生地2の間に紙幣挿入部3を形成している。即ち、紙幣挿入部3の表面側に、ベース生地2の長手方向に向けて開口した3段のカード挿入部5を備えており、これにより、財布を横向きにした場合でもカードが落下してしまうことを防止している。
なお、この構造を説明するための図が図4であり、図において13が第1の素材、14が第2の素材である。そして、図において、第1の素材13のベース生地側の部分は、ベース生地2に縫い付けてベース生地に連結させ、これにより、紙幣挿入部3内に挿入した紙幣が落下することを防止している。
また、第2の素材14のベース生地側は第1の素材13のベース生地側に縫い付けて第1の素材13に連結させ、これにより、第1の素材13のベース生地側と第2の素材14のベース生地側により形成されるカード挿入部5内に挿入したカードの上端が、カード挿入部内に完全に入ってしまうことを防止している。図1において、下方側に示す15で示した部分が、第1の生地13及び第2の生地14の両端をベース生地2に縫い合わせている縫い目である。また、図4における16の部分が、第1の素材13とベース生地2、及び第2の素材14と第1の素材を縫製で連結している部分であり、この連結は、幅方向の全域を縫い合わせてもよく、一部分のみを縫い合わせても良い。
なお、本考案の財布においてカード挿入部は、ベース生地2の長手方向に向けて開口していればよく、3段にする必要はない。また、3段にする場合でも、必ずしも複数の素材を袋状にしてカード挿入部を形成する必要はなく、複数枚の生地を、上端をずらしながら重ね合わし、左右端及び下端部分を縫い合わせてカード挿入部を形成してもよい。
更に、図示は省略するが、カード挿入部を構成する第1の素材13及び第2の素材14における、カード挿入部5の上端を構成する部分にV字やU字、又は角型の切り込みを入れるとよく、これにより、切り込み部分に指先等を入れてカードを上に滑らすようにすることで、カードの取出が容易になる。但し、この切り込みは必ずしも必要なものでは無く、これを備えなくても良い。
次に、図1及び図2において4は紙幣押え部であり、この紙幣押え部4は、ベース生地2に開閉自在に取り付けられており、前記紙幣挿入部4に紙幣の下方部分を挿入した際に、紙幣の上方部分を押えるために用いられる。
即ち、本実施例の財布1において前記紙幣押え部4は、紙幣挿入部4に下方部分を挿入した紙幣の上方部分を押えることが可能な程度の大きさにしており、一辺が、ベース生地2の長手方向に沿った一辺側、図における左端部分に連結されており、それにより、ベース生地2の長手方向に直交する左右側に開閉自在としている。図2が紙幣押さえ部4を開いた状態を示しており、図1は紙幣押さえ部4を閉じた状態を示している。
従って、本実施例の財布1では、紙幣挿入部に紙幣の下方部分を挿入した状態で紙幣押え部4を閉じることで、紙幣の上方部分を押え、紙幣が落下することを防止することができ、更にそのとき、紙幣の挿入または取り出しの際は、紙幣押え部4を開閉するのみでよいので、紙幣の取り出しが容易である。なお、紙幣押え部4は、必ずしもベース生地2の長手方向に直交する方向に開閉自在にする必要はなく、例えば、ベース生地2の上端に連結することで、ベース生地2の長手方向に向いて開閉自在にしてもよい。
また、本実施例において前記紙幣押え部4は、図4に示す前記カード挿入部5の構成と同様に、第1の素材13と第2の素材14で構成され、表面側はカード挿入部5として機能することとしている。即ち、細長い第1の素材を、下端が上端よりも下側になるように段差をつけて折り畳み、この折り畳んだ第1の素材内に、第1の素材よりも短いとともに、下端が上端よりも下側になるように段差をつけて折り畳んだ第2の素材を、上端が第1の素材の上端よりも下側になり、下端は第1の素材の下端よりも上側になるようにして挿入し、その状態で第1の素材と第2の素材の両端を縫い付けることで構成されている。そしてこれにより、紙幣押え部4は、前述の紙幣挿入部3の表面側に形成したカード挿入部5と同様に、表面側に3段のカード挿入部5を備えた構成としているとともに、このカード挿入部5は、ベース生地2の長手方向に向けて開口しているため、財布を横向きにした場合でもカードが落下することを防止することができる。
更に、本実施例の紙幣押え部4では、前述のカード挿入部と同様に、第1の素材13のベース生地側になる部分と第2の素材14のベース生地側になる部分を縫いつけて連結している(図4参照)。そしてそれにより、第1の素材13のベース生地側になる部分と第2の素材14のベース生地側になる部分で形成されるカード挿入部5の深さを調整して、このカード挿入部5内に挿入したカードの上端が、カード挿入部内に完全に入ってしまうことを防止している。
但し、前述したカード挿入部と同様に、紙幣押さえの表面に形成したカード挿入部もまた、ベース生地2の長手方向に向けて開口していればよく、3段にする必要はない。また、3段にする場合でも、必ずしも複数の素材を袋状にしてカード挿入部を形成する必要はなく、複数枚の生地を、上端をずれしながら重ね合わし、左右端及び下端部分を縫い合わせてカード挿入部を形成してもよい。
更に、紙幣押え部4に備えたカード挿入部5は、紙幣挿入部3の表面側に形成したカード挿入部5と同様に、カード挿入部を構成する第1の素材13及び第2の素材14における、カード挿入部5の上端を構成する部分にV字やU字、又は角型の切り込みを入れてもよく、これにより、切り込み部分に指先等を入れてカードを上に滑らすようにすることで、カードの取出が容易になる。但し、この切り込みは、必ずしも必要なものではなく、これを備えなくても良い。
次に、図において6はヒンジ部である。即ち、本実施例において前記ベース生地2は、紙幣押え部4と紙幣挿入部3間に隙間をあけて第1のヒンジ部6としており、この第1のヒンジ部6によって、紙幣押え部4と紙幣挿入部3を重ね合わせるようにして、ベース生地2を折り畳み自在としている。
従って本実施例の財布1は、紙幣挿入部3に紙幣の下方部分を挿入するとともに、紙幣押え部4を閉じて紙幣の上方部分を押えた状態で第1のヒンジ部6でベース生地2を折り畳むことで、財布全体をコンパクトにすることが可能である。
次に、図において8は蓋部である。即ち、本実施の財布1では、前記ベース生地2の長手方向に見た下端に蓋部8を連設しており、この蓋部8は、蓋部8の上方に隙間を開けることで形成した第2のヒンジ部7によって、ベース生地2側に折り畳み自在としている。そしてこれにより、第1のヒンジ6でベース生地2を折り畳んだ状態で、第2のヒンジ部7で蓋部8を折り畳むことで、折り畳んだベース生地2の上端部分を押えて、ベース生地が開くことを防止するとともに、それにより、カード挿入部5に挿入したカードが落下してしまうことも防止している。
また、本実施例の財布1では、蓋部8に蓋部側マグネット9を配置しており、一方、ベース生地2における、ベース生地2を折り畳んだ状態で蓋部8をベース生地側に折り畳んだ際に、前記蓋部側マグネット9に対向する箇所には蓋固定用マグネット10を配置しており、これにより、蓋部8を折り曲げた際に蓋部8とベース生地2を磁力により互いに吸着させ、容易に財布が開かないようにしている。
更に、本実施例の財布1では、紙幣押え部4を閉じた際に、紙幣押え部4とベース生地2を磁力により互いに吸着させることとしている。即ち、図1において、紙幣押え部4における、ベース生地2に縫い付けられた側と反対側の先端部分に紙幣押え部側のマグネット又は磁性体11を配置している。一方、ベース生地2は、紙幣押え部4を閉じた際に紙幣押え部4に配置したマグネット又は磁性体11に対向する箇所に、紙幣押え部4に配置したマグネット又は磁性体11に吸着可能な、押え部固定用の磁性体又はマグネット12を配置している。そしてこれにより、紙幣押え部4を閉じた際に紙幣押え部4とベース生地2を互いに吸着させ、紙幣押え部4が開いてしまうことを防止している。
次に、このように構成される本実施例の財布の作用について説明すると、本実施例の財布に紙幣を収納する際には、紙幣押え部4を開いて、紙幣の下方部分を紙幣挿入部3内に挿入し、その後に紙幣押え部4を閉じる。また、カードを収納する場合には、紙幣挿入部3の表面側に備えたカード挿入部5又は紙幣押え部4の表面側に備えたカード挿入部5内にカードを挿入する。
そして、紙幣挿入部3に紙幣の下方部分を挿入して紙幣押え部4を閉じ、更にカード挿入部5内にカードを挿入した後に、ベース生地2を折り畳み、更にその状態で蓋部8を折り畳む。折り畳んだ状態を示す図が図3である。
そうすると、下方部分を紙幣挿入部3内に挿入した紙幣は、紙幣押え部4により押えられ、紙幣挿入部3から抜け出ることを防止でき、更に、紙幣押え部4は磁力によりベース生地2に吸着されるために、紙幣押え部4が強固に紙幣を押えることができる。
またカード挿入部5はベース生地2の長手方向に向けて開口しているために、財布を横向きにした場合でも、カードが落下してしまうことを防止できるとともに、ベース生地2を折り畳み、更に蓋部8を折り畳むことで、紙幣挿入部3の表面に形成したカード挿入部5の開口はベース生地2により完全に塞がれ、紙幣押さえ部4の表面に形成したカード挿入部5の開口は蓋部8により完全に塞がれるため、財布をどの無機にした場合でも、カード挿入部5内に挿入したカードが抜け落ちてしまうことを有効に防止できる。
そしてこのとき、蓋部8はベース生地2に磁力により吸着させているため、ベース生地2を強固に折り畳んだ状態で強固に維持することが可能である。
このように、本実施例の財布では、財布を横向きにした場合でも、カードが落下してしまうことを防止できるとともに、複数のカード挿入部を有しているために、一つのカード挿入溝に多数のカードを収納する必要がなく、従って、カード挿入溝がきつくなりカードが取りづらくなるということも無い。
更に、紙幣押え部は開閉自在としているため、紙幣の一部を挿入することで紙幣を押える札押え部を有している従来の財布と異なり、紙幣の取り出しが容易であるとともに、収納した紙幣の落下を有効に防止することも可能である。
本考案の財布では、カードが落下することを有効に防止できるために、カード収納部を有した財布の全般に適用可能である。
1 財布
2 ベース生地
3 紙幣挿入部
4 紙幣押え部
5 カード挿入部
6 第1のヒンジ部
7 第2のヒンジ部
8 蓋部
9 蓋部側マグネット
10 蓋固定用マグネット
11 押え部側のマグネット又は磁性体
12 押え部固定用の磁性体又はマグネット
13 第1の素材
14 第2の素材
15 縫い目
16 連結部
2 ベース生地
3 紙幣挿入部
4 紙幣押え部
5 カード挿入部
6 第1のヒンジ部
7 第2のヒンジ部
8 蓋部
9 蓋部側マグネット
10 蓋固定用マグネット
11 押え部側のマグネット又は磁性体
12 押え部固定用の磁性体又はマグネット
13 第1の素材
14 第2の素材
15 縫い目
16 連結部
Claims (3)
- 細長のベース生地(2)と、
該ベース生地(2)上の下方側に備えられた、紙幣の長手方向に見た下方部分を挿入する紙幣挿入部(3)と、
前記ベース生地(2)上の上方側に開閉自在に備えられた、前記紙幣挿入部(3)に下方部分を挿入した紙幣の上方部分を押えるための紙幣押え部(4)と、
前記紙幣挿入部(3)と紙幣押え部(4)のそれぞれの表面に備えた1又は複数のカード挿入部(5)と、
前記ベース生地(2)の下端にベース生地側に折り畳み自在に連設した蓋部(8)と、を具備し、
前記ベース生地(2)は、前記紙幣押え部(4)を前記紙幣挿入部(3)に重ねる配置で長手方向に向けて折り畳み自在であり、
前記カード挿入部(5)は、前記ベース生地(2)の長手方向に向けて開口しており、
前記蓋部(8)は、前記ベース生地(2)を折り畳んだ状態で折り畳むことでベース生地(2)の上端部分を押えることが可能であり、
蓋部(8)と、ベース生地(2)における蓋部(8)で押えられる部分の、双方にマグネットを配置し、又は、蓋部(8)と、ベース生地(2)における蓋部(8)で押えられる部分の、一方にマグネットを配置するとともに他方に磁性体を配置し、蓋部(8)とベース生地(2)を磁力により互いに吸着可能とした、ことを特徴とする財布 - 前記紙幣押え部(4)は、ベース生地(2)の長手方向に沿った一辺側で前記ベース生地(2)に連結されることで、ベース生地(2)の長手方向に直交する方向に開閉自在であることを特徴とする請求項1に記載の財布。
- 前記紙幣押え部(4)におけるベース生地(2)に連結される一辺側と反対側の先端部分にマグネット又は磁性体を配置するとともに、ベース生地(2)における、紙幣押え部(4)を閉じた際に前記紙幣押え部(4)に配置した前記マグネット又は磁性体に対応する箇所に、紙幣押え部(4)に配置したマグネット又は磁性体に吸着可能な磁性体又はマグネットを配置し、紙幣押え部(4)とベース生地(2)を互いに吸着可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の財布。
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