JP2020065496A - 脱穀装置 - Google Patents

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二神 伸
Shin Futagami
伸 二神
正司 中井
Masaji Nakai
正司 中井
渡部 寛樹
Hiroki Watabe
寛樹 渡部
棟 張
Dong Chang
棟 張
佑典 高橋
Sukenori Takahashi
佑典 高橋
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Abstract

【課題】脱穀・選別処理された穀粒の品質を高めることができる脱穀装置を提供する。【解決手段】選別室の上部に揺動選別装置(11)を設け、揺動選別装置(11)の上部に、板状体から形成された移送棚(12)と、移送棚(12)の後側に上側選別網(14)を設け、揺動選別装置(11)の下部に、下側選別網(16)を設け、上側選別網(14)と下側選別網(16)の上下方向の間に、中間選別網(18)を設け、上側選別網(14)の格子状の目合いを、中間選別網(18)と下側選別網(16)の格子状の目合いよりも大きく形成し、中間選別網(18)の目合いを下側選別網(16)の目合いよりも大きく形成した。【選択図】図4

Description

本発明は、揺動選別装置を備えた脱穀装置に関するものである。
従来、脱穀・選別処理された穀粒の品質を高めるために、揺動選別装置の上部と揺動選別装置のグレンパンに、左右方向に所定の間隔を隔てて板状の複数のシーブを設ける技術が提案されている。(特許文献1)
揺動選別装置に漏下されてきた穀粒に混在する藁屑等の夾雑物の漏下を抑制するために、揺動選別装置の上部に格子状に編まれた選別網を設け、揺動選別装置のグレンパンに左右方向に所定の間隔を隔てて板状の複数のシーブを設ける技術が提案されている。(特許文献2)
特開2006―81524号公報 特開2018―85958号公報
しかし、特許文献1の技術では、脱穀装置の扱室から揺動選別装置に漏下してきた穀粒に混在する藁屑等の夾雑物が、上部とグレンパンに設けられたシーブの隙間を介して一番螺旋上に漏下して、脱穀・選別された穀粒の品質を低下させる恐れがあった。
また、特許文献2の技術であっても、選別網を介してシーブに漏下してきた穀粒に混在する藁屑等の夾雑物がシーブの隙間を介して一番螺旋上に漏下して、脱穀・選別された穀粒の品質を低下させる恐れがあった。、
そこで、本発明の課題は、脱穀・選別処理された穀粒の品質を高めることができる脱穀装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、穀稈の脱穀処理を行なう扱室の下側に、選別処理を行う選別室を備えた脱穀装置において、
前記選別室の上部に揺動選別装置(11)を設け、該揺動選別装置(11)の上部に、板状体から形成された移送棚(12)と、該移送棚(12)の後側に上側選別網(14)を設け、前記揺動選別装置(11)の下部に、下側選別網(16)を設け、前記上側選別網(14)と下側選別網(16)の上下方向の間に、中間選別網(18)を設け、前記上側選別網(14)の格子状の目合いを、前記中間選別網(18)と下側選別網(16)の格子状の目合いよりも大きく形成し、前記中間選別網(18)の目合いを下側選別網(16)の目合いよりも大きく形成したことを特徴とする脱穀装置である。
請求項2に係る発明は、機体側面視において、前記中間選別網(18)の前部を、前記移送棚(12)の後部の下方に臨ませ、前記中間選別網(18)の後部を、前記下側選別網(16))の前後方向の中間部の上方に臨ませた請求項1記載の脱穀装置である。
請求項3に係る発明は、機体側面視において、前記上側選別網(14)と中間選別網(18)の上下方向の間隔を、前記中間選別網(18)と下側選別網(16)の上下方向の間隔よりも広く形成した請求項1又は2記載の脱穀装置である。
請求項4に係る発明は、機体側面視において、前記上側選別網(14)を後下がり傾斜して形成し、前記中間選別網(18)と下側選別網(16)を後上がり傾斜し、前記下側選別網(16)の後上がり傾斜角度を、前記中間選別網(18)の後上がり傾斜角度よりも大きく形成した請求項3記載の脱穀装置である。
請求項5に係る発明は、前記上側選別網(14)の上面に、左右方向に所定の間隔を隔てて並設されて前後方向に延在する複数のストローラック(50)を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱穀装置である。
請求項6に係る発明は、機体平面視において、前記上側選別網(14)の右側部位に設けられたストローラック(50)の左右方向の間隔を、前記上側選別網(14)の左側部位に設けられたストローラック(50)の左右方向の間隔よりも狭く形成した請求項5記載の脱穀装置である。
請求項1記載の発明によれば、移送棚(12)に漏下してきた穀粒に混在する藁屑等の夾雑物を上側選別網(14)の後方に移送でき、夾雑物が選別処理された穀粒に混在するのを防止して、選別処理された穀粒の品質を高めることができる。また、上側選別網(14)で粗い選別を行い、中間選別網(18)で通常の選別を行い、下側選別網(16)で細かい選別を行い、穀粒を効率良く選別処理することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、上側選別網(14)から漏下してきた夾雑物を中間選別網(18)の後方に移送し、中間選別網(18)から漏下してきた夾雑物を下側選別網(16)で後方に移送して外部に排出でき、選別処理された穀粒の品質をより高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、中間選別網(18)と下側選別網(16)の間を通る選別風の風速を、上側選別網(14)と中間選別網(18)の間を通る選別風の風速よりも速くして、中間選別網(18)から漏下してきた夾雑物を下側選別網(16)で後方に効率良く移送して外部に排出することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明による効果に加えて、中間選別網(18)と下側選別網(16)の間を通る選別風の風速を、上側選別網(14)と中間選別網(18)の間を通る選別風の風速よりもより速くして、中間選別網(18)から漏下してきた夾雑物を下側選別網(16)で後方により効率良く移送して外部に排出することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、上側選別網(14)上に移送されてきた穀粒を後方に効率良く移送して、穀粒の滞留を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、上側選別網(14)上の右側部に移送されてきた多量の穀粒を、上側選別網(14)の後方に効率良く移送して、穀粒の滞留をより防止することができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 第1実施形態の脱穀装置の脱穀選別部の縦断面図である。 第2実施形態の脱穀装置の脱穀選別部の縦断面図である。 第3実施形態の脱穀装置の脱穀選別部の縦断面図である。 第4実施形態の脱穀装置の脱穀選別部の縦断面図である。 第5実施形態の脱穀装置の脱穀選別部の縦断面図である。 第6実施形態の脱穀装置の脱穀選別部の縦断面図である。
図1〜3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンを内装するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出オーガ8が設けられている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後方に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの下方後側に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
<第1実施形態>
脱穀装置4は、フィーダハウス3Dで搬送されてきた穀稈を脱穀する扱胴を備えた扱室と、扱室から漏下してくる穀粒を選別する選別室から形成されている。
図4に示すように、選別室10の上部には、扱室から漏下してくる穀粒を選別処理する揺動選別装置11が設けられている。
揺動選別装置11の上部には、前側から順に、板状体から形成された移送棚12と、左右方向に所定の間隔を隔てて並設され前後方向に延在する丸鋼から形成された篩体13と、左右方向と前後方向に所定の間隔を隔てて並設された鋼線から形成された上側選別網14が設けられている。これにより、扱室から漏下してくる穀粒が、篩体13の後方で漏下するのを防止して、多くの穀粒を上側選別網14の後部まで移送し選別効率を高めることができる。
揺動選別装置11の下部には、篩体13や上側選別網14から漏下してくる穀粒を受け入れるバケット状に形成されたグレンパン15が設けられている。グレンパン15における選別棚14の下方に位置する部位には、左右方向と前後方向に所定の間隔を隔てて並設された鋼線から形成された下側選別網16が設けられ、グレンパン15の後部には、左右方向に所定の間隔を隔てて並設され前後方向に延在する複数の板状体から形成されたストローシーブ17が設けられている。
また、揺動選別装置11には、上側選別網14と下側選別網16の上下方向の中間部に左右方向と前後方向に所定の間隔を隔てて並設された鋼線から形成された中間選別網18が設けられている。これにより、穀粒に含まれる藁屑等の夾雑物の漏下を防止して後方のストローシーブ17に移送することができる。
選別網の前後方向の長さは、上側選別網14、中間選別網18、下側選別網16の順に長く形成されている。これにより、上側選別網14から漏下してきた夾雑物を中間選別網18で後方に移送し、中間選別網18から漏下してきた夾雑物を下側選別網16で後方に移送して、夾雑物が1番螺旋25に漏下するのを防止することができる。
中間選別網18の前部は、上側選別網14の前部よりも前側に延在して移送棚12の下側に臨み、中間選別網18の後部は、上側選別網14の後部よりも後側に延在して下側選別網16の前後方向の中間部の上側に臨んで形成されている。これにより、篩体13から漏下してきた夾雑物を中間選別網18で後方に移送し、中間選別網18から漏下してきた夾雑物を下側選別網16で後方により効率良く移送して、夾雑物が1番螺旋25に漏下するのを防止することができる。
選別網の目合いは、上側選別網14、中間選別網18、下側選別網16の順に小さく形成されている。これにより、漏下してくる穀粒に応じて選別処理レベルを変化、すなわち、上側選別網14で粗い選別を行い、中間選別網18で通常の選別を行い、下側選別網16で細かい選別を行い、穀粒を効率良く選別することができる。
上側選別網14と中間選別網18の上下方向の間隔を、中間選別網18と下側選別網16の上下方向の間隔よりも広く形成している。これにより、中間選別網18と下側選別網16の間を通る選別風の風速を、上側選別網14と中間選別網18の間を通る選別風の風速よりも速くして、上側選別網14から中間選別網18に漏下してきた夾雑物を後方のストローシーブ17に向かって効率良く吹き飛ばすことができる。
上側選別網14は、後下がり傾斜して形成されている。一方、中間選別網18と下側選別網16は、後上がり傾斜して形成され、下側選別網16の後上がり傾斜角度は、中間選別網18の後上がり傾斜角度よりも大きく形成されている。これにより、漏下してきた穀粒が上側選別網14の上面で滞留するのを防止し、また、中間選別網18と下側選別網16の間における後側を通る選別風の風速を、中間選別網18と下側選別網16の間における前側を通る選別風の風速よりも速くして、上側選別網14から中間選別網18に漏下してきた夾雑物を後方のストローシーブ17に向かって効率良く吹き飛ばすことができる。
揺動選別装置11の前方下側には、揺動選別装置11に選別風を送風するファン21が設けられている。なお、揺動選別装置11の前方下側にファン21を設けず、部品点数を削減することもできる。
揺動選別装置11の下側には、前側から順に、揺動選別装置11に選別風を送風する唐箕22と、唐箕22の送風口の上部に設けられた選別風の送風方向を変更する第1風割23と、第1風割23の下側に設けられた選別風の送風方向を変更する第2風割24と、下側選別網16から漏下してくる穀粒をグレンタンク7に搬送する1番螺旋25と、下側選別網16とストローシーブ17の間から漏下してくる2番物を揺動選別装置11に還元する2番螺旋26が設けられている。
機体左側面視で第1風割23は、略三角形形状に形成され、上部の頂点から前方下側に延在する前壁と、頂点から後方下側に延在する後壁と、前壁の下部と後壁の下部を連結する下壁から形成されている。
機体左側面視で第2風割24は、略三角形形状に形成され、上部の頂点から前方下側に延在する前壁と、頂点から後方下側に延在する後壁と、前壁の下部と後壁の下部を連結する下壁から形成されている。なお、第1風割23の下壁と第2風割24の前壁は、略平行に形成されている。
ファン21から排風された選別風は、上側選別網14の上側と上側選別網14と中間選別網18の間を通って後方のストローシーブ17に向かって送風される。これにより、漏してきた穀粒が、移送棚12から上側選別網14に効率良く移送することができ、夾雑物が、中間選別網18と下側選別網16を介して1番螺旋25に漏下するのを防止して、選別された穀粒の品質を高めることができる。
唐箕22から排風されて唐箕22を囲設するケーシング30の上部と第1風割23の前壁の間に形成された第1送風口27を通った多くの選別風は、中間選別網18と下側選別網16の間を通って後方のストローシーブ17に向かって送風される。これにより、夾雑物が、下側選別網16を介して1番螺旋25に漏下するのを防止して、選別された穀粒の品質を高めることができる。
唐箕22から排風されて第1風割23の下壁と第2風割24の前壁の間に形成された第2送風口28を通った多くの選別風は、下側選別網16に向かって送風される。これにより、下側選別網16の上面に移送された夾雑物が、後方のストローシーブ17に向かって吹き飛ばされて、下側選別網16の目詰まりを防止することができる。
唐箕22から排風されてケーシング30の下部と第2風割24の下壁の間に形成された第3送風口29を通った多くの選別風は、下側選別網16の下側を通って後方のストローシーブ17に向かって送風される。これにより、下側選別網16から漏下してきた夾雑物が、後方のストローシーブ17に向かって吹き飛ばされて、穀粒の品質を高め、夾雑物の還元効率を高めることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の脱穀装置4について説明する。なお、第1実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、揺動選別装置11の下側には、前側から順に、唐箕22と、第1風割23と、第2風割24と、1番螺旋25と、ストローシーブ17に選別風を送風する小型の唐箕40と、2番螺旋26が設けられている。すなわち、第2実施形態では、1番螺旋25と2番螺旋26の間に、ストローシーブ17に選別風を送風する小型の唐箕40が設けられている。これにより、下側選別網16から漏下してきた夾雑物に含まれる藁屑等が、後方のストローシーブ17に向かって吹き飛ばされて、還元される夾雑物に含まれる藁屑等の量を減少させて選別効率を高めることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の脱穀装置4について説明する。なお、第1実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、揺動選別装置11の上部には、前側から順に、移送棚12と、左右方向に所定の間隔を隔てて並設され前後方向に延在する板状体から形成されたストローラック42と、上側選別網14が設けられている。すなわち、第3実施形態では、篩体13に替えてストローラック42が設けられている。これにより、移送棚12に漏下してきた穀粒が、上側選別網14に効率良く移送され、また、穀粒の上側選別網14における左右方向のばらつきを抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態の脱穀装置4について説明する。なお、第1実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、揺動選別装置11の下側には、前側から順に、唐箕22と、風割44、1番螺旋25と、2番螺旋26が設けられている。すなわち、第4実施形態では、第1風割23と第2風割24に替えて風割44が設けられている。これにより、部品点数を削減し、また、風割44の回転制御を容易に行うことができる。
機体左側面視で風割44は、略三角形形状に形成され、上部の頂点から前方下側に延在する前壁と、頂点から後方下側に延在する後壁と、前壁の下部と後壁の下部を連結する下壁から形成されている。
唐箕22から排風されて唐箕22を囲設するケーシング30の上部と風割44の前壁の間に形成された上側送風口45を通った多くの選別風は、下側選別網16に向かって送風される。これにより、下側選別網16の上面に移送された夾雑物が、後方のストローシーブ17に向かって吹き飛ばされて、下側選別網16の目詰まりを防止することができる。
唐箕22から排風されてケーシング30の下部と風割44の下壁の間に形成された下側送風口46を通った多くの選別風は、下側選別網16の下側を通って後方のストローシーブ17に向かって送風される。これにより、下側選別網16から漏下してきた夾雑物が、後方のストローシーブ17に向かって吹き飛ばされて、穀粒の品質を高め、夾雑物の還元効率を高めることができる。
また、グレンパン15の上面における篩体13の下側に対向する部位には、左右方向に所定の間隔を隔てて並設され前後方向に延在する板状体から形成されたストローラック48が設けられている。これにより、グレンパン15の上面の前部に滞留した穀粒を、後方の下側選別網16に移送することができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態の脱穀装置4について説明する。なお、第4実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、揺動選別装置11には、上側から順に、上側選別網14、中間選別網18、下側選別網16が設けられている。
上側選別網14の上面には、左右方向に所定の間隔を隔てて並設され前後方向に延在する板状体から形成されたストローラック50が設けられている。これにより、上側選別網14に移送されてきた穀粒を、上側選別網14の後部に効率良く移送することができる。
隣接するストローラック50の左右方向の間隔は、同一間隔に形成されているが、ストローラック50の左右方向の間隔を、上側選別網14の上面における右側に設けられたストローラック50の左右方向の間隔を、上側選別網14の上面における右側に設けられたストローラック50の左右方向の間隔よりも狭く形成することもできる。これにより、比較的多量の穀粒が移送されてくる上側選別網14の上面における右側に移送されてきた穀粒を、側選別網14の後部により効率良く移送することができる。
中間選別網18の上面には、左右方向に所定の間隔を隔てて並設され前後方向に延在する板状体から形成されたストローラック51が設けられている。これにより、中間選別網18に漏下してきた穀粒を、中間選別網18の後部に効率良く移送することができる。なお、隣接するストローラック51の左右方向の間隔は、同一間隔に形成されている。
下側選別網16の上面には、左右方向に所定の間隔を隔てて並設され前後方向に延在する板状体から形成されたストローラック52が設けられている。これにより、下側選別網16に漏下してきた穀粒を、下側選別網16の後部に効率良く移送することができる。なお、隣接するストローラック52の左右方向の間隔は、同一間隔に形成されている。
ストローラックの左右方向の間隔は、ストローラック50、ストローラック51、ストローラック52の順に広く形成されている。これにより、上側選別網14に移送されてきた穀粒の上側選別網14上での滞留、中間選別網18に漏下されてきた夾雑物の中間選別網18上での滞留、下側選別網16に漏下されてきた夾雑物の下側選別網16上での滞留を抑制することができる。
ストローラックの前後方向の長さは、ストローラック50、ストローラック51、ストローラック52の順に長く形成されている。これにより、中間選別網18に漏下されてきた夾雑物を中間選別網18の後部により効率良く移送し、下側選別網16に漏下されてきた夾雑物を下側選別網16の後部により効率良く移送することができる。
なお、第1実施形態の上側選別網14、中間選別網18、下側選別網16に、それぞれストローラック50、ストローラック51、ストローラック52を設けることもできる。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態の脱穀装置4について説明する。なお、第4実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、揺動選別装置11の上部には、前側から順に、移送棚12、篩体13、上側選別網55が設けられ、上側選別網55は、篩体13の後部から揺動選別装置11の後部まで延在している。これにより、上側選別網55の上面を移送する夾雑物が、2番螺旋26に漏下されるのを防止して還元される夾雑物の量を減少させて選別効率を高めることができる。
11 揺動選別装置
12 移送棚
14 上側選別網
16 下側選別網
18 中間選別網
50 ストローラック

Claims (6)

  1. 穀稈の脱穀処理を行なう扱室の下側に、選別処理を行う選別室を備えた脱穀装置において、
    前記選別室の上部に揺動選別装置(11)を設け、
    該揺動選別装置(11)の上部に、板状体から形成された移送棚(12)と、該移送棚(12)の後側に上側選別網(14)を設け、
    前記揺動選別装置(11)の下部に、下側選別網(16)を設け、
    前記上側選別網(14)と下側選別網(16)の上下方向の間に、中間選別網(18)を設け、
    前記上側選別網(14)の格子状の目合いを、前記中間選別網(18)と下側選別網(16)の格子状の目合いよりも大きく形成し、
    前記中間選別網(18)の目合いを下側選別網(16)の目合いよりも大きく形成したことを特徴とする脱穀装置。
  2. 機体側面視において、前記中間選別網(18)の前部を、前記移送棚(12)の後部の下方に臨ませ、前記中間選別網(18)の後部を、前記下側選別網(16))の前後方向の中間部の上方に臨ませた請求項1記載の脱穀装置。
  3. 機体側面視において、前記上側選別網(14)と中間選別網(18)の上下方向の間隔を、前記中間選別網(18)と下側選別網(16)の上下方向の間隔よりも広く形成した請求項1又は2記載の脱穀装置。
  4. 機体側面視において、前記上側選別網(14)を後下がり傾斜して形成し、前記中間選別網(18)と下側選別網(16)を後上がり傾斜し、前記下側選別網(16)の後上がり傾斜角度を、前記中間選別網(18)の後上がり傾斜角度よりも大きく形成した請求項3記載の脱穀装置。
  5. 前記上側選別網(14)の上面に、左右方向に所定の間隔を隔てて並設されて前後方向に延在する複数のストローラック(50)を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱穀装置。
  6. 機体平面視において、前記上側選別網(14)の右側部位に設けられたストローラック(50)の左右方向の間隔を、前記上側選別網(14)の左側部位に設けられたストローラック(50)の左右方向の間隔よりも狭く形成した請求項5記載の脱穀装置。
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