JP2022010807A - 脱穀装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の扱室後端部の排出口は、前後方向の長さが短くて扱室内の排藁(穀稈)が適切に排出され難く、排出口で排藁(穀稈)が詰まりぎみとなり、脱穀負荷が過負荷となり脱穀性能が落ちる課題があった。そこで、扱室の配置構成を工夫し、脱穀装置の脱穀負荷が過負荷になるような事態を回避し、良好な脱穀が行なえる脱穀装置を提供する。【解決手段】扱室10の前板と後板10cの間に扱胴軸12で軸架された扱胴11と、扱室10の下側に揺動選別装置21を有する選別室20と、扱室10の後部下方で選別室20の後方に切断処理室50とを備えた脱穀装置において、扱室10の後端部を切断処理室50の上方に配置し、切断処理室50の上壁50aに開口50bを設けて、扱室10後部の排出口10dを切断処理室50の上壁50aまで後方に拡大して大きく開口する。【選択図】図3
Description
本発明は、扱胴を有する脱穀装置に関するものである。
従来、例えば全稈投入型の汎用コンバインの脱穀装置としては、上部に穀稈の脱穀を行う扱室を備え、扱室の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室を備え、選別室の後側には、扱室後端部の排出口から排出される排藁(穀稈)や選別室から排出されるワラ屑類等を切断する切断処理室を備えている(特許文献1参照。)。
従来の扱室後端部の排出口は、前後方向の長さが短くて扱室内の排藁(穀稈)が適切に排出され難く、排出口で排藁(穀稈)が詰まりぎみとなり、脱穀負荷が過負荷となり脱穀性能が落ちる課題があった。
本発明の目的は、扱室の配置構成を工夫し、脱穀装置の脱穀負荷が過負荷になるような事態を回避し、良好な脱穀が行なえる脱穀装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、扱室10の前板10aと後板10cの間に扱胴軸12で軸架された扱胴11を備え、扱室10の下側に揺動選別装置21を有する選別室20を備え、扱室10の後部下方で選別室20の後方に切断処理室50を備えた脱穀装置において、扱室10の後端部を切断処理室50の上方に配置し、切断処理室50の上壁50aに開口50bを設けて、扱室10後部の排出口10dを切断処理室50の上壁50aまで後方に拡大して大きく開口した脱穀装置である。
請求項1記載の発明によれば、扱室10の後端部を切断処理室50の上方に配置し、切断処理室50の上壁50aに開口50bを設けて、扱室10後部の排出口10dを切断処理室50の上壁50aまで後方に拡大して大きく開口したので、扱胴11の前後長さを長くすることができ脱穀性能が向上すると共に、排出口10dの前後長さが拡大されて排出口10dで排藁(穀稈)が詰まることなく扱室10内から排藁(穀稈)が適切に排出され、脱穀負荷が過負荷となって脱穀性能が落ちることを防止し、良好な脱穀が行なえる。
請求項2記載の発明は、切断処理室50内で回転刃51の上方に、排出口10dから落下する排藁を回転刃51の前部側に案内するガイド板54を設けた請求項1に記載の脱穀装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明による効果に加えて、切断処理室50内で回転刃51の上方に、排出口10dから落下する排藁を回転刃51の前部側に案内するガイド板54を設けたので、排藁(穀稈)はガイド板54に接当し案内されて回転刃51の前部側に落下し、回転刃51にて適切に細断される。
請求項3記載の発明は、ガイド板54は、回転刃51の軸心51aよりも若干前方位置に垂直又は略垂直に設けたガイド面54aを有する請求項2に記載の脱穀装置である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明による効果に加えて、ガイド板54は回転刃51の軸心51aよりも若干前方位置に垂直又は略垂直に設けたガイド面54aを有するので、排藁(穀稈)を回転刃51の前部側に適切に落下させることができる。
請求項4記載の発明は、切断処理室50内の回転刃51先端の回転軌跡Rの上端を選別室20内の揺動選別装置21の後端と略同じ高さにした請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の脱穀装置である。
請求項4記載の発明は、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、切断処理室50内の回転刃51先端の回転軌跡Rの上端を選別室20内の揺動選別装置21の後端と略同じ高さにしたので、回転刃51により細断された排藁(穀稈)の細片が飛ばされて選別室20内の揺動選別装置21に入り込むことが少なくなり、揺動選別装置21は適切な選別を維持し、良好な脱穀作業が行なえる。
請求項5記載の発明は、切断処理室50と選別室20との合せ面Aが後板10cよりも前側に位置する請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の脱穀装置である。
請求項5記載の発明は、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、切断処理室50と選別室20との合せ面Aが後板10cよりも前側に位置するので、切断処理室50が扱室10の後板10cよりも前側に入り込んだ構成となり、機体全長を短くすることができる。
以下、本発明の一実施形態である汎用コンバインについて添付図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするために、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
<全体構成>
図1、図2、図3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側には土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上側には
脱穀・選別を行なう脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前側には圃場の穀桿を収穫する刈取前処理装置4が設けられている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は揚穀筒と横送り筒からなる排出筒7によって外部へ排出される。また、グレンタンク5の前側には操縦者が搭乗する操縦部6が設けられている。
<全体構成>
図1、図2、図3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側には土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上側には
脱穀・選別を行なう脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前側には圃場の穀桿を収穫する刈取前処理装置4が設けられている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は揚穀筒と横送り筒からなる排出筒7によって外部へ排出される。また、グレンタンク5の前側には操縦者が搭乗する操縦部6が設けられている。
<刈取前処理装置>
刈取前処理装置4は、掻込み装置4Aと、横刈刃装置4Bと、オーガ装置4Cと、フィーダハウス4dを備えて構成されている。なお、オーガ装置4Cの上方で絡み合った穀桿を切断するために縦刈刃装置(図示省略)をオーガ装置4Cの左側に装着することもできる。
刈取前処理装置4は、掻込み装置4Aと、横刈刃装置4Bと、オーガ装置4Cと、フィーダハウス4dを備えて構成されている。なお、オーガ装置4Cの上方で絡み合った穀桿を切断するために縦刈刃装置(図示省略)をオーガ装置4Cの左側に装着することもできる。
掻込み装置4Aは、倒伏した穀桿、大豆やそば等の丈の低い穀桿、油菜や菜の花等の丈の高い穀桿をオーガ装置4Cに掻込む装置であり、オーガ装置4Cの全幅とほぼ同一幅に形成され、オーガ装置4Cの上側に設けられている。
横刈刃装置4Bは、掻込み装置4Aで掻込まれた穀桿の株元を切断する装置であり、オーガ装置4Cの前側下部に設けられ、側面視において前側から後側に緩やかに後上がり傾斜して配置されている。
オーガ装置4Cは、掻込み装置4Aで掻込まれた穀桿をオーガ装置4Cの左側後部に開口された送込口の前方に寄せ集めてフィーダハウス4dに引き継ぐ装置であり、フィーダハウス4dの前方に設けられ、汎用コンバインの機体の全幅とほぼ同一幅に形成されている。また、オーガ装置4Cの左右前側には、分草体4Eが装着されている。
フィーダハウス4dは、オーガ装置4Cから引継がれた稲、麦、大豆、そば等の穀桿を脱穀装置3に揚上搬送する装置であり、オーガ装置4Cと脱穀装置3の間に設けられている。
<脱穀装置>
脱穀装置3は、上部に穀稈の脱穀を行う扱室10を備え、扱室10の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室20を備え、選別室20の後側には、扱室10から排出される排藁(穀稈)や選別室20から排出されるワラ屑類等を切断する切断処理室50を備え、切断処理室50の後側には、切断処理室50で切断された排藁(穀稈)等を外部に排出する排出室70を備えて構成されている。
脱穀装置3は、上部に穀稈の脱穀を行う扱室10を備え、扱室10の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室20を備え、選別室20の後側には、扱室10から排出される排藁(穀稈)や選別室20から排出されるワラ屑類等を切断する切断処理室50を備え、切断処理室50の後側には、切断処理室50で切断された排藁(穀稈)等を外部に排出する排出室70を備えて構成されている。
(扱室)
扱室10の前板10aと後板10cには、機体前後方向に延設する扱胴11を架設する扱胴軸12の前後端部がそれぞれ回転自在に軸支され、扱室10の中板10bには、扱胴11の下側に張設される扱網30が装着されている。なお、中板10bの上部は、脱穀されながら後方に搬送される穀稈への抵抗を低減するために、上部から基部に向かって円弧状の切欠き部が形成されている。
扱室10の前板10aと後板10cには、機体前後方向に延設する扱胴11を架設する扱胴軸12の前後端部がそれぞれ回転自在に軸支され、扱室10の中板10bには、扱胴11の下側に張設される扱網30が装着されている。なお、中板10bの上部は、脱穀されながら後方に搬送される穀稈への抵抗を低減するために、上部から基部に向かって円弧状の切欠き部が形成されている。
扱室10で脱穀処理された排藁(穀稈)は、扱胴11によって後方に搬送された後、扱室10の排出口10dから外部に排出される。
そして、扱胴11は、前部の円錐台状の取込み螺旋部16と後部の円筒部17を備え、取込み螺旋部16の外周面には、供給された穀稈を後方に搬送するために後側に向かって傾斜した搬送螺旋16aが設けられ、取込み螺旋部16の終端部と筒部17との間には前後方向に複数の扱歯18aが溶接等によって固着された鋼材等からなる板状のプレート18が周方向に60度の間隔を持って固定されている。
なお、扱胴11は、背面視において、反時計方向に回転する。
(選別室)
扱室10の下側には、扱室10から漏下する脱穀処理物を穀粒とそれ以外の藁屑等とに選別するための選別室20が設けられている。選別室20の上部には揺動選別装置21が設けられ、選別室20の下部には揺動選別装置21に空気を送風する唐箕25と、揺動選別装置21から漏下する穀粒を回収する1番受樋28と、揺動選別装置21から漏下する枝梗等が付着した穀粒を回収する2番受樋29とが、前側から後側に向かって設けられている。なお、1番受樋28で回収された穀粒はグレンタンク5に移送され、2番受樋29で回収された穀粒等は扱胴11の前部に移送された後、再び扱胴11によって脱穀される。
扱室10の下側には、扱室10から漏下する脱穀処理物を穀粒とそれ以外の藁屑等とに選別するための選別室20が設けられている。選別室20の上部には揺動選別装置21が設けられ、選別室20の下部には揺動選別装置21に空気を送風する唐箕25と、揺動選別装置21から漏下する穀粒を回収する1番受樋28と、揺動選別装置21から漏下する枝梗等が付着した穀粒を回収する2番受樋29とが、前側から後側に向かって設けられている。なお、1番受樋28で回収された穀粒はグレンタンク5に移送され、2番受樋29で回収された穀粒等は扱胴11の前部に移送された後、再び扱胴11によって脱穀される。
揺動選別装置21は、唐箕25の上側に配置された移送棚22と、移送棚22の下流側に配置されたシーブ23と、さらにシーブ23の下流側に配置されたストローラック24を備えて構成されている。
移送棚22は、扱室10から漏下する穀粒を下流側に配置されたシーブ23に移送できればよく、移送棚22の後部を後下がりに傾斜させたり、移送棚22の上面に突起や凹凸を設けたりすることができる。
シーブ23は、移送棚22から移送された穀粒又は扱室10から直接漏下する穀粒と藁屑等の異物とを選別する篩であり、下流側が高くなるように傾斜した薄い板状体からなる固定シーブ部材を揺動選別装置21の揺動方向に所定の間隔を空けて平行に複数並設したものである。
ストローラック24は、シーブ23から漏下しなかった比較的大きな藁屑中から枝梗等が付着した穀粒等を篩い選別する篩である。
唐箕25の送風口は、風割27によって上側風路26aと下側風路26bとに区画されている。また、1番受樋28の内部には、グレンタンク5に連通する螺旋コンベア式の1番螺旋軸28Aが配置され、2番受樋29の内部には、扱胴11の前部に連通する螺旋コンベア式の2番螺旋軸29aが配置されている。
(切断処理室)
選別室20の後側には、扱室10の排出口10dから排出される排藁(穀稈)や、選別室20から排出されるワラ屑類等を切断するスプレッダ式の切断処理室50が設けられている。切断処理室50には、前部の上下方向中間部に扱室10から排出された排藁(穀稈)等を切断する回転刃51と、前部の下部に受刃52と、受刃52の前後側に排藁(穀稈)等の滞留を防止する排稈ガイド53を備えて構成されている。
選別室20の後側には、扱室10の排出口10dから排出される排藁(穀稈)や、選別室20から排出されるワラ屑類等を切断するスプレッダ式の切断処理室50が設けられている。切断処理室50には、前部の上下方向中間部に扱室10から排出された排藁(穀稈)等を切断する回転刃51と、前部の下部に受刃52と、受刃52の前後側に排藁(穀稈)等の滞留を防止する排稈ガイド53を備えて構成されている。
(排出室)
切断処理室50の後側には、切断処理室50の回転刃51と受刃52で切断された排藁(穀稈)を外部に拡散して排出する排出室70が設けられている。排出室70は、切断処理室50から排出された排藁(穀稈)を拡散する拡散ガイド73が装着された前側排出室71と、前側排出室71の後部に装着された後側排出室72を備えて構成されている。
切断処理室50の後側には、切断処理室50の回転刃51と受刃52で切断された排藁(穀稈)を外部に拡散して排出する排出室70が設けられている。排出室70は、切断処理室50から排出された排藁(穀稈)を拡散する拡散ガイド73が装着された前側排出室71と、前側排出室71の後部に装着された後側排出室72を備えて構成されている。
(扱室と切断処理室と選別室の配置構成)
次に、扱室10と切断処理室50と選別室20の配置構成について説明する。扱室10の後板10cを切断処理室50の回転刃51の軸心51aの上方位置近くに設けて、扱胴11の前後長さを長く構成する。そして、切断処理室50の上壁50aに開口50bを設けて、扱室10の排出口10dを切断処理室50の上壁50aまで後方に拡大して大きく開口する。
次に、扱室10と切断処理室50と選別室20の配置構成について説明する。扱室10の後板10cを切断処理室50の回転刃51の軸心51aの上方位置近くに設けて、扱胴11の前後長さを長く構成する。そして、切断処理室50の上壁50aに開口50bを設けて、扱室10の排出口10dを切断処理室50の上壁50aまで後方に拡大して大きく開口する。
従って、扱胴11の前後長さが長くなるので脱穀性能が向上すると共に、排出口10dの前後長さが拡大されて排出口10dで排藁(穀稈)が詰まることなく扱室10内から排藁(穀稈)が適切に排出され、脱穀負荷が過負荷となって脱穀性能が落ちることを防止し、良好な脱穀が行なえる。
また、切断処理室50内で回転刃51の上方には、ガイド板54を設け、該ガイド板54のガイド面としての前方ガイド面54aは回転刃51の軸心51aよりも若干前方位置に垂直又は略垂直に設け、その底壁面54bは略水平な若干前上がりに傾斜して設けている。なお、前方ガイド面54aは、後板10cよりも若干後方に位置する。
従って、扱室10内の排藁(穀稈)は、排出口10dから排出されて、切断処理室50内に落下するが、排藁(穀稈)はガイド板54の前方ガイド面54aに接当し案内されて回転刃51の前部に落下するので、回転刃51及び受刃52にて適切に細断されて、排出室70に排出されて圃場に拡散される。
また、回転刃51先端の回転軌跡Rの上端は、選別室20内の揺動選別装置21の下流側に配置されたストローラック24後端と略同じ高さに構成されている。更に、回転刃51先端がストローラック24後端に最も近づいた時の回転刃51先端とストローラック24後端との距離Lは、回転刃51の長さl(円筒部51bから回転刃51の先端までの長さl)よりも大きく構成(L>l)している。
従って、回転刃51により細断された排藁(穀稈)の細片が飛ばされて選別室20内の揺動選別装置21に入り込むことが少なくなり、揺動選別装置21は適切な選別を維持し、良好な脱穀作業が行なえる。
また、切断処理室50と選別室20との合せ面Aが後板10cよりも前側に位置するように構成している。
従って、切断処理室50が扱室10の後板10cよりも前側に入り込んだ構成となり、機体全長を短くすることができる。
また、揺動選別装置21の後端(ストローラック24の後端)に揺動選別装置21から排出される排藁(穀稈)を切断処理室50の回転刃51に向けて案内するガイド板24aを設ける。
従って、揺動選別装置21(ストローラック24)後端から排出される排藁(穀稈)は、切断処理室50の回転刃51に向けて適切に落下して、排藁(穀稈)の細断が良好に行なえる。
<他の実施形態>
<他の実施形態>
(1)図4に示すように、ガイド板54を垂直な前方ガイド面54aと後方に傾斜した傾斜面54cとからなる平板で構成すると、扱室10内の排藁(穀稈)は、排出口10dから排出されて、切断処理室50内に落下するが、排藁(穀稈)はガイド板54の垂直な前方ガイド面54aと後方に傾斜した傾斜面54cで案内されてスムースに回転刃51に落下するので、回転刃51及び受刃52にて適切に細断されて、排出室70に排出されて圃場に拡散される。
(2)操縦部6の下方位置で機体フレーム1に搭載された原動機(エンジン)は、その主燃料タンクがグレンタンク5後方位置で機体フレーム1に載置固定されているが、該原動機(エンジン)用の副燃料タンク80を揺動選別装置21(ストローラック24)後端部の下方と切断処理室50の底板50cとの空間部で機体フレーム1に載置固定する。脱穀装置3の空間を有効活用して副燃料タンク80を配置でき、機体をコンパクトにすることができる。
10 扱室
10a 前板
10c 後板
10d 排出口
11 扱胴
12 扱胴軸
20 選別室
21 揺動選別装置
50 切断処理室
50a 上壁
50b 開口
51 回転刃
51a 軸心
54 ガイド板
54a ガイド面
A 合せ面
R 回転軌跡
10a 前板
10c 後板
10d 排出口
11 扱胴
12 扱胴軸
20 選別室
21 揺動選別装置
50 切断処理室
50a 上壁
50b 開口
51 回転刃
51a 軸心
54 ガイド板
54a ガイド面
A 合せ面
R 回転軌跡
Claims (5)
- 扱室(10)の前板(10a)と後板(10c)の間に扱胴軸(12)で軸架された扱胴(11)と、扱室(10)の下側に揺動選別装置(21)を有する選別室(20)と、扱室(10)の後部下方で選別室(20)の後方に切断処理室(50)とを備えた脱穀装置において、
扱室(10)の後端部を切断処理室(50)の上方に配置し、切断処理室(50)の上壁(50a)に開口(50b)を設けて、扱室(10)後部の排出口(10d)を切断処理室(50)の上壁(50a)まで後方に拡大して大きく開口したことを特徴とする脱穀装置。 - 切断処理室(50)内で回転刃(51)の上方に、排出口(10d)から落下する排藁を回転刃(51)の前部側に案内するガイド板(54)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置。
- ガイド板(54)は、回転刃(51)の軸心(51a)よりも前方位置に垂直又は略垂直に設けたガイド面(54a)を有することを特徴とする請求項2に記載の脱穀装置。
- 切断処理室(50)内の回転刃(51)先端の回転軌跡(R)の上端を選別室(20)内の揺動選別装置(21)の後端と略同じ高さにしたことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の脱穀装置。
- 切断処理室(50)と選別室(20)との合せ面(A)が後板(10c)よりも前側に位置することを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の脱穀装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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