JP2020051803A - 試験方法、分注装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分注装置が備える分注プローブの表面状態を評価する工程を効率的に実施することができる試験方法を提供する。【解決手段】試験方法は、第1分注プローブによって、色素を溶かした第1溶液をあらかじめ第1容器に分注するS201とともに色素を溶かしていない第2溶液をあらかじめ第2容器に分注しておき、第2分注プローブによって第1溶液と第2溶液をそれぞれ吸引および吐出する。その後、第2溶液が回収した色素量を求めることにより、第2分注プローブの表面状態を評価する。【選択図】図2

Description

本発明は、分注プローブの表面状態を評価する技術に関する。
臨床化学分析は、例えば血液や尿などの生体試料中における無機イオン、タンパク質、尿素、糖、脂質、酵素、ホルモン、薬物、腫瘍マーカなどの成分を分析する試験である。臨床化学分析においては、自動分析装置が広く用いられている。自動分析装置は、試料を分注する分注プローブとしてディスポーザブルチップを用いる場合を除くと、分注プローブを洗浄機構により洗浄し、繰り返し使用する。
近年、自動分析装置においては、検体量の微量化や分析の高感度化が重要な開発トレンドとなっている。このため、吸引量や吐出量のばらつきの低減、コンタミネーションの低減の観点から、分注プローブ表面の清浄度を高い水準に保つことが、これまで以上に求められてきている。
下記特許文献1は、分注プローブ表面に対する洗浄の効果を評価するための、分注プローブの清浄度を確認する試験法を記載している。同文献においては、分注プローブによって色素溶液を分注した後、色素を含まない溶液(例えば生理食塩水)を分注する。分注プローブに色素が付着していた場合、色素溶液から色素を含まない溶液に対して色素が持ち込まれる。その持ち込まれた色素量を、分光光度計によって測定した吸光度に基づき算出する。この色素の持込量を用いて、分注プローブの表面状態を推定する。
下記特許文献2は、自動分析装置が備える分注プローブや攪拌子を洗浄する洗浄部の評価技術について記載している。同文献は、『洗浄性能を容易に確認可能な自動分析装置の提供。』を課題として、『汚染部は、分注のためのプローブ21又は撹拌のための撹拌子25を色素液で汚染する。洗浄部は、汚染されたプローブ21又は撹拌子25を洗浄水で洗浄する。測光部31は、洗浄されたプローブ21又は撹拌子25に付着されている色素液を含む溶液に関する測光データを生成する。評価部4は、生成された測光データに基づいて洗浄部によるプローブ21又は撹拌子25の洗浄能力を評価する。』という技術を開示している(要約参照)。
特許第4909599号公報 特開2012−220436号公報
特許文献1記載の手法は、分注プローブの表面状態を検査するために用いる色素溶液ボトルなどをセットし、試験が完了するとそれらを取り外すなどの手間が必要である。したがって一般に、試験時間が長くかかる傾向がある。
特許文献2記載の手法は、洗浄プール27において、第1ポンプ55が純水タンク51から純水を吸入してプローブ21の外壁に対して押し出すことにより、プローブ21の外壁を洗浄し、さらに第3ポンプ61が純水タンク51から純水を吸引してプローブ21の内腔に対して放出することにより、プローブ21の内壁を洗浄する。この時純水に回収された色素の量から洗浄部の洗浄能力を評価しているが、プローブの表面状態に関する情報を得ることは難しい。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、分注装置が備える分注プローブの表面状態を評価する工程を効率的に実施することができる試験方法を提供することを目的とする。
本発明に係る試験方法は、第1分注プローブによって、色素を溶かした第1溶液をあらかじめ第1容器に分注するとともに色素を溶かしていない第2溶液をあらかじめ第2容器に分注しておき、第2分注プローブによって前記第1溶液と前記第2溶液をそれぞれ吸引および吐出する。その後、前記第2溶液が回収した色素量を求めることにより、前記第2分注プローブの表面状態を評価する。
本発明に係る試験方法によれば、分析装置があらかじめ備えている容器ディスク上に第1容器と第2容器をそれぞれ配置して第1溶液と第2溶液をあらかじめ分注しておくことにより、分注工程の繰り返しのみで分注プローブの表面状態を評価することができる。したがって、分注プローブの表面状態を評価するための部材などを新たに設置する必要はない。また分注工程を繰り返すのみでよいので、試験時間を短縮することができる。
実施形態1に係る自動分析装置100の概略図である。 試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。 実施形態2における、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。 実施形態3における、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。 実施形態4における、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。 実施形態1〜4において用いる色素溶液のpHと色素持込量との間の関係を実験した結果を示すグラフである。 洗浄機構を2つ備える自動分析装置100の上面図である。 実施形態7に係る試薬ボトルの構成例を示す図である。 試薬ボトル内の領域の変形例である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る自動分析装置100の概略図である。各部の機能は公知のものであるため、詳細についての記述は省略する。反応ディスク1上には、反応容器2が円周状に並んでいる。反応容器2は、恒温槽41により一定温度に保持されている。試薬ディスク9の中には複数の試薬ボトル10、51、52を円周状に載置することができる。反応ディスク1の近くには、試料容器15を載せたラック16を移動する試料搬送機構17が設置されている。反応ディスク1と試薬ディスク9の間には試薬用分注機構7と8が設置されている。反応ディスク1と試料搬送機構17の間には、回転と上下動することができる試料用分注機構11が設置されている。試料用分注機構11は、試料用分注プローブ11aを備えている。試料用分注プローブ11aには試料用シリンジ19が接続されている。試料用分注プローブ11aは、回転軸を中心に円弧を描きながら移動して、試料容器15から反応容器2に対して試料を分注する。圧力センサ40は、試料用分注プローブ11a内部の流路の圧力を検知する。
反応ディスク1の周囲には、洗浄機構3、分光光度計4、攪拌機構5と6、などが配置されている。洗浄機構3には洗浄用ポンプ20が接続されている。試薬用分注機構7と8、試料用分注機構11、攪拌機構5と6の動作範囲上に洗浄槽33、32、13、31、30がそれぞれ設置されている。試薬用分注機構7と8は、試薬用分注プローブ7aと8aをそれぞれ備えている。試薬用分注機構7と8には、試薬用シリンジ18が接続されている。試料容器15は血液などの検査試料を収容する。試料容器15は、ラック16に載せられて試料搬送機構17によって運ばれる。
試料用分注プローブ11aは、通常であれば洗浄槽13を用いて洗浄する。特に洗浄を強化したい場合には、洗浄槽42を用いて洗浄する。洗浄液用シリンジ44により洗浄液タンク43から洗浄槽42に対して洗浄液が供給される。洗浄槽42には洗浄加速機構45が設置されており、これにより洗浄液に浸漬するよりも強力に洗浄することができる。洗浄加速機構45としては、例えば、超音波洗浄器やヒータなどが挙げられる。各機構はコントローラ21によって制御されている。
図2は、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。本フローチャートを開始する前には、色素溶液が入った試薬ボトル51を試薬ディスク9にセットするとともに、色素を含まない溶液が入った試薬ボトル52を試薬ディスク9にセットしておく。試薬ボトル51と52は常時設置されているものであってもよい。以下、色素を含まない溶液としては生理食塩水を用いる。ただし、色素を含まない溶液としては、他にもリン酸緩衝溶液や界面活性剤を入れた生理食塩水やリン酸緩衝溶液などを用いることが考えられる。以下図2の各ステップについて説明する。
(図2:ステップS201〜S203)
試薬ディスク9を回転させ、試薬用分注プローブ7a(または8a、以下同様)が試薬ボトル51に対してアクセス可能な位置に移動する。試薬用分注プローブ7aにより、試薬ボトル51から反応容器2(第1容器)に対して色素溶液を分注する(S201)。使用した試薬用分注プローブ7aは、洗浄槽32または33において十分に洗浄する(S202)。試薬ディスク9を回転させ、試薬用分注プローブ7aにより、色素溶液を分注したものとは別の反応容器2(第2容器)に対して、試薬ボトル52から生理食塩水を分注する(S203)。
(図2:ステップS204)
反応ディスク1を回転させ、試料用分注プローブ11aで反応容器2(第1容器)に先ほど分注された色素溶液を吸引し、同じ反応容器2(第1容器)内に色素溶液を再度吐出する。これにより試料用分注プローブ11aの内壁に色素が付着する。
(図2:ステップS204:補足その1)
本ステップにおいて、試料用分注プローブ11aを停止したままで試料用シリンジ19を動かしてもよい。また、色素溶液を吸引後、試料用分注プローブ11aを色素溶液から引き上げてから、再度色素溶液に浸漬して吐出してもよい。
(図2:ステップS204:補足その2)
本実施形態1に係る試験方法においては、試料用分注機構11が試料容器15や反応容器2まで移動する必要がなく、色素溶液や色素を含まない溶液の吸引・吐出を繰り返すだけで実施できる。したがって本フローチャートは、通常の分析実施時の動作、すなわち、試料用分注プローブ11aが試料を試料容器15から吸引し反応容器2に対して吐出する一連の動作と比較して、短い時間内で完了することができる。例えば通常の分析動作において、試料を吸引する動作と反応容器2へ試料を吐出する動作を実施するために必要な時間内に、本試験方法においては色素溶液の吸引・吐出を複数回実施することができる。例えば、通常の分析動作において試料の吸引・吐出を1回実施するために必要な時間内に、本ステップに係る吸引・吐出を2回実施することができる。このように、本ステップは通常の分析動作における試料の吸引・吐出よりも短い時間で実施することができるので、試験にかかる時間をより短縮することができる。データの信頼性を高めるため、本ステップを繰り返し実施してもよい。
(図2:ステップS205)
試料用分注プローブ11aを洗浄槽13や42で洗浄する。洗浄は洗浄槽13のみで実施してもよいし、洗浄槽13と42の両方で実施してもよい。洗浄回数は1回でもよいし繰り返し洗浄してもよい。本ステップは、試料用分注プローブ11aに付着している液滴などのように、以後のステップにおいて明らかに不要な成分を除去するためのものであるので、試料用分注プローブ11aの表面に付着した色素を完全に洗浄する必要はない。
(図2:ステップS205:補足)
本ステップもステップS204と同様に、通常の分析動作と併せて実施してもよいし、繰り返し回数を増やすためなどの目的のため、分析動作とは異なるタイミングで実施してもよい。
(図2:ステップS206)
試料用分注プローブ11aで、色素溶液の吸引・吐出と同様に、反応容器2(第2容器)に分注された生理食塩水を吸引し、同じ反応容器2(第2容器)に生理食塩水を再度吐出する。以上のステップにより、試料用分注プローブ11aが色素溶液を分注した際に試料用分注プローブ11aの表面に残存した色素が、生理食塩水によって回収される。
(図2:ステップS206:補足)
本ステップもステップS204と同様に、試料用分注プローブ11aを停止したままで実施してもよいし、生理食塩水を吸引後に試料用分注プローブ11aを生理食塩水から引上げてから再度生理食塩水に侵入させて吐出をしてもよい。本ステップもステップS204と同様に通常の分析動作と併せて実施することができる。本ステップもステップS204と同様に、データの信頼性を高めるため繰り返し実施してもよい。
(図2:ステップS207〜S208)
反応容器2(第2容器)内の生理食塩水を攪拌機構5と6で攪拌することにより、生理食塩水内の色素を均一化する(S207)。分光光度計4により反応容器2(第2容器)内の生理食塩水の吸光度を測定する(S208)。
(図2:ステップS209〜S210)
洗浄槽13や42により試料用分注プローブ11aを洗浄し(S209)、さらに色素溶液や生理食塩水を収容していた反応容器2(第1容器、第2容器)を洗浄する(S210)。
ステップS208において測定した吸光度から、試料用分注プローブ11aの表面に残存した色素の量を見積ることができる。具体的には、試料用分注プローブ11aの表面から生理食塩水に持ち込まれた色素量は、下記式1によって定義することができる。色素が持ち込まれた溶液の吸光度は、分光光度計4によって計測することができる。色素溶液の吸光度と色素を含まない溶液の吸光度は、分光光度計4によって計測することもできるし、あらかじめ計測した結果をコントローラ21にあらかじめ記憶しておくこともできる。分光光度計4で吸光度を測定する場合、吸光度を測定するために、色素の持込試験に使用しない、色素を含まない溶液を準備する必要がある。色素溶液の濃度と色素が持ち込まれた溶液の体積は、分注量から求めることができる。
持ち込まれた色素量(質量)={(色素が持ち込まれた溶液の吸光度−色素を含まない溶液の吸光度)/(色素溶液の吸光度−色素を含まない溶液の吸光度)}色素溶液の濃度×色素が持ち込まれた溶液の体積 ・・・(1)
色素溶液の吸光度が高いほど、色素の持込量が増えるので、高い感度が得られることになる。しかし、色素溶液の吸光度が分光光度計4の測定上限を上回る場合、直接色素溶液の吸光度を測定することは難しい。この場合には、色素溶液を希釈した溶液の吸光度を測定し、その結果から下記式2により色素溶液原液の吸光度を求めることができる。
色素溶液原液の吸光度=(希釈溶液の吸光度−色素を含まない溶液の吸光度)×希釈率+色素を含まない溶液の吸光度 ・・・(2)
<実施の形態1:まとめ>
本実施形態1に係る試験方法は、試薬用分注プローブ7a(第1分注プローブ)により第1容器に色素溶液をあらかじめ分注するとともに第2容器に生理食塩水をあらかじめ分注する。次に試料用分注プローブ11a(第2分注プローブ)により第1容器内の色素溶液を吸引・吐出するとともに第2容器内の生理食塩水を吸引・吐出する。この吸引・吐出過程において、試料用分注プローブ11aの表面から生理食塩水に対して持ち込まれた色素量を計算することにより、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価することができる。
本実施形態1に係る試験方法は、試料用分注プローブ11aにより、反応ディスク1上の反応容器2に対する分注・吐出を繰り返すのみによって実施することができ、また、試薬ボトル51、52をあらかじめ設置しておくことでユーザが新たに準備する必要がないため、本試験方法を実施するために新たな機材や部品を設ける必要がない。これにより、試験コストや試験時間やユーザの手間を著しく抑制することができる。
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施形態2における、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。試験方法の信頼性を向上するためには、実施形態1で説明した手順を複数回繰り返すことが考えられる。例えば図3に示すように、図2で説明した手順を複数回(例えば3回)繰り返す。これにより、3回の平均値によって試料用分注プローブ11aの表面状態を評価することができるので、試験の信頼性が向上する。
<実施の形態3>
実施形態2においては、実施形態1と同様の手順を繰り返すことを説明した。実施形態2で説明した手順の試験時間を短縮するためには、生理食塩水を分注した反応容器2をあらかじめ複数準備するとともに、色素溶液については1つの反応容器2(第1容器)に分注したものを繰り返し使用することが考えられる。本発明の実施形態3においては、その具体的手順を説明する。
図4は、本実施形態3における、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。本フローチャートは、図2で説明したステップS203に代えてステップS401を実施する。さらに後述するようにステップS204〜S208を繰り返す。その他は図2と同様であるので、以下では図2と異なるステップについて主に説明する。
(図4:ステップS401)
ステップS203と同様に、試薬用分注プローブ7aにより、色素溶液を分注したものとは別の反応容器2に対して、試薬ボトル52から生理食塩水を分注する。ただし本ステップにおいては実施形態1とは異なり、N個(N≧2)の反応容器2に対して同様に生理食塩水を分注する。以上のステップにより、1つの反応容器2(第1容器)には色素溶液が分注された状態になるとともに、これとは異なるN個の反応容器2に生理食塩水が分注された状態になる。
(図4:ステップS402)
ステップS204〜S208を繰り返す。各繰り返しにおいて、色素溶液を分注した反応容器2(第1容器)については共通して用いるとともに、生理食塩水を分注した反応容器2については繰り返しごとに異なる反応容器2を用いる。すなわち、色素溶液を分注した反応容器2については毎回同じ位置に反応ディスク1を回転させ、生理食塩水を分注した反応容器2については繰り返しごとに異なる反応容器2の位置に反応ディスク1を回転させることになる。
ステップS204においては、色素溶液を吸引して同じ容器に吐出することを繰り返すので、反応容器2(第1容器)内の色素溶液は減らない。本実施形態3ではこのことを利用して、同じ反応容器2(第1容器)内の色素溶液を繰り返し使用することにより、色素溶液を節約することができる。また生理食塩水を収容した容器をあらかじめ複数準備しておくことにより、試験時間を短縮することができる。
本実施形態3に係る試験方法は、繰り返しの完了後にステップS209〜S210を実施することができる。ステップS209〜S210は、試料用分注プローブ11aや各容器を完全に洗浄するので、比較的長い時間を要する。したがって本実施形態3に係る試験方法は、実施形態2と比較して、試験時間を短縮することができる。本実施形態3では、色素溶液を分注する方法を述べたが、生理食塩水を先に分注しても良い。
<実施の形態4>
実施形態1においては、同じ反応容器2(第1容器)に対して色素溶液を吸引・吐出するとともに、同じ反応容器2(第2容器)に対して生理食塩水を吸引・吐出する動作例を説明した。これに代えて、色素溶液と生理食塩水ともに、空の反応容器2に対して吐出してもよい。本発明の実施形態4においては、その具体的手順を説明する。
図5は、本実施形態4における、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価する手順を説明するフローチャートである。本フローチャートは、図2で説明したステップS204に代えてステップS501を実施し、ステップS206に代えてステップS502を実施し、ステップS210に代えてステップS503を実施する。その他は図2と同様であるので、以下では図2と異なるステップについて主に説明する。
(図5:ステップS501)
反応ディスク1を回転させ、試料用分注プローブ11aで反応容器2(第1容器)に先ほど分注された色素溶液を吸引する。その後、吸引した色素溶液を空の反応容器2に対して吐出する。反応ディスク1が回転しなくとも試料用分注プローブ11aが空の反応容器2に対してアクセスできる場合、さらに反応ディスク1を回転する必要はない。
(図5:ステップS502)
試料用分注プローブ11aで、色素溶液の吸引・吐出と同様に、反応容器2(第2容器)に分注された生理食塩水を吸引し、空の反応容器2に生理食塩水を吐出する。ステップS501と同様に、反応ディスク1が回転しなくとも試料用分注プローブ11aが空の反応容器2に対してアクセスできる場合、さらに反応ディスク1を回転する必要はない。また、試料用の分注プローブ1回の分注で、S208の測光に必要な量の生理食塩水が分注できない場合などには、この分注動作を複数回繰返しても良い。
<実施の形態5>
図6は、実施形態1〜4において用いる色素溶液のpHと色素持込量との間の関係を実験した結果を示すグラフである。以上の実施形態に係る試験方法における色素として酸性色素オレンジGを用い、図6に示す結果を得た。図6に示すように、pH6.0以下において色素持込量が増えている。色素持込量が増えれば、プローブ表面状態をより正確に求めることができるので、試験感度が向上しているといえる。具体的には、pHを3.0まで下げると、pHが7.4の場合に対して5倍程度感度が向上していることが分かる。
ただし、pHを2.0以下の強酸条件まで下げた場合、繰り返し試験を実施した際に、試料用分注プローブ11aの表面に対するダメージの影響により、試験結果が安定しなくなるという現象が認められた。したがって、色素溶液のpHは2.0〜6.0であることが望ましいといえる。
<実施の形態6>
以上の実施形態において、反応容器2を洗浄する洗浄機構が複数ある場合、これを利用して試験を効率良く実施することが必要となる。ただし洗浄機構の位置は固定されているので、反応容器2の配置を工夫する必要がある。本発明の実施形態6においては、その具体的な動作例を説明する。
図7は、洗浄機構を2つ備える自動分析装置100の上面図である。例えば、洗浄機構810は薬液により反応容器2を洗浄し、洗浄機構820は純水により反応容器2を洗浄するなどによって、強力な洗浄を実施できる。さらに、複数の洗浄機構を有する場合、使用する反応容器2を洗浄機構の位置関係に応じて選択することにより、試験をより効率よく実施することができる。以下具体的な手順を説明する。
図7に示すように、洗浄機構810と820との間が5反応容器分離れた位置にあると仮定する。反応容器801−1に色素溶液に分注し、生理食塩水は反応容器801−6、801−11、801−16・・・といったように、5反応容器分ずつ離れた反応容器に分注する。これにより以下のような洗浄手順となる。
まず、洗浄機構810で反応容器801−1を洗浄する。次に反応ディスク1を5反応容器分だけ反時計回りに回転する。これにより、洗浄機構810の位置に反応容器801−6が配置され、洗浄機構820の位置に反応容器801−1が配置されることになる。次いで、反応容器801−1を洗浄機構820で洗浄し、反応容器801−6を洗浄機構810で洗浄する。さらに反応ディスク1を回転し、反応容器801−6が洗浄機構820の位置に配置され、反応容器801−11が洗浄機構810の位置に配置される。反応容器801−6を洗浄機構820で洗浄し、反応容器801−11を洗浄機構810で洗浄する。このように、洗浄機構810と820の位置関係を考慮し、使用する反応容器を決定することにより、同時に複数の反応容器を洗浄することができる。結果として試験を効率良く実施できる。
これに対して、反応容器801−1、801−5、801−9、801−13・・・といった順序で反応容器を用いると、反応容器801−1を洗浄機構820で洗浄しているとき反応容器801−5は洗浄機構810の位置にないので洗浄できない。したがって、反応容器801−1を洗浄機構810で洗浄した後に、反応ディスク1を回転し、反応容器801−5が洗浄機構810の位置に来るようにする。この後、反応ディスク1を回転し、反応容器801−1を洗浄機構820の位置に移動させる。このように、反応容器を1つずつしか洗浄することができないので、試験の効率が下がってしまう。
図7においては、洗浄機構を2つ有する場合について記載したが、3つ以上有する場合についても同様に、使用する反応容器を適切に定めることにより、試験効率を向上させることができる。
<実施の形態7>
図8は、本発明の実施形態7に係る試薬ボトルの構成例を示す図である。以上の実施形態において、色素溶液は試薬ボトル51に、生理食塩水は試薬ボトル52に収容されているが、1つの試薬ボトルに色素溶液と生理食塩水を収容してもよい。図8はこの場合の試薬ボトルの例である。この試薬ボトルは吸引口を2個以上有しており、片側のプローブ侵入口901−1からは色素溶液が、もう一方のプローブ侵入口901−2からは生理食塩水が分注できるようにすればよい。試薬ボトル内部において、これらの2種の溶液が入っている領域は仕切り板903などにより2つの領域902−1、902−2に仕切られており、それぞれが混合されないようになっている。
領域902−1と902−2の体積は同じである必要はなく、色素溶液と生理食塩水の使用比率に応じて変えることが考えられる。即ち、1回の試験で使用される色素溶液と生理食塩水の比率が1:3であれば、領域902−1と902−2の体積比率も1:3にすることにより、色素溶液や生理食塩水の無駄をなくすことができる。例えば、仕切り板903はボトルの中央である必要はない。
図9は、試薬ボトル内の領域の変形例である。図9に示すように、領域の高さを変えることにより、領域内の体積比率を変えることができる。これにより上記と同様に溶液の体積比率を領域ごとに変えることができる。
試薬用分注プローブ7aが支柱を中心として回転するように構成されている場合、試薬用分注プローブ7aは円周に沿った動作しかできない。したがって色素溶液と生理食塩水をそれぞれ異なるボトルに収容した場合、各ボトルは円周に沿って配置する必要がある。これに対して試薬用分注プローブ7aが、支柱を中心として回転する第1アームと、第1アームに対して回転可能に取り付けられた第2アームとを備え、2段階にわたって回転することができる場合、プローブ動作軌跡は円周に限定されない。したがって本実施形態7のように2つの吸引口を直線状に並べて配置したボトルを用いることができる。
<本発明の変形例について>
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
実施形態2〜3のように、生理食塩水の入った反応容器2を複数用いる場合、一部の生理食塩水に対しては吸引・吐出をせず、試料用分注プローブ11aを単に色素溶液や生理食塩水に浸漬するのみとしてもよい。これにより、試料用分注プローブ11a外表面に対する色素の影響を抽出することができる。また、一部の生理食塩水に対しては吸引・吐出をせず、その他の生理食塩水に対しては吸引・吐出をすることにより、試料用分注プローブ11aの内表面・外表面の表面状態の両方についての情報を得ることができる。色素溶液についても同様に、試料用分注プローブ11aを浸漬して吸引・吐出をせず引き上げることにより、試料用分注プローブ11aの外表面に色素を付着させることができる。色素量に基づき表面状態を評価する手順は実施形態1と同様である。
以上の実施形態において、色素持込試験の結果により色素持込量が閾値を超えていることが分かった場合、コントローラ21はその旨を出力して試料用分注プローブ11aのメンテナンスや交換を促してもよい。出力形式としては、コントローラ21が備える記憶装置にその旨を表すデータを格納すること、画面表示、などが考えられる。さらに試験結果を自動分析装置100からサーバコンピュータに対して送信し、そのサーバコンピュータがメンテナンスなどの要否を判断してもよい。
以上の実施形態においては、試料用分注プローブ11aの表面状態を評価することについて述べたが、その他の分注プローブ(例えば試薬用分注プローブ)についても本発明を適用することができる。
3 洗浄機構
4 分光光度計
5 攪拌機構
6 攪拌機構
7 試薬用分注機構
7a 試薬用分注プローブ
8 試薬分注機構
8a 試薬用分注プローブ
9 試薬ディスク
10 試薬ボトル
11 試料用分注機構
11a 試料用分注プローブ
13 洗浄槽
14 洗浄槽
15 試料容器
16 ラック
17 試料搬送機構
18 試薬用シリンジ
19 試料用シリンジ
20 洗浄用ポンプ
21 コントローラ
30 洗浄槽
31 洗浄槽
32 洗浄槽
33 洗浄槽
36 ポンプ
40 圧力センサ
41 恒温槽
42 洗浄槽
43 洗浄液タンク
44 洗浄液用シリンジ
45 洗浄加速機構
46 洗浄液
51 試薬ボトル
52 試薬ボトル
801−1 反応容器
801−5 反応容器
801−6 反応容器
801−9 反応容器
801−10 反応容器
810 洗浄機構
820 洗浄機構
901−1 プローブ侵入口
901−2 プローブ侵入口
902−1 領域
902−2 領域
903 仕切り版

Claims (13)

  1. 液体の試料を分注する分注装置が備える分注プローブの表面状態を評価する試験方法であって、
    前記分注装置が備える第1分注プローブにより、色素を溶かした第1溶液を第1容器に分注する第1分注ステップ、
    前記第1分注プローブにより、色素を溶かしていない第2溶液を前記第1容器とは異なる第2容器に分注する第2分注ステップ、
    前記分注装置が備える前記第1分注プローブとは異なる第2分注プローブにより、前記第1容器のなかの前記第1溶液を吸引するとともに、吸引した前記第1溶液を前記第2分注プローブから吐出する第1吸引吐出ステップ、
    前記第2分注プローブにより、前記第2容器のなかの前記第2溶液を吸引するとともに、吸引した前記第2溶液を前記第2分注プローブから吐出する第2吸引吐出ステップ、
    前記第2分注プローブから吐出した前記第2溶液に含まれる前記色素の量を計算することにより、前記第2分注プローブに残留していた前記色素が前記第2溶液によって回収された量を計算するステップ、
    前記第2溶液によって回収された前記色素の量に基づき前記第2分注プローブの表面状態を評価するステップ、
    を有することを特徴とする試験方法。
  2. 前記分注装置は、回転可能なディスク上に前記第1容器と前記第2容器を備えており、
    前記試験方法はさらに、
    前記第1分注プローブにより前記第1溶液を前記第1容器に分注した後、前記第1分注プローブが前記第2溶液を前記第2容器に分注することができる位置まで、前記ディスクを回転させるステップ、
    前記第2分注プローブが前記第1溶液を吐出した後、前記第2分注プローブが前記第2容器のなかの前記第2溶液を吸引することができる位置まで、前記ディスクを回転させるステップ、
    を有することを特徴とする請求項1記載の試験方法。
  3. 前記試験方法はさらに、前記第1吸引吐出ステップと前記第2吸引吐出ステップを繰り返すことにより、前記第2分注プローブの表面状態を繰り返し評価する、繰り返しステップを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の試験方法。
  4. 前記試験方法はさらに、前記第1分注プローブにより、前記第2溶液を前記第1容器とも前記第2容器とも異なる第3容器に分注する第3分注ステップを有し、
    前記繰り返しステップにおいては、
    前記第1吸引吐出ステップ、
    前記第2吸引吐出ステップ、
    前記第1吸引吐出ステップ、
    前記第2分注プローブにより、前記第3容器のなかの前記第2溶液を吸引するとともに、吸引した前記第2溶液を前記第2分注プローブから吐出する第3吸引吐出ステップ、
    の順で各ステップを実施する
    ことを特徴とする請求項3記載の試験方法。
  5. 前記第1吸引吐出ステップにおいては、前記第2分注プローブが前記第1容器から吸引した前記第1溶液を前記第1容器に対して吐出することにより、前記第1容器のなかの前記第1溶液を繰り返し使用する
    ことを特徴とする請求項3記載の試験方法。
  6. 前記第1吸引吐出ステップにおいては、前記第2分注プローブが前記第1容器から吸引した前記第1溶液を、空の容器に対して吐出し、
    前記第2吸引吐出ステップにおいては、前記第2分注プローブが前記第2容器から吸引した前記第2溶液を、空の容器に対して吐出する
    ことを特徴とする請求項1記載の試験方法。
  7. 前記色素は酸性色素であり、
    前記第1溶液のpHは2.0以上6.0以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の試験方法。
  8. 前記色素はオレンジGであることを特徴とする請求項7記載の試験方法。
  9. 前記分注装置はさらに、前記第1容器と前記第2容器を洗浄する洗浄機構を備え、
    前記試験方法はさらに、
    前記第1吸引吐出ステップが完了した後、前記洗浄機構によって前記第1容器を洗浄する第1洗浄ステップ、
    前記第2吸引吐出ステップが完了した後、前記洗浄機構によって前記第2容器を洗浄する第2洗浄ステップ、
    を有し、
    前記第1洗浄ステップと前記第2洗浄ステップを同時に実施する
    ことを特徴とする請求項1記載の試験方法。
  10. 前記分注装置は、回転可能なディスク上に前記第1容器と前記第2容器を備えており、
    前記洗浄機構は、前記ディスクの円周に沿ってそれぞれ配置された第1洗浄部と第2洗浄部を備え、
    前記第1洗浄ステップと前記第2洗浄ステップにおいては、前記ディスク上において、前記第1洗浄部が前記第1容器を洗浄するとき前記第2洗浄部が前記第2容器を洗浄することができる位置に、前記第1容器と前記第2容器をそれぞれ配置する
    ことを特徴とする請求項9記載の試験方法。
  11. 前記試験方法はさらに、
    前記第1溶液に対して前記第2分注プローブを浸した上で前記第1溶液を吸引せずに前記第2分注プローブを前記第1溶液から引き上げることにより、前記第2分注プローブの外面に対して前記色素を付着させるステップ、
    前記外面に前記色素が付着した前記第2分注プローブを前記第2溶液に対して浸したうえで前記第2溶液を吸引せずに前記第2分注プローブを前記第2溶液から引き上げるステップ、
    前記第2分注プローブの外面に残留していた前記色素から前記第2溶液に対して持ち込まれた前記色素の量を計算するステップ、
    前記第2溶液に対して持ち込まれた前記色素の量に基づき前記分注プローブの外面の表面状態を評価するステップ、
    を有することを特徴とする請求項1記載の試験方法。
  12. 前記第1分注ステップと前記第2分注ステップの前の時点において、前記第1溶液と前記第2溶液は、内部を隔壁によって仕切られたボトルに収容されており、
    前記第1分注プローブは、支柱に対して回転可能に取り付けられた第1アームと、前記第1アームに対してさらに回転可能に取り付けられた第2アームとを備えており、
    前記第1分注ステップにおいては前記ボトルから前記第1容器に対して前記第1溶液を分注し、
    前記第2分注ステップにおいては前記ボトルから前記第2容器に対して前記第2溶液を分注する
    ことを特徴とする請求項1記載の試験方法。
  13. 請求項1から12のいずれか1項記載の試験方法を実行するコントローラを備えたことを特徴とする分注装置。
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