JP6647288B2 - 自動分析装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、血液や尿等の生体試料の定量・定性分析を行う自動分析装置及び方法に関する。
血液や尿等の生体試料(以下、試料と称する)に含まれる特定成分の定量・定性分析を行う自動分析装置は、分析結果の再現性が高く、また、処理速度が速いことから、現在の診断等には欠かせないものとなっている。
自動分析装置で用いられる測定方法としては、試料中の分析対象成分と反応することによって反応液の色が変わるような試薬を用いる分析方法(比色分析)や、試料中の分析対象成分と直接あるいは間接的に特異的に結合する物質に標識体を付加した試薬を用い、標識体をカウントする分析方法(免疫分析)などが知られており、試料容器に収容された試料、及び試薬容器に収容された試薬を分注装置などで反応容器に分注し、混合することにより分析を行っている。
上記のような分析において試料が収容される試料容器としては、上部に開口部を持つ開放型の試料容器のほか、開口端がゴム栓等で密閉されて内部が減圧された真空採血管等を試料容器として用いる場合があり、種々の試料分注方法が検討されている。
真空採血管等のように閉栓された試料容器から試料を分注する技術として、例えば、特許文献1(特開平4−252960号公報)には、複数のサンプル容器をサンプリング位置へ移動させるようになっているサンプル・キャリヤと、サンプリング位置情報に移動経路を持つように設置した側方並進器と、この側方並進器によって側方に位置させられるように装着した垂直方向並進器と、サンプル容器内へ、そして、サンプル容器外へ垂直方向並進器によって垂直方向に移動させられるようになっているサンプリング・プローブと、サンプル容器からサンプルを吸い出すようにプローブに接続した液体ポンプと、前記両並進器およびポンプを作動させて前記の吸出し操作を実施させるコントローラ手段とを有するサンプリング装置において、前記両並進器が流動駆動式アクチュエータであり、サンプル容器が直立しており、少なくとも1つのサンプル容器が閉じていることを特徴とするサンプリング装置が開示されている。
特開平4−252960号公報
近年、自動分析装置における処理能力の向上や分析コストの削減などの要求が高まっており、上記のように試料に試薬を添加するような分析方法では、使用する試薬の量を低減することが求められている。このため、自動分析装置で1回の分析に使用する試料は1桁のマイクロリットルのオーダーとなっており、高い分注精度が求められる。
一方、従来技術のように、開口端がゴム栓等で密閉された真空採血管のような試料容器から開栓することなく直接試料を採取する場合、分注装置の試料ノズルで直接ゴム栓等を貫いて試料容器内の試料に浸漬させるため、試料ノズルにかかる挿入負荷を考慮する必要がある。したがって、密閉型の試料容器のゴム栓等の貫通に用いられる試料ノズルは、開放型の試料容器に用いられるものと比較して外径を太くし、かつ、ゴム栓等への挿入荷重の低減を考慮して先端形状を鋭利とする必要がある。
しかしながら、試料ノズルの外径が太く、また、先端が鋭利な場合には、試料ノズルの開口部が広くなるために吐出の勢いが低下するとともに、開口部が反応容器底面に対して斜めにならざるを得ないため、試料ノズルの先端から試料が離れにくくなる。特に、全血や遠心分離された血球のように粘度の高い試料を分注する場合は、反応容器底面に試料を濡れ広がらせることが非常に困難となり、試料ノズルが反応容器から離脱する際に試料を持ち帰ってしまうという問題点がある。
本願発明は上記に鑑みてなされたものであり、試料ノズルの外形や試料の粘性によらず、微量の試料を精度良く分注することができる自動分析装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、分析対象の試料を吸引及び吐出することにより、試料容器中の試料を反応容器に分注する試料ノズルを備えた試料分注機構と、前記試料ノズルを前記試料容器中に挿入し、前記試料容器中の試料を吸引する試料吸引処理と、前記試料吸引処理の後、液体を前記試料ノズルにより吸引する液体吸引処理と、前記試料ノズルから前記液体、試料の一部の順番で空の前記反応容器に前記液体と前記試料の一部とを吐出する吐出処理と、を実施するように前記試料分注機構を制御する制御部とを備えたものとする。
本発明によれば、試料ノズルの外形や試料の粘性によらず、微量の試料を精度良く分注することができる。
第1の実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。 第2の試料分注機構を抜き出して概略的に示す図である。 洗浄槽、液体供給部、及び水滴除去部を抜き出して概略的に示す縦断面図である。 第1の実施の形態における試料の分注動作の流れを示す図である。 第1の実施の形態における試料の分注動作の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における洗浄槽、液体供給部、及び水滴除去部を抜き出して概略的に示す縦断面図である。
本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。
図1において、自動分析装置100は、分析対象の試料を収容した試料容器15と、1つ以上の試料容器15を搭載した試料ラック16と、試料ラック16を搬送する試料搬送機構17と、試料の分析に用いる試薬を収容した試薬ボトル10と、複数の試薬ボトル10を周方向に並べて配置した試薬ディスク9と、試料と試薬とを混合して反応させる反応容器2と、複数の反応容器2を周方向に並べて配置した反応ディスク1と、試料搬送機構17により試料分注位置に搬送された試料容器15から反応容器2に試料を分注する第1及び第2の試料分注機構11,12と、試薬ボトル10から反応容器2に試薬を分注する試薬分注機構7,8と、反応容器2に分注された試料と試薬の混合液(反応液)を攪拌する攪拌機構5,6と、図示しない光源から反応容器2の反応液を介して得られる透過光を測定することにより、反応液の吸光度を測定する分光光度計4と、使用済みの反応容器2を洗浄する洗浄機構3と、自動分析装置100の全体の動作を制御する制御部21とから概略構成されている。分光光度計4が混合液(反応液)の吸光度を測定することにより自動分析装置100の分析はなされる。この吸光度から試薬に応じた分析項目の所定成分の濃度等などが算出される。なお、図1においては、図示の簡単のため、自動分析装置100を構成する各機構と制御部21との接続は一部省略して示している。
試料搬送機構17により搬送される試料ラック16に搭載される試料容器15は上部に開口部を有しており、上部の開口部をゴム栓等の蓋部材86で閉栓した密閉型の試料容器(閉栓容器)と、上部の開口部の蓋部材等を除去することにより開放した開放型の試料容器(開栓容器)とがある。
第1の試料分注機構11は、その先端を下方に向けて配置された試料ノズル11aを有しており、試料ノズル11aには、試料用ポンプ19が接続されている。第1の試料分注機構11は、水平方向への回転動作及び上下動作が可能なように構成されており、試料ノズル11aを開放型の試料容器15に挿入して試料を吸引し、試料ノズル11aを反応容器2に挿入して試料を吐出することにより、試料容器15からから反応容器2への試料の分注を行う。また、第1の試料分注機構11は、試料ノズル11aを反応容器2に挿入して試料(又は、反応液)を吸引し、他の反応容器2に吐出することにより、反応容器2間での試料(又は、反応液)の分注を行う。第1の試料分注機構11の稼動範囲には、試料ノズル11aを洗浄水により洗浄する洗浄槽13が配置されている。
図2は、第2の試料分注機構を抜き出して概略的に示す図である。
図2に示すように、第2の試料分注機構12は、横方向に延在するよう配置されたアーム42と、アーム42の一端にその先端を下方に向けて配置された試料ノズル12aと、アーム42の他端に配置され、アーム42の水平方向への回転動作及び上下動作を行うアーム駆動機構41とを備えている。試料ノズル12aには、アーム駆動機構41内を通して設置された管路(図示せず)を介してシリンジポンプ51が接続されており、シリンジポンプ駆動機構51aにより駆動される。また、シリンジポンプ51には、水タンク81に貯留された純水などのシステム水74をシリンジポンプ51及び試料ノズル12a内に供給するポンプ53が接続されており、ポンプ53とシリンジポンプ51とを接続する管路には、管路の開閉(流通と遮断の切換)を行う電磁弁52が設けられている。
試料ノズル12aの下端部は、鋭角(例えば、試料ノズル12aの軸方向と、試料ノズル12aの先端角αが15°〜20°程度)に形成されており、密閉型の試料容器15の蓋部材を貫通可能に構成されている。つまり、第2の試料分注機構12は、試料ノズル12aを開放型の試料容器15や密閉型の試料容器15に挿入して試料を吸引し、試料ノズル12aを反応容器2に挿入して吐出することにより、試料容器15から反応容器2への試料の分注を行う。
第2の試料分注機構12の稼動範囲には、試料ノズル12aを洗浄水により洗浄する洗浄槽14と、試料ノズル12aに吸引させるシステム水(純水等)などの液体を貯留する液体吸引位置に配置された液体供給部71と、試料ノズル12aの外壁に付着した水滴を除去する真空吸引位置に配置された水滴除去部72とが配置されている。
図3は、洗浄槽、液体供給部、及び水滴除去部を抜き出して概略的に示す縦断面図である。
図3に示すように、洗浄槽14には、水タンク81に貯留され、ポンプ79により供給されるシステム水74を洗浄水として吐出することにより試料ノズル12aを洗浄する洗浄ノズル73が設けられている。また、ポンプ79と洗浄ノズル73を接続する管路には、管路の開閉(流通と遮断の切換)を行う電磁弁77が設けられている。洗浄槽14において、洗浄ノズル73から吐出された洗浄水は、試料ノズル12aを洗浄する洗浄位置を通り、その下方に設けられた廃液口78を介して廃液タンク(図示せず)に廃棄される。
液体供給部71には、水タンク81に貯留されたシステム水74がポンプ79により供給されており、液体供給部71とポンプ79を接続する管路には、管路の開閉(流通と遮断の切換)を行う電磁弁75が設けられている。液体供給部71は、洗浄槽14に隣接して配置されており、液体供給部71の洗浄槽14側に設けられた放出部71aから洗浄槽14の洗浄位置にシステム水74の一部を放出している。
水滴除去部72には、真空ポンプ80が接続されており、水滴除去部72と真空ポンプ80を接続する管路には、管路の開閉(流通と遮断の切換)を行う電磁弁76が設けられている。水滴除去部72において、試料ノズル12aの外壁から吸引された水滴は、真空ポンプ80を介して廃液タンク(図示せず)に廃棄される。
試薬分注機構7,8には、試薬用ポンプ18が接続されており、試薬分注機構7,8の稼動範囲には、試薬分注機構7,8の試薬ノズル7a,8aを洗浄する洗浄槽32,33が配置されている。また、攪拌機構5,6の稼動範囲には、攪拌機構5,6を洗浄する洗浄槽30,31が配置されている。また、洗浄機構3には、洗浄用ポンプ20が接続されている。
制御部21は、各ポンプ18〜20,53,79,80や、各電磁弁52,75〜77、各駆動機構41,51aなどを含む自動分析装置100の全体の動作を制御し、後述する試料の分注動作を行うとともに、分光光度計4からの測定結果に基づいて試料の分析を行う。
ここで、本実施の形態における分注動作について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
図4は、本実施の形態における試料の分注動作の流れを示す図である。図4では、密閉型の試料容器15から反応容器2に試料を分注する場合を示している。
分注動作では、まず、アーム駆動機構41によりアーム42を駆動して試料ノズル12aを洗浄槽14の洗浄位置に移動し、電磁弁52,77を流通させて(開けて)システム水74を洗浄ノズル73及び試料ノズル12aから吐出し、試料ノズル12aの外側および内側を洗浄するとともに、試料ノズル12a内をシステム水89で満たす(状態(a))。このとき、前回の試料の分注動作時の試料や分節空気などの不要物94は破棄される。試料ノズル12aの洗浄終了後、電磁弁52,77を遮断する(閉じる)。
続いて、試料ノズル12aを真空吸引位置に移動し、電磁弁76を開けて水滴除去部72により試料ノズル12aの外壁の水滴82を除去する(状態(b))。試料ノズル12aの外壁の水滴の除去後、電磁弁76を閉じる。
続いて、試料ノズル12aを真空吸引位置外に移動し、シリンジポンプ駆動機構51aによりシリンジポンプ51を駆動して、試料ノズル12aの先端に分節空気83(容量V1)を吸引する(状態(c))。
続いて、密閉型の試料容器15の上方から試料ノズル12aを下降させることにより、密閉型の試料容器15の蓋部材86(例えばゴム栓)を貫通させて試料容器15内に試料ノズル12aを挿入し、試料ノズル12aが試料容器15内の試料84に浸漬した状態でシリンジポンプ51を駆動して、試料85(容量V2)を吸引する(状態(d))。なお、容量V2は、実際に反応容器2に吐出して分析に用いる試料の量よりも十分に多い量とする。
続いて、試料ノズル12aを蓋部材86から引き抜いて、試料容器15から離脱させる(状態(e))。
続いて、試料ノズル12aを洗浄槽14の洗浄位置に移動し、電磁弁77を開けてシステム水74を洗浄ノズル73から吐出し、試料ノズル12aの外側を洗浄する(状態(f))。このとき、シリンジポンプ51を駆動することにより、試料ノズル12aの先端にシステム水88(容量V3)を吸引する。
続いて、試料ノズル12aを液体吸引位置に移動し、液体供給部71に貯留されたシステム水74に浸漬させてシリンジポンプ51を駆動することにより、試料ノズル12aの先端に追加のシステム水90(容量V4)を吸引する(状態(g))。その後、試料ノズル12aを液体供給部71から離脱させる。試料ノズル12aの液体供給部71からの離脱後に電磁弁75を一定時間開けて液体供給部71にシステム水74を供給し、液体供給部71のシステム水74を補充するとともに、放出部71aからシステム水74を放出させて液体供給部71のシステム水74の置換を行う。なお、試料ノズル12aの先端には、状態(f)において予め吸引されたシステム水88が存在するので、試料ノズル12a内の試料85が液体供給部71のシステム水74に拡散することによる分注誤差の発生を防止することができる。また、試料ノズル12aの液体供給部71からの離脱後に液体供給部71のシステム水74を置換するので試料ノズル12aの外壁等に微量に残留している可能性のある試料成分が液体供給部71のシステム水74中に残ることを防止することができる。
続いて、試料ノズル12aを真空吸引位置に移動し、電磁弁76を開けて水滴除去部72により試料ノズル12aの外壁の水滴82を除去する(状態(h))。試料ノズル12aの外壁の水滴の除去後、電磁弁76を閉じる。なお、1uL程度の試料を分注する本実施の形態の試料ノズル12aの内径は1mm以下であり、これに対して、試料ノズル12aの外壁と水滴除去部72の内壁の間隔は衝突等のリスクを回避するため数ミリ程度開いている。このため、試料ノズル12a内のシステム水や試料等の液体が真空ポンプ80の吸引力で抜けてしまうことはない。
続いて、試料ノズル12aを真空吸引位置外に移動し、シリンジポンプ駆動機構51aによりシリンジポンプ51を駆動して、試料ノズル12aの先端に空気91(容量V5)を吸引する(状態(i))。この空気91は、反応容器2に試料を吐出する前に、試料85の吐出スピードを上げるための加速区間として使用するものであり、したがって、空気91の容量V5は試料を加速させるのに十分な量であればよい。なお、この容量V5は2μL程度でありシステム水90を15mm程度吸引することにより空気91は吸引される。
続いて、試料ノズル12aを反応容器2に挿入し、試料ノズル12aの先端を空の反応容器2の底面にわずかに接触させた状態で、シリンジポンプ51により、空気91、システム水90、システム水88、試料85の一部(状態(i))の試料92(容量V6)参照)の順番で吐出する(状態(j))。システム水90,88(容量V3+V4)と試料85の一部(容量V6)が吐出された後、試料ノズル12aを反応容器2から離脱させ、洗浄槽14の洗浄位置に移動する(すなわち、状態(a)に移行する)。以後、状態(a)〜状態(j)を伴う分注動作を必要に応じて繰り返す。
なお、状態(j)においては、空気91(容量V5)の吐出中にシステム水88,90と試料85aが加速される。そして、システム水88,90と試料85の速度が十分に上がったところで、試料ノズル12aの先端から、先ず、システム水88,90が飛び出す。システム水88,90は粘性が低いため、反応容器2の底面に接触した際に容易に濡れ広がり、反応容器2の底面と試料ノズル12a内部の液体とがシステム水88,90を介して繋がる。その後、連続的に試料ノズル12aの先端から分析に使用するための試料92(容量V6)が飛び出す。このように、試料92が飛び出す際には、既に試料ノズル12a内の試料等の液体と反応容器2の底面はシステム水88,90を介して繋がっているため、試料92の粘性が高い場合においても、システム水88,90とともに試料92が反応容器2の底面に確実に濡れ広がる(試料92とシステム水88,90の混合物93)ので、試料ノズル12aが反応容器2から離脱する際に試料92を持ち帰ってしまうことはない。また、試料ノズル12a内には余分な試料95(容量V7)を残すので、分節空気83やシステム水89が反応容器2内に飛び出すことはない。
なお、図4においては、密閉型の試料容器15から反応容器2に試料を分注する場合を例示して説明したが、開放型の試料容器15から反応容器2に試料を分注する場合においても、同様の状態(a)〜状態(j)を伴う分注動作を行うことができる。
図5は、本実施の形態における試料の分注動作の詳細を示すフローチャートである。
図5において、まず、制御部21は、アーム駆動機構41を制御して試料ノズル12aを洗浄槽14の洗浄位置の洗浄ノズル73の前に移動し(ステップS10)、電磁弁52,77を開けてシステム水74を洗浄ノズル73及び試料ノズル12aから吐出し洗浄する。前回の分注動作時の試料や分節空気などの不要物94が試料ノズル内12aに残っている場合には不要物94を破棄する。この洗浄工程では、試料ノズル12aの外側および内側を洗浄するとともに、試料ノズル12a内をシステム水89で満たす(ステップS20)。その後、電磁弁52,77を閉じる(ステップS25)。
次に、試料ノズル12aを真空吸引位置に移動し(ステップS30)、電磁弁76を開けて水滴除去部72により試料ノズル12aの外壁の水滴82を除去する(ステップS40)。その後、電磁弁76を閉じる(ステップS45)。
次に、試料ノズル12aを真空吸引位置から離脱させ真空吸引位置外に移動し(ステップS50)、試料ノズル12aの先端に分節空気83を吸引する(ステップS60)。
次に、試料容器15内に試料ノズル12aを挿入し(ステップS70)、試料85を吸引する(ステップS80)。
次に、試料ノズル12aを試料容器15から離脱させ(ステップS90)、試料ノズル12aを洗浄槽14の洗浄ノズル前の洗浄位置に移動する(ステップS100)。
ここで、予め制御部21に設定された分注動作の動作条件(以降、分注動作条件と称する)に基づいて、試料ノズル12aの外壁の洗浄が必要であるかどうかを判定し(ステップS110)、判定結果がYESの場合は、電磁弁77を開けてシステム水74を洗浄ノズル73から吐出し、試料ノズル12aの外側を洗浄する(ステップS120)。続いて、分注動作条件に基づいて、試料ノズル12aの先端へのシステム水88の吸引が必要であるかどうかを判定し(ステップS130)、判定結果がYESの場合には、試料ノズル12aの先端にシステム水88を吸引する(ステップS140)。なお、ステップS110やS130において、試料ノズル洗浄やシステム水88の吸引が不要である(すなわち、S110やステップS130での判定結果がNOである)場合としては、試料容器15に収容された分注対象の試料の粘度が低いことが予めわかっている場合(例えば、試料が全血ではなく用手溶血の場合)や、試料の分注量が比較的多い場合(例えば、10uL程度の場合)である。なお、試料ノズル洗浄が要でシステム水88の吸引が不要な場合もある。例えば、用手溶血の場合、試料ノズル12aの周りに付着した試料を落としたいが、試料の粘度が低いためにシステム水を吸引する必要がない場合である。試料がどのようなフローを辿るかについては、予め分注動作条件を決めておき、分析対象となる試料がこの条件に合致するか否かを判定することで実現できる。
ステップS110,S130での判定結果がNOである場合、又は、ステップS140の処理が終了した場合は、試料ノズル12aの液体吸引位置への移動が必要であるかどうかを判定し(ステップS150)、判定結果がYESの場合には、試料ノズル12aを液体吸引位置に移動する(ステップS160)。続いて、分注動作条件に基づいて、試料ノズル12aの先端へのシステム水90の吸引が必要であるかどうかを判定し(ステップS170)、判定結果がYESの場合には、試料ノズル12aの先端にシステム水90を吸引する(ステップS180)。なお、ステップS170において、システム水90の吸引が不要である(すなわち、ステップS180での判定結果がNOである)場合としては、試料容器15に収容された分注対象の試料の粘度が低いことが予めわかっている場合(例えば、試料が全血ではなく用手溶血の場合)や、試料の分注量が比較的多い場合(例えば、10uL程度の場合)である。
ステップS150,S170での判定結果がNOである場合、又は、ステップS180の処理が終了した場合は、分注動作条件に基づいて、試料ノズル12aの液体吸引位置からの離脱速度が高速である(高速離脱である)かどうかを判定し(ステップS190)、判定結果がYESの場合には、液体吸引位置から試料ノズル12aを高速で離脱し(ステップS201)、判定結果がNOの場合には、液体吸引位置から試料ノズル12aを試料ノズル12aの外壁の水滴が除去される程度に低速で離脱する(ステップS202)。これにより、試料ノズル12aの外壁の水滴量を制御することができる。例えば、後述のステップ230で水滴を除去する工程がある場合には、水滴量を制御するよりも試料ノズル12aの移動速度を優先することができる。一方、後述のステップ230の水滴を除去する工程を行わない場合には、ステップ202での水滴除去を優先するために試料ノズル12aの移動速度を低速にすることができる。
ステップS201,S202の処理が終了すると、続いて、分注動作条件に基づいて、試料ノズル12aを真空吸引位置に移動する必要があるかどうかを判定し(ステップS210)、判定結果がYESの場合には、試料ノズル12aを真空吸引位置に移動し(ステップS220)、電磁弁76を開けて水滴除去部72により試料ノズル12aの外壁の水滴82を除去し(ステップS230)、その後、電磁弁76を閉じ(ステップS235)、試料ノズル12aを真空吸引位置から離脱し真空吸引位置外に移動する(ステップS240)。
ステップS210での判定結果がNOの場合、又は、ステップS240の処理が終了した場合は、分注動作条件に基づいて、試料ノズル12aの先端に空気91を吸引する必要があるかどうかを判定し(ステップS250)、判定結果がYESの場合には、試料ノズル12aの先端に空気91を吸引する(ステップS260)。ステップS250での判定結果がNOの場合、又は、ステップS250の処理が終了した場合は、試料ノズル12aを反応容器2に移動(挿入)し(ステップS270)、反応容器2内に試料を吐出して(ステップS280)、ステップS10に戻る。
次に、具体例について説明する。試料ノズル12aが、微量の全血と、予め溶血された用手溶血を反応容器に吐出する場合について説明する。この違いは、例えば、試料容器に付されたバーコードなどの識別情報や、試料ラック16に付されたバーコードなどの識別情報により装置は認識することができ。この識別情報と分注動作条件に基づき、図5のフローが決定し、決定したフローに基づき試料ノズル12aの分注動作がなされる。
微量の全血の場合においては、図5のフローでステップS110、S130、S150、S170、S190、S250がYESのフローを辿る。これにより、試料ノズル12aが反応容器から離脱する際に試料を持ち帰ってしまう課題を解決することができる。微量の全血であっても、後述のように一部のステップは省略することができ、少なくともステップS140とS180のいずれかの工程は必須である。つまり、全血の場合には、制御部は、ステップS80の試料吸引(試料吸引処理)、ステップS140とS180のいずれかのシステム水の吸引(液体吸引処理)、ステップS280の試料の吐出(試料吐出処理)を実施するように第2の試料分注機構12を制御する。
一方、用手溶血の場合においては、図5のフローでステップS110、S150がYESであり、ステップS130、S170、S190、S210、S250がNOのフローを辿る。特に、用手溶血の場合は、試料を持ち帰ってしまう課題が生じ難いためである。ステップS140とS180のいずれのシステム水の吸引(液体吸引処理)を省略することができる。つまり、用手溶血の場合には、制御部は、S140やS180のシステム水の吸引(液体吸引処理)を実施することなく試料の一部を反応容器に吐出するように第2の試料分注機構12を制御することが望ましい。
次に、本実施形態の要点について説明する。これまで説明したとおり、微量の全血(例えば5μL以下)においては、持ち帰りの課題を解決することが重要である。このために、試料ノズル12aで試料を吸引した後(試料吸引処理後)、試料よりも粘度又は比重が小さい液体を試料ノズルにより吸引(液体吸引処理)し、試料ノズルから液体、試料の一部の順番で空の反応容器にこれらを吐出する(吐出処理)。液体が確実の空の反応容器の底に濡れ広がり、かつ、反応容器の底と試料の一部とを繋いでいるため、試料を持ち帰ることなく反応容器の底に試料の一部を吐出することができる。
この液体は、試料の吸引前かつ吐出前に吸引できるのであれば、どの場所から供給されても構わない。例えば、液体貯留部から吸引することが考えられる。又は、洗浄ノズルから吐出される洗浄液を吸引することが考えられる。前者は貯留部から吸引するため液体吸引量が安定するという利点がある。一方、後者は流れる洗浄液を吸引するため液体吸引量の安定性には欠けるが試料ノズルの洗浄タイミングで液体を吸引できるため貯留部に立ち寄ることなく液体を吸引でき相対的に短時間で液体を吸引できる利点がある。いずれかから液体を吸引することが考えられる。但し、本発明はこれらの2つの場所からの吸引に限られるものではない。なお、この液体の量は例えば1μL程度である。
また、2つ目の要点は、ステップS260での空気吸引である。つまり、上記の液体吸引に加え、空気吸引(空気吸引処理)をし、試料の吐出の際に空気と共に上記液体を吐出することが望ましい。空気吸引をせずとも試料の持ち帰りの課題は大幅に改善されるが、空気吸引を行うことで確実性が増す。液体の吐出の際に液体と試料の吐出速度を上げるための助走距離が生まれ、吐出される試料自体が試料ノズル先端から離れ易くなるためである。
また、3つ目の要点は、ステップS140とS170の2回に分けてのシステム水の吸引である。この場合、ステップS170のシステム水の吸引が上記の液体吸引に相当する(液体吸引処理に相当)。一方、ステップS140は上記の持ち帰りの課題を解決することとは異なる作用がある。前述の状態(f)で説明したように試料が液体供給部71のシステム水に拡散することを防止することができる。これにより拡散することに起因する分注誤差の発生を防止することができる。従い、このように2回に分けてのシステム水を吸引することが望ましい。
但し、この場合1回目のシステム水は必ずしもシステム水を吸引する必要はない。つまり、吸引されなくとも微量の水が試料ノズル12aの先端に導入(付加)されればよい。この場合、ステップS140は、液体吸引処理ではなく、システム水(洗浄水)を試料ノズル内に導入する洗浄水導入処理として置き換えることができる。例えば、水を導入する方法として、直接吸引する他、試料を僅かに吸引し試料ノズル12aに空きスペースを設けてこのスペースに洗浄ノズルから吐出されるシステム水(洗浄水)を満たすことが考えられる。
以上のように構成した本実施の形態の作用効果を説明する。
開口端がゴム栓等で密閉された真空採血管のような試料容器から開栓することなく直接試料を採取する場合、分注装置の試料ノズルで直接ゴム栓等を貫いて試料容器内の試料に浸漬させるため、試料ノズルにかかる挿入負荷を考慮する必要がある。したがって、密閉型の試料容器のゴム栓等の貫通に用いられる試料ノズルは、開放型の試料容器に用いられるものと比較して外径を太くし、かつ、ゴム栓等への挿入荷重の低減を考慮して先端形状を鋭利とする必要がある。
しかしながら、試料ノズルの外径が太く、また、先端が鋭利な場合には、試料ノズルの開口部が広くなるために吐出の勢いが低下するとともに、開口部が反応容器底面に対して斜めにならざるを得ないため、試料ノズルの先端から試料が離れにくくなる。特に、全血や遠心された血球のように粘度の高い試料を分注する場合は、反応容器底面に試料を濡れ広がらせることが非常に困難となり、試料ノズルが反応容器から離脱する際に試料を持ち帰ってしまうという問題点があった。
これに対して本実施の形態においては、試料ノズル12aで分析対象の試料を分注する場合に、必要に応じて洗浄槽14の洗浄ノズルからの吐出される洗浄水を試料ノズル12aで吸引し、または、必要に応じて液体供給部71の液体を試料ノズル12aで吸引し、試料ノズル12aから反応容器2に液体、試料の一部の順番で吐出するように構成したので、試料ノズル12aの外形や試料の粘性によらず、微量の試料を精度良く分注することができる。また、加えて、上記の空気吸引や、試料拡散を防止するための水を試料ノズル先端に導入することが望ましい。
なお、本実施の形態においては、開放型の試料容器15の場合においても試料92の容量V10、及びシステム水88,90の容量V3,V4は変わらないので、試料容器15が開放型であるか密閉型であるかによらず、微量の試料を精度良く分注することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図6を参照しつつ詳細に説明する。
本実施の形態は、第1の実施の形態における液体供給部に、システム水に代えて試料の分析に用いる試薬を供給するように構成したものである。
図6は、本実施の形態における洗浄槽、液体供給部、及び水滴除去部を抜き出して概略的に示す縦断面図である。図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、洗浄槽14には、水タンク81に貯留され、ポンプ79により供給されるシステム水74を洗浄水として吐出することにより試料ノズル12aを洗浄する洗浄ノズル73が設けられている。また、ポンプ79と洗浄ノズル73を接続する管路には、管路の開閉(流通と遮断の切換)を行う電磁弁77が設けられている。洗浄槽14において、洗浄ノズル73から吐出された洗浄水は、試料ノズル12aを洗浄する洗浄位置を通り、その下方に設けられた廃液口78を介して廃液タンク(図示せず)に廃棄される。
液体供給部171には、試薬タンク181に貯留された試薬174がポンプ179により供給されており、液体供給部171とポンプ179を接続する管路には、管路の開閉(流通と遮断の切換)を行う電磁弁175が設けられている。液体供給部171は、洗浄槽14に隣接して配置されており、液体供給部171の洗浄槽14側に設けられた放出部171aから洗浄槽14の洗浄位置に試薬174の一部を放出している。
水滴除去部72には、真空ポンプ80が接続されており、水滴除去部72と真空ポンプ80を接続する管路には、管路の開閉(流通と遮断の切換)を行う電磁弁76が設けられている。水滴除去部72において、試料ノズル12aの外壁から吸引された水滴は、真空ポンプ80を介して廃液タンク(図示せず)に廃棄される。
図5のステップS170が試薬に置き換わったものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記した各実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本願発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、数値等は一例であり、これに限るものではない。また、試料の吐出の際に試料ノズル12aの先端を反応容器2の底面にわずかに接触させることを説明したが、必ずしも接触させなくともよい。但し、接触させることで底面と試料ノズル先端とが物理的に繋がるためより持ち帰りの課題を解決する確実性が増す点で有利である。
1 反応ディスク
2 反応容器
3 洗浄機構
4 分光光度計
5,6 攪拌機構
7,8 試薬分注機構
7a,8a 試薬ノズル
9 試薬ディスク
10 試薬ボトル
11 第1の試料分注機構
11a 試料ノズル
12 第2の試料分注機構
12a 試料ノズル
14 洗浄槽
15 試料容器
16 試料ラック
17 試料搬送機構
18 試薬用ポンプ
19 試料用ポンプ
20 洗浄用ポンプ
21 制御部
30,31 洗浄槽
41 アーム駆動機構
42 アーム
51 シリンジポンプ
51a シリンジポンプ駆動機構
52,75〜77,175 電磁弁
53,79,179 ポンプ
71,171 液体供給部
71a,171a 放出部
72 水滴除去部
73 洗浄ノズル
74,88,89,90 システム水
80 真空ポンプ
81 水タンク
82 水滴
83 分節空気
84,85,92 試料
86 蓋部材
91 空気
94 不要物
181 試薬タンク
100 自動分析装置

Claims (10)

  1. 分析対象の試料を吸引及び吐出することにより、試料容器中の試料を反応容器に分注する試料ノズルを備えた試料分注機構と、
    前記試料ノズルを前記試料容器中に挿入し、前記試料容器中の試料を吸引する試料吸引処理と、前記試料吸引処理の後、液体を前記試料ノズルにより吸引する液体吸引処理と、前記試料ノズルから前記液体、試料の一部の順番で空の前記反応容器に前記液体と前記試料の一部とを吐出する吐出処理と、を実施するように前記試料分注機構を制御する制御部と、
    浄ノズルから吐出される洗浄水により前記試料ノズルを洗浄する洗浄槽を備え、
    前記液体吸引処理では、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄液を液体として前記試料ノズルにより吸引することを特徴とする自動分析装置。
  2. 分析対象の試料を吸引及び吐出することにより、試料容器中の試料を反応容器に分注する試料ノズルを備えた試料分注機構と、
    前記試料ノズルを前記試料容器中に挿入し、前記試料容器中の試料を吸引する試料吸引処理と、前記試料吸引処理の後、液体を前記試料ノズルにより吸引する液体吸引処理と、前記試料ノズルから前記液体、試料の一部の順番で空の前記反応容器に前記液体と前記試料の一部とを吐出する吐出処理と、を実施するように前記試料分注機構を制御する制御部と、
    前記液体吸引処理により吸引される液体を貯留する液体供給部と、
    浄ノズルから吐出される洗浄水により前記試料ノズルを洗浄する洗浄槽を備え、
    前記制御部は、前記試料吸引処理と前記液体吸引処理との間に、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水を前記試料ノズル内に導入する洗浄水導入処理を実施するように前記試料分注機構を制御し、
    前記液体吸引処理では、前記試料ノズル内に洗浄水が導入された状態で前記液体供給部の液体を前記試料ノズルにより吸引し、
    前記吐出処理では、前記試料ノズルから前記液体、前記洗浄水、前記試料の一部の順番で吐出することを特徴とする自動分析装置。
  3. 分析対象の試料を吸引及び吐出することにより、試料容器中の試料を反応容器に分注する試料ノズルを備えた試料分注機構と、
    前記試料ノズルを前記試料容器中に挿入し、前記試料容器中の試料を吸引する試料吸引処理と、前記試料吸引処理の後、液体を前記試料ノズルにより吸引する液体吸引処理と、前記試料ノズルから前記液体、試料の一部の順番で空の前記反応容器に前記液体と前記試料の一部とを吐出する吐出処理と、を実施するように前記試料分注機構を制御する制御部と、
    前記液体吸引処理により吸引される液体を貯留する液体供給部と、
    浄ノズルから吐出される洗浄水により前記試料ノズルを洗浄する洗浄槽を備え、
    前記制御部は、前記試料吸引処理と前記液体吸引処理との間に、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水を前記試料ノズル内に導入する洗浄水導入処理を実施するように、かつ前記液体吸引処理の後、前記試料ノズルにより空気の吸引を行う空気吸引処理を実施するように前記試料分注機構を制御し、
    前記液体吸引処理では、前記試料ノズル内に洗浄水が導入された状態で前記液体供給部の液体を前記試料ノズルにより吸引し、
    前記吐出処理では、前記試料ノズルから前記空気、前記液体、前記洗浄水、前記試料の一部の順番で吐出することを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、前記液体吸引処理の後、前記試料ノズルにより空気の吸引を行う空気吸引処理を実施するように空気吸引処理を実施するように前記試料分注機構を制御し、
    前記吐出処理では、前記試料ノズルから前記空気、前記液体、前記試料の一部の順番で吐出することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項2又は3に記載の自動分析装置において、
    前記液体供給部に貯留される液体は、水又は前記試料の分析に用いる試薬であることを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記試料は、全血又は予め溶血された用手溶血を含み、
    前記制御部は、前記試料が全血の場合、前記試料吸引処理、前記液体吸引処理、前記吐出処理を実施するように前記試料分注機構を制御し、
    前記制御部は、前記試料が用手溶血の場合、前記液体吸引処理を実施することなく空の前記反応容器に前記試料の一部を吐出するように前記試料分注機構を制御することを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記試料容器は、上部に有した開口部を蓋部材で閉じた密閉型の試料容器であり、
    前記試料ノズルは、前記蓋部材を貫通可能に形成されたことを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項1記載の自動分析装置において、
    さらに、試料と試薬との反応液の吸光度を測定する分光光度計を備え、
    前記液体と前記試料の一部が吐出された前記反応容器に試薬が吐出されることにより生成される反応液の吸光度を前記分光光度計は測定することを特徴とする自動分析装置。
  9. 分析対象の試料を吸引及び吐出することにより、試料容器中の試料を反応容器に分注する試料ノズルを備えた試料分注機構と、
    洗浄ノズルから吐出される洗浄水により前記試料ノズルを洗浄する洗浄槽と、
    前記試料ノズルに吸引させる液体を貯留する液体供給部と、
    前記試料ノズルを前記試料容器中に挿入し、前記試料容器中の試料を吸引する試料吸引処理と、前記試料吸引処理の後に前記試料ノズルを前記洗浄槽に移動し、前記洗浄ノズルから吐出される洗浄水を前記試料ノズル内に導入する洗浄水導入処理と、前記洗浄水導入処理の後に前記試料ノズルを前記液体供給部に移動し、液体を前記試料ノズルにより吸引する液体吸引処理と、前記液体吸引処理の後に前記試料ノズルにより空気の吸引を行う空気吸引処理と、前記試料ノズルから前記空気、液体、洗浄水、試料の一部の順番で空の前記反応容器に吐出する吐出処理と、を実施するように前記試料分注機構を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  10. 分析対象の試料を吸引及び吐出することにより、試料容器中の試料を反応容器に分注する試料ノズルを備えた試料分注機構と、を備えた自動分析装置における分析方法であって、
    前記試料ノズルを前記試料容器中に挿入し、前記試料容器中の試料を吸引する試料吸引処理工程と、
    前記試料吸引処理工程の後、液体を前記試料ノズルにより吸引する液体吸引処理工程と、
    前記試料ノズルから前記液体、試料の一部の順番で空の前記反応容器に前記液体と前記試料の一部とを吐出する吐出処理工程と、
    前記液体吸引処理工程の後、前記試料ノズルにより空気の吸引を行う空気吸引処理工程と、
    前記試料の一部と試薬との反応液の吸光度を測定する工程と、
    記試料吸引処理工程と前記液体吸引処理工程との間に、前記試料ノズル内に水を導入する水導入処理工程を有し、
    前記吐出処理工程では、前記試料ノズルから前記空気、前記液体、前記水、前記試料の一部の順番で吐出することを特徴とする分析方法。
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