JP7181037B2 - 自動分析装置、および自動分析方法 - Google Patents

自動分析装置、および自動分析方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動分析装置、および自動分析方法に関する。
自動分析装置として、血液や尿などの検体に含まれる生体成分を分析する生化学分析装置が知られている。このような自動分析装置は、検体や試薬などの液体を分注するための分注プローブを備えた分注ユニットと、分注プローブを洗浄するための洗浄ユニットとを有している。
このうち分注ユニットは、静電容量センサーを備えており、洗浄ユニットにおいて分注プローブを洗浄する際には、静電容量センサーによって測定される静電容量の変化により、分注プローブの外壁が洗浄液によって十分に洗浄されているか否かを判断している。またこのような判断の技術として、例えば特許文献1,2に記載されているようなものがある。
特許文献1には、ピペット(プローブ)の静電容量の変化をパルス幅の変化としてモニターして、ピペットの洗浄が正常に行なわれているか否かを判定する際、リファレンス値+バイアス値よりも入力信号のパルス幅が大きくなると、コンペアマッチによって1から0になるような出力が得られるように条件を設定する技術が記載されている。
また特許文献2には、静電容量検知式のセンサーから受けたセンサー検知信号を絶対値信号に変換し、この絶対値信号と予め設定された閾値電圧とに基づいて、洗浄対象域における洗浄水の噴き付け面積(接触面積)に応じてパルス幅が異なるパルス信号を生成し、そのパルス幅に対応する面積が、予め設定された面積よりも大きい場合に洗浄が適正に行われていると判定する技術が記載されている。
特開平11-271323号公報 特開2016-85103号公報
しかしながら、静電容量センサーから出力される信号は、分注プローブの内部が液体で満たされているか否かの内部環境、さらに分注プローブと周辺機器との位置関係などの外部環境によって大きく変動する。このため、従来の技術では、分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判断を正確に判定することが困難であった。
そこで本発明は、洗浄液による分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されているか否かを正確に判定することが可能な自動分析装置および自動分析方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明は、液体を分注するための分注プローブを備えた分注ユニットと、洗浄液を噴出する洗浄液供給管を備え前記分注プローブの洗浄を実施する洗浄ユニットと、前記分注プローブに対する液体の接触状態に応じた信号を出力する信号出力部と、前記信号出力部から取得した信号に基づいて、前記洗浄ユニットによる前記分注プローブの洗浄状態を判定する洗浄判定部とを備え、前記洗浄判定部は、少なくとも前記分注プローブに対して前記洗浄液供給管から洗浄液が噴き付けられている期間を含む信号取得期間において前記信号出力部から取得した信号の変動値に基づいて、前記分注プローブの洗浄状態を判定する自動分析装置である。また本発明は、この自動分析装置による自動分析方法でもある。
本発明によれば、洗浄液による分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されているか否かを正確に判定することが可能な自動分析装置および自動分析方法を提供することが可能である。
本発明の各実施形態に係る自動分析装置の概略構成図である。 本発明の各実施形態に係る自動分析装置に設けられた分注ユニットの概略構成図である。 本発明の各実施形態に係る自動分析装置に設けられた洗浄ユニットの構成を説明するための概略構成図である。 本発明の各実施形態に係る自動分析装置のブロック図である。 第1実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図である。 第1実施形態における自動分析方法を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間を説明する図である。 第1実施形態の自動分析方法の変形例を示すフローチャートである。 第2実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図である。 第2実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間を説明する図である。 第3実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図である。 第3実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間を説明する図である。 第4実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図である。 第4実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間を説明する図である。 第5実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図である。 第5実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間を説明する図である。
以下、本発明の自動分析装置および自動分析方法の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
≪自動分析装置≫
図1は、本発明の各実施形態に係る自動分析装置を示す概略構成図であり、一例として血液や尿などの検体に含まれる生体成分を分析する生化学分析装置に本発明を適用した自動分析装置1の概略構成図である。図1に示すように、自動分析装置1は、測定部1aと制御部1bとを備えている。
このうち測定部1aは、例えば検体保持部2、希釈検体保持部3、第1試薬保持部4、第2試薬保持部5、および反応容器保持部6を備えている。また測定部1aは、希釈撹拌装置11、希釈洗浄装置12、第1反応撹拌装置13、第2反応撹拌装置14、多波長光度計15、および反応容器洗浄装置16を備えている。また測定部1aは、複数の分注ユニット20、および洗浄ユニット30を備えている。
一方、制御部1bは、表示部41を備えたものであって、さらに以降に詳細に説明するように、操作部、記憶部、および入出力制御部を備えている。以下、これらの構成要素の詳細を、測定部1aおよび制御部1bの順に説明する。
<測定部1a>
[検体保持部2]
検体保持部2は、例えばターンテーブル状のものであって、その周縁に沿って複数の検体容器P2を複数列で保持し、保持した検体容器P2を円周の双方向に搬送する構成である。この検体保持部2は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持されている。検体保持部2に保持される各検体容器P2は、分注液として、測定対象となる検体や精度管理用のコントロール検体が貯留されたものである。検体保持部2には、これらの各種の検体が、所定の位置に保持される構成となっている。
なお、検体保持部2には、検体容器P2の他にも、希釈液が貯留された希釈液容器や、洗浄液が貯留された洗浄容器が、貯留容器として保持されてもよい。また以上のような検体保持部2は、保持した検体容器P2や他の容器を冷却する機能を有していてもよい。
[希釈検体保持部3]
希釈検体保持部3は、例えばターンテーブル状のものであって、その周縁に沿って複数の希釈容器P3を保持し、保持した希釈容器P3を円周の双方向に搬送する構成である。この希釈検体保持部3は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持されている。
希釈検体保持部3に保持される希釈容器P3は、検体保持部2に配置された検体容器P2から吸引されて希釈された検体(以下、「希釈検体」という)が分注されるか、または検体容器P2から吸引された検体がそのまま分注され、分注された希釈検体または検体を貯留するものである。なお、以降の説明の希釈検体は、検体も含む。なお、自動分析装置1は、希釈検体保持部3を備えていないものであってもよい。
[第1試薬保持部4および第2試薬保持部5]
第1試薬保持部4は、例えばターンテーブル状のものであって、その周縁に沿って複数の第1試薬容器P4を保持する。また、第2試薬保持部5は、例えばターンテーブル状のものであって、その周縁に沿って複数の第2試薬容器P5を保持する。そして、それぞれ保持した第1試薬容器P4および第2試薬容器P5を円周の双方向に搬送する構成である。これらの第1試薬保持部4および第2試薬保持部5は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持されている。
[反応容器保持部6]
反応容器保持部6は、希釈検体保持部3と、第1試薬保持部4と、第2試薬保持部5との間に配置される。この反応容器保持部6は、例えばターンテーブル状のものであって、その周縁に沿って複数の反応容器P6を保持し、保持した反応容器P6を円周の双方向に搬送する構成である。この反応容器保持部6は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持されている。
反応容器保持部6に保持される反応容器P6は、希釈検体保持部3の希釈容器P3から採取した希釈検体、第1試薬保持部4の第1試薬容器P4から採取した第1試薬、さらに第2試薬保持部5の第2試薬容器P5から採取した第2試薬が、それぞれ所定量で分注されるものである。そして、この反応容器P6内において、希釈検体と第1試薬および第2試薬とが撹拌されてこれらの反応が行われるか、または希釈検体と第1試薬とが撹拌されてこれらの反応が行われる。
以上のような反応容器保持部6は、不図示の恒温槽により、反応容器P6の温度を常時一定に保持するように構成されている。なお、自動分析装置1が希釈検体保持部3を備えていないものである場合、反応容器保持部6に保持される反応容器P6には、検体保持部2の検体容器P2から採取した検体が分注される。
[希釈撹拌装置11]
希釈撹拌装置11は、希釈検体保持部3の周囲に配置されている。希釈撹拌装置11は、撹拌機構、および撹拌機構を駆動するための駆動機構を有し、不図示の撹拌子を希釈検体保持部3に保持された希釈容器P3内に挿入し、検体と希釈液を撹拌する。
[希釈洗浄装置12]
希釈洗浄装置12は、希釈検体保持部3の周囲に配置されている。希釈洗浄装置12は、以降に説明する希釈検体分注ユニット20bによって希釈検体が吸引された後の希釈容器P3を洗浄する装置である。
[第1反応撹拌装置13および第2反応撹拌装置14]
第1反応撹拌装置13および第2反応撹拌装置14は、反応容器保持部6の周囲に配置されている。第1反応撹拌装置13および第2反応撹拌装置14は、反応容器保持部6に保持された反応容器P6内において、希釈検体と、第1試薬または第2試薬とを撹拌する。このような第1反応撹拌装置13および第2反応撹拌装置14は、撹拌機構、および撹拌機構を駆動するための駆動機構を有し、不図示の撹拌子を反応容器保持部6の所定位置に保持された反応容器P6内に挿入し、希釈検体(または検体)と第1試薬または第2試薬とを撹拌する。これにより、希釈検体と、第1試薬と、第2試薬との反応を進める。
[多波長光度計15]
多波長光度計15は、計測部であり、反応容器保持部6の周囲において反応容器保持部6の外壁と対向するように配置されている。多波長光度計15は、反応容器P6内において第1試薬および第2試薬と反応した希釈検体に対して光学的測定を行ない、検体中の様々な成分の量を吸光度として出力し、希釈検体の反応状態を検出するものである。
[反応容器洗浄装置16]
反応容器洗浄装置16は、反応容器保持部6の周囲に配置されている。反応容器洗浄装置16は、検査が終了した反応容器P6内を洗浄する装置である。
[分注ユニット20]
分注ユニット20は、ここでは例えば検体分注ユニット20a、希釈検体分注ユニット20b、第1試薬分注ユニット20c、および第2試薬分注ユニット20dの4つである。各分注ユニット20は、それぞれが分注プローブ21を備えている。
図2は、本発明の各実施形態に係る自動分析装置に設けられた分注ユニット20の概略構成図である。この図に示すように、各分注ユニット20は、分注プローブ21と、支持アーム22と、駆動機構23と、樹脂チューブ24と、ポンプ25と、信号出力部26を備えている。
-分注プローブ21-
このうち分注プローブ21は、導電性材料で構成された細管状のものであって、細管の軸を略垂直にして配置されている。分注プローブ21において上方に位置する基端側は、外周が絶縁部材21aによって覆われ、さらに絶縁部材21aを介して導電性部材で構成され外筒21bによって覆われている。一方、分注プローブ21において下方に位置する先端側は、絶縁部材21aおよび外筒21bから露出した状態となっている。なお、図2においては、構造を説明するため、分注プローブ21の基端側における絶縁部材21aおよび外筒21bの一部を剥離した状態で示している。
-支持アーム22-
支持アーム22は、略垂直に配置された回転軸22aと、回転軸22aの上端側から水平に延設されたアーム部22bとで構成されている。この支持アーム22は、絶縁部材21aおよび外筒21bで覆われた分注プローブ21の基端側を、アーム部22bの先端において着脱自在に支持する。
-駆動機構23-
駆動機構23は、支持アーム22の回転軸22aを回転させると共に、回転軸22aを上下方向に駆動する。これにより、支持アーム22に固定された分注プローブ21が、円弧上の軌道に沿って移動し、かつ上下に移動する構成となっている。
-樹脂チューブ24およびポンプ25-
樹脂チューブ24は、分注プローブ21の基端側において、分注プローブ21に連通する状態で設けられている。この樹脂チューブ24は、ポンプ25に接続されており、ポンプ25の駆動により樹脂チューブ24を介して、分注プローブ21の先端から分注プローブ21内に液体が吸引され、また分注プローブ21内の液体が分注プローブ21の先端から吐出される。
なお、分注プローブ21の内部および樹脂チューブ24の内部には、システム水が充填されていてもよい。この場合、分注プローブ21の先端側であって樹脂チューブ24とは反対側の端部にエアーを挿入させることにより、分注プローブ21の先端から液体を吸引した場合に、吸引した液体とシステム水とが混ざることが防止される。なお、システム水としては、非導電性の純水、導電性を有する生理食塩水、またはその他各種の液体が、適宜に選択して用いられる。このようなシステム水を分注プローブ21に充填させた分注ユニット20は、システム水の吐出により分注プローブ21の内壁の洗浄を実施する。
-信号出力部26-
信号出力部26は、分注プローブ21の外壁に対する液体の接触状態に応じた信号を出力する機器である。このような信号出力部26は、例えば分注プローブ21と外筒21bとの間の静電容量を測定する静電容量センサー、または分注プローブ21と外筒21bとの間の抵抗を測定する抵抗値センサーが用いられるが、他の構成のものであってもよい。
図1に戻り、以上のように構成された各分注ユニット20の動作を説明する。各分注ユニット20、すなわち検体分注ユニット20a、希釈検体分注ユニット20b、第1試薬分注ユニット20c、および第2試薬分注ユニット20dは、予め設定された測定プログラムにしたがって以下のように動作する。
-検体分注ユニット20a-
検体分注ユニット20aは、検体保持部2と希釈検体保持部3の周囲に配置されている。検体分注ユニット20aは、検体保持部2に保持された検体容器P2内から所定量の検体を分注プローブ21内に吸引し、分注プローブ21内に吸引した検体と分注プローブ21内のシステム水とを、希釈検体保持部3の希釈容器P3内に吐出する。なお、自動分析装置1が希釈検体保持部3を備えていないものである場合、検体分注ユニット20aは、分注プローブ21内に吸引した検体とシステム水とを、反応容器保持部6の反応容器P6内に吐出する。
-希釈検体分注ユニット20b-
希釈検体分注ユニット20bは、希釈検体保持部3と反応容器保持部6の間に配置されている。希釈検体分注ユニット20bは、希釈検体保持部3の希釈容器P3内から所定量の希釈検体を分注プローブ21内に吸引し、分注プローブ21内に吸引した希釈検体を、反応容器保持部6の反応容器P6内に反応容器P6内に吐出する。なお、自動分析装置1が希釈検体保持部3を備えていないものである場合、その自動分析装置1は希釈検体分注ユニット20bを備えている必要はない。
-第1試薬分注ユニット20c-
第1試薬分注ユニット20cは、反応容器保持部6と第1試薬保持部4の間に配置されている。第1試薬分注ユニット20cは、第1試薬保持部4の第1試薬容器P4内から、所定量の第1試薬を分注プローブ21内に吸引し、吸引した第1試薬を反応容器保持部6の反応容器P6内に吐出する。
-第2試薬分注ユニット20d-
第2試薬分注ユニット20dは、反応容器保持部6と第2試薬保持部5の間に配置されている。第2試薬分注ユニット20dは、第2試薬保持部5の第2試薬容器P5内から、所定量の第2試薬を分注プローブ21内に吸引し、吸引した第2試薬を反応容器保持部6の反応容器P6内に吐出する。
[洗浄ユニット30]
図3は、本発明の各実施形態に係る自動分析装置に設けられた洗浄ユニット30の構成を説明するための概略構成図である。洗浄ユニット30は、分注ユニット20における分注プローブ21の先端を洗浄するためのものであって、各分注プローブ21が移動する軌道上に配置されている。この図に示すように、洗浄ユニット30は、洗浄液供給管31と洗浄槽32とを備えている。
-洗浄液供給管31-
洗浄液供給管31は、洗浄槽32の上部に配置された分注プローブ21の先端に対して、洗浄液[L]をシャワー状に供給することにより、分注プローブ21の外壁を洗浄するものである。特に洗浄液供給管31は、分注プローブ21の先端であって、分注プローブ21の外周を覆う外筒21bには洗浄液[L]が供給されることのない高い位置から、分注プローブ21に対して洗浄液[L]を供給する構成である。このような洗浄液供給管31は、ここでの図示を省略した流量調整器が駆動機構として設けられており、洗浄液[L]の供給流量の調整および供給停止が自在である。
-洗浄槽32-
洗浄槽32は、各分注プローブ21が移動する軌道上において、分注プローブ21の下部に配置されている。この洗浄槽32は、筒状の一方の端部を細管状に絞って排液管32aとした構成のものであって、排液管32aを下方に向けて設置されている。洗浄液供給管31から供給された洗浄液[L]は、排液管32aから排出される。
<制御部1b>
再び図1に戻り、制御部1bは、上述した測定部1aを構成する各構成要素の駆動機構、および多波長光度計15、さらに各分注ユニット20の信号出力部26(図2参照)に接続されている。
図4は、本発明の各実施形態に係る自動分析装置のブロック図であり、主として制御部1bの構成を説明するための図である。この図に示すように、制御部1bは、表示部41、操作部42、記憶部43、および入出力制御部44を備える。これらの構成要素の詳細は、次のようである。
[表示部41]
表示部41は、多波長光度計15による測定結果を表示する他、自動分析装置1における各種の設定情報や各種の履歴情報を表示する。この表示部41には、例えば、液晶ディスプレイ装置等が用いられる。また表示部41は、後述する入出力制御部44の洗浄判定部44dでの判定結果を出力するアラーム出力部を兼ねていることとする。なお、アラーム出力部は、表示部41であることに限定されることはなく、ここでの図示を省略したスピーカーであってもよく、表示部41とスピーカーの両方であってもよい。
[操作部42]
操作部42は、自動分析装置1のオペレーターによって行われる各種の設定に関する入力やその他の入力を受け付け、入力信号を入出力制御部44に出力する。この操作部42には、例えば、マウス、キーボード、表示部41における表示面に設けられたタッチパネル等が用いられる。
[記憶部43]
記憶部43は、例えば、HDD(Hard disk drive)や半導体メモリなどの大容量の記録装置によって構成される。この記憶部43には、次に説明する入出力制御部44が実行する各種のプログラム、検査を実施するための各種の設定情報、および各種の履歴情報が保存される。これらの情報は、操作部42または入出力制御部44からの信号に基づいて、記憶部43に保存された情報である。
このうち設定情報としては、分注プローブ21の外壁を洗浄する場合において、外壁洗浄が正常に実施されたか否かを判定するための設定情報が含まれる。このような設定情報は、例えば各分注ユニット20に設けた信号出力部26を動作させて信号を取得する信号取得期間[Mp]に関する情報、および判定のための閾値[Th]に関する情報である。これらの信号取得期間[Mp]および閾値[Th]については、以降の自動分析方法において詳細に説明する。
[入出力制御部44]
入出力制御部44は、マイクロコンピューターなどの計算機によって構成されている。計算機は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などの記憶部を備え、自動分析装置1内の各部の動作を制御する。つまり、以降に説明する自動分析方法は、入出力制御部44を構成するCPUが、記憶部に保存されたプログラムを実行することにより実現される。なお、ROMおよびRAMなどの記憶部は、記憶部43であってもよい。
この入出力制御部44は、表示部41、操作部42、記憶部43、および測定部1aの各部に接続されている。また入出力制御部44は、洗浄液供給制御部44a、分注ユニット制御部44b、測定指示部44c、洗浄判定部44eを備えており、これらは次の制御を実施する。
-洗浄液供給制御部44a-
洗浄液供給制御部44aは、洗浄ユニット30の洗浄液供給管31に設けられた流量調整器に接続されている。この洗浄液供給制御部44aは、記憶部43に保存されているプログラムにしたがって、洗浄液供給管31に設けられた流量調整器の駆動を制御する。これにより、以降に説明するように、分注プローブ21の洗浄を実施する指示がなされた場合に、所定のタイミングで洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給および供給停止を実施する。
-分注ユニット制御部44b-
分注ユニット制御部44bは、各分注ユニット20に設けられた駆動機構23およびポンプ25に接続されている。この分注ユニット制御部44bは、記憶部43に保存されているプログラムにしたがって駆動機構23およびポンプ25の駆動を制御する。これにより、以降に説明するように、分注プローブ21の洗浄を実施する指示がなされた場合に、所定のタイミングで洗浄ユニット30の洗浄槽32上に分注プローブ21を移動させて停止させ、洗浄槽32の上部から分注プローブ21を移動させる。また、洗浄槽32上に分注プローブ21を配置した状態で、分注プローブ21内の液体を吐出させて分注プローブ21の内部洗浄を実施し、また分注プローブ21内の液体量の調整を実施する。
-測定指示部44c-
測定指示部44cは、各分注ユニット20に設けられた信号出力部26に接続されている。この測定指示部44cは、記憶部43に保存されているプログラムにしたがって信号出力部26による信号検出を制御する。これにより、以降に説明するように、分注プローブ21の洗浄を実施する指示がなされた場合に、所定の信号取得期間[Mp]において、分注プローブ21の外壁に対する液体の接触状態に応じた信号を得ることができる。
-洗浄判定部44d-
洗浄判定部44dは、各分注ユニット20に設けられた信号出力部26に接続されている。この洗浄判定部44dは、記憶部43に保存されているプログラムにしたがって、信号出力部26において信号取得期間[Mp]の間に取得した信号を処理し、分注プローブ21の外壁洗浄が正常に実施されたか否かを判断する。
この際、洗浄判定部44dは、信号取得期間[Mp]の間に取得した信号の変動値[d]を算出し、算出した変動値[d]が予め設定されている閾値[Th]より大きい場合に、分注プローブ21の外壁洗浄が正常に実施されたと判断する。洗浄判定部44dにおいての判定の手順の詳細は次の自動分析方法において詳細に説明する。
≪第1実施形態の自動分析方法≫
次に、上述した自動分析装置1による第1実施形態の自動分析方法として、分注プローブの外壁洗浄を実施する際のプローブ洗浄の手順、および分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順を、この順に説明する。
<プローブ洗浄の手順>
図5は、第1実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図であり、図4を用いて説明した洗浄ユニット30によって分注プローブ21の外壁を洗浄する場合の手順を示す図である。以下、図5および先の図4を参照し、洗浄ユニット30によって分注プローブ21の外壁を洗浄する場合の手順を説明する。この手順は、操作部42からの操作、または記憶部43に保存されているプログラムに基づいて、分注ユニット20における分注プローブ21の外壁洗浄の指示がなされた場合に、次のように実施される。
[ステップS11]
ステップS11において、分注ユニット制御部44bは、分注プローブ21を洗浄槽32の上部に移動させ、洗浄槽32の上部で移動を停止させる。
[ステップS12]
次に、ステップS12において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を開始し、分注プローブ21の外壁の先端を洗浄液[L]によって洗浄する。
[ステップS13]
次いで、ステップS13において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を停止する。
[ステップS14]
その後、ステップS14において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始し、プローブ洗浄を終了させる。
<判定手順>
図6は、第1実施形態における自動分析方法を示すフローチャートであり、上述したステップS11~ステップS14の手順による分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かを判定するための判定の手順を示す図である。また図7は、第1実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間[Mp]を説明する図である。以下、これらの図6および図7に基づき、さらに先に示した図4および図5を参照して判定の手順を説明する。この判定の手順は、図5を用いて説明したプローブ洗浄の手順を実施するのに際して、次のように実施される。
[ステップS1]
ステップS1において、測定指示部44cは、信号出力部26による信号取得を実施する。この際、測定指示部44cは、少なくとも分注プローブ21の外壁洗浄期間[Lp]を含む信号取得期間[Mp]において、信号出力部26による信号取得を実施し、取得した信号[S]を保存する。
ここで、外壁洗浄期間[Lp]は、分注プローブ21に対して洗浄液供給管31から洗浄液[L]が噴き付けられている期間であって、分注プローブ21の外壁に洗浄液[L]が接触している期間である。本第1実施形態においての外壁洗浄期間[Lp]は、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を開始(S12)してから、洗浄液[L]の供給を停止(S13)するまでの期間に相当する。
また信号取得期間[Mp]は、図5を用いて説明した一連のプローブ洗浄の手順の開始から終了までに設定されてもよいが、少なくとも外壁洗浄期間[Lp]を含むこととする。さらに信号取得期間[Mp]は、分注プローブ21と周辺機器との位置関係などの外部環境の変化、および分注プローブ21の内部環境の変化がない期間に設定されることが好ましく、また分注プローブ21に対して洗浄液供給管31から洗浄液[L]が吹き付けられていない期間を含むことが好ましい。
本第1実施形態における信号取得期間[Mp]は、図7に一例として示したように、分注プローブ21の移動を停止(S11)させた後から、洗浄液[L]の供給を開始(S12)するまでの間に、期間の開始時点[Ms]が設定される。また、信号取得期間[Mp]は、洗浄液の[L]の供給を停止(S13)してから、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始(S14)するまでの間に、期間の終了時点[Me]が設定される。これにより、分注プローブ21の移動による影響のない信号[S]のみを取得することができる。
また第1実施形態における信号取得期間[Mp]は、洗浄液[L]の供給を開始(S12)してから洗浄液[L]の供給を停止(S13)するまでの外壁洗浄期間[Lp]内に設定されてもよい。
以上のような信号取得期間[Mp]における信号[S]の取得間隔は、例えば信号取得期間[Mp]の全体の長さ、および信号取得期間[Mp]の全体の長さに対する外壁洗浄期間[Lp]の長さによって設定される。この場合、外壁洗浄期間[Lp]の信号[S]の大きさと、それ以外の期間の信号[S]の大きさとを、それぞれ分離して検知可能な取得間隔とすることが好ましい。
[ステップS2]
ステップS2において、洗浄判定部44dは、取得信号の変動値[d]を算出する。この際、下記式(1)に示すように、洗浄判定部44dは、ステップS1で取得して保存した信号[S]のうちの最大値[Smax]と最小値[Smin]との差分を、変動値[d]として算出する。
変動値[d]=[Smax]-[Smin]…式(1)
[ステップS3]
ステップS3において、洗浄判定部44dは、変動値[d]と閾値[Th]とを比較し、変動値[d]が閾値[Th]よりも大きいか否かを判断する。ここで閾値[Th]は、予め設定して記憶部43に保存された値であることとする。この閾値[Th]は、分注プローブ21の外壁に洗浄液[L]を供給せずに信号出力部26から得られた信号[S]と、洗浄のために必要十分な洗浄液[L]を分注プローブ21の外壁に供給した状態で信号出力部26から得られた信号[S]とから、実験的に求めた値であることとする。またこの閾値[Th]は、プローブ洗浄の手順毎に設定された値であることとする。
洗浄判定部44dは、変動値[d]が閾値[Th]よりも大きい(YES)と判断した場合には、分注プローブ21の外壁洗浄が正常に実施されていると判断して処理を終了させる。一方、洗浄判定部44dは、変動値[d]が閾値[Th]よりも大きくない(NO)と判断した場合には、分注プローブ21に十分に洗浄液[L]が噴き付けられておらず、分注プローブ21の外壁洗浄が正常に実施されていないと判断してステップS4に進む。
[ステップS4]
ステップS4において、洗浄判定部44dは、表示部41に対して、分注プローブ21の外壁洗浄に関する異常判定を通知するためのアラームを表示させる。なお、分注プローブ21に対して洗浄液[L]が十分に噴き付けられない異常の発生原因としては、一例として以下の場合が考えられる。(1)分注プローブ21が曲がっている。(2)洗浄液供給管31上における分注プローブ21の停止位置が正常ではない。(3)洗浄液供給管31に接続されているポンプ25や電磁弁が故障している。(4)洗浄液供給管31およびこれに接続されている配管の何れかが物理的に狭窄している。表示部41には、これらの原因を表示するようにしてもよい。
<第1実施形態の効果>
以上説明した第1実施形態の自動分析方法は、少なくとも外壁洗浄期間[Lp]を含む信号取得期間[Mp]において信号出力部26から取得した信号[S]の変動値[d]に基づいて、分注プローブ21の外壁の洗浄状態が正常に行われているか否かを判定する構成である。このため、リファレンス値と閾値(バイアス値)に基づいて分注プローブ21の外壁の洗浄が正常に実施されたか否かを正確な判定する構成と比較して、精度の高い判定を実施することが可能である。
すなわち、信号出力部26から得られる信号[S]は、分注プローブ21の内部環境、および分注プローブ21と周辺機器との位置関係や周辺温度などの外部環境によって大きく変動する。このためリファレンス値と閾値(バイアス値)に基づいて洗浄の状態を判定する場合、リファレンス値を測定した時点の環境と、分注プローブ21を洗浄している時点においての環境が異なると、分注プローブ21の洗浄が正常に実施されているにも係わらず、異常と判定される場合もある。例えば、リファレンス値の測定時に静電気などのノイズの影響によって、本来の値より高い値でリファレンス値が測定されてしまうと、洗浄が正常に実施されていないと誤判定される場合があった。
しかしながら、本第1実施形態の構成では、少なくとも外壁洗浄期間[Lp]を含む信号取得期間[Mp]において信号出力部26から取得した信号[S]の変動値[d]に基づいて判定がなされるため、リファレンス値の取得時と洗浄判定時の環境の変化を考慮する必要がなく、閾値[Th]を小さい値とすることができる。したがって、より精度の高い判定を実施することが可能になるため、分注プローブ21の外壁洗浄が正常に行われたか否かを正確に判定することができる。
また、外壁洗浄期間[Lp]において信号出力部26から得られる信号[S]の変動値[d]は、それ以外の期間において信号出力部26から得られる信号[S]の変動値よりも大きいことが実験的に分かっている。このため、信号取得期間[Mp]を外壁洗浄期間[Lp]のみとした場合であっても、同様に高精度の判定を実施することが可能である。
さらに本第1実施形態の構成において、分注プローブ21と周辺機器との位置関係などの外部環境の変化、および分注プローブ21の内的環境の変化がない期間を信号取得期間[Mp]として設定した場合であれば、これらの変化が信号[S]に影響を及ぼすことを防止でき、判定の精度を向上させることができる。また本第1実施形態の構成において、分注プローブ21に対して洗浄液供給管31から洗浄液[L]が吹き付けられていない期間を、信号取得期間[Mp]に含めた場合であれば、信号[S]の変動値[d]を大きくすることができ、これによっても判定の精度を向上させることが可能である。
≪第1実施形態の変形例1≫
図8は、第1実施形態の自動分析方法の変形例1を示すフローチャートである。図8に示すように、分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の際には、ステップS1において、信号出力部26(図4参照)による信号取得を実施した後、ステップS2において取得信号の変動値[d]を算出する前に、下記のステップS1aおよびステップS1bの手順を追加してもよい。
[ステップS1a]
ステップS1aにおいて、洗浄判定部44d(図4参照)は、信号取得期間[Mp]において取得した信号[S]を、大きさの順にソートする。
[ステップS1b]
ステップS1bにおいて、洗浄判定部44d(図4参照)は、大きさの順にソートされた信号のうち、大きい値から順に所定数だけ除外し、また小さい値から順に所定数だけ除外し、残った信号を、変動値[d]を算出するための信号として選択する。
<第1実施形態の変形例1の効果>
上述した変形例1の構成によれば、変動値[d]を算出するための信号[S]から、静電気などによる外乱ノイズの影響を受けた信号[S]を除外することができる。これにより、さらに精度の高い判定を実施することが可能になる。
なお、この変形例1は、以降に説明する各実施形態に対しても同様に適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
≪第1実施形態の変形例2≫
図4~図7を参照し、第1実施形態の自動分析方法の変形例2を説明する。第1実施形態の自動分析方法の変形例2として、測定指示部44cは、信号取得期間[Mp]に係わらず、図5を用いて説明した一連のプローブ洗浄処理の開始から終了までの間の全期間において、信号出力部26による信号取得を実施してもよい。この場合、取得した信号の中から、予め設定した信号取得期間[Mp]の信号を抽出する。そして、第1実施形態で説明したステップS2においては、抽出した信号について変動値[d]を算出すればよい。
なお、この変形例2は、変形例1と組み合わせることも可能である。このような変形例2の手順であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。またこの変形例2および変形例1と変形例2との組み合わせは、以降に説明する各実施形態に対しても同様に適用可能である。
≪第2実施形態の自動分析方法≫
次に、上述した自動分析装置1による第2実施形態の自動分析方法として、分注プローブの外壁洗浄を実施する際のプローブ洗浄の手順、および分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順を、この順に説明する。
<プローブ洗浄の手順>
図9は、第2実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図であり、分注プローブ21の外壁洗浄の際に、分注プローブ21の内壁洗浄を実施する場合の手順を示す図である。以下、図9および先の図4を参照し、洗浄ユニット30によって分注プローブ21の外壁を洗浄する場合の手順を説明する。この手順は、操作部42からの操作、または記憶部43に保存されているプログラムに基づいて、分注ユニット20における分注プローブ21の外壁洗浄の指示がなされた場合に、次のように実施される。
[ステップS21]
ステップS21において、分注ユニット制御部44bは、分注プローブ21を洗浄槽32の上部に移動させ、洗浄槽32の上部で移動を停止させる。
[ステップS22]
次に、ステップS22において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を開始し、分注プローブ21の外壁を洗浄液[L]によって洗浄する。
[ステップS23]
次いで、ステップS23において、分注ユニット制御部44bは、分注ユニット20のポンプ25の駆動により、分注プローブ21内のシステム水[L2]の吐出を開始し、分注プローブ21の内壁の洗浄を実施する。
[ステップS24]
その後、ステップS24において、分注ユニット制御部44bは、分注プローブ21からのシステム水[L2]の吐出を停止し、分注プローブ21の内壁の洗浄を終了させる。なお、ステップS23およびステップS24のシステム水[L2]は、検体、希釈検体、第1試薬、または第2試薬などの他の流体におきかえてもよい。この場合、ステップS23およびステップS24においては、分注プローブ21内におけるこれらの流体の容量調整のために、分注プローブ21内におけるこれらの流体を所定量だけ吐出させることとする。
[ステップS25]
次いで、ステップS25において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を停止する。
[ステップS26]
その後、ステップS26において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始し、プローブ洗浄を終了させる。
<判定の手順>
上述したステップS21~ステップS26の手順による分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順は、第1実施形態において図6のフローチャートに基づいて説明した手順と同様に実施される。ただし、判定に用いられる信号の信号取得期間[Mp]が第1実施形態とは異なる。
図10は、第2実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間[Mp]を説明する図である。この図に示すように、本第2実施形態においては、以下に説明する2カ所のうちの少なくとも一方に、信号取得期間[Mp1],[Mp2]が設定される。設定される信号取得期間[Mp1],[Mp2]は、何れか一方であってもよいし、両方であってもよい。
このうち第1の信号取得期間[Mp1]は、分注プローブ21の移動を停止させた(S21)後、洗浄液[L]の供給を開始(S22)するまでの間に、期間の開始時点[Ms1]が設定される。また、第1の信号取得期間[Mp1]は、洗浄液[L]の供給を開始(S22)した後、分注プローブ21内のシステム水[L2]の吐出を開始(S23)までの間に、期間の終了時点[Me1]が設定される。これにより、第1の信号取得期間[Mp1]は、分注プローブ21内のシステム水[L2]が固定された状態の期間に設定される。そして、分注プローブ21の移動および分注プローブ21内部のシステム水[L2]の移動による影響のない信号[S]をのみを取得することができる。
また第2の信号取得期間[Mp2]は、分注プローブ21からのシステム水[L2]の吐出を停止(S24)した後、洗浄液[L]の供給を停止(S25)するまでの間に、期間の開始時点[Ms2]が設定される。また、第2の信号取得期間[Mp2]は、洗浄液[L]の供給を停止(S25)した後、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始(S26)するまでの間に、期間の終了時点[Me2]が設定される。これにより、第2の信号取得期間[Mp2]は、分注プローブ21内のシステム水[L2]が固定された状態の期間に設定される。そして、分注プローブ21の移動および分注プローブ21内部のシステム水[L2]の移動による影響のない信号[S]をのみを取得することができる。
上述した2カ所の信号取得期間[Mp1],[Mp2]を設定した場合、図6のフローチャートに基づいて分注プローブ21の外壁洗浄が正常に実施されたか否かを判定するステップS2においては、信号取得期間[Mp1],[Mp2]の両方で取得された信号を用いて、変動値[d]を算出する。また、第1の信号取得期間[Mp1]のみを設定した場合には、第1の信号取得期間[Mp1]において取得された信号のうちの最大値[Smax1]と最小値[Smin1]との差分を、変動値[d1]として算出すればよい。同様に、また、第2の信号取得期間[Mp2]のみを設定した場合には、第2の信号取得期間[Mp2]において取得された信号のうちの最大値[Smax2]と最小値[Smin2]との差分を、変動値[d2]として算出すればよい。
<第2実施形態の効果>
以上説明した第2実施形態は、分注プローブ21内の流体(システム水[L2]など)が固定された状態の期間に信号取得期間[Mp1],[Mp2]を設定する構成である。これにより、分注プローブ21内部における流体の移動による影響のない信号[S]のみによって変動値[d1]、[d2]を算出することができる。ここで図10には、洗浄液供給管31からの洗浄液の噴出を実施せず、分注プローブ21からのシステム水[L2]の吐出を実施した場合に取得した信号[S]を、破線で示す。この破線にみられるように、分注プローブ21からのシステム水[L2]の吐出、すなわち分注プローブ21内の流体の移動が、信号出力部26からの信号[S]に大きな影響を及ぼすことがわかる。
したがって、第2実施形態において説明したように、分注プローブ21内の流体が固定されている信号取得期間[Mp1],[Mp2]において取得した信号[S]のみによって変動値[d1]、[d2]を算出することにより、分注プローブ21に対する洗浄液[L]の接触状態を、より正確に表す変動値[d1]、[d2]を得ることができる。この結果、変動値[d1]、[d2]に基づいた判定の精度向上を図ることが可能になる。
≪第3実施形態の自動分析方法≫
次に、上述した自動分析装置1による第3実施形態の自動分析方法として、分注プローブの外壁洗浄を実施する際のプローブ洗浄の手順、および分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順を、この順に説明する。
<プローブ洗浄の手順>
図11は、第3実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図であり、分注プローブ21の外壁洗浄の際に、洗浄液[L]を予め供給しておく場合の手順を示す図である。以下、図11および先の図4を参照し、洗浄ユニット30によって分注プローブ21の外壁を洗浄する場合の手順を説明する。この手順は、操作部42からの操作、または記憶部43に保存されているプログラムに基づいて、分注ユニット20における分注プローブ21の外壁洗浄の指示がなされた場合に、次のように実施される。
[ステップS31]
先ず、ステップS31において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を開始する。また、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部への分注プローブ21の移動を開始する。
[ステップS32]
ステップS32において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部への分注プローブ21の移動を継続し、この過程において分注プローブ21の外壁に、洗浄液[L]が掛かり始める。このため、ステップS32は、分注プローブ21の外壁に、洗浄液[L]が掛かり始めた時点であって、洗浄液[L]による分注プローブ21の外壁洗浄が開始された時点となる。
[ステップS33]
ステップS33において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部において分注プローブの移動を停止させる。
[ステップS34]
ステップS34において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を停止する。
[ステップS35]
その後、ステップS35において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始し、プローブ洗浄処理を終了させる。
<判定の手順>
上述したステップS31~ステップS35の手順による分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順は、第1実施形態において図6のフローチャートに基づいて説明した手順と同様に実施される。ただし、判定に用いられる信号の信号取得期間[Mp]が第1実施形態とは異なる。
図12は、第3実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間[Mp]を説明する図である。この図に示すように、本第3実施形態における信号取得期間[Mp]は、分注プローブ21の移動を停止(S33)させた後で、洗浄液[L]の供給を停止(S34)する前に、期間の開始時点[Ms]が設定される。また、信号取得期間[Mp]は、洗浄液の[L]の供給を停止(S13)した後で、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始(S35)するまでの間に、期間の終了時点[Me]が設定される。これにより、分注プローブ21の移動期間[Mvp]を外して、分注プローブ21の移動による影響のない信号[S]をのみを取得することができる。
<第3実施形態の効果>
以上説明した第3実施形態は、分注プローブ21が固定された状態の期間に信号取得期間[Mp]を設定する構成である。これにより、分注プローブ21の移動による影響のない信号[S]のみによって変動値[d]を算出することができる。ここで図12には、比較として、洗浄液供給管31からの洗浄液の噴出を実施せず、分注プローブ21の移動のみを実施した場合に取得した信号[S]を、破線で示す。この破線にみられるように、分注プローブ21の移動が、信号出力部26からの信号[S]に大きな影響を及ぼすことがわかる。
したがって、第3実施形態において説明したように、分注プローブ21が固定されている信号取得期間[Mp]において取得した信号[S]のみによって変動値[d]を算出することにより、分注プローブ21に対する洗浄液[L]の接触状態を、より正確に表す変動値[d]を得ることができる。この結果、変動値[d]に基づいた判定の精度向上を図ることが可能になる。
≪第4実施形態の自動分析方法≫
次に、上述した自動分析装置1による第4実施形態の自動分析方法として、分注プローブの外壁洗浄を実施する際のプローブ洗浄の手順、および分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順を、この順に説明する。
<プローブ洗浄の手順>
図13は、第4実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図であり、洗浄液[L]を供給した状態で、外壁洗浄を終了させた分注プローブ21を洗浄槽32の上部から移動させる場合の手順を示す図である。以下、図13および先の図4を参照し、洗浄ユニット30によって分注プローブ21の外壁を洗浄する場合の手順を説明する。この手順は、操作部42からの操作、または記憶部43に保存されているプログラムに基づいて、分注ユニット20における分注プローブ21の外壁洗浄の指示がなされた場合に、次のように実施される。
[ステップS41]
ステップS41において、分注ユニット制御部44bは、分注プローブ21を洗浄槽32の上部に移動させ、洗浄槽32の上部で移動を停止させる。
[ステップS42]
次に、ステップS42において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を開始し、分注プローブ21の外壁を洗浄液[L]によって洗浄する。
[ステップS43]
その後、ステップS43において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始する。
[ステップS44]
ステップS44において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を継続し、この過程において洗浄液[L]の供給部から分注プローブ21が離脱する。このため、ステップS44は、洗浄液[L]による分注プローブ21の外壁洗浄が終了した時点となる。
[ステップS45]
ステップS45において、分注ユニット制御部44bは、分注プローブ21の移動を停止し、プローブ洗浄処理を終了させる。
<判定の手順>
上述したステップS41~ステップS45の手順による分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順は、第1実施形態において図6のフローチャートに基づいて説明した手順と同様に実施される。ただし、判定に用いられる信号の信号取得期間[Mp]が第1実施形態とは異なる。
図14は、第4実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間[Mp]を説明する図である。この図に示すように、本第4実施形態における信号取得期間[Mp]は、洗浄槽32の上部で分注プローブ21の移動を停止(S41)させた後で、洗浄液[L]の供給を開始(S42)するまでの間に、期間の開始時点[Ms]が設定される。また、信号取得期間[Mp]は、洗浄液[L]の供給を開始(S42)した後で、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始(S43)するまでの間に、期間の終了時点[Me]が設定される。これにより、分注プローブ21の移動期間[Mvp]を外して、分注プローブ21の移動による影響のない信号[S]をのみを取得することができる。
<第4実施形態の効果>
以上説明した第4実施形態は、分注プローブ21が固定された状態の期間に信号取得期間[Mp]を設定する構成である。これにより、第3実施形態と同様に、分注プローブ21の移動による影響のない信号[S]のみによって変動値[d]を算出することができ、変動値[d]に基づいた判定の精度向上を図ることが可能になる。なお、図14には、比較として洗浄液供給管31からの洗浄液の噴出を実施せず、分注プローブ21の移動のみを実施した場合に取得した信号[S]を、破線で示しており、分注プローブ21の移動が、信号出力部26からの信号[S]に大きな影響を及ぼすことがわかる。
≪第5実施形態の自動分析方法≫
次に、上述した自動分析装置1による第5実施形態の自動分析方法として、分注プローブの外壁洗浄を実施する際のプローブ洗浄の手順、および分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順を、この順に説明する。
<プローブ洗浄の手順>
図15は、第5実施形態の自動分析方法におけるプローブ洗浄の手順を示す図であり、分注プローブ21の外壁洗浄の際に洗浄液[L]を予め供給しておき、かつ洗浄液[L]を供給した状態で、外壁洗浄を終了させた分注プローブ21を洗浄槽32の上部から移動させる場合の手順を示す図である。以下、図15および先の図4を参照し、洗浄ユニット30によって分注プローブ21の外壁を洗浄する場合の手順を説明する。この手順は、操作部42からの操作、または記憶部43に保存されているプログラムに基づいて、分注ユニット20における分注プローブ21の外壁洗浄の指示がなされた場合に、次のように実施される。
[ステップS51]
ステップS51において、洗浄液供給制御部44aは、洗浄液供給管31からの洗浄液[L]の供給を開始する。また、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部への分注プローブ21の移動を開始する。
[ステップS52]
ステップS52において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部への分注プローブ21の移動を継続し、この過程において分注プローブ21の外壁に、洗浄液[L]が掛かり始める。このため、ステップS52は、分注プローブ21の外壁に、洗浄液[L]が掛かり始めた時点であって、洗浄液[L]による分注プローブ21の外壁洗浄が開始された時点となる。
[ステップS53]
ステップS53において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部において分注プローブの移動を停止させる。
[ステップS54]
その後、ステップS54において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を開始する。
[ステップS55]
ステップS55において、分注ユニット制御部44bは、洗浄槽32の上部からの分注プローブ21の移動を継続し、この過程において洗浄液[L]の供給部から分注プローブ21が離脱する。このため、ステップS55は、洗浄液[L]による分注プローブ21の外壁洗浄が終了した時点となる。
[ステップS56]
ステップS56において、分注ユニット制御部44bは、分注プローブ21の移動を停止し、プローブ洗浄処理を終了させる。
<判定の手順>
上述したステップS51~ステップS56の手順による分注プローブの外壁洗浄が正常に実施されたか否かの判定の手順は、第1実施形態において図6のフローチャートに基づいて説明した手順と同様に実施される。ただし、判定に用いられる信号の信号取得期間[Mp]が第1実施形態とは異なる。
図16は、第5実施形態におけるプローブ洗浄処理時の信号取得期間[Mp]を説明する図である。この図に示すように、本第5実施形態における信号取得期間[Mp]は、洗浄槽32の上部で分注プローブ21の移動を停止(S53)させた後で、洗浄槽32の上部から分注プローブ21の移動を開始(S54)させる前に、期間の開始時点[Ms]と終了時点[Me]とが設定される。これにより、分注プローブ21の移動期間[Mvp]を外して、分注プローブ21の移動による影響のない信号[S]をのみを取得することができる。
<第5実施形態の効果>
以上説明した第5実施形態は、分注プローブ21が固定された状態の期間に信号取得期間[Mp]を設定する構成である。これにより、第3実施形態および第4実施形態と同様に、分注プローブ21の移動による影響のない信号[S]のみによって変動値[d]を算出することができ、変動値[d]に基づいた判定の精度向上を図ることが可能になる。なお、図16には、比較として洗浄液供給管31からの洗浄液の噴出を実施せず、分注プローブ21の移動のみを実施した場合に取得した信号[S]を、破線で示しており、分注プローブ21の移動が、信号出力部26からの信号[S]に大きな影響を及ぼすことがわかる。
なお、上述した第3実施形態~第5実施形態の自動分析方法のそれぞれは、先に説明した第2実施形態の自動分析方法と組み合わせて実施することも可能であり、組み合わせることによりそれぞれの効果を得ることができる。
1…自動分析装置
21…分注プローブ
20…分注ユニット
[L]…洗浄液
31…洗浄液供給管
30…洗浄ユニット
26…信号出力部
[S]…信号
44d…洗浄判定部
[d]…変動値
[Th]…閾値
41…表示部(アラーム出力部)
[Mp]…信号取得期間
[L2]…システム水(分注プローブ内の流体)

Claims (6)

  1. 液体を分注するための分注プローブを備えた分注ユニットと、
    洗浄液を噴出する洗浄液供給管を備え前記分注プローブの洗浄を実施する洗浄ユニットと、
    前記分注プローブに対する液体の接触状態に応じた信号を出力する信号出力部と、
    前記信号出力部から取得した信号に基づいて、前記洗浄ユニットによる前記分注プローブの洗浄状態を判定する洗浄判定部とを備え、
    前記洗浄判定部は、前記分注プローブに対して前記洗浄液供給管から洗浄液が噴き付けられている期間と噴き付けられていない期間とにわたる連続した信号取得期間において前記信号出力部から信号を取得し、前記洗浄液が噴き付けられていない期間において前記信号出力部から取得した信号の大きさを基準とした、前記洗浄液が噴き付けられている期間において前記信号出力部から取得した信号の大きさの変動値が、予め設定された閾値以下である場合に、前記洗浄ユニットによる前記分注プローブの洗浄に異常が発生したと判定する
    自動分析装置。
  2. 前記信号取得期間は、前記分注プローブに対して前記洗浄液供給管から洗浄液が噴き付けられていない期間を含む
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記信号取得期間は、前記分注プローブが固定された状態の期間に設定される
    請求項1または2に記載の自動分析装置。
  4. 前記信号取得期間は、前記分注プローブ内の流体が固定された状態の期間に設定される
    請求項1~3の何れか1項に記載の自動分析装置。
  5. 前記洗浄判定部が、前記分注プローブの洗浄に異常が発生したと判定した場合に、アラームを出力するアラーム出力部を備えた
    請求項1~4の何れか1項に記載の自動分析装置。
  6. 液体を分注するための分注プローブを備えた分注ユニットと、洗浄液を噴出する洗浄液供給管を備え前記分注プローブの洗浄を実施する洗浄ユニットと、前記分注プローブに対する前記洗浄液の噴き付け状態に応じた信号を出力する信号出力部とを備えた自動分析装置による自動分析方法であって、
    前記信号出力部から取得した信号に基づいて、前記洗浄ユニットによる前記分注プローブの洗浄状態を判定する際、前記分注プローブに対して前記洗浄液供給管から洗浄液が噴き付けられている期間と噴き付けられていない期間とにわたる連続した信号取得期間において前記信号出力部から信号を取得し、前記洗浄液が噴き付けられていない期間において前記信号出力部から取得した信号の大きさ基準とした、前記洗浄液が噴き付けられている期間において前記信号出力部から取得した信号の大きさの変動値が、予め設定された閾値以下である場合に、前記洗浄ユニットによる前記分注プローブの洗浄に異常が発生したと判定する
    自動分析方法。
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