JP6219757B2 - 自動分析装置及び異常判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検体と試薬とを反応させて検体の成分を分析する自動分析装置及び異常判定方法に関する。
自動分析装置として、血液や尿等の検体に含まれる各種成分を分析する生化学分析装置が知られている。この生化学分析装置では、標準検体(既知濃度の検体)を測定し、検量線を作成しており、検量線を用いて患者検体の濃度を換算することができる。しかし、検量線が正常に作成されていない場合、検体の正常な濃度を求めることができない。そのため、自動分析装置は、作成した検量線に異常があれば、この異常判定を行うことが必要となる。
検量線の異常判定を行うための技術として、ユーザによる目視確認(前回作成された検量線と今回作成された検量線との比較、作成された検量線の概形確認)、前回作成された検量線と今回作成された検量線との乖離判定、増加又は減少判定(検量線に極値を持たないことを判定する)等が知られている。また、検量線が作成された時間から有効期限を設定し、この有効期限を越えた検量線を異常と判定する方法も知られている。
ここで、特許文献1には、検量線作成および補正の実行までの残時間情報に従って検量線作成および補正を一括して実行する技術が開示されている。
特開平8−262028号公報
上述したように検量線は、既知濃度の標準検体と、この標準検体を測定した吸光度等の値との関係から作成されるものであるが、生化学分析装置に長時間置かれた標準検体は、濃縮、劣化等の理由により、正常な検量線を作成することができない。また、特許文献1に開示された技術では、作成された検量線の元になる標準検体が劣化していても、この標準検体の劣化に気付くことができない。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、検量線の作成に不適当な測定ポイントを判定することを目的とする。
本発明は、検量線を作成するために、濃度の異なる標準検体に対応して設けられた複数の測定ポイントにおける、標準検体の吸光度等の測定時間が、予め設定された時間間隔以上である場合に、測定ポイントの良否を判定する。
本発明によれば、異常な検量線を用いた患者検体の測定を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態例に係る自動分析装置を模式的に示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る計算機の内部構成例を示すブロック図である。 標準検体と検量線との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態例に係る検量線の良否判定処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係る出力部に表示される操作パネルウィンドウの表示例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る検量線の良否判定処理の例を示すフローチャートである。
[1.第1の実施の形態例]
<1−1.自動分析装置の構成>
以下、本発明の第1の実施の形態例に係る自動分析装置について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図1に示す装置は、本発明の自動分析装置の一例として適用する生化学分析装置1である。生化学分析装置1は、血液や尿等の生体試料に含まれる特定の成分の量を自動的に測定する装置である。
図1に示すように、生化学分析装置1は、サンプルターンテーブル2と、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4と、第2試薬ターンテーブル5と、反応ターンテーブル6と、を備えている。また、生化学分析装置1は、サンプル希釈ピペット7と、サンプリングピペット8と、希釈撹拌装置9と、希釈洗浄装置11と、第1試薬ピペット12と、第2試薬ピペット13と、第1反応撹拌装置14と、第2反応撹拌装置15と、多波長光度計16と、恒温槽17と、反応容器洗浄装置18と、計算機30とを備えている。
サンプルターンテーブル2は、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。このサンプルターンテーブル2には、複数の検体容器21と、複数の希釈液容器22が収容されている。検体容器21には、血液や尿等からなる検体(サンプル)が収容される。希釈液容器22には、通常の希釈液である生理食塩水以外の特別な希釈液や、標準検体、管理検体、洗浄液等が収容される。
複数の検体容器21は、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。また、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた検体容器21の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21の列よりもサンプルターンテーブル2の半径方向の内側に配置されている。複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21と同様に、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。そして、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた希釈液容器22の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
なお、複数の検体容器21及び複数の希釈液容器22の配列は、2列に限定されるものではなく、1列でもよく、あるいはサンプルターンテーブル2の半径方向に3列以上配置してもよい。
サンプルターンテーブル2は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持されている。そして、サンプルターンテーブル2は、不図示の駆動機構により、周方向に所定の角度範囲ごとに、所定の速度で回転する。また、サンプルターンテーブル2の周囲には、希釈ターンテーブル3が配置されている。
希釈ターンテーブル3、第1試薬ターンテーブル4、第2試薬ターンテーブル5及び反応ターンテーブル6は、サンプルターンテーブル2と同様に、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。希釈ターンテーブル3及び反応ターンテーブル6は、不図示の駆動機構により、その周方向に所定の角度範囲ずつ、所定の速度で回転する。なお、反応ターンテーブル6は、一回の移動で半周以上回転するように設定されている。
希釈ターンテーブル3には、複数の希釈容器23が希釈ターンテーブル3の周方向に並べて収容されている。希釈容器23には、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器21から吸引され、希釈された検体(以下、「希釈検体」という)が収容される。
第1試薬ターンテーブル4には、複数の第1試薬容器24が第1試薬ターンテーブル4の周方向に並べて収容されている。また、第2試薬ターンテーブル5には、複数の第2試薬容器25が第2試薬ターンテーブル5の周方向に並べて収容されている。そして、第1試薬容器24には、濃縮された第1試薬が収容され、第2試薬容器25には、第2試薬が収容される。
さらに、第1試薬ターンテーブル4、第1試薬容器24、第2試薬ターンテーブル5及び第2試薬容器25は、不図示の保冷機構によって所定の温度に保たれている。そのため、第1試薬容器24に収容された第1試薬と、第2試薬容器25に収容された第2試薬は、所定の温度で保冷される。
反応ターンテーブル6は、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4及び第2試薬ターンテーブル5の間に配置されている。反応ターンテーブル6には、複数の反応容器26が反応ターンテーブル6の周方向に並べて収容されている。反応容器26には、希釈ターンテーブル3の希釈容器23からサンプリングした希釈検体と、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24からサンプリングした第1試薬と、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25からサンプリングした第2試薬が注入される。そして、この反応容器26内において、希釈検体と、第1試薬及び第2試薬が撹拌され、反応が行われる。
サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の周囲に配置される。サンプル希釈ピペット7は、不図示の希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の軸方向(例えば、上下方向)に移動可能に支持されている。また、サンプル希釈ピペット7は、希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の開口と略平行をなす水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、サンプル希釈ピペット7は、水平方向に沿って回動することで、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を往復運動する。なお、サンプル希釈ピペット7がサンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を移動する際、サンプル希釈ピペット7は、不図示の洗浄装置を通過する。
ここで、サンプル希釈ピペット7の動作について説明する。
サンプル希釈ピペット7がサンプルターンテーブル2における開口の上方の所定位置に移動した際、サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って下降し、その先端に設けたピペットを検体容器21内に挿入する。このとき、サンプル希釈ピペット7は、不図示のサンプル用ポンプが作動して検体容器21内に収容された検体を所定量吸引する。次に、サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って上昇してピペットを検体容器21内から抜き出す。そして、サンプル希釈ピペット7は、水平方向に沿って回動し、希釈ターンテーブル3における開口の上方の所定位置に移動する。
次に、サンプル希釈ピペット7は、希釈ターンテーブル3の軸方向に沿って下降して、ピペットを所定の希釈容器23内に挿入する。そして、サンプル希釈ピペット7は、吸引した検体と、サンプル希釈ピペット7自体から供給される所定量の希釈液(例えば、生理食塩水)を希釈容器23内に吐出する。その結果、希釈容器23内で、検体が所定倍数の濃度に希釈される。その後、サンプル希釈ピペット7は、洗浄装置によって洗浄される。
サンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間に配置されている。サンプリングピペット8は、不図示のサンプリングピペット駆動機構により、サンプル希釈ピペット7と同様に、希釈ターンテーブル3の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、サンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
このサンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3の希釈容器23内にピペットを挿入して、所定量の希釈検体を吸引する。そして、サンプリングピペット8は、吸引した希釈検体を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
第1試薬ピペット12は、反応ターンテーブル6と第1試薬ターンテーブル4の間に配置され、第2試薬ピペット13は、反応ターンテーブル6と第2試薬ターンテーブル5の間に配置されている。第1試薬ピペット12は、不図示の第1試薬ピペット駆動機構により、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24内にピペットを挿入して、所定量の第1試薬を吸引する。そして、第1試薬ピペット12は、吸引した第1試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
また、第2試薬ピペット13は、不図示の第2試薬ピペット駆動機構により、第1試薬ピペット12と同様に、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25内にピペットを挿入して、所定量の第2試薬を吸引する。そして、第2試薬ピペット13は、吸引した第2試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
希釈撹拌装置9及び希釈洗浄装置11は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈撹拌装置9は、不図示の撹拌子を希釈容器23内に挿入し、検体と希釈液を撹拌する。
希釈洗浄装置11は、サンプリングピペット8によって希釈検体が吸引された後の希釈容器23を洗浄する装置である。この希釈洗浄装置11は、複数の希釈容器洗浄ノズルを有している。複数の希釈容器洗浄ノズルは、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプに接続されている。希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルを希釈容器23内に挿入し、廃液ポンプを駆動させて挿入した希釈容器洗浄ノズルによって希釈容器23内に残留する希釈検体を吸い込む。そして、希釈洗浄装置11は、吸い込んだ希釈検体を不図示の廃液タンクに排出する。
その後、希釈洗浄装置11は、洗剤ポンプから希釈容器洗浄ノズルに洗剤を供給し、希釈容器洗浄ノズルから希釈容器23内に洗剤を吐出する。この洗剤によって希釈容器23内を洗浄する。その後、希釈洗浄装置11は、洗剤を希釈容器洗浄ノズルによって吸引し、希釈容器23内を乾燥させる。
第1反応撹拌装置14、第2反応撹拌装置15及び反応容器洗浄装置18は、反応ターンテーブル6の周囲に配置されている。第1反応撹拌装置14は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈検体と第1試薬を撹拌する。これにより、希釈検体と第1試薬との反応が均一かつ迅速に行われる。なお、第1反応撹拌装置14の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
第2反応撹拌装置15は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈検体と、第1試薬と、第2試薬とを撹拌する。これにより、希釈検体と、第1試薬と、第2試薬との反応が均一かつ迅速に行われる。なお、第2反応撹拌装置15の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
反応容器洗浄装置18は、検査が終了した反応容器26内を洗浄する装置である。この反応容器洗浄装置18は、複数の反応容器洗浄ノズルを有している。複数の反応容器洗浄ノズルは、希釈容器洗浄ノズルと同様に、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプに接続されている。なお、反応容器洗浄装置18における洗浄工程は、上述した希釈洗浄装置11と同様であるため、その説明は省略する。
また、多波長光度計16は、反応ターンテーブル6の周囲における反応ターンテーブル6の外壁と対向するように配置されている。多波長光度計16は、反応容器26内に注入され、第1薬液及び第2薬液と反応した希釈検体(標準検体を含む。)に対して光学的測定を行って、検体中の様々な成分の量を「吸光度」という数値データとした測定結果を出力し、希釈検体の反応状態を検出する。多波長光度計16には、計算機30が接続されている。
さらに、反応ターンテーブル6の周囲には、恒温槽17が配置されている。この恒温槽17は、反応ターンテーブル6に設けられた反応容器26の温度を常時一定に保持するように構成されている。
<1−2.計算機の構成例>
次に、計算機30の構成例を説明する。
図2は、計算機30の内部構成例を示すブロック図である。
計算機30は、バス36に接続された、制御部31と、記録部32と、出力部33と、入力部34と、インタフェース部35とを備える。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)等によって構成されており、生化学分析装置1内の各部の動作を制御する。そして、制御部31は、検量線作成部31aと、判定部31bと、アラーム部31cとを備える。
検量線作成部31aは、入力部34から入力された検量線の作成指示に従って、検量線を作成するために、濃度の異なる標準検体に対応して設けられた複数の測定ポイントから濃度の異なる標準検体の吸光度を測定し、検量線を作成する。そして、検量線作成部31aは、標準検体の吸光度が測定された測定時間を測定ポイント毎に記録部32に記録する。
判定部31bは、複数の測定ポイントにおける測定時間が所定の時間内に含まれるか否かにより、測定ポイントの良否を判定する。このとき、判定部31bは、複数の測定ポイントのうち、一の測定ポイントと、他の測定ポイントとの時間間隔が、予め設定された時間間隔未満である場合に測定ポイントを良と判定する。また、判定部31bは、異常と判定された検量線を用いて測定された患者検体の測定値を含む測定データに、検量線の異常フラグ(異常を示す情報の一例)を付加する。
アラーム部31cは、判定部31bによって否と判定された測定ポイントを含む、複数の測定ポイントによって作成された検量線の異常を報知するために、警告メッセージ(アラーム情報の一例)を出力部33に表示する。また、アラーム部31cは、判定部31bによって否と判定された測定ポイント自体を警告メッセージとして出力部33に表示することもできる。
記録部32は、例えば、HDD(Hard disk drive)等の大容量の記録装置によって構成されている。記録部32は、複数の測定ポイントにおける、標準検体の吸光度の測定時間を記録する。また、記録部32は、制御部31のプログラム、パラメータ、不適切な標準検体の検出結果、入力部34によってなされた入力操作等を記録する。
出力部33は、希釈異常の検出結果やアラーム部31cが出力した警告メッセージを表示する。この出力部33には、例えば、液晶ディスプレイ装置等が用いられる。
入力部34は、ユーザによって行われる生化学分析装置1に対する操作入力を受け付け、入力信号を制御部31に出力する。この入力部34には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等が用いられる。
インタフェース部35は、多波長光度計16が測定した反応容器26の吸光度の測定結果が入力されると、判定部31bに測定結果を渡す。なお、図2では、インタフェース部35に多波長光度計16だけを接続した例を示しているが、生化学分析装置1内の各部についても同様にインタフェース部35に接続され、計算機30による制御が行われる。
<1−3.検量線の作成方法>
ここで、検量線の作成方法を説明する。
生化学分析装置1で用いられる検量線は、例えば、標準検体と試薬との混合液との吸光度を測定した一次関数(濃度−吸光度特性線)で表される。なお、一次関数に限らず、他の種類の関数等を用いて検量線が表されることもある。
この検量線は、患者検体の測定データを算出するために用いられ、例えば、1日に1回作成される。検量線作成部31aが検体の測定結果を濃度演算するために標準検体を用いて検量線を作成すると、それぞれの標準検体の測定結果を時系列的な履歴情報として記録部32に記録し、必要に応じて出力部33に表示する。
一般に、一次関数を定める場合には最低二つの測定点があればよいので、ここでは二つの液体の吸光度を測定する。用いる液体としては、濃度がゼロである水と、予め特定の成分の濃度が判明している標準検体である。
まず、生化学分析装置1は、水を測定し、測定データを得る。その時の測定データを不図示の検量線テーブルに格納する。この検量線テーブルに格納された濃度がゼロの液体の測定データによって示される値を「ブランク値」と呼ぶ。なお、ブランク値を定めるための標準検体は、水に限る必要はない。
次に、生化学分析装置1は、標準検体を測定し、測定データを得る。その時の測定データを記録部32に設けた検量線テーブルに格納する。
そして、制御部31は、予め判明している標準検体の濃度を基に、検量線の傾きを算出し、ブランク値と組み合わせて検量線を作成する。この検量線には、試薬ブランク(1点)と標準検体(1〜X点)を測定して作成するものがある。なお、標準検体及び試薬は時間経過と共に劣化する。このため、検量線は、できるだけ同一時間に各測定ポイントで測定した測定値に基づいて作成することが望ましい。
<1−4.標準検体と検量線との関係>
図3は、標準検体と検量線との関係を示すグラフである。
図3は、標準検体の濃度(測定ポイント)を横軸とし、この標準検体の吸光度を縦軸として、測定ポイント毎に測定された標準検体の吸光度を結んで算出される検量線L1を示している。この検量線L1は、測定時間「12:00」に、設定された時間間隔内(例えば、30分以内)で測定した測定ポイントp1〜p3,p5の標準検体の測定データを結んで算出されている。
ここで、測定ポイントp4の標準検体の測定時間が「12:15」であれば、予め設定された時間間隔である30分以内である。このため、判定部31bは、測定ポイントp1〜p5の標準検体の測定データから作成された検量線L1は正常であると考えられる。
しかし、測定ポイントp4の測定時間が「14:00」であれば、他の測定ポイントp1〜p3,p5の測定時間「12:00」の2時間後である。このとき、測定ポイントp4の測定時間と、他の測定ポイントp1〜p3,p5の測定時間との差は、設定された時間間隔以上となる。このため、測定ポイントp4を加えた測定ポイントp1〜p5により作成された検量線は、検量線L1とは異なる異常なものとなる。このような検量線を用いて、患者検体の様々な測定を行うと誤った数値を報告するおそれがある。このように本実施の形態例に係る生化学分析装置1では、作成された検量線の良否判定を行うこととした。この良否判定の処理について以下に説明する。
<1−5.検量線の良否判定処理の説明>
図4は、検量線の良否判定処理の例を示すフローチャートである。
始めに、ユーザは、入力部34を用いて検量線の作成開始を指示する(S1)。そして、検量線作成部31aは、複数の測定ポイントの測定データにより、検量線の作成を開始し、作成した検量線を用いて所定の測定項目に従った患者検体の測定を行う(S2)。
そして、判定部31bは、検量線を作成するために必要とされる測定ポイント間の測定時間の差と、設定された時間間隔(例えば、30分)とを比較する(S3)。ここで、測定ポイント間の測定時間の差とは、図3に示したように5つの測定ポイントp1〜p5の順に標準検体の吸光度を測定する場合に、最も早く測定した測定ポイントp1の測定時間から最も遅く測定した測定ポイントp5までの測定時間の差をいう。ただし、測定時間の差には、隣り合う測定ポイント間(例えば、測定ポイントp1,p2)や、1つ又は2つの測定ポイントおき(例えば、測定ポイントp1,p3、測定ポイントp1,p4)の測定時間の差も含まれる。そして、各測定ポイント間の測定時間の差が、設定された時間間隔未満であれば、判定部31bは、測定ポイントを良と判定し、処理を終了する。
しかし、判定部31bは、各測定ポイント間の測定時間の差が、設定された時間間隔以上であれば、測定ポイントを否と判定する。そして、アラーム部31cは、判定部31bによって否と判定された測定ポイントを含む、複数の測定ポイントによって作成された検量線の異常を報知する。このとき、アラーム部31cは、検量線に異常があることを指摘する警告メッセージを操作パネルウィンドウ40のメッセージ表示欄40b(後述する図5を参照)に表示する(S4)。
また、判定部31bは、患者検体の測定データに、異常と判定された検量線を用いて測定されたことを示すフラグを付加する(S5)。このため、ユーザは、異常な検量線を用いて算出された測定値(濃度)は、異常な検量線を用いて作成されたことを識別できる。
なお、図4に示す処理は、ユーザが入力部34を用いて新たな測定ポイントを追加し、新たな測定ポイントを含めた複数の測定ポイントにより、検量線の作成を指示する場合にも適用される。このとき、判定部31bは、追加された測定ポイントの測定時間と、他の測定ポイントの測定時間との時間間隔が、予め設定された時間間隔未満である場合に追加した測定ポイントを良と判定する。
<1−6.画面の表示例>
次に、出力部33に表示される画面について、図5を参照して説明する。
図5は、出力部33に表示される操作パネルウィンドウ40の表示例を示す。
出力部33には、生化学分析装置1の操作を行うための操作パネルウィンドウ40が表示される。出力部33の表示面と入力部34の操作面とは重ねて配置されており、ユーザが操作パネルウィンドウ40に表示されたアイコンをタッチすることにより、操作指示を行うことが可能である。
この操作パネルウィンドウ40には、測定動作の開始指示を行うSTARTボタン40aの他に、メッセージ表示欄40bとアラームボタン40cが設けられている。アラーム部31cは、図4に示した検量線の良否判定処理の結果、測定ポイント間の測定時間の差が、予め設定された時間間隔以上であれば、「作成された検量線が異常です。」という警告メッセージをメッセージ表示欄40bに表示する。ユーザは、メッセージ表示欄40bに表示された警告メッセージにより、作成された検量線が異常であることを知ることができ、正常な検量線を再作成するか否かを判断できる。
メッセージ表示欄40bには、警告メッセージが1行しか表示されない。しかし、アラームボタン40cをタッチすると、操作パネルウィンドウ40の下部に不図示の警告メッセージ履歴表示欄が表示される。この警告メッセージ履歴表示欄には、過去に出力された警告メッセージが発生時間と共に一覧表示される。
以上説明した第1の実施の形態例に係る生化学分析装置1によれば、作成された検量線の測定ポイントのうち、測定ポイント間の測定時間の差が、予め設定された時間間隔以上であれば、出力部33に警告メッセージが表示される。このため、ユーザは、検量線の異常を速やかに気付き、検量線を再作成するか否かを判断できる。
また、作成された検量線が異常であれば、アラーム部31cは、異常と判定された検量線を用いて測定された患者検体の測定データにフラグを付加する。このため、ユーザは、測定データに付されたフラグを確認して、測定データを補正すべきか否か等を判断できる。
また、ユーザは入力部34を用いて、検量線を作成するための測定ポイントを指示したり、測定項目毎(検量線毎)に、検量線を異常と判定する時間間隔(各測定ポイント間での測定時間の差)を設定したりすることができる。この時間間隔は、生化学分析装置1が設置された環境に応じて適切な値を設定可能である。このため、作成された検量線の信頼性を向上することができる。
また、判定部31bは、過去に作成した検量線に、測定ポイントを追加して再作成した検量線の良否を判定することができる。このとき、判定部31bは、一度作成した検量線の作成時間と、追加した測定ポイントの測定時間の時間差を求め、この時間差が、予め設定された時間間隔以上であるか否かを判定することにより、追加した測定ポイントにおける測定データの良否を判定する。このため、一度作成した検量線に、不足していたデータを追加しても、追加した標準検体の劣化による検量線への影響を防ぐことができる。
[2.第2の実施の形態例]
<2−1.検量線の良否判定処理の説明>
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る生化学分析装置1の動作例について、図6を参照して説明する。
図6は、検量線の良否判定処理の例を示すフローチャートである。
始めに、ユーザは、入力部34を用いて検量線の作成開始を指示する(S11)。このとき、入力部34から制御部31に対して、検量線を作成するために必要な測定ポイントが指示される。
判定部31bは、標準検体を測定する指示が入力されると、測定が指示された標準検体(ブランク検体含む)に指示不足がないこと、言い換えれば、検量線を作成するために必要な全てのポイントが指示されていることを判定する(S12)。全ての測定ポイントが指示されていれば、指示された測定ポイントの測定値に基づいて検量線作成部31aが検量線の作成を開始する(S15)。
ステップS12において、判定部31bによって測定ポイントが不足していると判定された場合、アラーム部31cは、測定ポイントの指示不足を指摘する警告メッセージを出力部33に出力する(S13)。このとき、図5に示すメッセージ表示欄40bには、「全ての測定ポイントが指示されていません。」という警告メッセージが表示される。
その後、検量線作成部31aは、ユーザからの検量線の作成可否の指示を待つ(S14)。ユーザが入力部34を用いて、検量線を作成しない指示を行うと、処理を終了する。一方、ユーザが検量線を作成する指示を行うと、検量線作成部31aは、検量線の作成を開始する(S15)。このように測定ポイントが不足していたとしても、作成される検量線が妥当なものであれば、患者検体の測定に検量線を用いてもよい場合がある。
以降のステップS16〜S18までの処理は、図4に示したステップS3〜S5までの処理と同じであるため、説明を省略する。
以上説明した第2の実施の形態例に係る生化学分析装置1では、検量線を作成するために必要な測定ポイントが全て指示されたか否かを判定し、指示不足があれば警告メッセージを表示する。このため、ユーザは、作成しようとする検量線の測定ポイントを全て指示したか否かを判断し、適切な検量線を作成することができる。
また、異常な検量線が作成されることを防止し、異常な検量線を用いて患者検体の測定が行われることを防止できる。
[3.変形例]
なお、自動分析装置としては、生化学分析装置1の他に、免疫分析装置、尿分析装置等の様々な分析装置を用いることができる。
また、最も濃度の高い測定ポイントの反応容器26から標準検体の吸光度を測定した後、この反応容器26に希釈液を加えて濃度を低くした標準検体の吸光度を測定する操作を繰り返してもよい。このようにすれば、1つの反応容器26だけを用いて、標準検体から検量線を作成することが可能となる。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…生化学分析装置、30…計算機、31…制御部、31a…検量線作成部、31b…判定部、31c…アラーム部、32…記録部、33…出力部、34…入力部

Claims (9)

  1. 検量線を作成するために、濃度の異なる標準検体に対応して設けられた複数の測定ポイントにおける、前記標準検体の吸光度の測定時間を記録する記録部と、
    前記複数の測定ポイントにおける前記測定時間が所定の時間内に含まれるか否かにより、前記測定ポイントの良否を判定する判定部と、を備える
    自動分析装置。
  2. 前記判定部は、前記複数の測定ポイントのうち、一の測定ポイントと、他の測定ポイントとの時間間隔が、予め設定された前記時間間隔未満である場合に前記測定ポイントを良と判定する
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. さらに、新たな測定ポイントを追加し、前記新たな測定ポイントを含めて前記複数の測定ポイントにより、前記検量線の作成を指示する入力部を備え、
    前記判定部は、追加された前記測定ポイントの測定時間と、他の前記測定ポイントの測定時間との時間間隔が、予め設定された前記時間間隔未満である場合に前記追加した測定ポイントを良と判定する
    請求項1に記載の自動分析装置。
  4. 前記判定部は、前記複数の測定ポイントのうち、前記測定時間が最も遅い前記測定ポイントと、前記測定時間が最も早い前記測定ポイントとの測定時間の差が、予め設定された前記時間間隔未満である場合に前記複数の測定ポイントを良と判定する
    請求項2又は3に記載の自動分析装置。
  5. さらに、前記測定ポイントの測定値に基づいて前記検量線を作成する検量線作成部と、
    前記判定部によって否と判定された前記測定ポイントを含む、前記複数の測定ポイントによって作成された前記検量線の異常を報知するアラーム部と、を備える
    請求項4に記載の自動分析装置。
  6. 前記入力部は、前記判定部が前記測定ポイントの良否を判定するための前記時間間隔を設定する
    請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記入力部は、前記検量線を作成するために必要な前記測定ポイントを指示し、
    前記判定部は、指示された前記測定ポイントが不足するか否かを判定し、
    前記アラーム部は、前記判定部によって前記測定ポイントが不足していると判定された場合に、前記測定ポイントの指示不足を指摘するアラーム情報を報知する
    請求項6に記載の自動分析装置。
  8. さらに、反応容器に分注された前記標準検体の吸光度を測定し、測定結果を出力する光度計を備える
    請求項1〜7のいずれかに記載の自動分析装置。
  9. 検量線を作成するために、濃度の異なる標準検体に対応して設けられた複数の測定ポイントにおける、前記標準検体の吸光度の測定時間が、予め設定された時間間隔以上である場合に、前記測定ポイントの良否を判定する
    異常判定方法。
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