JP2020041619A - ダンパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の振動モードを有するクランクシャフトの振動を抑制することができるダンパ装置を提供すること。【解決手段】ダンパ装置1は、クランクシャフト11の一端に締結部材21で固定され、クランクシャフト11の回転角の検出に用いられるとともに、ダイナミックダンパとして用いられるセンサプレート12と、センサプレート12とともにクランクシャフト11の一端に締結部材21で固定されるスペーサ15と、を備え、スペーサ15が、径方向において、センサプレート12の外周近傍まで延在している。【選択図】図1

Description

本発明は、ダンパ装置に関する。
従来、エンジン駆動時におけるクランクシャフトの振動(例えば曲げ振動)を抑制するダンパ装置が提案されている(例えば特許文献1)。また、特許文献1の他にも、例えば図5に示すように、クランクシャフト11の一端に固定されたセンサプレート12を、クランクシャフト11の振動を抑制するダイナミックダンパとして利用することも試みられている。
実開平6−78648号公報
ここで、クランクシャフト11は、複数の共振周波数を有しており、複数の振動モードで振動する。例えば図6は、共振周波数が450Hzの「縦曲げ」の振動モードを示しており、図7は、共振周波数が470Hzの「横曲げ」の振動モードを示している。一方、図5で示した従来のダンパ装置101では、センサプレートの共振周波数(固有振動数)が一つであるため、クランクシャフト11の一つの振動モードにしか対応できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の振動モードを有するクランクシャフトの振動を抑制することができるダンパ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るダンパ装置は、クランクシャフトの一端に締結部材で固定され、前記クランクシャフトの回転角の検出に用いられるとともに、ダイナミックダンパとして用いられるセンサプレートと、前記センサプレートとともに前記クランクシャフトの一端に前記締結部材で固定されるスペーサと、を備え、前記スペーサは、径方向において、前記センサプレートの外周近傍まで延在していることを特徴とする。
これにより、本発明に係るダンパ装置は、スペーサをセンサプレートの外周近傍まで延在させることにより、センサプレートに加えて、スペーサをダイナミックダンパとして用いることができる。
また、本発明に係るダンパ装置において、前記スペーサには、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されていてもよい。
これにより、本発明に係るダンパ装置は、クランクシャフトの振動モードに合わせて、スペーサの共振周波数(固有振動数)を調整することができる。
本発明に係るダンパ装置によれば、センサプレートおよびスペーサのそれぞれをダイナミックダンパとして用いることにより、クランクシャフトの複数の振動モードに対応することができ、クランクシャフトの振動を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るダンパ装置およびその周辺の構成を示す断面図である。 図2は、図1の一部を拡大した拡大断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るダンパ装置において、スペーサの構成を示す平面図である。 図4は図3のX−X線断面図である。 図5は、従来のダンパ装置およびその周辺の構成を示す断面図である。 図6は、クランクシャフトにおける第一の振動モード(共振周波数:450Hzの「縦曲げ」)を説明するための説明図である。 図7は、クランクシャフトにおける第二の振動モード(共振周波数:470Hzの「横曲げ」)を説明するための説明図である。
本発明の実施形態に係るダンパ装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態に係るダンパ装置は、車両に搭載され、エンジンの出力軸であるクランクシャフトの振動(例えば曲げ振動)を抑制するためのものである。ダンパ装置1は、図1および図2に示すように、クランクシャフト11とトルクコンバータ31との間に配置されている。クランクシャフト11は、図示しないエンジンに接続されている。また、トルクコンバータ31は、クランクシャフト11からトランスミッションの出力軸41へとトルクを伝達するためのものであり、ロックアップクラッチ32を備えている。
ダンパ装置1は、センサプレート12と、スペーサ15と、を備えている。また、センサプレート12とスペーサ15の間には、ドライブプレート14が配置されている。センサプレート12、ドライブプレート14およびスペーサ15は、いずれも円盤状に形成されており、例えば金属材料によって構成されている。
センサプレート12、ドライブプレート14およびスペーサ15は、この順番で重ねて配置されており、ボルト等の締結部材21によって、クランクシャフト11の一端に固定されている。これにより、センサプレート12、ドライブプレート14およびスペーサ15は、クランクシャフト11と一体回転する。
センサプレート12は、クランクシャフト11の回転角を検出するための部材である。センサプレート12の外周側には、当該センサプレート12の端部と対向するようにセンサ13が配置されている。このセンサ13は、センサプレート12の端部を検出することにより、当該センサプレート12が固定されているクランクシャフト11の回転角を検出する。
また、センサプレート12は、クランクシャフト11の振動を抑制するための第一のダイナミックダンパとして用いられる。すなわち、センサプレート12の共振周波数(固有振動数)は、エンジン駆動時におけるクランクシャフト11の複数の振動モードのうちの一方の振動モードの共振周波数と同じになるように設定されている。なお、センサプレート12の共振周波数を設定するためのパラメータとしては、当該センサプレート12の質量、材質、形状(例えば厚さ、貫通孔の数等)等が挙げられる。
ドライブプレート14は、クランクシャフト11とトルクコンバータ31とを連結するための部材である。ドライブプレート14は、クランクシャフト11の軸方向において、センサプレート12とスペーサ15との間に配置されている。ドライブプレート14の内周側は、締結部材21によってクランクシャフト11の一端に固定されており、ドライブプレート14の外周側は、ボルト等の締結部材22によって、トルクコンバータ31に固定されている。
スペーサ15は、センサプレート12およびドライブプレート14の摩耗および疲労破壊を抑制するための部材である。スペーサ15は、クランクシャフト11の軸方向において、ドライブプレート14とトルクコンバータ31との間に配置されている。
スペーサ15は、クランクシャフト11の軸方向に直交する方向である径方向において、センサプレート12の外周近傍まで延在している。すなわち、スペーサ15は、センサプレート12の外径に近似した外径を有している。
また、スペーサ15は、クランクシャフト11の振動を抑制するための第二のダイナミックダンパとして用いられる。スペーサ15の共振周波数(固有振動数)は、エンジン駆動時におけるクランクシャフト11の複数の振動モードのうちの他方の振動モードの共振周波数と同じになるように設定されている。なお、スペーサ15の共振周波数を設定するためのパラメータとしては、当該スペーサ15の質量、材質、形状(例えば厚さ、貫通孔の数等)等が挙げられる。
スペーサ15の外径は、センサプレート12の外径よりも小さく構成されている。一般に、物体の外径が小さいと共振周波数は高くなるため、例えば両者の材質等が同じである場合、スペーサ15の共振周波数はセンサプレート12の共振周波数よりも高くなる。
ここで、図5に示すように、従来のダンパ装置101にもスペーサ115は設けられている。しかしながら、本実施形態のセンサプレート12よりも外径が大幅に小さく、締結部材21の近傍までの外径しか有していない。従って、従来のスペーサ115は、本実施形態に係るスペーサ15とは異なり、ダイナミックダンパとしては機能しない。
以下、スペーサ15の具体的構成の一例について、図3および図4を参照しながら説明する。スペーサ15は、円形の領域である平面部15aと、平面部15aの周囲における環状の領域である傾斜部15bと、傾斜部15bの周囲における環状の領域である平面部15cと、を有している。
平面部15aには、当該平面部15aを厚さ方向に貫通する三種類の貫通孔が形成されている。まず、平面部15aの中央には、クランクシャフト11の一端側が挿通される円形の貫通孔151が形成されている。また、貫通孔151の周囲には、複数の円形の貫通孔152が形成されている。この貫通孔152には、締結部材21が挿通される。また、複数の貫通孔152の周囲には、複数の貫通孔153が形成されている。複数の貫通孔152,153は、それぞれ円周方向に等間隔で形成されている。このように、スペーサ15に貫通孔153を形成することにより、クランクシャフト11の振動モードに合わせて、スペーサ15の共振周波数(固有振動数)を調整することができる。
以上のような構成を備える本実施形態に係るダンパ装置1によれば、センサプレート12およびスペーサ15のそれぞれをダイナミックダンパとして用いることにより、クランクシャフト11の複数の振動モードに対応することができ、クランクシャフト11の振動を抑制することができる。すなわち、ダンパ装置1によれば、複数の振動モードの共振周波数に対してそれぞれダイナミックダンパを設定することにより、広範囲の振動を抑制することができる。
以上、本発明に係るダンパ装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記したダンパ装置1では、センサプレート12およびスペーサ15のそれぞれをダイナミックダンパとして用いていたが、例えばスペーサ15のみをダイナミックダンパとして用いてもよい。スペーサ15のみをダイナミックダンパとして用いた場合であっても、単一の振動モード(共振周波数)には十分対応することができる。
また、前記したダンパ装置1では、スペーサ15に複数の貫通孔153を形成することにより、当該スペーサ15の共振周波数(固有振動数)を調整していたが、例えばスペーサ15の一部を切り欠く、凹ませる(変形させる)、あるいはスペーサ15の一部の板厚を変更する等により、スペーサ15の共振周波数を調整してもよい。
1,101 ダンパ装置
11 クランクシャフト
12 センサプレート
13 センサ
14 ドライブプレート
15,115 スペーサ
21,22 締結部材
31 トルクコンバータ
32 ロックアップクラッチ
41 出力軸

Claims (2)

  1. クランクシャフトの一端に締結部材で固定され、前記クランクシャフトの回転角の検出に用いられるとともに、ダイナミックダンパとして用いられるセンサプレートと、
    前記センサプレートとともに前記クランクシャフトの一端に前記締結部材で固定されるスペーサと、
    を備え、
    前記スペーサは、径方向において、前記センサプレートの外周近傍まで延在していることを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記スペーサには、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
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