JP2020034696A - 光源装置、及び投写型映像表示装置 - Google Patents

光源装置、及び投写型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スペックルノイズを低減し易くすることができる光源装置および投写型映像表示装置を提供する。【解決手段】光源装置(20)は、光源(201B)と、光学系(210)と、第1プリズム(101)と、第2プリズム(102)と、駆動部(110)とを備える。光源は、レーザ光を発光する。光学系は、レーザ光を導光する光軸(100X)を有する。第1プリズムは、光源と光学系間に配置され、レーザ光が入射する第1入射面(101a)、及び第1入射面に対して傾斜する第1出射面(101b)を有する。第2プリズムは、第1プリズムと光学系間に配置され、第1出射面に間隔をあけて対向する第2入射面(102a)、及び第2入射面に対して傾斜する第2出射面(102b)を有する。駆動部は、第1出射面と第2入射面とが光軸に対して傾斜した状態において、第1及び第2プリズムを光軸の周りに回転させる。【選択図】図1

Description

本開示は、光源装置、及び光源装置を備えた投写型映像表示装置に関する。
レーザ光源を用いた光源装置および投写型映像表示装置においては、レーザ光源のコヒーレント特性に起因して発生するスペックルノイズを抑制するための技術が考えられている。
特許文献1は、スペックルノイズが少なく、かつ輝度分布が均一な画像を投写可能にすることを目的とした投写型表示装置を開示している。特許文献1の投写型表示装置は、マイクロレンズアレイ前面に、一対のウェッジプリズムを備えている。一対のウェッジプリズムの各々は、互いに隣接した光学面が、レーザ光の光軸に対して垂直となり、他の外側の光学面は光軸に対して傾斜するように配置されている。特許文献1は、このように配置したウェッジプリズムにより、マイクロレンズアレイに入射する光線の入射位置を変化させることで、スペックルノイズの低減を図っている。
特許文献2は、明るさを低下させることなく、スペックルノイズを低減することを目的としたレーザ光源装置を開示している。特許文献2は、レーザ光源装置においてロッド状のインテグレータレンズ前面に直角三角柱プリズムを配置し、インテグレータレンズ側のプリズムの面を光軸に対して傾斜させている。特許文献2は、直角三角柱プリズムをインテグレータレンズ側の面と平行に振動させることにより、スペックルノイズの低減を図っている。
国際公開第2012/046330公報 特許第5609615号公報
本開示は、スペックルノイズを低減し易くすることができる光源装置および投写型映像表示装置を提供する。
本開示に係る光源装置は、光源と、光学系と、第1プリズムと、第2プリズムと、駆動部とを備える。光源は、レーザ光を発光する。光学系は、レーザ光を導光する光軸を有する。第1プリズムは、光源と光学系間に配置され、レーザ光が入射する第1入射面、及び第1入射面に対して傾斜する第1出射面を有する。第2プリズムは、第1プリズムと光学系間に配置され、第1出射面に間隔をあけて対向する第2入射面、及び第2入射面に対して傾斜する第2出射面を有する。駆動部は、第1出射面と第2入射面とが光軸に対して傾斜した状態において、第1及び第2プリズムを光軸の周りに回転させる。
本開示に係る投写型映像表示装置は、上記の光源装置と、光源装置からの光に基づいて、映像光を生成する映像生成部とを備える。
本開示に係る光源装置および投写型映像表示装置によると、スペックルノイズを低減し易くすることができる。
実施の形態1に係る投写型映像表示装置1の構成を例示する図である。 図1のダイクロイックミラー206の分光透過率を例示するグラフである。 図1の蛍光体ホイール250の構成を例示する図である。 図1の色分離ホイール270の構成を例示する図である。 図1の回転プリズム100の構成例を説明するための図である。 図5の回転プリズム100の断面を例示する図である。 実施の形態1に係る回転プリズム100が傾斜した場合の光線図である。 実施の形態2に係る投写型映像表示装置2の構成を例示する図である。 実施の形態2に係る回転プリズム100の断面を例示する図である。 実施の形態2に係る回転プリズム100が傾斜した場合の光線図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(本開示に到った経緯)
本開示の具体的な実施の形態を詳述する前に、本開示に到った経緯について以下説明する。
これまで、映画及び会議プレゼンテーション等において、大画面の映像を表示する装置として投写型映像表示装置が広く用いられている。投写型映像表示装置は、例えば略平面状の白色投写面上に映像表示の投写光を投写することにより、周辺まで焦点が合った歪みのない映像を表示することが可能である。
投写型映像表示装置の光源としては、キセノンランプ又は超高圧水銀ランプといった大光量の白色光源が使用されてきた。しかし、数千時間間隔でランプ寿命によるランプの交換が必須であり、かつ最悪、使用中にランプ寿命となった場合に表示が全く出来なくなる等、長期使用時のメンテナンス性に課題があった。
最近では、上記のような白色光源に代わり、光源寿命が長いLED又はレーザ等の固体光源を用いた光学ユニットおよび投写型映像表示装置が開発されている。これにより、ランプ交換が不要となることでメンテナンス性が向上した。加えて、固体光源が有する狭い分光分布特性のため、色域の広い投写型映像表示装置を実現できるようになった。特にレーザ光源を用いることで、光源からの光の広がりが小さいことから光利用効率を向上させることが可能となる。特に明るさが必要な装置の場合には、青色もしくは複数色のレーザ光源を用いた投写型映像装置が開発されている。
レーザ光源を用いた投写型映像表示装置では、レーザ光の別の特性であるコヒーレンスが充分に高い光(即ちコヒーレント光)が影響して、スペックルノイズと呼ばれるノイズを生じることが知られている。この際、投写映像付近にきらめき輝く光の斑点模様が観察される。スペックルノイズは、スクリーン投写面に当たった散乱光も高いコヒーレント光となっているため、異なるスクリーン投写面からの散乱光と干渉することで発生する。この際、投写面とは異なる部分で斑点模様が現われるため、映像品質を落とすばかりか、長時間観察すると不快感を与える場合が懸念される。
スペックルノイズの低減を目的とする装置構成の一例として、装置内でコヒーレント光を、位相がランダムに分布する光(即ちランダム光)に変換する構成が考えられる。例えば、装置内の光路中に1枚以上の拡散板を配置し、レーザ光を装置内で事前に散乱させることにより、コヒーレント光をランダム光に近づける構成が考えられる。拡散板の拡散角を広げることで、コヒーレント光はさらにランダム光に近づくが、光学系内での光線ロスも大きくなり、投写型映像表示装置の光出力も減少してしまう。
また、光出力を維持したままスペックルノイズを低減することを目的とした技術として、例えば照明光の光均一化用のインテグレータ光学系前面にプリズムを配置し、プリズムを回動もしくは振動させる装置構成も考えられている(例えば特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、プリズムの回動もしくは振動によりマイクロレンズアレイ表面の照射位置を移動させて、光変調素子に入射する光量を変化させる構成であるため、光変調素子への光入射量が減少してしまう。また、上記の移動を考慮して、マイクロレンズアレイのサイズを大型化する必要があった。加えて、マイクロレンズアレイ数により光変調素子に入射する光の均一性が変化するため、光均一性を向上させるためにはマイクロレンズアレイに入射する光線束を広げる必要があった。結果として、一対のウェッジプリズムも大型化する必要があった。
さらに、一対のウェッジプリズムにおいて互いに対向していない側のプリズム面を光軸に対して傾斜させ、回転によりマイクロレンズアレイへの照射位置を変えるためには、プリズムの回転中心軸を光軸と位置をずらす必要がある。このことから、プリズム対を大型化する必要があり、回転もしくは振動する場合にトルクの大きな駆動装置が必要となっていた。
また、特許文献2に記載の技術では、プリズム出射後の光線方向はプリズムの屈折率により変化するため、複数色の光源を用いた場合は色毎に光線方向が変化してしまう。このため、プリズム後段のレンズにより集光するためには、後段のレンズを大型化する必要があった。また後段のレンズで集光した際にもインテグレータレンズの入射角は色毎に変動してしまい、装置の最終的な光出力も色毎に異なる現象が発生してしまう。加えて、プリズムを振動させる際の振動ズレにより光軸が変動しやすく、安定な光出力を得るためには精密にプリズムの振動制御を行う必要があった。
以上に鑑みて、本開示は、レーザ光源を用いた光源装置および投写型映像表示装置であって、既存の投写型映像表示装置の構成を大きく変えることなく、スペックルノイズを低減可能な光源装置および投写型映像表示装置を提供する。加えて、複数色の光源を用いた際もロッドインテグレータへの色毎の入射角は変動せず、プリズムの回転ムラ等が発生した場合でも安定した光出力を得ることも可能にする。
(実施の形態1)
以下、図1〜図7を用いて実施の形態1を説明する。以下では本開示に係る投写型映像表示装置の具体的な実施の形態として、映像生成部の一例であるデジタルマイクロミラーデバイス(以下「DMD」と称する)によって光偏向制御が為される投写型映像表示装置を説明する。
[1−1.投写型映像表示装置について]
実施の形態1に係る投写型映像表示装置について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る投写型映像表示装置1の構成を例示する図である。
図1に例示する投写型映像表示装置1は、レーザ光源の一例として青色の半導体レーザ(以下、「LD」とも称する)201Bを含んだ光源装置20を備える。本実施形態の光源装置20は、複数のLD201Bからのレーザ光を導光する各種光学系と、各種光学系が光軸100Xを形成する光路上に配置される第1プリズム101及び第2プリズム102とを備える。第1プリズム101及び第2プリズム102は、例えばウェッジプリズムであり、それぞれ光軸100Xに平行な断面の一方が傾斜した楔形を有する。
本実施形態において、第1プリズム101と第2プリズム102とは、間隔を空けて対向するように互い違いに結合され、一体的な回転プリズム100を構成する。本実施形態の光源装置20は、回転プリズム100を回転させるモータ等を含んだ駆動部110をさらに備える。駆動部110は、アクチュエータ等を含んでもよく、回転プリズム100を回転可能に支持する各種駆動機構および駆動回路などを含んでもよい。
本実施形態の投写型映像表示装置1は、光源装置20からの光を用いて映像光を投写面400に投写する際に、光源装置20において回転プリズム100を回転駆動することにより、映像光におけるスペックルノイズを低減することができる。
図1に例示する投写型映像表示装置1において、光源装置20は、複数のLD201Bと、複数のレンズ202、203、204と、拡散板205と、ダイクロイックミラー206とを備える。本実施形態において、光源装置20は、青色光を発光するLD201Bを用いて、複数色の光を生成する。
LD201Bは、例えば447nmから462nmの波長幅による青域の色光を発光し、直線偏光で出射する。LD201Bは、出射する光がダイクロイックミラー206の入射面に対してS偏光となるように配置されている。
レンズ202は、LD201Bからの出射光を平行光化するコリメートレンズである。複数のレンズ202は、例えば複数のLD201Bの各々に対応して設けられる。レンズ203、204は平行光を収束して平行光を生成するアフォーカル系を構成する。具体的に、一方のレンズ203は、複数のレンズ202からの平行光を集光するコンデンサレンズである。また、他方のレンズ204は、レンズ203からの光を平行光化する凹レンズである。
拡散板205は、レンズ204からの光を拡散する拡散板である。LD201Bから各種レンズ202、203、204及び拡散板205を通過した光は、ダイクロイックミラー206に入射する。ダイクロイックミラー206は、所定の分光透過率特性を有する。図2に、ダイクロイックミラー206の分光透過率特性を示す。
図2では、入射光がS偏光の光が入射した場合と、P偏光の光が入射した場合とにおけるダイクロイックミラー206の特性を示している。図2において、透過率が50%となる波長は、S偏光では465nm、P偏光で442nmであって、共に青色光に含まれる。ダイクロイックミラー206は、上記のような特性で青色光を透過、或いは反射する。また、図2の特性によると、緑および赤成分を含む色光は96%以上、ダイクロイックミラー206を透過する。
図1に戻り、光源装置20は、さらに、1/4波長板207と、コンデンサレンズ208、209と、蛍光体ホイール250とを備える。光源装置20において、LD201Bからダイクロイックミラー206へ入射した光(青色光)のS偏光成分は、反射されて、1/4波長板207の方向に進行する。
ダイクロイックミラー206にて反射された青色光は、1/4波長板207に入射する。1/4波長板207は、LD201Bの発光の中心波長近傍で位相差が1/4波長となる位相差板である。1/4波長板207を透過した光は、円偏光に変換され、コンデンサレンズ208、209に入射する。
コンデンサレンズ208、209は入射した光を、蛍光体ホイール250表面に集光する。コンデンサレンズ209の焦点距離は、集光角度が40度以下となるように設定される。これにより、蛍光体ホイール250近傍に、青色光の集光スポットが形成される。この際、拡散板205にてレンズ204からの光が拡散されているため、青色光の集光スポットの強度分布が略均一化され、蛍光体表面のエネルギー密度が局所的に高くなることを抑制できる。
本実施形態の蛍光体ホイール250は、青色光を励起光とする蛍光発光により、(緑色及び赤色の波長成分を含んだ)黄色光を生成する波長変換部の一例である。図3を用いて、蛍光体ホイール250の構成を説明する。図3(a)は、蛍光体ホイール250を光入射側から見た正面図である。図3(b)は、図3(a)の側方から見た蛍光体ホイール250の側面図である。
図3(a),(b)に示すように、蛍光体ホイール250は、円形状のアルミニウム基板251と、同基板251の中央部に設けられた駆動モータ253とを備える。蛍光体ホイール250では、駆動モータ253が、アルミニウム基板251を中心軸250Xに対して回転制御することができる。
アルミニウム基板251の表面(光入射側の主面)には、反射膜(図示せず)が形成された上に、さらに蛍光体層252が形成されている。反射膜は、可視光を反射する金属層または誘電体膜である。蛍光体層252は、例えば、青色光により励起されて、黄色光を発光するCe付活YAG系黄色蛍光体を含む。当該蛍光体の結晶母体の代表的な化学組織は、Y3Al5O12である。
本実施形態の蛍光体ホイール250において、蛍光体層252は、図3(a)に示すように、円環の一部分を除いた略円環状に形成されている。蛍光体層252がない部分には青色光を反射させるために、反射膜のみが形成されている。
集光スポットにおけるスポット光で励起された蛍光体層252は、黄色光への蛍光変換時に発熱し得る。蛍光体ホイール250では、アルミニウム基板251を用いて、中心軸250Xの周りに回転させることにより、励起光による蛍光体層252の温度上昇を抑制する。これにより、蛍光変換効率を安定に維持することができる。
蛍光体ホイール250の回転中に、蛍光体層252に入射したスポット光は、蛍光変換されると、緑域および赤域成分の色光として発光する。この際、反射膜側に発光した光は反射膜で反射する。このため、蛍光変換後の光は、蛍光体ホイール250からスポット光の入射側に出射する。また、蛍光変換によると、変換後の緑域および赤域成分の色光は、偏光状態がランダムな自然光になる。
一方、スポット光は、蛍光体ホイール250において蛍光体層252がない反射膜のみの部分に入射すると、蛍光変換されずに青域成分のままで反射して、蛍光体ホイール250から出射する。反射膜の反射によると、出射する青域成分の光は、入射時から円偏光の位相を反転され、逆回りの円偏光になる。
図1に戻り、蛍光体ホイール250から出射した光は、コンデンサレンズ209、208において略平行光に平行光化され、1/4波長板207に入射する。各レンズ209、208は、本実施形態における入射光学系の一例である。1/4波長板207への入射光において、緑域及び赤域成分の色光は自然光として、偏光状態がランダムなまま1/4波長板207を通過し、その後にダイクロイックミラー206を透過する。また、青域成分の色光は、1/4波長板207において逆回りの円偏光からP偏光に変換されることにより、ダイクロイックミラー206を透過する。
以上のように、蛍光変換で得られた緑域及び赤域の色光と、1/4波長板207および反射膜で効率良く偏光変換された青域の色光とが、ダイクロイックミラー206から回転プリズム100側に出射される。これらの色光は、時分割で色合成することにより、白色光として視認されるようにすることができる。蛍光体ホイール250から上記光学系209〜206を通過した光は、適宜許容誤差の範囲内で平行光化された光束において、回転プリズム100に入射する。回転プリズム100の詳細については後述する。
本実施形態の光源装置20は、さらに、コンデンサレンズ210と、色分離ホイール270と、ロッドインテグレータ260とを備える。コンデンサレンズ210は、回転プリズム100を出射した光を集光する光軸100Xを有し、集光した光を、色分離ホイール270を介してロッドインテグレータ260に入射させる。コンデンサレンズ210は、本実施形態における集光光学系の一例である。
色分離ホイール270は、入射する光を色分離して、赤色光と緑色光と青色光と黄色光とを時分割で生成する。図4を用いて、色分離ホイール270の構成を説明する。図4(a)は、色分離ホイール270を光入射側から見た正面図である。図4(b)は、図4(a)の側方から見た色分離ホイール270の側面図である。
図4(a),(b)に示すように、色分離ホイール270は、円形状の透明基板271と、透明基板271の中央部に設けられた駆動モータ273とを備える。色分離ホイール270では、駆動モータ273が、透明基板271を中心軸270Xに対して回転制御することができる。
透明基板271は、例えば可視域全域にわたり所定値以上の透過率を有するガラス板で構成される。透明基板271の表面(光入射側の主面)には、所望の波長帯域のみを透過するように、ダイクロイック膜272が形成されている。
ダイクロイック膜272は、例えば図4(a)に示すように、4つのセグメント272a〜272dで分離されている。例えば、セグメント272aには黄域(緑域+赤域)の色光のみを透過させるダイクロイック膜が形成される。セグメント272bには赤域の色光のみを透過させるダイクロイック膜が形成される。セグメント272cには緑域の色光のみを透過させるダイクロイック膜が形成される。セグメント272dには青域の色光もしくは可視域全域の色光を透過させるダイクロイック膜が形成される。各セグメント272a〜272dのサイズは、色分離ホイール270の回転周期において得られる各々の色光の光量を均一化する観点から適宜、設定される。
投写型映像表示装置1において、蛍光体ホイール250と、色分離ホイール270とは同期しながら回転する。この際、例えば図3の蛍光体層252の回転位置と、図4のダイクロイック膜272a〜272cの回転位置とが時間的に同期するように制御される。
これにより、図3の蛍光体層252から出射した(緑域及び赤域成分を含む)黄域成分の色光は、図4のダイクロイック膜272の各セグメント272a、272b、272cを透過する際に、それぞれ黄域、赤域、緑域の色光に分光され、図1のロッドインテグレータ260に出射される。図3のアルミニウム基板251上で蛍光体層252がない反射膜の部分に反射されたLD201Bからの光は、青域の色光として、図4のダイクロイック膜272のセグメント272dを透過し、青域の色光がロッドインテグレータ260に出射される。
以上のように、本実施形態に係る光源装置20においては、蛍光体ホイール250から出射した黄域と青域の色光が、色分離ホイール270において、赤域、緑域、青域および黄域の色光に分光されて、ロッドインテグレータ260に出射される。このような赤域、緑域及び青域の色光は、例えば良好な3原色を示すように設定される。3原色の色光によると、時分割で色合成することにより、良好なホワイトバランスの発光特性を得ることができる。これに加え、DMD150においてON/OFF制御を行うことにより、所望の色度座標の色に変換することができる。また、黄域の色光は、例えば、映像の輝度を確保するための白色光を合成するために用いることができる。
再び図1に戻り、ロッドインテグレータ260は、例えば中実のロッドであり、ガラスなどの透明部材によって構成される。ロッドインテグレータ260は、入射する光を内部で複数回反射させることにより、光強度分布が均一化された光を生成する。ロッドインテグレータ260は、内壁にミラー面を有する中空のロッドであってもよい。ロッドインテグレータ260は、本実施形態におけるインテグレータ光学系の一例である。
本実施形態の光源装置20では、回転プリズム100を通過した青域の色光は時間的に光路長差の異なる光線として出力される。さらにロッドインテグレータ206において、出力された光線の反射回数及び光路長は、ロッドインテグレータ206への光線入射角度に応じて異なることとなり、その結果、青域の色光には同一時間的にも位相の異なる光線成分が加わることとなる。
本実施形態の投写型映像表示装置1は、さらにレンズ211、212、213と、内部全反射プリズム(以下、「TIRプリズム」と称する)230と、DMD150と、投写光学系300とを備える。投写型映像表示装置1は、外部からの映像信号に基づきDMD150を制御するマイコン又はCPU等の各種制御部(不図示)を備えてもよい。
レンズ211、212、213は、ロッドインテグレータ260からの出射光をDMD150に略結像するリレーレンズである。ロッドインテグレータ260を出射した光はレンズ211、212、213を透過し、TIRプリズム230に入射する。TIRプリズム230は、2つのプリズム231、232から構成される。双方のプリズム231、232間の近接面には、薄厚の空気層が形成される。プリズム231、232間の空気層は、臨界角以上の角度で入射する光を全反射する。レンズ213からTIRプリズム232に入射した光は、上記の空気層で全反射され、DMD150に略結像する。
本実施形態の投写型映像表示装置1は、映像信号等の各種制御信号に基づき、DMD150を変調させ、光強度の異なる映像光を時分割で生成する。具体的に、DMD150は、複数の可動式の微小ミラーを有する。各微小ミラーは、基本的に1画素に相当する。DMD150は、変調信号に基づいて各微小ミラーの角度を変更することにより、反射光を投写光学系300に向けるか否かを微小ミラー毎に切り替える。DMD150で反射された光はTIRプリズム232、231の双方を透過する。DMD150から映像として投写する光(即ちDMD−ON光)は、投写光学系300に入射したのちに投写面400に出射される。
DMD−ON光における時分割により、種々の光強度を有する赤域、緑域、青域、黄域の色光で各々投写された映像は、投写面400に到達し、フルカラー映像として視認される。この際、時分割の周期が遅いと、人間の眼に色のちらつきが知覚される場合が生じることが想定される。これに対して、映像情報が60フレーム/秒(60fps)の場合、例えば赤域〜黄域までの1周期を映像情報の3倍速(180fps)で駆動することで、色のちらつきを抑制することができる。
投写面400に出射された青域のレーザ光は、回転プリズム100およびロッドインテグレータ260により位相が異なる成分が多く含まれることとなる。このため、投写面400から散乱される青域の光線のうち、干渉によりスペックルノイズを発生させる成分が減少することから、スペックルノイズを有効に抑制することが可能となる。加えて、回転プリズム100内を通過した光線は色光によらず光線角度が変化しないため、コンデンサレンズ210にて光ロスなく集光することが可能となる。このため、光学系内での光線ロスを減らすことができ、結果的に投写型映像表示装置1の光出力の低下も抑制することが可能となる。
[1−2.光源装置の回転プリズムについて]
本実施形態の投写型映像表示装置1における回転プリズム100の詳細について、図5〜図7を用いて説明する。
図5は、回転プリズム100の構成例を説明するための図である。図5(a)は、回転プリズム100において一体化された第1プリズム101と第2プリズム102の斜視図を示す。図5(b)は、図5(a)の回転プリズム100のうちの第2プリズム102のみの斜視図を示す。
図5(a)に示すように、第1プリズム101と第2プリズム102とは、それぞれ傾斜した面101b、102aが略平行の状態で間隔を空けて対向するように互い違いに固定配置されることにより、一体の回転プリズム100を構成する。一体の回転プリズム100は、例えば円柱状であり、円柱の中心軸が光軸100Xに合致するように、即ち複数のLD201Bからの光の光軸中心に重なるように配置される。回転プリズム100は、例えばこの光軸100Xを中心に駆動部110(図1)により回転駆動されるように構成される。
図6(a)、(b)は、それぞれ光軸100Xと平行な断面において、互いに異なる回転角度の断面を例示している。第1プリズム101および第2プリズム102は光軸100Xと平行な断面の一方が傾斜した楔形のウェッジプリズムの形状となっている。本実施形態において、第1プリズム101として用いる硝材と、第2プリズム102として用いる硝材とは同一である。図6(a)と図6(b)とは、回転タイミングが異なる回転プリズム100の状態に対応する。図6(a)、(b)に示すように、回転プリズム100の回転により、プリズム断面の角度が変化する。
図6(a)において、回転プリズム100に入射する色光は第1プリズム101に入射する際、色光の進行方向は第1プリズム101の第1入射面に対して垂直となる。このため、色光が第1プリズム101に入射した際には、屈折は発生せず、光線の進行方向は変化しない。その後、第1プリズム101から空気層103に色光が進む際、図6(a)の例では第1プリズム101の第1出射面101bは、光軸に対して傾斜している。このため、第1出射面101bの傾斜角と第1プリズム101の屈折率に応じて色光の光線は屈折を起こし、進行方向が変化する。
その後、空気層103から第2プリズム102の第2入射面102aに入射する際も同様に傾斜角と第2プリズム102の屈折率に応じて再び屈折が発生する。この際、第1プリズム101と第2プリズム102の硝材が同じであり、かつ第1プリズム101の第1出射面101bと第2プリズム102の第2入射面102aとは略平行である。このため、第2プリズム102の第2入射面102aに入射した色光は、第1プリズム101内の光線方向と同一の進行方向となり、すなわち第1プリズム101に入射する前の進行方向と同一となる。
更にその後、色光は第2プリズム102の第2出射面102bに到達する。この際、色光の光線方向は、第2プリズム102の第2出射面102bと垂直となる。このため、当該面102bでも屈折は発生せず、結果、回転プリズム100に入射する色光の光線方向と同一の光線が回転プリズム100より出射される。回転プリズム100に入射する光線を平行光とすると、回転プリズムから出射される光線も平行光となり、その後コンデンサレンズ210にて光線は1点に集光させることができる。
図6(b)では、色光は第1プリズム101に入射した際、色光の進行方向と第1プリズム101の第1入射面101aとが垂直なため、第1プリズム101に入射した際には屈折は発生せず、光線の進行方向は変化しない。その後、第1プリズム101の第1出射面101bから空気層103に色光が進む際、図6(b)に示す断面上で第1出射面101bは光軸100Xに対して垂直となる。当該断面上では、屈折により断面の法線方向(奥行方向)に進行方向が変化するものの、図中に示すように上下方向における進行方向の位置変化は発生しない。その後、光線は空気層103から第2プリズム102の第2入射面102aに入射する。この際にも同様に当該断面上では、屈折により断面の法線方向に進行方向が変化するものの、図中に示すように上下方向の進行方向の変化は発生しない。
その後、色光の光線は、第2プリズム102の第2出射面102bに到達する際も、色光の光線方向と当該面102bとが垂直なため、屈折は発生しない。その結果、回転プリズム100に入射する色光の光線方向と同一方向の光線が回転プリズム100から出射される。よって、この場合も、平行光を入射させることで回転プリズム100から出射される光線が平行光となり、その後コンデンサレンズ210にて光線は1点に集光される。
図6(c)は、図6(a)の断面の一部分のみ拡大した拡大図を示す。図6(d)は、図6(b)の断面の一部分のみ拡大した拡大図を示す。図6(c)では、空気層103にて屈折された色光は、光線が光軸100Xから傾斜して、空気層103を進行している。一方、図6(d)では、空気層103で光線は屈曲せず、光軸100Xと平行に光線が進行している。図6(c)および図6(d)において、第1プリズム101と第2プリズム102内の光線の進行方向は同一であり、かつプリズム厚の和もほぼ同一となる。このことから、色光が回転プリズム100を通過する際、光線角度は変化しないが、この空気層103を通過する光線の光路長差が時間的に発生して回転プリズム100より出射されることとなる。
図6で示した回転プリズム100の状態は2種類のみだが、実際には回転プリズム100を回転させることで、空気層103での光線角度は連続的に変化することになる。この結果、時間的に光路長差の異なる光線が回転プリズム100より出射される。この時間差は回転プリズム100の回転速度により変化する。
図1の例において、ダイクロイックミラー206から回転プリズム100に出射した色光のうち、蛍光体層252から発光した緑域及び赤域の色光は、位相がランダムな自然光となっており、回転プリズム100を通過した後も位相がランダムな自然光として出射される。一方、青域の色光は、複数のLD201Bからの直接光であり、位相が揃った強いコヒーレント光として出力される。回転プリズム100によると、通過後の青色光は時間的に光路長差の異なる光線として出力され、結果、時間的に位相が異なる光線成分を含んで回転プリズム100より出射される。
回転プリズム100を通過した光は、コンデンサレンズ210に入射して、色分離ホイール270を介してロッドインテグレータ260に到り、光源装置20から出射する。回転プリズム100によると、光源装置20から出射する光が時間的に異なる位相の光線成分を含むこととなり、光線間の位相が揃うことに起因するスペックルノイズを低減することができる。
[1−2−1.回転ムラによる影響]
以上のような回転プリズム100を回転させる際、駆動部110におけるモータの配置或いは機構のヒステリシスにより、回転プリズム100が光軸100Xに対して全体的に傾斜を持つ場合が生じ得ると想定される。本実施形態の光源装置20によると、このような回転ムラの影響を抑制して、スペックルノイズを効率良く低減できる。この点について、図7を用いて説明する。
図7は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置1において、回転プリズム100が光軸100Xに対して傾斜した場合の光線図を示す。図7(a)は、回転プリズム100が光軸100Xに対し平行な状態を示している。この状態では前述した通り、回転プリズム100に入射する際の光線方向と出射する際の光線方向は同一である。回転プリズム100に入射する光線を平行光とすると、回転プリズムから出射される光線も平行光となり、その後コンデンサレンズ210にて光線は1点に集光される。
図7(b)は、回転プリズム100が光軸に対し傾斜した場合を示している。この場合、図7(b)に示すように、色光が第1プリズム101に入射した際、色光の進行方向に対して第1プリズム101の第1入射面101aは傾斜する。このため、第1プリズム101に入射した際の傾斜角と第1プリズムの屈折率に応じて光線は屈折を起こし、進行方向が変化する。その後、第1プリズム101の第1出射面101bから空気層103に色光が進む際、出射面101bが同様に光軸100Xに対して傾斜した傾斜角と第1プリズム101の屈折率に応じて、光線は屈折して、進行方向が更に変化する。
その後、空気層103から第2プリズム102の第2入射面102aに入射する際にも同様に傾斜角と第2プリズム102の屈折率に応じて再度、屈折が発生する。ここで、第1プリズム101と第2プリズム102の硝材が同じであり、かつ第1プリズム101の第1出射面101bと第2プリズム102の第2入射面102aとは略平行である。このため、第2プリズム102の第2入射面102aに入射した色光は、第1プリズム101内の光線方向と同一の進行方向となる。
更にその後、色光は、第2プリズム102の第2出射面102bに到達する。ここでも、色光の光線方向と第2プリズム102の第2出射面102bは傾斜しているが、第2プリズム102の第2出射面102bと第1プリズム101の第1入射面101aは平行である。このため、色光の進行方向と第2プリズム102の第2出射面102bの傾斜角は第1プリズム101の第1入射面101aの傾斜角と同一のため、この面102bで屈折された光は結果的に第1プリズム101に入射する光線と同一の進行方向となる。
以上より、回転プリズム100に入射する光線を平行光とすると、光軸100Xに対する回転プリズム100全体の傾斜に拘わらず、回転プリズム100から出射される光線も結果的に平行光となる。その後のコンデンサレンズ210にて、光線は1点に集光される。このため、回転プリズム100がモータの配置或いは機構のヒステリシスにより回転プリズム100が光軸100Xに対し全体的に傾斜を持つ場合であっても、コンデンサレンズ210により光線は1点に集光することが可能であり、光源装置20の効率の低下は特に発生しない。このように、本実施形態の光源装置20によると、効率良くスペックルノイズを低減することができる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施形態において、光源装置20は、光源の一例であるLD201Bと、光学系210、260と、第1プリズム101と、第2プリズム102と、駆動部110とを備える。LD201Bは、レーザ光を発光する。光学系210、260は、レーザ光を導光する光軸100Xを有する。第1プリズム101は、LD201Bと光学系210、260間に配置され、レーザ光が入射する第1入射面101a、及び第1入射面101aに対して傾斜する第1出射面101bを有する。第2プリズム102は、第1プリズム101と光学系210、260間に配置され、第1出射面101bに間隔をあけて対向する第2入射面102a、及び第2入射面102aに対して傾斜する第2出射面102bを有する。駆動部110は、第1出射面101bと第2入射面102aとが光軸100Xに対して傾斜した状態において、第1及び第2プリズム101、102を光軸100Xの周りに回転させる。
以上の光源装置20によると、第1及び第2プリズム101、102が、隣り合う面101b、102aを光軸100Xに対して傾斜させた状態で回転する簡単な構成により、LD201Bからの光におけるスペックルノイズを低減し易くすることができる。
本実施形態において、第1及び第2プリズム101、102は、第1入射面101aと第2出射面102bとが光軸100Xに直交するように配置される。これにより、第1及び第2プリズム101、102の通過前後でレーザ光の光路を大幅にずらさずにスペックルノイズを低減でき、装置構成の小型化および簡単化等を実現し易い。
また、本実施形態において、光学系210、260は、第2プリズム102から入射するレーザ光を集光するように配置されたコンデンサレンズ210(集光光学系の一例)を含む。本実施形態の光源装置20によると、コンデンサレンズ210による集光の効率低下を抑制して、効率良くスペックルノイズを低減できる。
また、本実施形態において、光学系210、260は、コンデンサレンズ210によって集光されたレーザ光を拡散させるように配置されたロッドインテグレータ260(インテグレータ光学系の一例)をさらに含む。本実施形態の光源装置20によると、ロッドインテグレータ260による拡散光の生成効率の低下を抑制して、効率良くスペックルノイズを低減できる。
また、本実施形態において、光軸100Xを回転中心として、第1及び第2プリズム101、102を回転させる。これにより、装置構成を小型化しやすい。
また、本実施形態において、光源装置20の光源は、複数のLD201Bを含む。光源装置20は、複数のLD201Bから発光したレーザ光を平行光化して、第1プリズム101の第1入射面101aに入射させる入射光学系209、208をさらに備える。これにより、複数のLD201Bからのレーザ光による光出力の低下を抑制して、効率良くスペックルノイズを低減できる。
本実施形態において、投写型映像表示装置1は、光源装置20と、映像生成部の一例であるDMD150とを備える。DMD150は、光源装置20からの光に基づいて、映像光を生成する。投写型映像表示装置1の光源装置20において、第1及び第2プリズム101、102を回転可能に組み込むだけで、既存の投写型映像表示装置の装置構成を大幅に変えることなくスペックルノイズを低減することができる。また、投写型映像表示装置1における光出力の低下も抑制して、効率良くスペックルノイズを低減できる。
本開示の内容が、上記実施形態に示された具体例に限定されないことはもちろんであり、たとえば以下のような変形例が考えられる。
(実施の形態2)
以下、図8〜図10を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態1では、単色のレーザ光源におけるスペックルノイズを低減した。実施形態2では、複数色のレーザ光源におけるスペックルノイズを低減することができる投写型映像表示装置について、説明する。
以下、実施の形態1に係る投写型映像表示装置1及び光源装置20と同様の構成および動作の説明は適宜、省略して、本実施形態に係る投写型映像表示装置及び光源装置21を説明する。
[2−1.構成および動作等]
図8は、実施の形態2に係る投写型映像表示装置2の構成を例示する図である。実施の形態1の投写型映像表示装置1(図1)では、DMD150は1つであり、光源装置20がLD201Bと蛍光体ホイール250を用いて時分割にて色合成して白色光を生成した。本実施形態の投写型映像表示装置2は、例えば三原色の色光それぞれに半導体レーザ201R、201G、201Bを光源として利用する光源装置21を備え、複数のDMD150R、150G、150Bを用いて時分割せずに色合成して白色光を生成させる。
本実施形態の投写型映像表示装置2において、各DMD150R、150G、150Bは、それぞれ三原色の赤域、緑域、青域に対応して、光偏向の制御部(不図示)によって駆動される。また、図8の構成例において、投写型映像表示装置2は、図1のような蛍光体ホイール250および色分離ホイール270を特に用いない。
図8に例示する光源装置21は、青域表示用のLD201B、緑域表示用のLD201G及び赤域表示用のLD201Rの分、複数のレンズ202、203、204および拡散板205を備える。例えば、レンズ202は、LD201B、LD201G及びLD201Rからの出射光を平行光化する。さらに、光源装置21は、緑域反射ダイクロイックミラー215と、青域反射ダイクロイックミラー216とを備える。
青域表示用のLD201Bは、例えば447nmから462nmの波長幅による青域の色光を発光する。緑域表示用のLD201Gは、例えば517nmから533nmの波長幅による緑域の色光を発光する。赤域表示用のLD201Rは、例えば633nmから449nmの波長幅による赤域の色光を発光する。
LD201R,LD201Gにて発光した光は、それぞれレンズ202、203、204および拡散板205を通過して、緑域反射ダイクロイックミラー215に到達する。緑域反射ダイクロイックミラー215は、緑域の色光を反射するように設計されている。LD201R,LD201Gからの光は、ダイクロイックミラー215にて透過又は反射され、青域反射ダイクロイックミラー216の方向に進む。
同様に、LD201Bにて発光した光は、レンズ202、203、204および拡散板205を通過して、青域反射ダイクロイックミラー216に到達する。青域反射ダイクロイックミラー216は、青域の色光を反射するように設計されている。緑域反射ダイクロイックミラー215からの色光とLD201Bの発光は、ダイクロイックミラー216にて透過又は反射され、反射ミラー217にて反射され、回転プリズム100に入射する。
本実施形態における青域、緑域及び赤域の色光は、実施の形態1と異なり、複数のLD201B、201G、201Rからの直接光であり、位相が揃った強いコヒーレント光として出力される。そこで、本実施形態の光源装置21では、図8に示すように、回転プリズム100が、上記のように各色の色光が通る光路上に配置されている。このため、前述した回転プリズム100の作用により、回転プリズム100を通過した後は時間的に光路長差の異なる光線が出力されることになり、その結果、時間的に位相の異なる光線成分として回転プリズム100から出射される。回転プリズム100を透過した光は、コンデンサレンズ210に入射して、ロッドインテグレータ260に集光する。
図9に、回転プリズム100に複数の色光が入射した際の光線に沿った断面図を示す。図9において、複数の色光10は第1プリズム101に入射した際、色光10の進行方向と第1プリズム101の第1入射面101aは垂直である。このため、第1プリズム101に入射した際には色光10の屈折は発生せず、光線の進行方向は変化しない。
その後、第1プリズム101の第1出射面101bから空気層103に色光10が進む際、第1出射面101bは光軸100Xに対して傾斜しており、傾斜角と第1プリズム101の屈折率に応じて光線の屈折が起こる。ここで、一般的なプリズムの屈折率は色光の波長ごとに異なり、赤域、緑域、青域の順で屈折率が高くなる。このことから、各色域の色光10R、10G、10Bごとに進行方向が変化する。具体的には屈折率の低い赤域の色光10Rは進行方向の変化が少なく、青域の色光10B側になるにつれて進行方向の変化が大きくなる。
その後、空気層103から第2プリズム102の第2入射面102aに入射する際には同様に傾斜角と第2プリズムの屈折率に応じて再度屈折が発生する。この際、実施形態1と同様に、第1及び第2プリズム101、102の硝材が同じであり、かつ第1出射面101bと第2入射面102aとは略平行のため、第2プリズム102の第2入射面102aに入射した複数色の色光10R、10G、10Bは、それぞれ第1プリズム101内の光線方向と同一の進行方向となる。すなわち、赤域、緑域、青域の色光10R、10G、10Bは全て第1プリズム101に入射する前の進行方向と同一となる。但し、第1プリズム101の第1出射面101bから空気層103に進む際の各色光10R、10G、10Bの進行方向が異なることから、空気層103から第2プリズム102の第2入射面102aに入射した際の光線位置は異なり得る。
その後、各色光10R、10G、10Bは、第2プリズム102の第2出射面102bに到達する。第2出射面は、色光10R、10G、10Bの光線方向と垂直なため、当該面102bで屈折は生じない。この結果、回転プリズム100に入射する色光10の光線方向と同一方向を有する一方、互いに異なる光線位置を有する青域の色光10B、緑域の色光10G、及び赤域の色光10Rが、回転プリズム100から出射される。よって、回転プリズム100に入射する各色光10R、10G、10Bを平行光とすることにより、回転プリズム100から出射される光線も平行光となる。その後にコンデンサレンズ210によって、各色の光線は共にロッドインテグレータ260に集光することができる。
ロッドインテグレータ260を出射した光はレンズ211、212を透過し、反射ミラー218で方向を曲げられた後にレンズ213を透過し、TIRプリズム230に入射する。本実施形態の投写型映像表示装置1Bは、さらに、カラープリズム233を備える。レンズ213からTIRプリズム232に入射した光は、TIRプリズム232内の空気層で全反射され、カラープリズム233に入射する。
カラープリズム233は3つのプリズム233G、233R、233Bから構成される。それぞれの近接面には、青反射のダイクロイックミラー(図示せず)と赤反射のダイクロイックミラー(図示せず)とが形成されている。各々のダイクロイックミラーにより、カラープリズム233Bには青域の光線のみが分光され、カラープリズム233Rには赤域の光線のみが分光され、カラープリズム233Gには緑域の光線のみが分光される。カラープリズム233によると、分光された各色の光線がそれぞれ対応するDMD150B、150R、150Gに略結像する。
投写面400に出射された青域、緑域及び赤域の各々のレーザ光は、回転プリズム100およびロッドインテグレータ260により、位相が異なる成分を多く含むこととなる。このため、投写面400から散乱される各々の色光において、干渉によりスペックルノイズを発生させる成分が減少することから、スペックルノイズを効果的に抑制することが可能となる。加えて、回転プリズム100内を通過した光線は、上述したように青域、緑域及び赤域の色光によらず光線角度が変化しないため、コンデンサレンズ210にて光ロスなく集光することが可能となる。この結果、投写型映像表示装置2において複数色分のスペックルノイズを低減しながら光出力の低下も抑制することが可能となる。
[2−2.回転ムラによる影響]
本実施形態の光源装置20Aによると、複数色分のスペックルノイズを、回転ムラの影響を抑制しながら、効率良く低減できる。この点について、図10を用いて説明する。
図10は、本実施形態の投写型映像表示装置2において、回転プリズム100が光軸100Xに対して傾斜した場合を示している。この場合、青域、緑域及び赤域を含んだ色光11は、第1プリズム101に入射した際、図7(b)と同様に色光の進行方向に対する第1プリズム101の第1入射面101aの傾斜角と第1プリズム101の屈折率に応じて光線の屈折が起こる。この際、色光ごとの屈折率に応じて進行方向が変化する。
その後、第1プリズム101の第1出射面101bから空気層103に色光が進む際も、第1出射面101bの傾斜角と第1プリズムの101屈折率に応じて光線は屈折が起こり、各色光の進行方向が更に変化する。その後、空気層103から第2プリズム102の第2入射面102aに入射する際も同様に傾斜角と第2プリズム102もの屈折率に応じて再び屈折が発生する。この際、第1及び第2プリズム101、102の硝材並びに各面101b、102aが略平行に対向することにより、第2プリズム102の第2入射面102aに入射した各々の色光11R、11G、11Bは、それぞれ第1プリズム101内の光線方向と同一の進行方向となる。
その後、各色光11R、11G、11Bは、第2プリズム102の第2出射面102bに到達する。色光11R、11G、11Bの光線方向に対して第2プリズム102の第2出射面102bは傾斜しているが、色光の進行方向に対して、第2プリズム102の第2出射面102bの傾斜角は第1プリズム101の第1入射面101aの傾斜角と同一となる。このため、第2出射面102bで屈折された各色光11R、11G、11Bは、結果的に第1プリズム101に入射する色光11の光線と同一の進行方向となる。
よって、回転プリズム100に入射する色光11を平行光とすると、回転プリズム100から出射される光線は、青域光11B、緑域光11G、赤域光11R全て平行光となり、その後コンデンサレンズ210にて光線は1点に集光される。よって、本実施形態の光源装置21によると、回転プリズム100が光軸100Xに対し全体的に傾斜を持つ場合でも、青域、緑域、赤域のレーザ光を含んだ光線をコンデンサレンズ210により1点に集光でき、効率の低下等は回避できる。
[2−3.効果等]
以上のように、本実施形態において、光源装置21の光源である複数の半導体レーザは、複数色のLD201R、201G、201Bを含む。本実施形態の光源装置21によると、複数色分のスペックルノイズを容易に低減することができる。
本実施形態の光源装置21によると、投写型映像表示装置2において複数色のレーザ光源を用いた際もロッドインテグレータ260への色毎の入射角は変動せず、回転プリズム100の回転ムラ等が発生した場合でも安定した光出力を得られる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記の実施の形態1および2において、第1プリズム101と第2プリズム102は間隔を空けて配置し、空気層103を設けていた。本実施形態において、第1及び第2プリズム101、102の屈折率とは異なる屈折率を有する光学材料が、第1出射面101bと第2入射面102aとの間の間隔に充填されてもよい。この場合であっても、第1および第2プリズムと光学材料との間に屈折率差があれば、各実施形態と同様の効果が得られる。例えば、上記の間隔に第1プリズム101と第2プリズム102とは異なる屈折率のガラス板或いは液体を充填してもよい。そのようにすることで、組立の簡略化を図ることが可能となる。
また、上記の実施の形態2において、青域、緑域及び赤域の全てに半導体レーザを用いる投写型映像表示装置2の構成例を説明した(図8)。本実施形態において、投写型映像表示装置2は、実施の形態1で示したように、青域をLD201Bで行い、緑域、赤域は蛍光体発光を利用してもよい。そのようにすることで、光源或いは冷却機構の簡略化又は低コスト化を図ることが可能となる。
また、上記の各実施形態では、投写型映像表示装置1、2における映像生成部の一例として、DMD150、150R、150G、150Bを例示した。本実施形態において、映像生成部はDMDに限らず、例えば液晶素子など種々の空間光変調素子であってもよい。
また、上記の各実施形態において、光源装置20、21を投写型映像表示装置1、2に用いる例を説明した。本実施形態において、光源装置20、21は、投写型映像表示装置1、2に限らず、レーザ光源を利用する種々の技術に適用可能であり、例えば各種の照明系に用いられてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、例えば投写型映像表示装置において、既存の装置構成を大きく変えることなく光出力低下が少なくスペックルノイズを低減することが可能な光源装置および投写型映像表示装置を実現できるものである。
1、2…投写型映像表示装置、
20、21…光源装置、
100…回転プリズム、
101…第1プリズム、
102…第2プリズム、
110…駆動部、
150、150R、150G、150B…DMD、
201B、201G、201R…半導体レーザ、
202…コリメートレンズ、
203…コンデンサレンズ、
204…凹レンズ、
206…ダイクロイックミラー、
207…1/4波長板、
208、209…コンデンサレンズ、
210…コンデンサレンズ、
211、212、213…リレーレンズ、
215、216…ダイクロイックミラー、
217、218…反射ミラー、
230…TIRプリズム、
233…色分離プリズム
250…蛍光体ホイール、
260…ロッドインテグレータ、
270…色分離ホイール、
271…透明基板、
300…投写光学系、
400…投写面。

Claims (9)

  1. レーザ光を発光する光源と、
    前記レーザ光を導光する光軸を有する光学系と、
    前記光源と前記光学系間に配置され、前記レーザ光が入射する第1入射面、及び前記第1入射面に対して傾斜する第1出射面を有する第1プリズムと、
    前記第1プリズムと前記光学系間に配置され、前記第1出射面に間隔をあけて対向する第2入射面、及び前記第2入射面に対して傾斜する第2出射面を有する第2プリズムと、
    前記第1出射面と前記第2入射面とが前記光軸に対して傾斜した状態において、前記第1及び第2プリズムを前記光軸の周りに回転させる駆動部と
    を備える光源装置。
  2. 前記第1入射面と前記第2出射面とが前記光軸に直交するように、前記第1及び第2プリズムが配置された
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光学系は、前記第2プリズムから入射するレーザ光を集光するように配置された集光光学系を含む
    請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記光学系は、前記集光光学系によって集光されたレーザ光を拡散させるように配置されたインテグレータ光学系をさらに含む
    請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記駆動部は、前記光軸を回転中心として、前記第1及び第2プリズムを回転させる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記光源は、複数の半導体レーザを含み、
    前記光源から発光したレーザ光を平行光化して、前記第1プリズムの第1入射面に入射させる入射光学系をさらに備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記複数の半導体レーザは、複数色の半導体レーザを含む
    請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記第1及び第2プリズムの屈折率とは異なる屈折率を有する光学材料が、前記第1出射面と前記第2入射面との間の間隔に充填された
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の光源装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光に基づいて、映像光を生成する映像生成部と
    を備えた投写型映像表示装置。
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