JP2020029750A - 雨水マス - Google Patents

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Abstract

【課題】配管の自由度を高めることが可能となり、現場における施工性の向上を図ることができる。
【解決手段】雨水マス1は、建物の竪樋21から地中に埋設される横引き管4に接続される雨水マスであって、マス本体部40と、立上り管受部50と、を有する。マス本体部40は、横引き差し外周壁41と、底面42aとを有する。横引き差し外周壁41は、横引き管4の端部4aが内側に差し込まれる挿入口41aが形成可能である。立上り管受部50は、マス本体部40に接続され、立上り管19が接続されたときに立上り管19と連通する開口51cが形成されている。立上り管受部50の開口51cの面積S1は、底面42aの面積S2より小さい。
【選択図】図3

Description

本発明は、雨水マスに関する。
従来、住宅等の建物の竪樋では、例えば特許文献1に示されるように、地中内に配管された横引き管に接続される雨水マスが知られている。このような雨水マスとして、一般的にポリプロピレン(PP)製のタメマスや、ポリ塩化ビニル(PVC)製で横引き管の流入口(受口)が周方向で所定角度の位置に設けられた構成のものがある。
特開2016−194214号公報
しかしながら、上述した従来の雨水マスでは、以下のような問題があった。
すなわち、ポリ塩化ビニル製の雨水マスでは、横引き管の差込み口(受口)が周方向で決まった角度の位置に設けられている。つまり、現場のスペースや配置に合わせた位置に差込み口が設けられていないので、施工時に雨水マスに対する横引き管の差し込みが困難になるおそれがあった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、配管の自由度を高めることが可能となり、現場における施工性の向上を図ることができる雨水マスを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る雨水マスは、建物の竪樋から地中に埋設される横引き管に接続される雨水マスであって、マス本体部と、立上り管受部と、を有する。マス本体部は、横引き差し外周壁と、底面とを有する。
横引き差し外周壁は、横引き管の端部が内側に差し込まれる挿入口が形成可能である。立上り管受部は、マス本体部に装着され、立上り管が接続されたときに立上り管と連通する開口が形成されている。立上り管受部の開口の面積は、底面の面積より小さい。
これにより、現場において、マス本体部の横引き差し外周壁の任意の位置に所定の外径の挿入口を形成することができ、その挿入口に横引き管をマス本体部の内側まで差し込み接続することができる。
このように横引き管の流出入角度を施工現場で自由に設定することができる。そのため、横引き管の流出入角度が決まった位置に横引き管の受口が設けられた形状の従来の雨水マスのように、横引き管の流出入角度を調整したり、雨水マスの受口の位置が間違った形状のものを搬入してしまう等の不具合がなくなり、配管の自由度を高めることができ、現場における施工性の向上を図ることができる。
第2の発明にかかる雨水マスは、第1の発明にかかる雨水マスであって、立上り管受部は、立上り管受口と、装着部と、を有する。立上り管受口は、開口を形成する。装着部は、立上り管受口の周囲から外側に向かって伸び、立上り管受口をマス本体部に装着する。
これにより、立上り管受口をマス本体部に接続することができる。例えば、マス本体部に、いわゆるタメマスを用いた場合に、タメマスの上部の開口に立上り管受口を設けることができる。
第3の発明にかかる雨水マスは、第1または第2の発明にかかる雨水マスであって、横引き差し外周壁は、筒状であり、底面と繋がっている。
これにより、タメマスをマス本体部として用いることができる。
第4の発明にかかる雨水マスは、第1〜第3のいずれかの発明にかかる雨水マスであって、規制部を更に備える。規制部は、横引き差し外周壁の内側に設けられ、横引き管が差し込まれた際に端部が当接可能な当接面を有し、端部の差し込み量を規制する。立上り管受部に立上り管が接続された状態において、当接面は、立上り管の内周面よりも横引き差し外周壁側に配置されている。
これにより、平面視において、端部が立上り管よりも内側に入り込まないため、マス本体部の底を清掃し易くなる。
本発明の雨水マスによれば、配管の自由度を高めることができ、現場における施工性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態による住宅に配置される排水構造の概略構成を示す図である。 図1に示す雨水マスの斜視図である。 雨水マスの側断面図である。 雨水マスの斜視図であって、横引き差し外周壁の一部に挿入口が形成された状態を示す図である。 雨水マスの側面図であって、マス本体部の横引き差し外周壁に第1基準線が表示された図である。 雨水マスの側面図であって、マス本体部の横引き差し外周壁に第2基準線が表示された図である。 雨水マスの側断面図であって、横引き差し外周壁の一部に挿入口が形成された状態を示す図である。 雨水マスの平断面図であって、複数の横引き管が差し込まれた状態を示す図である。 雨水マスにおいて穴開け治具を用いて挿入口を形成する状態を示す図である。 雨水マスにアライメント孔が形成された状態を示す斜視図である。 図2に示す雨水マスの内側に泥溜め用のバケットを配置した状態を示す縦断面図である。 第1変形例による雨水マスの構成を示す側面図である。 (a)図12の雨水マスに挿入されるバスケットの構成を示す側面図、(b)図12の雨水マスへのバスケットの挿入を示す図である。 第2変形例による雨水マスの構成を示す平面断面図。
以下、本発明による実施の形態の雨水マス、及び雨水マスの施工方法について、図面に基づいて詳細に説明する。
<構成>
(排水構造の概要)
図1は、本実施の形態の雨水マスを用いた排水構造の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態による雨水マス1は、住宅(建物)の竪樋21に曲管部23を介して地中Gに埋設される横引き管4に設けられている。
具体的に本実施の形態の建物の雨水排水としては、屋根の軒先に取り付けられた軒樋20に流れた雨水を、排水管カバー24を地面付近に備えた竪樋21に対して、曲管部23を介して地中に埋設される横引き管4に流入させるように構成されている。
そして、横引き管4は雨水マス1に接続され、さらに雨水マス1から横引き管4によって不図示の下水管に排水される。
また、室内で発生する排水設備(例えばトイレ31)の汚水排水は、縦管25から横引き管26を介して不図示の合流枡等を経由して下水本管30に排水される。
(雨水マス1)
図2は、雨水マス1を示す斜視図である。図3は、雨水マス1の側断面図である。
本実施の形態の雨水マス1は、マス本体部40と、立上り管受部50と、ストッパー60(規制部の一例)と、を有する。本実施形態の雨水マス1では、マス本体部40と立上り受部50の中心軸が共通軸上に配置されている。
以下、この共通軸をマス軸Oといい、マス軸O方向に沿う雨水マス1の立上り管受部50側を上側といい、その反対側を下側という。
また、雨水マス1をマス軸O方向から見た平面視において、マス軸Oに直交する方向を径方向といい、マス軸O回りに周回する方向を周方向という。
(マス本体部40)
マス本体部40は、有底筒状であり、横引き差し外周壁41と、底部42と、連設部43とを有する。
横引き差し外周壁41は、横引き管4を接続するための差込端部4aが内側に差し込まれる挿入口41aが形成可能である。図4は、横引き差し外周壁41に挿入口41aが形成された状態を示す雨水マス1の斜視図である。この挿入口41aに横引き管4が挿入される。
横引き差し外周壁41は、マス軸Oを中心とする円筒状に形成され、外径が330mm以下で、外壁高さが横引き管4の差し込み端部4a(4b)の径寸法よりも大きく設定されている。
また、横引き差し外周壁41には、図5及び図6に示すように、挿入口41aの形成位置を示す基準線15が表示されてもよい。図5に示す第1基準線15Aは、横引き差し外周壁41の外面において周方向に延びる線と、周方向に直交する縦方向(上下方向)に延びる複数の線から表示されるものである。
図6に示す第2基準線15Bは、周方向に沿って所定角度(例えば45°)毎に3重の同心円からなる線で表示したものである。
底部42は、図3に示すように、筒状の横引き差し外周壁41の下端を塞ぐように配置されており、横引き差し外周壁41と繋がっている。
連設部43は、横引き差し外周壁41の上端に形成されている。連設部43は、台座部43aと、縁部43bとを有する。台座部43aには、後述する立上り管受部50が載置される。台座部43aは、円環状であって、横引き差し外周壁41の上端から径方向外側に向かって形成されている。
縁部43bは、筒状であって、台座部43aの径方向の外側の端から上側に向かって形成されている。縁部43bは、立上り管受部50の径方向外側に位置し、それらの間にゴム製であって環状のシール部材61が配置されている。シール部材61によって、連設部43と立上り管受部50の間が封止されている。
なお、連設部43と立上り管受部50の間のシールは、本実施の形態のゴム製の部材に限らず、コーキング材などを用いても良く、封止できさえすればよい。
図7は、図4で示した挿入口41aに横引き管4が挿入された状態を示す側断面図である。なお、図7では、1つの横引き管4のみ示されているが、複数の横引き管4が接続される場合が多い。
図7に示すように、横引き管4が挿入されている状態において、マス本体部40の横引き管4の下端4eから底部42の底面42aまでが泥溜め部40sとして機能する。挿入口41aの縁と横引き管4の外周の間には、ゴム製であって環状のシール部材63が配置されており、挿入口41aの縁と横引き管4の間を封止している。
なお、挿入口41aの縁と横引き管4の間のシールは、本実施の形態のゴム製の部材に限らず、コーキング材などを用いても良く、封止できさえすればよい。
(立上り管受部50)
立上り管受部50は、立上り管19を接続する。立上り管19は、図1に示すように、雨水マス1の上側に接続される。立上り管19は、泥溜め部40sに溜まった泥の除去等で使用するために地上に向けて延ばされ、その上端部には防護ハット(不図示)が外嵌されている。立上り管19は、ポリ塩化ビニルやポリプロピレンなどによって形成されていればよい。
立上り管受部50は、図3に示すように、マス本体部40の上側に配置されている。立上り受部50は、立上り管受口51と、装着部52と、を有する。
立上り管受口51は、筒状部51aと、突出部51bとを有する。筒状部51aは、その中心軸がマス軸Oと一致している。突出部51bは、円環状であって、筒状部51aの下端からマス軸O側(径方向内側)に向かって形成されている。
立上り管19が筒状部51aの内側に挿入された際には、図7に示すように、立上り管19の下端が、突出部51bの上面51sに当接し、立上り管19の挿入が上面51sで規制される。また、立上り管受口51は、その内側に開口51cを形成し、開口51cは、立上り管19が接続された際に、立上り管19の内部空間と連通する。
開口51cは、図3に示すように、泥溜め部40sとマス軸Oに沿って対向して配置されている。なお、開口51cは、突出部51bの径方向内側が最も小さくなっている。
また、立上り管受口51と立上り管19の間には、ゴム製であって環状のシール部材62が配置されており、シール部材62によって立上り管受口51と立上り管19の間が封止されている。
なお、立上り管受口51と立上り管19の間のシールは、本実施の形態のゴム製の部材に限らず、コーキング材などを用いても良く、封止できさえすればよい。
また、図3に示すように立上り管受口51の開口51cの面積(本実施の形態では突出部51bの径方向内側の面積)をS1とし、マス本体部40の底面42aの面積をS2とすると、S1<S2に形成されている。
装着部52は、立上り受口51をマス本体部40の上部に装着する。装着部52は、円環状であり、立上り管受口51の周囲から径方向外側に向かって形成されている。図3に示すように、装着部52の外縁部52aが、マス本体部40の台座部43aに上側から載置されている。
そして、外縁部52aと縁部43bの間にシール部材61が圧縮された状態で配置されており、外縁部52aと縁部43bの間を封止している。
なお、連設部43および装着部52が、横引き差し外周壁41と立上り管受口51の間を接続する接続部として機能する。
(ストッパー60)
ストッパー60は、規制部の一例であって、所定量以上の横引き管4の挿入を規制する。ストッパー60は、筒状であり、立上り管受部50の突出部51bの径方向内側の端から、底部42に向かって突出するように形成されている。ストッパー68は、径方向外周側に当接面68aを有する。
図7に示すように、横引き管4の差込端部4aがストッパー60の当接面60aに当接することによって、それ以上の差込端部4aの挿入が規制される。
また、上述した挿入口41aは、径方向において、後述するストッパー60と重なるように形成されるほうが好ましい。ストッパー60によって横引き管4の挿入量を規制できるためである。
詳細には、この挿入口41aは、挿入口41aの上端の延長線L1(後述する図7参照)が、後述するストッパー60に交わる位置に形成されるほうが好ましい。
なお、図7に示すように、横引き差し外周壁41から当接面60aまでの間隔W1は、横引き差し外周壁41から立上り管19の内周面19aまでの間隔W2以下である。
すなわち、立上り管19が雨水マス1に装着された状態において、当接面60aは、立上り管19の内周面19aよりも横引き差し外周壁41側(径方向外側)に位置している。
径方向において、ストッパー60の内周面60bは、概ね立上り管19の内周面19aの位置と一致しているが、これに限らなくても良い。ただし、泥の掃除の観点から、ストッパー60は、内周面19aよりも径方向外側に形成されている方が好ましい。
また、マス本体部40、立上り管受部50、およびストッパー60を含む雨水マス1の材料として、本実施の形態ではポリプロピレンなどが用いられており、マス本体部40と立上り管受部50の間はシール部材61によって封止されているが、ポリプロピレンに限られるものではない。
例えば、ポリ塩化ビニルを用いても良く、その場合、マス本体部40と立上り管受部50の間は、接着によって封止することができる。
図8は、複数の横引き管4を雨水マス1に接続した状態を示す平断面図である。なお、図8の断面の位置は、図7のAA´間に相当する。また、図8では、立上り管19と横引き管4の位置関係を示すために、ストッパー60を省略している。
図8では、第1横引き管4Aが挿入されている挿入口41aが41aAとして示され、第2横引き管4Bが挿入されている挿入口41aが41aBとして示されている。
また、図8では、雨水マス1には、マス本体部40の外径が330mmである場合において、呼び径φ100(外径114mm)の第1横引き管4A、4Aが差し込み角度θ1が90°になるように接続されている。
また、図8に示す構成では、雨水マス1には、これら第1横引き管4A、4A同士の間に呼び径φ75(外径89mm)の第2横引き管4Bが、第1横引き管4Aに対する差し込み角度θ2が45°で設けられている。
図8において符号C1、C2(C)は第1横引き管4Aの中心軸であり、これら中心軸C1、C2同士の角度θ1が90°となっている。
また、図8において符号C3(C)は第2横引き管4Bの中心軸であり、第1横引き管4A、4Aの中心軸C1、C2との角度θ2が45°となっている。
第1横引き管4Aの差し込み端部4aは、上方からみた平面視で立上り管19の内周面19aよりも径方向外側に位置する。2つの第1横引き管4Aは、ストッパー60によって位置が規制されている。
また、第2横引き管4Bの差し込み端部4bは、一対の第1横引き管4A、4Aに当接する位置となり、このときの差し込み長で40mmを確保されている。
なお、雨水マス1の全長(上下方向の長さ)としては350mm以下であることが好ましく、泥溜め部40sの全長(上下方向の長さ)としては150mm以上であることが好ましい。
<施工方法>
次に、上述した雨水マス1に横引き管4を接続する施工方法と、雨水マス、及び雨水マスの施工方法の作用について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態では、図4に示すように、雨水マス1に横引き管4に接続する際には、先ず、マス本体部40の横引き差し外周壁41の任意の位置において、図9に示すように穴開け治具7(開孔手段)を用いて横引き差し外周壁41を貫通させて所定の外径の挿入口41a(図4参照)を形成する。
ここで、穴開け治具7は、回転軸71の先端にカッター72を備えた電動式の治具を採用することができる。
図7に示すように、挿入口41aにシール部材63を介して横引き管4をマス本体部40の内側まで差し込む。具体的にシール部材63は、図7に示すように、横引き管4の薄肉の端部4fの外周面4cと挿入口41aとの間に設けられる。
このとき、横引き管4は、横引き管4の差し込み端部4aがストッパー60の当接面60aに当接するまで差し込まれる(図7参照)。
以上のように、雨水マス1に横引き管4が接続される。
本実施の形態では、図4に示すように、マス本体部40の横引き差し外周壁41の任意の位置に開孔手段(図9に示す穴開け治具7)を用いて所定の外径の挿入口41aを形成することができ、その挿入口41aにシール部材63を介して横引き管4をマス本体部40の内側まで差し込み接続することができる。このように横引き管4の流出入角度を施工現場で自由に設定することができる。
そのため、横引き管4の流出入角度が決まった位置に横引き管4の受口が設けられた形状の従来の雨水マスのように、横引き管4の流出入角度を調整したり、雨水マスの受口の位置が間違った形状のものを搬入してしまう等の不具合がなくなり、配管の自由度を高めることができ、現場における施工性の向上を図ることができる。
マス本体部40の横引き差し外周壁41の任意の位置に開孔手段(図9に示す穴開け治具7)を用いて所定の外径の挿入口41aを形成する際、横引き差し外周壁41に、各穴径(例えば、50A、75A、100A)に応じたアライメント孔40g(図10参照)を設けることで、施工現場において穴開け冶具5で穴を開ける際、所望の穴径を所望の位置に形成できる。
なお、アライメント孔40gには、例えば穴径を刻印しておくことで、どのアライメント孔40gが所望の穴径かを一目でわかるようにすることで作業効率を向上させることができる。
また、アライメント孔40gは、マス軸O方向に沿って同一直線上且つ周方向に並んで形成されていることが好ましいが、変位して形成されていてもよい。
また、横引き差し外周壁41は、円筒状に形成され、外径が330mm以下に設定されているので、マス本体部40の外径を抑えつつ、例えば標準的に用いられる呼び径φ100(外径114mm)の複数の横引き管4を横引き差し外周壁41に差し込むことが可能な形状となる。
さらにまた、本実施の形態では、図5及び図6に示すように、横引き差し外周壁41の基準線15(15A、15B)に合わせた位置で開孔手段を用いて挿入口41a(図4参照)を形成することができ、開孔するための位置決め作業が不要になるとともに、挿入口41aを精度よく形成することができる。
このように本実施の形態では、横引き管4の流出入角度を施工現場で自由に設定することができるので、配管の自由度を高めることができ、現場における施工性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、図11に示すように、マス本体部40の内側に立上り管受口51の開口51cから挿入出可能に設けられた泥溜め用のバケット16を用いて雨水マス1内に溜まる泥を収容することも可能である。
バケット16は、マス本体部40に収容可能な大きさで、立上り管受口51を通過する時にマス本体部40に差し込まれている横引き管4に干渉しない大きさに設定されている。
バケット16には、取り出し時に使用される持ち手161が着脱可能に設けられている。バケット16の内部に溜まった泥を取り出す際には、持ち手161を持ってバケット16のみを取り出すことで、効率よく泥を除去できる。
そして、バケット16内の泥を除去した後、そのバケット16を再びマス本体部40に収容することが可能となる。なお、バケット16の位置決めを行うための突起等が底部42の底面42aに設けられていてもよい。
(他の実施の形態)
以上、本発明による雨水マス、及び雨水マスの施工方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(A)
例えば、図12に示す第1変形例のように、雨水マス1Aとして雨水浸透マスを採用することも可能である。この雨水マス1Aは、マス本体部40の底部42側の横引き差し外周壁41の周面に多数の小孔12a、12a、…が設けられている。
この多数の小孔12aより雨水とともに泥が雨水マス1Aの外方の地中に流出させることが可能となる。
なお、雨水マス1Aのマス本体部40には、図13(a)に示すようなバスケット17が設置されてもよい。
このバスケット17には、持ち手18が設けられており、周面17aの上側部分に複数の大孔17cが形成され、下側部分に複数の小孔17dが形成され、下端部分には水抜き孔17eが形成され、雨水マス1Aの下部に形成される前記小孔12aの詰まりを防ぐことができる。
このバスケット17は、図13(b)に示すように、立上り管受口51若しくは立上り管19(不図示)からマス本体部40の内側に挿入される。
(B)
また、上述した本実施の形態では、マス本体部40が上方から見た平面視で円形状に形成されているが、このような円形断面に限定されることはない。
例えば、図14に示す第2変形例による雨水マス1Bは、マス本体部40に部分的に直線部40hを有する半円弧断面に形成される構成としてもよい。
この場合には、雨水マス1Bにおける図14の左右方向の長さ寸法を小さくできるため、設置する際のスペース効率を向上させることができる。
例えば、本第2変形例の雨水マス1Bの直線部40hを建物側に寄せて配置することで、雨水用の排水管と建物との距離を小さくすることができ、狭所地の住宅において効率よく配管を設置することができる。
(C)
また、本実施の形態では、マス本体部40の横引き差し外周壁41に挿入口41aの位置の基準となる基準線15A,15Bを設けているが、この基準線15A、15Bを省略することも可能であるし、他の表示による基準線を採用することも可能である。
(D)
また、上記実施の形態の雨水マス1、1A、1Bでは、現場で挿入口41aを形成しているが、予め1つの挿入口41aだけは形成されていてもよい。
例えば、雨水マスが雨水浸透マスとしても、横引き差し外周壁41に少なくとも1つの管を接続する必要がある。そのため、予め1箇所に管を挿入可能な挿入口41aを設けることによって、現場における作業を減らすことができる。
また、立上り管受口のような受口が、挿入口41aの周囲の横引き差し外周壁41から設けられていてもよい。
(E)
なお、雨水マス1、1A、1Bのマス本体部40や立上り管受部50の形状、大きさ、材質等の構成は、上述した実施の形態に限定されることはなく、適宜な範囲で設定することができる。
例えば、本実施の形態では、マス本体部40や立上り管受部50の形状として上面視で円形をなす円筒形状としているが、例えば四角形、六角形等の多角形状や楕円形状等の他の形状のものであってもかまわない。
また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1、1A、1B 雨水マス
4 横引き管
4a 端部
19 立上り管
21 竪樋
40 マス本体部
41 横引き差し外周壁
41a 挿入口
42 底部
42a 底面
50 立上り管受部
51 立上り管受口
51c 開口
52 装着部
O マス軸

Claims (4)

  1. 建物の竪樋から地中に埋設される横引き管に接続される雨水マスであって、
    前記横引き管の端部が内側に差し込まれる挿入口が形成可能な横引き差し外周壁と、底面を有するマス本体部と、
    前記マス本体部に装着され、立上り管が接続されたときに前記立上り管と連通する開口が形成された立上り管受部と、を備え、
    前記立上り管受部の開口の面積は、前記底面の面積より小さい、
    雨水マス。
  2. 前記立上り管受部は、
    前記開口を形成する立上り管受口と、
    前記立上り管受口の周囲から外側に向かって伸び、前記立上り管受口を前記マス本体部に装着する装着部と、を有する、
    請求項1に記載の雨水マス。
  3. 前記横引き差し外周壁は、筒状であり、前記底面と繋がっている、
    請求項1または2に記載の雨水マス。
  4. 前記横引き差し外周壁の内側に設けられ、前記横引き管が差し込まれた際に前記端部が当接可能な当接面を有し、前記端部の差し込み量を規制する規制部を更に備え、
    前記立上り管受部に前記立上り管が接続された状態において、前記当接面は、前記立上り管の内周面よりも前記横引き差し外周壁側に配置されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の雨水マス。
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