JP2020029202A - 乗物用内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部における乗物室内側の開口端部が変形する事態を抑制する。【解決手段】トリム本体部21と、シェード31と、巻取軸32と、ケース33をトリム本体部21と共に構成するケース構成部材36と、フレーム34と、ノブ35と、を備え、ケース33は、シェード31及びフレーム34をケース33内から外部に引き出すことが可能な開口部37を有しており、トリム本体部21は、開口部37における車室内側の開口端部39を構成するアッパーボード24と、アッパーボード24の隣に配されるオーナメント23と、を備え、オーナメント23は、開口部37における車室内側の開口端部39に設けられたフランジ部74に対して車室内側から当接することで、開口端部39の車室内側への変位を規制する変位規制部73を備えることに特徴を有する。【選択図】図3

Description

本明細書で開示される技術は、乗物用内装材に関する。
従来、サンシェード装置を備える乗物用内装材として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。下記特許文献1には、シェードを巻き取ることが可能な巻取軸が格納されるケースを備え、ケースは内装材本体部(ドアトリム本体)に対して取り付けられている。シェードには、ノブ(取っ手)が設けられ、乗員はノブを把持することでシェードを引き出すことが可能となっている。また、このような乗物用内装材としては、ケースの一部が内装材本体部によって構成されているものが知られている。このような構成とすれば、ケースに係るコストの低減や軽量化、及び乗物用内装材の薄型化等を図ることができる。また、このようなケースにはシェードを外部に引き出すための開口部が形成されている。ケースの一部を内装材本体部によって構成する場合には、開口部の開口端部において乗物室内側に配される部分を内装材本体部によって構成すると共に、開口部の開口端部において乗物室外側に配される部分をケースを構成する専用部材によって構成することが考えられる。
特開2000−62462号公報
上記構成のように、開口部の開口端部が2つの部材によって分割構成されている場合には、開口端部の剛性が低くなり易い。シェード巻取り時においては、巻取軸に向かって変位するノブが開口端部を押圧する場合がある。ここで、開口端部において乗物室内側に配される部分の剛性が低いと、ノブによって押圧された際に、当該部分が乗物室内側に変位し、開口部の寸法が大きくなってしまう。この結果、ノブが開口部に嵌り込んでしまう事態や開口部を通過してケース内に入り込んでしまう事態等が懸念される。
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、開口部における乗物室内側の開口端部が変形する事態を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される技術は、板状をなす内装材本体部と、乗物に設けられたウインドウガラスを乗物室内側から覆うことが可能なシェードと、前記内装材本体部に対して乗物室外側に配され、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、前記巻取軸を少なくとも乗物室外側から覆うことで前記巻取軸が格納されるケースを前記内装材本体部と共に構成するケース構成部材と、前記シェードにおける前記巻取軸とは反対側の端部に設けられ、前記ケースに格納される長手状のフレームと、前記フレームに設けられ、前記シェード及び前記フレームを前記ケースから引き出す際に摘むことが可能なノブと、を備え、前記ケースは、前記シェード及び前記フレームを前記ケース内から外部に引き出すことが可能な開口部を有しており、前記ノブは、前記ケースにおける前記開口部の開口端部に対して前記巻取軸と反対側から係止する構成とされ、前記内装材本体部は、前記開口部における乗物室内側の開口端部を構成する第1本体部構成部材と、前記第1本体部構成部材の隣に配される第2本体部構成部材と、を備え、前記第2本体部構成部材は、前記開口部における前記乗物室内側の前記開口端部に設けられた被当接部に対して乗物室内側から当接することで、前記乗物室内側の前記開口端部の乗物室内側への変位を規制する変位規制部を備えることに特徴を有する。
変位規制部を備えることで、開口部における乗物室内側の開口端部がフレームやノブによって押圧された際に乗物室内側に変位する事態を抑制することができる。この結果、開口部の寸法が大きくなることで開口部にノブが嵌る事態を抑制することができる。
また、前記第1本体部構成部材は、前記変位規制部に対して乗物室内側から係止する係止部を備えるものとすることができる。第1本体部構成部材、ひいては開口部における乗物室内側の開口端部が乗物室外側に変位する事態を規制することができる。つまり、開口端部の変位に伴って開口部の寸法が小さくなる事態を抑制することができる。
また、前記ケース構成部材は、前記第2本体部構成部材に対して直接的に取り付けられ、前記開口部における乗物室外側の開口端部を構成するものとすることができる。変位規制部とケース構成部材の位置精度をより高くすることができるため、開口部における乗物室外側の開口端部と乗物室内側の開口端部の位置精度、つまり、開口部の寸法精度をより高くすることができる。
また、前記被当接部は、前記第1本体部構成部材における乗物室外側の端部を構成するフランジ部であるものとすることができる。フランジ部が変位規制部に対して係止することで、開口端部の乗物室内側への変位を規制することができる。
また、前記変位規制部は、前記巻取軸の長手方向において前記ノブと一致する箇所に配されているものとすることができる。開口部の開口端部のうち、ノブに対応する箇所の変形を確実に抑制することができ、開口部にノブが嵌る事態をより確実に抑制することができる。
また、前記第2本体部構成部材は、前記第1本体部構成部材に対して締結される複数の締結部を備え、前記複数の締結部は、前記巻取軸の長手方向に沿って複数並ぶ形で設けられ、前記変位規制部は、前記巻取軸の長手方向において、隣り合う2つの前記締結部の間に配されているものとすることができる。巻取軸の長手方向において締結部と変位規制部とを異なる位置に配することで、締結部を第1本体部構成部材に対して締結する作業を行う際に、変位規制部が妨げになる事態を抑制でき、作業性を向上させることができる。
また、前記開口部の内面のうち、乗物室外側を向く第1内面は、前記第1本体部構成部材によって構成され、前記第2本体部構成部材は、前記ケース内に配された前記フレームと対向配置される対向面を有しており、前記対向面と前記第1内面とは、前記シェードの引き出し方向に沿って並ぶと共に、互いに面一となる構成であるものとすることができる。ケースに対して開口部を通じてシェードを出し入れする際に、対向面によってシェードをガイドすることができ、シェードの出し入れをよりスムーズに行うことができる。
本発明によれば、開口部における乗物室内側の開口端部が変形する事態を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るドアトリムを示す正面図 ドアトリムが備えるサンシェード装置を示す分解斜視図 サンシェード装置を示す断面図(格納状態) サンシェード装置を示す断面図(展開状態) アッパーボードに対するオーナメントの取付構造を示す断面図 比較例において開口部の開口端部が変形した状態を示す断面図 比較例においてノブが開口部に嵌り込んだ状態を示す断面図 変形例を示す断面図
本発明の一実施形態を図1から図7によって説明する。本実施形態では、乗物用内装材として、車両のスライドドアを構成するドアトリム20(乗物用のドアトリム)を例示する。図1及び図2に示すように、ドアトリム20は、板状をなすトリム本体部21(内装材本体部)と、サンシェード装置30と、を備える。トリム本体部21は、スライドドアを構成するインナパネル(図示せず)を車室内側から覆う構成となっている。トリム本体部21は、図1に示すように、正面視において略方形状をなしている。トリム本体部21は、ロアボード22と、オーナメント23と、アッパーボード24と、を備える。なお、トリム本体部21は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料や、ケナフ等の木質系材料を合成樹脂材料に混合した材料等により形成されているが、トリム本体部21の材質は、これに限定されない。
アッパーボード24は、オーナメント23の上方に配されている。アッパーボード24は、トリム本体部21の上端部を主に構成する板状のアッパーボード本体部24Aを有する。アッパーボード本体部24Aは、車両前後方向に長い形状をなしており、その車両前端部は、他の部分に比して上下方向の長さが大きいものとされる。アッパーボード本体部24Aの車両前端部には、インサイドハンドル(図示せず)を取り付けることが可能なハンドル取付部25が設けられている。
オーナメント23は、上下方向においてロアボード22とアッパーボード24の間に配されている。オーナメント23は、意匠面を構成する板状のオーナメント本体部23Aを有する。なお、オーナメント本体部23Aには表皮材23E(図3参照)が貼り付けられている。オーナメント本体部23Aの上端部には、図2に示すように、車両前後方向(巻取軸の長手方向)に沿って複数並ぶ形で締結部26(第1本体部構成部材に対して締結される締結部)が設けられている。締結部26には、車室内外方向に貫通する貫通孔26Aが形成されている。そして、アッパーボード本体部24Aの裏面には取付ボス27が設けられている。締結部26は、図5に示すように、貫通孔26Aに挿通されたビス28によって取付ボス27に対して締結されている。
サンシェード装置30は、図2及び図3に示すように、シェード31と、シェード31を巻き取ることが可能な巻取軸32と、巻取軸32が格納されるケース33と、シェード31における巻取軸32とは反対側の端部に設けられ、車両前後方向に長い長手状のフレーム34と、フレーム34において長手方向の中央部に設けられたノブ35と、を備える。
ケース33は、トリム本体部21の一部(オーナメント23及びアッパーボード24)とケース構成部材36によって構成されている。ケース構成部材36は、図2に示すように、車室内側及び上方に開口された車両前後方向に長い略箱状をなしており、内部に巻取軸32が格納されている。つまり、ケース構成部材36は、巻取軸32を少なくとも車室外側(乗物室外側)から覆うことでトリム本体部21の一部と共にケース33を構成する部材である。巻取軸32は、オーナメント23に対して車室外側に配されている。また、アッパーボード24は、巻取軸32を上方から覆う形で配されている。
シェード31は、シート状の可撓性部材とされ、図4に示すように、車両に設けられたウインドウガラス11を車室内側(乗物室内側)から覆うことが可能な構成となっている。なお、シェード31は、ウインドウガラス11のほぼ全面を車室内側から覆うことが可能な大きさとされる。シェード31としては、例えば、半透明シート、不透明シート、メッシュシート、織布等を例示することができる。また、シェード31の材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂材料を例示することができるが、これに限定されるものではない。
巻取軸32は、車両前後方向に長い形状をなしており、その両端部においてケース構成部材36に取り付けられている。巻取軸32は、その軸線を回動軸として回動可能に取り付けられている。巻取軸32には、コイルスプリング(図示せず)が内蔵されており、コイルスプリングの復元力によって、巻取軸32が回転することで、シェード31を自動的に巻き取り可能な構成となっている。つまり、シェード31の上端部に設けられたフレーム34及びノブ35)は、巻取軸32側(図3の下側、巻き取り方向)に付勢される構成となっている。なお、乗員は、巻取軸32のコイルスプリングの復元力(付勢力)に抗してシェード31を上方へ引き出すことでシェード31を展開させることができる。
ケース33は、シェード31及びフレーム34をケース33内から外部(上方)に引き出すことが可能な開口部37(引き出し孔)を有している。これにより、シェード31は、ケース33に格納された格納状態(図3参照)と、ウインドウガラス11のほぼ全面を車室内側から覆う展開状態(図4参照)と、の間で変化可能な構成とされる。フレーム34は、図3に示すように、格納状態では、シェード31と共にケース33に格納される。また、展開状態においては、フレーム34に形成された取付孔34A(図2参照)に対してウインドウフレーム(図示せず)に形成されたフック(図示せず)を挿通させることで、シェード31を展開状態で保持することが可能となっている。
ノブ35は、シェード31及びフレーム34をケース33から引き出す際に乗員が摘むことが可能な構成となっている。ノブ35は、フレーム34に対して回動可能に取り付けられている。格納状態では、略水平姿勢にあるノブ35がケース33における開口部37の開口端部に対して上側(巻取軸32と反対側)から係止する構成とされる。また、ノブ35は、車室内側の端部が上方を向くように回動させることが可能となっている。これにより、乗員は、ノブ35を把持しつつシェード31を容易に引き上げることができる。
開口部37は、ケース構成部材36における壁部38と、アッパーボード24によって構成されている。図2に示すように、アッパーボード24(第1本体部構成部材)の上端部は、車室外側に開口する凹形状をなしており、開口部37における車室内側の開口端部39及び車両前後方向の両側の開口端部41,42を構成するものとされる。一方、開口部37における車室外側の開口端部43は、壁部38の上端部40によって構成される。なお、上端部40における車室外側の端部には下方に延びる延設壁部44が設けられ、延設壁部44には、ウェザーストリップ45が取り付けられている。
ケース構成部材36の壁部38は、下方に向かうにつれて車室内側に向かう形で延びている。壁部38における下面には、取付片46が車両前後方向に沿って複数並ぶ形で設けられている。取付片46は、車室内外方向に貫通された貫通孔46Aを有している。オーナメント本体部23Aの裏面において取付片46と重なる箇所には、取付ボス23Bが形成されている。取付ボス23Bは、貫通孔46Aに対して車室内側から挿通されており、取付ボス23Bには、ビス23Dが車室外側から取り付けられている。これにより、取付片46は、ビス23Dによってオーナメント本体部23Aに対して締結されている。つまり、ケース構成部材36は、オーナメント23(第2本体部構成部材)に対して直接的に取り付けられている。
オーナメント23は、アッパーボード24の隣に配されている。より詳しくは、オーナメント本体部23Aの上端部とアッパーボード本体部24Aの下端部とは隣接して配されている。オーナメント本体部23Aの上端部には、車室外側に延びると共に段差状をなす第1延設部71が設けられている。第1延設部71における車室外側の端部には、上方に延びる第2延設部72が設けられている。また、第1延設部71の上面と第2延設部72の車室内側の面とを連結する形でリブ76が設けられている。これにより、第2延設部72の剛性を高くすることができ、後述する変位規制部73が撓み変位し難い構成となっている。
第2延設部72の上端部は、車室内側に低い段差状をなしており、変位規制部73とされる。アッパーボード本体部24Aの裏面において、開口部37における車室内側の開口端部39には、下方に突出するフランジ部74(被当接部)が設けられている。つまり、フランジ部74は、アッパーボード24における車室外側の端部を構成するものとされる。変位規制部73は、フランジ部74に対して車室内側から当接することで、開口端部39の車室内側への変位を規制する構成となっている。また、アッパーボード本体部24Aの裏面には、リブ状の係止部75が設けられている。係止部75は、変位規制部73に対して車室内側から係止する構成となっている。変位規制部73は、図2に示すように、車両前後方向に沿って並ぶ形で複数設けられ、車両前後方向(巻取軸32の長手方向)において、隣り合う2つの締結部26の間に配されている。なお、複数の変位規制部73のうち中央に配される1つの変位規制部73は、車両前後方向において、ノブ35と一致する箇所に配されている。
図3に示すように開口部37の内面のうち、車室外側を向く内面37A(第1内面)は、アッパーボード24によって構成されている。そして、第2延設部72は、ケース33内に配されたフレーム34と対向配置される対向面72Aを有している。対向面72Aと内面37Aとは、ケース33からのシェード31の引き出し方向に沿って並ぶと共に、互いに面一となっている。これにより、対向面72Aは、ケース33に対して開口部37を通じてフレーム34を出し入れする際に、フレーム34をガイドすることが可能となっている。
なお、壁部38及び対向面72Aにおいてフレーム34と対向する箇所には、図3に示すように、緩衝材38A及び緩衝材72Bが貼り付けられていてもよい。これにより、フレーム34と壁部38との接触、及びフレーム34と対向面72Aとの接触をそれぞれ抑制することができ、異音が発生する事態を抑制可能となっている。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、変位規制部73を備えることで、開口部37における車室内側の開口端部39がフレーム34やノブ35によって押圧された際に車室内側に変位する事態を抑制することができる。この結果、開口部37の寸法が大きくなることで開口部37にノブ35が嵌る事態を抑制することができる。図6及び図7に比較例のサンシェード装置3を示す。サンシェード装置3は、変位規制部73を備えていない。サンシェード装置3においては、図6に示すように、シェード31を展開状態から格納状態に戻す際に、フレーム34によって開口端部39が押圧され、開口端部39が変形し、開口部37の寸法が大きくなる事態が懸念される。開口部37の寸法が大きくなると、図7に示すように、開口部37にノブ35が嵌る事態が懸念される。本実施形態では、開口端部39の変形を抑制できるため、このような事態を抑制することができる。
また、アッパーボード24は、変位規制部73に対して車室内側から係止する係止部75を備える。アッパーボード24、ひいては開口部37における車室内側の開口端部39が車室外側に変位する事態を規制することができる。つまり、開口端部39の変位に伴って開口部37の寸法が小さくなる事態を抑制することができる。
また、ケース構成部材36は、オーナメント23に対して直接的に取り付けられ、開口部37における車室外側の開口端部43を構成するものとされる。変位規制部73とケース構成部材36の位置精度をより高くすることができるため、開口部37における車室外側の開口端部43と車室内側の開口端部39の位置精度、つまり、開口部37の寸法精度をより高くすることができる。
また、アッパーボード24における車室外側の端部を構成するフランジ部74を備える。フランジ部74が変位規制部73に対して係止することで、開口端部39の車室内側への変位を規制することができる。
また、変位規制部73は、巻取軸32の長手方向においてノブ35と一致する箇所に配されている。開口部37の開口端部のうち、ノブ35に対応する箇所の変形を確実に抑制することができ、開口部37にノブ35が嵌る事態をより確実に抑制することができる。
また、オーナメント23は、アッパーボード24に対して締結される複数の締結部26を備え、複数の締結部26は、巻取軸32の長手方向に沿って複数並ぶ形で設けられ、変位規制部73は、巻取軸32の長手方向において、隣り合う2つの締結部26の間に配されている。巻取軸32の長手方向において締結部26と変位規制部73とを異なる位置に配することで、締結部26をアッパーボード24に対して締結する作業を行う際に、変位規制部73が妨げになる事態を抑制でき、作業性を向上させることができる。
また、開口部37の内面のうち、車室外側を向く内面37Aは、アッパーボード24によって構成され、オーナメント23は、ケース33内に配されたフレーム34と対向配置される対向面72Aを有しており、対向面72Aと内面37Aとは、シェード31の引き出し方向に沿って並ぶと共に、互いに面一となる構成とされる。ケース33に対して開口部37を通じてシェード31を出し入れする際に、対向面72Aによってシェード31及びフレーム34をガイドすることができ、シェード31の出し入れをよりスムーズに行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、フランジ部74に対して変位規制部73が当接する構成を例示したが、これに限定されない。図8のサンシェード装置130に示すように、アッパーボード本体部24Aの裏面に凹部24Bを形成し、その凹部24Bに変位規制部73を嵌合させる構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、ケース33がアッパーボード24、オーナメント23、ケース構成部材36によって構成されているものを例示したが、これに限定されない。オーナメントを備えていない場合には、例えば、ケース33がアッパーボード24、ロアボード22、ケース構成部材36によって構成されていてもよく、この場合には、ロアボード22に変位規制部73が設けられていればよい。
(3)上記実施形態では、乗物用内装材として車両用のドアトリム20を例示したがこれに限定されない。乗物用内装材は、ドアトリム以外の車両用内装材であってもよく、また、車両以外の乗物(船舶、航空機等)の内装材であってもよい。
11…ウインドウガラス、20…ドアトリム(乗物用内装材)、21…トリム本体部(内装材本体部)、23…オーナメント(第2本体部構成部材)、24…アッパーボード(第1本体部構成部材)、26…締結部、31…シェード、32…巻取軸、33…ケース、34…フレーム、35…ノブ、36…ケース構成部材、37…開口部、37A…内面(第1内面)、39…開口部における車室内側の開口端部(開口部における乗物室内側の開口端部)、43…開口部における車室外側の開口端部(開口部における乗物室外側の開口端部)、72A…対向面、73…変位規制部、74…フランジ部(被当接部)、75…係止部

Claims (7)

  1. 板状をなす内装材本体部と、
    乗物に設けられたウインドウガラスを乗物室内側から覆うことが可能なシェードと、
    前記内装材本体部に対して乗物室外側に配され、前記シェードを巻き取ることが可能な巻取軸と、
    前記巻取軸を少なくとも乗物室外側から覆うことで前記巻取軸が格納されるケースを前記内装材本体部と共に構成するケース構成部材と、
    前記シェードにおける前記巻取軸とは反対側の端部に設けられ、前記ケースに格納される長手状のフレームと、
    前記フレームに設けられ、前記シェード及び前記フレームを前記ケースから引き出す際に摘むことが可能なノブと、を備え、
    前記ケースは、前記シェード及び前記フレームを前記ケース内から外部に引き出すことが可能な開口部を有しており、
    前記ノブは、前記ケースにおける前記開口部の開口端部に対して前記巻取軸と反対側から係止する構成とされ、
    前記内装材本体部は、前記開口部における乗物室内側の開口端部を構成する第1本体部構成部材と、前記第1本体部構成部材の隣に配される第2本体部構成部材と、を備え、
    前記第2本体部構成部材は、前記開口部における前記乗物室内側の前記開口端部に設けられた被当接部に対して乗物室内側から当接することで、前記乗物室内側の前記開口端部の乗物室内側への変位を規制する変位規制部を備える乗物用内装材。
  2. 前記第1本体部構成部材は、前記変位規制部に対して乗物室内側から係止する係止部を備える請求項1に記載の乗物用内装材。
  3. 前記ケース構成部材は、前記第2本体部構成部材に対して直接的に取り付けられ、前記開口部における乗物室外側の開口端部を構成する請求項1又は請求項2に記載の乗物用内装材。
  4. 前記被当接部は、前記第1本体部構成部材における乗物室外側の端部を構成するフランジ部である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用内装材。
  5. 前記変位規制部は、前記巻取軸の長手方向において前記ノブと一致する箇所に配されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用内装材。
  6. 前記第2本体部構成部材は、前記第1本体部構成部材に対して締結される複数の締結部を備え、
    前記複数の締結部は、前記巻取軸の長手方向に沿って複数並ぶ形で設けられ、
    前記変位規制部は、前記巻取軸の長手方向において、隣り合う2つの前記締結部の間に配されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用内装材。
  7. 前記開口部の内面のうち、乗物室外側を向く第1内面は、前記第1本体部構成部材によって構成され、
    前記第2本体部構成部材は、前記ケース内に配された前記フレームと対向配置される対向面を有しており、
    前記対向面と前記第1内面とは、前記シェードの引き出し方向に沿って並ぶと共に、互いに面一となる構成である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用内装材。
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