JP2020028377A - 遊技機 - Google Patents

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智成 佐藤
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【課題】照明装置を備える遊技機において、低コスト化および演出効果を向上する。【解決手段】基板200の後面に配置される第1光源202a、202bと、基板の後面側に配置され、第1光源202a、202bから出射された光を内部に入射させる第1入光部302a、304aと、第1入光部302a、304aから入射した光によって発光し、基板の前面側に配置される第1発光部302b、304bと、第1入光部302a、304aから入射した光を第1発光部302b、304bへと導く第1導光部302、304とを有する導光体300と、を備える照明装置を備えた遊技機。【選択図】図3

Description

本発明は、照明装置を備えた遊技機に関する。
従来、始動口に遊技球が入球すると保留情報が記憶部に記憶されるとともに、始動条件の成立により、記憶部に記憶された保留情報が順次読み出されて大役抽選が行われ、この大役抽選により大当たりに当選すると、大入賞口が開放される大役遊技が実行可能となる遊技機が知られている。こうした遊技機には、照明装置が設けられており、大役抽選の結果を報知する変動演出や、大役遊技中に実行される大役演出等において、さまざまな実行パターンで照明装置を点灯させることにより、演出効果の向上が図られている。
例えば、特許文献1には、発光ダイオード等からなる光源からの光を、光軸と平行な平坦面および光軸と所定の角度を有する傾斜面等により反射することにより、光源から発せられる光の均一化を図るようにした遊技機が開示されている。
特許第5739186号公報
しかしながら、従来の照明装置においては、構造が複雑となって製造コストが上昇するという問題があったため、低コスト化および演出効果の向上の双方を満足することができなかった。
本発明は、低コスト化および演出効果を向上することができる遊技機の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、照明装置を備えた遊技機であって、前記照明装置は、基板に配置される光源と、前記光源から出射された光を内部に入射させる入光部と、前記入光部から入射した光によって発光する発光部と、前記入光部から入射した光を前記発光部へと導く導光部とを有する導光体と、を備え、前記光源は、前記基板の後面側に配置される少なくとも1以上の第1光源を有し、前記入光部は、前記基板の後面側に配置される第1入光部を有し、前記発光部は、前記基板の前面側に配置される第1発光部を有し、前記導光部は、前記第1光源から出射され、前記第1入光部から入射した光を前記第1発光部へと導く第1導光部を有する。
また、前記基板は、前記基板の前面と後面とを貫通する貫通部を有し、前記第1導光部は、前記貫通部に挿入されるとよい。
また、前記光源は、前記基板の前面側に配置される少なくとも1以上の第2光源を有し、前記入光部は、前記基板の前面側に配置される第2入光部を有し、前記発光部は、前記基板の前面側に配置される第2発光部を有し、前記導光部は、前記第2光源から出射され、前記第2入光部から入射した光を前記第2発光部へと導く第2導光部を有し、前記第2光源から前記基板の前面に平行な方向に出射した光が入射可能な位置に前記第2入光部が配置されるとよい。
本発明の遊技機によれば、照明装置を備える遊技機において、低コスト化および演出効果を向上することができる。
扉が開放された状態を示す遊技機の斜視図である。 遊技機の正面図である。 照明装置の概略図である。 基板の前面図および後面図である。 導光体の斜視図である。 照明装置の斜視図である。 照明装置の部分拡大図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態の遊技機1の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図示のように、遊技機1は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠2と、この外枠2にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた中枠3と、この中枠3と同様に、ヒンジ機構によって外枠2に開閉自在に取り付けられた前枠4と、を備えている。
中枠3は、外枠2と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成されており、この囲繞空間に遊技盤5が保持されている。また、前枠4には、ガラス製または樹脂製の透過板6が保持されている。そして、これら中枠3および前枠4を外枠2に対して閉じると、遊技盤5と透過板6とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、遊技機1の正面側から、透過板6を介して遊技盤5が視認可能となる。
図2は、遊技機1の正面図である。図1に示すように、前枠4の下部には、遊技機1の正面側に突出する操作ハンドル7が設けられており、この操作ハンドル7を遊技者が操作すると、当該操作ハンドル7の操作量に応じた強度で、不図示の発射装置によって遊技球が発射される。このようにして発射された遊技球は、遊技盤5に設けられたレール8a、8b間を上昇して遊技領域9に導かれることとなる。
遊技領域9は、遊技盤5と透過板6との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下または転動可能な領域である。遊技盤5には、多数の釘や風車が設けられており、遊技領域9に導かれた遊技球が釘や風車に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。
遊技領域9には、遊技球が入賞可能な一般入賞口10、第1始動口11、第2始動口12が設けられており、これら一般入賞口10、第1始動口11、第2始動口12に遊技球が入賞すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。
なお、第1始動口11または第2始動口12に遊技球が入賞すると特別図柄の抽選が行われ、遊技者にとって有利な特別遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の遊技利益(状態)が決定される。したがって、遊技者は、第1始動口11または第2始動口12に遊技球が入賞すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の遊技利益を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。また、第2始動口12は、可動片12bを開閉可能に備えており、この可動片12bの状態に応じて、第2始動口12への遊技球の進入容易性が変化するようになっている。
さらに、遊技領域9にはアタッカー装置13が設けられている。このアタッカー装置13は、遊技球が入賞可能な大入賞口14と、この大入賞口14を開閉する開閉扉14bと、を備えており、通常、開閉扉14bが大入賞口14を閉扉して、大入賞口14への遊技球の入賞が不可能となっている。これに対して、所定条件が成立して特別遊技が実行されると、開閉扉14bが開放されて、大入賞口14への遊技球の入賞が可能となる。そして、大入賞口14に遊技球が入賞すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
なお、遊技領域9の最下部には、一般入賞口10、第1始動口11、第2始動口12、大入賞口14のいずれにも入賞しなかった遊技球を、遊技領域9から遊技盤5の背面側に排出する排出口15が設けられている。
そして、上記の遊技盤5の中央には、遊技機1の正面側から背面側に貫通する貫通孔5aが形成されており、遊技盤5の背面に固定された液晶表示装置からなる演出表示部16が、貫通孔5aを介して遊技機1の正面側から視認可能に配置されている。この演出表示部16には種々の画像が表示されるが、特に、上記の第1始動口11または第2始動口12に遊技球が入球した場合には、演出図柄が変動表示されて大当たりの抽選結果が遊技者に報知されることとなる。
また、遊技盤5の貫通孔5aの上方には、さまざまな点灯態様や発光色に制御される光源を有し、装飾部品として用いられる照明装置100が設けられている。なお、照明装置100が設けられる位置は、貫通孔5aの上方に限られず、貫通孔5aの下方であってもよいし、貫通孔5aの左右方向に設けるものでもよく、特に限定されない。
図3は、照明装置100の概略図である。なお、図3は、図2において照明装置100を左右方向で切断した場合の概略断面図を示している。また、図3中における点線矢印は、各光源から出射された光の進行方向を示している。図3に示すように、照明装置100は、主に、基板200と導光体300とを備えている。非透光部材からなる基板200には、LEDである第1光源202a、202b、第2光源204a、204b、第3光源206が設けられている。なお、各光源の発光体はLEDに特に限定されない。
図4は基板200の前面図および後面図である。図4(a)、(b)に示すように、基板200は平板形状であり、基板200には、貫通部である貫通孔210、212が形成されている。貫通孔210は、基板200の左側に位置し、貫通孔212は、基板200の右側に位置する。また、貫通孔210は、貫通孔212よりも、全長が長くなるように形成されている。また、貫通孔210は、貫通孔212よりも、面積が大きくなるように形成されている。
図4(b)に示すように、第1光源202a、202bは、基板200の後面側に設けられる。具体的には、基板200の後面側において、貫通孔212に沿うように、貫通孔212と所定の距離を開けて、第1光源202aが配置されている。具体的には、第1光源202aは、貫通孔212に左側に5個が配置される。一方、基板200の後面側において、貫通孔210に沿うように、貫通孔210と所定の距離を開けて、第1光源202bが配置されている。具体的には、第1光源202bは、貫通孔210の右側に3個、左側に7個がそれぞれ配置される。
また、図4(a)に示すように、第2光源204a、204bおよび第3光源206は、基板200の前面側に設けられている。具体的には、基板200の前面側において、貫通孔212の右側であって、基板200の右側の縁部近傍に、第2光源204aが3個配置される。また、基板200の前面側において、貫通孔210の左側であって、基板200の左側の縁部近傍に第2光源204bが5個配置される。そして、基板200の前面側において、貫通孔212と貫通孔210との間に、17個の第3光源206が略等間隔に配置されている。
図5は導光体300の斜視図である。導光体300は、基板200上に配置された各光源202a、202b、204a、204b、206から出射された光によって所望の発光形態で発光するものである。図5(a)、(b)に示すように、導光体300は、透光性を有する第1導光部302、304、第2導光部306、308、第3導光部310が一体成形された部材からなり、全体として略平板形状を有する。
第1導光部302、304は、第3導光部310および第2導光部306、308の前面および後面に垂直に起立して、導光体300の略上下方向に向かって延在している。第3導光部310の右側には、第1導光部302を介して、第2導光部306が形成され、第3導光部310の左側には、第1導光部304を介して、第2導光部308が形成されている。
図3に示すように、第1導光部302は、導光体300の後面側に位置し、導光体300の後面に対して垂直に設けられた第1入光部302aと、導光体300の後面に対して斜めに設けられた第1反射部302cと、導光体300の前面側に位置し、第1導光部302の先端に位置する第1発光部302bとを有する。また、第1導光部304は、導光体300の後面側に位置し、導光体300の後面に対して垂直に設けられた第1入光部304aと、導光体300の後面に対して斜めに設けられた第1反射部304cと、導光体300の前面側に位置し、第1導光部304の先端に位置する第1発光部304bとを有する。
第3導光部310の前面から第1導光部302が突出する高さと、第3導光部310の前面から第1導光部304が突出する高さが等しくなるように形成される。また、第2導光部306の前面から第1導光部302が突出する高さと、第2導光部308の前面から第1導光部304が突出する高さが等しくなるように形成される。また、第3導光部310および第2導光部306、308の後面から第1導光部302が突出する高さと、第1導光部302が突出する高さが等しくなるように形成される。
第3導光部310および第2導光部306、308の前面から第1導光部302および第1導光部304が突出する高さの方が、第3導光部310および第2導光部306、308の後面から第1導光部302および第1導光部304が突出する高さより高くなるように形成される。
第1導光部302、304の面積または全長は、基板200上に配置された第1光源202a、202bの個数に対応している。すなわち、上記したように、第1光源202bは、計10個が配置されるのに対して、第1光源202aは5個が配置されるため、第1導光部302の全長は、第1導光部304の全長よりも短くなるように形成されている。
図5に示すように、第2導光部306と第3導光部310との間には段差312が形成されており、第2導光部306は第3導光部310よりも後面側に突出している。また、第3導光部310の左側には、第1導光部304を介して、第2導光部308が形成される。第2導光部308と第3導光部310との間には段差314が形成されており、第2導光部308は第3導光部310よりも後面側に突出している。段差312、314を設けることで、第2発光部306b、308bと、後述する第3発光部310bとの境界が明確になり、各発光部による演出を鮮明に表現することができる。
また、図3に示すように、第2導光部306は、導光体300の右側面に位置し、導光体300の前面に対して垂直に設けられた第2入光部306aと、導光体300の背面側に設けられ、凹凸形状に加工された第2反射部306cと、導光体300の前面側に位置する第2発光部306bとを有する。また、第2導光部308は、導光体300の左側面に位置し、導光体300の前面に対して垂直に設けられた第2入光部308aと、導光体300の背面側に設けられ、凹凸形状に加工された第2反射部308cと、導光体300の前面側に位置する第2発光部308bとを有する。また、第2発光部306b、308bの表面は平坦に加工されている。
第3導光部310は、導光体300の幅方向(左右方向)の中央部に位置する平坦な部材である。図3に示すように、第3導光部310は、導光体300の後側面に位置し、表面が粗面加工された第3入光部310aと、導光体300の前面側に設けられ、表面が粗面加工された第3発光部310bとを有する。また、第2導光部306、308は、第1導光部302、304と平行になるように設けられている。
また、第2導光部306、308および第3導光部310の面積は、基板200上に配置された第2光源204a、204bおよび第3光源206の個数に対応している。すなわち、上記したように、第2光源204bが5個配置されるのに対して、第2光源204aが3個配置されるため、第2導光部306は、第2導光部308よりも面積が小さくなるように形成されている。また、上記したように第3光源206は17個配置されるため、第2導光部306、308よりも第3導光部310の方が面積が大きくなるように形成されている。
図6は、照明装置100の斜視図である。図6(a)、(b)に示すように、第1導光部302、304が基板200の貫通孔210、212にそれぞれ挿入される。このとき、図3に示すように、第2導光部306、308が基板200の前面側の表面と面接触して固定される。一方、第3導光部310は、基板200の前面側の表面と空間を隔てて対向している。また、第3導光部310と第3光源206とが直接接触しないように、第2導光部306、308よりも第3導光部310の方が、基板200の前面から離隔される。
図7は、照明装置100の部分拡大図である。図7に示すように、第1導光部304は、曲線を描くように形成されている。ここで、第1光源202bが第1導光部304の右側に配置されている箇所では、第1入光部304aが第1導光部304の右側に配置されるとともに、第1反射部304cが第1導光部304の左側に配置される。
一方で、第1光源202bが第1導光部304の左側に配置されている箇所では、第1入光部304aが第1導光部304の左側に配置されるとともに、第1反射部304cが第1導光部304の右側に配置される。LEDを基板200上に配置する際には、LED同士が近接しすぎないように配置する必要がある。そこで、本実施例では、第1導光部304の周囲に配置される第1光源202bを、第1導光部304の右側および左側それぞれに配置することで、第1光源202b同士が近接しすぎないようにすることが可能となる。
また、図3に示すように、各入光部302a、304a、306a、308a、310aのうち、第1入光部302a、304aが最も導光体300の後面側に位置し、第3入光部310aが最も導光体300の前面側に位置する。一方、各発光部302b、304b、306b、308b、310bはすべて照明装置100の前面側に位置するが、第1発光部302b、304bが最も導光体300の前面側に位置し、第2発光部306b、308bが最も導光体300の後面側に位置する。
次に、図3を用いて、各光源202a、202b、204a、204b、206から出射した光の進行方向について説明する。図3に示すように、基板200の後面において、第1光源202aから出射された光は、基板200の前面(表面)に平行な方向に進み、第1入光部302aから第1導光部302の内部に入射する。そして、第1導光部302の内部に入射した光は、第1反射部302cによって反射されて、進行方向が基板200の前面に垂直な方向へと変化する。第1反射部302cによって反射された光は、第1導光部302の内部通って、第1発光部302bへと到達する。第1発光部302bへと到達した光は、基板200の前面において、第1導光部302の外部へ発射される。
同様に、基板200の後面において、第1光源202bから出射された光は、基板200の前面(表面)に平行な方向に進み、第1入光部304aから第1導光部304の内部に入射する。そして、第1導光部304の内部に入射した光は、第1反射部304cによって反射されて、進行方向が基板200の前面に垂直な方向へと変化する。第1反射部304cによって反射された光は、第1導光部304の内部通って、第1発光部304bへと到達する。第1発光部304bへと到達した光は、基板200の前面において、第1導光部304の外部へ発射される。
上記したように、第1反射部302c、304cは、導光体300の後面に対して斜めの形状を有するため、第1入光部302a、304aから第1導光部302、304内に入射した光が、第1反射部302c、304cにおいて全反射する。
このようにして、貫通孔210に挿入された第1導光部302、304によって、基板200の後面で発射され、第1入光部302a、304aから入射した光が、基板200の前面へと導かれる。
また、第1発光部302b、304bから発射される光は、第1導光部302、304の前後方向の延在方向に沿って真っすぐに出射するため、第1導光部302、304の左右方向にほぼ拡散せず、第1光源202a、202bから出射した光が基板200の表面を照射することはほぼない。
また、第1発光部302b、304bは、基板200の前面から離れる方向に向かって尖った形状を有する。そのため、遊技者には、第1発光部302b、304bが線状に発光しているように見えることとなる。さらに、第1発光部302b、304bの尖った形状の表面を粗面加工することで、第1導光部302、304の第1発光部302b、304bの形状に沿って連なった発光を可能にしている。また、第1発光部302b、304bにおける粗面加工と、第3発光部310bにおける粗面加工とを、異なる粗面加工とすることで、遊技者に異なった発光態様を表現することができる。
また、図3に示すように、基板200の前面における右側の縁付近に配置された、第2光源204aから出射された光は、基板200の中央部に向かって、基板200の前面(表面)に平行な方向に進み、第2入光部306aから第2導光部306の内部に入射する。そして、第2導光部306の内部に入射した光は、第2反射部306cによって反射されて、進行方向が基板200の前面に垂直な方向へと変化する。第2反射部306cによって反射された光は、第2導光部306の内部通って、第2発光部306bへと到達する。第2発光部306bへと到達した光は、基板200の前面において、第2導光部306の外部へ発射される。
同様に、基板200の前面における左側の縁付近に配置された、第2光源204bから出射された光は、基板200の中央部に向かって、基板200の前面(表面)に平行な方向に進み、第2入光部308aから第2導光部308の内部に入射する。そして、第2導光部308の内部に入射した光は、基板200の前面(表面)に平行な方向に進み、第2反射部308cによって反射されて、進行方向が基板200の前面に垂直な方向へと変化する。第2反射部308cによって反射された光は、第2導光部308の内部通って、第2発光部308bへと到達する。第2発光部308bへと到達した光は、基板200の前面において、第2導光部308の外部へ発射される。
上記したように、第2反射部306c、308cとして、第2導光部306、308の背面側が凹凸形状に加工されている。そのため、遊技者には、第2発光部306b、308bが面発光しているように見えることとなる。
第2導光部306、308の内部に入射した光は、上記したように、第2光源204a、204bから出射された光は、基板200の前面(表面)に平行な方向へと進む。そのため、第2導光部306、308の内部に入射した光の一部は、第2反射部306c、308cによって反射されず、第1導光部302、304内へと進入する場合がある。しかしながら、第2光源204a、204bから出射され、第1導光部302、304内へと進した光は、進行方向が基板200の前面(表面)に平行な方向であるため、第1発光部302b、304bへと到達することは基本的にはない。また、上記したように、第2導光部306、308よりも第3導光部310の方が、基板200の前面から離隔される。これにより、第2導光部306、308の内部に入射した光が、第3発光部310bへと到達することも基本的にはない。このようにして、各光源202a、202b、204a、204b、206から出射した光が互いに干渉することが抑制される。これによって、各光源202a、202b、204a、204b、206から出射した光が互いに干渉してしまい、演出効果が低下することを抑制することが可能となる。
また、図3に示すように、基板200の前面に配置された、第3光源206から出射された光は、基板200の前面(表面)に垂直な方向に進み、第3入光部310aから第3導光部310の内部に入射する。そして、第3導光部310の内部に入射した光は、第3導光部310の内部通って、第3発光部310bへと到達する。第3発光部310bへと到達した光は、基板200の前面において、第3導光部310の外部へ発射される。このように、基板200の前面における第3発光部310bの鉛直下方に第3光源206が配置される。上記したように、第3入光部310aおよび第3発光部310bの表面は粗面加工されている。そのため、遊技者には、第3光源206の光が拡散された状態で見えることとなる。
このように、本実施形態では、1の基板200と1の導光体300を用いたものでありながら、遊技者には3種の発光形態で光ってるように見えることとなる。これにより、低コスト化および演出効果を向上することができる。また、基板200に設けられた貫通孔210、212を介して基板200の背面側に配置された第1光源202a、202bから出射された光を基板200の表側へと導くことができるので、設計自由度が向上する。ただし、3種の発光形態ではなく、例えば、2種の発光形態を有するものであってもよい。具体的には、例えば、第1光源202a、202bと第2光源204a、204bの組み合わせ、または、第1光源202a、202bと第3光源206との組み合わせであってもよい。また、第1光源202a、202b、第2光源204a、204bおよび第3光源206は、それぞれ、少なくとも1以上であればよく、発光体(LED)の個数は特に限定されるものではない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、基板200には、貫通孔210、212が形成され、貫通孔210、212に第1導光部302、304が挿入される場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、第1導光部302、304は、基板200の後面側に配置される第1入光部302a、304aから入射した光を、基板200の前面側に配置された第1発光部302b、304bへと導くことができればよい。例えば、基板200の外周から回り込むように第1導光部302、304を設けてもよい。
100 照明装置
200 基板
202a、202b 第1光源
204a、204b 第2光源
210、212 貫通孔
300 導光体
302、304 第1導光部
302a、304a 第1入光部
302b、304b 第1発光部
306、308 第2導光部
306a、308a 第2入光部
306b、308b 第2発光部

Claims (3)

  1. 照明装置を備えた遊技機であって、
    前記照明装置は、
    基板に配置される光源と、
    前記光源から出射された光を内部に入射させる入光部と、前記入光部から入射した光によって発光する発光部と、前記入光部から入射した光を前記発光部へと導く導光部とを有する導光体と、
    を備え、
    前記光源は、前記基板の後面側に配置される少なくとも1以上の第1光源を有し、
    前記入光部は、前記基板の後面側に配置される第1入光部を有し、
    前記発光部は、前記基板の前面側に配置される第1発光部を有し、
    前記導光部は、前記第1光源から出射され、前記第1入光部から入射した光を前記第1発光部へと導く第1導光部を有する遊技機。
  2. 前記基板は、前記基板の前面と後面とを貫通する貫通部を有し、
    前記第1導光部は、前記貫通部に挿入される請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記光源は、前記基板の前面側に配置される少なくとも1以上の第2光源を有し、
    前記入光部は、前記基板の前面側に配置される第2入光部を有し、
    前記発光部は、前記基板の前面側に配置される第2発光部を有し、
    前記導光部は、前記第2光源から出射され、前記第2入光部から入射した光を前記第2発光部へと導く第2導光部を有し、
    前記第2光源から前記基板の前面に平行な方向に出射した光が入射可能な位置に前記第2入光部が配置される請求項1または2に記載の遊技機。
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