JP2020019482A - キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図りながら、天面部におけるヒンジから離れた箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できるキャップを提供する。【解決手段】容器の口部側に取り付けられ、注出口16が設けられているノズル15を有するキャップ本体2と、このキャップ本体2にヒンジ3を介して開閉自在に取り付けられる上蓋4と、を備えた合成樹脂製のキャップ1であって、上蓋4を閉じた際にノズル15の注出口16をシールするシール部としての突起状部23と外周突部24とが、上蓋4の天面部22の裏面から内側に突出する状態で形成され、ノズル15およびシール部としての突起状部23と外周突部24とがヒンジ3から離れた側に配置され、上蓋4の天面部22におけるヒンジ3が設けられる側と前記シール部としての突起状部23との間に厚肉部26が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は容器の口部に取り付けられる合成樹脂製のキャップに関する。
容器の口部側に取り付けられ、注出口が設けられているノズルを有するキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジを介して開閉自在に取り付けられる上蓋と、を備えた合成樹脂製のキャップは、広く知られている。また、図10〜図12に示すように、この種のキャップ70として、上蓋72の天面部73の裏面に、この上蓋72を閉じた際にキャップ本体71のノズル74の注出口75に突入されて密封するシール部76が突出されている構造のものがある。
図11、図12に示すように、上記のように、ノズル74が比較的細長くて吐出量を調整し易いものである場合には、突起状のシール部76も密閉性を高めようとすると、比較的突出高さも大きく(いわゆる長く)なり易くなる。この場合に、上蓋72を閉める際に、突起状のシール部76がノズル74に良好に挿入され易いように構成しようとすると、ヒンジ77を中心とした回転半径が大きな位置、すなわち、ヒンジ77から離れた位置(ヒンジ77とは逆の端部に近い位置)に、ノズル74や突起状のシール部76を配置させることが好ましい。すなわち、ヒンジ77に近い位置にノズル74や突起状のシール部76を配置させると、ヒンジ77を中心とした突起状のシール部76の回転半径が小さくなるので、突起状のシール部76がノズル74にぶつかって、挿入し難くなるため、このような不具合が発生しないように、ヒンジ77から離れた位置(ヒンジ77とは逆の端部に近い位置)に、ノズル74や突起状のシール部76を配置させることが好適である。
この種の合成樹脂製のキャップ70は、金型内に溶融した樹脂(合成樹脂)を射出して製造する射出成形により製造される場合が多く、キャップ70は、キャップ本体71から上蓋72が開いた状態で製造される。上型と下型などからなる金型の内部には、キャップ70の形状に対応した樹脂注入空間部であるキャビティが設けられている。射出成形時には溶融樹脂が、キャビティにおける樹脂の容量が大きなキャップ本体71に対応する箇所にまず射出され、その後、溶融樹脂は、キャビティにおけるヒンジ77に対応する部分を通って、キャビティにおける上蓋72に対応する箇所に導入されて成形される。なお、図10における78はキャップ70を射出成形により製造する際の樹脂注入部、79は上蓋72の外周面部であり、射出成形時には樹脂注入部78からキャビティ内に樹脂が注入される。
このようなキャップ70において、製造コストの低減化を図るべく射出成形による樹脂の量を減らしたり、キャップ70の軽量化を図ったりすることはよく行われる。この場合に、キャップ70の軽量化の一手段として、上蓋72の天面部73の厚みを全体的に小さくする(すなわち薄肉とする)ことが考えられる。射出成形時には、樹脂注入部78からヒンジ77に対応する箇所を通って上蓋72に対応する箇所に合成樹脂が流入する。
特開2013−154934号公報
しかしながら、上蓋72の天面部73の厚みを全体的に小さくする(すなわち薄肉とする)と、合成樹脂の射出速度やその材質によっては、樹脂注入部78からヒンジ77に対応する箇所を通って上蓋72に対応する箇所に流入した合成樹脂の、天面部72aに対応する箇所を通る際の流動性が低下する。この結果、射出成形時において合成樹脂が、天面部72aにおけるヒンジ77から離れた箇所aやシール部76の先端部に到達し難く(充填され難く)なって、前記箇所aに孔が開いたり、シール部76の先端部が欠けたりするおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するもので、軽量化を図りながら、天面部におけるヒンジから離れた箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できるキャップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、容器の口部側に取り付けられ、注出口が設けられているノズルを有するキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジを介して開閉自在に取り付けられる上蓋と、を備えた合成樹脂製のキャップであって、上蓋を閉じた際にノズルの注出口をシールするシール部が、上蓋の天面部裏面から内側に突出する状態で形成され、前記ノズルおよびシール部がヒンジから離れた側に配置され、上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記シール部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とする。
この構成により、上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記シール部との間に厚肉部が形成されているので、射出成形時において合成樹脂が厚肉部を通して、天面部におけるヒンジから離れた箇所やシール部の先端部にも到達し易くなり、前記箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できる。
また、本発明は、前記シール部が、上蓋を閉じた際にノズルの注出口内に突入される密封する突起状部であり、上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記突起状部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とする。この構成によれば、前記シール部が、上蓋を閉じた際にノズルの注出口内に突入される密封する突起状部である場合において、天面部におけるヒンジから離れた箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できる。
また、本発明は、前記シール部が、上蓋を閉じた際にノズルの先端部外周に当接可能な外周突部であり、上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記外周突部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とする。この構成によれば、前記シール部が、上蓋を閉じた際にノズルの先端部外周に当接可能な外周突部である場合において、天面部におけるヒンジから離れた箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できる。
また、本発明は、前記シール部が、上蓋を閉じた際にノズルの注出口に突入されて密封する突起状部と、突起状部よりも外周側の箇所から裏面側に突出するように形成されて、上蓋を閉じた際にノズルの先端部外周に当接可能な外周突部と、であり、上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記外周突部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とする。この構成によれば、前記シール部が、上蓋を閉じた際にノズルの注出口に突入されて密封する突起状部と、突起状部よりも外周側の箇所から裏面側に突出するように形成されて、上蓋を閉じた際にノズルの先端部外周に当接可能な外周突部と、である場合において、天面部におけるヒンジから離れた箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できる。
なお、上蓋を閉じた際にノズルの先端部外周に当接可能な外周突部が設けられている場合において、外周突部内には厚肉部を形成しないことが好適である。また、厚肉部は、上蓋の天面部裏面に形成されていると好適である。
本発明のキャップによれば、上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記シール部との間に厚肉部が形成されているので、射出成形時において合成樹脂が厚肉部を通して、天面部におけるヒンジから離れた箇所やシール部の先端部にも到達し易くなり、前記箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できる。したがって、キャップの軽量化を実現しながら、天面部におけるヒンジから離れた箇所に孔が開いたり、シール部の先端部が欠けたりすることを防止できて、ひいてはキャップの信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るキャップの上蓋開放時の平面図である。 同キャップの上蓋開放時の側面断面図である。 同キャップの上蓋開放時の斜視図である。 同キャップの上蓋閉鎖時の側面断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るキャップの上蓋開放時の平面図である。 同他の実施の形態に係るキャップの上蓋開放時の側面断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係るキャップの上蓋開放時の平面図である。 同その他の実施の形態に係るキャップの上蓋開放時の斜視図である。 同その他の実施の形態に係るキャップの上蓋閉鎖時の側面断面図である。 従来のキャップの上蓋開放時の平面図である。 同従来のキャップの上蓋開放時の側面断面図である。 同従来のキャップの上蓋閉鎖時の側面断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態のキャップを、図面に基づき説明する。
図1〜図4において、1は、内部に内容物(内容液)が収容されている容器に取付けられるキャップである。この実施の形態では、キャップ1は、容器の口部(図示せず)を覆うように取り付けられる(組み付けられる)キャップ本体2と、このキャップ本体2にヒンジ3を介して開閉自在に取り付けられる上蓋4と、を備えている。なお、キャップ本体2は、必ずしも、容器の口部に直接取り付けられなくてもよく、例えば、容器の口部に中栓などを介してキャップ本体2が取り付けられる構成であってもよい。キャップ1は合成樹脂製とされ、金型内に溶融した合成樹脂を射出して製造する射出成形により一体形成されて製造される。
キャップ本体2は、その下部が容器の口部に外側から嵌り込む円筒状の外筒部11と、外筒部11の内周に隙間を有する状態で設けられてその下部が容器の口部に内側から嵌り込む円筒状の内筒部12と、外筒部11および内筒部12の上端部で径方向に延びて外筒部11と内筒部12とを繋ぐとともに円板状に延びる上面部14などが設けられている。そして、外筒部11の下部と内筒部12の下部との間の空間に、容器の口部が挿入されて(または、中栓などを介して容器の口部が挿入されて)キャップ本体2が装着される(取り付けられる)。
また、キャップ本体2には、上面部14から上方に延びて内部に上下に貫通する注出用通路15aが形成されているとともに先端部に注出口16が形成されているノズル(注出筒)15と、上蓋4の外周側面部下縁に内側から密接可能な突片部17などが設けられている。また、図1〜図4における18は、キャップ1を射出成形により製造する際の樹脂注入部であり、射出成形時には樹脂注入部18から金型のキャビティ内に樹脂が注入される。
上蓋4には、図1〜図4に示すように、上蓋4を閉じた際にキャップ本体2の外筒部11の外周部上縁にその下縁部が当接するとともにキャップ本体5の突片部17が内側から密接される外周面部21と、この外周面部21の上端縁になだらかにつながる天面部22と、上蓋4を閉じた際にノズル15の注出口16に突入されて注出口16をシール(密封)するシール部(第1のシール部)としてのインナーとも称せられる突起状部23と、突起状部23よりも外周側の箇所から裏面側に突出するように形成されて、上蓋4を閉じた際にノズル15の先端部外周に当接して密接可能なシール部(第2のシール部)としてのアウターとも称せられる外周突部24と、外周面部21におけるヒンジ3とは逆の箇所から側方(手前側)に突出して形成されて、開ける際にこの箇所に指などを引っ掛けることで上蓋4を開けるつば部25、などが設けられている。上蓋4の天面部22は上面側が全体的に窪んだ形状とされ(窪み平面部22aが形成され)、これにより天面部22は全体的にはその厚みが薄く(小さく)されて軽量化が図られている。
また、図1〜図4に示すように、ノズル15と、第1のシール部としての突起状部23と、第2のシール部としての外周突部24と、は、何れもヒンジ3から離れた側(上蓋4を閉じた際に、ヒンジ3よりもつば部25から近い側)に配置されている。
上記構成に加えて、上蓋4の天面部22におけるヒンジ3が設けられる側と、前記シール部(第1のシール部としての突起状部23や第2のシール部としての外周突部24)と、の間には厚肉部26が形成され、天面部22における厚肉部26以外の箇所(天面部22の天井面をなす平面部分における厚肉部26以外の箇所)よりも厚みが大きく形成されている。この実施の形態では、上蓋4の天面部22の裏面におけるヒンジ3が設けられる側(より詳しくは、上蓋4の天面部22における外周面部21との接続部におけるヒンジ3が設けられる側の箇所)から外周突部24が設けられている箇所まで厚肉部26が形成されている。
上記構成において、キャップ1を射出成形により製造する際には、溶融された合成樹脂が、樹脂注入部18から金型のキャビティ内に樹脂が注入される。この場合に、上記構成によれば、上蓋4の天面部22におけるヒンジ3が設けられる側と外周突部24との間に厚肉部26が形成されているので、射出成形時において合成樹脂が厚肉部26を通して、天面部22におけるヒンジ3から離れた箇所bやシール部である突起状部23の先端部にも到達し易くなり、前記箇所bに孔が開いたり、シール部である突起状部23の先端部が欠けたりすることを防止でき、ひいてはキャップ1の信頼性を向上させることができる。
また、厚肉部26を設けることによって、射出成形時にはキャップ1におけるつば部25に最後に樹脂が注入される。すなわち、射出成形時には、樹脂は、天面部22におけるヒンジ3から離れた箇所bやシール部である突起状部23の先端部まで注入された後に、つば部25に注入されるので、射出成形後での製品としてのキャップ1を点検する際には、つば部25の成形状態を確認すれば済み、つば部25が良好に成形されている場合には、天面部22におけるヒンジ3から離れた箇所bに孔が開いていたり、規定厚みに達していなかったりすることがないとともに、シール部である突起状部23の先端部が規定長さよりも短かったり、規定太さに達していなかったりすることがなくなり、この結果、信頼性を向上させることができるとともに、確認作業の手間を省いて能率化を図ることも可能となる。
また、厚肉部26を設けない場合には、射出成形時に、天面部22の上面における突起状部23に対応する箇所が窪む、いわゆる「ひけ」が発生する場合があり、例えば、上蓋4のつば部25の側面に肉盛り部を形成するなどの工夫をしなければならなかった。これに対して、厚肉部26を設けることで、前記肉盛り部を形成するなどの工夫を施さなくても、突起状部23に対応する箇所が窪むなどの「ひけ」の発生を防止することができる利点もある。
なお、厚肉部26として適した厚みや大きさなどは、キャップ1をなす合成樹脂の材料や金型への樹脂注入速度、金型温度、樹脂温度などで若干異なるが、例えば、厚肉部26の厚みtが0.2〜0.5mm、幅Wが5〜15mmが好適であり、さらには、厚肉部26の厚みtが約0.3〜0.4mm、幅Wが約8〜12mmの場合が特に好適であるが、これに限るものではない。
また、上記実施の形態では、厚肉部が、上蓋4の天面部22における上蓋4の天面部22の裏面におけるヒンジ33が設けられる側から外周突部24が設けられている箇所まで厚肉部26が形成されている場合を述べたが、これに限るものではなく、上蓋4の天面部22の裏面におけるヒンジ33が設けられる側から外周突部24が設けられている箇所までの間の一部の領域だけに厚肉部が設けられていてもよく、この構成によっても、厚肉部が設けられていない場合と比較すると、厚肉部を通して、天面部22におけるヒンジ3から離れた箇所bやシール部である突起状部23や外周突部24の先端部にも到達し易くなる作用効果を有する。
また、上記実施の形態では、外周突部24の内部には厚肉部26は形成されていないが、厚肉部26が外周突部24に接続されているので、射出成形時には厚肉部26に流れ込んだ樹脂が外周突部24にも流れ込む。すなわち、射出成形時において合成樹脂が厚肉部26および外周突部24を通して、天面部22におけるヒンジ3から離れた箇所bやシール部である突起状部23や外周突部24の先端部にも到達し易くなり、前記箇所bに孔が開いたり、シール部である突起状部23や外周突部24の先端部が欠けたりすることを防止できる。また、外周突部24の内部には厚肉部26は形成されていないので、キャップ1としてより軽量化を図ることができる利点がある。ただし、この構成に限るものではなく、外周突部24の内部にも厚肉部26を設けたり、上蓋4の天面部22における外周突部24のつば部25寄りの領域にも厚肉部26を設けたりすることは可能である。
また、上記実施の形態では、上蓋4を閉じた際にノズル15の注出口16をシール(密封)するシール部として、より確実にシールできるように、2つのシール部である突起状部23および外周突部24とにより注出口16を内側と外側との両側からシールしている場合を述べたが、これに限るもではない。すなわち、図5、図6に示すように、ノズル15の注出口16をシール(密封)するシール部として突起状部23だけが設けられており、外周突部24が設けられていない構成を採用し、この構成において、上蓋4の天面部22におけるヒンジ3が設けられる側と突起状部23との間に厚肉部26を形成してもよい。なお、図5、図6に示す実施の形態では、上蓋4の天面部22の裏面におけるヒンジ3が設けられる側から突起状部23近傍の外周部まで厚肉部26が形成されている場合を図示しているが、この領域の一部に厚肉部26を形成してもよい。
この構成によっても、射出成形時において合成樹脂が、厚肉部26を通して、天面部22におけるヒンジ3から離れた箇所bやシール部である突起状部23の先端部にも到達し易くなり、前記箇所bに孔が開いたり、シール部である突起状部23の先端部が欠けたりすることを防止でき、ひいてはキャップ1の信頼性を向上させることができる。
また、厚肉部26を設けることによって、射出成形時にはキャップ1におけるつば部25に最後に樹脂が注入されるように構成できるので、射出成形後での製品としてのキャップ1を点検する際には、つば部25の成形状態を確認すれば済み、信頼性を向上させることができるとともに、確認作業の手間を省いて能率化を図ることも可能となる。また、厚肉部26を設けることで、前記肉盛り部を形成するなどの工夫を施さなくても、突起状部23に対応する箇所が窪むなどの「ひけ」の発生を防止することができる利点もある。
また、これに代えて、図7〜図9に示すように、ノズル15の注出口16をシール(密封)するシール部として突起状部23を設けずに、外周突部24のみ設けられる構成を採用し、この構成において、上蓋4の天面部22におけるヒンジ3が設けられる側と外周突部24との間に厚肉部26を形成してもよい。なお、図7〜図9に示す実施の形態では、上蓋4上蓋4の天面部22の裏面におけるヒンジ3が設けられる側から外周突部24まで厚肉部26が形成されている場合を図示しているが、この領域の一部に厚肉部26を形成してもよい。
この構成によっても、射出成形時において合成樹脂が、厚肉部26を通して、天面部22におけるヒンジ3から離れた箇所bやシール部である外周突部24の先端部にも到達し易くなり、前記箇所bに孔が開いたり、シール部である外周突部24の先端部が欠けたりすることを防止でき、ひいてはキャップ1の信頼性を向上させることができる。
また、この構成によっても、射出成形時にはキャップ1におけるつば部25に最後に樹脂が注入されるように構成できるので、射出成形後での製品としてのキャップ1を点検する際には、つば部25の成形状態を確認すれば済み、信頼性を向上させることができるとともに、確認作業の手間を省いて能率化を図ることも可能となる。また、厚肉部26を設けることで、前記肉盛り部を形成するなどの工夫を施さなくても、突起状部23に対応する箇所が窪むなどの「ひけ」の発生を防止することができる利点もある。
また、上記実施の形態では、何れも厚肉部26が上蓋4の天面部22から裏面側に厚肉となるように形成されている場合を述べ、この構成によれば、上蓋4の天面部22を外側から見て凹凸がないため、キャップ1の外観が好適となる利点を有する。しかし、これに限るものではなく、厚肉部26が上蓋4の天面部22から表面側(上面側)に厚肉となるように形成してもよい。
1 キャップ
2 キャップ本体
3 ヒンジ
4 上蓋
15 ノズル(注出筒)
16 注出口
18 樹脂注入部
21 外周面部
22 天面部
23 突起状部(シール部)
24 外周突部(シール部)
25 つば部
26 厚肉部

Claims (6)

  1. 容器の口部側に取り付けられ、注出口が設けられているノズルを有するキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジを介して開閉自在に取り付けられる上蓋と、を備えた合成樹脂製のキャップであって、
    上蓋を閉じた際にノズルの注出口をシールするシール部が、上蓋の天面部裏面から内側に突出する状態で形成され、
    前記ノズルおよびシール部がヒンジから離れた側に配置され、
    上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記シール部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記シール部は、上蓋を閉じた際にノズルの注出口内に突入される密封する突起状部であり、
    上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記突起状部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記シール部は、上蓋を閉じた際にノズルの先端部外周に当接可能な外周突部であり、
    上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記外周突部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  4. 前記シール部は、上蓋を閉じた際にノズルの注出口に突入されて密封する突起状部と、突起状部よりも外周側の箇所から裏面側に突出するように形成されて、上蓋を閉じた際にノズルの先端部外周に当接可能な外周突部と、であり、
    上蓋の天面部におけるヒンジが設けられる側と前記外周突部との間に厚肉部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  5. 外周突部内には厚肉部が形成されていないことを特徴とする請求項3または4に記載のキャップ。
  6. 厚肉部は、上蓋の天面部裏面に形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のキャップ。
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