JP7246170B2 - キャップ - Google Patents

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本発明は、キャップに関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、キャップ本体の天壁部を開閉する蓋体と、を備え、天壁部に、注出孔が形成されるとともに、注出孔を閉塞する抜栓部が、破断可能な弱化部を介して連結されたキャップが知られている。
この種のキャップにおいては、例えば、高温の内容物を充填することが可能になるなど、高いシール性を具備させることができる。
特開2007-99319号公報
しかしながら、前記従来のキャップでは、開封に際し、抜栓部を引き上げるなどして、弱化部を破断する必要があり、開封時の操作性について改善の余地があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、高いシール性を具備させつつ、内容物を注出孔から円滑に注出することが可能で、かつ開封時の操作性を向上させることもできるキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のキャップは、容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体の天壁部を開閉する蓋体と、を備えるキャップであって、前記天壁部に、内容物の注出孔と、前記注出孔を径方向の外側から囲う第1筒部と、前記第1筒部を径方向の外側から囲う注出筒部と、前記第1筒部と前記注出筒部との間に位置する吸気孔と、が形成され、前記蓋体に、前記注出孔内に着脱可能に嵌合された内側シール筒部と、前記第1筒部に着脱可能に外嵌されるとともに、前記注出筒部内に着脱可能に嵌合された外側シール筒部と、が形成され、前記内側シール筒部の外周面が、前記注出孔の内周面に当接し、前記外側シール筒部が、前記第1筒部の外周面、および前記注出筒部の内周面の双方に当接して径方向に挟まれている
この発明によれば、蓋体に、注出孔内に着脱可能に嵌合された内側シール筒部と、第1筒部に着脱可能に外嵌されるとともに、注出筒部内に着脱可能に嵌合された外側シール筒部と、が形成されているので、注出孔が、内側シール筒部、および外側シール筒部によりキャップの外部に対して二重にシールされることとなり、注出孔の内径を小さくしたり、従来のように抜栓部を設けたりしなくても、高いシール性を具備させることができる。
したがって、開封に際し、抜栓部を引き上げるなどして、弱化部を破断しなくても、蓋体を開くだけで、注出孔が開放されることとなり、開封時の操作性を向上させることができる。
天壁部に、注出孔とは別に吸気孔が形成されているので、注出孔から注出されている内容物が、外気の容器本体内への流入の妨げになるのを防ぐことが可能になり、内容物を注出孔から円滑に注出することができる。吸気孔が、第1筒部と注出筒部との間に配置されているので、吸気孔を外側シール筒部によりシールすることができる。
外側シール筒部が、第1筒部の外周面、および注出筒部の内周面の双方に当接して径方向に挟まれているので、例えば容器本体の内圧上昇などに起因して、蓋体が不意にキャップ本体から外れるのを抑制することができる。
ここで、前記天壁部の上面は、前記吸気孔に向かうに従い漸次、下方に向けて延びてもよい。
この場合、天壁部の上面が、吸気孔に向かうに従い漸次、下方に向けて延びているので、内容物の注出直後に、天壁部の上面に内容物が残存していても、この内容物を、容器本体を正立姿勢にしたときに、天壁部の上面を流動させて吸気孔に導いて、容器本体内に回収することができる。
また、前記第1筒部の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝が形成されてもよい。
この場合、第1筒部の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝が形成されているので、天壁部の下面側から吸気孔を通して空気を供給すると、この空気が、縦溝を通して外側シール筒部の内側に流入することとなり、外側シール筒部の外周面と、注出筒部の内周面と、の間のシールが不十分の場合、蓋体とキャップ本体との境界部分から空気が漏出する。これにより、外側シール筒部の外周面と、注出筒部の内周面と、の間のシール性を確認することができる。
第1筒部の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝が形成されていることから、天壁部の下面側から注出孔を通して空気を供給すると、この空気が、内側シール筒部の内側に流入することとなり、内側シール筒部の外周面と、注出孔の内周面と、の間のシールが不十分の場合、縦溝を通して吸気孔から空気が流出する。これにより、内側シール筒部の外周面と、注出孔の内周面と、の間のシール性を確認することができる。
また、前記蓋体は、前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、前記蓋体および前記キャップ本体それぞれにおいて、キャップ軸を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に位置する部分に、互いに着脱可能に係合する第1係合部、および第2係合部が各別に形成されてもよい。
この場合、蓋体およびキャップ本体に、互いに着脱可能に係合する第1係合部、および第2係合部が各別に形成されているので、例えば容器本体の内圧の上昇時などに、蓋体が不意にキャップ本体から外れるのを確実に抑制することができる。
第1係合部、および第2係合部が、蓋体およびキャップ本体それぞれにおいて、キャップ軸を径方向に挟むヒンジ部の反対側に位置する部分に各別に形成されているので、蓋体に加えたヒンジ部回りの引き上げ力を、第1係合部、および第2係合部に効果的に伝えることが可能になり、第1係合部、および第2係合部を設けたことで、蓋体が開きにくくなるのを抑制することができる。
また、前記天壁部の上面に、前記蓋体の周壁部の下端開口縁が当接する突リブが周方向に間隔をあけて複数形成され、前記突リブの上面は、径方向の内側部分の方が、径方向の外側部分より上方に位置し、前記蓋体の周壁部の下端開口縁は、前記突リブの上面における径方向の外側部分に配置され、前記蓋体の周壁部の内周面の下端部が、前記突リブの上面における径方向の内側部分と径方向の外側部分との境界に位置し、かつ径方向の外側を向く段部に当接若しくは近接してもよい。
この場合、蓋体の周壁部の内周面の下端部が、突リブの上面における段部に当接若しくは近接しているので、蓋体、およびキャップ本体の相対的な径方向の位置ずれを抑制することができる。
蓋体の周壁部の下端開口縁と、天壁部の上面において、突リブを回避した位置と、の間に上下方向の隙間が設けられるので、注出孔から内容物を注出したときに、この内容物の一部が、天壁部の上面に垂れ落ちても、蓋体を閉めるときに、この内容物が、キャップの外側に飛散するのを防ぐことができる。
本発明によれば、高いシール性を具備させつつ、内容物を注出孔から円滑に注出することが可能で、かつ開封時の操作性を向上させることもできる。
本発明に係る一実施形態として示したキャップの縦断面図である。 本発明に係る一実施形態として示したキャップの縦断面図であって、図1に示す位置からキャップ軸回りに90°離れた位置を示す図である。 図1および図2のIII-III線矢視断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るキャップ1について説明する。
本実施形態のキャップ1は、図1から図3に示されるように、容器本体Wの口部W1に装着される有頂筒状のキャップ本体11と、キャップ本体11の天壁部12を開閉する蓋体13と、を備える。
図示の例では、蓋体13も有頂筒状に形成されており、蓋体13およびキャップ本体11は、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿って、蓋体13の頂壁部31側を上側といい、キャップ本体11の周壁部32の開放端側を下側という。上下方向から見て、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
天壁部12に、内容物の注出孔14と、上方に向けて突出し、かつ注出孔14を径方向の外側から囲う第1筒部15と、上方に向けて突出し、かつ第1筒部15を径方向の外側から囲う注出筒部16と、第1筒部15と注出筒部16との間に位置する吸気孔17と、が形成されている。
注出孔14、第1筒部15、および注出筒部16は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
注出孔14は、天壁部12を上下方向に貫いている。注出孔14の内周面に、径方向に突出する連結板26が形成されている。連結板26は、上下方向から見て径方向に延びる長方形状を呈する。連結板26は、注出孔14の内周面において、径方向で互いに対向する部分同士を連結している。連結板26の表裏面は、上下方向を向いている。連結板26は、注出孔14の内周面の下端部に形成されている。
なお、注出孔14の内周面に連結板26を形成しなくてもよい。連結板26に、射出成形時のゲート部分を配設してもよい。
第1筒部15の上端部は、注出筒部16の上端部より下方に位置している。第1筒部15の外周面は、注出筒部16の下端部の内周面と径方向で対向している。第1筒部15の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝15aが形成されている。縦溝15aは、第1筒部15の外周面に、周方向に間隔をあけて複数形成されている。縦溝15aは、第1筒部15の外周面に2つ形成され、キャップ軸Oを径方向に挟む両側に1つずつ配置されている。上下方向から見て、径方向のうち、2つの縦溝15aがキャップ軸Oを径方向に挟んでいる方向は、連結板26が延びている方向に対して直交している。
なお、第1筒部15の外周面に縦溝15aを形成しなくてもよい。
吸気孔17は、天壁部12を上下方向に貫いている。吸気孔17の開口面積は、注出孔14の開口面積より小さくなっている。吸気孔17は、周方向に延びる長孔となっている。吸気孔17は、2つの縦溝15aに対してキャップ軸O回りに90°離れた位置に配置されている。吸気孔17は、第1筒部15と注出筒部16との間において、後述するヒンジ部21に最も近い部分に配置されている。天壁部12の上面は、吸気孔17に向かうに従い漸次、下方に向けて延びている。
天壁部12に、第1筒部15より径方向の内側に位置し、内側が注出孔14とされた内筒部24と、内筒部24および第1筒部15の各上端部同士を連結する環状の頂壁25と、が形成されている。
内筒部24、および頂壁25は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。第1筒部15の内周面と、内筒部24の外周面と、頂壁25の下面と、により囲まれた空間は、下方に向けて開放されている。
蓋体13に、注出孔14内に着脱可能に嵌合された内側シール筒部18と、第1筒部15に着脱可能に外嵌されるとともに、注出筒部16内に着脱可能に嵌合された外側シール筒部19と、が形成されている。内側シール筒部18、および外側シール筒部19は、蓋体13の頂壁部31の下面に形成されている。
頂壁部31の上面に窪み部31aが形成されており、内側シール筒部18は、頂壁部31の下面のうち、窪み部31aの直下に位置する部分に配設されている。これにより、頂壁部31の上面のなかでも窪み部31aには外部からの衝撃力が加わりにくくなることから、この衝撃力に起因して、内側シール筒部18が、注出孔14から外れるのを抑えることが可能になり、シール性を向上することができる。なお、窪み部31aの外周縁は、外側シール筒部19の内周面より径方向の内側に位置している。
内側シール筒部18の外周面のうち、下端部は、下端部より上方に位置する部分と比べて径方向の内側に位置している。ここで、注出孔14の内周面のうち、上部は、下部より径方向の外側に位置している。
そして、内側シール筒部18の下端部が、注出孔14の下部内に嵌合され、内側シール筒部18のうち、下端部より上方に位置する部分が、注出孔14の上部内に嵌合されている。これにより、内側シール筒部18の外周面、および注出孔14の内周面にそれぞれ、2か所のシール部が設けられることとなり、シール性を向上させることができる。
外側シール筒部19の厚さは、第1筒部15の外周面と、注出筒部16の下端部の内周面と、の間の径方向の隙間の大きさと同等になっており、外側シール筒部19の下端部は、第1筒部15の外周面、および注出筒部16の下端部の内周面に当接している。外側シール筒部19が、第1筒部15の外周面と、注出筒部16の内周面と、により径方向に挟み込まれているので、蓋体13の頂壁部31に衝撃力が加えられても、外側シール筒部19が、第1筒部15、および注出筒部16に対して位置ずれするのを抑制することが可能になり、外側シール筒部19によるシール性を確保することができる。外側シール筒部19の下端開口縁は、天壁部12の上面から上方に離れている。
蓋体13は、キャップ本体11にヒンジ部21を介して連結されている。蓋体13、キャップ本体11、およびヒンジ部21は、一体に形成されている。上下方向から見て、ヒンジ部21、吸気孔17、および連結板26それぞれの周方向の中央部は、同一直線状に位置している。
蓋体13およびキャップ本体11それぞれにおいて、キャップ軸Oを径方向に挟むヒンジ部21の反対側に位置する部分に、互いに着脱可能に係合する第1係合部22、および第2係合部23が各別に形成されている。
第1係合部22は、キャップ本体11の天壁部12の上面において、注出筒部16より径方向の外側に位置する部分に配置されている。第1係合部22は、天壁部12の上面に配設され、周方向に延びる突条状に形成されている。
第2係合部23は、蓋体13の周壁部29の内周面に形成され、周方向に延びる横溝となっている。
天壁部12の上面に、蓋体13の周壁部29の下端開口縁が当接する第1突リブ(突リブ)27、および第2突リブ(突リブ)28が周方向に間隔をあけて複数形成されている。第1突リブ27、および第2突リブ28は、天壁部12の上面において、注出筒部16より径方向の外側に位置し、かつ第1係合部22を回避した部分に配置されている。蓋体13の周壁部29の下端開口縁は、第1突リブ27、および第2突リブ28の各上面に配置されており、蓋体13の周壁部29の下端開口縁と、天壁部12の上面において、注出筒部16より径方向の外側に位置する部分のうち、第1突リブ27、および第2突リブ28を回避した位置と、の間に上下方向の隙間が設けられている。
第1突リブ27の周方向の大きさは、第2突リブ28の周方向の大きさより大きくなっている。第1突リブ27は、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、周方向の大きさが小さくなっており、上下方向から見て台形状を呈する。第2突リブ28は、上下方向から見て、径方向に延びる長方形状を呈し、径方向の全域にわたって周方向の大きさが同じになっている。第1突リブ27、および第2突リブ28それぞれの径方向の内端部は、注出筒部16の外周面に接続されている。
第1突リブ27、および第2突リブ28は、キャップ軸O回りに45°離れて配置されている。第1突リブ27、および第2突リブ28はそれぞれ、キャップ軸O回りに90°離れて複数ずつ配置されている。第1突リブ27、および第2突リブ28の各上面は、径方向の内側部分の方が、径方向の外側部分より上方に位置している。蓋体13の周壁部29の下端開口縁は、第1突リブ27、および第2突リブ28の各上面における径方向の外側部分に配置されている。
蓋体13の周壁部29の内周面の下端部が、第1突リブ27、および第2突リブ28の各上面における径方向の内側部分と径方向の外側部分との境界に位置し、かつ径方向の外側を向く段部33に当接若しくは近接している。
なお、周方向で隣り合う第1突リブ27同士の間に、第2突リブ28を介在させず、第1係合部22が配設されている。
第1突リブ27が、前述したように、上下方向から見て台形状を呈するので、容器本体W内に高温の内容物を充填した後に、キャップ1に浴びせた冷却水が、蓋体13の周壁部29の下端開口縁と、キャップ本体11の天壁部12の上面と、の間に進入しても、この間に空気を吹き込むことにより、進入した冷却水が、第1突リブ27の側面に案内されて、外部に吹き出される。
以上説明したように、本実施形態によるキャップ1によれば、蓋体13に、注出孔14内に着脱可能に嵌合された内側シール筒部18と、第1筒部15に着脱可能に外嵌されるとともに、注出筒部16内に着脱可能に嵌合された外側シール筒部19と、が形成されているので、注出孔14が、内側シール筒部18、および外側シール筒部19によりキャップ1の外部に対して二重にシールされることとなり、注出孔14の内径を小さくしたり、従来のように抜栓部を設けたりしなくても、高いシール性を具備させることができる。
したがって、開封に際し、抜栓部を引き上げるなどして、弱化部を破断しなくても、蓋体13を開くだけで、注出孔14が開放されることとなり、開封時の操作性を向上させることができる。
天壁部12に、注出孔14とは別に吸気孔17が形成されているので、注出孔14から注出されている内容物が、外気の容器本体W内への流入の妨げになるのを防ぐことが可能になり、内容物を注出孔14から円滑に注出することができる。吸気孔17が、第1筒部15と注出筒部16との間に配置されているので、吸気孔17を外側シール筒部19によりシールすることができる。
外側シール筒部19が、第1筒部15の外周面、および注出筒部16の内周面の双方に当接して径方向に挟まれているので、例えば容器本体Wの内圧上昇などに起因して、蓋体13が不意にキャップ本体11から外れるのを抑制することができる。
天壁部12の上面が、吸気孔17に向かうに従い漸次、下方に向けて延びているので、内容物の注出直後に、天壁部12の上面に内容物が残存していても、この内容物を、容器本体Wを正立姿勢にしたときに、天壁部12の上面を流動させて吸気孔17に導いて、容器本体W内に回収することができる。
第1筒部15の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝15aが形成されているので、天壁部12の下面側から吸気孔17を通して空気を供給すると、この空気が、縦溝15aを通して外側シール筒部19の内側に流入することとなり、外側シール筒部19の外周面と、注出筒部16の内周面と、の間のシールが不十分の場合、蓋体13の周壁部29の下端開口縁と、キャップ本体11の天壁部12の上面と、の間から空気が漏出する。これにより、外側シール筒部19の外周面と、注出筒部16の内周面と、の間のシール性を確認することができる。
第1筒部15の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝15aが形成されていることから、天壁部12の下面側から注出孔14を通して空気を供給すると、この空気が、内側シール筒部18の内側に流入することとなり、内側シール筒部18の外周面と、注出孔14の内周面と、の間のシールが不十分の場合、縦溝15aを通して吸気孔17から空気が流出する。これにより、内側シール筒部18の外周面と、注出孔14の内周面と、の間のシール性を確認することができる。
蓋体13およびキャップ本体11に、互いに着脱可能に係合する第1係合部22、および第2係合部23が各別に形成されているので、例えば容器本体Wの内圧の上昇時などに、蓋体13が不意にキャップ本体11から外れるのを確実に抑制することができる。
第1係合部22、および第2係合部23が、蓋体13およびキャップ本体11それぞれにおいて、キャップ軸Oを径方向に挟むヒンジ部21の反対側に位置する部分に各別に形成されているので、蓋体13に加えたヒンジ部21回りの引き上げ力を、第1係合部22、および第2係合部23に効果的に伝えることが可能になり、第1係合部22、および第2係合部23を設けたことで、蓋体13が開きにくくなるのを抑制することができる。
蓋体13の周壁部29の内周面の下端部が、第1突リブ27、および第2突リブ28の各上面における段部33に当接若しくは近接しているので、蓋体13、およびキャップ本体11の相対的な径方向の位置ずれを抑制することができる。
蓋体13の周壁部29の下端開口縁と、天壁部12の上面において、第1突リブ27、および第2突リブ28を回避した位置と、の間に上下方向の隙間が設けられているので、注出孔14から内容物を注出したときに、この内容物の一部が、天壁部12の上面において、注出筒部16より径方向の外側に位置する部分に垂れ落ちても、蓋体13を閉めるときに、この内容物が、キャップ1の外側に飛散するのを防ぐことができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば 前記実施形態では、天壁部12の上面が、吸気孔17に向かうに従い漸次、下方に向けて延びている構成を示したが、天壁部12の上面を平坦にするなど適宜変更してもよい。
蓋体13が、キャップ本体11にヒンジ部21を介して連結されたヒンジキャップを示したが、蓋体13が、ヒンジ部21を介してキャップ本体11に連結されておらず、キャップ本体11に着脱可能に螺着された構成などを採用してもよい。
キャップ本体11、および蓋体13に、第1係合部22、および第2係合部23を形成しなくてもよいし、第1係合部22、および第2係合部23の構成は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
天壁部12の上面に、第1突リブ27、および第2突リブ28のいずれか一方のみを形成してもよいし、双方ともに形成しなくてもよい。
天壁部12に、内筒部24および頂壁25を形成しなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 キャップ
11 キャップ本体
12 天壁部
13 蓋体
14 注出孔
15 第1筒部
15a 縦溝
16 注出筒部
17 吸気孔
18 内側シール筒部
19 外側シール筒部
21 ヒンジ部
22 第1係合部
23 第2係合部
27 第1突リブ(突リブ)
28 第2突リブ(突リブ)
29 周壁部
33 段部
W 容器本体
W1 口部

Claims (5)

  1. 容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体の天壁部を開閉する蓋体と、を備えるキャップであって、
    前記天壁部に、内容物の注出孔と、前記注出孔を径方向の外側から囲う第1筒部と、前記第1筒部を径方向の外側から囲う注出筒部と、前記第1筒部と前記注出筒部との間に位置する吸気孔と、が形成され、
    前記蓋体に、前記注出孔内に着脱可能に嵌合された内側シール筒部と、前記第1筒部に着脱可能に外嵌されるとともに、前記注出筒部内に着脱可能に嵌合された外側シール筒部と、が形成され
    前記内側シール筒部の外周面が、前記注出孔の内周面に当接し、
    前記外側シール筒部が、前記第1筒部の外周面、および前記注出筒部の内周面の双方に当接して径方向に挟まれている、キャップ。
  2. 前記天壁部の上面は、前記吸気孔に向かうに従い漸次、下方に向けて延びている、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記第1筒部の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝が形成されている、請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 前記蓋体は、前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、
    前記蓋体および前記キャップ本体それぞれにおいて、キャップ軸を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に位置する部分に、互いに着脱可能に係合する第1係合部、および第2係合部が各別に形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のキャップ。
  5. 前記天壁部の上面に、前記蓋体の周壁部の下端開口縁が当接する突リブが周方向に間隔をあけて複数形成され、
    前記突リブの上面は、径方向の内側部分の方が、径方向の外側部分より上方に位置し、
    前記蓋体の周壁部の下端開口縁は、前記突リブの上面における径方向の外側部分に配置され、
    前記蓋体の周壁部の内周面の下端部が、前記突リブの上面における径方向の内側部分と径方向の外側部分との境界に位置し、かつ径方向の外側を向く段部に当接若しくは近接している、請求項1から4のいずれか1項に記載のキャップ。
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Citations (5)

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