JP7246170B2 - キャップ - Google Patents
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Description
この種のキャップにおいては、例えば、高温の内容物を充填することが可能になるなど、高いシール性を具備させることができる。
したがって、開封に際し、抜栓部を引き上げるなどして、弱化部を破断しなくても、蓋体を開くだけで、注出孔が開放されることとなり、開封時の操作性を向上させることができる。
天壁部に、注出孔とは別に吸気孔が形成されているので、注出孔から注出されている内容物が、外気の容器本体内への流入の妨げになるのを防ぐことが可能になり、内容物を注出孔から円滑に注出することができる。吸気孔が、第1筒部と注出筒部との間に配置されているので、吸気孔を外側シール筒部によりシールすることができる。
外側シール筒部が、第1筒部の外周面、および注出筒部の内周面の双方に当接して径方向に挟まれているので、例えば容器本体の内圧上昇などに起因して、蓋体が不意にキャップ本体から外れるのを抑制することができる。
第1筒部の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝が形成されていることから、天壁部の下面側から注出孔を通して空気を供給すると、この空気が、内側シール筒部の内側に流入することとなり、内側シール筒部の外周面と、注出孔の内周面と、の間のシールが不十分の場合、縦溝を通して吸気孔から空気が流出する。これにより、内側シール筒部の外周面と、注出孔の内周面と、の間のシール性を確認することができる。
第1係合部、および第2係合部が、蓋体およびキャップ本体それぞれにおいて、キャップ軸を径方向に挟むヒンジ部の反対側に位置する部分に各別に形成されているので、蓋体に加えたヒンジ部回りの引き上げ力を、第1係合部、および第2係合部に効果的に伝えることが可能になり、第1係合部、および第2係合部を設けたことで、蓋体が開きにくくなるのを抑制することができる。
蓋体の周壁部の下端開口縁と、天壁部の上面において、突リブを回避した位置と、の間に上下方向の隙間が設けられるので、注出孔から内容物を注出したときに、この内容物の一部が、天壁部の上面に垂れ落ちても、蓋体を閉めるときに、この内容物が、キャップの外側に飛散するのを防ぐことができる。
本実施形態のキャップ1は、図1から図3に示されるように、容器本体Wの口部W1に装着される有頂筒状のキャップ本体11と、キャップ本体11の天壁部12を開閉する蓋体13と、を備える。
注出孔14、第1筒部15、および注出筒部16は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
なお、注出孔14の内周面に連結板26を形成しなくてもよい。連結板26に、射出成形時のゲート部分を配設してもよい。
なお、第1筒部15の外周面に縦溝15aを形成しなくてもよい。
内筒部24、および頂壁25は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。第1筒部15の内周面と、内筒部24の外周面と、頂壁25の下面と、により囲まれた空間は、下方に向けて開放されている。
そして、内側シール筒部18の下端部が、注出孔14の下部内に嵌合され、内側シール筒部18のうち、下端部より上方に位置する部分が、注出孔14の上部内に嵌合されている。これにより、内側シール筒部18の外周面、および注出孔14の内周面にそれぞれ、2か所のシール部が設けられることとなり、シール性を向上させることができる。
第1係合部22は、キャップ本体11の天壁部12の上面において、注出筒部16より径方向の外側に位置する部分に配置されている。第1係合部22は、天壁部12の上面に配設され、周方向に延びる突条状に形成されている。
第2係合部23は、蓋体13の周壁部29の内周面に形成され、周方向に延びる横溝となっている。
なお、周方向で隣り合う第1突リブ27同士の間に、第2突リブ28を介在させず、第1係合部22が配設されている。
したがって、開封に際し、抜栓部を引き上げるなどして、弱化部を破断しなくても、蓋体13を開くだけで、注出孔14が開放されることとなり、開封時の操作性を向上させることができる。
外側シール筒部19が、第1筒部15の外周面、および注出筒部16の内周面の双方に当接して径方向に挟まれているので、例えば容器本体Wの内圧上昇などに起因して、蓋体13が不意にキャップ本体11から外れるのを抑制することができる。
第1係合部22、および第2係合部23が、蓋体13およびキャップ本体11それぞれにおいて、キャップ軸Oを径方向に挟むヒンジ部21の反対側に位置する部分に各別に形成されているので、蓋体13に加えたヒンジ部21回りの引き上げ力を、第1係合部22、および第2係合部23に効果的に伝えることが可能になり、第1係合部22、および第2係合部23を設けたことで、蓋体13が開きにくくなるのを抑制することができる。
蓋体13の周壁部29の下端開口縁と、天壁部12の上面において、第1突リブ27、および第2突リブ28を回避した位置と、の間に上下方向の隙間が設けられているので、注出孔14から内容物を注出したときに、この内容物の一部が、天壁部12の上面において、注出筒部16より径方向の外側に位置する部分に垂れ落ちても、蓋体13を閉めるときに、この内容物が、キャップ1の外側に飛散するのを防ぐことができる。
蓋体13が、キャップ本体11にヒンジ部21を介して連結されたヒンジキャップを示したが、蓋体13が、ヒンジ部21を介してキャップ本体11に連結されておらず、キャップ本体11に着脱可能に螺着された構成などを採用してもよい。
キャップ本体11、および蓋体13に、第1係合部22、および第2係合部23を形成しなくてもよいし、第1係合部22、および第2係合部23の構成は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
天壁部12の上面に、第1突リブ27、および第2突リブ28のいずれか一方のみを形成してもよいし、双方ともに形成しなくてもよい。
天壁部12に、内筒部24および頂壁25を形成しなくてもよい。
11 キャップ本体
12 天壁部
13 蓋体
14 注出孔
15 第1筒部
15a 縦溝
16 注出筒部
17 吸気孔
18 内側シール筒部
19 外側シール筒部
21 ヒンジ部
22 第1係合部
23 第2係合部
27 第1突リブ(突リブ)
28 第2突リブ(突リブ)
29 周壁部
33 段部
W 容器本体
W1 口部
Claims (5)
- 容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体の天壁部を開閉する蓋体と、を備えるキャップであって、
前記天壁部に、内容物の注出孔と、前記注出孔を径方向の外側から囲う第1筒部と、前記第1筒部を径方向の外側から囲う注出筒部と、前記第1筒部と前記注出筒部との間に位置する吸気孔と、が形成され、
前記蓋体に、前記注出孔内に着脱可能に嵌合された内側シール筒部と、前記第1筒部に着脱可能に外嵌されるとともに、前記注出筒部内に着脱可能に嵌合された外側シール筒部と、が形成され、
前記内側シール筒部の外周面が、前記注出孔の内周面に当接し、
前記外側シール筒部が、前記第1筒部の外周面、および前記注出筒部の内周面の双方に当接して径方向に挟まれている、キャップ。 - 前記天壁部の上面は、前記吸気孔に向かうに従い漸次、下方に向けて延びている、請求項1に記載のキャップ。
- 前記第1筒部の外周面に、上下方向の全長にわたって延びる縦溝が形成されている、請求項1または2に記載のキャップ。
- 前記蓋体は、前記キャップ本体にヒンジ部を介して連結され、
前記蓋体および前記キャップ本体それぞれにおいて、キャップ軸を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に位置する部分に、互いに着脱可能に係合する第1係合部、および第2係合部が各別に形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のキャップ。 - 前記天壁部の上面に、前記蓋体の周壁部の下端開口縁が当接する突リブが周方向に間隔をあけて複数形成され、
前記突リブの上面は、径方向の内側部分の方が、径方向の外側部分より上方に位置し、
前記蓋体の周壁部の下端開口縁は、前記突リブの上面における径方向の外側部分に配置され、
前記蓋体の周壁部の内周面の下端部が、前記突リブの上面における径方向の内側部分と径方向の外側部分との境界に位置し、かつ径方向の外側を向く段部に当接若しくは近接している、請求項1から4のいずれか1項に記載のキャップ。
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