JP2020011920A - 油性化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧持ち効果を維持しながら石鹸でのクレンジングが可能な油性化粧料を提供する。【解決手段】(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と、(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤と、を含有する油性化粧料である。さらに、(C)シリカ被覆粉体を含有することが好ましく、(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤の総量が、0.01質量%以上15質量%以下であることが好ましい。【選択図】図5

Description

本発明は、油性化粧料に関する。
油性化粧料は、油性成分が主成分であり、皮膚に残った油性成分が肌トラブルの原因にもなることから、クレンジングしやすい化粧料が好まれている。しかし、従来の油性化粧料は、オイルクレンジングやクレンジングクリーム等のクレンジング化粧料を使用しなければ化粧を落とすことは難しい。このため、油性化粧料自体や油性化粧料を落とすためのクレンジング化粧料で、様々な改良が検討されている。
かかる改良として、例えば、特許文献1には、レシチン0.1〜5重量%、親水性ショ糖脂肪酸エステル0.1〜5重量%、親油性ショ糖脂肪酸エステル0.1〜5重量%、前記親水性ショ糖脂肪酸以外の親水性非イオン界面活性剤0.1〜5重量%、多価アルコール1〜20重量%、液状油30〜90重量%、及び水1〜20重量%を含有する化粧料が、開示され、特許文献2には、次の成分(A)〜(D);(A)油溶性樹脂、(B)脂肪酸石鹸、(C)ポリオキシアルキレン鎖を含有し、且つHLB値が12以上である非イオン性界面活性剤、(D)揮発性油剤を配合することを特徴とする油性睫用化粧料が、開示され、特許文献3には、(A)油溶性樹脂:1〜30質量%、(B)25℃における粘度が1000mPa・s〜800000mPa・sの炭化水素油剤:0.1〜15質量%、(C)極性油剤:0.1〜15質量%、(D)揮発性油剤:20〜80質量%、を含み、(B)と(C)の総量が20質量%以下であるアイメイクアップ化粧料が、開示されている。
一方、油性化粧料は、他の剤形に比べて化粧持ちがよいため、口紅、アイシャドウ、アイライナー、油性ファンデーション、油性下地等としてよく使用されている。そのため、塗布後の耐水性などの化粧持ちへの要求から様々な改良が検討されている。
かかる改良として、例えば、特許文献4には、下記成分(A)、(B)、(C)及び(D);(A)エチレンオキシドが付加重合された非イオン界面活性剤0.1〜50重量%、(B)液体油1〜90重量%、(C)半固体脂又は固体脂1〜70重量%、(D)顔料1〜90重量%、を含有することを特徴とする油性化粧料が、開示され、特許文献5には、次の成分(A)〜(C)、(A)ロジンとグリセリンとのエステルであって、該ロジンが不均化及び/又は水添されているロジンエステル化合物、(B)トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランで表面処理した粉体、(C)揮発性油剤を配合したことを特徴とする油性化粧料が、開示され、特許文献6には、(a)無機顔料、(b)HLBが12以上の界面活性剤、(c)油剤を含有する油性固形化粧料が、開示されている。
特開平8−143420号公報 特開2006−265216号公報 特開2008−115119号公報 特開平6−234617号公報 特開2009−235000号公報 特開2013−209318号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術は、クレンジング化粧料および粉体固型化粧料に関するものであり、口紅、アイシャドウ、アイライナー、油性ファンデーション等の油性化粧料としては、使用できるものではない。さらに、特許文献2および特許文献3に記載されている技術は、睫用化粧料に関するもので、界面活性剤と皮膜剤や付着剤を配合するものであるため、口紅、アイシャドウ、アイライナー、油性ファンデーション等の睫用化粧料以外の油性化粧料としては、感触や使用性等から適用できない場合がある。
また、特許文献3乃至6に記載されている技術は、化粧もち効果の改良に関するものであり、石鹸でクレンジングできる油性化粧料を得ることはできない。
そこで、本発明の目的は、従来の油性化粧料のクレンジングに関する問題点を解決し、油性化粧料としての化粧持ち効果を維持しながら石鹸でのクレンジングが可能な油性化粧料を提供することにある。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、液状油と特定の界面活性剤を組合せることによって、前記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の油性化粧料は、
(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と、
(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤と、
を含有することを特徴とするものである。
また、本発明の油性化粧料は、さらに、(C)シリカ被覆粉体を含有することが好ましい。
さらに、本発明の油性化粧料は、前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と前記(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤の総量が、0.01質量%以上15質量%以下であることが好ましく、前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤が、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリル型界面活性剤、ソルビタン型界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステルおよびポリヒドロキシステアリン酸からなる群より選択される1種又は2種以上であり、前記(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノアルカノールアミドおよびポリオキシアルキレン脂肪酸ジアルカノールアミドからなる群より選択される1種又は2種以上であることが好ましい。
本発明によると、化粧持ち効果を維持しながら石鹸でのクレンジングが可能な油性化粧料を提供することができる。
水を満たした状態の上面写真である。 水を満たした状態の側面写真である。 サンプル塗布直後のサンプルを塗布した人工皮革を示す写真である。 流水30分後のサンプルを塗布した人工皮革を示す写真である。 流水80分後のサンプルを塗布した人工皮革を示す写真である。
以下、本発明の油性化粧料について具体的に説明する。
本発明の油性化粧料は、(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と、(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤と、を含有することを特徴とするものである。通常、油性化粧料は、油性成分を配合して化粧持ち効果を維持し、クレンジングに関しては、特開2008−115119号公報に記載されているように、クレンジングオイル等の専用のクレンジング剤を用いてクレンジングするのが一般的である。そのため、油性化粧料を石鹸でクレンジングすることは極めて難しいものである。また、単純に親水性の界面活性剤を配合しただけでは、石鹸とのなじみはよくなるものの、化粧持ち効果を維持できるものではなかった。そこで、本発明では、上記構成とすることにより、化粧持ち効果を維持し、クレンジング、特に石鹸でのクレンジングが可能な油性化粧料を提供することができるものである。
本発明において、前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤としては、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリル型界面活性剤、ソルビタン型界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステル、ポリヒドロキシステアリン酸等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。また、これらの中でも、ポリヒドロキシステアリン酸、ソルビタン型界面活性剤、ポリグリセリル型界面活性剤が、安定性により優れるため好ましい。前記ソルビタン型界面活性剤としては、セスキイソステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタンなどが挙げられる。市販品としては、セスキイソステアリン酸ソルビタンとして、日光ケミカルズ株式会社製のNIKKOL SI−15RV(商品名)、日清オイリオグループ株式会社製のコスモール182V(商品名)、オレイン酸ソルビタンとして、日光ケミカルズ株式会社製のNIKKOL SO−10V(商品名)、セスキオレイン酸ソルビタンとして、花王株式会社製のレオドールAO−15(商品名)を挙げることができる。
また、本発明において、前記(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤としては、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノアルカノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸ジアルカノールアミド等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。また、これらの中でも、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルが、安定性により優れるため好ましい前記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、POE(30)硬化ヒマシ油などが挙げられる。市販品としては、日光ケミカルズ株式会社製のNIKKOL HCO−30(商品名)等を挙げることができる。また、前記ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレートなどが挙げられる。市販品としては、花王株式会社製のレオドール TW−S106V(商品名)、レオドール TW−S320V(商品名)、レオドール TW−O106V(商品名)等、日光ケミカルズ株式会社製のNIKKOL GO−430NV(商品名)等を挙げることができる。前記ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルとしては、ポリエチレングリコールモノオレートなどが挙げられる。市販品としては、花王株式会社製のエマノーン4110(商品名)等を挙げることができる。
また、本発明の油性化粧料は、前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤のHLBとしては、3以上5未満であることが好ましい。この場合、HLB値が3以上9未満の界面活性剤に加えて、HLB値が5より大きく9未満の界面活性剤を含有することもできる。
前記HLB値が5より大きく9未満の界面活性剤としては、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、ポリグリセリン脂肪酸グリセリル、モノ脂肪酸グリセリル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル等を挙げることができる。市販品としては、日本エマルション株式会社製のEMALEX GWIS―210EX(商品名)、EMALEX GWIS−315(商品名)、EMALEX GWIS−320(商品名)、EMALEX GWIS−103(商品名)、EMALEX GWIS−105(商品名)等をあげることができる。
また、本発明の油性化粧料は、(C)シリカ被覆粉体を含有することが好ましい。これにより、油性化粧料の石鹸でのクレンジングを向上することができる。
前記(C)シリカ被覆粉体としては、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されず、酸化チタンや酸化鉄等の化粧料に使用できる顔料の表面をシリカで被覆していればよい。市販品としては、例えば、日揮触媒株式会社製のCONCELIGHT RP−10S(商品名)、CONCELIGHT YP−10S(商品名)、CONCELIGHT WP−10S(商品名)等を挙げることができる。
さらに、本発明の油性化粧料は、球状シリカを含有することもできる。前記球状シリカとしては、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、市販品としては、例えば、日揮触媒化成株式会社製のサテニア М5(商品名)、シリカマイクロビード BA-1(商品名)、シリカマイクロビード L−1500(商品名)、シリカマイクロビード LB−1500(商品名)、シリカマイクロビード N−1500(商品名)、シリカマイクロビード N−1505(商品名)、シリカマイクロビード P−1000(商品名)、シリカマイクロビード P−1500(商品名)、シリカマイクロビード P−1505(商品名)、シリカマイクロビード P−4000(商品名)、シリカマイクロビード P−500(商品名)、シリカパール 20LB(商品名)、シリカパール 20MB(商品名)等を挙げることができる。
さらに、本発明の油性化粧料は、液状油、固形油、半固形油等の任意の油性成分を「油性基剤」として使用できる。かかる液状油としては、25℃における粘度が200mPa・s以上である高粘度液状油、25℃における粘度が200mPa・s未満である低粘度液状油を用いることができ、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されず、揮発性、非揮発性や、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、炭化水素類、油脂類、紫外線吸収剤も含むエステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等を挙げることができ、具体的には、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、アボカド油、メドゥフォーム油等の油脂類、ホホバ油、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、2−エチルヘキサン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル、トリメリト酸トリトリデシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)等のエステル類、イソテアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、等の極性油、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質流動イソパラフィン、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、等の非極性油が挙げられ、これらを必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。
前記固形油としては、40℃で傾けた際に流動しない油や油脂を用いることができ、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、ワセリン等のパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレン等の炭化水素類、硬化ヒマシ油、水添ホホバ油、カルナウバロウ、ライスワックス等の植物由来油脂、トリベヘン酸グリセリル、コレステロール脂肪酸エステル等のエステル類、ステアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸類、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類等が挙げられ、これらを必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。
前記半固形油としては、上記液状油および上記固形油以外のもので、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、ラノリン等が挙げられる。
さらに、本発明の油性化粧料は、ゲル化剤を含有することができる。かかるゲル化剤としては、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、イヌリン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、金属石鹸、煙霧状無水ケイ酸、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、及び有機変性粘土鉱物等が挙げられ、さらにこの中でもデキストリン脂肪酸エステル、イヌリン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸を用いることが好ましく、さらにデキストリン脂肪酸エステルを用いることがより好ましい。前記デキストリン脂肪酸エステルとしては、油溶性のもので炭素数8〜24(好ましくは14〜18)の直鎖又は分枝鎖の飽和又は不飽和脂肪酸と平均重合度10〜50(好ましくは20〜30)のデキストリンとのエステル化合物である。具体例としてはパルミチン酸デキストリン、パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。市販品としては、千葉製粉株式会社製のレオパールKL(商品名)、レオパールTL(商品名)、レオパールTT(商品名)等を挙げることができる。また、前記イヌリン脂肪酸エステルとしては、通常化粧品に使用するイヌリン脂肪酸エステルであればいずれのものも使用できるが、特にステアリン酸の脂肪酸エステルが好ましく、市販品としては、例えば、千葉製粉株式会社製のレオパールISK(商品名)を挙げることができる。
さらに、本発明の油性化粧料は、前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と前記(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤の総量が、0.01質量%以上15質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上10質量%以下であることがより好ましく、0.1質量%以上7質量%以下であることがさらにより好ましい。また、前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤単独の配合量としては0.01質量%以上10質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上8質量%以下であることがより好ましく、前記(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤単独の配合量としては0.01質量%以上10質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上8質量%以下であることがより好ましい。界面活性剤の量を上記範囲に調整することで、化粧持ち効果を維持し、石鹸によるクレンジング効果を向上することができる。
また、本発明において、「HLB」とは、油−水系で界面活性剤の両液体に対する相対的親和力の比を表す指標であり、グリフィン(Griffin)の定義による、25℃におけるHLB値を意味するものである。グリフィンによるHLB値は、「j. Soc. Cosm. Chem., 1954, 5:249−256」において定義されている。
さらに、本発明の油性化粧料は、多価アルコールを含有することが好ましい。これにより、前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と前記(B)HLB値が9以上12未満の界面活性剤の効果を向上することができ、化粧持ち効果を維持し、石鹸によるクレンジング効果を向上することができる。
前記多価アルコールとしては、通常の化粧料に使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等を挙げることができ、中でも、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコールからなる群から選択される1種又は2種以上を含有することが好ましい。
本発明の油性化粧料には、前記成分の他に、通常化粧料に用いられる他の成分を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記任意配合成分としては、例えば、着色剤(粉末・顔料)、保湿剤、増粘剤、染料、低級アルコール、紫外線吸収剤、有機酸、有機アミン、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、水等を挙げることができる。
また、本発明において、油性化粧料とは、人間の身体等に使用できるものであり、化粧品を主とするものであるが、医薬部外品、医薬品等の用途を排除するものではない。さらに、前記化粧品とは、基礎化粧品、メイクアップ化粧品、頭髪用化粧品、入浴剤等を含むものであり、固型状、半固型状、ゲル状、液状等の形態の化粧品に使用できる。
また、本発明において、油性化粧料の製造方法としては、通常の油性化粧料の製造方法で製造でき、一般的には、油成分と顔料等を混合することで製造することができる。
以下、本発明について、実施例を用いてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下、処方中の数値は質量%を示す。
(実施例1〜10、比較例1〜2)
下記表1〜3記載の配合量(含有量)で、油性化粧料となる組成物を従来用いられてきた手順、即ち下記表1〜3記載の成分を混合することにより、実施例1〜10および比較例1〜2の油性固型ファンデーション(油性化粧料)を作製した。得られた油性固型ファンデーションについて、洗浄力の評価を下記「洗浄力試験」に基づいて行い、結果を下記表1〜3に併記した。
<洗浄力試験>
下記(1)〜(4)の手順で洗浄力を評価した。
(1)直径5cmの白色肌模型(株式会社ビューラックス製)にパフで、実施例1〜13、比較例1〜2の油性化粧料(試料)を約28〜29mgを満遍なく塗布した。
(2)室温で30分以上放置した。
(3)泡立てた脂肪酸系洗顔料で肌模型表面に塗布した試料を手で擦って洗った後、泡が切れるまで水道水で洗い流した。
(4)試料塗膜の洗浄されやすさを下記評価基準で目視・写真により評価した。
◎:油性化粧料(試料)を石鹸で完全に落とすことができた。
〇:油性化粧料(試料)がわずかに残っているが、追加で流水で洗い流して落ちる程度であった。
△:油性化粧料(試料)が残っているが、追加で擦りながら水洗いして落ちる程度であった。
×:油性化粧料(試料)を石鹸で落とすことができなかった。
表1〜3に示すように、実施例1〜10の油性化粧料は、石鹸での洗浄力試験において良好であった。一方、比較例1〜2の油性化粧料は石鹸で洗浄することができなかった。
また、実施例1の油性化粧料と比較例2の油性化粧料の官能評価を行った。その結果、比較例2では、シリカ高配合による強いきしみ感を生じるが、本発明の界面活性剤の組合せとすることにより、実施例1では、塗布時のクリーミー感を維持しながらさらっとした仕上がりを出すことができた。
次いで、実施例1の油性化粧料について、下記耐水性試験に従って「化粧持ち」の評価を行った。対照品として、市販されている油性固型ファンデーションを使用した。
<耐水性試験>
実施例1の油性化粧料と対照品を人工皮革に塗布し、流水試験を行った。
(1)各サンプルを塗布した人工皮革をビーカーの内側に張り付け、ビーカー内を水で満たした。図1は、水を満たした状態の上面写真であり、図2は、水を満たした状態の側面写真である。
(2)攪拌子を用いてビーカー内に水流をおこし、80分間放置した。
(3)サンプル塗布直後、流水30分後、80分後の塗布膜の状態を目視・写真により評価した。
図3は、サンプル塗布直後のサンプルを塗布した人工皮革を示す写真であり、図4は、流水30分後のサンプルを塗布した人工皮革を示す写真であり、図5は、流水80分後のサンプルを塗布した人工皮革を示す写真である。実施例1の油性化粧料と対照品ともに、流水80分後も塗布膜がほぼ残り、実施例1の油性化粧料と対照品の耐水性に差はなく、化粧持ち効果を有していた。
(実施例11)
下記表4記載の配合量(含有量)で、油性化粧料となる組成物を従来用いられてきた手順、即ち下記表4記載の成分を混合することにより、実施例11の液状の油性ファンデーション(油性化粧料)を作製した。得られた油性化粧料について、洗浄力の評価を上記「洗浄力試験」に基づいて行い、結果を下記表4に併記した。また、得られた油性化粧料を液状の油性ファンデーションとして使用したところ、従来の油性化粧料と同等の化粧持ちを維持しており、かつ、石鹸でクレンジングできた。


Claims (4)

  1. (A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と、
    (B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤と、
    を含有することを特徴とする油性化粧料。
  2. さらに、(C)シリカ被覆粉体を含有する請求項1記載の油性化粧料。
  3. 前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤と前記(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤の総量が、0.01質量%以上15質量%以下である請求項1または2記載の油性化粧料。
  4. 前記(A)HLB値が3以上9未満の界面活性剤が、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリル型界面活性剤、ソルビタン型界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステルおよびポリヒドロキシステアリン酸からなる群より選択される1種又は2種以上であり、
    前記(B)HLB値が9以上12以下の界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノアルカノールアミドおよびポリオキシアルキレン脂肪酸ジアルカノールアミドからなる群より選択される1種又は2種以上である請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の油性化粧料。


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