JP2004224707A - 油性固形化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)キャンデリラワックス、(B)水素添加ホホバエステル(C)液状油、(D)半固形状油を含有する油性固形化粧料。前記キャンデリラワックスはキャンデリラワックス中の樹脂含有量が10質量以下であることが好ましい。また、前記水素添加ホホバエステルは完全水素添加ホホバエステルであることが好ましい。また、前記液状油は少なくとも植物油を含有することが好ましい。また、前記半固形状油は少なくとも植物性半固形状油を含有することが好ましい。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油性固形化粧料に関する。さらに詳しくは、唇、肌等の皮膚に塗布したときに優れた使用感が得られ、塗布後の皮膚に乾燥感がない、保存安定性に優れた油性固形化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
油性固形化粧料は、一般に、固形状油、液状油、半固形状油等の油分からなる油性固形物に顔料等の成分を分散することによって得られる。
【0003】
一方、油性固形化粧料は、唇や肌等の皮膚に塗布する際に、滑らかな、のびの良い使用感を持ったものにするために、液状油を増やすことが行われている。しかし、液状油を増やしていくと、安定性が崩れ、例えば、経時で油分の分離(発汗現象等)が生じやすくなってきたり、また、スティック状の固形化粧料では折れやすくなってくる。
【0004】
これに対して、例えば、分岐構造を導入した変性ポリエチレンワックスを配合することにより安定性が改善されるとされている(例えば、特許文献1、2、3参照)が、その効果は充分でなく、また、このものは塗布後の皮膚が乾燥し、粉っぽい感触となり、化粧仕上がり感の点でも満足されるものではなかった。
【0005】
これらのことから、従来の油性固形化粧料は、使用感、化粧仕上がり感、安定性の点ですべてが満足されるものではなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−299190号公報
【特許文献2】
特開平7−179718号公報
【特許文献3】
特開平10−17432号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、唇、肌等の皮膚に塗布したときに滑らかでのびがよい等優れた使用感が得られ、なおかつ、塗布後の皮膚の乾燥感がなく、さらに、保存安定性に優れた油性固形化粧料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、固形状油、液状油、半固形状油を含有した油性固形化粧料において、固形状油としてキャンデリラワックスと水素添加ホホバエステルを含有することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、(A)キャンデリラワックス、(B)水素添加ホホバエステル(C)液状油、(D)半固形状油を含有する油性固形化粧料である。
【0010】
前記キャンデリラワックスはキャンデリラワックス中の樹脂含有量が10質量以下であることが好ましい。
【0011】
また、前記水素添加ホホバエステルは完全水素添加ホホバエステルであることが好ましい。
【0012】
また、前記液状油は少なくとも植物油を含有することが好ましい。
【0013】
また、前記半固形状油は少なくとも植物性半固形状油を含有することが好ましい。
【0014】
本発明において、液状、半固形状、固形状等の用語は常温での状態を示す。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【0016】
本発明の油性固形化粧料は、固形状油、液状油、半固形状油を含有するが、そのうちの固形状油には、少なくともキャンデリラワックス及び水素添加ホホバエステルが含まれる。
【0017】
キャンデリラワックスは、炭素数31の炭化水素を主成分とする天然のワックスである。本発明においては、キャンデリラワックス中に存在する樹脂含有量を少なくしたキャンデリラワックスを用いることが好ましく、これにより保存安定性がさらに優れるようになる。キャンデリラワックスの樹脂含有量はキャンデリラワックス中10質量%以下に押えることが好ましい。さらに好ましくは、5質量%以下、特に2質量%以下が好ましい。下限は0であることが好ましいが、0.1質量%が実際的である。
【0018】
本発明においては、さらに、キャンデリラワックス中に存在する、遊離アルコール、遊離脂肪酸の含有量を押えるとさらによい。これにより保存安定性がさらに優れるようになる。遊離アルコール、遊離脂肪酸は、それぞれキャンデリラワックス中10質量%以下に押えることが好ましい。
【0019】
本発明のキャンデリラワックスは、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、精製キャンデリラワックス特号、精製キャンデリラワックスNO.1、精製キャンデリラワックスNC1630(以上、株式会社セラリカ野田製)、精製キャンデリラワックスMK−2、精製キャンデリラワックスCG−7、精製キャンデリラワックスMD−21(以上、横関油脂工業株式会社製)、精製キャンデリラワックスR−2、精製キャンデリラワックスリファイン、精製キャンデリラワックススーパーリファイン(以上、ミツバ貿易株式会社製)等が挙げられる。
【0020】
本発明に用いられるキャンデリラワックスの含有量は、油性固形化粧料全量中0.1〜20質量%が好ましい。キャンデリラワックスをこの範囲で含有することにより、本発明の目的をよく達成することができ、特に、優れた保存安定性が得られる。キャンデリラワックスの含有量は1〜15質量%の範囲が特に好ましい。
【0021】
本発明において用いられる水素添加ホホバエステルは、ホホバ油を水素添加し、ホホバ油中の炭素炭素間二重結合(以下、単に二重結合という。)の一部または全部を飽和結合にしたものである。すなわち、水素添加ホホバエステルには、水素添加の度合により、二重結合を残した水素添加物である部分水素添加ホホバエステル、及び完全に二重結合が飽和された完全水素添加ホホバエステルが存在するが、いずれも用いることができる。本発明においては、水素添加率が高い水素添加ホホバエステルを用いることが好ましい。
【0022】
水素添加ホホバエステルは水素添加の度合により融点が変化し、水素添加率が高くなる程融点が上昇するので、好ましい水素添加ホホバエステルは融点が45℃以上になる迄水素添加された水素添加ホホバエステルである。融点が45℃以上である水素添加ホホバエステルを用いると、本発明の目的をよく達成することができ、特に優れた使用感と、優れた塗布後の仕上がり感が得られる。さらに好ましい水素添加ホホバエステルは融点50℃以上のものであり、特に完全水素添加ホホバエステルが好ましく、その融点は66〜70℃である。
【0023】
本発明においては、前記好ましい水素添加ホホバエステルが、それぞれ100質量%占めることが好ましいが、必ずしも100質量%でなくてもよく、80質量%以上の存在率で前記効果が発揮される。
【0024】
本発明の水素添加ホホバエステルは、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、FLORAESTERS20(分子中に二重結合を2つ持つ総炭素数40のエステル及び分子中に二重結合を2つ持つ総炭素数42のエステルを主成分とする部分水素添加ホホバエステル;融点42〜48℃)、FLORAESTERS30(分子中に二重結合を1つ持つ総炭素数40及び42のエステル、並びに分子中に二重結合を2つ持つ総炭素数40及び42のエステルを主成分とする部分水素添加ホホバエステル;融点47〜51℃)、FLORAESTERS60(分子中に二重結合を1つ持つ総炭素数40のエステル及び分子中に二重結合を1つ持つ総炭素数42のエステルを主成分とする部分水素添加ホホバエステル;融点56〜60℃)、FLORAESTERS70(分子中に二重結合のない総炭素数42のエステルを主成分とする完全水素添加ホホバエステル;融点66〜70℃)(以上、INTERNATIONAL FLORA
TECHNOLOGIES製)等が挙げられる。
【0025】
本発明に用いられる水素添加ホホバエステルの含有量は、油性固形化粧料全量中0.1〜20質量%が好ましい。水素添加ホホバエステルをこの範囲で含有することにより、本発明の目的をよく達成することができ、特に、優れた使用感と、優れた塗布後の仕上がり感が得られる。水素添加ホホバエステルの含有量は1〜10質量%の範囲が特に好ましい。
【0026】
前記キャンデリラワックスと水素添加ホホバエステルの含有比率は質量比で1:1〜20:1であることが好ましく、さらに好ましくは2:1〜10:1である。また、両者を併せた配合量は、油性固形化粧料全量中0.2〜40質量%であることが好ましい。さらに好ましくは2〜20質量%である。また、特に5〜15質量%であることが好ましい。
【0027】
本発明においては、固形状油の全てがキャンデリラワックスと水素添加ホホバエステルで構成されることが好ましいが、キャンデリラワックスと水素添加ホホバエステル以外の固形状油(以下、その他の固形状油ともいう。)を配合しても構わない。なお、その他の固形状油を配合する場合でも、キャンデリラワックスと水素添加ホホバエステルを併せた含有量は、固形状油全量中50質量%以上存在することが好ましい。
【0028】
本発明におけるその他の固形状油としては、通常化粧料に用いられる固形状油であれば特に制限されない。固形状油の例を挙げれば、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、カポックロウ、酢酸ラノリン、ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素油、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等が挙げられる。その他の固形状油は1種または2種以上を任意に選択して配合される。
【0029】
本発明における固形状油の含有量は油性固形化粧料全量中0.2〜40質量%が好ましい。さらに好ましくは2〜20質量%である。また、特に5〜15質量%であることが好ましい。
【0030】
本発明における液状油としては、通常化粧料に用いられる液状油が配合されるが、液状油には少なくとも植物油が含まれることが好ましい。植物油の配合により、本発明の目的をよく達成することができ、特に、滑らかに塗布できる優れた使用感と、保湿感が得られ、皮膚の乾燥感がないものが得られる。植物油の配合は、液状油の全てとすることが特に好ましいが、少なくとも液状油全量中10質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上含まれることが好ましい。
【0031】
植物油の例としては、例えば、サフラワー油、大豆油、ブドウ種子油、ゴマ油、小麦胚芽油、アボガド油、オリーブ油、オリーブスクワラン、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、メドフォーム油、ヒマワリ油、パーム油、アルモンド油、ローズヒップ油、アプリコット油、サザンカ油、ツバキ油、月見草油等の他、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル等の植物由来のトリグリセライド、ダイマージオールまたはダイマー酸のエステル等が挙げられる。植物油は1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
【0032】
前記植物油は、そのまま用いても構わないが、植物油中に含まれる多価の脂肪酸が除去された精製植物油を用いることが酸化安定性の上で好ましい。
【0033】
本発明における植物油以外の液状油としては、例えば、ミンク油、タートル油、液状ラノリン等の動物性油、流動パラフィン、スクワラン、重質流動イソパラフィン、ポリブテン等の炭化水素類、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル等の低級アルコールの脂肪酸エステル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル等の高級アルコールの脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル、乳酸セチル等の高級アルコールのオキシ酸エステル、トリカプリル酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール等の多価アルコールの脂肪酸エステル、オレイン酸、エルカ酸、リノール酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロカーボン等のフッ素油等が挙げられる。植物油以外の液状油は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。
【0034】
本発明に用いられる液状油の含有量は、油性固形化粧料全量中10〜80質量%が好ましい。液状油をこの範囲で含有することにより、本発明の目的をよく達成することができる。液状油の含有量は、油性固形化粧料全量中15〜70質量%の範囲が特に好ましい。
【0035】
本発明における半固形状油としては、通常化粧料に用いられる半固形状油を用いることができる。半固形状油の例としては、例えば、ステアリン酸硬化ヒマシ油、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル、シア脂、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸ジヒドロコレステリル、リシノレイン酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、ラノリン、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ロジン酸ジペンタエリスリチル、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル、水添ダイマー酸ジ(フィトステリル・イソステアリル・セチル・ステアリル・ベヘニル)エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、馬油、水添野菜油、ワセリン等が挙げられる。半固形状油は必要に応じて1種または2種以上が用いられる。
【0036】
本発明においては、半固形状油として少なくとも植物由来の半固形状油、すなわち植物性半固形状油を含有することが好ましい。植物性半固形状油の配合により、特に、滑らかな使用感と塗布後の皮膚の乾燥感がない優れた保湿感が得られる。植物性半固形状油は半固形状油全量中50質量%以上含有させることがより効果を発揮する点で好ましい。また、植物性半固形状油のみで半固形状油を構成させることもでき、これによれば前記効果がさらに発揮されるので本発明の特に好ましい態様である。
【0037】
前記植物性半固形状油としては、例えば植物由来のトリグリセライド及びその誘導体、植物由来の脂肪酸のエステル化物等が挙げられ、これらが好ましく用いられる。
【0038】
植物性半固形状油の具体例としては、シア脂、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、ステアリン酸硬化ヒマシ油、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル(植物由来)、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、リシノレイン酸フィトステリル(植物由来)、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル、水添ダイマー酸ジ(フィトステリル・イソステアリル・セチル・ステアリル・ベヘニル)エステル等が挙げられる。
【0039】
さらに、本発明においては、前記植物性半固形状油の中でも、植物由来のトリグリセライド及びその誘導体、並びに植物由来の脂肪酸のエステル化物であって、前記脂肪酸が不飽和脂肪酸、分岐脂肪酸及びヒドロキシ脂肪酸から選ばれる1種以上であるエステル化物であることがさらに好ましい(以下、植物性半固形状油中のこれらの好ましい植物性半固形状油を「特定植物性半固形状油」ともいう。)。特定植物性半固形状油を用いることにより、より滑らかな使用感と塗布後の皮膚の乾燥感がない優れた保湿感が得られる。
【0040】
前記不飽和脂肪酸の例としては、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、エルカ酸等が挙げられる。また、分岐脂肪酸の例としては、イソステアリン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸等が挙げられる。さらに、ヒドロキシ脂肪酸の例としては、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノレイン酸等が挙げられる。
【0041】
以下、本発明で好ましく用いられる特定植物性半固形状油の好ましい具体例を挙げるならば、シア脂、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、ステアリン酸硬化ヒマシ油、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、水添ダイマー酸ジ(フィトステリル・イソステアリル・セチル・ステアリル・ベヘニル)エステル、リシノレイン酸フィトステリル(植物由来)等である。
【0042】
特定植物性半固形状油の中で、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、ステアリン酸硬化ヒマシ油、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、リシノレイン酸フィトステリル(植物由来)が特に好ましく、さらに好ましくは、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリルである。
【0043】
半固形状油の含有量は油性固形化粧料全量中1〜40質量%であることが好ましい。半固形状油をこの範囲で含有することにより、本発明の目的をよく達成することができる。特に、優れた保存安定性、滑らかに塗布できる優れた使用感が得られ、なおかつ、塗布後の皮膚の乾燥、粉っぽい感触といった不快感がない油性固形化粧料が得られる。半固形状油の含有量は、油性固形化粧料全量中3〜20質量%の範囲が特に好ましい。
【0044】
本発明の油性固形化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で粉体を含有することができる。粉体としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、合成雲母、シリカ、硫酸バリウム、窒化ホウ素、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、ベントナイト、スメクタイト、珪酸アルミニウム珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、無水珪酸、結晶セルロース、ポリメタクリル酸エステル(メチル、エチルエステル)、ポリアクリル酸エステル(メチル、エチルエステル)、ナイロンパウダー、ポリビニルピロリドン、シロキサン結合が三次元的に伸びた網状構造をなし、ケイ素原子1個にメチル基が結合した無機と有機の中間的構造を有するポリメチルシルセスキオキサン粉末、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガラ等)、群青、紺青、パール顔料(雲母チタン等)、アルミニウムパウダー、赤色104号、赤色201号、赤色202号、赤色226号、黄色4号、橙色204号、青色404号、青色1号、緑色3号等の有機色素及びそのレーキ等が挙げられる。粉体は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。粉体の形状としては、真球状、球に類似する形状、板状、針状等を挙げることができる。また,それらの粉体は、多孔質の粒子、及び無孔質の粒子のいずれも用いることができる。
【0045】
前記粉体のうち、有機粉体を配合する場合は、表面を無機物で覆われていることが好ましい。無機物で覆われていると、保存安定性に優れるものが得られる。
【0046】
前記粉体の含有量は、油性固形化粧料全量中0.1〜50質量%の範囲が好ましく、0.5〜40質量%の範囲が特に好ましい。
【0047】
本発明の油性固形化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で上記した成分の他に通常化粧品や医薬品等に用いられる他の成分を配合することができる。例えば、保湿剤、各種高分子・樹脂類、界面活性剤、皮膜剤、増粘剤、紫外線吸収剤、低級アルコール、多価アルコール類、色素、水、ビタミン類、防腐剤、酸化防止剤、香料等が挙げられる。
【0048】
本発明の油性固形化粧料は常法に従って製造することができ、その形態としては特に限定されず、広く各種化粧品基剤として利用できる。例えば、口紅、リップクリーム、フェースカラー、ファンデーション、頬紅、アイカラー、アイシャドウ等に特に適しているが、これらに限定されるものではない。
【0049】
【実施例】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法、評価基準等について説明する。
【0050】
[使用感官能試験]
各試験品について、10名の女性パネルに、皮膚に塗布した時の塗布の滑らかさ、試験品の皮膚上でののびのよさ等の使用感、塗布後の皮膚の乾燥感のなさ(肌等のしっとり感)等の化粧仕上がり感を以下の基準に従って評価してもらった。
【0051】
(評価基準)
塗布の滑らかさ:悪い 0←1←2→3→4 良い(滑らか)
のびのよさ :悪い 0←1←2→3→4 良い
乾燥感のなさ :乾燥感がある 0←1←2→3→4 乾燥感がない(しっとりしている)
0:非常に 1:割合 2:どちらともいえない 3:割合 4:非常に
【0052】
評価の結果は、以下の判断基準に基づいて3ランクに分けた。
(判断基準)
○:10名の評価の平均値が3以上4以下
△:10名の評価の平均値が1以上3未満
×:10名の評価の平均値が0以上1未満
【0053】
[保存安定性]
試験試料(油性固形化粧料)を、40℃(湿度85%)に保持された恒温槽、50℃に保持された恒温槽、−5℃で8時間保持した後に、20℃(湿度85%)で4時間保持し、次いで40℃(湿度85%)で8時間保持し、さらに20℃(湿度85%)で4時間保持するというサイクルで内部の雰囲気が変化する恒温槽(サイクルの恒温槽)の3つの恒温槽それぞれに1ヶ月保存された試験試料につき、状態の変化の有無を下記の基準に従って評価した。
【0054】
(評価基準)
○:いずれの恒温槽に保存された試験試料も変化がみられなかった。
△:40℃、50℃、サイクルの恒温槽のいずれか1つで変化が見られた。
×:40℃、50℃、サイクルの恒温槽のいずれか2つ以上で変化が見られた。
【0055】
(実施例1〜9)
表1及び表2に示す処方のリップスティック(油性固形化粧料)を以下の方法で調製した。A:成分1〜14を加熱溶解した。B:Aに成分15〜18を混合分散した。C:Bに成分19を加え分散し、リップスティックバルクを得た。次いで、該リップスティックバルクを75℃で溶解し、金型に流し込み、冷却し、金型からリップスティックを取り出し、容器に装着してリップスティックを得た。
【0056】
【表1】
【0057】
表1中、
注1;精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2;FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注3;FLORAESTERS60(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注4;精製キャンデリラワックス特号(株式会社セラリカ野田製)
注5;YOFCO MAS(日本精化株式会社製)
【0058】
【表2】
【0059】
表2中の、(注1)〜(注5)は表1と同様である。
【0060】
実施例1〜9の評価結果を表3に示した。
【0061】
【表3】
【0062】
表3から明らかなように、本発明のキャンデリラワックス、水素添加ホホバエステル、液状油、半固形状油を含有した実施例1〜9のリップスティックは、滑らかな、のびの良い、良好な使用感が得られ、なおかつ、塗布後の皮膚の乾燥感がなく、さらに、保存安定性に優れたものであることが分かる。なお、本発明においては、液状油の全てを植物油、半固形状油の全てを植物性半固形状油を用いて調製している。
【0063】
(比較例1〜6)
表4に示す処方のリップスティックを表1の方法に準じて調製した。
【0064】
【表4】
【0065】
表4中、
注1;精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2;FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
【0066】
比較例1〜6の評価結果を表5に示した。
【0067】
【表5】
【0068】
表5から明らかなように、本発明の必須構成成分を一つでも欠く比較例1〜6のリップスティックは、本発明の効果を発揮し得ないものであった。特に、従来技術の範囲での処方の工夫により、使用感及び化粧仕上がり感のいずれかを改善させる場合があっても、両方、さらに保存安定性をも満足するものを得ることはできなかった。
【0069】
以下、表1の方法に準じて製造した種々の処方の本発明油性固形化粧料を実施例として示す。なお、上記の効果試験をこれらにおいて行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。
【0070】
【0071】
注1:精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2:精製キャンデリラワックスCG−7(樹脂含有量10質量%以下)(横関油脂工業株式会社製)
注3:FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注4:フィトスクワラン(ソフィム社製)
注5:FLORASUN90(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注6:サラコス PR(日清製油株式会社製)
【0072】
【0073】
注1:精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2:精製キャンデリラワックスMD−21(樹脂含有量10質量%以下、遊離脂肪酸10質量%以下、遊離アルコール10質量%以下)(横関油脂工業株式会社製)
注3:FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注4:FLORAESTERS20(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注5:キャストライド MS(ナショナル美松株式会社製)
注6:NIKKOL マカデミアンナッツ油(日本サーファクタント工業株式会社製)
【0074】
【0075】
注1:精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2:精製キャンデリラワックスMD−21(樹脂含有量10質量%以下、遊離脂肪酸10質量%以下、遊離アルコール10質量%以下)(横関油脂工業株式会社製)
注3:FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注4:クロピュアOL(クローダジャパン株式会社製)
注5:フィトスクワラン(ソフィム社製)
注6:YOFCO MAS(日本精化株式会社製)
【0076】
【0077】
注1:精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2:FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注3:フィトスクワラン(ソフィム社製)
注4:FLORASUN90(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注5:YOFCO MAS(日本精化株式会社製)
【0078】
【0079】
注1:精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2:FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注3:フィトスクワラン(ソフィム社製)
注4:FLORASUN90(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注5:YOFCO MAS(日本精化株式会社製)
【0080】
【0081】
注1:精製キャンデリラワックスNC1630(樹脂含有量2質量%以下)(株式会社セラリカ野田製)
注2:FLORAESTERS70(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注3:フィトスクワラン(ソフィム社製)
注4:FLORASUN90(INTERNATIONAL FLORA TECHNOLOGIES製)
注5:Plandool−H(日本精化株式会社製)
【0082】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、化粧料を唇、肌等の皮膚に塗布したときに滑らかで、のびの良い、良好な使用感を有し、なおかつ、塗布後の皮膚の乾燥感がなく、さらに、保存安定性に優れた油性固形化粧料が得られる。
Claims (5)
- (A)キャンデリラワックス、(B)水素添加ホホバエステル(C)液状油、(D)半固形状油を含有する油性固形化粧料。
- キャンデリラワックス中の樹脂含有量が10質量以下である請求項1記載の油性固形化粧料。
- 水素添加ホホバエステルが完全水素添加ホホバエステルである請求項1又は2記載の油性固形化粧料。
- 液状油として少なくとも植物油を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の油性固形化粧料。
- 半固形状油として少なくとも植物性半固形状油を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の油性固形化粧料。
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