JP2008105951A - スティック状口唇用化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】唇に保湿性を与え、唇の乾燥を防ぐ保湿機能と、唇につやを与えるグロス機能の両方を合わせ持った、優れた安定性を有するスティック状の口唇用化粧料を提供すること。
【解決手段】液状油分を含有する硬度が1〜75gの油性組成物を内芯部として有し、外層部を固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物とする、略柱状の内芯部の横周辺面全体を外層部で覆ってスティック状とした、多重構造を有するスティック状口唇用化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は多重構造のスティック状口唇用化粧料に関する。さらに詳しくは、液状油分を含有した油性組成物を内芯部として有し、外層部を固形油性組成物とする多重構造のスティック状口唇用化粧料に関する。
化粧料におけるリップグロスは、唇につやを与える機能を持っている。リップグロスは、前記機能を充分に発揮させるために、液状油分を基本成分としており、これに使用性を高めるために、例えば油ゲル化剤で固めている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、ゲル化剤で固めただけでは、使用形態が不便であり、携帯に便利なスティック状のリップグロスを安定に製造することは難しい。
安定なスティック状にするために、ワックス等で固めた技術もある(例えば、特許文献2参照)が、グロス効果が極端に低下する。
また、リップグロスには唇に保湿性を付与する機能がなく、逆にリップグロスの使用により唇が乾燥してしまう。したがって、唇を乾燥から守るために、保湿機能を持った固形油分を配合して固めたリップクリームを別に準備して併用しなければならない。
一方、リップクリームはスティック状にすることが可能であって、便利だが、これにグロス効果を付与することは難しい。
リップクリームのような保湿性を有するスティック状口唇用化粧料であって、保湿とグロスの両機能を持った安定性に優れたスティック状の口唇用化粧料の開発が求められていた。
本発明のように、多重構造を有するスティック状口唇用化粧料に関する技術は、例えば、二価アルコールの1種又は2種以上と、平均分子量10,000〜20,000のポリアルキレングルコールより選択した1種又は2種以上と、水性成分とを含有して成る水性スティック状組成物を内芯部に有し、油性スティック状組成物を外周部に有することを特徴とした、従来の油性スティック状化粧料の油性感を低減してみずみずしい使用感を付与した二重構造型スティック状化粧料の技術(特許文献3参照)、透明のリップグロスの中心に色鮮やかなカラークリームを所望形状に配置し、且つ透明のリップグロスには均一に金粉が分布されていることを特徴とする口紅リップスティックの技術(特許文献4参照)等が開示されている。
さらに、外輪化粧料(棒状口紅)及び内輪化粧料(棒状口紅)からなる二重棒状口紅の製造法の技術(特許文献5参照)、外層部と内相部とが一体化した構造であって、前記内相部が揮発性油剤を内相部全量当たり3〜30重量%の範囲で必須に含有する油性化粧料基材からなり、前記外層部が融点80℃以上の固形油剤を外相部全量当たり20〜80重量%の範囲で含有する油性化粧料基材からなるスティック状化粧料(口紅)の技術(特許文献6参照)、無水媒質中に酸化性活性物質を含む第1内部脂肪相、すなわち芯相と少なくとも一種の界面活性剤を含む第2外部脂肪相、すなわち鞘相とからなり、芯相は鞘相によってその酸化を阻止されておりかつ鞘相は芯相の断面の少なくとも1つの周囲および上部に配置されていることを特徴とする易酸化性活性物質の局所塗布用の薬用または化粧用棒またはスティックの技術(特許文献7参照)、ワックス類及び油脂類の混合物を溶融後、型に流し入れ、中空筒状の軸を形成し、冷却後、該軸の中空部内に、溶融した固体口紅を流し込み、固着した、細がきを特徴とする細がき用棒状口紅の製造方法の技術(特許文献8参照)も開示されている。
これらは、いずれも本発明とは目的を異にするものであり、構成も異なるものである。
特開2002−3340号公報 特開2002−348204号公報 特許第3643696号公報 実用新案登録第3069877号公報 特開平2−172904号公報 特開昭63−139107号公報 特開昭60−132910号公報 特開昭50−143641号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、唇に保湿性を与え、唇の乾燥を防ぐ保湿機能と、唇につやを与えるグロス機能の両方を合わせ持った、優れた安定性を有するスティック状の口唇用化粧料を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、唇につやを与える特定物性の油性組成物を固形油性組成物からなるスティックの芯として組み入れ、固形油性組成物と油性組成物を一体化することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、第一発明は、液状油分を含有する硬度1〜75gの油性組成物を内芯部として有し、外層部を固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物とする多重構造のスティック状口唇用化粧料である。
また、第二発明は、液状油分を含有する硬度1〜75gの油性組成物を内芯部として有し、外層部を固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物とする二重構造のスティック状口唇用化粧料である。
本発明において、液状、固形等の用語は常温での状態を示す。なお、状態が明確でないものは、当業者の間で認識されている範囲で解釈される。また、本発明における硬度とは、試料にレオメーターのアダプターを浸入させた時の進入硬度であり、測定温度30℃で、2mmφのアダプターを30mm/min.のスピードで上方から試料中に1mm進入させたときの応力のピーク値(単位はg)で表す。本発明において、前記硬度の測定は、試料を深さ10mmの専用容器に流し込み、一晩放置し、30℃恒温槽に2時間以上放置したものを試料として、(株)レオテック製の「レオメーター NRM−2002J」にて測定し、試料数5の平均値を求めた。
本発明によれば、液状油分を含有する硬度1〜75gの油性組成物を内芯部として有し、外層部を固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物とする多重構造のスティック状口唇用化粧料としたので、唇に対して保湿とつや(グロス)の両機能を与えることができる、保形安定性及び経時安定性に優れたスティック状の口唇用化粧料が得られる。さらに、該化粧料は唇への化粧料の付き、塗布時の唇の感触に優れたものである。前記内芯部にラメ剤を配合することにより、化粧料の内芯部にキラキラした美しさが見られ、化粧料の意匠性が優れたものになり、今まで得られなかったリップクリーム、口紅等の固形油性スティック状化粧料に優れたラメ感を与えることができる。また、該化粧料が塗布された唇にはキラキラした輝きが得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳述する。
本発明は、液状油分を含有する硬度1〜75gの油性組成物からなる内芯部と、その外側に位置した固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物からなる外層部とを有する二重等の多重構造のスティック状口唇用化粧料である。
液状油分を含有する硬度1〜75gの油性組成物(以下、油性組成物(内芯部)ともいう。)について詳述する。
油性組成物(内芯部)の形成に用いられる液状油分としては、通常化粧料に配合される液状油分であれば特に制限されないが、例えば、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、月見草油等の液状油脂、ホホバ油、液状ラノリン等の液状ロウ類、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、揮発性炭化水素等の液状炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、パルミチン酸オクチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ジオクタン酸ペンタエリトリット、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、リンゴ酸ジイソステアリル等の液状エステル類、イソステアリン酸、オレイン酸等の液状高級脂肪酸、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール等の液状高級アルコール、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の液状鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の液状環状シリコーン、アミノ変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の液状変性ポリシロキサン等の液状シリコーン油、パーフロロポリエーテル等の液状フッ素化合物等が挙げられる。液状油分は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。なお、油性組成物(内芯部)中に含まれる揮発性油分例えば揮発性炭化水素等の液状炭化水素、ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンは、油性組成物(内芯部)の経時的な減少を防止する点から油性組成物(内芯部)全量中3質量%未満であることが好ましく、さらに好ましくは2質量%以下である。
油性組成物(内芯部)は、硬度1〜75gの範囲であることが必要である。好ましくは、20〜65gであり、さらに好ましくは25〜60gである。硬度が1g未満であると、スティックの保形安定性、及び経時安定性を悪くする。また、塗布時の唇の感触も悪い。また、硬度が75gを超えると、化粧された唇のつやが悪くなる。これは、唇上の塗布膜の厚みがなくなるためと考えられる。
液状油分は、硬度付与剤により前記硬度の範囲に調整されることが好ましい。硬度付与剤としては、油ゲル化剤、固形油分等、一般的に化粧料に配合されるものが用いられる。これらのうち、油ゲル化剤の具体例としては、デキストリン脂肪酸エステル(パルミチン酸デキストリン等)、オキシ酸(12−ヒドロキシステアリン酸等)、金属石けん(イソステアリン酸アルミニウム等)、有機変性粘土鉱物、疎水性シリカ等が挙げられる。油ゲル化剤は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
また、固形油分の具体例としては、硬化油、モクロウ、カカオ脂、硬化ヒマシ油等の固形油脂、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス等の固形炭化水素、ミツロウ、ラノリン、ゲイロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ホホバロウ等の固形ロウ類、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベへン酸等の固形高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の固形高級アルコール、パルミチン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリル等の固形エステル等が挙げられる。固形油分は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
前記油性組成物(内芯部)中の液状油分、硬度付与剤の配合量は、油性組成物(内芯部)の硬度1〜75gの範囲にする量の範囲で調整される。
油性組成物(内芯部)には、ラメ剤を配合することができ、ラメ剤の配合により、油性組成物(内芯部)及びスティック状口唇用化粧料の意匠性を優れたものにするとともに、唇に塗布されたとき唇にキラキラした輝きを与えることができる。
油性組成物(内芯部)には、前記成分の他に、化粧料、医薬部外品、医薬組成物等に通常用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記任意配合成分としては、例えば、前記以外の油分、界面活性剤、保湿剤、多価アルコール、高分子、(油ゲル化剤)、粉末、顔料、染料、レーキ、低級アルコール、糖類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、美白剤,皮膚賦活剤,血行促進剤,抗炎症剤(消炎剤)等の薬剤、植物抽出物、酸化防止剤、防腐剤、清涼剤、香料、水等を挙げることができる。
油性組成物(内芯部)のスティック状口唇用化粧料中の含有割合は、求める前記化粧料の機能によって任意に調節されるが、本発明の唇のグロス効果、化粧料の安定性等の効果を充分に発揮させるためには、スティック状口唇用化粧料全量中10〜90質量%であることが好ましい。さらに好ましくは12〜60質量%であり、特に好ましくは15〜40質量%である。
次に、固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物(以下、固形油性組成物(外層部)ともいう。)について詳述する。
固形油性組成物(外層部)の形成に用いられる固形油分としては、通常化粧料に配合される固形油分であれば特に制限されないが、例えば、硬化油、モクロウ、カカオ脂、硬化ヒマシ油等の固形油脂、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス等の固形炭化水素、ミツロウ、ラノリン、ゲイロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ホホバロウ等の固形ロウ類、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベへン酸等の固形高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の固形高級アルコール、パルミチン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリル等の固形エステル等が挙げられる。固形油分は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
固形油分はスティック状を保持するための量が配合されるが、その含有量としては、固形油性組成物(外層部)全量中10〜40質量%が好ましい。固形油分の含有量がこの範囲であると、本発明の効果を充分に発揮できるスティック状口唇用化粧料を得ることができる。特に、スティック状口唇用化粧料の保形性、経時安定性、さらに唇に与える保湿性が優れたものになる。
また、外層部の形成に用いられる液状油分としては、通常化粧料に配合される液状油分であれば特に制限されないが、例えば、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、月見草油等の液状油脂、ホホバ油、液状ラノリン等の液状ロウ類、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、揮発性炭化水素等の液状炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、パルミチン酸オクチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ジオクタン酸ペンタエリトリット、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、リンゴ酸ジイソステアリル等の液状エステル類、イソステアリン酸、オレイン酸等の液状高級脂肪酸、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール等の液状高級アルコール、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の液状鎖状ポリシロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の液状環状シリコーン、アミノ変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の液状変性ポリシロキサン等の液状シリコーン油、パーフロロポリエーテル等の液状フッ素化合物等が挙げられる。液状油分は1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
液状油分の含有量は、固形油性組成物(外層部)全量中55〜80質量%が好ましい。液状油分の含有量がこの範囲であると、本発明の効果を充分に発揮できるスティック状口唇用化粧料を得ることができる。特に、スティック状口唇用化粧料の保形性、経時安定性、さらに唇に与える保湿性が優れたものになる。
固形油性組成物(外層部)には、前記成分の他に、化粧料、医薬部外品、医薬組成物等に通常用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記任意配合成分としては、例えば、前記以外の油分、デキストリン脂肪酸エステル(パルミチン酸デキストリン等)、オキシ酸(12−ヒドロキシステアリン酸等)、金属石けん(イソステアリン酸アルミニウム等)、有機変性粘土鉱物、疎水性シリカ等の油ゲル化剤、界面活性剤、保湿剤、多価アルコール、高分子、粉末、顔料、染料、レーキ、低級アルコール、糖類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、美白剤,皮膚賦活剤,血行促進剤,抗炎症剤(消炎剤)等の薬剤、植物抽出物、酸化防止剤、防腐剤、清涼剤、香料、水等を挙げることができる。
固形油性組成物(外層部)の硬度は、80〜200gの範囲にあることが好ましい。この範囲を外れても実施可能であるが、硬度が80g未満であると、スティックの保形性が低下し、経時安定性も充分でなくなってくる。さらに、保湿効果も充分でなくなってくる。また、硬度が200gを超えると、唇のつやが充分でなくなってくる。また、塗布時の唇の感触も充分ではなくなってくる。さらに好ましい硬度は100〜150gである。
固形油性組成物(外層部)のスティック状口唇用化粧料中の含有割合は、求める前記機能によって任意に調節されるが、本発明の唇のグロス効果、化粧料の安定性等の効果を充分に発揮させるためには、スティック状口唇用化粧料全量中10〜90質量%であることが好ましい。さらに好ましくは40〜88質量%であり、特に好ましくは60〜85質量%である。
本発明のスティック状口唇用化粧料は前記成分を配合して公知の方法にしたがって製造することができる。製造法としては、例えば、内芯部分を棒状の型によりあらかじめ塞いでおいたモールドに、外層部を構成する固形油性組成物の構成成分を加熱・溶融して流し込み、冷却固化させた後、内芯部分の前記型を抜き取り、その空隙部分に内芯部を形成する油性組成物の構成成分を加熱・溶融して流し込み、冷却固化する方法が挙げられる。前記内芯部分に挿入する棒状の型の太さを替えることにより、油性組成物(内芯部)と固形油性組成物(外層部)との構成割合を調節することができる。
固形油性組成物(外層部)は、油性組成物(内芯部)の外側を覆い多重構造のスティック状口唇用化粧料を形成する。本発明における多重構造のスティックとは、略柱状の物質の横周辺面全体を他の物質で覆ってスティック状をなしたものである。前記略柱状の物質がスティックの内芯部を形成し、それを覆った他の物質がスティックの外層部を形成する。本発明において、スティックの上面は固形油性組成物(外層部)で覆われることなく油性組成物(内芯部)が表面にでているものが好ましい。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。
1.使用テスト
20名の専門パネルによる使用テストを行い、化粧料の唇への付き、塗布時の唇の感触、保湿性及びつやの評価項目それぞれについて評価した。すなわち、スティック状口唇用化粧料を唇に塗布したときの化粧料の唇への付き、唇の感触及び保湿性を官能評価し、また唇のつやを外観評価した。評価は下記の評価点基準に基づいて行った。次いで、各人がつけた評価点を合計し、平均点を計算し、下記評価基準に基づいて評価した。
(評価点基準)
5点:非常に優れている。
4点:優れている。
3点:普通。
2点:劣る。
1点:非常に劣る。
(評価基準)
◎:平均点が4点以上である。
○:平均点が3点以上4点未満である。
△:平均点が2点以上3点未満である。
×:平均点が2点未満である。
2.保形安定性
製造直後のスティック状口唇用化粧料の形状を目視にて観察した後、唇に塗布して、成型直後のスティックの保形安定性及び唇へ塗布したときのスティックの保形安定性を評価した。
(評価基準)
○:いずれにおいても形が保たれている。
×:いずれかにおいて形の崩れがみられる。
3.経時安定性
試料を50℃の恒温槽及び室温下にそれぞれ保存し、1ヶ月後の外観変化を下記の評価基準によって評価した。
(評価基準)
◎:いずれの条件下でも系の分離現象等変化が全く見られず安定である。
○:いずれの条件下でも系の分離現象等変化がほとんど見られず安定である。
×:いずれかの条件下で系の分離現象等何らかの変化が見られ不安定である。
[実施例1]
内芯部を棒状の型で塞いだモールドに、表1に示した固形油性組成物1の各成分(配合量合計100質量%)を混合、加熱溶融して均一としたものを充填し、冷却固化させた。次いで内芯部の棒状の型を抜き取り、その空隙部に、表2に示した油性組成物2の各成分(配合量合計100質量%)を混合、加熱溶融して均一としたものを流し込んで冷却した。得られた二重構造のスティック状口唇用化粧料をモールドから取り出し、容器に収納した。内芯部の油性組成物と外層部の固形油性組成物との含有割合(質量比)は20:80であった。
Figure 2008105951
Figure 2008105951
[実施例2〜5、比較例1〜2]
実施例1と同様にして、表1の固形油性組成物及び表2の油性組成物を用いて、表3に示した外層部及び内芯部からなる実施例2〜5、比較例1〜2の二重構造のティック状化粧料を製造した。内芯部の油性組成物と外層部の固形油性組成物との含有割合(質量比)は、いずれも20:80であった。
実施例1〜5、比較例1〜2の二重構造のスティック状化粧料につき効果試験を行い、その評価結果を同じ表3に示した。
Figure 2008105951
表3より明らかなように、本発明の実施例1〜5の二重構造のスティック状化粧料は、いずれも優れた保形安定性及び経時安定性があり、化粧料塗布時の化粧料の唇への付き、唇の感触は優れ、さらに、これらのスティック状化粧料が塗布された唇の保湿性、つやは優れたものであった。
これらに対して、油性組成物(内芯部)の硬度が本発明の範囲外である、比較例1及び2の二重構造のスティック状化粧料は、いずれも本発明の効果を発揮し得ないものであった。
[比較例3〜4]
実施例1の方法に準じて、表2の油性組成物及び表1の固形油性組成物を用いて、表4に示した外層部及び内芯部からなる比較例3〜4の二重構造のスティック状化粧料を製造した。内芯部の油性組成物と外層部の固形油性組成物との含有割合(質量比)は20:80であった。
比較例3〜4の二重構造のスティック状化粧料につき効果試験を行い、その評価結果を同じ表4に示した。
Figure 2008105951
表4より明らかなように、前記実施例2のスティック状化粧料の外層部と内芯部の構成を逆にした比較例3、及び前記比較例2のスティック状化粧料の外層部と内芯部の構成を逆にした比較例4のスティック状化粧料は、いずれも本発明の効果を発揮し得ないものであった。
以下、さらに本発明多重構造のスティック状化粧料の実施例を示す。なお、製造は実施例1の方法に準じて行った。また、前記効果試験をこれらにおいて行ったところ、表5に示したような優れた結果が得られた。
〔実施例6〕
下記油性組成物(内芯部)(硬度25g)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)(硬度150g)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 14.5
(2)ワセリン 20.0
(3)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
(4)スクワラン 25.4
(5)重質流動イソパラフィン 20.0
(6)トコフェロール 0.1
合計 100.0質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)水添ポリイソブテン 35.0
(2)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 16.0
(3)イソノナン酸イソトリデシル 10.0
(4)セレシン 2.0
(5)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
(6)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 2.0
(7)ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 15.0
(8)スクワラン 10.0
合計 100.0質量%
〔実施例7〕
下記油性組成物(内芯部)(硬度60g)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)(硬度150g)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 14.5
(2)ワセリン 20.0
(3)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
(4)スクワラン 25.4
(5)重質流動イソパラフィン 20.0
(6)トコフェロール 0.1
合計 100.0質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)水添ポリイソブテン 28.0
(2)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 17.0
(3)イソノナン酸イソトリデシル 10.0
(4)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(5)セレシン 6.0
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
(7)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 2.0
(8)ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 17.0
(9)スクワラン 5.0
合計 100.0質量%
〔実施例8〕
下記油性組成物(内芯部)(硬度50g)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)(硬度150g)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 14.5
(2)ワセリン 20.0
(3)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
(4)スクワラン 25.4
(5)重質流動イソパラフィン 20.0
(6)トコフェロール 0.1
合計 100.0質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)水添ポリイソブテン 30.0
(2)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 18.0
(3)イソノナン酸イソトリデシル 10.0
(4)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(5)セレシン 5.0
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
(7)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 2.0
(8)ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 15.0
(9)スクワラン 5.0
合計 100.0質量%
〔実施例9〕
下記油性組成物(内芯部)(硬度75g)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)(硬度150g)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 14.5
(2)ワセリン 20.0
(3)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
(4)スクワラン 25.4
(5)重質流動イソパラフィン 20.0
(6)トコフェロール 0.1
合計 100.0質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)ヒマシ油 54.5
(2)ラノリン 10.0
(3)オレイルアルコール 5.0
(4)カルナウバワックス 5.0
(5)ミツロウ 3.0
(6)流動パラフィン 10.0
(7)ポリブテン 7.5
(8)スクワラン 5.0
合計 100.0質量%
Figure 2008105951
以下、さらに本発明多重構造のスティック状化粧料の実施例を示す。なお、製造は実施例1の方法に準じて行った。なお、実施例中、油性組成物(内芯部)にラメ剤が配合されたスティック状化粧料及びそれを塗布した唇には、優れたラメ効果が得られた。
〔実施例10〕
下記油性組成物(内芯部)30質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)70質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)セレシン 12.0
(2)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 2.0
(3)イソノナン酸イソトリデシル 32.8
(4)リンゴ酸ジイソステアリル 6.0
(5)メチルフェニルポリシロキサン 16.9
(6)ロジン酸ペンタエリスリチル 5.0
(7)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
(8)トコフェロール 0.1
(9)赤色202号 2.2
(10)黄色4号 0.5
(11)酸化チタン 2.0
(12)シリカ 0.5
合計 100.0質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)水添ポリイソブテン 30.0
(2)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 18.0
(3)イソノナン酸イソトリデシル 10.0
(4)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(5)セレシン 5.0
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
(7)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 2.0
(8)ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 15.0
(9)スクワラン 5.0
合計 100.0質量%
〔実施例11〕
下記油性組成物(内芯部)40質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)60質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリエチレンワックス(平均分子量500) 14.5
(2)ワセリン 20.0
(3)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
(4)スクワラン 25.4
(5)重質流動イソパラフィン 20.0
(6)トコフェロール 0.1
合計 100.0質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)パルミチン酸デキストリン 10.0
(2)ポリブテン 35.0
(3)メチルフェニルポリシロキサン 25.0
(4)リンゴ酸ジイソステアリル 6.0
(5)流動パラフィン 15.6
(6)シリカ 1.0
(7)トコフェロール 0.1
(8)赤色202号 0.1
(9)酸化チタン 0.2
(10)酸化チタン処理合成金雲母 5.0
(11)(ポリエチレン/PET)ラミネート 2.0
合計 100.0質量%
〔実施例12〕
下記油性組成物(内芯部)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ヒマシ油 49.35
(2)水添ヤシ油トリグリセリル 8.00
(3)キャンデリラロウ 9.00
(4)ビスジグリセリルポリアシルアジペート−1 8.00
(5)ミツロウ 3.00
(6)カルナウバロウ 2.00
(7)トリカプリン酸グリセリル 20.00
(8)酢酸トコフェロール 0.50
(9)プロピルパラベン 0.10
(10)BHT 0.05
合計 100.00質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリブテン 61.0
(2)重質流動イソパラフィン 20.0
(3)オクチルドデカノール 6.0
(4)セレシン 6.0
(5)ジメチコノール 3.0
(6)ジメチコン 3.0
(7)酢酸トコフェロール 1.0
合計 100.0質量%
〔実施例13〕
下記油性組成物(内芯部)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 25.00
(2)ミツロウ 5.00
(3)カルナウバロウ 5.00
(4)PEG−8 0.05
(5)プロピルパラベン 0.10
(6)ヒマシ油 64.85
合計 100.00質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリブテン 37.00
(2)液状ラノリン 44.80
(3)ラウリン酸ミリスチル 8.00
(4)カルナウバロウ 6.00
(5)オゾケライト 3.00
(6)トリヒドロキシステアリン 1.00
(7)プロピルパラベン 0.15
(8)BHA 0.05
合計 100.00質量%
〔実施例14〕
下記油性組成物(内芯部)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ヒマシ油 74.65
(2)ミツロウ 8.75
(3)ミリスチン酸イソプロピル 5.60
(4)ラノリン 3.50
(5)カルナウバロウ 2.65
(6)セレシン 2.60
(7)重質流動イソパラフィン 2.10
(8)プロピルパラベン 0.10
(9)DPG 0.05
合計 100.00質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)ポリブテン 40.0
(2)ラノリンロウ 47.8
(3)ラウリン酸ミリスチル 3.0
(4)カルナウバロウ 2.0
(5)液状ラノリン 5.0
(6)オゾケライト 2.0
(7)BHA 0.1
(8)プロピルパラベン 0.1
合計 100.0質量%
〔実施例15〕
下記油性組成物(内芯部)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ミツロウ 2.50
(2)カルナウバロウ 2.50
(3)キャンデリラロウ 3.50
(4)オゾケライト 5.00
(5)セレシン 1.50
(6)ミリスチン酸イソプロピル 5.00
(7)オクチルドデカノール 7.00
(8)乳酸ミリスチル 5.00
(9)ラノリンアルコール 5.00
(10)液状ラノリン 3.75
(11)プロピルパラベン 0.20
(12)水添ポリイソブテン 10.00
(13)ビス(ヒドロキシエトキシプロピル)ジメチコン 49.05
合計 100.00質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)ヒマシ油 74.75
(2)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 20.00
(3)ミツロウ 2.50
(4)カルナウバロウ 2.50
(5)香料 0.20
(6)DPG 0.05
合計 100.00質量%
〔実施例16〕
下記油性組成物(内芯部)20質量部、及び下記固形油性組成物(外層部)80質量部からなるスティック状口唇用化粧料を製造した。
(固形油性組成物(外層部))
成分 配合量(質量%)
(1)ヒマシ油 44.35
(2)水添ヤシ油トリグリセリル 8.00
(3)キャンデリラロウ 9.00
(4)ビスジグリセリルポリアシルアジペート−1 8.00
(5)ミツロウ 3.00
(6)カルナウバロウ 2.00
(7)トリカプリン酸グリセリル 20.00
(8)酢酸トコフェロール 0.50
(9)プロピルパラベン 0.10
(10)BHT 0.05
(11)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 5.00
合計 100.00質量%
(油性組成物(内芯部))
成分 配合量(質量%)
(1)乳酸ミリスチル 36.8
(2)ジメチルPABAエチルヘキシル 2.0
(3)ポリブテン 30.0
(4)液状ラノリン 20.0
(5)カルナウバロウ 7.0
(6)オゾケライト 3.0
(5)トリヒドロキシステアリン 1.0
(6)DPG 0.2
合計 100.0質量%

Claims (2)

  1. 液状油分を含有する硬度1〜75gの油性組成物を内芯部として有し、外層部を固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物とする多重構造のスティック状口唇用化粧料。
  2. 液状油分を含有する硬度1〜75gの油性組成物を内芯部として有し、外層部を固形油分及び液状油分を含有する固形油性組成物とする二重構造のスティック状口唇用化粧料。
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