JP2000086426A - 官能化合成ロウとイソパラフィンをベ―スとしたメ―クアップ用又は手入れ用の耐移り性組成物 - Google Patents

官能化合成ロウとイソパラフィンをベ―スとしたメ―クアップ用又は手入れ用の耐移り性組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不相容性の問題がなく、十分な硬度があり、
好ましい適用感を有する耐移り性組成物を提供する。 【解決手段】 生理学的に許容可能な媒体中に、 −少なくとも1種の揮発性の炭化水素系油と、 −以下の式: 15.50≦δ≦18.50J1/2/cm−3/2
と4.50≦δ≦7.50J1/2/cm−3/2
おいて、δ=(δ +δ )1/2、によるハンセ
ンの溶解パラメータ(δ、δ及びδ)と、75℃〜
120℃の融点を有し、少なくとも1つのヒドロキシル
又はカルボキシル官能基を担持する少なくとも1種の官
能化合成ロウとの組合せを含有せしめ、これをメークア
ップ用又は手入れ用の耐移り性組成物に成型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揮発性の炭化水素
系油と官能化合成ロウを組合せて含有する、皮膚、ケラ
チン繊維(睫毛、眉毛又は毛髪)又は唇をメークアップ又
は手入れするための耐移り性組成物、皮膚、ケラチン繊
維又は唇をメークアップ又は手入れするための組成物に
耐移り性を付与するための、該組合せの使用、並びにこ
のようなメークアップ用又は手入れ用耐移り性組成物の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】いわゆ
る「耐移り性」を有するメークアップ用又は手入れ用製
品の開発は、現在、多くの化粧品研究における主題とな
っている。これらの製品、例えばファンデーション、口
紅、アイシャドウ又はフェイスパウダーは、一度皮膚又
は唇に適用されれば、(例えば、グラス、カップ、タバ
コ又は衣類等の)それらが接触し得る面にあまり付着し
ないということで差別化される。
【0003】適用された化粧品の移りを防止する第1の
アプローチは、非付着性を有することで知られる、例え
ばフッ化物質又はシリコーン物質のような物質の層でそ
れらを被覆することからなる。しかしながら、この種の
調製物は、化粧品に使用するにはあまり適切ではない欠
点を有する。例えば、口紅の皮膜が油っぽくなり、唇及
び瞼に隣接する皮膚に移動する傾向がある。耐移り性製
品を得るための他の可能性は、揮発性の出発物質と組合
せて、シリコーンポリマー又は樹脂を使用することから
なり、揮発性の出発物質が、蒸発後に、他の表面への耐
移り性のある不活性な膜を残す。使用される揮発性の出
発物質は、例えば非常に低粘度(3センチストーク未満)
の環状シリコーン又はイソパラフィンである。
【0004】これらメークアップ製品を固体状にするた
めに、そこに硬化化合物、例えばロウを添加する必要が
ある。しかしそうすると、ロウと揮発性物質との相容性
及び/又は機械的安定性に問題が生じる。特にロウの含
有量が少ないと、棒状体は十分な硬度を有さず、安定性
の問題又は使用中の問題を引き起こすおそれがある。単
に硬化ロウの割合を増加させても、適用するのが不快に
なる、製品の化粧品特性の低下が一般的に起こるので、
これらの問題は解決しない。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明の目的は、耐移り性の固体状化粧品におけるこれら
ロウの割合を制限し、不相容性の問題を回避することが
できるように、十分に硬化させることのできるロウ、す
なわち最大のゲル化力を有するロウを見出すことにあ
る。また、移り性の問題は有色又は無色の活性剤を含有
するスキンケア又は皮膚のトリートメント用の製品にお
いても存在する。
【0006】本出願人は、予期しないことに、特定の融
点範囲と特定の溶解パラメータにより特徴付けられる炭
化水素系ロウという特定のカテゴリーのものにより上述
した問題が解決されることを見出した。クリーム状脱臭
剤を調製する目的で、揮発性の液状シリコーンビヒク
ル、例えばシクロメチコーンをゲル化するためにそのよ
うなロウを使用することは、国際特許公開第97/17
942号公報に記載されているが、この公報は固体状の
イソパラフィン系の耐移り性製品の製造には全く関係す
るのもではない。
【0007】よって、本発明の主題は、以下に定義する
非常に特定の融点基準と溶解パラメータを満足させる少
なくとも1種の官能化合成ロウと、少なくとも1種の揮
発性の炭化水素系油とを含有する、皮膚、唇又はケラチ
ン繊維のメークアップ用又は手入れ用の耐移り性化粧品
組成物にある。
【0008】また本発明の主題は、固体状の耐移り性化
粧品組成物を得るために、揮発性の炭化水素系油を含有
する、皮膚、唇及びケラチン繊維のメークアップ用又は
手入れ用組成物を硬化させる、以下に記載する溶解パラ
メータ及び融点基準を満足させる合成ロウを使用するこ
とにある。
【0009】さらに本発明の他の主題は、以下の特性を
有する合成ロウと揮発性の炭化水素系油を組合せる、メ
ークアップ用又は手入れ用で固体状の耐移り性組成物の
調製方法にある。
【0010】またさらに本発明の主題は、皮膚、唇又は
ケラチン繊維が接触する面への、皮膚、唇又はケラチン
繊維のメークアップ用又は手入れ用組成物の移動を低減
させる方法にあり、該方法は、以下に定義する合成ロウ
及び炭化水素系油を組合せたものを該組成物に導入する
ことからなる。
【0011】よって、本発明の固体状の耐移り性化粧品
組成物は、脂肪相に: −少なくとも1種の揮発性の炭化水素系油と、 −少なくとも1種の官能化合成ロウ、すなわち、以下の
式: 15.50≦δ≦18.50J1/2/cm−3/2
と4.50≦δ≦7.50J1/2/cm−3/2
あって、δ=(δ +δ )1/2、となるハンセ
ンの溶解パラメータ(δ、δ及びδ)と、75℃〜
120℃の融点を有し、少なくとも1つのヒドロキシル
又はカルボキシル官能基を担持するロウを含有する。
【0012】本発明において、「揮発性油」という用語
は、それが適用された支持体から、室温で蒸発可能な
油、言い換えれば室温で蒸気圧が測定可能な油を意味
し、「揮発性の炭化水素系油」という用語は、その骨格
が水素と炭素のみを含有する油を意味する。
【0013】本発明で適切に使用される好ましい揮発性
の炭化水素系油は、特にイソパラフィン、すなわち8〜
16の炭素原子を有する分枝状のアルカンである。言う
までもなく、これらのイソパラフィンの混合物を使用す
ることもできる。本発明で好ましく使用される揮発性の
炭化水素系油はイソドデカン、すなわち2,2,4,4,6
-ペンタメチルヘプタンである。市販されているイソド
デカンの例としては、プレスパース・インク(Presperse
Inc)よりペルメチル(Permethyl(登録商標))99Aの名
称で販売されている製品を挙げることができる。
【0014】本発明のメークアップ用組成物のゲル化及
び硬化に使用される官能化合成ロウは、少なくとも1つ
のヒドロキシル又はカルボキシル基を含有し、融点及び
ハンセンによる3次元の溶解空間における溶解パラメー
タ(「3次元の溶解パラメータ」(The three-dimensiona
l solubility parameters)、J. Paint Technol.39、105
頁(1967)]により定義されるものである。合成ロウは、
天然由来のロウとは異なり、一定の組成の生成物であ
り、脂肪アルコール又は脂肪酸の含有量が一定であると
いった利点を有する。
【0015】ハンセンに依れば、蒸発中の内部エネルギ
ーの変化は、第1には水素結合(h項)、第2には二極性
相互作用(p項)及び第3には分散力(d項)の3種のもの
が寄与した結果であると考えられている。(J/cm)
1/2と表され、蒸発中において化学種の単位容量当り
の内部エネルギー変化の平方根として定義される溶解パ
ラメータδは、座標ベクトル(δ 、δ及びδ)とし
て定義され、そのベクトルの大きさは、次の式: δ=δ +δ +δ により与えられる。適切なロウの選択基準として本発明
で使用されるパラメータδは次の等式: δ=(δ +δ )1/2 により定義される。
【0016】本発明の合成ロウのゲル化力は、脂肪相、
特にイソアルカン類とこれらロウ類との相容性/不相容
性現象と関連している。4.5未満のδパラメータを
有するロウは、イソアルカン類とほとんど相容性がな
く、従って十分なゲル化力及び構造化力を有さない。他
方、7.5を越えるパラメータδは、ロウとイソアル
カン類との間に過度の不相容性があることを示し、脱混
合化(demixing)及び不均質現象、及びおそらくは機械的
安定性の欠如に現れる。
【0017】本発明の好ましい実施態様の一つにおい
て、これらの選択基準を満足するロウは、以下の化学
式: (1) CH-(CH)-CHOH (上式中、nは18〜58の範囲の整数である)に相当す
る非常に長い鎖を有する直鎖状の脂肪アルコールであ
る。これらのC20-60脂肪アルコールは商業的に入
手することができ、例えばニュー・フェイズ・テクノロ
ジー社(New Phase Technologies)からペルホルマコール
(Performacol(登録商標))350、ペルホルマコール(登
録商標)425、ペルホルマコール(登録商標)550及
びペルホルマコール(登録商標)700、又はペトロライ
ト社(Petrolite)からユニリン(Unilin(登録商標))35
0アルコール、ユニリン(登録商標)425アルコール、
ユニリン(登録商標)550アルコール及びユニリン(登
録商標)700アルコールが挙げられる。これらは、非
常に低い多分散指標(M/M≒1.1)を有するポリ
マーを得る重合方法で得られる、非常に長い鎖を有する
直鎖状アルコールの混合物である。それらの重量平均分
子量はおよそ350〜1000である。
【0018】本発明のメークアップ用耐移り性組成物に
おいて、揮発性の炭化水素系油は、組成物の全重量に対
して、一般的に5〜90重量%、好ましくは5〜80重
量%、さらには10〜60重量%である。これらの炭化
水素系油は、組成物中に存在する揮発相の100%を占
めてもよい。官能化合成ロウ(類)は、組成物の全重量に
対して、一般的に5〜30重量%、好ましくは8〜20
重量%である。
【0019】揮発性炭化水素系油、特にC8-16イソ
パラフィン、及び上述した官能化合成ロウの他にも、本
発明の化粧品組成物の脂肪相は、上述したC20-60
の脂肪アルコール及び脂肪酸以外の動物、植物又は合成
由来の一又は複数のロウ、好ましくは30℃、理想とし
ては45℃を越える融点を有するものをさらに含有し得
る。これらのロウは、とりわけ水素化、ヒドロキシル化
又はアセチル化されていてもよいラノリン、ミツロウ、
鯨ロウ、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸及びアセ
チル化ラノリンアルコール、カルナウバロウ、キャンデ
リラロウ、カポックロウ、オーリクリーロウ(Ouricury
wax)、ライスワックス(rice wax)、水素化ホホバ油、ア
ルファルファロウ、モクロウ、コルク繊維ロウ又はサト
ウキビロウ、ココアバター、パラフィンロウ、亜炭ワッ
クス、ペトロラタム(petrolatum)ロウ、ワセリン(petro
leum jelly)ロウ又はマイクロクリスタリンワックス、
セレシン、オゾケライト、モンタンロウ、ポリエチレン
ロウ、フィッシャー−トロプシュの合成により得られる
ロウ、ステアリルアルコール、セチルアルコール、飽和
したC10-40アルコールと飽和したC10-40カル
ボン酸との反応の結果得られる直鎖状のエステル類、ラ
ノリン酸カルシウム又はステアリン酸カルシウム及び硬
化ヒマシ油、パーム油、ヤシ油、ヒマワリ油又はコプラ
油から選択される。
【0020】また、本発明の揮発性の炭化水素系油以外
の一又は複数の付加的な揮発性溶媒をさらに含有しても
よい。これら付加的な揮発性溶媒の例としては、揮発性
の環状シリコーン油、例えばシクロメチコーン(D
、D)、揮発性の直鎖状シリコーン、例えばデカ
メチルテトラシロキサン(L)、オクチルヘプタメチル
トリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン(L)、
ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン及び揮発性のフッ
化油、例えばノナフルオロメトキシブタン又はペルフル
オロメチルシクロペンタンを挙げることができる。これ
らの揮発性溶媒は、好ましくは揮発相の0〜50重量%
である。
【0021】本発明の組成物は、非揮発性シリコーン及
び/又は炭化水素ベース及び/又はフッ化油、シリコー
ンガム及びシリコーンロウをさらに含有し得る。
【0022】本発明の組成物に使用可能な非揮発性のシ
リコーン油は、低粘度の油、例えば重合度が好ましくは
約6〜2000の直鎖状のポリシロキサンであり得る。
例としては、10mPa.sを越える粘度を有するポリ
ジメチルシロキサン(PDMS)、フェニルジメチコー
ン、フェニルトリメチコーン、及びポリフェニルメチル
シロキサン、及びそれらの混合物を挙げることができ
る。
【0023】本発明の製品に使用可能なシリコーンガム
は、500000mPa.sを越える粘度を有する、2
00000〜1000000の範囲の高分子量のポリシ
ロキサンであり得る。それらは、ポリジメチルシロキサ
ン又はポリフェニルシロキサン油等の溶媒との混合物と
して、又は単独で使用することができる。ガムは、最終
成型製品中に、活性物質基準で0〜2重量%、好ましく
は0.1〜1重量%の割合で存在し得る。
【0024】本発明の組成物に使用可能なシリコーンロ
ウは、置換された直鎖状のポリシロキサンであり得る。
例えば、16〜45の炭素原子を有するアルキル-又は
アルコキシジメチコーン及びポリエーテルシリコーンロ
ウを挙げることができる。これらシリコーンロウは、最
終組成物に対して0〜18重量%、好ましくは2〜15
重量%の割合で存在し得る。
【0025】本発明の組成物に使用可能な炭化水素系油
は、植物、動物、鉱物又は合成由来の油である。本発明
で使用可能な非揮発性炭化水素系油としては、特に: − 動物由来の炭化水素系油、例えばペルヒドロスクワ
レン; − 炭化水素系の植物性油、例えば4〜10の炭素原子
を有する脂肪酸の流動トリグリセリド類、例えばヘプタ
ン酸又はオクタン酸トリグリセリド、又はヒマワリ油、
コーン油、大豆油、マロー(marrow)油、グレープシード
油、ゴマ油、ハゼルナッツ油油、アプリコット油、マカ
ダミア油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル酸/カプリ
ン酸トリグリセリド、例えばステアリネリーズ・デュボ
ア社(Stearineries Dubois)から販売されているもの、
又はダイナミット・ノーベル社(Dynamit Nobel)からミ
グリオール(Miglyol)810、812及び818の名称
で販売されているもの、ホホバ油又はカリテバター; − 鉱物又は合成由来で、直鎖状又は分枝状の炭化水
素、例えばワセリン、ポリデセン、又は水素化ポリイソ
ブテン、例えばパーリーム(parleam); − 合成エステル及びエーテル、例えばRが6〜29
の炭素原子を有する高級脂肪酸残基を表し、Rが3〜
30の炭素原子を有する炭化水素系鎖を表す、式R
OORの油、例えばプルセリン油(purcellin oil)、
ミリスチン酸イソプロピル、2-エチルヘキシルパルミ
タート、2-オクチルドデシルステアラート、2-オクチ
ルドデシルエルカート、イソステアリン酸イソステアリ
ル、プロピオン酸アラキジル、2-オクチルドデシルベ
ンゾアート;ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソ
ステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロ
キシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソス
テアリル、クエン酸トリイソセチル;ポリオールエステ
ル、例えばプロピレングリコールジオクタノアート、ネ
オペンチルグリコールジヘプタノアート、ジエチレング
リコールジイソノナノアート及びペンタエリトリトール
のエステル; − 12〜24の炭素原子を有する分枝状及び/又は不
飽和の炭素系鎖を含有し、室温で液状の脂肪アルコー
ル、例えばオクチルドデカノール、2-ヘキシルデカノ
ール、2-ブチルオクタノール、2-ウンデシルアンタデ
カノール(undecylantadecanol)、イソステアリルオレイ
ルアルコール;それらの混合物;を挙げることができ
る。これらの非揮発性油は、好ましくは、全組成物の5
〜60重量%の範囲の量で存在する。
【0026】言うまでもなく、耐移り性化粧品組成物
は、それらの特徴的な化粧品特性を付与する活性成分及
び化粧品用アジュバントをさらに含有し得る。これら
は、例えばサンスクリーン剤、フリーラジカル捕捉剤、
水和剤、ビタミン類、タンパク質、セラミド類、pH調
節剤、酸化防止剤、防腐剤、フィラー、顔料、染料、エ
モリエント、消泡剤、香料、界面活性剤及び可塑剤であ
る。
【0027】言うまでもなく、当業者であれば、本発明
の化粧品組成物に固有の有利な特性が、考えられる添加
により悪影響を受けないか実質的に受けないように留意
して、上述した任意の付加的な化合物(類)及びその量を
選択するであろう。
【0028】本発明の組成物は、有利には、化粧品組成
物に通常使用される顔料及び/又は真珠光沢剤及び/又
はフィラーを含み得る粒子相を、組成物の全重量に対し
て、一般的に0.05〜35%、好ましくは2〜25%
の割合で含有する。このフィラーは、有色、白色又は無
色の組成物に付与される。「顔料」という用語は、成型
製品を着色及び/又は不透明にし、液状脂肪相に不溶
で、白色又は有色の有機又は無機粒子を意味すると理解
すべきものである。「フィラー」という用語は、無色又
は白色、無機又は合成、ラメラ状又は非ラメラ状の粒子
を意味すると理解すべきものである。「真珠光沢顔料」
という用語は、特にある種の軟体動物が貝の中で生産し
ている真珠光沢粒子、又は合成粒子を意味すると理解す
べきものである。フィラーと真珠光沢剤は、特に組成物
のテクスチャを変化させる。
【0029】顔料は、最終組成物の重量に対して0.0
5〜25%、好ましくは2〜15%の割合で組成物中に
存在する。本発明で使用可能な無機顔料としては、酸化
チタン、酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、及び酸化
亜鉛、酸化鉄又は酸化クロム及びフェリックブルーを挙
げることができる。本発明で使用可能な有機顔料として
は、カーボンブラック、及びバリウム、ストロンチウ
ム、カルシウム(DC RedNo. 7)及びアルミニウムのレー
キ類を挙げることができる。
【0030】真珠光沢顔料は、成型製品の全重量に対し
て0〜20%の割合、好ましくは1〜15%の範囲の割
合で組成物中に存在する。本発明で使用可能な真珠光沢
顔料としては、酸化チタン、酸化鉄、天然顔料又はオキ
シ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、例えば有色の雲母
チタンを挙げることができる。
【0031】フィラーは、組成物の全重量に対して0〜
35%、好ましくは2〜15%の割合で存在する。特
に、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロン[特
にオルガソール(Orgasol)]パウダー、ポリエチレンパ
ウダー、テフロン、デンプン、窒化ホウ素、コポリマー
のミクロスフェア、例えばエクスパンセル(Expancel)
[ノーベル・インダストリー社(Nobel Industrie)]、
ポリトラップ(Polytrap)[ダウコーニング社(Dow Corni
ng)]、及びシリコーン樹脂のマイクロビーズ[例え
ば、トーシバ社のトスパール(Tospearls)]を挙げるこ
とができる。
【0032】組成物は、界面活性剤、例えば一般的なア
ニオン性又は非イオン性の界面活性剤をさらに含有し得
る。界面活性剤は、組成物の重量に対して、好ましくは
0.5〜8重量%の割合で存在する。また、脂溶性の染
料及び/又は水溶性の染料もさらに含有し得る。
【0033】本発明の化粧品組成物は、自重で流れない
ような固体状又はペースト状にすることができる。これ
らは無水組成物又はエマルションとすることができる。
【0034】もちろん、本発明で使用されるロウのカテ
ゴリーの硬化特性が最も生かされる形態は、棒状体又は
皿に鋳込まれた形態である。従って、これが、本発明の
好ましい実施態様である。
【0035】本発明のメークアップ用又は手入れ用製品
の製造方法は、化粧品において従来より使用されている
方法と異なってはおらず、当業者に全くよく知られてい
るものである。固体状の成型メークアップ用製品、例え
ば棒状口紅、固形ファンデーション又はコンシーラ、又
は皮膚の着色又は保護用製品、コンパクトパウダー又は
マスカラの「ケーキ」は、例えば: − 組成物の非揮発性成分を溶融して互いに混合し、 − 低温で揮発相を添加し、 − このようにして得られた混合物を適切な形状の型に
注入し、 − 室温まで冷却する、 ことにより製造される。
【0036】
【実施例】本発明を以下の実施例において詳細に記載す
る。 実施例1 イソドデカン+ロウの組合せを含有する組成物の硬度評
価 典型的には85重量%のイソドデカン[プレスパース社
のペルメチル(登録商標)99A]と、その化学的性質が
一つの棒状体から他のものへ変化する15重量%のロウ
からなる組成物から種々の棒状体を調製した。これら2
つの成分を溶融して互いに混合し、適切な円筒状の型に
鋳込んで冷却することにより、棒状体を製造した。得ら
れた棒状体の硬度を、インデルコ-チャティロン社(Inde
lco-Chatillon)製のDFGHS2ダイナモメータ(dynan
ometer)を使用し、100mm/分の運転速度で20℃
で測定した。この条件下で、直径12.7mmの棒状体
に、亀裂が入るのに必要な剪断力(グラムで表す)として
表した。以下の表1には、使用された種々のロウの融
点、溶解パラメータδ及びδ、及び硬度テストによ
り得られた結果を示している。
【0037】
【表1】
【0038】これらの硬度テストの結果には、本発明の
ロウ、すなわち4.5〜7.5J /2/cm3/2
δパラメータを有するもののみが、十分な硬度の棒状
体を作製できることが示されている。本発明で定義され
る範囲にある融点とδパラメータを有していても、他
のロウではあまりに柔らかであるか、不相容性の問題が
生じた。
【0039】実施例2 次に示す典型的な組成物を使用し、実施例1に示した方
法で種々の棒状体を調製した: ロウ(表2参照) 16g イソドデカン [ペルメチル(登録商標)99A、プレスパース社] 38.8g オゾケライト [オゾケライトロウSP1020、ストラール・ ピッシュ社(Strahl Pitsch)] 6.4g 揮発性シリコーン [DC200フルイド、1.5cSt、ダウ・コーニ ング社(Dow Corning)] 38.8g 100g
【0040】棒状体の硬度をレオ社(Rheo)から販売され
ているTA−XT2テクスチャー分析器を使用し、20
℃で測定した。硬度は、被験棒状体中に0.1mm/秒
の速度で0.3mm深さまで直径5mmのステンレスス
チール製のシリンダーを挿入する間に測定される最大の
力(ニュートン)とした。得られた結果を次の表2にまと
めた。
【0041】
【表2】
【0042】これらの結果には、本発明の合成ロウが、
メークアップ用耐移り性製品のベースを構成可能な複合
組成物を十分に硬化させるのに対し、上述した範囲の溶
解パラメータδを有していない点で本発明のものでは
ないロウでは、満足のいく機械的強度を有する組成物が
付与されないことが示されている。
【0043】実施例3 口紅 棒状形態である以下の耐移り性口紅A、B及びCを調製
した:
【表3】
【0044】組成物AとBを比較すると、付与されるロ
ウ含有量に対して、本発明の脂肪アルコールであるペル
ホルマコール(登録商標)550のみが棒状口紅に満足の
いく硬度を付与していることが示された。本発明のもの
ではないロウで、これに匹敵する硬度にするには、ロウ
の含有量をかなり増加させる必要がある(組成物C)。し
かしながら、ロウの含有量を増加させると、口紅の棒状
体としての化粧品特性が低下するようになる。特に、組
成物Aは組成物Cよりもかなり滑らかで、あまり乾燥せ
ず、均質なものであった。
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月25日(1999.10.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理学的に許容可能な媒体中に、 −少なくとも1種の揮発性の炭化水素系油と、 −以下の式: 15.50≦δ≦18.50J1/2/cm−3/2
    と4.50≦δ≦7.50J1/2/cm−3/2
    あって、δ=(δ +δ )1/2、となるハンセ
    ンの溶解パラメータ(δ、δ及びδ)と、75℃〜
    120℃の融点を有し、少なくとも1つのヒドロキシル
    又はカルボキシル官能基を担持する少なくとも1種の官
    能化合成ロウとの組合せを含有することを特徴とするメ
    ークアップ用又は手入れ用の耐移り性組成物。
  2. 【請求項2】 揮発性の炭化水素系油が1種のC
    8-16イソパラフィン又はC8-16イソパラフィンの
    混合物であることを特徴とする請求項1に記載の耐移り
    性組成物。
  3. 【請求項3】 揮発性の炭化水素系油がイソドデカン
    (2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタン)であることを
    特徴とする請求項2に記載の耐移り性組成物。
  4. 【請求項4】 官能化合成ロウが直鎖状のC20-60
    脂肪アルコールであることを特徴とする請求項1に記載
    の耐移り性組成物。
  5. 【請求項5】 揮発性の炭化水素系油が、組成物の全重
    量に対して5〜90重量%、好ましくは5〜80重量
    %、さらには10〜60重量%であることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の耐移り性組成
    物。
  6. 【請求項6】 官能化合成ロウが、組成物の全重量に対
    して5〜30重量%、好ましくは8〜20重量%である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の耐移り性組成物。
  7. 【請求項7】 官能化合成ロウ以外に、動物、植物又は
    合成由来の一又は複数のロウをさらに含有することを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の耐移
    り性組成物。
  8. 【請求項8】 揮発性の炭化水素系油以外に、一又は複
    数の揮発性溶媒をさらに含有することを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれか1項に記載の耐移り性組成物。
  9. 【請求項9】 2重量%以下の量であってもよいシリコ
    ーンガムをさらに含有することを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載の耐移り性組成物。
  10. 【請求項10】 組成物の全重量に対して5〜60重量
    %の範囲の量であってもよい、植物、動物、鉱物又は合
    成由来の少なくとも1種の非揮発性油をさらに含有する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載の耐移り性組成物。
  11. 【請求項11】 サンスクリーン剤、フリーラジカル捕
    捉剤、水和剤、ビタミン類、タンパク質、セラミド類、
    pH調節剤、酸化防止剤、防腐剤、フィラー、顔料、染
    料、エモリエント、消泡剤、香料、界面活性剤及び可塑
    剤から選択される一又は複数の化粧品用アジュバント又
    は活性成分をさらに含有することを特徴とする請求項1
    ないし10のいずれか1項に記載の耐移り性組成物。
  12. 【請求項12】 無水又はエマルション形態で、固体状
    又はペースト状のメークアップ用又は手入れ用製品の形
    態であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれ
    か1項に記載の耐移り性組成物。
  13. 【請求項13】 メークアップ用製品が棒状口紅、ファ
    ンデーション、アイシャドウ、フェイスパウダー又は又
    はマスカラであることを特徴とする請求項12に記載の
    耐移り性組成物。
  14. 【請求項14】 固体状のメークアップ用製品が、棒状
    口紅、ファンデーション又はコンパクトパウダーである
    ことを特徴とする請求項12に記載の耐移り性組成物。
  15. 【請求項15】 メークアップ用又は手入れ用の耐移り
    性化粧品組成物の製造のための、少なくとも1種の揮発
    性の炭化水素系油と、以下の式: 15.50≦δ≦18.50J1/2/cm−3/2
    と4.50≦δ≦7.50J1/2/cm−3/2
    あって、δ=(δ +δ )1/2、となるハンセ
    ンの溶解パラメータ(δ、δ及びδ)と、75℃〜
    120℃の融点を有し、少なくとも1つのヒドロキシル
    又はカルボキシル官能基を担持する少なくとも1種の官
    能化合成ロウとの組合せの使用。
  16. 【請求項16】 皮膚、唇又はケラチン繊維が接触する
    面への、皮膚、唇又はケラチン繊維のメークアップ用又
    は手入れ用組成物の移動を低減させる方法において、請
    求項1ないし7のいずれか1項に記載された組合せを該
    組成物中に導入することからなる方法。
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