JP2020010135A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直交する2つの偏波を送信及び/又は受信可能なアンテナ装置の小型化を図る。【解決手段】アンテナ装置10は、0次共振アンテナ20と、1次共振アンテナ30とを備える。0次共振アンテナ20は、地板5と、地板5に対向して設けられた板状放射素子21と、地板5と板状放射素子21とを接続する接続導体23とを備え、0次共振することにより第1の直線偏波の電波をその第1の直線偏波と直交する全方位へ送信及び/又は受信する。1次共振アンテナ30は、0次共振アンテナと共通の地板5と、地板5と同一面に設けられた第1放射素子31とを備え、1次共振することにより第1の直線偏波と直交する第2の直線偏波の電波を送信及び/又は受信する。【選択図】図2

Description

本開示は、異なる2つの偏波を送信及び/又は受信する技術に関する。
下記の特許文献1には、車両において、水平偏波アンテナと垂直偏波アンテナとを互いに離間して個別に設ける技術が開示されている。水平偏波アンテナ及び垂直偏波アンテナはいずれもモノポールアンテナである。
特開2017−022497号公報
直交する2つの偏波の各々に対応した2つのモノポールアンテナをそれぞれ離間して設けると、2つのモノポールアンテナを含むシステムの大型化、当該システムを車両に搭載するための工数の増大などを招く。
本開示は、直交する2つの偏波を送信及び/又は受信可能なアンテナ装置を小型化する技術を提供する。
本開示のアンテナ装置(10,40,100)は、0次共振アンテナ(20,50,110)と、1次共振アンテナ(30,70,120)とを備える。
0次共振アンテナは、地板(5)と、板状放射素子(21,51,111)と、接続導体(23,53,113)とを備える。板状放射素子は、地板から離間して対向するように設けられ、給電されるように構成されている。接続導体は、板状放射素子と地板とを電気的に接続する導体である。
0次共振アンテナは、0次共振することにより、第1の直線偏波の電波をその第1の直線偏波と直交する全方位へ送信及び/又は受信する。
1次共振アンテナは、0次共振アンテナと共通の地板(5)と、第1放射素子(31,71,121)とを備える。第1放射素子は、地板と同一面に設けられ、給電されるように構成されている。
1次共振アンテナは、1次共振することにより、第1の直線偏波と直交する第2の直線偏波の電波を送信及び/又は受信する。
ここで、地板の板面に平行な平面であって且つ地板を横切る仮想平面を想定する。このとき、第1放射素子について「地板と同一面に設けられ」とは、第1放射素子が仮想平面に沿うように設けられ、且つ第1放射素子の全体に亘って仮想平面が第1放射素子をその全体に亘って横切ることを意味する。
このような構成によれば、同じ1つの地板が、第1の直線偏波に対応した0次共振アンテナと、第2の直線偏波に対応した1次共振アンテナとによって、共用される。また、0次共振アンテナは、0次の共振モードで作動する、いわゆるメタマテリアルとして構成されているため、例えばモノポールアンテナなどの1次の共振モードで作動するアンテナに比べて第1の直線偏波の方向の寸法が抑えられる。よって、直交する2つの偏波を送信及び/又は受信可能なアンテナ装置を小型化することが可能となる。
ここで「直交」とは、厳密な意味での直交に限るものではなく、上記と同様の効果を奏するのであれば厳密に直交でなくてもよい。また、「同一面」についても、厳密な意味での同一面に限るものではなく、上記と同様の効果を奏するのであれば厳密に同一面でなくてもよい。例えば、第1放射素子の一部が前述の仮想平面から離間していてもよい。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
車両の側面図である。 第1実施形態のアンテナ装置の平面図である。 第1実施形態のアンテナ装置の側面図である。 第1実施形態のアンテナ装置の側面を部分的に拡大した図である。 第2実施形態のアンテナ装置の斜視図である。 第2実施形態のアンテナ装置の側面図である。 他の実施形態のアンテナ装置の平面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
(1−1)アンテナ装置の搭載例
図1に示すように、車両200は、ルーフ201、フロントガラス202、及びリヤガラス203を備える。車両200は、地面210を走行可能である。
車両200には、アンテナ装置10が搭載されている。具体的には、アンテナ装置10は、車両200の室内の天井(即ちルーフ201の裏側)における、フロントガラス202の近傍に設けられている。
アンテナ装置10は、後述するように、直交する2つの偏波の電波を個別に送信及び受信可能に構成されている。より具体的には、本実施形態では、アンテナ装置10は、後述するように、垂直偏波の電波と水平偏波の電波を個別に送信及び受信可能に、車両200に搭載されている。
アンテナ装置10は、乗員が視認できないように天井に埋め込まれていてもよいし、乗員が視認できるように室内に露出していてもよい。
(1−2)アンテナ装置の構成
図2〜図4に示すアンテナ装置10は、0次共振アンテナ20と、1次共振アンテナ30と、2つの給電回路25,35とを備える。給電回路25は、0次共振アンテナ20に接続され、0次共振アンテナ20へ給電を行う。給電回路35は、1次共振アンテナ30に接続され、1次共振アンテナ30へ給電を行う。
0次共振アンテナ20は、地板5と、板状放射素子21と、接続導体23とを備える。
地板5は、例えば長方形の形状を有する板状の導体である。地板5は、0次共振アンテナ20のグランドとして機能する。なお、地板5は、1次共振アンテナ30のグランドとしても機能する。
板状放射素子21は、板状の導体であり、地板5から地板5の板面に垂直な方向へ離間して地板5と対向するように設けられる。板状放射素子21は、図2に示すように例えば平行四辺形の形状を有し、地板5に平行に配置される。
ここで、アンテナ装置10に対して、x方向、y方向及びz方向を規定する。z方向は、図2〜図4に示すように、地板5の板面に垂直な方向であって且つ板状放射素子21から地板5を向く方向である。x方向は、図2〜図4に示すように、地板5の板面に平行且つ地板5の4辺のうち長辺に垂直な方向であって、図2における上方向であり、z方向と直交する。y方向は、図2〜図4に示すように、地板5の板面に平行且つ地板5の4辺のうち短辺に垂直な方向であって、図2における右方向であり、x方向及びz方向の双方に直交する。これら3方向は、図1〜図7の各々において、当該図に対応した向きにて図示されている。
板状放射素子21は、z方向において、板状放射素子の板面全体が地板5に対向するように設けられる。板状放射素子21におけるx方向の寸法は、地板5におけるx方向の寸法と略同一である。板状放射素子21におけるy方向の寸法は、地板5におけるy方向の寸法と略同一である。
接続導体23は、板状放射素子21と地板5とを電気的に接続(換言すれば短絡)する導体である。接続導体23は、第1端が、地板5における略中央部に接続され、第2端が、板状放射素子21における略中央部に接続されている。接続導体23は、例えば円柱状の形状を有し、中心軸がz方向と平行になるように設けられる。
本実施形態では、板状放射素子21と地板5との間には、接続導体23以外の有形物質は存在しない。つまり、板状放射素子21と地板5との間は空気層が存在している。ただし、板状放射素子21と地板5との間に、接続導体23以外の有形物質(例えば樹脂その他の誘電体)が設けられていてもよい。
板状放射素子21は、地板5に対してどのような方法で固定されてもよい。例えば、板状放射素子21は地板5に対して接続導体23のみによって固定されてもよい。また例えば、板状放射素子21は、地板5に対して、少なくとも1つの絶縁部材(例えば樹脂製のスペーサ)によって支持されてもよい。
0次共振アンテナ20は、給電回路25に接続され、給電回路25から給電される。具体的に、給電回路25は、図4に示すように、板状放射素子21と地板5とに接続されている。より具体的には、給電回路25は、給電導体22を介して板状放射素子21に接続されている。
板状放射素子21は、前述の通り平行四辺形の形状を有し、鋭角の内角を有する2つの頂点と、鈍角の内角を有する2つの頂点を備える。このうち鈍角の内角を有する1つの頂点又はその近傍には、図2〜図4に示すように、給電点21aが設けられている。その給電点21aに、図3、図4に示すように、給電導体22が接続される。なお、ここでいう頂点の「近傍」とは、例えば、頂点から延びる二辺のうちのいずれか一方における中点よりも頂点に近い第1の所定位置から、頂点を経由して、他方における中点よりも頂点に近い第2の所定位置に至る、特定範囲の外縁に沿う位置であって、且つその外縁に接するか若しくはその外縁との距離が所定距離以内の位置、であってもよい。給電点21aの位置が、鈍角の内角を有する頂点に近いほど、送信及び受信可能な電波の広帯域化が可能となる。
給電導体22は、給電回路25と板状放射素子21とを接続するための導体である。給電導体22は例えば円柱状の形状を有し、中心軸がz方向と平行になるように設けられている。給電導体22の第1端は板状放射素子21の給電点21aに接続され、第2端は給電回路25に接続されている。給電回路25は、0次共振アンテナ20へ不平衡給電を行う。
0次共振アンテナ20は、上述の通り、互いに対向する板状放射素子21と地板5とが接続導体23によって接続された構造物を有している。この構造物は、いわゆるメタマテリアルの基本構造と同じである。つまり、0次共振アンテナ20は、メタマテリアルの一種である。メタマテリアルは、材料固有の特性だけでは実現困難である特異な電波伝搬が実現される物質あるいは構造物である。
0次共振アンテナ20は、給電される電力の周波数に応じて0次共振(つまり0次の共振モードで作動)する。0次共振アンテナ20が0次共振すると、板状放射素子21と地板5との間に、z方向の電界が一様に発生する。この電界により、板状放射素子21の外縁から、第1の直線偏波の電波が、その第1の直線偏波と直交する全方位へ送信(即ち放射)される。
第1の直線偏波は、本実施形態では、z方向である。よって、0次共振アンテナ20からは、xy平面に平行な全方位へ、第1の直線偏波の電波が送信される。また、0次共振アンテナ20は、0次共振することにより、アンテナ装置10の外部から到来する第1の直線偏波の電波を受信する。
0次共振アンテナ20における、0次共振が発生する周波数(以下、「0次共振周波数f0」と称する)は、主に、板状放射素子21と地板5とにより構成されるキャパシタ成分と、板状放射素子21及び接続導体23のインダクタンス成分とによって決定される。0次共振アンテナ20は、0次共振周波数f0を含む所定帯域の電波を良好に送信及び受信することができる。
板状放射素子21の形状及び各部寸法、接続導体23の各部寸法、板状放射素子21における給電点21aの位置、板状放射素子21における接続導体23の接続位置、などは、0次共振アンテナ20において所望の動作周波数で0次共振が発生するように決定される。本実施形態では、0次共振アンテナ20の0次共振周波数f0は、例えば850MHzである。
地板5と板状放射素子21とのz軸方向の間隔は、例えば、0次共振周波数f0の約1〜2%であってもよい。また、地板5及び板状放射素子21のy軸方向の寸法は、例えば、0次共振周波数f0の約10〜20%であってもよい。
次に、1次共振アンテナ30について説明する。1次共振アンテナ30は、給電される電力に応じて1次共振することにより、第1の直線偏波と直交する第2の直線偏波(つまりxy面に平行な偏波)の電波を送信及び受信する。
1次共振アンテナ30は、0次共振アンテナ20と共通の地板5と、第1放射素子31と、第2放射素子32とを備える。第1放射素子31及び第2放射素子32は、いずれも、地板5と同一面に設けられ、給電回路35から給電される。
第1放射素子31は、例えば略線状且つ略U字状の形状を有する。第1放射素子31の第1端は地板5に接続され、第1放射素子31の第2端は給電回路35に接続されている。また、第1放射素子31における、第2端の近傍には、第1放射素子31のインピーダンスの整合をとるための第1整合回路36が設けられている。
このような構成により、第1放射素子31と地板5とによって第1の閉ループ31aが形成される。つまり、1次共振アンテナ30は、この第1の閉ループ31aを流れる電流によって作動するアンテナ(以下、「第1のループアンテナ」と称する)を含む。第1のループアンテナは、第2の直線偏波の電波を送信及び受信する。
第1のループアンテナにおいて1次共振が発生する周波数を、第1共振周波数f1と称する。第1共振周波数f1は、例えば850MHzである。
第2放射素子32は、第1放射素子31と地板5とによって囲まれる領域内に設けられている。第2放射素子32は、例えば略線状且つ略U字状の形状を有する。第2放射素子32の第1端は地板5に接続され、第2放射素子32の第2端は給電回路35に接続されている。なお、第2放射素子32における、第2端からx方向に延びる部分は、第1放射素子31と共通化されている。ただし、このように第2放射素子32の一部を第1放射素子31と共通化することは必須ではない。第2放射素子32は、第1放射素子31と共通の部分を含まず第1放射素子31と別々に設けられていてもよい。
第2放射素子32における、第2端の近傍(ただし第1放射素子31との共通部分よりも第1端側)には、第2放射素子32のインピーダンスの整合をとるための第2整合回路37が設けられている。
このような構成により、第2放射素子32と地板5とによって第2の閉ループ32aが形成される。つまり、1次共振アンテナ30は、前述の第1のループアンテナに加えて、さらに、第2の閉ループ32aを流れる電流によって作動するアンテナ(以下、「第2のループアンテナ」と称する)を含む。第2のループアンテナは、第2の直線偏波の電波を送信及び受信する。第2のループアンテナにおける、1次共振が発生する周波数を、第2共振周波数f2と称する。第2共振周波数f2は、例えば1.7GHzである。
第1放射素子31及び第2放射素子32は、いずれも、z方向において、板状放射素子21と対向しない。なお、第1放射素子31の一部が、z方向において板状放射素子21と対向してもよい。第2放射素子32の一部が、z方向において板状放射素子21と対向してもよい。
給電回路35は、第1のループアンテナ及び第2のループアンテナの双方へ不平衡給電を行う。1次共振アンテナ30は、第1共振周波数f1を含む所定帯域の電波、及び第2共振周波数f2を含む所定帯域の電波を良好に送信及び受信することができる。
本実施形態では、アンテナ装置10は、車両200において、0次共振アンテナ20から垂直偏波の電波が送信され、1次共振アンテナ30から水平偏波の電波が送信されるように搭載される。つまり、アンテナ装置10は、車両200において、0次共振アンテナ20における第1の直線偏波が垂直偏波に一致し(即ち地面210に垂直となり)、1次共振アンテナ30における第2の直線偏波が水平偏波に一致する(即ち地面210に平行となる)ように搭載される。より具体的には、アンテナ装置10は、地板5が地面210と平行になるように車両200に搭載されている。
また、アンテナ装置10は、地板5における4辺のうち1次共振アンテナ30が設けられている長辺が車両200の前方を向くように、且つその長辺が車両200の走行方向と直交するように、車両200に搭載されている。
また、アンテナ装置10は、地板5に対して板状放射素子21が地面210側に位置するように、換言すれば板状放射素子21とルーフ201との間に地板5が存在するように、車両200の室内の天井に設けられている。ルーフ201は導体である。地板5は、ルーフ201に電気的に接続されている。
(1−3)第1実施形態の効果
以上説明した第1実施形態によれば、以下の(1a)〜(1h)の効果を奏する。
(1a)アンテナ装置10においては、同じ1つの地板5が、0次共振アンテナ20と1次共振アンテナ30とによって共用される。また、0次共振アンテナ20は、0次の共振モードで作動する、いわゆるメタマテリアルとして構成されているため、例えばモノポールアンテナなどの1次の共振モードで作動するアンテナに比べて、第1の直線偏波の方向の寸法が抑えられる。
このため、アンテナ装置10によれば、直交する2つの偏波を送信及び受信可能なアンテナ装置を小型化することが可能となる。
なお、一般に、垂直偏波を放射するように構成されたパッチアンテナの指向性は、導体パッチに垂直な方向のメインローブを有する。そのため、そのようなパッチアンテナでは、垂直偏波の電波をその偏波面に直交する全方位へ放射することは困難である。
これに対し、本実施形態のアンテナ装置10では、垂直偏波に対応したアンテナとして、メタマテリアルとして機能(即ち0次の共振モードで作動)する0次共振アンテナ20が用いられている。この0次共振アンテナ20により、垂直偏波の電波がその偏波面に直交する全方位へ良好に放射される。しかも、0次共振アンテナ20は、モノポールアンテナなどの線状アンテナと比べて、垂直方向の寸法を小さくすることができる。
(1b)本実施形態では、アンテナ装置10が、車両200において、0次共振アンテナ20が垂直偏波に対応し、1次共振アンテナ30が水平偏波に対応するように搭載される。そのため、垂直偏波及び水平偏波の両方の電波を個別に良好に送信及び受信することができる。
(1c)本実施形態のアンテナ装置10は、車両200の室内における天井に設けられる。そのため、特許文献1に記載されている、垂直偏波アンテナがルーフ上に設けられて水平偏波アンテナがインストルメントパネル内に設けられたシステムに比べて、通信速度が向上される。
(1d)板状放射素子21における給電点21aは、鈍角の内角を有する1つの頂点又はその近傍に設けられている。そのため、給電点21aが鋭角の内角を有する頂点に設けられる場合に比べて、広帯域化が可能となる。
(1e)1次共振アンテナ30においては、2つの閉ループ、即ち第1の閉ループ31aと第2の閉ループ32aとが含まれる。そのため、1つの閉ループのみを備える場合に比べて広帯域化が可能となる。
(1f)第1の閉ループ31aは、第1放射素子31のみによって形成されるのではなく、第1放射素子31と地板5とによって形成される。つまり、地板5は第1の閉ループ31aの一部を担う。第2の閉ループ32aも、第2放射素子32のみによって形成されるのではなく、第2放射素子32と地板5とによって形成される。つまり、地板5は第2の閉ループ32aの一部を担う。このように、各閉ループ31a,32aが地板5を介して形成されるため、1次共振アンテナ30の小型化が可能となる。
(1g)第1放射素子31及び第2放射素子32は、いずれも、z方向において、板状放射素子21と対向しない。そのため、第1放射素子31及び第2放射素子32が板状放射素子21に近接することに起因して生じる、各アンテナ20,30のインピーダンス変化及び指向性変化が抑制される。これにより、各アンテナ20,30は独立した動作(即ち、他のアンテナの影響が抑制された動作)を良好に行うことが可能となる。
(1h)板状放射素子21の給電点21aは、板状放射素子21における、1次共振アンテナ30が配置されるx方向の端辺とは逆の端辺側に設けられる。このように、板状放射素子21の給電点21aが1次共振アンテナ30の給電点から離間されていることにより、0次共振アンテナ20と1次共振アンテナ30とのアイソレーションを向上させることができる。
[2.第2実施形態]
図5、図6に示すように、第2実施形態のアンテナ装置40は、シールドケース7と、地板5と、0次共振アンテナ20と、第1の1次共振アンテナ70と、第2の1次共振アンテナ80と、第3の1次共振アンテナ60とを備える。
地板5及び0次共振アンテナ20は、図2〜図4に示した第1実施形態の地板5及び0次共振アンテナ20と同様であるため、先行する説明を参照する。
シールドケース7は、略直方体の形状を有する中空の筐体である。シールドケース7の素材は例えばアルミニウムである。ただし、シールドケース7は、アルミニウム以外の他の導体であってもよい。また、シールドケース7の全体が導体である必要はなく、シールドケース7の一部が絶縁体であってもよい。
地板5は、シールドケース7の外部において、シールドケース7の1つの側面である地板載置面7aに載置される。地板載置面7aは導体であり、地板5は、地板載置面7aに部分的に又は全面に亘って接触している。つまり、地板5は地板載置面7aと電気的に接続されている。
シールドケース7の中には、図6に示すように、給電ユニット9が収容されている。給電ユニット9は、0次共振アンテナ20の給電回路25、及び後述する他の各給電回路65,75,85を含む。即ち、これら給電回路25,65,75,85は、実際には給電ユニット9に含まれ、それぞれ対応する放射素子へ給電を行う。そのため、給電ユニット9と、アンテナ装置40における各アンテナ20,60,70,80との間には、各アンテナ20,60,70,80と対応する給電回路とを接続するための伝送線路(例えば同軸ケーブル)が設けられている。
ただし、図5、図6においては、各給電回路25,65,75,85は、説明の便宜上、それぞれ対応する放射素子の近傍に図示されている。
なお、第1実施形態のアンテナ装置10においても、各給電回路25,35は、実際には、不図示の給電ユニットに収容されていてもよい。
第1の1次共振アンテナ70は、0次共振アンテナ20と共通の地板5と、放射素子71とを備える。放射素子71は、矩形ループ状の形状を有し、地板5と同一面に設けられている。放射素子71は、給電回路75に接続されている。給電回路75は、放射素子71に平衡給電を行う。
第1の1次共振アンテナ70は、給電される電力に応じて1次共振することにより、第1の直線偏波と直交する第2の直線偏波(つまりxy面に平行な偏波)の電波を送信及び受信する。
第1の1次共振アンテナ70の共振周波数f11は例えば850MHzである。第1の1次共振アンテナ70は、共振周波数f11を含む所定帯域の電波を良好に送信及び受信することができる。
第2の1次共振アンテナ80は、0次共振アンテナ20と共通の地板5と、放射素子81とを備える。放射素子81は、矩形ループ状の形状を有し、地板5と同一面に設けられている。放射素子81は、給電回路85に接続されている。給電回路85は、放射素子81に平衡給電を行う。
第2の1次共振アンテナ80は、給電される電力に応じて1次共振することにより、第1の直線偏波と直交する第3の直線偏波(つまりxy面に平行な偏波)の電波を送信及び受信する。
第2の1次共振アンテナ80の共振周波数f12は例えば1.7GHzである。第2の1次共振アンテナ80は、共振周波数f12を含む所定帯域の電波を良好に送信及び受信することができる。
第3の1次共振アンテナ60は、板状の逆F型アンテナである。第3の1次共振アンテナ60は、0次共振アンテナ20と共通の地板5と、放射素子61と、給電導体62と、接続導体63とを備える。第3の1次共振アンテナ60は、地板5からz方向へ立設されている。
第3の1次共振アンテナ60は、給電される電力に応じて1次共振することにより、0次共振アンテナ20と同様、第1の直線偏波の電波を送信及び受信する。
第3の1次共振アンテナ60の共振周波数f13は例えば2.1MHzである。第3の1次共振アンテナ60は、共振周波数f13を含む所定帯域の電波を良好に送信及び受信することができる。
アンテナ装置40は、第1実施形態のアンテナ装置10と同様に車両200に搭載されてもよい。即ち、アンテナ装置40は、地板5が地面210と平行となるように、且つ地板5における4辺のうち第1の1次共振アンテナ70が設けられている長辺が車両200の前方を向くように、さらにその長辺が車両200の走行方向と直交するように、さらにまた地板5に対して板状放射素子21が地面210側に位置するように、車両200に搭載されてもよい。
つまり、アンテナ装置40は、0次共振アンテナ20における第1の直線偏波が垂直偏波に一致し、第1の1次共振アンテナ70における第2の直線偏波及び第2の1次共振アンテナ80における第3の直線偏波が水平偏波に一致するように、車両200に設けられてもよい。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果を奏し、さらに、以下の(2a)〜(2b)の効果を奏する。
(2a)アンテナ装置40は、第1の直線偏波(本実施形態では垂直偏波)の電波を送信及び受信するアンテナとして、0次共振アンテナ20に加えて第3の1次共振アンテナ60を備えている。そのため、送信及び受信可能な第1の直線偏波の電波の広帯域化が可能となる。
(2b)本実施形態では、第1の1次共振アンテナ70と第2の1次共振アンテナ80とが、第1実施形態の1次共振アンテナ30のような二重ループ構造ではなく、それぞれ独立して設けられている。そのため、第1の1次共振アンテナ70と第2の1次共振アンテナ80とをそれぞれ適切且つ容易に設計することができる。例えば、各々の通信周波数の調整を容易に行うことができる。
なお、第2実施形態において、第1の1次共振アンテナ70における放射素子71は本開示における第1放射素子の一例に相当する。第2の1次共振アンテナ80における放射素子81は本開示における第3放射素子の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3−1)上記実施形態では、0次共振アンテナ20の板状放射素子21は平行四辺形の形状を有しているが、本開示の板状放射素子はどのような形状を有しいていてもよい。例えば、図7に示すように、板状放射素子111が長方形の形状を有していてもよいし、長方形とは異なる矩形形状を有していてもよいし、四角形以外の多角形の形状を有していてもよいし、円形の形状を有していてもよい。外周に直線と曲線とが混在していてもよい。
また、第1実施形態では、1次共振アンテナ30が2つの放射素子を備えていたが、本開示の1次共振アンテナは、例えば、図7に示す第1の1次共振アンテナ120のように1つの第1放射素子121のみ備えていてもよいし、3つ以上の放射素子を備えていてもよい。
3つ以上の放射素子を備える場合、より具体的には、例えば、第1実施形態の1次共振アンテナ30において、第2放射素子32と地板5とで囲まれる領域内にさらに別の放射素子を設けることにより三重ループ構造としてもよい。
また、第2実施形態では、第1の1次共振アンテナ70と第2の1次共振アンテナ80とがいずれも地板5に対してx方向の長辺側に設けられていたが、地板5の4辺のうち複数の辺のそれぞれに1次共振アンテナが設けられてもよい。
例えば、図7に示すように、地板5におけるx方向の長辺側に第1の1次共振アンテナ120を設け、地板5におけるy方向とは逆方向の短辺に第2の1次共振アンテナ130を設けてもよい。このように、地板5における異なる複数の辺側にそれぞれ1次共振アンテナを設けることで、個々の1次共振アンテナにおける指向性のヌルを他の1次共振アンテナによって補うことが可能となる。
また、1次共振アンテナは、上記各実施形態に示したU字状あるいはループ状の形状に限らず、どのような形状を有していてもよい。また、1次共振アンテナは、いくつ設けられてもよい。地板5における同一の辺側に3つ以上の1次共振アンテナが設けられてもよい。
なお、図7に示すアンテナ装置100は、0次共振アンテナ110と、第1の1次共振アンテナ120と、第2の1次共振アンテナ130とを備える。0次共振アンテナ110は、四角形の形状の板状放射素子111を有する。板状放射素子111と地板5とは、接続導体113によって接続されている。
0次共振アンテナ110へ給電を行う給電回路115は、地板5に接続されると共に、板状放射素子111の給電点111aに接続される。給電点111aは、例えば、板状放射素子111の4辺のうちy方向の端辺の中央部に設けられている。
第1の1次共振アンテナ120は、略線状且つ略U字状の放射素子121を備える。放射素子121の第1端は地板5に接続され、第2端は給電回路125に接続されている。つまり、第1の1次共振アンテナ120は、第1実施形態の1次共振アンテナ30と比較して、第2放射素子32、第1整合回路36及び第2整合回路37を備えない点で異なる。この第1の1次共振アンテナ120には、給電回路125から給電される。
なお、図7とは逆に、放射素子121の第2端を地板5に接続して、第1端に給電を行うようにしてもよい。ただし、放射素子121の給電点と0次共振アンテナ110の給電点111aとのアイソレーションを良好に維持するためには、図7に示すように、放射素子121の給電点と0次共振アンテナ110の給電点111aとの距離が長い方がよい。
第2の1次共振アンテナ130は、略線状且つ略U字状の放射素子131を備える。放射素子131の第1端は地板5に接続され、第2端は給電回路135に接続されている。
(3−2)地板5は、例えば誘電体基板に積層されていてもよい。また、地板5は、上記各実施形態に示したような四角形の形状に限らず、どのような形状を有していてもよい。
(3−3)0次共振アンテナにおける板状放射素子は、例えば誘電体基板に積層されていてもよい。その場合、地板に対して板状放射素子が対向してもよいし、地板に対して誘電体基板が対向してもよい。
また、板状放射素子に誘電体基板が積層される場合、さらに、その誘電体基板における、板状放射素子が設けられている面とは反対側の面に、導体層が積層されてもよい。つまり、例えば第1実施形態の0次共振アンテナ20において、板状放射素子21における地板5と対向する面とは反対側の面に誘電体基板が積層され、さらにその誘電体基板に導体層が積層されてもよい。このような構成によれば、0次共振アンテナの0次共振周波数f0を下げることができる。換言すれば、同じ0次共振周波数f0を実現するために、導体層がない場合に比べて板状放射素子の面積を小さくすることができる。
(3−4)0次共振アンテナにおける接続導体は、円柱の形状とは異なる形状であってもよい。例えば、接続導体は角柱の形状であってもよい。また、接続導体は、柱状に限らず、例えば筒状であってもよい。また、接続導体は、板状放射素子に対してどの位置に接続されてもよい。また、板状放射素子と地板とが複数の接続導体によって接続されてもよい。
(3−5)0次共振アンテナ及び1次共振アンテナは、それぞれ、送信専用であってもよいし、受信専用であってもよい。
(3−6)アンテナ装置が搭載される車両は、どのような車両であってもよい。アンテナ装置は、車両においてどこに設けられてもよい。例えば、アンテナ装置は、車室内の天井におけるリヤガラスの近傍に設けられてもよいし、インストルメントパネルの上面又は内部に設けられてもよい。また、アンテナ装置は、車両の外部に設けられてもよく、例えばルーフ上に設けられてもよい。
(3−7)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
5…地板、7…シールドケース、7a…地板載置面、10,40,100…アンテナ装置、20,110…0次共振アンテナ、21,111…板状放射素子、21a,111a…給電点、22,62…給電導体、23,63,113…接続導体、25,35,65,75,85,115,125,135…給電回路、30…1次共振アンテナ、31,71,81,121,131…第1放射素子、31a…第1の閉ループ、32…第2放射素子、32a…第2の閉ループ、60…第3の1次共振アンテナ、61…放射素子、70,120…第1の1次共振アンテナ、80,130…第2の1次共振アンテナ、200…車両、201…ルーフ、210…地面。

Claims (10)

  1. 0次共振することにより第1の直線偏波の電波を前記第1の直線偏波と直交する全方位へ送信及び/又は受信するように構成された0次共振アンテナ(20,50,110)と、
    1次共振することにより前記第1の直線偏波と直交する第2の直線偏波の電波を送信及び/又は受信するように構成された1次共振アンテナ(30,70,120)と、
    を備え、
    前記0次共振アンテナは、
    地板(5)と、
    前記地板から離間して対向するように設けられ、給電されるように構成された板状放射素子(21,51,111)と、
    前記板状放射素子と前記地板とを電気的に接続する導体である接続導体(23,53,113)と、
    を備え、
    前記1次共振アンテナは、
    前記0次共振アンテナと共通の前記地板(5)と、
    前記地板と同一面に設けられ、給電されるように構成された第1放射素子(31,71,121)と、
    を備える、アンテナ装置(10,40,100)。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1放射素子は、第1端が前記地板に接続されて第2端に給電されるように構成されている、アンテナ装置。
  3. 請求項2に記載のアンテナ装置であって、
    前記1次共振アンテナ(30,120)は、前記第1放射素子(31,121)と前記地板とにより第1の閉ループ(31a)が形成されるように構成されている、アンテナ装置。
  4. 請求項3に記載のアンテナ装置であって、
    前記1次共振アンテナ(30)は、さらに、前記第1の閉ループ内に設けられ、第1端が前記地板に接続されて第2端に給電されるように構成された、第2放射素子(32)を備え、
    前記1次共振アンテナ(30)は、前記第2放射素子と前記地板とにより第2の閉ループ(32a)が形成されるように構成されている、
    アンテナ装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1放射素子の一部又は全ては、前記地板に垂直な方向において前記板状放射素子と対向しない、アンテナ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記板状放射素子(21,51)は、少なくとも1つの鈍角の内角及び少なくとも1つの鋭角の内角を有する多角形の形状を有し、
    前記0次共振アンテナ(20,50)は、前記板状放射素子における複数の頂点のうち鈍角の内角に対応した頂点の近傍に給電されるように構成されている、アンテナ装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記1次共振アンテナ(30,70,120)を第1の1次共振アンテナとして、
    前記アンテナ装置(40,100)は、さらに、前記第1の1次共振アンテナとは別の第2の1次共振アンテナ(80,130)を備え、
    前記第2の1次共振アンテナは、1次共振することにより前記第1の直線偏波と直交する第3の直線偏波の電波を送信及び/又は受信するように構成され、
    前記第2の1次共振アンテナは、
    前記0次共振アンテナと共通の前記地板(5)と、
    前記地板と同一面に設けられ、給電されるように構成された第3放射素子(81,131)と、
    を備える、アンテナ装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記1次共振アンテナ(70)を第1の1次共振アンテナとして、
    前記アンテナ装置(40)は、さらに、前記第1の1次共振アンテナとは別の第3の1次共振アンテナ(60)を備え、
    前記第3の1次共振アンテナは、前記0次共振アンテナと共通の前記地板(5)を備え、1次共振することにより前記第1の直線偏波の電波を送信及び/又は受信するように構成されている、
    アンテナ装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    さらに、板状の導体を含む側面部(7a)を有する中空の筐体(7)を備え、
    前記地板は、前記筐体の外部において前記側面部に載置され、且つ前記側面部における前記板状の導体に接続されている、
    アンテナ装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナ装置は、車両(200)に搭載され、
    前記第1の直線偏波は、垂直偏波であり、
    前記第2の直線偏波は、水平偏波である、
    アンテナ装置。
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