JP4565186B2 - アレーアンテナ - Google Patents

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Description

この発明は、同一構造を有するアンテナ(放射素子)を複数個配置することによって構成されるアレーアンテナに関するものである。
従来、複数の放射素子を配置することによって構成されたアレーアンテナにおいては、略全ての放射素子に給電線を介して電波エネルギが供給されている。即ち、アンテナ特性の劣化を招くグレーディングローブの発生を抑えるべく意図的に給電端を整合終端させている放射素子(シニング)を除いて、全ての放射素子に電波エネルギが供給されている。従って、放射素子の数が多いアレーアンテナでは、放射素子の励振や給電線の配線(給電回路)が複雑になるため、電波エネルギの給電が行われない放射素子(無給電素子)を所定の位置に配置することにより、アンテナ利得を低減させることなく給電回路を簡略化することが提案されている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。
なお、無給電のアンテナとして、特定小電力無線局等のように給電線を有しない無線機の通信範囲を拡張するために使用する無給電アンテナ、例えば、ホイップアンテナ等の無給電アンテナが提案されている(特許文献1参照)。また、プリント基板の表面に複数の平行配置スリットが形成されており、複数の平行配置スリットの内の所望のスリットが給電スリットであり、残余のスリットが無給電スリットとなっているスロットアンテナが提案されている(特許文献2参照)。
加茂 紀征、菅原 章、高野 忠、「半波長素子近傍にある無給電素子を強く励振するための配置法」、電子情報通信学会総合大会、2003年3月3日、B−1−187、P.187 加茂 紀征、菅原 章、高野 忠、「無給電素子を有する半波長素子アレーの最適化手法」、電子情報通信学会通信ソサエティ大会、2003年9月10日、B−1−80、P.80 特開2000−216628号公報 特開2002−330024号公報
ところで、上述の特許文献1記載の無給電アンテナは、放射インピーダンスの影響を低減させ無線機が備えるアンテナと無給電アンテナとの結合損失を少なくすることによって、無線機における通信範囲を拡張するものである。即ち、無線機のアンテナと無給電アンテナとを電磁気的に結合させることによって、アンテナの合成利得を最大化することを目的とするものではない。また、上述の特許文献2記載のスロットアンテナは、プリント基板と導体板との間隔により放射波及び再放射波の位相を一致させており、無給電スリットと給電スリットとの配置により放射波及び再放射波の位相を一致させるものではない。
更に、上述の非特許文献1及び非特許文献2に記載のアレーアンテナにおいては、4つの放射素子の内、2つの放射素子を給電素子とし、他の2つの放射素子を無給電素子とした場合の最適な配置を示している。上述の配置によれば、給電回路を簡略化することができると共に無給電素子を用いた場合でも給電素子のみを用いた場合と略同等の利得を得ることができるが、給電素子の数をより減少させることが望ましい。また、上述の非特許文献1及び非特許文献2に記載のアレーアンテナにおいては、直交する偏波で使用するため、アレーアンテナを90度回転させた場合に、給電素子と無給電素子との位置関係が変化してしまう。従って、アレーアンテナを円偏波あるいは独立な2偏波により共用で使用する際に放射素子の配置が複雑になると共に、その場合に所望の特性を得ることが困難になる可能性が高い。
この発明の課題は、アンテナの利得を減少させることなく放射素子として無給電素子を用い、かつ、実用的なアレーアンテナを提供することである。
請求項記載のアレーアンテナは、複数の放射素子と、反射板とを備え、該複数の放射素子が前記反射板の反射面と略平行な同一平面上に配置されているアレーアンテナであって、前記複数の放射素子は、給電端に給電線が接続された少なくとも2つの偏波共用給電素子と、給電端を短絡又は開放させた少なくとも2つの偏波共用無給電素子とを含み、前記偏波共用給電素子及び前記偏波共用無給電素子が回転対称に配置され、前記偏波共用給電素子及び前記偏波共用無給電素子のそれぞれが、前記偏波共用給電素子に供給されるマイクロ波の波長がλである場合に、一辺の長さが略0.62λの正方形の相対する2頂角上に配置され、前記複数の放射素子の各々から放射される放射波及び再放射波が同一位相であることを特徴とする。
この請求項記載のアレーアンテナによれば、偏波共用給電素子と、偏波共用無給電素子とを回転対称に、例えば、一辺の長さが略0.62λの正方形の相対する2頂角上に配置している。即ち、偏波共用給電素子から放射される放射波の位相と偏波共用無給電素子から放射される再放射波の位相とが同一位相となるように、偏波共用給電素子と偏波共用無給電素子とを回転対称に配置している。従って、アレーアンテナを90度回転させた場合であっても、偏波共用給電素子と偏波共用無給電素子との位置関係が変わらないため、反射板の反射面と略平行な平面において、1つの放射素子ユニットを中心として上下左右の方向に偏波共用給電素子と偏波共用無給電素子により構成される放射素子ユニットを配置することによって、容易にアレーアンテナの規模を拡大することができる。
また、請求項記載のアレーアンテナは、前記放射素子と前記反射板とが、前記放射素子の略電界中性点において、導体性材料を備える支持体により、前記反射板に対して略垂直に接続されていることを特徴とする。この請求項記載のアレーアンテナによれば、従来、放射素子と反射板との接続に用いられていた絶縁体、例えば、発泡材に替えて導電性材料を備える支持体を用いることができる。即ち、この発明のアレーアンテナにおいては、導電性材料、例えば、金属材料を備える支持体を用いた場合であっても放射素子の放射特性が変わらないため、外部環境での耐久性が低い発泡材に替えて外部環境における耐久性が高い導電性材料を備える支持体を用いることができる。
また、この請求項記載のアレーアンテナは、前記放射素子が半波長ダイポールアンテナであることを特徴とする。また、請求項記載のアレーアンテナは、前記放射素子が平面アンテナであることを特徴とする。また、請求項記載のアレーアンテナは、前記放射素子がループアンテナであることを特徴とする。また、請求項記載のアレーアンテナは、前記放射素子がヘリカルアンテナであることを特徴とする。また、請求項記載のアレーアンテナは、前記放射素子が開口面アンテナであることを特徴とする。
これらの請求項〜請求項記載のアレーアンテナによれば、半波長ダイポールアンテナ、平面アンテナ、ループアンテナ、ヘリカルアンテナ及び開口面アンテナを放射素子として用いることができる。従って、使用環境や使用対象等に対応した適切な放射素子を用いたアレーアンテナを提供することができる。
この発明に係るアレーアンテナによれば、給電素子を挟む位置に無給電素子を配置し、放射波及び再放射波の位相を一致させている。従って、アレーアンテナのアンテナ利得を殆ど低減させることなく給電素子の数を全放射素子の1/3に低減させることができ、従来のアレーアンテナに比べて給電回路をより一層簡略化し、アレーアンテナの製造コストを低減させることができる。
また、この発明に係るアレーアンテナによれば、偏波共用給電素子及び偏波共用無給電素子を回転対称に配置し、放射波及び再放射波の位相を同一にしている。従って、アレーアンテナを90度回転させた場合であっても、偏波共用給電素子と偏波共用無給電素子との位置関係が変わらない。そのため、偏波共用給電素子と偏波共用無給電素子とにより構成される放射素子ユニットを複数用いてアレーアンテナを構成する場合において、アンテナ形状に関する自由度を高くすることができる。また、一つの放射素子ユニットを中心とした場合に、反射板と平行な平面における上下左右の方向に放射素子ユニットを配置することによってアレーアンテナの規模を拡大することができ、所望の大きさを有するアレーアンテナを容易に形成することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態に係るアレーアンテナについて説明する。なお、以下においては、放射素子として半波長ダイポールアンテナを用いる場合を例として説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの一例を示す図である。なお、図1においては、アレーアンテナを構成する最小単位、即ち、1つの給電素子と2つの無給電素子により構成される放射素子ユニットを、2つ用いた場合のアレーアンテナを示している。このアレーアンテナは、6つの放射素子、電気信号源6及び反射板10(図2参照)を備え、6つの放射素子の内、2つの放射素子が給電素子2であり、他の4つの放射素子が無給電素子4である。給電素子2及び無給電素子4は、図2に示すように、反射板10に銅等の導電性材料を備える支持体12により接続され、反射板10の反射面と略平行な同一平面上に位置するように配置されている。なお、図2においては、無給電素子4が反射板10に支持体12により接続されている場合を示しているが、給電素子2も無給電素子4と同様に支持体12及び図示しないバラン(平衡不平衡変換器)を介して反射板10に接続されている。
ここで、給電素子2とは、電気信号源6から給電端(図示省略)に接続された給電線8を介して電波エネルギが供給される放射素子であり、無給電素子4とは、給電端が短絡又は開放されており、電気信号源6からの電波エネルギが供給されない放射素子である。なお、図1においては図示を省略しているが、電気信号源6と給電素子2との間には電波エネルギの増幅器が挿入されている。
また、給電素子2及び無給電素子4の長さは、電気信号源6から供給される電波エネルギの波長に基づいて決定される。即ち、電気信号源6から供給される電波エネルギであるマイクロ波の波長がλである場合には、給電素子2及び無給電素子4として、1/2λの長さを有する半波長ダイポールアンテナが放射素子として用いられる。従って、例えば、電気信号源6の周波数を2GHzとした場合には、給電素子2及び無給電素子4の長さは75mmになる。
給電素子2及び無給電素子4は、図1に示すように、2つの給電素子2は、各給電素子2の中点からの距離2Sを隔てて配置されており、各給電素子2を挟む位置に無給電素子4が給電素子2から距離dを隔ててそれぞれ配置されている。即ち、給電素子2は、図1に示すXYZ座標系においてY軸と平行に距離2Sを隔てて配置され、各給電素子2を中心とした+X方向及び−X方向に各々距離dを隔てて無給電素子4が配置されている。なお、給電素子2は、距離2Sが略0.75λの距離を隔てて配置されている。具体的には、2S=0.75λ±10%の距離、好ましくは、2S=0.75λ±3%の距離を隔てて配置されている。また、無給電素子4は、距離dが略0.65λの距離を隔てて配置されている。具体的には、d=0.65λ±10%の距離、好ましくは、d=0.65λ±3%の距離を隔ててそれぞれ配置されている。
図1に示すアレーアンテナにおいては、6つの放射素子の内、2つが給電素子2であり、4つが無給電素子4となっているが、6つの放射素子全てが給電素子の場合と略同等のアンテナ利得を得ることができる。即ち、無給電素子4には、電気信号源6からの電波エネルギは供給されていないが、給電素子2から放射される放射波により電波エネルギが供給され、周囲に配置されている給電素子2と電磁気的に強く結合する。そして、無給電素子4においても、給電素子2から供給された電波エネルギに基づいて電流が励起され、励起された電流により生じる電波が放射(再放射波)される。ここで、アレーアンテナを構成する放射素子が、図1に示すように配置されているため、給電素子2から放射される電波(放射波)の位相と、無給電素子4から放射される電波(再放射波)の位相とが一致する。従って、給電素子2と無給電素子4とを電磁気的に強く結合させると共に、放射波と再放射波とを同一位相とすることによってアンテナの合成利得を向上させ、6つの放射素子全てに電気信号源6からの電波エネルギが供給されている場合と略同等のアンテナ利得を得ることができる。
ここで、アレーアンテナを形成する放射素子について、任意に選択された放射素子を給電素子とし、他の放射素子を無給電素子としたり、給電素子と無給電素子とを任意の間隔で配置したりした等の場合には、全ての放射素子に電気信号源からの電波エネルギを供給している場合と略同等のアンテナ利得を得ることはできない。即ち、このような場合には、放射波と再放射波との位相が不一致となり、放射波と再放射波とが互いに打ち消し合うことによってアンテナ利得が低下する。
図3は、この発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの利得を示す図である。図3においては、横軸を距離d、縦軸をアンテナ利得とし、2S=0.75λの場合に、図1に示す給電素子2と無給電素子4との間の距離dに応じてアンテナ利得がどのように変化するかを示している。アンテナ利得は、図3に示すように、d=0.65λとなっている場合に最も高い値、約10.0[dBi]を示しており、2S=0.75λ、d=0.65λが最適値であることが解る。なお、同一条件下において全ての放射素子を給電素子とした場合のアレーアンテナのアンテナ利得は10.0[dBi]である。
この発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナによれば、6つの放射素子の内、2つの放射素子を給電素子とし、4つの放射素子を無給電素子としている。即ち、アレーアンテナを構成する放射素子の内、1/3の放射素子にのみ電気信号源から電波エネルギを供給することによって、全ての放射素子に電気信号源から電波エネルギを供給している場合と略同等のアンテナ利得を得ることができる。
また、この発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナによれば、従来提案されているように(非特許文献1及び非特許文献2参照)、4つの放射素子の内2つの放射素子を無給電素子とする場合に比べて、無給電素子の数を更に増やすことができる。即ち、アレーアンテナを構成する放射素子の内、1/3の放射素子にのみ電気信号源から電波エネルギを供給すればよいため、アレーアンテナを構成する給電素子の数を一層減少させ、無給電素子の数を増やすことができる。従って、給電回路をより一層簡略化することができると共に、高い利得が得られるアレーアンテナを更に低コストで製造することができる。
なお、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナにおいては、6つの放射素子の内2つの給電素子が略0.75λの間隔で配置され、各給電素子を挟む位置にそれぞれ無給電素子が配置されている場合を例としているが、3つの放射素子を用いて(1つの放射素子ユニットを用いて)アレーアンテナを構成してもよい。このような小型のアレーアンテナは、例えば、室内データ通信用のワイヤレスLAN(Local Area Network)用アンテナ等に用いることができる。この場合にも、3つの放射素子のうち、1つの放射素子のみを給電素子とすることによって、3つの放射素子に電波エネルギを供給している場合と略同等のアンテナ利得を得ることができる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナについて説明する。図4は、この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの一例を示す図である。なお、図4においては、アレーアンテナを構成する最小単位を示している。また、第1の実施の形態に係るアレーアンテナと同一の構成については同一の符号を用い、詳細な説明を省略する。
図4に示すアレーアンテナは、4つの放射素子(偏波共用素子)、電気信号源6及び反射板10(図2参照)を備えており、4つの放射素子の内、2つの放射素子が偏波共用給電素子20であり、他の2つの放射素子が偏波共用無給電素子22である。また、偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22は、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナと同様に、導電性材料を備える支持体12により反射板10に接続され、反射板10の反射面と略平行な同一平面上に位置するように配置されている(図2参照)。
ここで、図4に示すように、偏波共用給電素子20は、クロスダイポールアンテナ、即ち、半波長ダイポールアンテナである2つの放射素子20a、20bを中点で交差させることによって構成されている。また、偏波共用無給電素子22も、偏波共用給電素子20と同様に、クロスダイポールアンテナである二つの放射素子22a、22bを中点で交差させることによって構成されている。各偏波共用素子を構成する放射素子のうち、放射素子20a、22aは水平偏波の電波を、放射素子20b、22bは垂直偏波の電波を放射する。各偏波は独立に情報(信号)を伝送し、図4に示す電気信号源6a、6bを用いて、2つの独立な情報を伝送することができる。また、電気信号源6a、6bとで同一周波数の電波を用いると共に、電波の位相差を90度とすることによって、各放射素子から放射され合成された電波を円偏波として用いることができる。
また、クロスダイポールアンテナを構成する半波長ダイポールアンテナの長さは、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に、電気信号源6から供給される電波エネルギであるマイクロ波の波長により決定される。即ち、電気信号源6から供給されるマイクロ波の波長がλである場合には、1/2λの長さを有する半波長ダイポールアンテナを用いて構成されたクロスダイポールアンテナが放射素子として用いられる。
偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22は、図4に示すように、2つの偏波共用給電素子20が対角線上に位置するように1辺の長さが2Sの正方形の2頂角上に配置され、同様に2つの偏波共用無給電素子22が対角線上に位置するように正方形の2頂角上に配置され、回転対称に配置されている。ここで、4つの放射素子により形成される正方形の1辺の長さ2Sは、偏波共用給電素子20の中心から偏波共用無給電素子22の中心までの距離であり、略0.62λである。即ち、正方形の1辺の長さ2Sは、2S=0.62λ±10%、好ましくは、2S=0.62λ±3%である。
図4に示すアレーアンテナにおいては、4つの放射素子の内、2つが偏波共用給電素子20であり、他の2つが偏波共用無給電素子22となっているが、4つの放射素子全てが偏波共用給電素子の場合と略同等のアンテナ利得を得ることができる。即ち、図4に示すように偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22を配置することによって、偏波共用給電素子20と偏波共用無給電素子22とを電磁気的に強く結合させると共に、放射波と再放射波との位相を同一位相にしアンテナの合成利得を向上させているため、4つの放射素子全てに電気信号源6からの電波エネルギが供給されている場合と略同等のアンテナ利得を得ることができる。なお、4つの放射素子を図4に示すように配置した場合であっても、4つの放射素子により形成される正方形の1辺の長さ2Sが所定の値でなければ、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に、全ての放射素子に電気信号源から電波エネルギが供給されている場合と略同等のアンテナ利得を得ることはできない。
図5は、この第2の実施の形態に係るアレーアンテナのアンテナ利得を示す図である。図5においては、横軸を2S、縦軸をアンテナ利得とし、図4に示すアレーアンテナの1辺の長さ2Sに応じてアンテナ利得がどのように変化するかを示している。アンテナ利得は、図5に示すように、2S=0.62λとなっている場合に最も高い値、約7.8[dBi]を示している。なお、同一条件下において全ての放射素子を給電素子とした場合のアレーアンテナのアンテナ利得は8.2[dBi]であり、図4に示すアレーアンテナは、全ての放射素子を給電素子とした場合と略同等のアンテナ利得を示している。
この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナによれば、2つの偏波共用給電素子と2つの偏波共用無給電素子のそれぞれを、正方形の相対する2頂角上に配置している。即ち、2つの偏波共用給電素子と2つの偏波共用無給電素子とが回転対称に配置されることによってアレーアンテナが構成されているため、アレーアンテナを90度回転させた場合であっても、偏波共用給電素子と偏波共用無給電素子との位置関係を維持することができる。従って、反射板の反射面と略平行な平面上において、1つのアレーアンテナの上下左右方向に他のアレーアンテナを配置していくことによって、アレーアンテナの大きさを四方に広げることができ、スケールの大きい偏波共用のアレーアンテナを容易に形成することができる。
また、上述の実施の形態に係るアレーアンテナによれば、導電性材料を備える支持体により反射板と放射素子(無給電素子)とが接続されている。即ち、一般的なアレーアンテナにおいては、無給電素子も給電素子と同じように、バラン(平衡不平衡変換器)を介して同軸線に接続し、該同軸線を反射板の裏面まで導いて負荷を接続していた。また、反射板上の放射素子が配置される位置に窪み等を形成し、形成された窪みに絶縁性材料である発泡材等を配置して、配置された発泡材の上に放射素子を載置したりしていた。ここで、発泡材は、例えば、紫外線等の影響により劣化し厚さが変化等するため、特に外部環境に設置されているアレーアンテナを構成する放射素子の支持体には適していない。上述の実施の形態に係るアレーアンテナによれば、放射素子上の電界中性点、例えば、半波長ダイポールアンテナの場合には中点と反射板との間には反射板に垂直な電界が存在せず、金属のような導電性材料を備える支持体を用いて無給電素子と反射板とを直接接続した場合であっても電磁界分布が変化しないため、放射特性が変化しない。従って、外部環境に適した支持体を用いて放射素子を反射板に接続し、外部環境に適した適切なアレーアンテナを容易に形成することができる。
また、上述の実施の形態に係るアレーアンテナにおいては、給電素子の数を減少させることができるため、給電回路の構成を簡易にすることができると共に、電気信号源と給電素子の間に挿入される増幅器の数を減少させることができる。従って、アレーアンテナの重量を軽減することができ、アレーアンテナを設置する際の作業効率の向上や設置可能範囲の拡大及びコストの低減を実現することができる。
なお、上述の実施の形態に係るアレーアンテナにおいては、放射素子として半波長ダイポールアンテナを用いた場合を例として説明したが、その他のアンテナを放射素子として用いてもよい。例えば、平面アンテナ、ループアンテナ、ヘリカルアンテナ及び開口面アンテナを放射素子として用いてもよい。以下に各種アンテナを用いたアレーアンテナの例を示す。
図6は、平面アンテナを放射素子として用いたアレーアンテナの一例を模式的に示した図である。放射素子として平面アンテナを用いた場合、水平偏波と垂直偏波とを単一のアンテナを用いて実現することができる。即ち、図7に示すように、給電素子20の給電点30aに電気信号源6aからのマイクロ波を供給した場合には、図7において30bで示すx軸方向(水平方向)の電界を有する電波(水平偏波)が放射される。同様に、給電点30cに電気信号源6bからのマイクロ波を供給した場合には、図7において30dで示すy軸方向(垂直方向)の電界を有する電波(垂直偏波)が放射されるため、1つの平面アンテナを用いて偏波共用給電素子を形成することができる。なお、図6に示す無給電素子22としては、図7に示す給電点30a、30bを短絡させた平面アンテナを用いる。
また、図6においては、上述の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に偏波共用アンテナである平面アンテナを偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22として配置しているが、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に給電素子及び無給電素子を配置してもよい。
図8は、ループアンテナを放射素子として用いたアレーアンテナの一例を模式的に示した図である。ここで、図8においては、放射素子の配置位置を示すために、偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22を模式的に示している。即ち、ループアンテナは、2つのループアンテナを組み合わせることによって偏波共用アンテナとして用いられるため、偏波共用のアレーアンテナを構成する場合には、2つのループアンテナを組み合わせた偏波共用アンテナが放射素子として図7に示すように配置される。例えば、ループの長さが1波長である2つのループアンテナを、図9(a)に示すように組み合わせ、放射素子20aの給電点30cに電気信号源6bからのマイクロ波を供給し、放射素子20bの給電点30aに電気信号源6aからのマイクロ波を供給して、水平偏波及び垂直偏波を放射する偏波共用給電素子を形成する。なお、図8に示す無給電素子22としては、図9(b)に示すように、給電点が開放された2つの放射素子を組み合わせたものが用いられる。また、給電点が開放された1つの放射素子を無給電素子22として用いてもよい。
また、図8においては、上述の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22を配置しているが、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に給電素子及び無給電素子を配置してもよい。
図10は、ヘリカルアンテナを放射素子として用いたアレーアンテナの一例を模式的に示した図である。図10(a)は、ヘリカルアンテナを用いたアレーアンテナの上面図であり、図10(b)は、ヘリカルアンテナの側面図である。ここで、図10においては、放射素子の配置位置を示すために、偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22を模式的に示している。即ち、ヘリカルアンテナは、2つのヘリカルアンテナを組み合わせることによって偏波共用アンテナとして用いられるため、偏波共用のアレーアンテナを構成する場合には、2つのヘリカルアンテナを組み合わせた偏波共用アンテナが放射素子として図10に示すように配置される。例えば、図11に示すように右旋回の放射素子(右旋放射素子)20aと、左旋回の放射素子(左旋放射素子)20bとを巻き枠に巻き付ける。そして、右旋放射素子20aに給電点30aを介して電気信号源6aからのマイクロ波を供給し、左旋放射素子20bに給電点30cを介して電気信号源6bからのマイクロ波を供給することによって、右旋の円偏波と左旋の円偏波とを放射する偏波共用給電素子を形成する。なお、図10に示す無給電素子22としては、図11に示す給電点30a、30bを短絡又は開放させた放射素子が用いられる。
また、図10においては、上述の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22を配置しているが、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に給電素子及び無給電素子を配置してもよい。
図12は、開口面アンテナを放射素子として用いたアレーアンテナの一例を模式的に示した図である。図12は、偏波共用アンテナである開口面アンテナを用いたアレーアンテナの上面図である。放射素子として開口面アンテナを用いた場合、水平偏波と垂直偏波とを単一のアンテナを用いて実現することができる。即ち、図13に示すように、給電素子20に取り付けられた偏波共用器の給電点30aに電気信号源6aからのマイクロ波を供給し、給電点30cに電気信号源6bからのマイクロ波を供給することによって偏波共用給電素子を構成する。なお、図12に示す無給電素子22としては、図13に示す給電点30a、30bを短絡させた開口面アンテナが用いられる。
また、図12においては、上述の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に偏波共用給電素子20及び偏波共用無給電素子22を配置しているが、上述の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの場合と同様に給電素子及び無給電素子を配置してもよい。なお、図12においては、開口面アンテナとしてパラボラアンテナを用いた場合を例としているが、ホーンアンテナやホーンフレクタアンテナ等、その他の開口面アンテナを放射素子として用いてもよい。
この発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナの一例を示す図である。 この発明の第1の実施の形態に係る反射板に接続された放射素子の一例を示す図である。 この発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナのアンテナ利得を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナのアンテナ利得を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの放射素子として平面アンテナを用いたアレーアンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係る平面アンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの放射素子としてループアンテナを用いたアレーアンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るループアンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの放射素子としてヘリカルアンテナを用いたアレーアンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るヘリカルアンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係るアレーアンテナの放射素子として開口面アンテナを用いたアレーアンテナの一例を示す図である。 この発明の第2の実施の形態に係る開口面アンテナの一例を示す図である。
符号の説明
2・・・給電素子、4・・・無給電素子、6a、6b・・・電気信号源、8a、8b・・・給電線、10・・・反射板、12・・・支持体、20・・・偏波共用給電素子、22・・・偏波共用無給電素子。

Claims (7)

  1. 複数の放射素子と、反射板とを備え、該複数の放射素子が前記反射板の反射面と略平行な同一平面上に配置されているアレーアンテナであって、
    前記複数の放射素子は、給電端に給電線が接続された少なくとも2つの偏波共用給電素子と、給電端を短絡又は開放させた少なくとも2つの偏波共用無給電素子とを含み、前記偏波共用給電素子及び前記偏波共用無給電素子が回転対称に配置され、前記偏波共用給電素子及び前記偏波共用無給電素子のそれぞれが、前記偏波共用給電素子に供給されるマイクロ波の波長がλである場合に、一辺の長さが略0.62λの正方形の相対する2頂角上に配置され、前記複数の放射素子の各々から放射される放射波及び再放射波が同一位相であることを特徴とするアレーアンテナ。
  2. 前記放射素子と前記反射板とが、前記放射素子の略電界中性点において、導体性材料を備える支持体により、前記反射板に対して略垂直に接続されていることを特徴とする請求項記載のアレーアンテナ。
  3. 前記放射素子は、半波長ダイポールアンテナであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアレーアンテナ。
  4. 前記放射素子は、平面アンテナであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアレーアンテナ。
  5. 前記放射素子は、ループアンテナであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアレーアンテナ。
  6. 前記放射素子は、ヘリカルアンテナであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアレーアンテナ。
  7. 前記放射素子は、開口面アンテナであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアレーアンテナ。
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