JP7298505B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、アンテナ装置に関する。
特許文献1は、アンテナ装置を開示している。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2020-10135号公報
特許文献1のアンテナ装置は、メタマテリアル技術を用いた0次共振アンテナを備えている。0次共振アンテナは、帯域(周波数帯域幅)が狭い。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、アンテナ装置にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、帯域の広いアンテナ装置を提供することにある。
ここに開示されたアンテナ装置のひとつは、
接地電位を提供する地板(40)と、
地板の板厚方向において地板との間に所定の間隔を有するように配置され、給電点が設けられた対向導体(50)と、
対向導体と地板とを電気的に接続する短絡部(70)と、を備え、
地板と対向導体との間に形成される静電容量と短絡部が備えるインダクタンスとのLC並列共振を利用し、0次の共振モードで動作するアンテナ装置であって、
地板と同電位とされ、板厚方向において地板と対向導体との間に配置された中間導体(80)をさらに備え、
中間導体が、板厚方向において中間導体を貫通し、板厚方向の平面視において対向導体を内包する貫通部(81)を有している。
開示されたアンテナ装置の他のひとつは、
接地電位を提供する地板(40)と、
地板の板厚方向において地板との間に所定の間隔を有するように配置され、給電点が設けられた対向導体(50)と、
対向導体と地板とを電気的に接続する短絡部(70)と、
地板と同電位とされ、板厚方向において地板と対向導体との間に配置された中間導体(80)と、を備え、
中間導体は、板厚方向において中間導体を貫通し、板厚方向の平面視において対向導体を内包する貫通部(81)を有し、
貫通部は、平面視において矩形状をなしており、矩形の各辺に沿う方向の長さが動作周波数の1/2波長以下である。
開示されたアンテナ装置の他のひとつは、
接地電位を提供する地板(40)と、
地板の板厚方向において地板との間に所定の間隔を有するように配置され、給電点が設けられた対向導体(50)と、
対向導体と地板とを電気的に接続する短絡部(70)と、
地板と同電位とされ、板厚方向において地板と対向導体との間に配置された中間導体(80)と、を備え、
中間導体は、板厚方向において中間導体を貫通し、板厚方向の平面視において対向導体を内包する貫通部(81)を有し、
誘電体を含む基材(30)をさらに備え、
地板、対向導体、および中間導体は、板厚方向において、基材の互いに異なる位置に配置されており、
地板、対向導体、短絡部、および中間導体は、平面視において、基材の一部であって、端部(11a)を含む領域(R1)に配置されており、
貫通部は、中間導体と端部とにより規定される切り欠きであり、
板厚方向に直交する一方向において、対向導体に対する一方の側に中間導体が配置され、中間導体とは反対側に端部が位置しており、
一方向において、対向導体から端部までの長さが、対向導体から中間導体までの長さよりも長い。
開示されたアンテナ装置では、貫通部を有する中間導体を設けることで、中間導体と対向導体との間にもキャパシタが形成される。これにより共振点が追加形成される。この結果、帯域の広いアンテナ装置を提供することができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、及び効果は、後続の詳細な説明、及び添付の図面を参照することによってより明確になる。
アンテナ装置が適用された電子装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係るアンテナ装置を示す分解斜視図である。 対向導体周辺を拡大した平面図である。 図3のIV-IV線に沿う断面図である。 反射特性を示す図である。 アンテナ装置のインダクタ、キャパシタを示す図である。 変形例を示す平面図である。 電界分布を示す図である。 第2実施形態に係るアンテナ装置を示す平面図である。 第3実施形態に係るアンテナ装置を示す平面図である。 アンテナ装置の等価回路図である。 反射特性を示す図である。 第4実施形態に係るアンテナ装置を示す平面図である。 図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。 変形例を示す平面図である。 図15のXVI-XVI線に沿う断面図である。 変形例を示す平面図である。 図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、アンテナ装置が適用される電子装置の概略構成について説明する。電子装置は、たとえば、車両などの移動体に搭載された電子制御装置(ECU)である。ECUは、electronic control unitの略である。
<電子制御装置>
図1に示すように、電子装置10は、回路基板11を備えている。回路基板11は、絶縁基材に配線が配置された配線基板と、配線基板に実装されて配線とともに回路を形成する電子部品を有している。回路基板11は、たとえば、図示しない筐体(ケース)に収容される。以下では、回路基板11(配線基板)の板厚方向をZ方向とする。また、Z方向に直交する一方向をX方向とし、Z方向およびX方向に直交する方向をY方向とする。
回路基板11の一部分である領域R1は、無線通信機能を提供する。領域R1には、無線通信部12が形成されている。領域R1は、Z方向の平面視において一点鎖線で囲まれた部分である。領域R1は、Z方向からの平面視において、略矩形状をなす回路基板11のひとつの角部を含む領域である。領域R1は、回路基板11のY方向の側面11aの一部を含んでいる。以下では、側面11aを基板端部11aと称することがある。無線通信部12は、後述するアンテナ装置20と、給電回路(通信回路)を含む。
このように電子装置10は、無線通信部12を内蔵している。たとえば、電子装置10は、車両に配置された他の電子装置との間で無線通信を行うことができる。他の電子装置は、回路基板11を収容する筐体の外に配置されてもよいし、電子装置10と共通の筐体内に収容されてもよい。車両外部と無線通信を行う構成としてもよい。
回路基板11において、領域R1を除く残りの部分である領域R2には、電子部品13が実装されて回路が形成されている。領域R2は、車両に関する制御を実行する機能を提供する。領域R2は、Z方向の平面視において領域R1よりも大きい。領域R2には、図示しないプロセッサおよびメモリなどが実装されている。メモリは、コンピュータにより読み取り可能なプログラム及びデータ等を非一時的に格納又は記憶する、例えば半導体メモリ、磁気媒体及び光学媒体等のうち、少なくとも一種類の非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)及びRISC(Reduced Instruction Set Computer)-CPU等のうち、少なくとも一種類をコアとして含む。
プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムにしたがって、機能を実現するための種々の処理を実行する。たとえば、処理結果の少なくともひとつは、無線通信により他の電子装置に送信される。たとえば、プロセッサは、無線通信により他の電子装置から取得した情報を用い、上記プログラムにしたがって処理を実行する。プロセッサおよびメモリは、たとえば、ひとつの電子部品であるマイコン(マイクロコンピュータ)として提供される。回路基板11の領域R2には、電源回路なども形成されている。
<アンテナ装置の構造>
次に、図2、図3、および図4に基づき、アンテナ装置の構造について説明する。図2は、アンテナ装置の分解斜視図である。図3は、対向導体側から見た、対向導体周辺の拡大平面図である。図4は、図3のIV-IV線に沿う断面図である。
アンテナ装置20は、所定の動作周波数の電波を送信および/または受信するように構成されている。動作周波数の一例は、2.44GHzである。アンテナ装置20は、近距離無線通信で使用される周波数帯の電波を、送信および/または受信可能に構成されている。動作周波数は適宜設計されればよく、他の周波数(たとえば5GHz)としてもよい。
本実施形態のアンテナ装置20は、回路基板11に形成されている。換言すれば、回路基板11を用いてアンテナ装置20が実現されている。アンテナ装置20は、回路基板11におけるY方向の一側面の近傍に設けられている。
図2~図4に示すように、アンテナ装置20は、基材30と、地板40と、対向導体50と、給電線60と、短絡部70と、中間導体80を備えている。以下においては、便宜上、地板40から対向導体50に向かう方向を上方向、対向導体50から地板40に向かう方向を下方向とする。
基材30は、回路基板11(配線基板)を構成する絶縁基材に相当する。基材30の領域R1に、アンテナ装置20が構成されている。基材30は、樹脂などの誘電体を用いて構成されている。基材30を用いることで、誘電体の波長短縮効果が期待できる。基材30としては、たとえば樹脂のみからなるもの、樹脂とガラス布、不織布などとを組み合わせたもの、を採用することができる。
基材30の厚みにより、地板40と対向導体50との対向距離、および、短絡部70の長さを調整することができる。基材30は、地板40と対向導体50とを所定の位置関係に保持する保持部として機能する。基材30は、多層構造をなしている。本実施形態の基材30は、誘電体を用いて構成された薄板30Aを3枚積層してなる積層体である。薄板30Aは、シート状に限らず、フィルム状でもよい。
地板40は、銅などを材料とする平板状の導体である。地板40の板厚方向は、回路基板11の板厚方向であるZ方向と略平行である。地板40の板面に垂直な方向も、Z方向に略平行である。以下、地板40の板厚方向、すなわちZ方向から平面視した形状を、単に平面形状と示す。
地板40は、平面視において、対向導体50および後述する貫通部81それぞれの全体を内包する大きさを有している。地板40は、たとえば平面略矩形状をなしている。本実施形態の地板40は、基材30の下面に配置されている。地板40は、基材30の下面をなす薄板30Aの一面に配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。地板40は、図示しない給電回路に接続されて、アンテナ装置20におけるグランド電位(接地電位)を提供する。
対向導体50は、銅などを材料とする板状の導体である。対向導体50は、Z方向において地板40との間に所定の間隔を有するように、地板40に対向配置された導体である。対向導体50は、パッチ部、放射素子と称されることがある。平面視において、対向導体50の全体が地板40と重なっている。すなわち、対向導体50の板面(下面)全体が、Z方向において地板40に対向している。対向導体50は、地板40に対して略平行に配置されている。本実施形態の対向導体50は、基材30の上面に配置されている。対向導体50は、基材30の上面をなす薄板30Aの一面に配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。対向導体50は、平面正方形をなしている。正方形を規定する辺部として、対向導体50は、X方向に略平行な辺部と、Y方向に略平行な辺部を有している。
対向導体50は、給電線60を介して、給電回路と電気的に接続されている。本実施形態の給電線60は、基材30の上面に配置された導体を含む。この導体は、マイクロストリップラインと称されることがある。給電線60の一端が、対向導体50の四辺のひとつに接続されている。対向導体50における給電線60の接続部分が、給電点に相当する。給電回路から給電線60に入力された電流は、対向導体50に伝搬し、対向導体50を励振させる。なお、給電方式は、直結給電方式に限定されない。給電線60と対向導体50とを電磁結合させる給電方式を採用してもよい。
短絡部70は、地板40と対向導体50とを電気的に接続、すなわち短絡している。短絡部70は、一端が地板40に接続され、他端が対向導体50に接続された柱状の導体である。本実施形態の短絡部70は、回路基板11(配線基板)に形成されたビア導体により構成されている。上記したように、基材30(薄板30A)には、貫通孔31が形成されている。そして、貫通孔31に配置された導体により、短絡部70が形成されている。
短絡部70は、平面視において対向導体50の略中心に接続されている。対向導体50の中心は、対向導体50の重心に相当する。本実施形態の対向導体50は平面正方形をなしているため、中心とは、対向導体50の2つの対角線の交点に相当する。なお、短絡部70を構成する導体の数は特に限定されない。対向導体50の略中心(中央領域)と地板40とを接続する複数の導体により短絡部70を構成してもよい。
中間導体80は、Z方向において、地板40と対向導体50との間に配置された、地板40と同電位(グランド電位)の導体である。本実施形態の中間導体80は、回路基板11の基材内部に配置された内層グランドである。中間導体80は、回路基板11において地板40と電気的に接続されている。中間導体80と地板40との接続部は、領域R1、R2の少なくとも一方に設けられている。中間導体80も、基材30(薄板30A)に配置された金属箔をパターニングすることで形成されている。
中間導体80は、該中間導体80をZ方向に貫通する貫通部81を有している。貫通部81は、平面視において対向導体50を内包するように設けられている。貫通部81は、対向導体50の直下の部分と、直下部分を取り囲む周囲部分を有している。平面視において、中間導体80は、対向導体50との間に所定の隙間を有している。中間導体80は、平面視において対向導体50と重ならないように、対向導体50の周辺に配置されている。
貫通部81は、切り欠き、もしくは、貫通孔として提供される。本実施形態の貫通部81は、切り欠きである。貫通部81は、平面略矩形状をなしている。具体的には、貫通部81は、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とする長方形をなしている。矩形状をなす貫通部81の3つの辺が中間導体80により規定され、残りの1辺が基板端部11aにて規定されている。中間導体80は、平面略C字状(略コの字状)をなしている。貫通部81は、中間導体80により規定される、導体の非配置領域である。
地板40と対向導体50との間に配置される中間導体80の数は、特に限定されない。少なくともひとつが配置されればよい。中間導体80を、Z方向に多段に配置してもよい。本実施形態の中間導体80は、2段(2層)配置されている。2つの中間導体80の構成は、互いに共通である。中間導体80は、平面視において互いにほぼ一致する。
<アンテナ装置の動作>
次に、アンテナ装置20の動作について説明する。上記したように、アンテナ装置20は、互いに対向する地板40および対向導体50が、短絡部70によって接続された構造を有している。この構造は、いわゆるマッシュルーム構造であり、メタマテリアルの基本構造と同じである。アンテナ装置20は、メタマテリアル技術を応用したアンテナであるため、メタマテリアルアンテナと称されることがある。
アンテナ装置20は、所望の動作周波数において、0次の共振モードで動作するように設計されているため、0次共振アンテナと称されることがある。メタマテリアルの分散特性のうち、位相定数βがゼロ(0)となる周波数で共振する現象が0次共振である。位相定数βは、伝送線路を伝搬する波の伝搬係数γの虚部である。アンテナ装置20は、0次共振が発生する周波数を含む所定帯域の電波を良好に送信および/または受信することができる。
アンテナ装置20は、概略的には、地板40と対向導体50との間に形成される静電容量と、短絡部70が備えるインダクタンスとの、LC並列共振によって動作する。アンテナ装置20において、対向導体50は、その中央領域に設けられた短絡部70で地板40に短絡されている。また、対向導体50の面積は、短絡部70が備えるインダクタンスと所望の周波数(動作周波数)において並列共振する静電容量を形成する面積となっている。なお、インダクタンスは、短絡部70の各部寸法、たとえば径およびZ方向長さに応じて定まる。
このため、動作周波数の電力が給電されると、インダクタンスと静電容量との間のエネルギー交換によって並列共振が生じ、地板40と対向導体50との間には、地板40(及び対向導体50)に対して垂直な電界が発生する。すなわち、Z方向の電界が発生する。この垂直電界は、短絡部70から対向導体50の縁部に向かって伝搬していき、対向導体50の縁部において垂直偏波となって空間を伝搬していく。なお、ここでの垂直偏波とは、電界の振動方向が地板40や対向導体50に対して垂直な電波を指す。また、アンテナ装置20は、LC並列共振により、アンテナ装置20の外部から到来する垂直偏波を受信する。
なお、0次共振は、共振周波数がアンテナサイズによらない。よって、対向導体50の一辺の長さを0次共振周波数の1/2波長よりも短くすることができる。たとえば、一辺を1/4波長相当の長さにしても、0次共振を生じさせることができる。1/4波長より短くすることも可能であるが、たとえばゲイン(利得)が低下する。
<第1実施形態のまとめ>
図5は、参考例と本例とで動作周波数を同じとし、電磁界シミュレーションを行った結果(反射特性)を示している。動作周波数は、2.44GHzとした。図5において、破線が参考例の結果を示し、実線が本例、すなわち上記した構成のアンテナ装置20の結果を示している。参考例のアンテナ装置は、中間導体を備えていない0次共振アンテナである。参考例と本例とにおいて、基材の構成(誘電率および厚み)と短絡部の径を、互いに同じにした。そして、対向導体の大きさ(面積)で最適化設計をそれぞれ行った。具体的には、参考例の対向導体を一辺15.64mmの正方形状とし、本例の対向導体を一辺14.9mmの正方形状とした。
参考例のように中間導体を備えない0次共振アンテナでは、地板の面積が小さいと動作が不安定になる。0次共振アンテナでは、たとえば反射特性を向上するために、地板を無限大とするのが理想である。このため、平面矩形状の地板における各辺の長さを、1波長以上の長さに設定するのが好ましい。参考例では、各辺の長さを1波長よりも長くした。このように地板の大きさを考慮しても、中間導体を備えないアンテナ装置では、図5に破線で示すように、リターンロスS11=-10dBの帯域幅である周波数帯域幅が狭い。なお、地板の各辺の長さを1波長よりも短くすると、図5に示す破線よりも反射特性が劣化し、周波数帯域幅がさらに狭くなった。
一方、本例によれば、図5に実線で示すように、参考例に対して反射特性を向上することができる。中間導体80を設けると、周波数帯域幅が広くなる。本実施形態のアンテナ装置20によれば、図6に示すように、短絡部70によるインダクタL1と、地板40と対向導体50との間のキャパシタC1との並列共振構造に、キャパシタC2が追加形成される。キャパシタC2は、地板40とともにグランド電位とされる中間導体80と、対向導体50との間に形成される。すなわち、インダクタL1とキャパシタC2の並列共振構造が追加される。キャパシタC2により共振点が形成されるため、図5に示すように、周波数帯域幅が広くなる。
以上により、本実施形態によれば、帯域(周波数帯域幅)の広いアンテナ装置20を提供することができる。帯域が広いため、たとえば、筐体の金属による反射や、回路基板11に形成された電源回路のスイッチングノイズなどの影響を受けにくい。
貫通部81の大きさ、すなわち対向導体50の各辺に平行な方向の長さは、特に限定されない。貫通部81は、少なくとも平面視において対向導体50を内包するように設けられればよい。キャパシタC2は、平面視において中間導体80と対向導体50との間に隙間があることで形成される。中間導体80が対向導体50を内包する貫通部81を有することで、アンテナ装置20を広帯域化することができる。
上記した構成では、地板40のうち、平面視において貫通部81と重なる部分が、実質的に地板(グランド)として機能する。よって、貫通部81の大きさに合わせて、地板40を小さくすることが可能である。地板40を小さくすることで、アンテナ装置20の体格を小型化することができる。このため、アンテナ装置20の体格を小さくできる範囲、換言すれば、地板40の各辺の長さを動作周波数の1波長よりも短くできる範囲で、貫通部81の大きさを設定するとよい。また、貫通部81の大きさを、0次共振周波数(動作周波数)において周波数帯域幅がより広くなるよう設定するとよい。
上記した電磁界シミュレーションを行うにあたり、図3に示すように、貫通部81のX方向の長さをLX、Y方向の長さをLYと定義した。また、平面視における対向導体50と中間導体80との間のX方向長さをL1、L2と定義し、対向導体50と中間導体80との間のY方向長さをL3と定義した。基板端面(貫通部81の一端)と対向導体50との間のY方向長さを、L4と定義した。すなわち、長さL1~L4は、対向導体50から貫通部81の端部までの長さである。そして、長さL1、L2を6mm、長さL3を2.5mm、長さL4を3.2mmとした。
本例における対向導体50の各辺の長さ14.9mmは、動作周波数(0次共振周波数)の約1/4波長に相当する。よって、貫通部81のX方向の長さLXは26.9mmであり、Y方向の長さLYは20.6mmである。貫通部81の大きさは、X方向およびY方向のいずれにおいても、動作周波数の1/2波長より短い。このように貫通部81の大きさを動作周波数の1/2波長より短くしても、図5に実線で示したように、帯域を広くすることができる。なお、動作周波数(0次共振周波数)の電波の波長λεは、(300[mm/s]/2.44[GHz])/基材30の誘電率の平方根、により求まる。本実施形態では、基材30の誘電率を4.4とした。基材30を備える構成において、実施形態中に示した波長は、すべて上記した波長λεである。
図7は、アンテナ装置20の変形例を示している。図7は、図3に対応している。このアンテナ装置20では、電磁界シミュレーションで設定した長さL1~L4、LX、LYを適用している。中間導体80は、貫通部81を規定できる大きさおよび形状を有せばよいため、図3よりも幅の狭い枠体を採用している。中間導体80の幅は、たとえば、1/4波長よりも短い。幅は、たとえば、長さL1~L4のいずれよりも短い。地板40は、少なくとも貫通部81と重なる部分に配置されればよい。貫通部81に一致の場合、地板40のX方向長さは26.9mm、Y方向長さは20.6mmとなる。地板40を、貫通部81および枠体に一致させてもよい。
このように、地板40の大きさを、X方向およびY方向のいずれにおいても1/2波長未満、または、1/2波長と同程度にすることができる。地板40の大きさを略1/2波長以下に小さくしても、周波数帯域幅が狭くなるのを抑制することができる。図7に示す構成においても、図5に実線で示した本例と同等の効果を奏する。よって、周波数帯域幅を広くしつつ、体格を小型化することができる。
長さL3、L4の関係は、上記した例に限定されない。本実施形態では、アンテナ装置20が基板端部11a(側面)を含む領域に設けられている。すなわち、対向導体50が、基板端部11aの近傍に配置されている。このような配置により、Y方向において、対向導体50よりも基板端部11a側に位置する地板40の長さと、基板端部11aとは反対側に位置する地板40との長さとが異なる。換言すれば、対向導体50の中心に対して、地板40の配置がY方向において均等ではなく、偏っている。基板端部11a側の地板40が短いため、対向導体50に対して基板端部11a側に中間導体80を配置せず、貫通部81を切り欠きにしている。
このような構成では、図8に示すように、Y方向において、基板端部11a(回路基板11)と外部(空気)との界面に不連続面41が形成される。また、不連続面41とは反対側に、中間導体80の貫通部81による不連続面42が形成される。誘電率の差が大きいため、不連続面41は、不連続面42よりも電界の反射が生じやすい。本実施形態のように、基板端部11a側の長さL4を、反対側の長さL3よりも長くすると、X軸に対する電界の偏りを抑制し、好ましくはほぼ対称にすることができる。このように、対向導体50から貫通部81の端部までの長さを調整することで、対向導体50に対する地板40の非対称配置により生じる反射特性の劣化を抑制することができる。
長さL1、L2の関係は、上記した例に限定されない。X方向においては、対向導体50を挟む両側に、中間導体80の貫通部81による不連続面が形成される。不連続面での反射がほぼ等しいため、上記したように長さL1、L2を互いに略等しくすることで、Y軸に対して電界をほぼ対称にすることができる。
基材30の厚みおよび積層数は、上記した例に限定されない。基材30(薄板30A)の厚みにより、キャパシタC1、C2の静電容量、および、インダクタL1のインダクタンスを調整することができる。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、貫通部81として切り欠きを採用した。これに代えて、貫通孔を採用してもよい。
図9は、本実施形態のアンテナ装置20を示している。図9は、図3に対応している。アンテナ装置20は、基板端部11a(側面)から離れて形成されている。中間導体80は、貫通部81として貫通孔を有している。貫通部81は、少なくとも対向導体50を内包している。中間導体80は、環状をなしている。中間導体80は、平面視において対向導体50を取り囲んでいる。
本実施形態では、貫通部81が平面略正方形をなしている。貫通部81の長さLX、LYは、互いにほぼ等しい。平面視における対向導体50と中間導体80との間隔も、X方向の長さL1、L2が互いにほぼ等しい。Y方向の長さL3、L4も、互いにほぼ等しい。長さL1~L4が、互いにほぼ等しくされている。それ以外の構成は、先行実施形態に記載の構成と同様である。
<第2実施形態のまとめ>
本実施形態のアンテナ装置20も、先行実施形態に記載の構成と同等の効果を奏する。たとえば、貫通部81として貫通孔を採用した構成においても、対向導体50と中間導体80との間にキャパシタC2が形成される。よって、帯域(周波数帯域幅)の広いアンテナ装置20を提供することができる。
貫通部81の大きさは、特に限定されない。地板40のうち、平面視において貫通部81と重なる部分が、実質的に地板(グランド)として機能するため、アンテナ装置20の体格を小さくできる範囲で、貫通部81の大きさを設定するとよい。また、貫通部81の大きさを、0次共振周波数(動作周波数)において周波数帯域幅がより広くなるよう設定するとよい。
本実施形態においても、貫通部81の大きさ、すなわち貫通部81の長さLX、LYが動作周波数の1/2波長より短い場合に、帯域を広くすることができる。地板40の大きさを、略1/2波長以下に小さくしても、周波数帯域幅が狭くなるのを抑制することができる。よって、周波数帯域幅を広くしつつ、体格を小型化することができる。
長さL1、L2の関係、長さL3、L4の関係は、上記した例に限定されない。X方向において対向導体50を挟む両側に、中間導体80の貫通部81による不連続面が形成される。不連続面での反射がほぼ等しいため、上記したように長さL1、L2を互いに略等しくすることで、Y軸に対して電界をほぼ対称にすることができる。同様に、長さL3、L4を互いに略等しくすることで、X軸に対して電界をほぼ対称にすることができる。
長さL1(L2)と長さL3(L4)とを異ならせてもよい。本実施形態では、長さL1~L4が互いにほぼ等しいため、対向導体50の中央領域から縁部に向かう全方向に指向性を有する。
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、対向導体50が平面正方形をなしていた。これに代えて、平面正方形の対向導体50にスリットを設けてもよい。
図10は、本実施形態のアンテナ装置20を示している。図10は、図3に対応している。このアンテナ装置20は、第1実施形態に記載の構成同様、基板端部11aを含む領域に形成されている。対向導体50には、少なくともひとつのスリット51が形成されている。スリット51は、Z方向に所定の深さを有し、対向導体50の端面(側面)のひとつに開口している。
本実施形態のスリット51は、対向導体50をZ方向に貫通している。対向導体50は、2つのスリット51を有している。2つのスリット51は、対向導体50がZ軸周りの2回対称性を有するように設けられている。2つのスリット51は、平面視において短絡部70、換言すれば対向導体50の中心を、Y方向において挟むように設けられている。スリット51のひとつは、対向導体50の側面のうち、基板端部11a側の側面に開口し、他のひとつは反対側の側面に開口している。スリット51は、給電線60が接続されていない、互いに対向する2つの側面に開口している。
2つのスリット51延設長さおよび幅は、互いに等しい。スリット51は、対向導体50を、第1対向部50aと第2対向部50bに区画している。第1対向部50aおよび第2対向部50bは、形状および面積が互いに等しい。2つのスリット51により挟まれた部分が、第1対向部50aと第2対向部50bとをつなぐ連結部50cをなしている。対向導体50は、第1対向部50a、第2対向部50b、および連結部50cを有している。スリット51の延設長さは連結部50cのY方向の長さよりも長く、スリット51の幅は第1対向部50aおよび第2対向部50bよりも短い。対向導体50は、正方形状からスリット51部分を除去した平面略正方形をなしている。
図11は、アンテナ装置20の等価回路図である。図11では、便宜上、一部の回路要素、たとえば対向導体50が備えるインダクタ、を省略している。スリット51を設けることで、第1対向部50aと第2対向部50bとの間にキャパシタC3が形成される。キャパシタC3は、2つのスリット51それぞれに形成されるキャパシタの並列回路である。キャパシタC3は、キャパシタC1に対して直列に接続されている。なお、上記したキャパシタC2は、キャパシタC1に対して並列に接続されている。
<第3実施形態のまとめ>
図12は、電磁界シミュレーションを行った結果(反射特性)を示している。電磁界シミュレーションの基本条件は、先行実施形態と同じにした。具体的には、動作周波数、基材の構成(誘電率および厚み)、および短絡部の径について、先行実施形態と同じにした。また、貫通部81の大きさ、すなわち長さLX、LYについても、先行実施形態と同じにした。そして、対向導体50の大きさおよびスリット51の大きさで最適化設計を行った。対向導体50の大きさとは、地板40と対向導体50との対向面積である。スリット51の大きさとは、スリットの長さおよび幅である。
具体的には、対向導体50の各辺を13mmとした。また、スリット51の延設方向長さを5.6mm、幅を1.75mmとした。図12には、比較のために、図5に実線で示した先行実施形態の例をスリットなしとして示している。スリットなしについては二点鎖線で示し、本実施形態の例(スリットあり)を実線で示している。
本実施形態のアンテナ装置20も、中間導体80を備えており、キャパシタC2が形成される。これにより、図12に示すように周波数帯域幅を広くすることができる。
本実施形態では、対向導体50にスリット51を設けることで、対向導体50の面積が減少するため、キャパシタC1が備える静電容量が減少する。一方、スリット51により、キャパシタC1に対して直列にキャパシタC3が接続される。これにより、全体の静電容量を決定する変数が増える。キャパシタC3の静電容量は、たとえばスリット51の延設長さおよび/または幅により設定することができる。
このように、キャパシタC3を備えることで、アンテナ装置20(0次共振アンテナ)の設計自由度が向上する。よって、図12に示すように、スリットなしの場合に較べて、反射特性を向上することができる。また、周波数帯域を調整(シフト)させることもできる。
さらに、スリット51を有さない構成に対して同等以上の特性を有しつつ、対向導体50を小型化することができる。小型化により、たとえば回路基板11において、対向導体50の配置の自由度を向上することができる。具体的には、より狭いスペースにも配置が可能となる。
スリット51の形状、大きさ、配置、および数は、上記した例に限定されない。たとえば、2つのスリット51の位置をX方向においてずらして設けてもよい。また、X方向の側面に開口するように設けてもよい。スリット51をひとつのみ設けてもよいし、3つ以上設けてもよい。スリット51は一直線状に限定されない。たとえば平面略L字状のスリット51を採用してもよい。上記したように、対向導体50が2回対称性を有するようにスリット51を設けると、電界分布の偏りを抑制することができる。
スリット51が対向導体50をZ方向に貫通する例を示したが、これに限定されない。対向導体50の深さの途中まで設けられた溝状を採用してもよい。このような構造においても、第1対向部50aと第2対向部50bの対向面間に、キャパシタC3が形成される。
スリット51を第1実施形態に記載の構成に組み合わせる例を示したが、これに限定されない。第2実施形態に記載の構成と組み合わせることもできる。
(第4実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態に記載の構成に加えて、さらにシールド壁を備えてもよい。
図13および図14は、本実施形態のアンテナ装置20を示している。図13は、図10に対応している。図14は、図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。アンテナ装置20は、シールド壁90をさらに備えている。シールド壁90を除く構成は、第3実施形態に記載の構成(図10参照)に、変形例(図7参照)に記載の中間導体80を組み合わせたものとなっている。
シールド壁90は、複数の柱状部91により構成されている。柱状部91は、中間導体80に接続されるとともに、Z方向に延設されている。柱状部91は、中間導体80に接続されてグランド電位とされた柱状の導体である。複数の柱状部91は、柱状部91の間から電波が漏れ出ないように動作周波数の1/2波長以下の間隔で配置されることで、電波を遮断する壁として機能する。複数の柱状部91は、貫通部81を規定する中間導体80の内縁に沿って配置されている。中間導体80が多層(多段)に配置された構成において、柱状部91は、少なくともひとつの中間導体80に接続されている。
柱状部91は、少なくとも1層分の薄板30Aを貫通する貫通孔32に、導体が配置されてなる。柱状部91は、たとえばビア導体、スルーホール導体として提供される。貫通孔32は、薄板30Aの単位で形成されてもよい。薄板30Aが積層された基材30において形成されてもよい。本実施形態では、貫通孔32が基材30を貫通しており、柱状部91のそれぞれが、地板40を底として基材30の上面まで延びている。柱状部91は、地板40に接続されている。
図13に示すように、矩形状をなす貫通部81の3つの辺が中間導体80により規定され、残りの1辺が基板端部11aにて規定されている。中間導体80は、平面略C字状(略コの字状)をなす幅の狭い枠体である。複数の柱状部91は、中間導体80の枠に沿って配置されている。柱状部91は、中間導体80において、給電線60側の辺を除く2辺に配置されている。シールド壁90は、平面視において略L字状をなしている。対向導体50に対し、X方向において給電線60とは反対側にシールド壁90が設けられている。また、Y方向において基板端部11aとは反対側にシールド壁90が設けられている。
なお、本実施形態では、5枚の薄板30Aを積層して基材30が構成され、中間導体80が4層配置されている。各層の中間導体80は、互いに同一構成となっている。
<第4実施形態のまとめ>
本実施形態によれば、シールド壁90により、アンテナ装置20から回路基板11の領域R2へ伝わっていくエネルギーを遮断することができる。また、シールド壁90により、回路基板11において、領域R2に形成された回路からアンテナ装置20に入ってくるエネルギーを遮断することができる。シールド壁90を貫通部81の外側に設けているため、シールド壁90を設けても、アンテナ装置20は先行実施形態に記載の構成と同等の効果を奏することができる。たとえば、周波数帯域幅を広くすることができる。
シールド壁90の配置は上記した例に限定されない。たとえば、2つの中間導体80間にのみ配置してもよい。本実施形態では、地板40から基材30の上面までシールド壁90が延設されている。換言すれば、シールド壁90が、地板40と、その上方に配置されたすべての中間導体80に接続されている。よって、回路基板11を伝わるエネルギーを効果的に遮断することができる。
シールド壁90を、中間導体80において給電線60側の辺を除く2辺に設ける例を示したが、これに限定されない。1辺のみにシールド壁90を設けてもよい。
地板40が、中間導体80よりも外側まで延設される例を示したが、これに限定されない。変形例(図7参照)と同様の構成としてもよい。基材30を構成する薄板30Aの積層数および中間導体80の数は、上記した例に限定されない。
シールド壁90は、先行実施形態に記載した各構成との組み合わせが可能である。対向導体50がスリット51を有するアンテナ装置20に、シールド壁90を設ける例を示したが、これに限定されない。スリット51を有さない対向導体50を備えるアンテナ装置20に、シールド壁90を設けてもよい。
図15および図16に示す変形例のように、基板端部11aから離れたアンテナ装置20に、シールド壁90を設けてもよい。図15は、図9に対応している。図16は、図15のXVI-XVI線に沿う断面図である。中間導体80は、矩形環状をなす枠体である。複数の柱状部91は、中間導体80において、給電線60側の辺を除く3辺に配置されている。シールド壁90は、平面視において略C字状(略コの字状)をなしている。
図17および図18に示す変形例のように、対向導体50の配置面に、シールド壁90の一部を配置してもよい。図17は、図15に対応している。図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。シールド壁90は、柱状部91に加えて、基材30の上面に配置された表層導体92を有している。表層導体92は、対向導体50同様、金属箔をパターニングして形成されている。表層導体92を除く構成は、図15に示した変形例と同じである。
表層導体92は、平面視において、中間導体80とほぼ一致する。表層導体92は、平面視において貫通部81とほぼ一致する貫通部93を有している。貫通部93は、表層導体92をZ方向に貫通している。貫通部93は、表層導体92により規定される、導体の非配置領域である。表層導体92は、さらに貫通溝94を有している。貫通溝94は、給電線60を避けるために設けられ、表層導体92をZ方向に貫通している。貫通溝94は、表層導体92間のギャップと称されることがある。貫通溝94は貫通部93に連なっている。表層導体92は、平面略C字状をなしている。貫通溝94および表層導体92が、平面視において中間導体80とほぼ一致する。
シールド壁90を、対向導体50を取り囲むように設けてもよい。たとえば、図15や図17に示した構成において、給電線60側の辺部を含む中間導体80のすべての辺部に、複数の柱状部91を設けてもよい。
(他の実施形態)
この明細書及び図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された部品及び/又は要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品及び/又は要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品及び/又は要素の置き換え、又は組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
明細書及び図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書及び図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書及び図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
アンテナ装置20を回路基板11に構成する例を示したが、これに限定されない。アンテナ装置20が、基材30を備える例を示したが、これに限定されない。アンテナ装置20は、少なくとも地板40、対向導体50、短絡部70、および貫通部81を有する中間導体80を備えればよい。
地板40および対向導体50の平面形状は、上記した例に限定されない。矩形状以外の略多角形状、略円形状としてもよい。中間導体80の平面形状も上記した例に限定されない。たとえば略円環状としてもよい。短絡部70の円形状に限定されない。
10…電子制御装置、11…回路基板、11a…基板端部、12…無線通信部、20…アンテナ装置、30…基材、30A…薄板、31、32…貫通孔、40…地板、41、42…不連続面、50…対向導体、50a…第1対向部、50b…第2対向部、50c…連結部、51…スリット、60…給電線、70…短絡部、80…中間導体、81…貫通部、90…シールド壁、91…柱状部、92…表層導体部、93…貫通部、94…スリット、R1、R2…領域

Claims (9)

  1. 接地電位を提供する地板(40)と、
    前記地板の板厚方向において前記地板との間に所定の間隔を有するように配置され、給電点が設けられた対向導体(50)と、
    前記対向導体と前記地板とを電気的に接続する短絡部(70)と、を備え、
    前記地板と前記対向導体との間に形成される静電容量と前記短絡部が備えるインダクタンスとのLC並列共振を利用し、0次の共振モードで動作するアンテナ装置であって、
    前記地板と同電位とされ、前記板厚方向において前記地板と前記対向導体との間に配置された中間導体(80)をさらに備え、
    前記中間導体は、前記板厚方向において前記中間導体を貫通し、前記板厚方向の平面視において前記対向導体を内包する貫通部(81)を有しているアンテナ装置。
  2. 接地電位を提供する地板(40)と、
    前記地板の板厚方向において前記地板との間に所定の間隔を有するように配置され、給電点が設けられた対向導体(50)と、
    前記対向導体と前記地板とを電気的に接続する短絡部(70)と、
    前記地板と同電位とされ、前記板厚方向において前記地板と前記対向導体との間に配置された中間導体(80)と、を備え、
    前記中間導体は、前記板厚方向において前記中間導体を貫通し、前記板厚方向の平面視において前記対向導体を内包する貫通部(81)を有し
    前記貫通部は、前記平面視において矩形状をなしており、矩形の各辺に沿う方向の長さが動作周波数の1/2波長以下であるアンテナ装置。
  3. 誘電体を含む基材(30)をさらに備え、
    前記地板、前記対向導体、および前記中間導体は、前記板厚方向において、前記基材の互いに異なる位置に配置されている請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記地板、前記対向導体、前記短絡部、および前記中間導体は、前記平面視において、前記基材の一部であって、端部(11a)を含む領域(R1)に配置されており、
    前記貫通部は、前記中間導体と前記端部とにより規定される切り欠きである請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記板厚方向に直交する一方向において、前記対向導体に対する一方の側に前記中間導体が配置され、前記中間導体とは反対側に前記端部が位置しており、
    前記一方向において、前記対向導体から前記端部までの長さが、前記対向導体から前記中間導体までの長さよりも長い請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記貫通部は、前記中間導体により取り囲まれた貫通孔である請求項1~3いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記対向導体は、前記板厚方向において所定の深さを有し、前記対向導体の側面に開口するスリット(51)を有している請求項1~6いずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 接地電位を提供する地板(40)と、
    前記地板の板厚方向において前記地板との間に所定の間隔を有するように配置され、給電点が設けられた対向導体(50)と、
    前記対向導体と前記地板とを電気的に接続する短絡部(70)と、
    前記地板と同電位とされ、前記板厚方向において前記地板と前記対向導体との間に配置された中間導体(80)と、を備え、
    前記中間導体は、前記板厚方向において前記中間導体を貫通し、前記板厚方向の平面視において前記対向導体を内包する貫通部(81)を有し
    誘電体を含む基材(30)をさらに備え、
    前記地板、前記対向導体、および前記中間導体は、前記板厚方向において、前記基材の互いに異なる位置に配置されており、
    前記地板、前記対向導体、前記短絡部、および前記中間導体は、前記平面視において、前記基材の一部であって、端部(11a)を含む領域(R1)に配置されており、
    前記貫通部は、前記中間導体と前記端部とにより規定される切り欠きであり、
    前記板厚方向に直交する一方向において、前記対向導体に対する一方の側に前記中間導体が配置され、前記中間導体とは反対側に前記端部が位置しており、
    前記一方向において、前記対向導体から前記端部までの長さが、前記対向導体から前記中間導体までの長さよりも長いアンテナ装置。
  9. 前記対向導体に電気的に接続された給電線(60)をさらに備え、
    前記給電線は、前記平面視において、前記対向導体から前記一方向に直交する方向に延びている請求項8に記載のアンテナ装置。
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