JP2002135028A - チップアンテナ - Google Patents

チップアンテナ

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JP2002135028A JP2000321536A JP2000321536A JP2002135028A JP 2002135028 A JP2002135028 A JP 2002135028A JP 2000321536 A JP2000321536 A JP 2000321536A JP 2000321536 A JP2000321536 A JP 2000321536A JP 2002135028 A JP2002135028 A JP 2002135028A
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dielectric
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏波面が互いに直交する直線偏波を送受信で
きるようにする。 【解決手段】 電極4より給電線6を通じてエレメント
8に高周波信号を供給すると、エレメント8から、エレ
メント8の延在方向に平行な第1の電界が放射される。
一方、給電線6を通じて上記高周波信号が伝搬する際に
スロット10に磁流が励起され、その結果、スロット2
00の延在方向にほぼ垂直で、かつ地導体3にほぼ平行
な第2の電界が放射される。すなわち、チップアンテナ
100からは、偏波面が互いに直交する2種類の直線偏
波成分を含む電磁波が放射される。したがってまた、互
いに直交する2種類の直線偏波成分をチップアンテナ1
00によって受信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信機器や
無線LAN機器などに用いるチップアンテナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機や無線LAN(ローカ
ルエリアネットワーク)機器の普及にともない、小型、
軽量で、簡単に実装ができ、かつ調整の不要なチップア
ンテナに対するニ−ズが高まっている。元来、アンテナ
は、その放射効率や利得性能、帯域に重点を置く場合、
波長相当、またはそれ以上の大きさにする必要がある。
また、携帯電話機や無線LAN機器に実装する場合、ア
ンテナ独自の形状を保持したり、周囲との干渉を抑える
ために、アンテナのプラスチックカバーにはある程度の
厚みを確保しなければならない。さらに、機器使用時に
は、アンテナ近傍に金属などの導体を配置しないように
するといった配慮が必要であった。
【0003】しかし、最近では、CDMA(Code
Division Multiple access)
技術やOFDM(Orthogonal Freque
ncy Division Multiplexin
g)技術など、種々のフェージングが生じ、さまざまな
妨害波が存在する多重伝搬路環境においても良好な通信
が可能なディジタル通信方式が実用化されるようになっ
てきている。その結果、アンテナは、波長相当の大きさ
でなくともよく、また上述のようなアンテナに関する様
々な制約を考慮して無線LAN装置等を設計する必要が
なくなっており、多少、能率や利得が悪くても、小型、
軽量で、簡単に実装ができるチップアンテナが用いられ
るようになってきた。そして、このような技術動向に沿
って、種々のチップアンテナが開発され、市販されるに
至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
チップアンテナは、これまでの波長相当の大きさのアン
テナをチップ大の大きさにすることに特化しすぎてお
り、電磁波の偏波についてはいっさい考慮されていな
い。元来、多重伝搬路環境では、例えば、垂直直線偏波
で通信することが前提であっても、実際の通信では、偏
波面が上記垂直偏波の偏波面に直交する水平直線偏波も
生じている。これは、たとえば携帯電話機で通話を行う
際に、通常、電話機は傾けた状態で保持され、アンテナ
が斜めになって、垂直と水平の両方の偏波成分が放射さ
れるためである。また、無線LAN機器の設置に関して
も、設置場所の都合から、やや斜めに傾けて設置される
場合がある。さらには、多重の伝搬の過程で偏波が回転
して垂直、水平両方の成分が生じる場合もある。
【0005】したがって、垂直および水平の両偏波成分
の送受信が可能なアンテナを用いることができれば、ア
ンテナの実効的な利得が上昇して回線品質の向上を実現
できる。そこで本発明の目的は、偏波面の方向が異なる
複数の直線偏波を同時に送受信することができるチップ
アンテナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、第1の誘電体層を挟み板面を相互に対向させ
て配置された板状の第1および第2の地導体と、前記第
1の誘電体層中に、前記第1および第2の地導体との間
に間隔をおき前記第1および第2の地導体とおおむね同
じ方向に延在し一端が電極に接続された第1の給電線
と、前記第2の地導体の、前記第1の誘電体層と反対側
の面上に延在する第2の誘電体層と、前記第2の誘電体
層の、前記第2の地導体と反対側の面上に延在する第1
のエレメントと、前記第2の地導体に形成された貫通穴
を通じ前記第2の地導体に接触することなく前記第1の
エレメントと前記第1の給電線との間に前記第1および
第2の誘電体層を通じて延在し基部が前記第1の誘電体
層中で前記第1の給電線の他端に接続され先端部が前記
第1のエレメントに接続された第2のエレメントとを含
み、前記第2のエレメントは前記第2の地導体に対して
おおむね垂直に延在し、平面視において前記第1の給電
線に交差し前記第1の給電線に近接して延在するスロッ
トが前記第2の地導体に形成されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明では、電極より第1の給電線を通じ
て第2のエレメントに高周波信号を供給すると、第2の
エレメントから、第2のエレメントの延在方向に平行な
第1の電界が放射される。一方、第1の給電線を通じて
上記高周波信号が伝搬する際にスロットに磁流が励起さ
れ、その結果、スロットの延在方向にほぼ垂直で、かつ
第2の地導体の延在方向にほぼ平行な第2の電界が放射
される。すなわち、本発明のチップアンテナからは、偏
波面が互いに直交する2つの直線偏波成分を含む電磁波
が同時に放射される。したがってまた、互いに直交する
2つの直線偏波成分を本発明のチップアンテナによって
同時に受信することができる。よって、本発明のチップ
アンテナを移動体通信機器や無線LAN機器などに用い
た場合には、直交する2つの直線偏波成分の送受信が可
能となり、アンテナの実効的な利得が上昇して回線品質
の向上を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明によるチップ
アンテナの一例を示す斜視図、図2は図1に示したチッ
プアンテナの透視平面図である。また、図3の(A)は
実施の形態例のチップアンテナの透視側面図、(B)は
チップアンテナの一部を示す部分斜視図であり、図4は
実施の形態例のチップアンテナの分解斜視図である。
【0009】図1に示したように、実施の形態例のチッ
プアンテナ100は、第1の誘電体層1Aおよび第2の
誘電体層1Bから成るおおむね直方体に形成された誘電
体1の底面および中間層に、導体よりなる地導体2およ
び地導体3を有し、さらに誘電体1の上面に正方形のエ
レメント9(本発明に係わる第1のエレメント)を有し
ている。なお、エレメント9は本実施の形態例では正方
形であるとするが、エレメント9の形状は正方形とする
以外にも、長方形、ひし形、平行四辺形、円形、楕円形
などとしてもよい。
【0010】エレメント9には、その裏面中心部におい
て棒状のエレメント8(本発明に係わる第2のエレメン
ト)の先端部が接続され、エレメント8の基部は、地導
体3に形成された貫通穴7を突き抜けて、給電線6に接
続されている。エレメント8の長さは、使用電磁波の誘
電体1内での波長をλgを基準に設定することができ
る。いま、チップアンテナ100から放射すべき電磁波
の自由空間波長をλo、誘電体1内での波長をλg、誘
電体1の比誘電率をεrとすると、λgは次式により表
される。
【0011】
【数1】λg=λo/(εr)1/2 そして、エレメント8の長さは、このような波長λgを
用いて、望ましい長さとして、おおむねλg/4、また
はそれ以下の長さに設定することができる。
【0012】給電線6は、帯状の導体から成り、地導体
2および地導体3の間にこれらの地導体と平行に延設さ
れ、一方の端部で導体より成る給電線5を介して電極4
に接続されている。給電線6の他端には、上述のように
エレメント8の基部が接続されている。このような給電
線6は、地導体3、3とともにストリップ線路を形成し
ている。なお、給電線6の幅を、延在方向の異なる位置
で若干変化させることで、給電線6のインピ−ダンスを
調整することができる。
【0013】地導体2には切り欠き部15が形成され、
上記電極4はこの切り欠き部15の箇所に地導体2との
間に間隔をおいて配設され、誘電体1の下面に被着され
ている。本チップアンテナをプリント基板などに実装す
る際に、電極4を給電用の電極として用いる。
【0014】地導体3には、スロット10が形成されて
いる。スロット10は、図2にも示したように、給電線
6とねじれの位置関係にあり、給電線6との間に間隔を
おき、給電線6に対してほぼ垂直に延在している。スロ
ット10の延在方向、すなわち長手方向の長さ303
は、望ましい長さとして、おおむねλg/2、または、
それ以下の長さに設定することができる。また、スロッ
トの幅304は、望ましい幅としてλgに対し十分小さ
い値、具体的にはλg/10以下の値に設定することが
できる。なお、本実施の形態例では、スロット10は長
方形の形状に形成されているが、このような形状とする
以外にも、たとえば細長い楕円形とすることも可能であ
る。
【0015】地導体2と地導体3との間には、給電線6
および地導体2、3によりストリップ線路を形成すべ
く、導体よりなるショ−トピン11が給電線6に近接し
て接続されている。地導体2と地導体3とは、このショ
−トピン11により電気的に同電位とされる。ショ−ト
ピン11の数は、地導体2と地導体3とが高周波的に同
電位となるような数であればよく、1本以上から数十本
程度のショートピンを配置することができる。ただし、
チップアンテナ100の性能として高い放射能率が要求
されない場合には、ショ−トピン11を設けない構成と
することも可能である。
【0016】誘電体1は、一例として図4に示したよう
に、誘電体板101〜106を積層して構成することが
できる。誘電体板105の上面には導体パターンとして
給電線6が延設され、誘電体板103の上面には地導体
3が、誘電体板101の上面にはエレメント9がそれぞ
れ延設されている。そして、地導体3を最下層として、
その上に各誘電体板を密着させて積層することで、誘電
体1が形成される。ショートピン11および給電線5は
棒状の導体を誘電体板105、106を貫通させて配設
する以外にも、誘電体板105、106に形成したスル
−ホ−ルで代用することも可能である。
【0017】次に、このように構成されたチップアンテ
ナ100の動作について説明する。本チップアンテナに
対する給電は、電極4と地導体3との間に高周波信号を
印加することによって行う。地導体3をア−ス側電極と
すると、電極4に加えられた高周波信号は、給電線5か
ら給電線6を経て、エレメント8、9に供給される。エ
レメント8に給電された高周波信号は、エレメント8、
9上に定在波として分布し、空間に放射される。この定
在波の電流分布は、たとえば、図3の(A)に示した電
流分布401のようになる。
【0018】ただし、エレメント9上の電流分布は、図
3(B)のエレメント9周辺の部分斜視図に示した電流
分布403のようになり、この電流分布によって生じる
エレメント9からの放射電界の方向は矢印404により
示したようなものとなる。すなわち、エレメント9から
の放射電界は互いに打ち消す方向の電界となり、エレメ
ント9からは電磁波はほとんど放射されない。しかし、
エレメント8からは、座標系99(図1)のZ軸と平
行、すなわちエレメント8の延在方向と平行な矢印40
2で示した方向の電界が放射される。
【0019】一方、電極4に給電された高周波信号は、
給電線6上を伝搬する途中でスロット10をも励振す
る。このとき、スロット10上に励振される磁流は図2
の301のようなものとなる。この磁流301によっ
て、座標99のX軸と平行な矢印302で示した方向の
電界が放射される。
【0020】このように、本実施の形態例のチップアン
テナ100では、座標系99のX軸とZ軸とにそれぞれ
平行な電界成分が放射され、したがって、偏波面が互い
に直交する2種類の直線偏波成分を含む電磁波が放射さ
れる。また、このようなチップアンテナ100により、
互いに直交する2種類の直線偏波成分を同時に受信する
ことができる。よって、チップアンテナ100を移動体
通信機器や無線LAN機器などに用いた場合には、垂直
および水平の両偏波成分の送受信が可能となり、アンテ
ナの実効的な利得が上昇して回線品質の向上を実現する
ことができる。
【0021】そして、以上の説明、および図1ないし図
4を参照して明らかなように、基本的にエレメント8を
設け、地導体3にスロット10を形成するという簡単な
構成であるから、本実施の形態例のチップアンテナ10
0はチップ状の小型、軽量のアンテナとすることができ
る。したがって、狭いスペースにも実装でき、装置の小
型化、および軽量化に有効である。さらに、チップ状で
あることから、SMT(Surface Mount
Technology)実装が可能で、装置にアンテナ
を取り付けるための組み立てコストを抑えることができ
る。また、大量生産による低コスト化も可能である。そ
して、調整作業を行う必要がないため、この点でも装置
の組み立てコストを抑えることができる。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態例につい
て説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態例のチ
ップアンテナを示す透視平面図である。図中、図1など
と同一の要素には同一の符号が付されている。このチッ
プアンテナ108では、地導体3においてスロット10
が給電線6に対し傾斜して形成されている。このように
スロットが傾斜している場合にも、上記実施の形態例の
場合と同様、給電線6を高周波信号が伝搬する過程で、
スロット10上に磁流が励振され、地導体3の板面に沿
った方向で矢印502により示した方向の電界が放射さ
れる。この電界もエレメント8による電界と直交してお
り、したがって、第2の実施の形態例のチップアンテナ
108でも、偏波面が互いに直交する2つの直線偏波が
同時に放射される。
【0023】次に、本発明の第3の実施の形態例につい
て説明する。図6は第3の実施の形態例のチップアンテ
ナを示す斜視図である。図中、図1などと同一の要素に
は同一の符号が付されている。このチップアンテナ10
7が上記チップアンテナ100と異なるのは、エレメン
ト9に変えてエレメント91を用いている点である。エ
レメント91は帯状を呈し、誘電体1の上面上に、エレ
メント8に直交するとともにスロット10とほぼ平行に
延設されている。エレメント8、91の全体の長さは、
望ましい長さとして、おおむねλg/4〜λo/4の間
の値に設定することができる。
【0024】このようなエレメント91を用いた場合、
電流分布は、エレメント91の先端部では零となり、エ
レメント8の基部に近づくにつれて振幅がしだいに大き
くなる、ほぼ正弦波状の分布となる。したがって、エレ
メント8からは座標系99のZ軸に平行な電界が放射さ
れ、一方、エレメント91からはY軸に平行な電界が放
射される。そして、スロット10からは、チップアンテ
ナ100の場合と同様、X軸に平行な電界が放射される
ので、このチップアンテナ107では、偏波面がX、
Y、Zのすべての座標軸の方向に、それぞれ平行な3つ
の直線偏波が放射されることになる。なお、エレメント
91はかならずしも直線的に延在している必要はなく、
若干湾曲して延在させた場合にも同様の効果を得ること
ができる。
【0025】次に、本発明の第4の実施の形態例につい
て説明する。図7は、第4の実施の形態例のチップアン
テナを示す斜視図である。図中、図6と同一の要素には
同一の符号が付されている。なお、図7では簡単のため
ショートピン11は省略されている。このチップアンテ
ナ109が図6のチップアンテナ107と異なるのは、
2本の無給電素子21が設けられている点である。無給
電素子21は、地導体3より上方で、スロット10の延
在方向と直交し地導体3と平行に延在し、本実施の形態
例では、誘電体1の図7における手前と奥側の側面にそ
れぞれ被着され支持されている。無給電素子21の長さ
は、おおむねλg/2〜λo/2に設定して良好な結果
を得ることができる。
【0026】これらの無給電素子21は、スロット10
から放射されるX軸方向の電界成分に対して作用するも
のである。スロット10から放射される電界と同一方向
に延在し、同電界の周波数に近接した周波数の共振長を
有する無給電素子21を配置することにより、スロット
10の帯域幅を広帯域にすることが可能になる。これ
は、スロット10とわずかに異なる周波数に共振させて
無給電素子21を近傍に配置することにより、無給電素
子21をスロット10にに電磁気的に結合させ、スタガ
同調の原理により広帯域化させるものである。なお、無
給電素子21は、上述のように誘電体1の側面に配置す
る以外にも、誘電体1の内部に埋設することも可能であ
る。また、2本に限らず、1本、あるいは3本以上の無
給電素子21を設けてもよい。
【0027】次に、本発明の第5の実施の形態例につい
て説明する。図8は、第5の実施の形態例のチップアン
テナを示す斜視図である。図中、図6と同一の要素には
同一の符号が付されている。なお、図8では簡単のため
ショートピンは省略されている。この第5の実施の形態
例のチップアンテナ12が、上記第4の実施の形態例と
異なるのは、無給電素子21に変えて、誘電体1の、図
における左側側面部に無給電素子22を配設した点であ
る。無給電素子22は、基部側がエレメント8と平行に
なるようにして、誘電体1の左側側面の地導体3より上
方の箇所に配置されている。無給電素子22は中間部で
直角に屈曲しており、基部は地導体3に電気的に接続さ
れている。基部から屈曲点14までの箇所は、誘電体1
の側面に沿ってエレメント8と平行に延在し、屈曲点1
4から先端部までの箇所は、誘電体1の上面に沿ってス
ロット1の延在方向に垂直に延在している。無給電素子
22の長さは、おおむねλg/4〜λo/4に設定して
良好な結果を得ることができる。
【0028】無給電素子22は、スロット10から放射
される座標系99のX軸方向の電界成分、およびエレメ
ント8から放射されるZ軸方向の電界成分に対して作用
し、基部を地導体3に接続した1/4波長のモノポ−ル
の無給電素子として動作する。無給電素子22は、スロ
ット10、およびエレメント8、91の共振周波数とは
わずかに異なる周波数に共振し、このような無給電素子
22を近傍に配置することにより、無給電素子22をス
ロット10およびエレメント8に電磁気的に結合させ、
スタガ同調の原理によりスロット10およびエレメント
8を広帯域化することができる。なお、この種の無給電
素子22は、誘電体1の右側の側面部に配置してもよ
く、また左右両方の側面に配置したり、あるいは誘電体
1の内部に埋設してもよい。
【0029】次に、本発明の第6の実施の形態例につい
て説明する。図9は、第6の実施の形態例のチップアン
テナを示す斜視図である。図中、図6と同一の要素には
同一の符号が付されている。なお、図9では簡単のため
ショートピンは省略されている。この第6の実施の形態
例のチップアンテナ16が、上記実施の形態例と異なる
のは、帯状の無給電素子23を誘電体1の上面上に配設
した点である。無給電素子23は、スロット10の延在
方向と直角で、地導体3と平行に延在している。無給電
素子23の長さは、おおむねλg/2〜λo/2に設定
することができる。
【0030】このような無給電素子23は、スロット1
0から放射される座標系99のX軸方向の電界成分に対
して作用するものであり、上記チップアンテナ109と
同様、スロット10から放射される電界と同じ方向に、
同電界の周波数に近接した周波数の共振長を有する無給
電素子23をスロット10に近接配置することで、スロ
ット10の帯域幅を広帯域にすることが可能になる。な
お、無給電素子23は、1本以上配置してもよく、また
誘電体1の上面に限らず、誘電体1の内部に配置しても
同様の効果が得られる。さらに、無給電素子23は弧状
に若干湾曲した導体であってもよい。
【0031】次に、本発明の第7の実施の形態例につい
て説明する。図10は、第7の実施の形態例のチップア
ンテナを示す斜視図である。図中、図1などと同一の要
素には同一の符号が付されている。このチップアンテナ
18がチップアンテナ100と異なるのはスロット10
に変えてスロット200が地導体3に形成されている点
である。スロット200はおおむねH形を呈し、延在方
向における両端部が、他の箇所より幅広に形成されてい
る。幅広の両端部の形状は図10に示したように長方形
とする以外にも、円形や楕円形としてもよい。
【0032】スロット長201は、おおむねλg/2以
下の長さに設定する。また、スロット幅202はおおむ
ねλg/8以下に設定し、(スロット長201)+(ス
ロット幅202)は、ほぼλg/2に設定する。このよ
うなスロット200によっても、チップアンテナ100
の場合と同様、座標系99のX軸方向の電界が放射され
る。なお、図10では、ショ−トピン11は、一例とし
てチップアンテナ18の周辺部に沿って多数配置されて
いるが、このようなショートピンは必要に応じて設けれ
ばよく、高い放射効率を要求されない場合は、ショ−ト
ピン11を設けない構成としてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、電極よ
り第1の給電線を通じて第2のエレメントに高周波信号
を供給すると、第2のエレメントから、第2のエレメン
トの延在方向に平行な第1の電界が放射される。一方、
第1の給電線を通じて上記高周波信号が伝搬する際にス
ロットに磁流が励起され、その結果、スロットの延在方
向にほぼ垂直で、かつ第2の地導体の延在方向にほぼ平
行な第2の電界が放射される。すなわち、本発明のチッ
プアンテナからは、偏波面が互いに直交する2つの直線
偏波成分を含む電磁波が同時に放射される。したがって
また、互いに直交する2つの直線偏波成分を本発明のチ
ップアンテナによって同時に受信することができる。よ
って、本発明のチップアンテナを移動体通信機器や無線
LAN機器などに用いた場合には、直交する2つの直線
偏波成分の送受信が可能となり、アンテナの実効的な利
得が上昇して回線品質の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチップアンテナの一例を示す斜視
図である。
【図2】図1に示したチップアンテナの透視平面図であ
る。
【図3】(A)は実施の形態例のチップアンテナの透視
側面図、(B)はチップアンテナの一部を示す部分斜視
図である。
【図4】実施の形態例のチップアンテナの分解斜視図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態例のチップアンテナ
を示す透視平面図である。
【図6】第3の実施の形態例のチップアンテナを示す斜
視図である。
【図7】第4の実施の形態例のチップアンテナを示す斜
視図である。
【図8】第5の実施の形態例のチップアンテナを示す斜
視図である。
【図9】第6の実施の形態例のチップアンテナを示す斜
視図である。
【図10】第7の実施の形態例のチップアンテナを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1……誘電体、1A……第1の誘電体層、1B……第2
の誘電体層、2……地導体、3……地導体、4……電
極、5……給電線、6……給電線、7……貫通穴、8…
…エレメント、9……エレメント、10…………スロッ
ト、15……切り欠き部、11……ショ−トピン、12
……チップアンテナ、14……屈曲点、16……チップ
アンテナ、18……チップアンテナ、21……無給電素
子、91……エレメント、100……チップアンテナ、
101……誘電体板、102……誘電体板、103……
誘電体板、104……誘電体板、105……誘電体板、
106……誘電体板、107……チップアンテナ、10
8……チップアンテナ、109……チップアンテナ、2
00……スロット。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の誘電体層を挟み板面を相互に対向
    させて配置された板状の第1および第2の地導体と、 前記第1の誘電体層中に、前記第1および第2の地導体
    との間に間隔をおき前記第1および第2の地導体とおお
    むね同じ方向に延在し一端が電極に接続された第1の給
    電線と、 前記第2の地導体の、前記第1の誘電体層と反対側の面
    上に延在する第2の誘電体層と、 前記第2の誘電体層の、前記第2の地導体と反対側の面
    上に延在する第1のエレメントと、 前記第2の地導体に形成された貫通穴を通じ前記第2の
    地導体に接触することなく前記第1のエレメントと前記
    第1の給電線との間に前記第1および第2の誘電体層を
    通じて延在し基部が前記第1の誘電体層中で前記第1の
    給電線の他端に接続され先端部が前記第1のエレメント
    に接続された第2のエレメントとを含み、 前記第2のエレメントは前記第2の地導体に対しておお
    むね垂直に延在し、 平面視において前記第1の給電線に交差し前記第1の給
    電線に近接して延在するスロットが前記第2の地導体に
    形成されていることを特徴とするチップアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記スロットは前記第1の給電線の延在
    方向に対しおおむね垂直に延在していることを特徴とす
    る請求項1記載のチップアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記スロットは前記第1の給電線の延在
    方向に対し傾斜して延在していることを特徴とする請求
    項1記載のチップアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記第1のエレメントは板状に形成さ
    れ、正方形、長方形、ひし形、平行四辺形、円形、楕円
    形のいずれかの形状を呈していることを特徴とする請求
    項1記載のチップアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記第1の給電線に対し絶縁されて前記
    第1および第2の地導体の間に配設され端部がそれぞれ
    前記第1および第2の地導体に接続された、導体から成
    る少なくとも1本のショートピンを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のチップアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記ショートピンは前記第1の給電線に
    近接して配置されていることを特徴とする請求項5記載
    のチップアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記誘電体層中に放射される電磁波の波
    長をλgとしたとき前記第2のエレメントの長さはおお
    むねλg/4またはλg/4より短いことを特徴とする
    請求項1記載のチップアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記誘電体層中に放射される電磁波の波
    長をλgとしたとき前記スロットの長さはおおむねλg
    /2またはλg/2より短いことを特徴とする請求項1
    記載のチップアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記誘電体層中に放射される電磁波の波
    長をλgとしたとき前記スロットの幅はλg/10以下
    であることを特徴とする請求項1記載のチップアンテ
    ナ。
  10. 【請求項10】 前記第1の給電線は帯状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記第1の地導体は切り欠き部を有
    し、前記電極は前記切り欠き部に、前記第1の地導体に
    対し絶縁されて配置されていることを特徴とする請求項
    1記載のチップアンテナ。
  12. 【請求項12】 前記第1の給電線の端部は第2の給電
    線を介して前記電極に接続されていることを特徴とする
    請求項11記載のチップアンテナ。
  13. 【請求項13】 前記第1のエレメントは前記スロット
    とおおむね平行に延在する導体から成り、同導体は長手
    方向の長さに対して幅が十分に狭く、一端部において前
    記第2のエレメントの先端部に接続されていることを特
    徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
  14. 【請求項14】 前記第2の地導体の、前記第1の地導
    体と反対の面側に、前記スロットに近接し前記スロット
    の延在方向にほぼ直交して延在する、前記第2の誘電体
    層により支持された第1の無給電素子を備えたことを特
    徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
  15. 【請求項15】 前記第1の無給電素子の長さは、前記
    誘電体層中に放射される電磁波の波長をλg、自由空間
    に放射される電磁波の波長をλoとしたときおおむねλ
    g/2〜λo/2であることを特徴とする請求項14記
    載のチップアンテナ。
  16. 【請求項16】 前記第2の地導体の、前記第1の地導
    体と反対の面側に、前記スロットおよび前記第2のエレ
    メントに近接して配置され前記第2の誘電体層により支
    持された第2の無給電素子を含み、前記第2の無給電素
    子は、基部が前記第2の地導体に接続されるとともに、
    概ね直角に屈曲し、前記基部から屈曲点まではおおむね
    前記第2のエレメントと平行に延在し、前記屈曲点から
    先端までは前記スロットおよび前記第2のエレメントに
    対しおおむね垂直に延在していることを特徴とする請求
    項1記載のチップアンテナ。
  17. 【請求項17】 前記第2の無給電素子の長さは、前記
    誘電体層中に放射される電磁波の波長をλg、自由空間
    に放射される電磁波の波長をλoとしたときおおむねλ
    g/2〜λo/2であることを特徴とする請求項16記
    載のチップアンテナ。
  18. 【請求項18】 前記スロットは両端部が幅広に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のチップアンテ
    ナ。
  19. 【請求項19】 前記両端部の形状はおおむね長方形、
    円形、または楕円形であることを特徴とする請求項18
    記載のチップアンテナ。
  20. 【請求項20】 前記第1の誘電体層は第1ないし第4
    の誘電体板を積層して成り、前記第1の地導体を最下層
    として、第1の誘電体板は前記第1の地導体の上面上に
    密着して配置され、上面上に前記第1の給電線が延設さ
    れた第2の誘電体板が前記第1の誘電体板の上に密着し
    て配置され、第2の誘電体板の上に第3の誘電体板が密
    着して配置され、上面上に前記第2の地導体が延設され
    た第4の誘電体板が第3の誘電体板の上に密着して配置
    されていることを特徴とする請求項1記載のチップアン
    テナ。
  21. 【請求項21】 前記第2の誘電体層は第5および第6
    の誘電体板から成り、前記第5の誘電体板は前記第2の
    地導体の上に密着して配置され、上面上に前記第1のエ
    レメントが延設された前記第6の誘電体板が前記第5の
    誘電体板の上に密着して配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載のチップアンテナ。
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