JP2020174284A - アンテナ装置 - Google Patents

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祐次 角谷
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勇次 杉本
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Abstract

【課題】互いに直交する2つの方向に電波を放射でき、かつ、装置高さを低くすることができるアンテナ装置を提供する。【解決手段】グランド電位を提供するグランド板50と、グランド板50に備えられた第1給電部51と、第1給電部51に電気的に接続され、グランド板50の一方の面から離隔する方向に配置されたアンテナエレメントとして機能し、偏波面がグランド板に垂直な方向になる電波を放射可能な対向導体板40と、グランド板50に備えられた第2給電部52と、第2給電部52に電気的に接続され、グランド板50に平行に配置されたアンテナエレメントであって、偏波面がグランド板50に平行な方向になる電波を放射可能な水平方向アンテナエレメント70と、グランド板50および水平方向アンテナエレメント70に対向しており、かつ、少なくとも水平方向アンテナエレメント70に対向する部分が誘電体であるアンテナベース20とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、アンテナ装置に関し、特に、偏波面が互いに異なる2種類の電波を放射するアンテナ装置に関する。
特許文献1には、樹脂基板にグランドパターンを形成したアンテナシステムが開示されており、樹脂基板は車両屋根から上方に離隔して垂直配置されている。このアンテナシステムは、グランドパターンに接続された2つの給電点を備え、一方の給電点からは水平方向にモノポールアンテナのアンテナエレメントが延び、他方の給電点からは鉛直方向にモノポールアンテナのアンテナエレメントが延びている。水平方向に延びるアンテナエレメントは主として水平偏波を送受信し、垂直方向に延びるアンテナエレメントは主として垂直偏波を送受信する。
特開2015−97377号公報
特許文献1に開示の構成では、水平偏波を送受信するアンテナエレメントを地板からλ/2以上離す必要がある。そのため、地板からアンテナ装置の上端までのアンテナ装置の高さが高くなる。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、互いに直交する2つの方向に電波を放射でき、かつ、装置高さを低くすることができるアンテナ装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための1つの開示は、
グランド電位を提供するグランド板(50、150)と、
グランド板に備えられた第1給電部(51)と、
第1給電部に電気的に接続され、グランド板の一方の面から離隔する方向に配置されたアンテナエレメントであって、偏波面がグランド板に垂直な方向になる電波を放射可能な垂直方向アンテナエレメント(40)と、
グランド板に備えられた第2給電部(52)と、
第2給電部に電気的に接続され、グランド板に平行に配置されたアンテナエレメントであって、偏波面がグランド板に平行な方向になる電波を放射可能な水平方向アンテナエレメント(70)と、
グランド板の垂直方向アンテナエレメントがある側とは反対側の面に配置され、グランド板および水平方向アンテナエレメントに対向しており、かつ、少なくとも水平方向アンテナエレメントに対向する部分が誘電体であるアンテナベース(20)と、を備えているアンテナ装置である。
このアンテナ装置は、アンテナベースにおいて水平方向アンテナエレメントに対向する部分が誘電体である。したがって、水平方向アンテナエレメントが放射する電波に波長短縮効果が生じる。波長短縮効果が生じることにより、水平方向アンテナエレメントから水平方向アンテナエレメントが電波を放射する方向に、その電波の真空中における波長の半波長以上、金属体を離す必要がなくなる。よって、その金属体を基準面としたとき、基準面からアンテナ装置の上端までの高さを低くすることができる。
アンテナ装置1が車両Cに搭載されている状態を説明する図である。 アンテナ装置1の構成を示す斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 アンテナ装置1の垂直偏波特性を示す図である。 アンテナ装置1の水平偏波特性を示す図である。 第2実施形態においてグランド板50と水平方向アンテナエレメント70の関係を示す図である。 エレメント間距離と利得向上量との関係を示す図である。 第2実施形態においてグランド板50と水平方向アンテナエレメント70の関係を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の説明では、図1に示すように、アンテナ装置1が車両Cに搭載されているとする。詳しくは、アンテナ装置1は、車両Cの屋根に設置されている。ただし、アンテナ装置1は、必ずしも車両Cの屋根に設置される必要はない。アンテナ装置1の設置位置に特に制限はない。アンテナ装置1は、車両Cにおいて屋根以外の部分に設置されてもよいし、車両Cとは異なる移動体に備えられていてもよい。また、アンテナ装置1は静止物体に備えられてもよい。
アンテナ装置1は、たとえば、同軸ケーブルを介して無線機(何れも図示略)と接続されており、アンテナ装置1が受信した信号は逐次無線機に出力される。また、アンテナ装置1は無線機から入力される電気信号を電波に変換して空間に放射する。無線機は、アンテナ装置1が受信した信号を利用するとともに、当該アンテナ装置1に対して送信信号に応じた高周波電力を供給する。なお、アンテナ装置1への給電線としては、同軸ケーブルの他にも、フィーダ線など、その他の給電線を用いてもよい。
アンテナ装置1は、所定の対象周波数の電波を送受信するように構成されている。もちろん、他の態様としてアンテナ装置1は、送信と受信の何れか一方のみに利用されてもよい。電波の送受信には可逆性があるため、周波数f1の電波を送信可能な構成は、その周波数f1の電波を受信可能な構成でもある。
対象周波数は、ここでは一例として、第5世代の携帯電話向け通信システムに割り当てられている周波数帯の1つである28GHz帯とする。もちろん、対象周波数は適宜設計されればよく、対象周波数は28GHz帯に限られない。アンテナ装置1は、対象周波数の電波であって、グランド板50(図2参照)に平行な偏波面の電波およびグランド板50に垂直な偏波面の電波に放射可能である。グランド板50が水平に配置される場合、グランド板50に平行な偏波面の電波は水平偏波であり、グランド板50に垂直な偏波面の電波は垂直偏波である。
図2に、アンテナ装置1の構成を示す。本実施形態のアンテナ装置1は、車両Cの屋根を地板10として用いる。また、図2には省略しているが、アンテナ装置1には適宜、全体を覆うカバーが設けられる。
図2に示すように、アンテナ装置1は、全体として平板状である。アンテナ装置1の平面視形状は長方形状である。図2には、アンテナ装置1が備える要素として、地板10の他、アンテナベース20、樹脂基板30、対向導体板40が視認できる。なお、平面視は、アンテナ装置1を対向導体板40から地板10に向かう方向に見ることを意味する。
地板10は、車両Cの屋根とは別に用意することもできる。地板10を車両Cの屋根とは別に設ける場合、地板10は、アンテナベース20よりも大きいものとする。
アンテナベース20は、グランド板50と地板10とを電気的に接続し、グランド電位を安定させる目的、および、水平方向アンテナエレメント70と地板10との間に間隔を設ける目的で設けられた部材である。なお、以下、この明細書において「接続」は電気的に接続されていることを意味する。
これら2つの目的のために、アンテナベース20は、導電体部である金属製の金属ベース部21と、誘電体部である樹脂製の樹脂ベース部22とを備えている。金属ベース部21と樹脂ベース部22の幅方向長さは同一である。したがって、アンテナベース20は、全体として薄い矩形平板状、換言すれば薄い直方体形状である。
図2等の種々の図に示すX軸はアンテナベース20の幅方向を示す。Y軸はアンテナベース20の長手方向を示す。Z軸はアンテナベース20の上下方向を示している。これらX軸、Y軸、およびZ軸を備える3次元座標系は、アンテナ装置1の構成を説明するための概念である。以下の説明では、図3も参照する。 図3は、図2のIII−III線断面図である。III−III線断面は、アンテナ装置1を幅方向に2等分する断面である。
金属ベース部21は、一方の面がグランド板50に接しており、他方の面が地板10に接している。したがって、グランド板50と地板10は同電位になる。樹脂ベース部22は、一方の面が樹脂基板30に対向し、他方の面が地板10に接している。樹脂ベース部22は、水平方向アンテナエレメント70が送受信する電波に波長短縮効果を生じさせるための部材である。水平方向アンテナエレメント70の比誘電率はたとえば4.2である。
樹脂基板30も薄板状である。樹脂基板30は、グランド板50と対向導体板40とを、所定の間隔をおいて互いに対向配置するための板状部材である。樹脂基板30の材料には、ガラスエポキシ樹脂など、所定の比誘電率を有する誘電体を用いることができる。ここでは一例として樹脂基板30は比誘電率3.2であるとする。樹脂基板30の平面視形状は長方形である。樹脂基板30はアンテナベース20よりも平面視形状が小さい。
本実施形態では一例として樹脂基板30の厚さは0.1mmであるとする。樹脂基板30の厚さは、グランド板50と対向導体板40との間隔に相当する。樹脂基板30の厚さを調整することで、対向導体板40とグランド板50との間隔を調整することができる。樹脂基板30の厚さの具体的な値はシミュレーションや試験によって適宜決定されればよい。
なお、樹脂基板30は前述の役割を果たせればよく、樹脂基板30の形状は適宜変更可能である。対向導体板40をグランド板50に対向配置するための構成は、複数の柱であってもよい。また、本実施形態においてグランド板50と対向導体板40の間は、樹脂基板30としての樹脂が充填された構成を採用するが、これに限らない。グランド板50と対向導体板40の間は、中空や真空となっていてもよい。樹脂基板30としては、ハニカム構造などを採用することもできる。さらに、以上で例示した構造が組み合わさっていてもよい。アンテナ装置1がプリント配線板を用いて実現される場合には、プリント配線板が備える複数の導体層を、グランド板50や対向導体板40として利用するとともに、導体層を隔てる樹脂層を樹脂基板30として利用してもよい。
樹脂基板30の厚さは、後述するように短絡部60の長さ(換言すれば短絡部60が提供するインダクタンス)を調整するパラメータとしても機能する。また、樹脂基板30の厚さは、グランド板50と対向導体板40とが対向することによって形成する静電容量を調整するパラメータとしても機能する。
対向導体板40は、銅などの導体を素材とする板状の導体部材であって、垂直方向アンテナエレメントである。ここでの板状には、銅箔などの薄膜状も含まれる。対向導体板40は、平面視においてグランド板50よりも小さい大きさであり、その厚み方向において樹脂基板30を介してグランド板50と対向する。一方、対向導体板40は樹脂ベース部22とは対向しない。また、対向導体板40は、グランド板50と平行になっている。ここでの平行とは完全な平行に限らない。数度から十度程度傾いていても良い。つまり概ね平行である状態(いわゆる略平行な状態)を含む。
図2に示す対向導体板40の平面形状は正方形である。対向導体板40は、図2に示すように、或る1組の対辺がX軸と平行となり、かつ、他の組の対辺がY軸に平行となる姿勢で樹脂基板30に配置されている。
ただし、対向導体板40の平面形状はその他の形状であってもよい。対向導体板40の平面形状は、円形や、正八角形、正六角形などであってもよい。また、対向導体板40は、長方形状や長楕円形などであってもよい。対向導体板40は、互いに直交する2つの直線のそれぞれを対称の軸として線対称な形状(以下、2方向線対称形状)であることが好ましい。2方向線対称形状とは、ある直線を対称の軸として線対称であって、かつ、その直線と直交する他の直線についても線対称な図形を指す。たとえば、楕円形や、長方形、円形、正方形、正六角形、正八角形、ひし形などが2方向線対称形状に該当する。また、対向導体板40は、円形や正方形、長方形、平行四辺形など、点対称な図形であることがより好ましい。
また、対向導体板40にスリットが設けられたり、対向導体板40の角部が丸められたりしていてもよい。例えば1対の対角部分に縮退分離素子としての切り欠き部が設けられていてもよい。対向導体板40の縁部は、部分的に又は全体的にミアンダ形状に設定されていてもよい。対向導体板40の縁部に設けられた、動作に影響を与えない程度の凹凸は無視して取り扱うことができる。
図3に示すように、アンテナ装置1は、地板10、アンテナベース20、樹脂基板30、対向導体板40の他にグランド板50を備えている。グランド板50は、銅などの導体を素材とする板状の導体部材である。ここでの板状にも箔状、薄膜状が含まれる。グランド板50は樹脂基板30の厚さ方向の一方の面であるグランド配置面31に配置されている。
グランド配置面31は、樹脂基板30の地板10側の面である。グランド板50は、樹脂基板30の金属ベース部21に対向している部分と平面視において一致する形状である。なお、図2には、グランド板50の図示省略している。金属ベース部21の平面視形状は長方形状である。したがって、グランド板50の平面視形状も長方形である。
グランド板50の大きさは適宜変更可能である。グランド板50の1つの辺の長さは、電気的に1波長よりも小さい値(例えば対象波長の1/3)に設定されていてもよい。反対に、グランド板50の大きさは、直径が1波長の円よりも大きな大きさとすることもできる。
グランド板50を上側から見た形状(以降、平面形状)は適宜変更可能である。ここでは一例としてグランド板50の平面形状を長方形状とするが、他の態様としてグランド板50の平面形状は、正方形状であってもよいし、その他の多角形状であってもよい。たとえばグランド板50は、1辺が電気的に1波長に相当する値に設定された正方形状であってもよい。また、グランド板50の形状を、2方向線対称形状とすることもできる。なお、金属ベース部21は、グランド板50の大きさ以上の大きさとすることが好ましい。
グランド板50には、第1給電部51と第2給電部52が備えられている。第1給電部51は図示しない給電線がエレメント接続線53に接続される部分である。第2給電部52図示しない給電線がエレメント接続線54に接続される部分である。給電線には、同軸ケーブルを用いることができる。
第1給電部51では、同軸ケーブルの外部導体とグランド板50が接続される。第2給電部52では、同軸ケーブルの外部導体とグランド板50に接続される。これにより、グランド板50は、アンテナ装置1においてグランド電位(換言すれば接地電位)を提供する。
第1給電部51は、同軸ケーブルの特性インピーダンスと、対象周波数における第1給電部51よりも対向導体板40側の部分とのインピーダンスの整合が取れる位置に設けられればよい。ここでの対象周波数は対向導体板40をアンテナエレメントとして動作させる対象となる周波数である。第1給電部51の位置を別の観点で説明すると、第1給電部51は、リターンロスが所定の許容レベルとなる位置に設けられればよい。
第2給電部52は、本実施形態では、グランド板50のエレメント対向辺55に設けられている。エレメント対向辺55は、グランド板50において水平方向アンテナエレメント70に対向する辺である。このエレメント対向辺55の長さは、水平方向アンテナエレメント70の長さよりも長くなっている。
エレメント接続線53は、一端が第1給電部51に接続され、他端が対向導体板40に接続されている。エレメント接続線53の対向導体板40に接続されている端は、アンテナエレメントである対向導体板40に給電するエレメント給電点56である。エレメント接続線53は導体ピン、ビア等により形成される。また、同軸ケーブルの内部導体をエレメント接続線53とすることもできる。
なお、対向導体板40への給電方式としては、直結給電方式や電磁結合方式など多様な方式を採用可能である。直結給電方式は、同軸ケーブルの内部導体に接続している(つまり給電用の)マイクロストリップ線路や導体ピン、ビア等が、対向導体板40と直接接続される方式を指す。電磁結合方式は、給電用のマイクロストリップ線路等と対向導体板40との電磁結合を利用した給電方式を指す。
エレメント接続線54は、一端が第2給電部52に接続され、他端が水平方向アンテナエレメント70に接続されている。エレメント接続線54はマイクロストリップ線路により形成することができる。また、同軸ケーブルの内部導体をエレメント接続線54とすることもできる。
短絡部60は、グランド板50と対向導体板40とを電気的に接続する導電性の部材である。短絡部60は、導電性のピン(以降、ショートピン)を用いて実現されればよい。短絡部60としてのショートピンの径や長さを調整することによって、短絡部60が備えるインダクタンスを調整することができる。
なお、短絡部60は、一端がグランド板50と接続され、他端が対向導体板40と接続された線状の部材であればよい。アンテナ装置1がプリント配線板を基材として用いて実現される場合には、プリント配線板に設けられたビアを短絡部60として利用することができる。
短絡部60は、例えば導体板中心に位置するように設けられている。なお、短絡部60の形成位置は、厳密に導体板中心と一致している必要はない。短絡部60は、対向導体板40の中央領域に形成されていればよい。短絡部60は、短絡部60の部分を節とする電圧定在波を生じさせるためのものである。そして、電圧定在波が生じることでアンテナ装置1は、対向導体板40およびグランド板50に垂直な偏波面を持つ電波を送受信する。短絡部60は、この電波の送受信特性が許容される範囲で、対向導体板40の中心からずれた位置に配置されていてもよい。たとえば、対向導体板40の中央領域は、導体板中心から縁部までを1:5に内分する点を結ぶ線よりも内側の領域とすることができる。また、中央領域を、対向導体板40を6分の1程度に相似縮小した同心図形が重なる領域としてもよい。
水平方向アンテナエレメント70は、樹脂基板30の樹脂ベース部22に対向する面に設けられている。また、図3に示すように、樹脂基板30の樹脂ベース部22に対向する面と地板10との間の距離は4mmになっている。この距離になるように、アンテナベース20の厚さは調整されている。
対象周波数が28GHzであると、波長は真空中であれば約10mmである。水平方向アンテナエレメント70が放射する電波の利得が地板10の影響で低下しないようにするためには、水平方向アンテナエレメント70を地板10から半波長以上離す必要がある。真空中であれば半波長は5mmとなる。しかし、アンテナ装置1では、樹脂基板30の樹脂ベース部22に対向する面と地板10との間に、樹脂ベース部22が介在している。樹脂ベース部22があることで波長短縮効果が生じる。そのため、樹脂基板30の樹脂ベース部22に対向する面と地板10との間の距離は、半波長である5mmよりも短い4mmとすることができる。
水平方向アンテナエレメント70は、形状が線状である。水平方向アンテナエレメント70の電気長は対象周波数の電波の波長(以下、対象波長)λの半分である。なお、水平方向アンテナエレメント70の電気長は、厳密にλ/2である必要はない。水平方向アンテナエレメント70から、対象周波数の電波が必要とされる電力で送信されれば、水平方向アンテナエレメント70の電気長は、λ/2よりも長くても短くてもよい。
水平方向アンテナエレメント70の配置向きは、直線形状であるエレメント対向辺55に平行である。水平方向アンテナエレメント70とエレメント対向辺55の間の距離は、対象波長λの半分の距離になっている。対象周波数が28GHzである場合、波長は約10mmである。したがって、対象周波数が28GHzである場合、エレメント対向辺55と水平方向アンテナエレメント70の間の距離は、図3に示すように約5mmになる。
また、水平方向アンテナエレメント70はグランド配置面31にも平行になっている。つまり、水平方向アンテナエレメント70が、その一方の端から他方の端に延びている方向は、グランド配置面31およびそのグランド配置面31に平行であるグランド板50に沿った方向である。
水平方向アンテナエレメント70は、エレメント接続線54を介して第2給電部52に接続されている。エレメント接続線54は水平方向アンテナエレメント70の長手方向中心に接続されている。この点をエレメント給電点71とする。
ただし、エレメント給電点71の位置は、水平方向アンテナエレメント70の長手方向中心に限られない。水平方向アンテナエレメント70の一方の端がエレメント給電点71とされるなど、エレメント給電点71は水平方向アンテナエレメント70の種々の長手方向位置とすることができる。
また、水平方向アンテナエレメント70は、一直線状である必要はなく、一部にエレメント対向辺55と平行になっている部分があればよい。たとえば、水平方向アンテナエレメント70として、L型の線状アンテナエレメントを採用することもできる。
[アンテナ装置1の動作説明]
このように構成されたアンテナ装置1の動作を説明する。このアンテナ装置1の動作説明では、地板10およびグランド板50は、大地に平行すなわち水平であるとする。この場合、アンテナ装置1は水平偏波と垂直偏波を送受信する。
まず、アンテナ装置1が垂直偏波を送信する動作を説明する。対向導体板40はその中央領域に設けられた短絡部60でグランド板50に短絡されており、かつ、対向導体板40の面積は、短絡部60が備えるインダクタンスと対象周波数において並列共振する静電容量を形成する面積となっている。
このため、インダクタンスと静電容量との間のエネルギー交換によって並列共振(いわゆるLC並列共振)が生じ、グランド板50と対向導体板40との間には、グランド板50および対向導体板40に対して垂直な電界が発生する。この垂直電界は、短絡部60から対向導体板40の縁部に向かって伝搬していき、対向導体板40の縁部において、垂直電界はグランド板50に垂直な偏波面を持つ直線偏波(以降、地板垂直偏波)になって空間を伝搬していく。なお、ここでの地板垂直偏波とは、電界の振動方向がグランド板50や対向導体板40に対して垂直な電波を指す。アンテナ装置1が水平面に平行な姿勢で使用されている場合、地板垂直偏波は、電界振動方向が地面に垂直な偏波(いわゆる垂直偏波)を指す。
垂直電界の伝搬方向は、短絡部60を中心として対称である。そのため、図4に示すように、アンテナ水平面の全方位に対して同程度の利得を有する。換言すれば、アンテナ装置1は対象周波数において、対向導体板40の中央領域から縁部に向かう全方向(つまりアンテナ水平方向)に指向性を有する。なお、図4は、シミュレーションにより得た結果であり、地板10は有限の大きさとして100mm×100mmとした。
グランド板50が水平となるように配置されている場合、アンテナ装置1は水平方向にメインビームを備えるアンテナとして機能する。なお、ここでのアンテナ水平面とは、グランド板50および対向導体板40に平行な平面を指す。また、アンテナ水平方向とは、対向導体板40の中心からその縁部に向かう方向を指す。アンテナ水平方向は、別の観点によれば、対向導体板40の中心を通るグランド板50への垂線に直交する方向を指す。アンテナ水平方向は、アンテナ装置1にとっての横方向(換言すれば側方)に相当する。
なお、短絡部60は導体板中心に配置されているため、対向導体板40に流れる電流は、短絡部60を中心として対称となる。そのため、対向導体板40において導体板中心からある方向に流れる電流が発するアンテナ高さ方向の電波は、逆向きに流れる電流が発する電波によって相殺される。つまり、対向導体板40に励起される電流は、電波の放射に寄与しない。故に、アンテナ上方向には垂直偏波の電波を放射しない。以降では便宜上、グランド板50と対向導体板40との間に形成される静電容量と、短絡部60が備えるインダクタンスのLC並列共振によって動作するモードのことをLC共振モードと称する。当該LC共振モードは、グランド板50に対する対向導体板40の電圧振動を利用する動作モードに相当する。LC共振モードは0次共振モードに相当する。LC共振モードとしてのアンテナ装置1は電圧系アンテナに相当する。
次に、アンテナ装置1が水平偏波を送信する動作を説明する。第2給電部52からエレメント接続線54を介して水平方向アンテナエレメント70に給電される。水平方向アンテナエレメント70に給電されると、水平方向アンテナエレメント70は、直線状である水平方向アンテナエレメント70を中心とする軸周りに、対象周波数の電波を放射する。水平方向アンテナエレメント70がグランド板50に平行に配置されているので、水平方向アンテナエレメント70が放射する電波の偏波面はグランド板50および地板10に平行である。よって、グランド板50が水平に配置されている場合、水平方向アンテナエレメント70から放射される電波は水平偏波になる。
ここで、水平方向アンテナエレメント70とエレメント対向辺55の距離は対象波長λの半分となっている。したがって、エレメント対向辺55が反射器として機能する。そのため、水平方向アンテナエレメント70から放射された電波は強められるので利得が高くなる。その結果、図5に示すように、水平偏波の利得も、図4に示した垂直偏波の利得に近くなる。
なお、アンテナ装置1が電波を送信(放射)する際の作動と、電波を受信する際の作動は、互いに可逆性を有する。つまりアンテナ装置1は、アンテナ水平方向から到来する地板垂直偏波、および、アンテナ水平方向から到来し、地板10に平行な偏波を受信できる。
[実施形態のまとめ]
以上、説明した本実施形態のアンテナ装置1は、アンテナベース20において、水平方向アンテナエレメント70に対向する部分が、誘電体である樹脂ベース部22となっている。これにより、水平方向アンテナエレメント70が放射する電波に波長短縮効果が生じるので、水平方向アンテナエレメント70から地板10までの距離を、対象波長λの半波長以上とする必要がない。よって、地板10からアンテナ装置1の最上部までの高さを低くすることができる。
また、アンテナベース20は、全部が樹脂ではない。アンテナベース20は、グランド板50に接している金属ベース部21を備える。これにより、グランド電位となる部材が大きくなるので、グランド電位が安定する。
さらに、金属ベース部21は地板10に接している。これにより、グランド電位がさらに安定する。また、地板10は水平方向アンテナエレメント70に対向しており、地板10と水平方向アンテナエレメント70との距離は対象波長λの半分よりも短い。しかし、水平方向アンテナエレメント70と地板10との間には樹脂ベース部22が介在しているので、前述した波長短縮効果が生じる。これにより、地板10と水平方向アンテナエレメント70との距離は対象波長λの半分よりも短くしつつ、水平偏波の利得低下を抑制できる。
また、アンテナ装置1は、対向導体板40とグランド板50とを短絡部60により接続して、それらをLC並列共振させて垂直偏波を生じさせている。この構成によれば、垂直偏波を生じさせる構成を薄型化できる。これにより、アンテナ装置1全体の装置高さをより低くできる。
また、アンテナ装置1では、エレメント対向辺55が水平方向アンテナエレメント70の反射器として機能するように、これらエレメント対向辺55と水平方向アンテナエレメント70が配置されている。つまり、アンテナ装置1は、垂直偏波を生じさせる構成であるグランド板50を活用して、水平偏波の利得を向上させている。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
図6に第2実施形態のアンテナ装置の構成の一部を示す。図6は、グランド板50と水平方向アンテナエレメント70の関係を示す図である。図6に示すように、第2実施形態のアンテナ装置は、同一のエレメント対向辺55に対向する2つの水平方向アンテナエレメント70を備えている。2つの水平方向アンテナエレメント70のエレメント給電点71間の距離は、λ/4以上となっている。
第1実施形態のアンテナ装置1では、第2給電部52は、エレメント対向辺55の中心に設けられていた。これに対して、第2実施形態では、第2給電部52は、1つのエレメント対向辺55に2つ設けられている都合上、そのエレメント対向辺55の端方向にそれぞれ移動している。
第2給電部52の位置が移動していることに伴い、2つの水平方向アンテナエレメント70の位置も、第1実施形態における水平方向アンテナエレメント70の位置から、それぞれエレメント対向辺55に沿って平行移動している。それ以外は、水平方向アンテナエレメント70の大きさ、姿勢は第1実施形態と同じである。
2つのエレメント給電点71の間隔は、λ/4以上になっている。このようにすると、1つの水平方向アンテナエレメント70のみを備えた構成よりも利得が向上する。図7に、エレメント間距離と利得向上量との関係を示す。エレメント間距離は、一方の水平方向アンテナエレメント70のエレメント給電点71から、他方の水平方向アンテナエレメント70のエレメント給電点71までの距離である。
図7に示すように、0.25λ以上、すなわち、λ/4以上では1dB以上利得が向上する。したがって、エレメント間距離はλ/4以上であることが好ましい。なお、図7に示されるように、エレメント間距離が0.65λ以上では、エレメント間距離が大きくなるほど、利得向上量が低下する。さらに、エレメント間距離がλ以上になるとサイドローブが大きくなるという問題もある。しかし、エレメント間距離が大きくなっても、水平方向アンテナエレメント70が1つのときよりは利得は向上する。
<第3実施形態>
図8に第3実施形態のアンテナ装置の構成の一部を示す。図8に示すグランド板150は、平面視において正六角形である。第3実施形態では、グランド板150の各辺がエレメント対向辺55になっている。水平方向アンテナエレメント70は6つ設けられ、各水平方向アンテナエレメント70は別々のエレメント対向辺55に対向して配置されている。
第3実施形態のアンテナ装置では、グランド板150は、異なる水平方向アンテナエレメントがそれぞれ対向する複数のエレメント対向辺55を備えている。そして、各エレメント対向辺55に対して平行に配置された複数の水平方向アンテナエレメント70を備えている。したがって、第3実施形態のアンテナエレメントは、複数の方向に水平偏波の指向性を持つことができる。なお、各水平方向アンテナエレメント70には、同時に給電してもよいし、また、各時刻において給電する水平方向アンテナエレメント70の数を、一部の水平方向アンテナエレメント70のみにしてもよい。たとえば、各時刻において給電する水平方向アンテナエレメント70を1つにしてもよい。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
実施形態では、垂直方向アンテナエレメントとして対向導体板40を示した。しかし、垂直方向アンテナエレメントとして、グランド板50に対して垂直に設けられた線状のアンテナエレメントを用いてもよい。この線状のアンテナエレメントは、一部にコイル部分を備えていてもよいし、折り曲げられた形状でもよい。
<変形例2>
実施形態では、導電体部として金属製の金属ベース部21を示した。しかし、導電体部の材料として、金属以外の導電体を用いることもできる。また、誘電体部として樹脂製の樹脂ベース部22を示した。しかし、誘電体部の材料として、樹脂以外の誘電体を用いることもできる。
<変形例3>
第3実施形態では、グランド板150の形状は正六角形であった。しかし、グランド板150の形状は他の多角形、たとえば、正方形、正三角形などでもよい。
<変形例4>
第2実施形態では、2つの水平方向アンテナエレメント70を1つのエレメント対向辺55に対向配置していた。しかし、1つのエレメント対向辺55に3つ以上の水平方向アンテナエレメント70を対向配置してもよい。
1:アンテナ装置 10:地板 20:アンテナベース 21:金属ベース部 22:樹脂ベース部 30:樹脂基板 31:グランド配置面 40:対向導体板(垂直方向アンテナエレメント) 50:グランド板 51:第1給電部 52:第2給電部 53:エレメント接続線 54:エレメント接続線 55:エレメント対向辺 56:エレメント給電点 60:短絡部 70:水平方向アンテナエレメント 71:エレメント給電点 150:グランド板 C:車両

Claims (7)

  1. グランド電位を提供するグランド板(50、150)と、
    前記グランド板に備えられた第1給電部(51)と、
    前記第1給電部に電気的に接続され、前記グランド板の一方の面から離隔する方向に配置されたアンテナエレメントであって、偏波面が前記グランド板に垂直な方向になる電波を放射可能な垂直方向アンテナエレメント(40)と、
    前記グランド板に備えられた第2給電部(52)と、
    前記第2給電部に電気的に接続され、前記グランド板に平行に配置されたアンテナエレメントであって、偏波面が前記グランド板に平行な方向になる電波を放射可能な水平方向アンテナエレメント(70)と、
    前記グランド板の前記垂直方向アンテナエレメントがある側とは反対側の面に配置され、前記グランド板および前記水平方向アンテナエレメントに対向しており、かつ、少なくとも前記水平方向アンテナエレメントに対向する部分が誘電体であるアンテナベース(20)と、を備えているアンテナ装置。
  2. 前記アンテナベースは、前記グランド板と接触する導電体部(21)と、前記水平方向アンテナエレメントに対向する誘電体部(22)とを備える、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナベースが載せられる地板(10)を備え、
    前記水平方向アンテナエレメントと前記地板との距離が、前記水平方向アンテナエレメントが放射する電波の波長の半分よりも短くなっている、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記垂直方向アンテナエレメントとして、前記グランド板と間隔をおいて設置された平板状の導体部材であって、前記第1給電部に電気的に接続する対向導体板(40)を備え、
    前記対向導体板の中央領域に設けられ、前記対向導体板と前記グランド板とを電気的に接続する短絡部(60)を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記水平方向アンテナエレメントは、線状のアンテナエレメントであり、
    前記グランド板の前記水平方向アンテナエレメントに対向するエレメント対向辺(55)は直線状であり、
    前記水平方向アンテナエレメントは、前記エレメント対向辺と平行に配置され、
    前記水平方向アンテナエレメントと前記エレメント対向辺との距離は、前記水平方向アンテナエレメントが放射する電波の波長の半分である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 同一の前記エレメント対向辺に対向する前記水平方向アンテナエレメントを複数備え、
    複数の前記水平方向アンテナエレメントは、それぞれ、前記第2給電部と電気的に接続するエレメント給電点(71)を備え、
    複数の前記水平方向アンテナエレメントがそれぞれ備える前記エレメント給電点の間隔が、前記水平方向アンテナエレメントが放射する電波の波長の1/4以上である請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記水平方向アンテナエレメントを複数備え、
    前記グランド板(150)は、互いに異なる前記水平方向アンテナエレメントが対向する複数の前記エレメント対向辺を備えている請求項5に記載のアンテナ装置。
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