JPH10247818A - 偏波共用アンテナ - Google Patents
偏波共用アンテナInfo
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- JPH10247818A JPH10247818A JP5069297A JP5069297A JPH10247818A JP H10247818 A JPH10247818 A JP H10247818A JP 5069297 A JP5069297 A JP 5069297A JP 5069297 A JP5069297 A JP 5069297A JP H10247818 A JPH10247818 A JP H10247818A
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Abstract
交差偏波成分を少なくした偏波共用アンテナを提供す
る。 【解決手段】 互いに対向する側の一端が第1の給電点
対を構成し、ほぼ一直線状に設けられる第1および第2
の線状導電体(1a,1b)と、互いに対向する側の一
端が第2の給電点対を構成し、前記第1の給電点対の間
で前記第1の給電点対を結ぶ直線とほぼ直交する直線上
に、前記第1の給電点対を結ぶ直線を挟んでほぼ一直線
状に設けられる第3および第4の線状導電体(1c,1
d)と、前記各給電点対を取り囲むように設けられ、前
記各線状導電体のそれぞれの他端が接続されるループ線
状導電体(1e)と、前記各線状導電体およびループ線
状導電体と所定間隔を置いて設けられる接地導体(3)
とを具備する。
Description
に係わり、特に、平面形状で偏波ダイバーシチアンテナ
が要求される移動通信用基地局アンテナ、あるいは、通
信衛星(CS)からの直交する直線二偏波を受信する通
信衛星用地球局アンテナに適用して有効な技術に関す
る。
ンテナの一例の概略構成を示す図であり、同図(a)は
正面図、同図(b)は同図(a)に示すD−D’切断線
における断面図である。
ップ素子、22は誘電体基板、23は接地導体、24
a,24bは励振導体、25a,25bは同軸接栓であ
る。
4に示すように、高周波特性の良好な誘電体基板22で
保持させるか、あるいは、電界の最小となる円形の中心
において保持具(スペーサ)により保持させることによ
り、接地導体23と適宜間隔を置いて平行に保たれる。
振周波数(f)は、良く知られているように、下記
(1)式で表される。
21の直径、εrは誘電体基板22の比誘電率である。
(芯線)と円形マイクロストリップ素子21とを、励振
導体(25a,25b)を介して接続し、円形マイクロ
ストリップ素子21に励振電力を給電することにより、
この円形マイクロストリップ素子21はアンテナとして
機能させることができる。
栓(25a,25b)の中心導体、あるいは、励振導体
(24a,24b)が、接地導体23に接触することが
ないように、同軸接栓(25a,25b)の中心導体部
分の接地導体は部分的に取り除かれている。また、同軸
接栓(25a,25b)の外部導体と接地導体23とは
高周波的に接続されている。
ロストリップ素子21との接続位置は同軸接栓(25
a,25b)との整合を考慮して決定される。具体的に
は、円形マイクロストリップ素子21の中心に近づける
ほど円形マイクロストリップ素子21の入力インピーダ
ンスは低くなり、円形マイクロストリップ21の端部に
近づけるほど円形マイクロストリップ素子21の入力イ
ンピーダンスは高くなる。これにより、円形マイクロス
トリップ素子21の入力インピーダンスを、任意に調整
することが可能となる。
ストリップ21の中心を通り直交した二直線上にそれぞ
れ励振導体24a、励振導体24bを設けることによ
り、モードが直交し、互いにほぼ独立することから、偏
波共用を図ることが可能となる。
ンテナは、図14に示す円形または正方形の形状を採用
することにより偏波共用が可能であるとともに、小型軽
量で、薄型にできる等の利点を有している。
すアンテナの指向性特性を示すグラフであり、同図
(a)は磁界面内指向性、同図(b)は電界面内指向性
を示している。
の指向性を示し、破線は交差偏波成分の指向性を示して
いる。また、同図(a),(b)においては、円形マイ
クロストリップ素子21が作る面に対して直交方向の素
子前面を基準の角度0°として計測し、その角度を横軸
に、指向性減衰量(dB)を縦軸としている。
おける交差偏波成分は少ないものの、一旦角度が変化し
始めると、交差偏波成分は増大してしまう。
れる移動通信用基地局アンテナ、あるいは、通信衛星
(CS)からの直交する直線二偏波を受信する通信衛星
用地球局アンテナとしては、広帯域の周波数特性が要求
される。しかしながら、前記図14に示すマイクロスト
リップアンテナの周波数特性は、一般に狭帯域である。
求される移動通信用基地局アンテナ、あるいは、通信衛
星(CS)からの直交する直線二偏波を受信する通信衛
星用地球局アンテナとして、マイクロストリップアンテ
ナを使用する場合には、マイクロストリップアンテナの
周波数特性を広帯域に変更する必要がある。
特性を広帯域に変更するには、円形マイクロストリップ
素子21と接地導体23との間隔を広めに設定すればよ
いが、この方法では、基本モード以外の高次モードも励
振することになるため、交差偏波識別度を、さらに劣化
させる要因となっていた。
ンテナを、広角なサービスエリアでの偏波ダイバーシチ
ブランチとして適用する場合には、指向性減衰量の増大
による通信品質の劣化と相まって、ダイバーシチ利得の
低下が懸念され、急激な通信品質の劣化につながる恐れ
があった。
円形マイクロストリップ素子21の中心を通る直線上
で、中心に対して対称となる二点に「等振幅・逆相位
相」の給電を行えばよいが、この方法では、給電回路が
複雑な構成となるため、高価とならざるを得ず、また、
薄型化を図ることが困難であるという問題点があった。
るためになされたものであり、本発明の目的は、偏波共
用アンテナにおいて、小型軽量、薄型化を図りながら、
広角に渡って交差偏波成分を少なくすることが可能とな
る技術を提供することにある。
おいて、小型軽量、薄型化を図りながら、広帯域の周波
数特性を実現することが可能となる技術を提供すること
にある。
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
を構成し、ほぼ一直線状に設けられる第1および第2の
線状導電体と、互いに対向する側の一端が第2の給電点
対を構成し、前記第1の給電点対の間で前記第1の給電
点対を結ぶ直線とほぼ直交する直線上に、前記第1の給
電点対を結ぶ直線を挟んでほぼ一直線状に設けられる第
3および第4の線状導電体と、前記各給電点対を取り囲
むように設けられ、前記各線状導電体のそれぞれの他端
が接続されるループ線状導電体と、前記各線状導電体お
よびループ線状導電体と所定間隔を置いて設けられる接
地導体とを具備する。
を構成し、ほぼ一直線状に設けられる第1および第2の
線状導電体と、互いに対向する側の一端が第2の給電点
対を構成し、前記第1の給電点対の間で前記第1の給電
点対を結ぶ直線とほぼ直交する直線上に、前記第1の給
電点対を結ぶ直線を挟んでほぼ一直線状に設けられる第
3および第4の線状導電体と、前記各給電点対を取り囲
むように設けられるn(n≧2)個のループ線状導電体
と、i(i=2,・・n)番目のループ線状導電体と
(i−1)番目のループ線状導電体との間に設けられる
8×(i−1)個の短絡線状導電体と、前記各線状導電
体、前記各ループ線状導電体および前記各短絡線状導電
体と所定間隔を置いて設けられる接地導体とを具備する
偏波共用アンテナであって、前記各線状導電体のそれぞ
れの他端を、前記n番目のループ線状導電体に接続する
とともに、前記各線状導電体、前記各ループ線状導電体
および前記各短絡線状導電体で分割される各領域の周囲
長を、所定波長に設定する。
する誘電体基板を、さらに具備し、前記各線状導電体、
前記各短絡線状導電体および前記各ループ線状導電体
は、前記誘電体基板の表面に設けられ、前記接地導体
は、前記誘電体基板の裏面に設けられる。
換回路を、さらに具備し、前記第1の給電点対、あるい
は、前記第2の給電点対の少なくも一方の給電点対に、
前記平衡−不平衡変換回路を介して励振電力が給電され
る。
前置される。
を参照して詳細に説明する。
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
一発明の実施の形態である偏波共用アンテナの概略構成
を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は同
図(a)のA−A’切断線における断面図である。
は、第1ないし第4の線状導電体、1eは、ループ状の
線状導電体、2は誘電体基板、3は接地導体、4a,4
b,4c,4dは励振導体、5a,5bは同軸接栓であ
る。
線上にある第1ないし第4の線状導電体(1a〜1d)
と、この線状導電体(1a〜1d)の外側に設けられた
ループ状の線状導電体1eとで、メッシュ形素子1が構
成される。
の線状導電体(1b)との互いに対向する側の一端は、
第1の給電点対を構成し、同様に、第3の線状導電体
(1c)と第4の線状導電体(1d)との互いに対向す
る側の一端は、第2の給電点対を構成する。また、ルー
プ状の線状導電体(1e)には、前記各線状導電体(1
a〜1d)のそれぞれの他端が接続される。
に、接地導体3と適宜間隔を置いて平行に保たれるよう
に、高周波特性の良好な誘電体基板2で保持させるか、
あるいは、波長に比べて極薄い誘電体基板上に配置させ
たメッシュ形素子1を、前記誘電体基板2から所定距離
離れた適宜な位置に、保持具等を用いて支持するように
してもよい。
えば、銅線等の導線、あるいは、プリント配線手法また
は蒸着等により誘電体基板2の表面に設けられた銅箔等
により構成される。
接栓(5a,5b)の中心導体および外部導体と、第1
ないし第4の線状導電体(1a〜1d)のそれぞれ互い
に対向する側の一端とを、励振導体(4a〜4d)を介
して接続し、励振電力を給電することにより、アンテナ
として機能させることができる。
た同軸接栓(5a,5b)の中心導体、あるいは、励振
導体(4b,4d)が接地導体3と接触しないように、
接地導体3における同軸接栓(5a,5b)の中心導体
部分の接地導体は部分的に取り除かれている。また、同
軸接栓(5a,5b)の外部導体と接地導体3とは高周
波的に接続されている。
(1a)と第2の線状導電体(1b)との互いに対向す
る側の一端を、1つの偏波用の端子として用い、例え
ば、第2の線状導電体(1b)の一端に、同軸接栓(5
a)の中心導体と接続される励振導体(4b)を接続し
た場合には、第1の線状導電体(1a)の一端に接続さ
れる励振導体(4a)を接地導体3に直接電気的に接続
させることにより平衡給電に相似な形式とすることがで
きる。
偏波を励振させるために、第4の線状導電体(1d)の
一端に、同軸接栓(5b)の中心導体と接続される励振
導体(4d)を接続した場合には、第3の線状導電体
(1c)の一端に接続される励振導体(4a)を接地導
体3に直接電気的に接続させることにより平衡給電に相
似な形式とすることができる。
あり、第1の線状導電体(1a)の一端と第2の線状導
電体(1b)の一端、第3の線状導電体(1c)の一端
と第4の線状導電体(1d)の一端とを入れ替えてもよ
く、また、各偏波間は独立しているため、使用しない偏
波側の線状導電体(1aと1b、あるいは、1cと1
d)は開放のままでもよいし、励振導体(4aと4b、
あるいは、4cと4d)等を用いて接地導体3に接続す
るようにしてもよい。
向性を示すグラフであり、同図(a)は磁界面内指向性
を、同図(b)は電界面内指向性を示している。
a〜1d)およびループ線状導電体(1e)として導線
を使用し、図3(a)に示すように、メッシュ状素子1
のループ状の線状導電体(1e)の一辺の長さ(S1)
が0.318λo(λoは設計中心周波数における自由
空間波長)、各線状導電体(1a〜1d)およびループ
線状導電体(1e)の導体半径(ρ)が0.002λ
o、誘電体基板2の比誘電率(εr)がおおよそ1、誘
電体基板2の厚さが0.0635λoであり、また、メ
ッシュ状素子1に対して、第1の給電点対(第1の線状
導電体(1a)と第2の線状導電体(1b)との互いに
対向する側の一端)から平衡給電した場合の指向性を示
している。
その角度(θ)は、図3(b)に示すように、メッシュ
状素子1が作る面に対して直交方向(z)の素子前面を
基準の角度0°として計測し、横軸に指向性減衰量(d
B)を示している。さらに、磁界面内指向性は、図3
(a)に示すy−z平面の指向性減衰量(dB)を、電
界面内指向性は、図3(b)に示すをx−z平面の指向
性減衰量(dB)を示している。
は、磁界面において約75°、電界面で約60°となっ
ている。いずれの場合においても、交差偏波の成分は−
30dB以下に抑制されているため、図2には図示され
ていない。このように、本実施の形態の偏波共用アンテ
ナでは、広角に渡り良好な交差偏波特性を得ることがで
きる。
す偏波共用アンテナにおける50Ωに対するVSWR
(定在波比)の周波数特性を示すグラフである。図4に
示すように、本実施の形態の偏波共用アンテナは、従来
のマイクロストリップアンテナにおいて、同じ誘電体基
板2を用いて整合させた場合の特性と、ほぼ等価な特性
を有している。
ンテナでは、従来のマイクロストリップアンテナとは異
なり、誘電体基板2の種類と厚さ、および、線状導電体
(1a〜1e)の導体半径(ρ)を適宜調整することに
より、アンテナの入力インピーダンスを変化させること
が可能であるため、特別な整合回路を挿入することな
く、アンテナの入力インピーダンスを整合させることが
可能となる。
おいても、従来のマイクロストリップアンテナと同様、
周波数帯域幅を拡大させるためには、誘電体基板2の比
誘電率(εr)を下げ、その厚み(H)を増大させれば
よい。
す偏波共用アンテナにおける利得の周波数特性を示すグ
ラフである。図5から分かるように、本実施の形態の偏
波共用アンテナは、従来のマイクロストリップアンテナ
と同程度の特性を示す。
線状導電体(1e)の形状は、図1に示す正方形に限定
されるものではなく、例えば、図6に示すような円形で
あってもよい。
は、適当な保持具より空間的に所定距離間隔を置いて設
けるようにしてもよい。
他の実施の形態である偏波共用アンテナの概略構成を示
す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は同図
(a)のB−B’切断線における断面図である。
用アンテナは、前記実施の形態1の偏波共用アンテナの
ループ線状導電体(1e)のさらに外側に第2のループ
線状導電体(1f)を設け、また、第1ないし第4の線
状導電体(1a〜1d)のそれぞれの他端を延長して前
記第2のループ線状導電体(1f)に接続するととも
に、前記ループ線状導電体(1e)と第2のループ線状
電導体(1f)との間を短絡する8個の短絡線状導電体
(1g)を設けたものである。
状導電体(1a〜1d)、前記各ループ線状導電体(1
e,1f)および各短絡線状導電体(1g)により、前
記ループ線状導電体(1f)に囲まれる領域が、4×4
の小領域に分割される格子状(または碁盤の目状)のメ
ッシュ状素子11が得られる。
の指向性を表すグラフであり、同図(a)は磁界面内指
向性を、同図(b)は電界面内指向性を示している。
に、格子状のメッシュ状素子11の核となる小さい閉じ
た正方形の周囲長が約1λo(図9に示すS2が0.2
5λ)、各線状導電体(1a〜1d)、各ループ線状導
電体(1e,1f)および各短絡線状導電体(1g)の
導体半径(ρ)が0.00316λo、誘電体基板2の
比誘電率(εr)がおおよそ1、誘電体基板2の厚さが
0.1λoである場合の指向性を示している。
の角度(θ)および指向性減衰量(dB)の定義は、図
3(b)と同じである。
波共用アンテナでは、指向性の半値幅は、磁界面内にお
いて約40°、電界面内において約25°となってお
り、前記実施の形態の偏波共用アンテナと比べて、狭ビ
ームとなっていることが分かる。
dB以下に抑制されており、図8には図示されておら
ず、広角に渡り良好な交差偏波特性を得ることができ
る。
示す偏波共用アンテナにおける84Ωに対するVSWR
の周波数特性を示すグラフである。図10のグラフから
分かるように、本実施の形態の偏波共用アンテナでは、
前記実施の形態の偏波共用アンテナより、帯域幅は若干
狭くなっている。
示す偏波共用アンテナにおける利得の周波数特性を示す
グラフである。図11のグラフから分かるように、本実
施の形態の偏波共用アンテナは、前記実施の形態の偏波
共用アンテナに比べて、利得が約3dB増大しているこ
とが分かる。
て、利得を増大させる場合には、複数のマイクロストリ
ップ素子を適宜配列する必要があり、給電回路が複雑に
なるという欠点があるが、本実施の形態の偏波共用アン
テナでは、格子状のメッシュ素子11を用いることによ
り、簡単な構成で、しかも物理的に見て薄型の形状を維
持したまま、利得を増大させることが可能となる。
の他の実施の形態である偏波共用アンテナの概略構成を
示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は同図
(a)のC−C’切断線における断面図である。
実施の形態1の偏波共用アンテナに無給電素子6を前置
したものである。この無給電素子6は、図12に示すよ
うに、第1の線状導電体(6a)、第2の線状導電体
(6b)およびループ状の線状導電体(6c)とからな
り、メッシュ状素子1と相似なメッシュ形状で構成され
ている。
板2から所定距離離れた適宜な位置に、保持具等を用い
て支持される。
用いることにより、複同調回路と等価となるので、周波
数帯域幅を変化させることが可能であり、広帯域に渡っ
てVSWRを安定に保つことが可能である他、導波器や
反射器として機能させることも可能なことから、指向特
性を変化させることが可能となる。
ュ状素子1と相似なメッシュ形状である必要はなく、用
途によっては、板状の導電体、あるいは、孔の空いた導
電体で、大きさを調整したものであってもよい。
回路の他の例の概略構成を示す断面図である。
平衡−不平衡変換器を用いたものである。同図におい
て、7は同軸線路、9は分岐導体、10は短絡板、7
a、9aは中心導体(芯線)で、中心導体7aと中心導
体9aとは、折曲部分8により一体化されている。な
お、この分岐導体による平衡−不平衡変換器はよく知ら
れている平衡−不平衡変換器路である。
不平衡変換器を用いると、入力インピーダンスの調整範
囲が広いため、整合が容易となり、また、周波数に対し
て依存することなく、平衡−不平衡変換を行うことがで
きる。
3に示す分岐導体による平衡−不平衡変換器の他に、例
えば、同軸分割形、あるいは、コイルを用いたもの等、
他の平衡−不平衡変換器を用いてもよいことは周知の通
りである。
具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更し得ることは言うまでもない。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
を図り、かつ、広角に渡って交差偏波成分の少ない偏波
共用アンテナを得ることが可能となる。したがって、広
角なサービスエリアでの偏波ダイバーシチブランチ等に
用いることが可能である。
挿入することなく、同軸給電線と入力インピーダンスを
整合させることができるので、構成を単純化させること
ができ、コストを低減させることが可能となる。
させることにより、VSWRの広帯域化と指向性の調整
とが可能となるので、多様な無線ゾーンの設計に有用で
ある。
ンテナの概略構成を示す図である。
ラフである。
である。
ンテナにおける50Ωに対するVSWR(定在波比)の
周波数特性を示すグラフである。
ンテナにおける利得の周波数特性を示すグラフである。
示す図である。
ナの概略構成を示す図である。
表すグラフである。
図である。
アンテナにおける84Ωに対するVSWRの周波数特性
を示すグラフである。
アンテナにおける利得の周波数特性を示すグラフであ
る。
テナの概略構成を示す図である。
の概略構成を示す断面図である。
概略構成を示す図である。
ラフである。
1g,6a,6b…線状導電体、1e,1f,6c…ル
ープ状の線状導電体、2,22…誘電体基板、3,23
…接地導体、4a,4b,4c,4d,24a,24b
…励振導体、5a,5b,25a,25b…同軸接栓,
7…同軸線路、9…分岐線路、21…円形マイクロスト
リップ素子。
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに対向する側の一端が第1の給電点
対を構成し、ほぼ一直線状に設けられる第1および第2
の線状導電体と、 互いに対向する側の一端が第2の給電点対を構成し、前
記第1の給電点対の間で前記第1の給電点対を結ぶ直線
とほぼ直交する直線上に、前記第1の給電点対を結ぶ直
線を挟んでほぼ一直線状に設けられる第3および第4の
線状導電体と、 前記各給電点対を取り囲むように設けられ、前記各線状
導電体のそれぞれの他端が接続されるループ線状導電体
と、 前記各線状導電体およびループ線状導電体と所定間隔を
置いて設けられる接地導体とを具備することを特徴とす
る偏波共用アンテナ。 - 【請求項2】 互いに対向する側の一端が第1の給電点
対を構成し、ほぼ一直線状に設けられる第1および第2
の線状導電体と、 互いに対向する側の一端が第2の給電点対を構成し、前
記第1の給電点対の間で前記第1の給電点対を結ぶ直線
とほぼ直交する直線上に、前記第1の給電点対を結ぶ直
線を挟んでほぼ一直線状に設けられる第3および第4の
線状導電体と、前記各給電点対を取り囲むように設けら
れるn(n≧2)個のループ線状導電体と、 i(i=2,・・n)番目のループ線状導電体と(i−
1)番目のループ線状導電体との間に設けられる8×
(i−1)個の短絡線状導電体と、 前記各線状導電体、前記各ループ線状導電体および前記
各短絡線状導電体と所定間隔を置いて設けられる接地導
体とを具備する偏波共用アンテナであって、 前記各線状導電体のそれぞれの他端を、前記n番目のル
ープ線状導電体に接続するとともに、前記各線状導電
体、前記各ループ線状導電体および前記各短絡線状導電
体で分割される各領域の周囲長を、所定波長に設定した
ことを特徴とする偏波共用アンテナ。 - 【請求項3】 所定の厚みを有する誘電体基板を、さら
に具備し、前記各線状導電体、前記各短絡線状導電体お
よび前記各ループ線状導電体は、前記誘電体基板の表面
に設けられ、前記接地導体は、前記誘電体基板の裏面に
設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載された偏波共用アンテナ。 - 【請求項4】 平衡−不平衡変換回路を、さらに具備
し、前記第1の給電点対、あるいは、前記第2の給電点
対の少なくも一方の給電点対に、前記平衡−不平衡変換
回路を介して励振電力が給電されることを特徴とする請
求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された偏波
共用アンテナ。 - 【請求項5】 無給電素子が前置されることを特徴とす
る請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された
偏波共用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05069297A JP3804878B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 偏波共用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
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