JP2020002278A - 重合体組成物及び重合体組成物からなる成形体 - Google Patents
重合体組成物及び重合体組成物からなる成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020002278A JP2020002278A JP2018123913A JP2018123913A JP2020002278A JP 2020002278 A JP2020002278 A JP 2020002278A JP 2018123913 A JP2018123913 A JP 2018123913A JP 2018123913 A JP2018123913 A JP 2018123913A JP 2020002278 A JP2020002278 A JP 2020002278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- polymer
- parts
- copolymer
- polymer composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
Description
(1)エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)由来の成分を100質量部、DSCで測定した融点が105℃以上である結晶性プロピレン系重合体(B)を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し1〜50質量部、1−ブテン系重合体(C)を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し1〜40質量部含み、前記共重合体(A)由来の成分がフェノール樹脂系架橋剤により架橋されている重合体組成物。
(2)架橋が動的熱処理によるものである、前記(1)に記載の重合体組成物。
(3)更に、以下の(a)、(b)及び(c)をすべて満たすプロピレン系重合体(E)を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し0.10〜40質量部含む前記(1)又は(2)に記載の重合体組成物。
(a)DSCで測定した融点が100℃以下
(b)質量平均分子量(Mw)=10,000〜200,000
(c)分子量分布(Mw/Mn)<4
(4)前記プロピレン系重合体(E)がプロピレンの単独重合体である前記(3)に記載の重合体組成物。
(5)前記エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)において、エチレン含有量が、エチレン由来の構成単位、α−オレフィン由来の構成単位及び非共役ポリエン由来の構成単位の合計に対し40〜80質量%である前記(1)〜(4)のいずれかに記載の重合体組成物。
(6)軟化剤を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し40〜200質量部含む前記(1)〜(5)のいずれかに記載の重合体組成物。
(7)エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)と、DSCで測定した融点が105℃以上である結晶性プロピレン系重合体(B)の少なくとも一部とを、フェノール樹脂系架橋剤(D)の存在下に、動的に熱処理をする工程を含む、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の重合体組成物の製造方法。
(8)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の重合体組成物から得られる成形体。
(9)成形体が自動車部品である前記(8)に記載の成形体。
(10)シール部材である前記(8)又は(9)に記載の成形体。
本発明の重合体組成物は、少なくとも、(i)エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)由来の成分と、(ii)結晶性プロピレン系重合体(B)と、(iii)1−ブテン系重合体(C)とを含み、前記共重合体(A)由来の成分がフェノール樹脂系架橋剤により架橋されている重合体組成物である。
本発明に係るエチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)において、エチレン含有量は、エチレン由来の構成単位、α−オレフィン由来の構成単位及び非共役ポリエン由来の構成単位の合計に対し、通常40〜80質量%、好ましくは55〜70質量%である。
メチルテトラヒドロインデン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−ビニリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イソプロペニル−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン、5−イソプロペニル−2−ノルボルネン、5−イソブテニル−2−ノルボルネン、シクロペンタジエン、ノルボルナジエン等の環状非共役ジエン;
2,3−ジイソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナジエン、4−エチリデン−8−メチル−1,7−ナノジエン等のトリエン等が挙げられ、これら非共役ポリエンは単独でも、2種類以上でも使用することができる。これら非共役ポリエンの中でも、5−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)、5−ビニル−2−ノルボルネン(VNB)が好ましい。
本発明に用いる結晶性プロピレン系重合体(B)は、プロピレン単独、又はプロピレンとその他の1種又は2種以上のモノオレフィンを高圧法又は低圧法により重合して得られる結晶性の高分子量固体生成物からなる。
本発明に用いる1−ブテン系重合体(C)は、下記の重合体である。
即ち、1-ブテン由来の構成単位を51モル%以上と、必要に応じ49モル%以下の、1−ブテン以外の1種以上の炭素数2〜20のα−オレフィン由来の構成単位とを含む重合体である(但し1−ブテン由来の構成単位と、1−ブテン以外の炭素数2〜20のα−オレフィン由来の構成単位との合計を100モル%とする)。この例としては(1)1−ブテン単独重合体、(2)1−ブテンと、1−ブテン以外の1種以上の炭素数2〜20のα−オレフィンとのランダム共重合体などが挙げられる。
本発明においては、架橋剤として、フェノール樹脂系架橋剤(D)を用いる。
フェノール樹脂系架橋剤(D)としては、レゾール樹脂でありアルキル置換フェノール又は非置換フェノールのアルカリ媒体中のアルデヒドでの縮合、好ましくはホルムアルデヒドでの縮合、又は二官能性フェノールジアルコール類の縮合により製造されることも好ましい。アルキル置換フェノールは1〜10の炭素原子のアルキル基置換体が好ましい。更にはp−位において1〜10の炭素原子を有するアルキル基で置換されたジメチロールフェノール類又はフェノール樹脂が好ましい。フェノール樹脂系硬化樹脂は、典型的には、熱架橋性樹脂であり、フェノール樹脂系架橋剤又はフェノール樹脂とも呼ばれる。
本発明の重合体組成物は、繰り返し屈曲変形からの形状回復性、及び耐熱性の点から、以下の(a)、(b)及び(c)をすべて満たすプロピレン系重合体(E)を含むことが好ましい。プロピレン系重合体(E)の配合量は、繰り返し屈曲変形からの形状回復性、及び耐熱性の点から、前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し、好ましくは0.10〜40質量部、更に好ましくは10〜35質量部である。
プロピレン系重合体(E)の融点(Tm)が70℃以上であると、べたつきの発生が抑制されるためより好ましく、100℃以下であると、繰り返し屈曲変形からの十分な形状復元性が得られる。
プロピレン系重合体(E)は、プロピレン由来の構成単位を51モル%〜100モル%と、必要に応じ用いられるプロピレンを除く炭素数2〜20のα−オレフィン由来の構成単位49モル%〜0モル%とを含む重合体であり、このうちでもプロピレン単独重合体が好ましい。
前記プロピレン系重合体において質量平均分子量がこの範囲であると、繰り返し屈曲変形からの形状復元性に優れた成形品が得られる。この質量平均分子量は、好ましくは30,000〜150,000であり、より好ましくは50,000〜150,000である。この質量平均分子量の測定法については後述する。
前記プロピレン系重合体において、分子量分布(Mw/Mn)が4未満であると、べたつきの発生が抑制される。この分子量分布は、好ましくは3以下である。
前記質量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエイションクロマトグラフィ(GPC)法により、下記の装置及び条件で測定したポリスチレン換算の質量平均分子量であり、前記分子量分布(Mw/Mn)は、同様にして測定した数平均分子量(Mn)及び前記質量平均分子量(Mw)より算出した値である。
測定装置:GPC(ALC/GPC 150−C plus型、示差屈折計検出器一体型、Waters製)
カラム:GMH6−HT(東ソー(株)製)2本、及びGMH6−HTL(東ソー(株)製)2本を直列に接続
溶離液:o−ジクロロベンゼン
カラム温度:140℃
流量:1.0ml/分
プロピレン系重合体(E)は更に以下の(d)及び/又は(e)を満たすことが好ましい。
プロピレン系重合体(E)の引張弾性率は、得られる組成物の柔軟性などの物性の観点から、好ましくは1〜600MPa、より好ましくは10〜300MPa、更に好ましくは50〜200MPa、特に好ましくは70〜150MPaである。
本明細書中における引張弾性率は、JIS K7113(2002年)に規定された2号試験片(1/2サイズダンベル)に準じた試験片で測定される。
なお、初期長L0を40mmに設定し、引張速度100mm/分で伸張し、伸張過程で
のひずみと荷重を測定し、下記式から初期弾性率を算出した。
初期弾性率(N)=ひずみ5%の荷重(N)/0.05
プロピレン系重合体(E)が単独重合体である場合において、メソペンタッド分率[mmmm]は、好ましくは20〜80モル%である。[mmmm]が20〜80モル%であれば、溶融時の流動性に優れる。このような観点から、メソペンタッド分率[mmmm]は、好ましくは20モル%を超え80モル%以下、より好ましくは40モル%を超え75モル%以下である。モノマー濃度や反応圧力を調整することで、メソペンタッド分率を制御することが可能である。
また、例えば、エルモーデュTM等の市販品を用いることもできる。
本発明の組成物には、前記のエチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)、結晶性プロピレン系重合体(B)、1−ブテン系重合体(C)、フェノール樹脂系架橋剤(D)及びプロピレン系重合体(E)以外の成分、例えば、従来公知の軟化剤、架橋助剤、無機充填剤、補強材、耐熱安定剤(加工熱安定剤)、老化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、結晶核剤、着色剤、及び滑剤等の添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
組成物の製造方法は、特に制限はなく、例えば1種以上のエチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)と、融点(Tm)が105℃以上である1種以上の結晶性プロピレン系重合体(B)とをフェノール樹脂系架橋剤(D)の存在下に動的熱処理することを含む方法により製造すればよく、より具体的には例えば、以下の方法(1)及び方法(2)が挙げられ、いずれの方法を用いてもよい。
未架橋の共重合体(A)、結晶性プロピレン系重合体(B)の少なくとも一部、フェノール樹脂系架橋剤(D)、必要に応じて、軟化剤、架橋助剤を動的架橋することにより製造した組成物前駆体に、プロピレン系重合体(E)、必要に応じて、残りの結晶性プロピレン系重合体(B)、その他の成分を通常の条件で溶融混練後、造粒あるいは粉砕する方法。
プロピレン系重合体(E)、未架橋の共重合体(A)、結晶性プロピレン系重合体(B)の少なくとも一部、フェノール樹脂系架橋剤(D)、必要に応じて、軟化剤、架橋助剤を動的架橋することにより製造した組成物前駆体に、必要に応じて、残りの結晶性プロピレン系重合体(B)、その他の成分を通常の条件で溶融混練後、造粒あるいは粉砕する方法。
[エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体の各構成単位のモル量及び質量]
エチレンに由来する構成単位、α−オレフィンに由来する構成単位及び非共役ポリエンに由来する構成単位のモル量及び質量は、1H−NMRスペクトルメーターによる強度測定によって求めた。
エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体のムーニー粘度ML(1+4)(125℃)は、ムーニー粘度計(島津製作所社製SMV202型)を用いて、JIS K6300(1994)に準じて測定した。
JIS K7121に準拠して示差走査熱量計(DSC:Differential scanning calorimetry)を用い、下記の方法により測定した。
約5mgの重合体をセイコーインスツル(株)製の示差走査熱量計(DSC220C型)の測定用アルミニウムパン中に密封し、室温から10℃/分で200℃まで加熱した。重合体を完全融解させるために、200℃で5分間保持し、次いで、10℃/分で−50℃まで冷却した。−50℃で5分間置いた後、10℃/分で200℃まで2度目の加熱を行い、この2度目の加熱でのピーク温度(℃)を重合体の融点(Tm)とした。なお、複数のピークが検出される場合には、最も高温側で検出されるピークを採用した。
下記実施例及び比較例における熱可塑性エラストマー組成物の物性の評価方法は次の通りである。
100t電熱自動プレス(ショージ社製)を用いて、得られた熱可塑性エラストマー組成物のペレットを230℃で6分間プレス成形し、その後、室温で5分間冷却プレスして厚さ2mmのプレスシートを作製した。該シートを用いて、JIS K6253に準拠して、A型測定器を用い、押針接触後直ちに目盛りを読み取った。
JIS K6301の方法に従って測定した。
なお、試験片は、厚さ2mmのプレスシートから3号ダンベル片を打ち抜いて用いた。
測定温度:23℃
M100:100%伸び時の応力(MPa)
TB:引張破断強度(MPa)
EB:引張破断点伸び(%)
ペレットを射出成形機(SV−50)に供し、シリンダー温度220℃、金型温度40℃で射出成形して、得られた中空丸一形状の試験片(厚さ3mm、直径20mm)を、JIS K6262に準拠し、50%圧縮の状態に保持したまま70℃で24時間熱処理して、その後解放したときの復元率を評価した。この復元率が小さいほど屈曲復元性が良好である。
[使用材料]
(1)エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)
エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)として、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体ゴム(三井EPTTM3072EPM:三井化学(株)製、エチレン含量=64質量%、ジエン含量=5.4質量%、ムーニー粘度ML(1+4)(125℃)=51、油展量=40(PHR))を用いた。
(2)結晶性プロピレン系重合体(B)
結晶性プロピレン系重合体(B)として、プライムポリプロTMB241(プライムポリマー社製、MFR(条件:230℃、2.16kgf)=0.5g/10分、DSCで測定した融点=140℃)を用いた。
(3)1−ブテン系重合体(C)
1−ブテン系重合体(C)として、ビューロンTMBL3450(三井化学(株)製、MFR(条件:190℃、2.16kgf)=4g/10分、DSCで測定した融点=100℃、1−ブテンを51モル%以上含む)を用いた。
(4)フェノール樹脂系架橋剤(D)
フェノール樹脂系架橋剤として、臭素化アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂(商品名:SP−1055F、Schenectady社製)を用いた。
(5)プロピレン系重合体(E)
プロピレン系重合体(E)として、エルモーデュTMS901(出光興産社製、プロピレン単独重合体、DSCで測定した融点=80℃、質量平均分子量(Mw)=130,000、分子量分布(Mw/Mn)=2)を用いた。
(6)軟化剤
軟化剤として、パラフィン系プロセスオイル(ダイアナプロセスオイルTMPW−100:出光興産社製)を用いた。
(7)架橋助剤
架橋助剤として、酸化亜鉛(酸化亜鉛2種、ハクスイテック社製)を用いた。
エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)として三井EPTTM3072EPM(三井化学社製エチレン・プロピレン・非共役ポリエン共重合体)を140質量部、結晶性プロピレン系重合体(B)としてプライムポリプロTMB241を20質量部、1−ブテン系重合体(C)としてビューロンTMBL3450を12質量部、更にフェノール樹脂系架橋剤(D)として臭素化アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂(商品名:SP−1055F、Schenectady社製)8.0質量部、酸化防止剤としてフェノール系酸化防止剤(イルガノックス1010、BASFジャパン(株)製)0.2質量部と、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商品名:Tinuvin 326FL、BASFジャパン(株)製)0.20質量部、ヒンダードアミン(HALS)系耐候安定剤(商品名:サノールLS−770、三共ライフテック社製)0.10質量部、酸化亜鉛(酸化亜鉛2種、ハクスイテック社製)0.80質量部、カーボンブラックマスターバッチ(PE4993、Cabot社製)4.0質量部と、軟化剤(ダイアナプロセスオイルTMPW−100、パラフィンオイル)50質量部とを、押出機(品番 KTX−30、神戸製鋼(株)製、シリンダー温度:C1:50℃、C2:90℃、C3:100℃、C4:120℃、C5:180℃、C6:200℃、C7〜C14:200℃、ダイス温度:200℃、スクリュー回転数:500rpm、押出量:40kg/h)を用いて、混練後、動的架橋させ、熱可塑性エラストマー組成物のペレットを得た。
得られた熱可塑性エラストマー組成物を予熱230℃、8分間、加圧、6分間の条件でプレス成形し、2mm厚シート形状の試験片を得た。また、屈曲復元性評価では、射出成形機にて、中空丸一形状の試験片を得た。
これらの試験片を用いて、各物性を評価した。結果を表1に示す。
成分及びその配合量を表1に示すように変更する以外は、実施例1と同様にして、熱可塑性エラストマー組成物のペレットを得た。結果を表1に示す。
成分及びその配合量を表1に示すように変更する以外は、実施例1と同様にして、熱可塑性エラストマー組成物のペレットを得た。結果を表1に示す。
Claims (10)
- エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)由来の成分を100質量部、DSCで測定した融点が105℃以上である結晶性プロピレン系重合体(B)を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し1〜50質量部、1−ブテン系重合体(C)を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し1〜40質量部含み、前記共重合体(A)由来の成分がフェノール樹脂系架橋剤により架橋されている重合体組成物。
- 架橋が動的熱処理によるものである、請求項1記載の重合体組成物。
- 更に、以下の(a)、(b)及び(c)をすべて満たすプロピレン系重合体(E)を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し0.10〜40質量部含む請求項1又は2記載の重合体組成物。
(a)DSCで測定した融点が100℃以下
(b)質量平均分子量(Mw)=10,000〜200,000
(c)分子量分布(Mw/Mn)<4 - 前記プロピレン系重合体(E)がプロピレンの単独重合体である請求項3記載の重合体組成物。
- 前記エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)において、エチレン含有量が、エチレン由来の構成単位、α−オレフィン由来の構成単位及び非共役ポリエン由来の構成単位の合計に対し40〜80質量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の重合体組成物。
- 軟化剤を前記共重合体(A)由来の成分100質量部に対し40〜200質量部含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の重合体組成物。
- エチレン・炭素数3〜20のα−オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)と、DSCで測定した融点が105℃以上である結晶性プロピレン系重合体(B)の少なくとも一部とを、フェノール樹脂系架橋剤(D)の存在下に、動的に熱処理をする工程を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の重合体組成物の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の重合体組成物から得られる成形体。
- 成形体が自動車部品である請求項8記載の成形体。
- シール部材である請求項8又は9記載の成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018123913A JP7061034B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 重合体組成物及び重合体組成物からなる成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018123913A JP7061034B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 重合体組成物及び重合体組成物からなる成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020002278A true JP2020002278A (ja) | 2020-01-09 |
JP7061034B2 JP7061034B2 (ja) | 2022-04-27 |
Family
ID=69098714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018123913A Active JP7061034B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 重合体組成物及び重合体組成物からなる成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7061034B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52121061A (en) * | 1976-04-02 | 1977-10-12 | Ciba Geigy Ag | Thermoplastic elastomer composition |
JPH08231789A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-10 | Mitsubishi Chem Corp | 熱可塑性エラストマー組成物 |
JP2004507602A (ja) * | 2000-08-30 | 2004-03-11 | ディーエスエム エヌ.ブイ. | 改善された低温特性を有する熱可塑性エラストマー |
JP2006298997A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Mitsui Chemicals Inc | 熱可塑性エラストマー組成物およびその成形体 |
JP2009275213A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-26 | Riken Technos Corp | 熱可塑性エラストマー組成物 |
JP2014181266A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Mitsui Chemicals Inc | 熱可塑性エラストマー組成物、それを用いた成形体、および用途 |
-
2018
- 2018-06-29 JP JP2018123913A patent/JP7061034B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52121061A (en) * | 1976-04-02 | 1977-10-12 | Ciba Geigy Ag | Thermoplastic elastomer composition |
JPH08231789A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-10 | Mitsubishi Chem Corp | 熱可塑性エラストマー組成物 |
JP2004507602A (ja) * | 2000-08-30 | 2004-03-11 | ディーエスエム エヌ.ブイ. | 改善された低温特性を有する熱可塑性エラストマー |
JP2006298997A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Mitsui Chemicals Inc | 熱可塑性エラストマー組成物およびその成形体 |
JP2009275213A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-26 | Riken Technos Corp | 熱可塑性エラストマー組成物 |
JP2014181266A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Mitsui Chemicals Inc | 熱可塑性エラストマー組成物、それを用いた成形体、および用途 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
RESEARCH DISCLOSURE, vol. 211, JPN6022001747, 21 November 1981 (1981-11-21), UK, pages 396, ISSN: 0004689047 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7061034B2 (ja) | 2022-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6976862B2 (ja) | 超高分子量ポリエチレンを含んでいる熱可塑性エラストマー組成物および同をつくる方法 | |
KR102615588B1 (ko) | 열가소성 엘라스토머 조성물 및 그의 성형체 | |
WO2005075555A1 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物、成形品、及び低硬度シール材 | |
JP6972573B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法 | |
JPWO2018070491A1 (ja) | エラストマー組成物、水架橋性エラストマー組成物、及びその製造方法 | |
WO2015175117A1 (en) | Thermoplastic vulcanizates and method of making the same | |
JP6839597B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物、並びにその用途及び製造方法 | |
JP7088679B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
KR102574542B1 (ko) | 올레핀계 중합체 조성물 및 그의 성형체 | |
JP4775187B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物、及び成形部材 | |
JP7061034B2 (ja) | 重合体組成物及び重合体組成物からなる成形体 | |
JP2020007460A (ja) | 重合体組成物及び重合体組成物からなる成形体 | |
JP7147581B2 (ja) | 変性エラストマー組成物、架橋エラストマー組成物及びその成形体 | |
JP6965644B2 (ja) | 動的架橋型熱可塑性エラストマー組成物及びその成形体 | |
JP2021152116A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
JP2020147655A (ja) | 変性エラストマー組成物、架橋エラストマー組成物及びその成形体 | |
JP2020164779A (ja) | 変性エラストマー組成物、架橋エラストマー組成物及びその成形体並びに自動車用シール部材 | |
JP2020139024A (ja) | 変性エラストマー組成物、架橋エラストマー組成物及びその成形体 | |
WO2024058181A1 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物およびその成形体 | |
JP2019085440A (ja) | カレンダー成形用樹脂組成物並びに自動車内装表皮材及び成形体の製造方法 | |
JP6838439B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
WO2024058210A1 (ja) | 摺動性組成物及びその用途、ならびに摺動性組成物の製造方法 | |
JP2023146519A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物およびその用途 | |
JP2023109511A (ja) | 動的架橋型熱可塑性エラストマー及びその製造方法並びに成形体 | |
JP2022068980A (ja) | 重合体組成物からなる成形体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7061034 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |