以下の記載は実施例を示すものであって、本開示の範囲、適用可能性、又は構成を限定するものではない。むしろ、以下の記載は、本開示の実施形態の実施を可能にする説明を当業者に提供する。各要素の機能及び配置の様々な変更が行われてよい。
従って、各種実施形態において様々な手順又は構成要素の省略、置換、又は追加が適宜行われてよい。例えば、当然のことながら、方法は、説明された順序と異なる順序で実施されてよく、様々な段階の追加、省略、又は組み合わせが行われてよい。又、特定の実施形態に関して説明された態様及び要素が、他の様々な実施形態において組み合わされてよい。更に当然のことながら、以下に述べるシステム、方法、及び装置は、個別又は集合的に、より大きなシステムの構成要素であってよく、他の手順がそれらの適用に優先してよく、或いは他の様式でそれらの適用を修正してよい。
様々な実施形態に従って、復熱により氷などの固体を生成するツール及び技術を提供する。様々な実施形態によるシステムが、固体作成構成要素(例えば、製氷ループ)、復熱による混合点及び凝固点抑制構成要素、及び/又は冷媒構成要素を含んでこれらに限定されない様々な構成要素を有してよい。これらの構成要素の異なる態様の間の相互作用によって様々な実施形態が与えられてよい。これらの相互作用は熱的且つ/又は物理的であってよい。例えば、いくつかの構成要素同士が熱交換を行ってよく、他の構成要素同士が熱交換及び質量交換を行ってよい。
図1Aは、様々な実施形態によるシステム100−aを示す。システム100−aは、タンク110と、1つ以上の熱交換器120とを含んでよい。これらの構成要素は互いに、様々な方法で物理的且つ/又は熱的に結合されてよい。
タンク110は、凍結状態の第1の材料を凝固点抑制剤の一部と組み合わせることが可能なように構成されてよい。凝固点抑制剤の一部と組み合わされた第1の材料は、1つ以上の熱交換器120を利用して第2の材料を凍結させることに利用されてよい。第2の材料を凍結させることは、一般に、第2の材料を固体形態の第2の材料に変えることを含んでよい。タンク110を利用して、凍結状態の第2の材料を凝固点抑制剤の別の一部と組み合わせてよい。タンク110内で、凍結状態の第1の材料と凝固点抑制剤の一部とを組み合わせることにより、凍結状態の第1の材料を融解し、凝固点抑制剤の一部と組み合わされた液体状態の第1の材料を形成して、凝固点抑制剤と組み合わされた液体状態の第1の材料の温度が凍結状態の第1の材料の温度より低くなるようにすることが可能である。これによって、過冷却された液体が実質的に生成可能である。
第2の材料を凍結させることが可能な熱交換器120のうちの1つ以上が、熱的除氷が使用可能な製氷器、又は機械的除氷が使用可能な製氷器を含んでよい。この製氷器は、管型、プレート型、フレーク型、シェル型、キューブ型、又は他の型であってよい。一般に、これらの熱交換器120は、液体から固体を形成する手段を提供することが可能である。
いくつかの実施形態では、第1の材料と第2の材料は同じタイプの材料である。この同じタイプの材料は、少なくとも水、有機材料、イオン液体、無機材料、又はDMSOであってよい。いくつかの実施形態では、凝固点抑制剤は、少なくとも水、アルコール、トリエチルアミン、シクロヘクソップウリジン、イオン液体、アミン、アンモニア、塩、無塩可溶固体、有機液体、無機液体、混和性材料の混合物、又は界面活性剤で安定化された不混和性材料の混合物である。
いくつかの実施形態では、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料を利用して第2の材料を凍結させることは、1つ以上の熱交換器120のうちの、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料と熱的に結合される間接熱交換器を利用して第2の材料を凍結させることを含む。1つ以上の熱交換器120のうちのその間接熱交換器を利用することは、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤と、1つ以上の熱交換器120のうちのその間接熱交換器を通り抜ける冷却液の第1の部分との間で熱交換を行うこと、及び/又は、冷却液の冷却された第1の部分と、1つ以上の熱交換器120のうちの、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器との間で熱交換を行うことを含んでよい。いくつかの実施形態では、製氷器は、一般に固体を形成することが可能な別の形態の熱交換器を含んでよい。いくつかの実施形態は更に、熱交換器120のうちの、冷却液の第2の部分を1つ以上の熱交換器120のうちの蒸気圧縮冷却熱交換器に通すこと、冷却液の冷却された第2の部分を冷却液の冷却された第1の部分と組み合わせること、及び/又は、組み合わされた、冷却液の冷却された第1の部分及び冷却された第2の部分と、1つ以上の熱交換器120のうちの、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器との間で熱交換を行うことを実施する1つ以上の熱交換器を含んでよい。
いくつかの実施形態では、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料を利用して第2の材料を凍結させることは、1つ以上の熱交換器120のうちの、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料と熱的に結合される第1の直接熱交換器を利用して第2の材料を凍結させることを含む。いくつかの実施形態は、冷却液と、1つ以上の熱交換器120のうちの第2の直接熱交換器との間で熱交換を行うことにより、第2の材料を凍結させること、冷却液と、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料とを組み合わせること、及び/又は、冷却液の一部を、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料とともに外にブリードすることを含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の熱交換器120のうちのその間接熱交換器を利用することは、冷媒を復水器に通すこと、冷媒が復水器を通り抜けた後に間接熱交換器を利用して、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤と冷媒との間で熱交換を行うこと、及び/又は、冷媒を膨張器に通してから冷媒を利用して第2の材料の凍結を促進することを含む。いくつかの実施形態では、冷媒を利用して、冷媒と、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器と結合される冷却液との間で熱交換を行うことにより、第2の材料の凍結を促進することが可能である。いくつかの実施形態では、冷媒を利用して、冷媒と、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器の熱交換器との間で熱交換を行うことにより、第2の材料の凍結を促進することが可能である。
いくつかの実施形態では、タンク110は、凍結状態の第1の材料と凝固点抑制剤の一部とを組み合わせるように構成されてよく、この組み合わせることは、凝固点抑制剤の一部が凍結状態の第1の材料を通る際の水圧流によって、凍結状態の第1の材料と凝固点抑制剤の一部とを混合することを含んでよい。
上述のように、システム100−aは、凍結状態の第1の材料と凝固点抑制剤とを組み合わせるように構成されたタンク110を含んでよい。システム100−aは1つ以上の熱交換器120を含んでよく、これらは、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤と熱的に結合されてよい。1つ以上の熱交換器120のうちの少なくとも1つが、第2の材料を凍結させるか他の方法で固体にするように構成されてよい。
いくつかの実施形態では、1つ以上の熱交換器120のうちの少なくとも1つが、冷却液を、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤と熱的に結合するように構成されており、冷却液は、第2の材料を凍結させるように構成された熱交換器と熱的に結合されてよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の熱交換器120のうちの少なくとも1つが、冷媒を、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤と熱的に結合するように構成されており、1つ以上の熱交換器120のうちの少なくとも1つが、冷媒と冷却液とを熱的に結合するように構成されている。いくつかの実施形態では、タンク110は、凍結した第2の材料を受けるように構成されている。
システム100−aは、(例えば、1つ以上の熱交換器120のうちの1つ以上を使用して)第1の材料を固体化する手段、(例えば、タンク110を使用して)固体化状態の第1の材料を凝固点抑制剤と組み合わせる手段、及び/又は、(例えば、1つ以上の熱交換器120のうちの1つ以上を使用して)組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤を、第1の材料を固体化する手段と熱的に結合する手段を提供することが可能である。
図1Bは、様々な実施形態によるシステム100−bを示す。システム100−bは、タンク110−a、1つ以上の熱交換器120−a、及び/又は、熱交換器の一例であってよい固体化器120−bを含んでよい。これらの構成要素は互いに、様々な方法で物理的且つ/又は熱的に結合されてよい。システム100−bは、図1Aのシステム100−aの一例であってよい。
固体化器120−bは、一般に第1の材料を固体化することが可能であり、これは、第1の材料を凍結させて凍結状態の第1の材料を生成することを含んでよい。固体化された材料はタンク110−aに入ってよく、そこでは、凍結状態(より一般的には固体状態)の第1の材料が、凝固点抑制剤の一部と組み合わされてよい。凝固点抑制剤の一部と組み合わされた第1の材料は、1つ以上の熱交換器120−a及び/又は固体化器120−bを利用して第2の材料を凍結させることに利用されてよい。例えば、1つ以上の熱交換器120−aは、固体化器120−bと直接又は間接的に熱的に結合されてよい。
図1Cは、様々な実施形態によるシステム1001を示す。システム1001は、(例えば、図1Bの)サブシステム100−bを含んでよい。サブシステム100−bは、タンク110−a、1つ以上の熱交換器120−a、及び/又は、熱交換器の一例であってよい固体化器120−bを含んでよい。これらの構成要素は互いに、様々な方法で物理的且つ/又は熱的に結合されてよい。システム1001は、装置140を含んでもよい。凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料の一部が、装置140を熱的にブーストすることに利用されてよく、装置140は、例えば、発電機、熱機関、冷蔵器、及び/又は凍結器である。装置140をブーストすることは、装置140から熱を吸収することを含んでよい。装置140から熱を吸収することを通して、発電システム、他の熱力学システム、及び/又は装置の効率をブーストすることが可能である。これは、いくつかの装置の効率を高めることを含むことが可能である。実施形態によっては経済的利点が得られる可能性がある。
いくつかの実施形態では、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料の一部を、装置140から分離器150に移してよく、分離器150では、第1の材料と凝固点抑制剤とを分離することが可能である。場合によっては、分離した凝固点抑制剤をタンク110−aに再投入してよい。分離した第1の材料は、固体化器120−bに誘導されてよく、そこで固体化されてタンク110−a内で利用されことが可能である。
分離器150は、第1の材料と凝固点抑制剤とを分離するメンブレンプロセスを利用して、組み合わされた第1の材料と凝固点抑制剤とを分離してよい。分離器150で利用可能な別の分離方法として、分離器150は、少なくとも、第1の材料と凝固点抑制剤とを分離する感光性プロセス、第1の材料と凝固点抑制剤とを分離する蒸留プロセス、第1の材料と凝固点抑制剤とを分離する液液抽出プロセス、及び/又は化学的に引き起こされる溶解度変化抽出プロセスを利用して、第1の材料と凝固点抑制剤とを分離することが可能であり、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、分離器150で利用可能な技術として特に、逆浸透、ナノ濾過、光子駆動析出、化学反応による析出、溶解度変化による析出、界面活性剤吸収、イオン交換、活性炭吸着、フラッシュ分離、蒸留、多重効用蒸留、蒸気圧縮蒸留、蒸発、メンブレン蒸留、ガス透過性メンブレン分離、液液抽出、ガスストリッピング、分留、及び/又は凍結蒸留などがあり、これらに限定されない。いくつかの特定実施形態では、分離器150は、断熱蒸留、非断熱蒸留、及び/又は低臨界共溶温度分離を利用してよい。場合によっては、分離器150は、システム1001の他の態様と組み合わされてよい複数の装置及び/又は構成要素を含んでよい。
次に図2を参照すると、様々な実施形態によるシステム200が示されている。システム200は、図1Aのシステム100−a及び/又は図1Bのシステム100−bの一例であってよい。システム200では、流体105がタンク110−b内の固体101の液体形態を提供してよい。固体充填層から熱が除去されてよく、これは、固体充填層が潜熱の除去によって形成されうる為である。従って、充填層101の入口127は固体であってよい。固体101は、入口流から熱を除去することによって形成されてよい。流体105は、図1Aのシステム100−aに関して前述された第1の材料及び/又は第2の材料の一例であってよい。
液体である流体105は熱交換器120−cに入ってよく、熱交換器120−cは固体生成物を生成することが可能であってよい。この熱交換器120−cは、第2の流体109によって冷却されてよく、第2の流体109はより高い温度111に温められてよい。場合によっては、第2の流体109は、タンク110−bの出口108から来てよい。この液体109は、充填層101を凝固点抑制剤と組み合わせることによって形成されてよい。流体105は、入口127において、充填層に入る固体に変換されてよい。これにより、他の方法で、固体の融解に依存しうるシステム(例えば、図3のシステム300)にとって利用可能になりうる固体より多くの固体が生成可能である。従って、入口127と出口108における固体の温度が同じままであったとしても、熱交換器120−cによって熱が充填層に復熱されることが可能である。固体を追加形成することにより、入口127における固体の利用可能な質量流を増やすことが可能であり、これによって、入口と出口の間での固体の冷却と同等のシステマチックな効率向上を引き起こすことが可能である。
次に図3を参照すると、様々な実施形態によるシステム300が示されている。システム300は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図1Cのシステム1001、及び/又は図2のシステム200の一例であってよい。システム300は、流体材料(液体状態の第1又は第2の材料と呼ばれることがある)、凝固点抑制剤、装置、及び/又は、凝固点抑制剤と第1及び/又は第2の材料とを分離する方法の変種を利用してよい。あくまで例として、システム300は、液体状態の第1の材料及び/又は第2の材料として水を利用してよく、凝固点抑制剤としてイオン材料を利用してよい。システム300は、凍結器などの装置をブーストするように構成されてもよい。システム300は、疎水性のガス透過性メンブレンなどの分離器を含んでよい。別のタイプの装置がブーストされてよく、別の分離手法が利用されてよい。
この例では、例えば、第1の材料及び/又は第2の材料として水を使用してよく、凝固点抑制剤としてイオン材料を使用してよい。凍結器の出力をブーストすることは、例えば、電気の購入の回避に役立ちうる。システム300については特定の第1の材料及び/又は第2の材料、凝固点抑制剤、装置、及び/又は分離技術を利用するように記載しているが、これは明確化の為と考えられてよく、他の第1の材料及び/又は第2の材料、凝固点抑制剤、装置、及び/又は分離技術も利用されてよい。
システム300は、液体状態の様々な第1の材料を利用できる。例えば、水は氷収穫器130によって凍結されてよく、システム100−aの1つ以上の熱交換器120、及び/又はシステム100−bの固体化器120−bの一方の一例であってよい。氷収穫器130は、1つ以上の熱交換器104を含んでよい。
凍結した水を、所定の長さの時間にわたって氷タンク110−cに貯蔵することが可能であり、場合によっては融解を最小限に抑えることが可能である。いくつかの例では水は純水であってよい。場合によっては、凍結した水は全体又は一部が固体であってよい。
場合によっては、氷タンク110−cにおいて、タンク110−c内の氷又は別の固体を、その凝固点を抑制する材料と混合してよい。氷は、例えば、凝固点抑制剤との均衡点に達するまではエントロピー的に融解されてよい。場合によっては、氷と凝固点抑制剤は、氷がタンク110−cの底部に移動した後、又は底部を通り抜けた後に混合されてよい。この結果として、第1の材料が凝固点抑制剤と組み合わされることが可能である。
いくつかの実施形態では、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料の一部109−aが氷収穫器130に移動してよく、そこでは、その低温を利用して更なる氷が生成されてよい。その後、この更なる氷がタンク110−cに投入されてよい。例えば、冷流体109−aが、再生熱交換器137の前で流れから分離されてよく、分離後、熱交換器104、冷流体105−aを通り抜けてよく、より高温の温流体111−aとして出てよく、その後、加熱器135に流れてよく、この流体は、場合によっては、第2の流体と呼ばれることがある。流体105−aは、図1Aのシステム100−aに関して前述された第1の流体及び/又は第2の流体の一例であってよい。場合によっては、流体105−aを、冷却後に、タンク110−cとタンクに収容された固体とに再循環させてよい。冷流体109−aは、第1の材料と凝固点抑制剤との混合物に由来してよい。
組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤の混合物の一部を使用して、例えば、電気を使わずに、又は少ない電気を使用して、凍結器140−aの内部環境を冷却することが可能である。一般に、この混合物は、凍結器140−a以外の様々な装置、例えば、発電機、熱機関、及び/又は冷蔵器をブーストすることにも利用可能である。
凍結器140−aを冷却又はブーストした後に、混合物の一部を再生熱交換器137に通してよく、再生熱交換器137はその一部を周囲温度まで加熱することが可能である。その後、混合物を加熱器135に通してよく、そこでは、加熱器が分離温度まで加熱されてよい。その後、混合物をガス透過性の疎水性メンブレン136に通してよく、そこでは、水蒸気が抜き取られてよく、塩水が濃縮されてよい。水蒸気は、凝結させて水タンク139に貯蔵してよい。冷蔵器137、加熱器135、及び/又はメンブレン136は、分離器の1つ以上の態様(例えば、図1Cの分離器150)の例であってよい。上述のように、別の分離技術も利用可能である。
図4は、様々な実施形態によるシステム400を示す。システム400は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図1Cのシステム100−c、図2のシステム200、及び/又は図3のシステム300の態様の一例であってよい。システム400は、製氷器ループと結合された間接的な復熱、或いは、一般に固体化手段を備えてよい。
この実施形態では、氷101−aがタンク110−dに集まってよい。タンク110−dの底部に液体103があってよく、これは、水(場合によっては、液体状態の第1の材料と呼ばれてよい)と、タンク110−dに投入されてよい濃縮された凝固点抑制剤102とを含んでよい。タンク110−dの、液体を充填することが可能な領域は、混合領域と呼ばれてよく、ここでは、氷とこの溶液とが、例えば、氷を通り抜ける材料の水圧流によって混合されてよい。これにより、過冷却された液体の出口流104が生成されてよく、その一部104−iが、例えば、場合によっては、冷蔵を行うことに利用されてよい。液体104は、一般に、水の凝固点より低温であってよい。液体104−iは、一般に、装置140をブーストすることに利用可能である。この液体の一部104−iiを使用して、氷を生成する為の復熱を行うことが可能である。これは、熱交換器107を使用して達成可能であり、熱交換器107は中間製氷器冷却液109−bを冷却することが可能である。熱交換器107は、システム100−aの1つ以上の熱交換器120、又はシステム100−bの1つ以上の熱交換器120−aの一例であってよい。これにより、温められた水と凝固点抑制剤との流れ106が生成されてよい。
システム400は製氷器ループを含んでよく、これは、循環ポンプ117によって循環可能な冷却液109−bを含んでよく、これらは、システム100−aの1つ以上の熱交換器120、又はシステム100−bの固体化器120−bの態様の例であってよい。冷却液109−bは、2つの熱交換器を並行して流れてよい。一方の経路は蒸気圧縮冷却式熱交換器108を通ってよく、他方の経路は復熱式熱交換器107を通ってよい。この2つの冷却された流れを混合して製氷器130−aに流入させてよく、製氷器130−aでは、これらの流れによって純水から氷を生成することが可能である。製氷器130−aは、例えば、システム100−aの1つ以上の熱交換器100、又はシステム100−bの固体化器120−bの一例であってよい。製氷器130−aはフレーク型製氷器を表してよいが、他の型の製氷器(より一般的には固体化器)が利用されてもよく、例えば、管型、プレート型、シェル型、及び/又はキューブ型の製氷器が利用されてよく、これらに限定されない。
システム400は冷蔵ループ118を含んでよく、これは、圧縮器112によって循環する冷媒を含んでよい。冷媒は、圧縮された後に復水器113に流れてよく、そこでは、冷媒が復水して膨張弁114に流れ、その後、熱交換器108に流れてよく、そこでは、冷媒が気化して中間製氷器ループを冷却することが可能である。
いくつかの実施形態では、システム400は分離器150−aを含んでよく、これは、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤104−iを分離することに利用可能である。この混合物は、いくつかの実施形態では装置140−bをブーストすることに利用された後に受け取られてよいが、実施形態によっては、ブーストされる装置140−bが含まれない場合がある。いくつかの実施形態では、生成された凝固点抑制剤102がタンク110−dに戻されてよい。液体である第1の材料(例えば、液体の水)は、いくつかの実施形態では、製氷器130−aに送られてよく、そこでは、第1の材料を利用して、氷タンク110−d向けの更なる氷を生成することが可能である。
図5は、様々な実施形態によるシステム500を示す。システム500は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図1Cのシステム1001、図2のシステム200、及び/又は図3のシステム300の態様の一例であってよい。システム500は、製氷器ループと結合された直接的な復熱、或いは、一般に固体化手段を含んでよい。この実施形態では、氷101−bがタンク110−eに集まってよい。このタンク110−eの底部に液体103−aがあってよく、これは、水と、濃縮された凝固点抑制剤102−aとを含んでよい。この水は、一般に、液体状態の第1の材料及び/又は第2の材料であってよい。タンク110−eの、液体を充填された領域は、混合領域と呼ばれてよく、ここでは、氷とこの溶液とが、氷を通り抜ける材料の水圧流によって混合されてよい。これにより、過冷却された液体の1つ以上の出口流104−a−i/104−a−iiが生成されてよく、これが、例えば、冷蔵を行うことが可能であってよい。例えば、この液体の一部104−a−iが、(例えば、冷蔵器であってよい)装置140−cを熱的にブーストすることに利用可能である。例えば、この液体の一部104−a−iiを使用して、氷を生成する為の復熱を行うことが可能である。これは、この流れを製氷器130−bに直接流すことによって達成可能であり、そこでは第2の熱交換器107が氷を直接生成することが可能である。熱交換器107は、例えば、システム100−aの1つ以上の熱交換器120、又はシステム100−bの1つ以上の熱交換器120−aの一例であってよい。このプロセスの出口は、製氷器ループに加わってよく、後で、システム内の流体の質量を一定に保つ為に外にブリードされてよい(106−a)。
システム500は製氷器ループを含んでよく、これは、循環ポンプ117−aによって循環可能な冷却液109−cを含んでよい。ループ内の液体の量を一定に保つ為に、余分な液体が、より高温でシステム外にブリードされてよい(106−a)。
残った液体は、冷媒膨張器108−aを通って流れてよく、そこで冷却されてよい。この流体は、その後、製氷器130−bを通って流れてよく、そこでは流体の冷気を使用して氷を生成することが可能である。これらは、例えば、システム100−aの1つ以上の熱交換器120、又はシステム100−bの固体化器120−bの態様の例であってよい。
システム500は、圧縮器112−aを利用して従来の蒸気圧縮システムのようにセットアップされてよい冷媒ループ111−aを含んでよく、圧縮器112−aは圧縮ガスを生成してよく、圧縮ガスは、復水器113−aにおいて復水してよく、膨張器114−aにおいて膨張してよく、蒸発器108−aにおいて蒸発してよい。
いくつかの実施形態では、システム500は分離器150−bを含んでよく、これを利用して、組み合わされた第1の材料と凝固点抑制剤とを分離することが可能である。この混合物は、いくつかの実施形態では装置140−cをブーストすることに利用された後に受け取られてよいが、実施形態によっては装置140−cが含まれない場合がある。いくつかの実施形態では、生成された凝固点抑制剤102−aがタンク110−eに戻されてよい。液体である第1の材料(例えば、液体の水)は、いくつかの実施形態では、製氷器130−bに送られてよく、そこでは、第1の材料を利用して、氷タンク110−e向けの更なる氷を生成することが可能である。
図6は、様々な実施形態によるシステム600を示す。システム600は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図1Cのシステム1001、図2のシステム200、及び/又は図3のシステム300の態様の一例であってよい。システム600は、冷媒ループ111−bと結合されてよい間接的な復熱を備えてよい。この実施形態では、氷101−cがタンク110−fに集まってよい。このタンク110−fの底部に液体103−aが形成されてよく、これは、水と、濃縮された凝固点抑制剤102−bであってよい。この水は、一般に、液体状態の第1の材料であってよい。タンクの、液体を充填された領域は、混合領域と呼ばれてよく、ここでは、氷101−cとこの溶液とが、氷を通り抜ける材料の水圧流によって混合されてよい。これにより、液体の出口流104−bが生成されてよく、これは水の凝固点より低温であってよい。液体104−b−iの一部が冷蔵又は他の用途に使用されてよい。例えば、この液体の一部104−b−iが、(冷蔵器であってよい)装置140−dを熱的にブーストすることに利用可能である。
この液体の一部104−b−iiを使用して、氷を生成する為の復熱を行うことが可能である。これは、この流れを冷媒ループ111−bに流すことによって達成可能であり、この流れは熱交換器107−aを通って流れることが可能であり、熱交換器107−aは復水器113−bを出た液体冷媒を過冷却し、その後、この冷媒は膨張器114−bに入ることが可能であり、これにより、冷媒ループ111−bのパフォーマンスを効果的にブーストすることが可能である。冷媒ループ111−bの構成要素のうちの1つ以上の構成要素が、例えば、システム100−aの1つ以上の熱交換器120、又はシステム100−bの1つ以上の熱交換器120−aの態様又は例であってよい。
システム600は製氷器ループを含んでよく、これは、循環ポンプ117−bによって循環可能な冷却液109−dを使用する間接ループとして構成されてよい。冷却液109−dは、熱交換器108−bに入ってよく、そこで冷却されてから製氷器130−cに入ってよく、そこで氷を生成することが可能である。
冷媒ループ111−bは、液体過冷却器107−aの存在によってブーストされてよく、液体過冷却器107−aは、膨張器114−bの前の復水器113−bの出口において液体冷媒を冷却することが可能である。このループでの膨張後に、蒸発器108−bは、同じ圧縮器112−bが稼働していて通常であれば可能であろう冷却より強い冷却を行うことが可能であってよい。ループ内の液体の量を一定に保つ為に、余分な液体が、より高温でシステム外にブリードされてよい(106−b)。
いくつかの実施形態では、システム600は分離器150−cを含んでよく、これは、組み合わされた第1の材料と凝固点抑制剤とを分離することに利用可能である。この混合物は、装置140−dをブーストすることに利用された後に受け取られてよいが、実施形態によっては、装置140−dが含まれない場合がある。いくつかの実施形態では、生成された凝固点抑制剤102−bがタンク110−fに戻されてよい。液体である第1の材料(例えば、液体の水)は、いくつかの実施形態では、製氷器130−cに送られてよく、そこでは、第1の材料を利用して、氷タンク110−f向けの更なる氷を生成することが可能である。
図7は、様々な実施形態によるシステム700を示す。システム700は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図1Cのシステム1001、図2のシステム200、及び/又は図3のシステム300の態様の一例であってよい。システム700は、冷媒ループ111−cと結合された間接的な復熱を備えてよく、冷媒ループ111−cは製氷器ループであってもよい。この実施形態では、氷101−dがタンク110−gに集まってよい。このタンク110−gの底部に液体103−cが形成されてよく、これは、水と、濃縮された凝固点抑制剤102−cであってよい。この水は、一般に、液体状態の第1の材料であってよい。タンクの、液体を充填された領域は、混合領域と呼ばれてよく、ここでは、氷とこの溶液とが、氷を通り抜ける材料の水圧流によって混合されてよい。これにより、過冷却された液体の出口流104−cが生成されてよく、その一部104−c−iが、一般に、装置140−eを冷蔵又はブーストすることが可能であってよい。例えば、液体の一部104−c−iが装置140−eを熱的にブーストすることに利用可能であり、装置140−eは冷蔵器であってよい。この液体の一部104−c−iiを使用して、氷を生成する為の復熱を行うことが可能である。これは、この流れを冷媒ループ111−cに流すことによって達成可能であり、この流れは熱交換器107−bを通って流れることが可能であり、熱交換器107−bは復水器113−cを出た液体冷媒を過冷却し、その後、この冷媒は膨張器114−cに入ることが可能であり、これにより、冷媒ループ111−cのパフォーマンスを効果的にブーストすることが可能である。
この実施形態では、製氷器ループ108−cと冷媒ループ111−cは同じループであり、中間冷却液は使用されなくてよい。冷媒ループ111−c及び/又は製氷器ループ108−cの構成要素のうちの1つ以上の構成要素が、例えば、システム100−aの1つ以上の熱交換器120、又はシステム100−bの1つ以上の熱交換器120−aの態様又は例であってよい。
冷媒ループ111−cは、液体過冷却器107−bの存在によってブーストされてよく、液体過冷却器107−bは、膨張器114−cの前の復水器113−cの出口において液体冷媒を冷却することが可能である。このループでの膨張後に、蒸発器108−cは、同じ圧縮器112−cが稼働していて通常であれば可能であろう冷却より強い冷却を行うことが可能であってよい。このループの蒸発器は、製氷器に直接組み込まれてよく、従って、冷媒蒸発冷却が氷生成に直接変換されてよい。
いくつかの実施形態では、システム700は分離器150−dを含んでよく、これは、組み合わされた第1の材料と凝固点抑制剤とを分離することに利用可能である。この混合物は、装置140−eをブーストすることに利用された後に受け取られてよいが、実施形態によっては、装置140−eが含まれない場合がある。いくつかの実施形態では、生成された凝固点抑制剤102−cがタンク110−gに戻されてよい。液体である第1の材料(例えば、液体の水)は、いくつかの実施形態では、製氷器130−dに送られてよく、そこでは、第1の材料を利用して、氷タンク110−g向けの更なる氷を生成することが可能である。
図8Aは、様々な実施形態による復熱の方法800−aのフロー図を示す。方法800−aは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図1Cのシステム1001、図2のシステム200、図3のシステム300、図4のシステム400、図5のシステム500、図6のシステム600、及び/又は図7のシステム700において示されたようなシステムを利用して実施されてよい。図8Aでは、選択された特定のステップが示されているが、これらが示されている順序は例示的なものに過ぎない。本発明の様々な実施形態によれば、いくつかのステップを別の順序で実施することも可能であり、いくつかのステップを省略することも可能であり、更なるいくつかのステップを追加することも可能である。以下の説明では、これらの実施形態の全てではないが幾つかについて述べる。
ブロック810で、凍結状態又は別の様式の固体状態の第1の材料を凝固点抑制剤の一部と組み合わせることが可能である。ブロック820で、凝固点抑制剤の一部と組み合わされた第1の材料を利用して第2の材料を凍結させることが可能である。
方法800のいくつかの実施形態は、凍結状態の第2の材料を凝固点抑制剤の別の一部と組み合わせるステップを含む。いくつかの実施形態では、凍結状態の第1の材料を凝固点抑制剤の一部と組み合わせると、凍結状態の第1の材料が融解され、凝固点抑制剤の一部と組み合わされた液体状態の第1の材料が形成され、凝固点抑制剤と組み合わされた液体状態の第1の材料は、温度が、凍結状態の第1の材料の温度より低くなる。
方法800−aのいくつかの実施形態では、第1の材料と第2の材料は同じタイプの材料である。この同じタイプの材料は、少なくとも水、有機材料、イオン液体、無機材料、又はDMSOであってよい。いくつかの実施形態では、凝固点抑制剤は、少なくとも水、アルコール、イオン液体、アミン、アンモニア、塩、無塩可溶固体、有機液体、無機液体、混和性材料の混合物、又は界面活性剤で安定化された不混和性材料の混合物である。
方法800−aのいくつかの実施形態では、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料を利用して第2の材料を凍結させるステップは、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料と熱的に結合される間接熱交換器を利用して第2の材料を凍結させるステップを含む。間接熱交換器を利用するステップは、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤と、間接熱交換器を通り抜ける冷却液の第1の部分との間で熱交換を行うステップ、及び/又は、冷却液の冷却された第1の部分と、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器との間で熱交換を行うステップを含んでよい。いくつかの実施形態は更に、冷却液の第2の部分を蒸気圧縮冷却熱交換器に通すステップ、冷却液の冷却された第2の部分を冷却液の冷却された第1の部分と組み合わせるステップ、及び/又は、冷却液の、組み合わされた、冷却された第1の部分及び冷却された第2の部分と、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器との間で熱交換を行うステップを含んでよい。
方法800−aのいくつかの実施形態では、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料を利用して第2の材料を凍結させるステップは、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料と熱的に結合される第1の直接熱交換器を利用して第2の材料を凍結させるステップを含む。いくつかの実施形態は、冷却液と、第2の直接熱交換器との間で熱交換を行うことにより、第2の材料を凍結させるステップ、冷却液と、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料とを組み合わせるステップ、及び/又は、冷却液の一部を、凝固点抑制剤と組み合わされた第1の材料とともに外にブリードするステップを含む。
方法800−aのいくつかの実施形態では、間接熱交換器を利用するステップは、冷媒を復水器に通すステップ、冷媒が復水器を通り抜けた後に間接熱交換器を利用して、組み合わされた第1の材料及び凝固点抑制剤と冷媒との間で熱交換を行うステップ、及び/又は、冷媒を膨張器に通してから冷媒を利用して第2の材料の凍結を促進するステップを含む。いくつかの実施形態では、冷媒を利用して、冷媒と、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器と結合される冷却液との間で熱交換を行うことにより、第2の材料の凍結を促進することが可能である。いくつかの実施形態では、冷媒を利用して、冷媒と、第2の材料を凍結させるように構成された製氷器の熱交換器との間で熱交換を行うことにより、第2の材料の凍結を促進することが可能である。
方法800−aのいくつかの実施形態では、凍結状態の第1の材料を凝固点抑制剤の一部と組み合わせるステップは、凝固点抑制剤の一部が凍結状態の第1の材料を通る際の水圧流によって、凍結状態の第1の材料と凝固点抑制剤の一部とを混合するステップを含む。
図8Bは、様々な実施形態による復熱の方法800−bのフロー図を示す。方法800−bは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図1Cのシステム1001、図2のシステム200、図3のシステム300、図4のシステム400、図5のシステム500、図6のシステム600、及び/又は図7のシステム700において示されたようなシステムを利用して実施されてよい。方法800−aは、図8Bのシステム800−aの一例であってよい。図8Bでは、選択された特定のステップが示されているが、これらが示されている順序は例示的なものに過ぎない。本発明の様々な実施形態によれば、いくつかのステップを別の順序で実施することも可能であり、いくつかのステップを省略することも可能であり、更なるいくつかのステップを追加することも可能である。以下の説明では、これらの実施形態の全てではないが幾つかについて述べる。
ブロック810−aで、凍結した水を塩と混合することにより、凍結した水を融解して、水の凝固点より低い温度の塩水液体を生成することが可能である。ブロック820−aで、塩水液体を熱交換器に通して、更なる水の凍結を促進することが可能である。これにより、様々な直接及び/又は間接の熱交換技術を利用して、更なる水の凍結を促進することが可能である。ブロック830で、その更なる凍結した水を塩と混合することにより、その更なる凍結した水を融解して、水の凝固点より低い温度の更なる塩水液体を生成することが可能である。
これらの実施形態は、材料及びプロセス設備のあらゆる組み合わせ及び順列を取り込んだものでなくてよい。むしろ、これらは、方法、装置、及び/又はシステムの適用可能性の範囲を示すものであってよい。様々な実施形態において利用される段階の数は、説明されたものより多くても少なくてもよい。様々な実施形態は、互いの態様を利用しあってもよい。これらの実施形態のそれぞれにおいて、熱機関は、例えば、燃料電池、又は他の、超低温材料の存在によって強化されるシステムで置き換えられてよい。ブースト技術は一般に、熱力学の様々なシステム及び/又は装置とともに利用されてよい。更に、各実施形態は、多様なエネルギ源で動作する多様な熱機関とともに動作可能である。
なお、上述の方法、システム、及び装置は、あくまで例であるものとする。特に、様々な実施形態では、様々な手順又は構成要素を適宜省略、置換、又は追加してよい。例えば、当然のことながら、代替実施形態では、それらの方法は、説明された順序と異なる順序で実施されてよく、様々な段階が追加、省略、又は結合されてよい。又、複数の特定の実施形態に関して説明された各特徴を他の様々な実施形態において組み合わせてよい。それらの実施形態の様々な態様及び要素も同様に組み合わせてよい。又、特に、関与する技術、従って、要素の多くは本質的に例示的であり、本発明の範囲を限定するように解釈されるべきではない。
本明細書では、実施形態が十分に理解されるように、具体的な詳細を示している。しかしながら、当業者であれば理解されるように、実施形態は、それらの具体的な詳細がなくても実施可能である。例えば、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造、及び手法を示しているが、実施形態が曖昧にならないように、不要な詳細は示していない。
更に又、実施形態は、フロー図又はブロック図又は複数の段階として描かれうるプロセスとして記載されてよい。各実施形態はそれらの動作を順次プロセスとして示している場合があるが、それらの動作は多くが並列又は同時に実施されてよい。更に、動作の順序は並べ替えてよい。プロセスには、図面に含まれていない更なる段階があってよい。
いくつかの実施形態を説明してきたが、当業者であれば認識されるように、本発明の趣旨から逸脱しない限り、様々な修正形態、代替構造、及び等価形態が用いられてよい。例えば、上述の各要素は、より大きなシステムの一構成要素に過ぎない場合があり、その場合、他のルールの優先順位が本発明の適用より高くなる場合があり、或いは別の様式で他のルールによって本発明の適用が修正される場合がある。また、上述の要素が考慮される前、考慮されている間、又は考慮された後に、いくつかの段階が開始されてよい。従って、上述の説明は、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。