JP2019510792A - 乳白剤としてのカオリンの使用 - Google Patents

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Abstract

本開示は、化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用、カオリンを含む化粧料組成物、および前記化粧料組成物を作製する方法に関する。

Description

本発明は、一般的に、乳白剤としてのカオリンの使用、詳細には、化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用に関する。したがって、本発明は、美容上(cosmetically)許容される担体およびカオリンを含む化粧料組成物、ならびに前記組成物を作製する方法に関する。詳細な実施形態では、化粧料組成物は、液体化粧料組成物である。詳細な実施形態では、カオリンは、化粧料組成物における別の乳白剤の一部またはすべてに置き換わる。
白色不透明な視覚的態様を有する多くの化粧料が販売されている。これは、多くの場合望ましいと考えられるが、その理由は、この態様により、製品が、高級感のある、もしくは滑らかなきめ、豊かな感触、栄養価に富み、もしくは健康的な配合および/または保湿効果を有するという印象を消費者に与える一助となるためである。多くの化粧料は、最初は、透明または半透明であり、製品を白色かつ不透明にするために、特定の化学物質(乳白剤)が添加される。スチレンポリマー、例えばスチレンアクリレートおよびスチレンアクリルアミドは、化粧料に典型的に使用される乳白剤の例である。
したがって、化粧料組成物、特に液体化粧料組成物における使用に適切な、またはそれが意図されている代用物または改善した乳白剤を得ることが望ましい。現在化粧料に使用されている乳白剤は、一般的に人工である。したがって、例えば、天然生成物である乳白剤を得ることが望ましい場合がある。さらに、現在化粧料に使用されている乳白剤の一部は、特定のpHで、または、一部の化粧料に典型的に存在する特定の物質(例えばカチオン性ポリマー)と組み合わせると不安定になる。したがって、こうした問題の1つまたは複数を克服する乳白剤を得ることが望ましい場合がある。
本発明の第1の態様によれば、美容上許容される担体およびカオリンを含む、化粧料組成物が提供される。
ある実施形態では、カオリンは、乳白剤として作用し、したがって化粧料組成物は、比較的低いレベルの(他の)乳白剤を含むが、(例えば、比較的低いレベルの他の乳白剤を使用した場合に予想される不透明度と比較して)比較的高い不透明度を有する。
ある実施形態では、化粧料組成物は、約0.5質量%未満の乳白剤を含み、約40%以上の不透明度を有する。したがって、本発明の第2の態様によれば、美容上許容される担体、カオリン、および0.5質量%未満の乳白剤を含む化粧料組成物が提供され、化粧料組成物は、約40%以上の不透明度を有する。
ある実施形態では、化粧料組成物は、カオリンなしの同一の化粧料組成物の不透明度より少なくとも約5%高い不透明度を有する。したがって、本発明の第3の態様によれば、美容上許容される担体およびカオリンを含む化粧料組成物が提供され、化粧料組成物は、カオリンなしの同一の化粧料組成物の不透明度より少なくとも約5%高い不透明度を有する。
本発明の第4の態様によれば、化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用が提供される。
ある実施形態では、カオリンは、化粧料組成物の不透明度を少なくとも5%上昇させるために使用される。したがって、本発明の第5の態様によれば、化粧料組成物の不透明度を少なくとも5%上昇させるカオリンの使用が提供される。
ある実施形態では、カオリンは、化粧料組成物における別の乳白剤の少なくとも一部に置き換わるように使用される。したがって、本発明の第6の態様によれば、化粧料組成物における乳白剤の少なくとも一部に置き換わるカオリンの使用が提供される。
本発明の第7の態様によれば、本発明のいずれかの態様または実施形態に従って、化粧料組成物を作製する方法が提供され、方法は、美容上許容される担体およびカオリンを組み合わせるステップを含む。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約40%以上の不透明度を有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約50%以上または約60%以上の不透明度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、乳白剤として使用される。ある実施形態では、カオリンは、化粧料組成物における別の乳白剤、例えばスチレン乳白剤の少なくとも一部に置き換わるように使用される。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物の不透明度は、カオリンなしの同一の化粧料組成物の不透明度より少なくとも約5%高い。ある実施形態では、化粧料組成物の不透明度は、カオリンなしの同一の化粧料組成物の不透明度より少なくとも約10%高い、または少なくとも約20%高い。したがって、ある実施形態では、化粧料組成物におけるカオリンの使用は、化粧料組成物の不透明度を少なくとも約5%、または少なくとも約10%または少なくとも約20%上昇させる。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約80以上のL*白色度を有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約85以上のL*白色度を有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約90以上のL*白色度を有する。ある他の実施形態では、化粧料組成物は、約80〜約85の範囲のL*白色度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約1以下のb*黄色度を有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約0.5以下または約0以下のb*黄色度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約3〜約8の範囲のpHを有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約3〜約5、または約3〜約4の範囲のpHを有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、約5%(v/v)未満の沈降を有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、約3%(v/v)、または約2%(v/v)未満の沈降を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約0.4質量%以下の乳白剤を含む。ある実施形態では、化粧料組成物は、約0.3質量%以下、または約0.2質量%以下の乳白剤を含む。ある実施形態では、化粧料組成物には、乳白剤がない(すなわち0質量%の乳白剤を含む)。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは焼成カオリンである。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約0.5〜約0.9μmの範囲のd50を有する。本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約1.8〜約2.2μmの範囲のd90を有する。本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約0.2〜約0.6μmの範囲のd10を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約88以上のL*白色度を有する。ある実施形態では、カオリンは、約90以上のL*白色度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約3以下のb*黄色度を有する。ある実施形態では、カオリンは、約2.8以下のb*黄色度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約1.2以上の屈折率を有する。ある実施形態では、カオリンは、約1.2〜約1.8の範囲の屈折率を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、少なくとも約70g/100gの吸油量(oil absorption)を有する。ある実施形態では、カオリンは、少なくとも約80g/100gの吸油量を有する。ある実施形態では、カオリンは、約70〜約100g/100の範囲の吸油量を有する。ある実施形態では、カオリンは、約80〜約100g/100gの範囲の吸油量を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、少なくとも約150g/lのかさ密度を有する。ある実施形態では、カオリンは、約150〜約400g/lの範囲のかさ密度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、少なくとも約8m2/gの表面積を有する。ある実施形態では、カオリンは、約8〜約25m2/gの範囲の表面積を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、固体または液体化粧料組成物である。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、液体石鹸(例えばハンドソープ、ボディウォッシュ、ヘアシャンプー)、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物(例えば口紅)である。
本発明のある実施形態は、例えば、化粧料組成物に現在使用されている乳白剤と比較して、以下の利点:
・乳白剤は環境に配慮されている;
・皮膚への刺激および/またはアレルギー反応が少ない(製品が天然無機性のため);
・低および高pHでの安定性が改善されている(例えば、それぞれpH5.5未満およびpH7超);
・カチオン性ポリマーの存在下での安定性が改善されている(例えばカチオン性コンディショニング剤);
・高電解質濃度での安定性が改善されている;
・イオン性物質(例えばアニオン性界面活性剤)の存在下での安定性が改善されている;
・白色度、黄色度および/または不透明度が、典型的に使用される乳白剤と同等である、または改善されている;
・ざらつきが最小限である;
・凝集が最小限である;
・化粧料組成物の粘度の変化が最小限である;
・皮膚における忍容性が良好であり、眼球刺激が最小限である;
・微生物汚染が最小限である
・有利な効果を得るために使用され得る別の典型的な乳白剤の量と同等の量のカオリンを使用して、同一の効果が得られる
の1つまたは複数を提供し得る。
本発明の明記されている態様の特定のいずれか1つまたは複数に関係して示される詳細、例および優先は、本発明のすべての態様に等しく適用される。本明細書に記載されている実施形態、例および優先の任意の組合せは、それらの考えられる変形すべてにおいて、本明細書において別段指示がない、または文脈に明らかに矛盾しない限り、本発明に包含される。
本発明は、以下の例および図に限定されないが、それらに関係して説明できる:
実施例1で調製した様々な組成物の不透明度を示す図である。 実施例1で調製した様々な組成物のL*白色度およびb*黄色度を示す図である。 実施例1で調製した様々な組成物の沈降を示す図である。 実施例2で調製した様々な組成物の不透明度を示す図である。 実施例2で調製した様々な組成物のL*白色度およびb*黄色度を示す図である。 実施例2で調製した様々な組成物の沈降を示す図である。
化粧料組成物
美容上許容される担体およびカオリンを含む化粧料組成物は、本明細書で開示されている。意外にも、また、有利なことに、カオリンは、化粧料組成物における乳白剤として使用できることを見出した。したがって、カオリンは、乳白剤、例えば化粧料組成物に現在使用されているスチレン乳白剤に置き換わるように使用できる。詳細には、意外にも、また、有利なことに、カオリンが、詳細には低pHで、また、イオン性物質、例えばカチオン性コンディショニング剤の存在下で、化粧料組成物中で安定であることを見出した。詳細には、意外にも、また、有利なことに、カオリンを、現在使用されている乳白剤に類似した量で使用して、同等の性質、例えば不透明度、白色度および/または黄色度を得ることができると見出した。
したがって、化粧料組成物は、約0.5質量%以下の乳白剤を含み得る。例えば、化粧料組成物は、約0.4質量%以下の乳白剤、例えば約0.3質量%以下の乳白剤、例えば約0.2質量%以下の乳白剤、例えば約0.1質量%以下の乳白剤を含み得る。化粧料組成物は、例えば、約0.01〜約0.5質量%の乳白剤、例えば約0.05〜約0.5質量%の乳白剤を含み得る。化粧料組成物は、例えば、乳白剤がまったくなくてよい。言い換えれば、化粧料組成物は、0質量%の乳白剤を含み得る。
「乳白剤」という用語は、本明細書で開示されている化粧料組成物に存在するカオリンを含まない。したがって、「乳白剤」という用語は、不透明度を上昇させる(可視光をより不透過性にする)ために材料に添加されるカオリン以外の任意の物質に関する。乳白剤の例は、スチレン乳白剤(スチレンを含む任意の乳白剤)、例えばスチレンアクリレートコポリマーおよびスチレンアクリルアミドコポリマーを含む。乳白剤の他の例は、グリコールステアレート、グリコールジステアレート、セチルアルコール、セテアリルアルコール、ステアリルアルコール、ジステアリルエーテル、オレイン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル、アクリレートポリマーおよびコポリマー、アクリルアミドポリマーおよびコポリマーである。
本明細書で開示されている化粧料組成物は、例えば、約40%以上の不透明度を有し得る。例えば、化粧料組成物は、約45%以上、または約50%以上、または約55%以上、または約60%以上、または約65%以上、または約70%以上、または約75%以上、または約80%以上、または約85%以上、または約90%以上、または約95%以上の不透明度を有し得る。化粧料組成物は、例えば、約100%まで、例えば約40%〜約100%、または約40%〜約99%、または約40%〜約98%、または約40%〜約95%の範囲の不透明度を有し得る。
本明細書で開示されている化粧料組成物は、例えば、本明細書で開示されている乳白剤の質量%および不透明度の任意の組合せで構成され得る。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、約0.5質量%以下の乳白剤を含み得、約40%以上、または約50%以上、または約60%以上、または約70%以上、または約80%以上、または約90%以上の不透明度を有し得る。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、約0.4質量%以下の乳白剤を含み得、約40%以上、または約50%以上、または約60%以上、または約70%以上、または約80%以上、または約90%以上の不透明度を有し得る。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、約0.3質量%以下の乳白剤を含み得、約40%以上、または約50%以上、または約60%以上、または約70%以上、または約80%以上、または約90%以上の不透明度を有し得る。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、約0.2質量%以下の乳白剤を含み得、約40%以上、または約50%以上、または約60%以上、または約70%以上、または約80%以上、または約90%以上の不透明度を有し得る。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、約0.1質量%以下の乳白剤を含み得、約40%以上、または約50%以上、または約60%以上、または約70%以上、または約80%以上、または約90%以上の不透明度を有する。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、0質量%の乳白剤を含み得、約40%以上、または約50%以上、または約60%以上、または約70%以上、または約80%以上、または約90%以上の不透明度を有し得る。
本明細書で開示されている化粧料組成物は、例えば、本明細書で開示されている乳白剤の質量%および不透明度の任意の組合せで構成され得るが、但し、化粧料組成物の不透明度が、カオリンなしの対応する化粧料組成物の不透明度より高いことを条件とする。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、カオリンなしの対応する組成物の不透明度より少なくとも約5%(絶対値)高い不透明度を有し得る。例えば、化粧料組成物は、カオリンなしの対応する化粧料組成物の不透明度より、少なくとも約10%高い、または少なくとも約15%高い、または少なくとも約20%高い、または少なくとも約25%高い、または少なくとも約30%高い、または少なくとも約35%高い、または少なくとも約40%高い、または少なくとも約45%高い、または少なくとも約50%高い、または少なくとも約55%高い、または少なくとも約60%高い、または少なくとも約65%高い、または少なくとも約70%高い、または少なくとも約75%高い、または少なくとも約80%高い不透明度を有し得る。「カオリンなしの対応する化粧料組成物」は、カオリンを含まない点を除き、対象の化粧料組成物と一致する化粧料組成物を指す。
化粧料組成物は、例えば、カオリンの代わりにOpulyn(商標)301を含む、対応する化粧料組成物の不透明度の(+/−)10%以内の不透明度を有し得る(例えばOpulyn(商標)301を含む化粧料組成物の不透明度が80%である場合、対象の化粧料組成物の不透明度は、70%〜90%の範囲である)。例えば、化粧料組成物は、カオリンの代わりにOpulyn(商標)301を含む対応する化粧料組成物の不透明度の9%、または8%、または7%、または6%、または5%、または4%、または3%、または2%以内の不透明度を有し得る。
化粧料組成物の不透明度は、コントラストカード法を使用して測定する。化粧料組成物を含有する高さ1cmおよび直径3.5cmの透明な容器に、黒色/白色コントラストカードを置く。分光計を使用して、黒色表面(Yblack)におけるフィルムの白色度および白色(Ywhite)表面におけるフィルムの白色度を判定する。不透明度(%)=(Yblack/Ywhite)×100。不透明度は、Colorimeter BYK Sprtro guide 44/0 guide glossを使用して測定する。
化粧料組成物は、例えば、少なくとも約80のL*白色度を有し得る。例えば、化粧料組成物は、約82以上、または約84以上、約85以上、または約86以上、または約88以上、または約90以上、または約92以上、または約94以上、または約95以上のL*白色度を有し得る。化粧料組成物は、例えば、約100まで、または約99まで、または約98まで、または約97まで、または約96までのL*白色度を有し得る。化粧料組成物は、例えば、約80〜約90、または約80〜約85の範囲のL*白色度を有し得る。
化粧料組成物は、例えば、約1以下のb*黄色度を有し得る。例えば、化粧料組成物は、約0.9以下、または約0.8以下、または約0.7以下、または約0.6以下、または約0.5以下、または約0.4以下、または約0.3以下、または約0.2以下、または約0.1以下、または約0以下、または約−0.1以下、または約−0.2以下、または約−0.3以下、または約−0.4以下、または約−0.5以下のb*黄色度を有し得る。化粧料組成物は、例えば、約−100以上、または約−50以上、または約−25以上、または約−20以上、または約−10以上、または約−5以上、または約−4以上のb*黄色度を有し得る。
*白色度およびb*黄色度は、L***色空間を使用して判定する。化粧料組成物のL*白色度およびb*黄色度は、分光計MINOLTA CM−3700d(光源D65/10°)を使用して測定できる。この方法では、化粧料組成物は、直径3.5cmを有する高さ1cmの透明な容器に含有される。
本明細書で開示されている化粧料組成物は、約3〜約8の範囲のpHを有し得る。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、約3.5〜約7.5、または約4〜約7、または約4.5〜約6.5、または約5〜約6の範囲のpHを有し得る。例えば、化粧料組成物は、約3〜約5.5、または約3〜約5、または約3〜約4.5、または約3〜約4の範囲のpHを有し得る。例えば、化粧料組成物は、約7〜約8の範囲のpHを有し得る。
本明細書で開示されている化粧料組成物は、安定であり得、したがって、凝結および/または沈降および/またはクリーミングを被り得ない、または最小限しか被り得ない。詳細には、化粧料組成物は、約3〜約8、または約3〜約6、または約3〜約5、または約3〜約4の範囲のpHを有する場合、凝結および/または沈降および/またはクリーミングを呈し得ない、または最小限しか呈し得ない。詳細には、化粧料組成物は、カチオン性ポリマー、例えばカチオン性コンディショニング剤の存在下の場合、凝結および/または沈降および/またはクリーミングを呈し得ない、または最小限しか呈し得ない。
例えば、化粧料組成物の約5%以下(v/v)の沈降は、10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、発生し得る。例えば、化粧料組成物の約4%以下(v/v)、または約3%以下(v/v)、または約2%以下(v/v)、または約1%以下(v/v)、または約0.5%以下(v/v)の沈降は、10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、発生し得る。例えば、化粧料組成物の沈降は、10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブを使用して1600rpmで15分遠心分離した後、発生し得ない。詳細には、化粧料組成物は、約3〜約8、または約3〜約6、または約3〜約5、または約3〜約4の範囲のpHを有する場合、この範囲内の沈降を呈し得る。詳細には、化粧料組成物は、カチオン性ポリマー、例えばカチオン性コンディショニング剤の存在下の場合、この範囲内の沈降を呈し得る。
安定性は、経時的に後方散乱の変化(凝結および/または沈降および/またはクリーミング)を測定することにより判定され得る。化粧料組成物の後方散乱は、Turbiscan(登録商標)センサーを使用して、様々な時点で測定できる。後方散乱における変化は、安定性の変化(例えば凝結および/または沈降および/またはクリーミング)を指し示す。
化粧料組成物による光後方散乱は、例えば、1日、2日、3日、7日、14日、21日、28日、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、1年または2年)にわたって、例えば約20%(+または−20%)以下変化し得る。例えば、化粧料組成物による光後方散乱は、例えば、1日、2日、3日、7日、14日、21日、28日、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、1年間または2年間)にわたって、約15%以下、またはわずか約10%以下、またはわずか約5%以下変化し得る。
カオリンは、例えば、含水カオリン、または焼成カオリン(部分的または完全焼成カオリン)、またはメタカオリンであってよい。
メタカオリンまたは焼成カオリンを形成するために、焼成温度をコントロールし、その結果カオリンに特徴的な吸熱脱水(dehydration)反応を施すことができ、元の鉱物質(例えばカオリナイト)を、完全に、または部分的に脱ヒドロキシ化できる。焼成温度は、示差熱分析(DTA)での急激な発熱により指し示されるメタカオリンが崩壊する温度より著しく低く維持してよい。対照的に、完全焼成カオリン顔料は、この発熱を超える温度で焼成してよい。
カオリンは、例えば、焼成により脱ヒドロキシ化を施すことができる。これは、一般的に、空気または酸素の存在下での熱処理プロセスである。焼成は、カオリンの構造を結晶質から非晶質へと変化させる。カオリンが結晶形態で施される変化の程度は、カオリンが施される熱量によって決まり得る。一般的に、温度が高いほど、焼成時間は短い。一般的に、焼成は、約550℃〜約950℃(例えば約750℃〜約950℃、例えば約850℃〜約900℃)の範囲の温度で行われて、焼成カオリンまたはメタカオリンを生成する。約900〜950℃近辺の温度へとさらに加熱すると、さらなる構造的な変化、例えば高密度化およびアルミニウム−ケイ素スピネル(Si3Al412)の形成が引き起こされ得る。およそ950℃にて、カオリン(例えばメタカオリン)の非晶質の領域は、再結晶化を開始し得る。約1050℃以上近辺の温度へとさらに加熱すると、さらなる構造的な変化が引き起こされて、ムライト3Al23.2SiO2および高度に結晶性のクリストバル石SiO2が形成され得る。
例えば、任意の炉、窯または他の適切な加熱装置が、カオリンの焼成に使用され得る。典型的な手順は、窯、例えば従来の回転窯でのカオリンの加熱を伴う。典型的には、カオリンは、パグミルからの押出物として窯に導入され得る。カオリンを、典型的には、開始時に約25質量%の含水率で窯を通過させて、最初のカオリンの押出を促進すると、押出物は、焼成プロセスの結果として沈殿物に分解される。少量の結合剤(例えばミョウバン)をカオリンに添加して、焼成プロセス中にカオリンが粉末形態へと完全分解することを防止するように、カオリンに「生強度」を付与してよい)。
使用される焼成プロセスは、例えば、浸漬焼成であってよく、すなわちカオリンまたはクレイは一定期間焼成され、その最中に、加熱の効果により、材料の化学的性質が徐々に変化する。焼成は、例えば、少なくとも1分、多くのケースでは少なくとも10分、例えば30分〜5時間以上の期間であってよい。浸漬焼成の実行に適している公知のデバイスは、高温オーブン、回転窯および立窯を含む。
焼成プロセスは、例えば、フラッシュ焼成であってよく、含水カオリンを、典型的には、1秒未満、例えば0.5秒未満の期間にわたり急速に加熱する。フラッシュ焼成は、例えば、カオリン(例えば水で洗浄したカオリン)を熱ガス流に数秒導入し得る。フラッシュ焼成は、きわめて高い速度での、ほぼ瞬間的に材料を加熱することを指す。フラッシュ焼成炉における加熱速度は、毎秒56,000℃以上、例えば毎秒約100,000℃〜約200,000℃の規模であってよい。カオリンは、例えば、フラッシュ焼成により調製され得、クレイは、500℃超の温度に5秒以下の時間、曝露され得る。カオリンは、例えば、550℃〜1200℃の範囲の温度に焼成され得て;マイクロ秒の期間は温度が1500℃もの高さでもよい。カオリンは、800℃〜1100℃の範囲の温度;例えば900℃〜1050℃の範囲の温度;例えば、950℃〜1000℃の範囲の温度に焼成され得る。カオリンは、例えば、5秒未満;例えば1秒未満;例えば0.5秒未満;例えば0.1秒未満の時間焼成され得る。カオリン粒子のフラッシュ焼成は、カオリンの比較的迅速な脱ヒドロキシ化で引き起こされる粒子の膨れを、比較的迅速に生じさせる。焼成中に水蒸気が生成され、これは、きわめて急速に広がることがあり、実際に、粒子の結晶構造を通して拡散できる水蒸気より一般的に速い。生成された圧力は、層間のヒドロキシル基が除かれる際に、密閉した空隙を生成するのに十分であり、フラッシュ焼成カオリンの典型であり、特徴的な性質を与えるのは、カオリンの小板間で膨張した層間の空間、空隙または膨れである。
フラッシュ焼成プロセスは、例えば、カオリンを燃焼チャンバまたは炉に注入することにより実行され得、ボルテックスを確保して、燃焼チャンバから焼成カオリンを急速に除去してよい。適切な炉は、ドーナツ型の流体加熱帯が確保されているもの、例えば、WO99/24360および対応する出願US6334894およびUS6136740に記載されているデバイスであり得、その内容は、参照により本明細書にその全体が組み込まれる。
カオリンに、例えば、任意選択の脱ヒドロキシ化の前または後で、1つまたは複数のサイジングおよび/または粉砕ステップを施してよい。例えば、カオリンに、押し潰し、またはすり潰し、またはミル粉砕により粉砕を施してよい。例えば、カオリンに、スクリーニング、遠心分離機、サイクロンおよび空気選別機を使用して、サイジングを施してよい。スクリーニングは、望ましいメッシュのスクリーニング、例えば325メッシュスクリーニングを使用して行われ得る。他の方法は、重力沈降またはエルトリエーション、任意のタイプのハイドロサイクロン装置、または例えば、ソリッドボウルデカンター遠心分離機、およびディスクノズル遠心分離機を含む。生じた粗分画は、廃棄してもよく、別個の生成物として使用してもよく、または、例えば、粉砕タンクに戻してもよい。カオリンに、例えば比重選鉱、浮遊選鉱および/または脱水(dewatering)により、例えば、高密度化または濃縮ステップを施してよい。
カオリンは、例えば、約0.5μm〜約0.9μmの範囲のd50を有し得る。例えば、カオリンは、約0.55μm〜約0.85μm、または約0.6μm〜約0.8μm、または約0.65μm〜約0.75μm、または約0.6μm〜約0.7μmの範囲のd50を有し得る。カオリンは、例えば、約0.6μm〜約0.8μm、または約0.65μm〜約0.75μmの範囲のd50を有し得る。例えば、カオリンは、約0.7μmのd50を有し得る。
カオリンは、例えば、約1.8μm〜約2.2μmの範囲のd50を有し得る。例えば、カオリンは、約1.85μm〜約2.15μm、または約1.9μm〜約2.1μm、または約1.95μm〜約2.05μm、または約2μm〜約2.1μmの範囲のd90を有し得る。カオリンは、例えば、約1.9μm〜約2.1μm、または約1.95μm〜約2.05μmの範囲のd90を有し得る。例えば、カオリンは、約2μmのd90を有し得る。
カオリンは、例えば、約0.2μm〜約0.6μmの範囲のd10を有し得る。例えば、カオリンは、約0.25μm〜約0.55μm、または約0.3μm〜約0.5μm、または約0.35μm〜約0.45μm、または約0.4μm〜約0.5μmの範囲のd10を有し得る。カオリンは、例えば、約0.3μm〜約0.5μm、または約0.35μm〜約0.45μmの範囲のd10を有し得る。例えば、カオリンは、約0.4μmのd50を有し得る。
カオリンは、例えば、約0.6〜約0.8μmの範囲のd50、および約1.9〜約2.1μmの範囲のd90を有し得る。カオリンは、例えば、約0.6〜約0.8μmの範囲のd50、および約1.9〜約2.1μmの範囲のd90、および約0.3〜約0.5μmの範囲のd10を有し得る。
特に明記されていない限り、本明細書で言及されている粒径および他の粒径の性質は、本明細書では「Micromeritics Sedigraph 5120ユニット」(標準法ISO 13317−3)と言及されているMicrometrics Corporation Norcross、Georgia、USA(電話:+17706623620;ウェブサイト:www.micromeritics.com)により供給されたSediGraph III 5120という機器を使用して、水性媒体に完全に分散した状態での粒子材料の沈降により、周知の手段で測定する。そのような機械により、当技術分野で「球相当径」(e.s.d)と呼ばれる大きさが所定のe.s.d値未満の粒子の質量に対する累積百分率の測定値およびプロットが示される。平均粒径またはd50値は、d50値未満の球相当径を有する粒子が50質量%存在する粒子のe.s.dを、このように判定した値である。d90およびd10は、d90またはd10値未満の球相当径を有する粒子がそれぞれ90質量%および10質量%存在する粒子のe.s.dを、このように判定した値である。
カオリンは、例えば、約88以上のL*白色度を有し得る。例えば、カオリンは、約90以上、または約92以上、または約94以上、または約95以上、または約96以上、または約97以上のL*白色度を有し得る。カオリンは、例えば、約97、例えば約97.5のL*白色度を有し得る。カオリンは、例えば、約100までのL*白色度を有し得る。カオリンは、例えば、約99まで、または約98までのL*白色度を有し得る。
カオリンは、例えば、約3以下のb*黄色度を有し得る。例えば、カオリンは、約2.9以下、または約2.8以下、または約2.7以下のb*黄色度を有し得る。カオリンは、例えば、約2.6のb*黄色度を有し得る。カオリンは、例えば、約−100以上のb*黄色度を有し得る。例えば、カオリンは、約−50以上、または約−25以上、または約−20以上、または約−10以上、または約−5以上、または約−4以上のb*黄色度を有し得る。
カオリンは、例えば、約0以下のa*緑色度を有し得る。例えば、カオリンは、約−0.05以下、または約−0.06以下、または約−0.07以下、または約−0.08以下、または約−0.09以下、または約−0.1以下のa*緑色度を有し得る。例えば、カオリンは、約−1以上、または約−0.5以上、または約−0.4以上、または約−0.3以上、または約−0.2以上のa*緑色度を有し得る。
*白色度、a*緑色度およびb*黄色度は、L***色空間を使用して判定する。化粧料組成物のL*白色度、a*緑色度およびb*黄色度は、上に記載した分光計MINOLTA CM−3700dを化粧料組成物に対して使用して測定できる。
カオリンは、例えば、少なくとも約1.2の屈折率を有し得る。例えば、カオリンは、少なくとも約1.3、または少なくとも約1.4、または少なくとも約1.5の屈折率を有し得る。例えば、カオリンは、約1.5、例えば約1.55の屈折率を有し得る。カオリンは、例えば、約2までの屈折率を有し得る。例えば、カオリンは、約1.9まで、または約1.8まで、または約1.7まで、または約1.6までの屈折率を有し得る。
カオリンの屈折率は、様々な比のエチレングリコールおよび水を含む組成物を使用して較正した屈折計(モデルBellingham&Stanley Ltd、London、No.9200077)を使用して、測定する。
カオリンは、例えば、少なくとも約70g/100gの吸油量を有し得る。例えば、カオリンは、少なくとも約72、または少なくとも約74、または少なくとも約75、または少なくとも約78、または少なくとも約80g/100gの吸油量を有し得る。例えば、カオリンは、少なくとも約81、または少なくとも約82、または少なくとも約83、または少なくとも約84g/100gの吸油量を有し得る。例えば、カオリンは、約84g/100gの吸油量を有し得る。カオリンは、例えば、約100g/100gまでの吸油量を有し得る。例えば、カオリンは、約95g/100gまで、または約90g/100gまで、または約85g/100gまでの吸油量を有し得る。
カオリンの吸油量は、4gの鉱物質に添加して、硬く滑らかなペーストが得られる量の油(亜麻仁油を用いた試験)である。吸油量値(mL/100g)は、鉱物質が油および有機成分を吸収する能力を評価する(標準方法IS 787/5)。
カオリンは、例えば、少なくとも約150g/lのかさ密度を有し得る。例えば、カオリンは、少なくとも約160g/l、または少なくとも約170g/l、または少なくとも約180g/l、または少なくとも約190g/l、または少なくとも約195g/lのかさ密度を有し得る。例えば、カオリンは、約200g/lのかさ密度を有し得る。カオリンは、例えば、約400g/lまでのかさ密度を有し得る。例えば、カオリンは、約350g/lまで、または約300g/lまで、または約290g/lまで、または約280g/lまで、または約270g/lまで、または約260g/lまで、または約250g/lまで、または約240g/lまで、または約230g/lまで、または約220g/lまで、または約210g/lまでのかさ密度を有し得る。
カオリンのかさ密度は、カオリンを、体積が分かっている容器に入れること、およびこれを秤量することにより測定する(標準方法EN 1097/3)。
カオリンは、例えば、少なくとも約8m2/gの表面積を有し得る。例えば、カオリンは、少なくとも約9m2/g、または少なくとも約10m2/g、または少なくとも約11m2/g、または少なくとも約12m2/g、または少なくとも約13m2/gの表面積を有し得る。例えば、カオリンは、約14m2/gの表面積を有し得る。カオリンは、例えば、約25m2/gまでの表面積を有し得る。例えば、カオリンは、約20m2/gまで、または約19m2/gまで、または約18m2/gまで、または約17m2/gまで、または約16m2/gまで、または約15m2/gまでの表面積を有し得る。
カオリンの表面積は、DIN ISO 9277に従って、BET窒素吸収により、例えばMicromeriticsから入手できるTrisTarという機械を使用して測定できる。
カオリンは、例えば、少なくとも約2の比重を有し得る。例えば、カオリンは、少なくとも約2.1、または少なくとも約2.2、または少なくとも約2.3、または少なくとも約2.4、または少なくとも約2.5、または少なくとも約2.6の比重を有し得る。例えば、カオリンは、約3まで、または約2.9まで、または約2.8まで、または約2.7までの比重を有し得る。
カオリンの比重は、乾燥粉末の質量をその体積で割る計算により測定され、体積は、室温にて、水を置換媒体として使用して計算する。
カオリンは、例えば、約0.1質量%〜約5質量%の範囲の量で化粧料組成物に存在し得る。例えば、カオリンは、約0.1質量%〜約4質量%、または約0.1質量%〜約3質量%、または約0.1質量%〜約2質量%の範囲の量で化粧料組成物に存在し得る。例えば、カオリンは、約0.1質量%〜約1.9質量%、または約0.1質量%〜約1.8質量%、または約0.1質量%〜約1.7質量%、または約0.1質量%〜約1.6質量%、または約0.1質量%〜約1.5質量%、または約0.1質量%〜約1.4質量%、または約0.1質量%〜約1.3質量%、または約0.1質量%〜約1.2質量%、または約0.1質量%〜約1.1質量%、または約0.1質量%〜約1質量%の範囲の量で化粧料組成物に存在し得る。例えば、カオリンは、約0.1質量%〜約0.9質量%、または約0.2質量%〜約0.8質量%、または約0.3質量%〜約0.7質量%の範囲の量で化粧料組成物に存在し得る。
化粧料組成物は、例えば、液体化粧料組成物であり得る。化粧料組成物は、例えば、液体石鹸、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたは液体メーキャップ組成物であり得る。液体石鹸は、例えば、ハンドソープおよび/またはボディウォッシュおよび/またはヘアシャンプーであり得る。
化粧料組成物は、例えば、固体化粧料組成物であり得る。化粧料組成物は、例えば、固形整髪料、固形デオドラントまたは固形メーキャップ組成物であり得る。例えば、化粧料組成物は口紅であり得る。
美容上許容される担体は、生物(例えばヒト)の任意のケラチン表面(例えば皮膚、口唇または毛髪)への塗布に適合する媒体である。結果として、本開示による化粧料組成物は、皮膚、口唇および/または毛髪と不適合である、かつ/または、それらへの塗布が容認されない化合物を含まなくてよい。「適合する」という用語は、例えば、担体が、適用されるケラチン表面に刺激を引き起こさないことを意味し得る。
適切な美容上許容される担体は、当業者に周知であり、化粧料組成物の意図された最終使用に従って選択される。美容上許容される担体は、溶液として、コロイド分散体、水中油エマルション、油中水エマルション、懸濁液、クリーム、ローション剤、ゲル、フォーム、ムース、スプレーまたは固体を含む多彩な形態であってよい。
例えば、化粧料組成物(例えばメーキャップまたは口紅組成物)は、1つもしくは複数の油(例えば1つもしくは複数の植物油(例えばヒマシ油)および/または1つもしくは複数の鉱油)、および/または1つもしくは複数のワックス(例えば1つもしくは複数の植物ワックス、および/または1つもしくは複数の鉱物ワックス、および/または1つもしくは複数の合成ワックス)、および/または1つもしくは複数の脂肪族アルコール、および/または1つもしくは複数の脂肪酸エステルを含む、美容上許容される担体を含み得る。
化粧料組成物は、1つまたは複数の標準的な化粧品原料、例えば、顔料(例えば着色顔料および/またはTiO2)、粉末吸収剤、芳香剤、親水性または親油性ゲル化および/または増粘剤、沈降防止剤、抗酸化剤、香料、防腐剤、中和剤、日焼け止め剤(例えばUV遮蔽剤)、ビタミン、保湿剤、コンディショニング剤、セルフタンニング化合物、皺防止活性剤、皮膚軟化剤、親水性または親油性活性成分、フリーラジカル対抗剤、金属イオン封鎖剤、着色剤、真珠光沢剤およびフィルム形成剤を含み得る。化粧料組成物に含まれている化粧品原料は、化粧料組成物の意図されている最終使用に従って選択され得る。化粧品原料は、生物(例えばヒト)の任意のケラチン表面(例えば皮膚、口唇または毛髪)への塗布に適合するという点においても、「美容上許容される」。
美容上許容される担体および任意の標準的な化粧品原料は、例えば、化粧料組成物の99.9質量%まで構成し得る。例えば、美容上許容される担体および標準的な化粧品原料は、化粧料組成物の99質量%まで、または化粧料組成物の約98.5質量%まで、または約98質量%まで、または約97.5質量%まで、または約97質量%まで構成し得る。
例えば、口紅組成物は、約99質量%までの美容上許容される担体、約1質量%〜約10質量%の顔料、および約0.5質量%〜約3質量%の標準的な化粧品原料を含み得る。
使用
化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用は、本明細書でも開示されている。化粧料組成物およびカオリンは、例えば、上記の実施形態のいずれかに、それらの任意の組合せを含めて、従っていてよい。
カオリンは、例えば、化粧料組成物における1つまたは複数の乳白剤の少なくとも一部に置き換わるように使用され得る。例えば、カオリンは、化粧料組成物における乳白剤の少なくとも約20質量%、または化粧料組成物における乳白剤の少なくとも約30質量%、または少なくとも約40質量%、または少なくとも約50質量%、または少なくとも約60質量%、または少なくとも約70質量%、または少なくとも約80質量%、または少なくとも約90質量%、または少なくとも約95質量%に置き換わるように使用され得る。例えば、カオリンは、化粧料組成物における乳白剤のすべてに置き換わるように使用され得る。
カオリンは、例えば、化粧料組成物における1つまたは複数の乳白剤に、乳白剤1質量%:カオリン1質量%〜乳白剤1質量%:カオリン1.5質量%の比で置き換わるように使用され得る。
化粧料組成物における1つまたは複数の乳白剤の少なくとも一部の置き換えは、例えば、化粧料組成物の絶対不透明度を、約10%(すなわち+/−10%)以下変化させ得る。例えば、化粧料組成物における1つまたは複数の乳白剤の少なくとも一部の置き換えは、化粧料組成物の不透明度を、約9%以下、または約8%以下、または約7%以下、または約6%以下、または約5%以下、または約4%以下、または約3%以下、または約2%以下、または約1%以下変化させ得る。
カオリンは、例えば、化粧料組成物の不透明度を、少なくとも約5%上昇させるために使用され得る。例えば、カオリンは、化粧料組成物の不透明度を、少なくとも約10%、または少なくとも約15%、または少なくとも約20%、または少なくとも約25%、または少なくとも約30%、または少なくとも約35%、または少なくとも約40%、または少なくとも約45%、または少なくとも約50%、または少なくとも約55%、または少なくとも約60%、または少なくとも約65%、または少なくとも約70%、または少なくとも約75%、または少なくとも約80%上昇させるために使用され得る。カオリンは、例えば、化粧料組成物が、約0.5質量%以下の乳白剤、または約0.4質量%以下の乳白剤、または約0.3質量%以下の乳白剤、または約0.2質量%以下の乳白剤、または約0.1質量%以下の乳白剤を含む場合、化粧料組成物の不透明度を上昇させるために使用され得る。カオリンは、例えば、化粧料組成物が0質量%の乳白剤を含む場合、化粧料組成物の不透明度を上昇させるために使用され得る。
化粧料組成物を作製する方法
本明細書で開示されている化粧料組成物を作製する方法も、本明細書で開示されている。この方法は、美容上許容される担体およびカオリンおよび他の任意選択の原料を組み合わせるステップを含む。化粧料組成物の成分は、例えば、当業者に公知の装置を使用して混合して、例えば、溶液、コロイド分散体、水中油エマルション、油中水エマルション、懸濁液、クリーム、ローション、ゲル、フォーム、ムースまたはスプレーを形成できる。
(実施例1)
表1で示されている鉱物質を使用して、Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に2質量%の鉱物質を含む組成物を作製した。Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に1質量%のOpulyn(商標)301(0.17mmの平均粒径、1.03G/MIの密度および50Cpsの粘度を有するスチレン/アクリレートコポリマー)を含む組成物も対照として作製した。
組成物の不透明度は、1cmの高さおよび3.5cmの直径を有する透明な容器を使用して、上記のコントラストカード法を使用して判定した。結果を図1に示す。
組成物のL*白色度およびb*黄色度は、上に記載されているように判定した。結果を図2に示す。
10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、組成物の安定性も判定した。結果を図3に示す。
(実施例2)
表2で示されている鉱物質を使用して、Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に0.75質量%の鉱物質を含む組成物を作製した。Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に0.5質量%Opulyn(商標)301(0.17mmの平均粒径、1.03G/MIの密度および50Cpsの粘度を有するスチレン/アクリレートコポリマー)を含む組成物も対照として作製した。
組成物の不透明度は、上記のコントラストカード法を使用して判定した。結果を図4に示す。
組成物のL*白色度およびb*黄色度は、上に記載したように判定した。結果を、図5に示す。
10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、組成物の安定性も判定した。結果を図6に示す。
(実施例3)
実施例2に記載されている組成物の粘度は、Brookfield machine、mobile 4を使用して、1、10および100rpmで1分混合した後で判定した。結果を表3に示す。
鉱物質は、粘度およびpHに最小限の影響しか及ぼさない。これは、販売の際に、この化粧料組成物の配合物を変化させる必要がないことを意味する。

Claims (44)

  1. 美容上許容される担体;
    カオリン;および
    約0.5質量%未満の乳白剤
    を含む化粧料組成物であって、約40%以上の不透明度を有することを特徴とする、化粧料組成物。
  2. 約50%以上、例えば約60%以上の不透明度を有する、請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. カオリンなしの対応する化粧料組成物の不透明度よりも、少なくとも約5%高い不透明度を有する、請求項1または2に記載の化粧料組成物。
  4. 約80以上、または約85以上、または約90以上、または約80〜約85の範囲のL*白色度を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  5. 約1以下、例えば約0.5以下のb*黄色度を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  6. 約3〜約8の範囲のpHを有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  7. 10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、5%(v/v)未満、例えば3%(v/v)未満、例えば2%(v/v)未満の沈降を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  8. 約0.4質量%以下、例えば約0.3質量%以下、例えば約0.2質量%以下の乳白剤を含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  9. 0質量%の乳白剤を含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  10. 前記カオリンが、焼成カオリンである、請求項1から9のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  11. 前記カオリンが、約0.5〜約0.9μmの範囲のd50を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  12. 前記カオリンが、約1.8〜約2.2μmの範囲のd90を有する、請求項1から11のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  13. 前記カオリンが、約0.2〜約0.6μmの範囲のd10を有する、請求項1から12のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  14. 前記カオリンが、少なくとも約88、例えば少なくとも約90のL*白色度を有する、請求項1から13のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  15. 前記カオリンが、約3以下、例えば約2.8以下のb*黄色度を有する、請求項1から14のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  16. 前記カオリンが、少なくとも約1.2、例えば約1.2〜約1.8の屈折率を有する、請求項1から15のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  17. 前記カオリンが、少なくとも約70g/100g、例えば約70〜約100g/100gの範囲の吸油量を有する、請求項1から16のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  18. 前記カオリンが、少なくとも約150g/l、例えば約150〜約400g/lのかさ密度を有する、請求項1から17のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  19. 前記カオリンが、少なくとも約8m2/g、例えば約8〜約25m2/gの表面積を有する、請求項1から18のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  20. 固体または液体の化粧料組成物である、請求項1から19のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  21. 液体石鹸(例えばハンドソープ、ボディウォッシュ、ヘアシャンプー)、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物(例えば口紅)である、請求項1から20のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  22. 化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用。
  23. 前記カオリンが、前記組成物における別の乳白剤の少なくとも一部を置き換えるために使用される、請求項22に記載の使用。
  24. 前記カオリンが、前記組成物におけるスチレン乳白剤の少なくとも一部を置き換えるために使用される、請求項22または23のいずれか1項に記載の使用。
  25. 前記カオリンが、前記化粧料組成物の不透明度を、少なくとも約5%、例えば少なくとも約10%、例えば少なくとも約20%上昇させる、請求項22から24のいずれか1項に記載の使用。
  26. 前記化粧料組成物が、約40%以上、例えば約50%以上、例えば約40%以上の不透明度を有する、請求項22から25のいずれか1項に記載の使用。
  27. 前記化粧料組成物が、約80以上、または約85以上、または約90以上、または約80〜約85の範囲のL*白色度を有する、請求項22から26のいずれか1項に記載の使用。
  28. 前記化粧料組成物が、約1以下、例えば約0.5以下のb*黄色度を有する、請求項22から27のいずれか1項に記載の使用。
  29. 前記化粧料組成物が、約3〜約8の範囲のpHを有する、請求項22から28のいずれか1項に記載の使用。
  30. 前記化粧料組成物が、10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、5%(v/v)未満、例えば3%(v/v)未満、例えば2%(v/v)未満の沈降を有する、請求項22から29のいずれか1項に記載の使用。
  31. 前記化粧料組成物が、約0.5質量%未満、例えば約0.4質量%以下、例えば約0.2質量%以下の他の乳白剤を含む、請求項22から30のいずれか1項に記載の使用。
  32. 前記化粧料組成物が、0質量%の乳白剤を含む、請求項22から31のいずれか1項に記載の使用。
  33. 前記カオリンが、焼成カオリンである、請求項22から32のいずれか1項に記載の使用。
  34. 前記カオリンが、約0.5〜約0.9μmの範囲のd50を有する、請求項22から33のいずれか1項に記載の使用。
  35. 前記カオリンが、約1.8〜約2.2μmの範囲のd90を有する、請求項22から34のいずれか1項に記載の使用。
  36. 前記カオリンが、約0.2〜約0.6μmの範囲のd10を有する、請求項22から35のいずれか1項に記載の使用。
  37. 前記カオリンが、少なくとも約88、例えば少なくとも約90のL*白色度を有する、請求項22から36のいずれか1項に記載の使用。
  38. 前記カオリンが、約3以下、例えば約2.8以下のb*黄色度を有する、請求項22から37のいずれか1項に記載の使用。
  39. 前記カオリンが、少なくとも約1.2、例えば約1.2〜約1.8の屈折率を有する、請求項22から38のいずれか1項に記載の使用。
  40. 前記カオリンが、少なくとも約80g/100g、例えば約80〜約100g/100gの範囲の吸油量を有する、請求項22から39のいずれか1項に記載の使用。
  41. 前記カオリンが、少なくとも約150g/l、例えば約150〜約400g/lのかさ密度を有する、請求項22から40のいずれか1項に記載の使用。
  42. 前記カオリンが、少なくとも約8m2/g、例えば約8〜約25m2/gの表面積を有する、請求項22から41のいずれか1項に記載の使用。
  43. 前記化粧料組成物が、固体または液体の化粧料組成物である、請求項22から42のいずれか1項に記載の使用。
  44. 前記化粧料組成物が、液体石鹸(例えばハンドソープ、ボディウォッシュ、ヘアシャンプー)、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物(例えば口紅)である、請求項22から43のいずれか1項に記載の使用。
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