JP6228484B2 - 多層型油性化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、多層型油性化粧料に関し、更に詳しくは、静置状態では、粉体を含む層と油層の多層に分かれ、使用時に振とうして均一に分散させる多層型油性化粧料に関し、更に詳しくは、静置時には粉体が速やかに沈降し、振とう時には粉体が速やかに均一に分散し、また粉体の凝集やケーキング(粉体が固くなり分散しづらくなること)がなく、静置状態で粉体は凝集した層にはならず、粉体と油を含む混合層となり、この混合層を所望の高さに調整することが可能で審美性に優れ、滑らかな使用感を有する多層型油性化粧料に関するものである。
近年、市場には多種多様な化粧料があふれ、消費者の選択肢の幅が広がったことにより、化粧料にはより高い付加価値が求められるようになってきている。特に、保湿効果など化粧料の持つ基本的な機能性の高さに加えて、使用感の良さや外観の審美性など、より高い満足感を得られる価値が求められる傾向にある。
特に外観の審美性については、消費者に与えるインパクトが大きく、他の化粧料との差別化を容易に図れることから多くの検討がなされている。
従来より、その外観の美麗さから二層や三層に分離した液状化粧料はよく知られており、静置状態では多層状態を保ち、使用時には振とう混合することで均一となったものを用いその使用感や使用性を向上させる検討がなされてきた。
例えば、特定の粒子系のオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体と、疎水化処理粉体と特定の油相とを含有し、さっぱりとした使用感を有し、しかもべたつきやきしみ等がなく、垂れ落ちのしない技術などがある(特許文献1参照)。
特開平07−267820号公報
しかしながら、多層化粧料において、外観の審美性を向上させるために、静置状態で各層の配分や、粉体を含む層を所望の高さに調整することを検討した技術はなかった。
外観の審美性においては、静置状態で粉体を含む層と他の層に分離し、粉体を含む層中で、粉体は凝集せずに浮遊している状態を保つことができれば、美しさは更に向上すると考えられる。
ところが、粉体を含有し多層を形成する化粧料の場合、分散媒より比重が大きい粉体は、下方に沈み、沈降した粉体は、凝集して、粉体のみを充填したものとほぼ同じ容積になることが一般的である。また、界面活性剤や粉体の表面処理により分散性を向上させると、多層に分離しなかったり、粉体が浮遊している界面と他の層の界面がぼやけてしまったりと、水と油の界面のようにはっきりせずに審美性が得られない場合があった。
そのため、静置状態で、外観は多層に分離するが、粉体は凝集した層にはならず、粉体含む混合層となり、この混合層を所望の高さに調整することが可能で審美性に優れる化粧料の開発が望まれていた。
そこで本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、液状油と粉体を含有する多層型化粧料に、平均粒径が1〜20nmで、且つ比表面積が100〜500m/gである無水ケイ酸を含有することにより、静置状態で粉体は凝集した層にはならず、粉体と油を含む混合層となり、この混合層を所望の高さに調整することが可能で審美性に優れるものとなり、静置時には粉体が速やかに沈降し、振とう時には粉体が速やかに均一に分散し、また粉体の凝集やケーキング(粉体が固くなり分散しづらくなること)がなく、滑らかな使用感も得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
(1)次の成分(a)〜(c);
(a)平均粒径1〜20nm、且つ比表面積100〜500m/gである無水ケイ酸
(b)液状油
(c)成分(a)以外の粉体
を含有し、
成分(b)の含有量が85〜99質量%である
ことを特徴とする多層型油性化粧料、
(2)更に、成分(d)界面活性剤を含有することを特徴とする前記(1)に記載の多層型油性化粧料、
(3)成分(a)と成分(b)と成分(c)の比が質量比で0.01〜5:90〜99:0.1〜10((a):(b):(c))であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の多層型油性化粧料、
(4)更に、成分(e)エチルアルコールを含有することを特徴とする前記(1)〜(3)の何れかに記載の多層型油性化粧料を提供するものである。
本発明の多層型油性化粧料は、静置時には粉体が速やかに沈降し、振とう時には粉体が速やかに均一に分散し、また粉体の凝集やケーキング(粉体が固くなり分散しづらくなること)がなく、静置状態で粉体は凝集した層にはならず、粉体と油を含む混合層となり、この混合層を所望の高さに調整することが可能で審美性に優れ、滑らかな使用感を有するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される成分(a)の無水ケイ酸としては、平均粒径1〜20nm、且つ比表面積100〜500m/gである無水ケイ酸で、化粧料に使用されるものであれば、特に限定されず、例えば四塩化ケイ素を水素と酸素炎中で加水分解して得られるものが挙げられる。
市販品としては、AEROSIL 130(平均粒径16nm、比表面積130m2/g)、AEROSIL 200、200V、200CF、200FAD(平均粒径12nm、比表面積200m/g)、AEROSIL 300、300CF(平均粒径7nm、比表面積300m/g)、AEROSIL 300CF、AEROSIL 380S(平均粒径7nm、比表面積300m/g)、(以上、日本アエロジル社製)等が挙げられ、これらを必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。
前記無水ケイ酸は、反応性オルガノシランやオルガノシラザン等で処理した疎水性無水ケイ酸でもよい。疎水化処理の方法としては、ジメチルジクロルシランによるジメチルシリル化処理、トリメチルクロルシランやヘキサメチルジシラザンによるトリメチルシリル化処理、オクチルトリクロルシランによるオクチルシリル化処理、ジメチルポリシロキサンやメチルハイドロジェンポリシロキサンによるシリコーン処理、金属セッケン化合物によるコーティング処理等が挙げられる。
市販品としては、AEROSIL R972(平均粒径16nm、比表面積110m/g)、AEROSIL R974(平均粒径12nm、比表面積170m/g)、AEROSIL R976(平均粒径9nm、比表面積240m/g)(以上、ジメチルジクロルシラン処理)、AEROSIL RX200(平均粒径12nm、比表面積140m/g)(ヘキサメチルジシラザン処理)、AEROSIL R805(平均粒径12nm、比表面積150m/g)(オクチルシラン処理)、AEROSIL RY200(平均粒径12nm、比表面積100m/g)(ジメチルシロキサン処理)(いずれも日本アエロジル社製)等が挙げられる。
成分(a)は化粧料に一般に用いられる無水ケイ酸であれば形状は特に限定されないが、平均粒径は1〜20nmであり、好ましくは1〜15nm、更に好ましくは5〜15nmである。比表面積は100〜500m/gであり、好ましくは150〜400m/g、更に好ましくは200〜300m/gである。無水ケイ酸が平均粒径1nm未満、比表面積100m/g未満であると、粉体と油を含む混合層と油層が明確に分かれず、審美性を損なうこととなる。また、無水ケイ酸が平均粒径20nmを超え、比表面積500m/gを超えると、滑らかな使用感が得られにくくなる。また、平均粒径が20nmを超え、比表面積が100m/g未満であると、特に粉体と油を含む混合層の形成が困難となる。
成分(a)の無水ケイ酸は疎水化処理していない方が、粉体と油を含む混合層を形成する点において好ましい。
本発明の多層型油性化粧料の成分(a)の含有量は、特に限定されないが、振とう時の再分散性に優れ、粉体の速やかな沈降により、静置状態で粉体は凝集した層にはならず、粉体と油を含む混合層となり、所望の高さに調整することができる点において、全量中0.01〜5質量%(以下、単に「%」で示す。)が好ましく、0.1〜3%がより好ましい。
尚、本発明において成分(a)の特性は、次の方法で求められる。
平均粒子径は、レーザー散乱式粒度分布計(HORIBA社製)を用い、体積平均粒子径(D50)として測定した値である。
比表面積は、比表面積測定法(BET法:気体分子は窒素分子とした)により求めた値である。
本発明に使用される成分(b)の液状油としては、25℃で液状を呈する油剤であり、化粧料に使用されるものであれば、特に限定されず、揮発性、非揮発性や、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、炭化水素類、油脂類、紫外線吸収剤も含むエステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等が挙げられる。
具体的には、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、アボカド油、メドゥフォーム油等の油脂類、ホホバ油、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、2−エチルヘキサン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル、トリメリト酸トリトリデシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)等のエステル類、イソテアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、等の極性油、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質流動イソパラフィン、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、等の非極性油が挙げられ、これらを必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。
この中でも、多層を形成する点において、極性油又は、非極性油の場合は、シリコーン油類が好ましい。
また、更に極性油の中でもエステル油が好ましく、更に2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリチルが好ましい。市販品としては、例えばサラコス816T(日清オイリオグループ社製)、T.I.O.(日清オイリオグループ社製)、CETIOL PEEH−4(BASF社製)等を挙げることができる。
更に、滑らかな使用感を得る点においては、エステル油とシリコーン油と炭化水素油を併用することが好ましい。
本発明の多層型油性化粧料の成分(b)の含有量は、特に限定されないが、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保ち、滑らかな使用感の点において、全量中85〜99%が好ましく、90〜99%がより好ましく、更に95〜99%が好ましい。
更に、成分(b)は、20℃における粘度が500mPa・s以下である低粘度油を含むと、滑らかな使用感の点において好ましく、300mPa・s以下であると更に好ましく、特に100mPa・s以下であると好ましい。これらの低粘度油は、成分(b)全量中に80〜100%であることが好ましい。
これらの低粘度油としては、流動パラフィン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、2−エチルヘキサン酸セチル等が挙げられる。
尚、本発明において成分(b)の特性は、次の方法で求められる。
ブルックフィールド型粘度計である、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)を使用して測定した。測定方法は、測定試料を外径45mm、内径38mm、高さ82mmのガラス製ビンにエアスペースが生じないように充填し、ふたをして20℃恒温槽にて一昼夜放置する。翌日、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(登録商標)にて、付属の1〜4号ローターを用い、6〜30回転で1分後の測定値を読み取り、各々の乗数を乗し、粘度値を得た。
本発明に使用される成分(c)成分(a)以外の粉体としては、化粧料に使用されるものであれば、板状、紡錘状、針状、球状等の形状、煙霧状、微粒子級、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質、中空等の粒子構造等、特に限定されず用いることができる。具体的には、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、窒化ホウ素等の無機粉体類、ナイロン、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体、ポリエチレン、ポリスチレン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、ポリメチルシルセスキオキサン、ポリウレタン、ウール、シルク、N−アシルリジン、オルガノポリシロキサンエラストマー、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ポリメタクリル酸メチル等の有機粉体類、さらには、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青、ベンガラ等の有色無機顔料、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、有機顔料処理雲母チタン、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の樹脂積層末等の光輝性顔料、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等の、ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ有機顔料粉体等が挙げられ、これらを必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。またこれらの粉体は、一種又は二種以上を複合化したものを用いてもよく、その表面を油剤、シリコーン化合物、フッ素化合物、水溶性高分子、樹脂等の通常公知の表面処理剤で被覆処理して用いることもできる。
これらの中でも、特に審美性を高めるうえでは、光輝性顔料を含有すると好ましい。さらに具体的に記載すると、酸化チタン被覆雲母(エンゲルハード社製フラメンコシリーズ、など)、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆合成金雲母(日本光研社製プロミネンスシリーズなど)、ガラス末、酸化チタン被覆ガラス末(日本板硝子社製メタシャインMC1080RCシリーズ、エンゲルハード社製リフレックスシリーズなど)、酸化チタン被覆アルミナフレーク(メルク社製シローナシルバーなど)、酸化チタン被覆シリカフレーク(メルク社製シローナマジックモーヴなど)、酸化鉄・シリカ被覆アルミニウム(BASF社製シコパールファンタスティコゴールドなど)、酸化鉄・シリカ被覆酸化鉄、酸化チタン及び酸化ケイ素被覆雲母(メルク社製チミロンスプレンディッドシリーズ、同シローナカリビアンブルーなど)、酸化鉄被覆ガラス末、酸化鉄被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄・黒酸化鉄被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化鉄・カルミン被覆雲母チタン、酸化鉄・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化クロム被覆雲母チタン、黒酸化チタン被覆雲母チタン、魚鱗箔、酸化鉄被覆雲母、有機顔料被覆雲母チタン、多層被覆雲母チタン、ケイ酸・酸化チタン被覆雲母、ベンガラ被覆無水ケイ酸、酸化チタン被覆無水ケイ酸、酸化チタン被覆酸化アルミニウム等のパール剤や、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末(ダイヤ工業社製ダイヤホログラムシリーズ、DCグリッターシリーズなど)、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末(ダイヤ工業社製ダイヤホログラムシリーズなど)、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末(角八魚燐箔社製オーロラフレーシリーズなど)等の積層ラメ剤、及びアルミニウム粉(角八魚燐箔社製アルミフレークシリーズなど)、金粉、銀粉等の金属粉末が挙げられる。
本発明の多層型油性化粧料の成分(c)の含有量は、特に限定されないが、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保ち、滑らかな使用感の点において、全量中0.1〜10%が好ましく、0.5〜5%がより好ましい。
本発明の多層型油性化粧料の成分(a)と成分(b)と(c)の含有比は、特に限定されないが、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保ち、滑らかな使用感の点において、質量比で、成分(a):(b):(c)=0.01〜5:85〜99:0.1〜10が好ましい。
本発明の多層型油性化粧料に成分(d)界面活性剤を含有することにより、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保持する点を向上することができる。このような界面活性剤としては、化粧料に使用されるものであれば、特に限定されず、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、これらを必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものが挙げられ、例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙げられる。
これらの中でも、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保持する点において、アニオン性界面活性剤が好ましく、さらに好ましくはジ(C12−15)パレス−6リン酸、ジ(C12−15)パレス−8リン酸が挙げられる。市販品としては、例えばニッコール DDP−6(日光ケミカルズ社製)、ニッコール DDP−8(日光ケミカルズ社製)をあげることができる。
本発明の多層型油性化粧料の成分(d)の含有量は、特に限定されないが、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保つ点において、全量中0.01〜3%が好ましく、0.05〜1%がより好ましい。
本発明の多層型油性化粧料に成分(e)エチルアルコールを含有することにより、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保持する点を向上することができる。このようなエチルアルコールとしては、化粧料に使用されるものであれば、特に限定されず、用いることができる。
本発明の多層型油性化粧料の成分(e)の含有量は、特に限定されないが、粉体と油を含む混合層と他の油層が明確に分かれ、美しい多層状態を保つ点において、全量中0.1〜20%が好ましく、1〜15%がより好ましい。
本発明の多層型油性化粧料は上記成分(a)〜(e)の他に、通常化粧料に使用される成分を本発明の効果を妨げない範囲で、適宜含有することができる。
例えば、防腐剤、酸化防止剤、固形状の紫外線吸収剤、油性ゲル化剤、薬効成分、保湿剤、香料、水性成分等があげられる。
酸化防止剤としては、α−トコフェロール、アスコルビン酸等、紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、ベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、ビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2−ペンタジオール等があげられる。水性成分としては水、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。
本発明の多層型油性化粧料の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば成分(b)の液状油に、成分(a)の無水ケイ酸、成分(c)の(a)以外の粉体を分散することにより得ることができる。
本発明の多層型油性化粧料は、油剤を主成分とし、水の含有量が1%以下の実質的に水を含まないものである。静置状態では、粉体を含む層と油層の多層に分かれ、使用時に振とうして均一に分散させ、静置状態で粉体は凝集した層にはならず、粉体と油を含む混合層となるものである。油層は、1層に限らず、2層以上であってもよい。また、本発明の多層型油性化粧料は、口紅、アイシャドウ、ファンデーション、下地、ボディオイル、アイライナー、ボディペイント、日焼け止め、香水、コロン等に応用することができる。
本発明において、静置状態で粉体は凝集した層にはならず、粉体と油を含む混合層を形成するとは、下記の方法で確認することができる。
<遠心分離>
試料を15mlの沈殿管に14ml入れたものを2つ準備し20回ずつ振とうする。一方は、そのまま一週間静置する。他方は、遠心機を用いて、1000rpmで10分間遠心分離したのち一週間静置する。両者の粉体を含む層の界面の高さを比較して、遠心分離したものに比べ、遠心分離しなかったものが高い場合を、静置状態で粉体は凝集した層にはならないと判断した。
例えば、下記実施例1は、遠心分離したものは3.5ml位置に粉体を含む層の界面があるのに対し、遠心分離しなかったものは6.7ml位置に界面があることが確認できた。
次に実施例をあげて本発明を更に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
実施例1〜9、比較例1〜3:ボディオイル
下記表1に示す処方のボディオイルを調製し、滑らかな使用感、振とう時の再分散性、及び粉体の速やかな沈降性、静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合と分離について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
Figure 0006228484
*1:AEROSIL 300(日本アエロジル社製)
*2:AEROSIL R974(日本アエロジル社製)
*3:AEROSIL 50(日本アエロジル社製)
*4:TOSPEARL 3000A(モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ ジャパン社製)
*5:メチコン・ジメチコン3%処理TIMICA GOLD SPARKLE(BASF社製)
*6:メチコン・ジメチコン3%処理FLAMENCO SPARKLE GOLD(BASF社製)
*7:SHARON SUPER SPARKLE RED7400G(CQV社製)
*8:ニッコール DDP−6(日光ケミカルズ社製)
*9:コスモール 82(日清オイリオグループ社製)
(製造方法)
A:成分1〜10に成分11〜13を順次添加し、攪拌混合する。
B:Aに成分14〜19及び20〜22を加えて均一に分散する。
C:Bを容器に充填し、ボディオイルを得る。
(評価方法)
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.滑らかな使用感(きしみ、べたつきのなさ)
ロ.振とう時の再分散性
ハ.粉体の速やかな沈降性
ニ.静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合と分離状態
イについては、各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
ロの振とう時の再分散性については、各試料を室温にて一週間静置した後、20回振とうし、粉体の容器内での分散状態を下記4段階判定基準にて判定した。
ハの粉体の速やかな沈降性については、各試料2つずつを室温にて一週間静置した後、それぞれ1つの試料を20回ずつ振とうし、5分間室温にて静置した後の状態を、振とうしていないもう一つの試料の状態と比較し、外観が近いほど良好であるとし、下記4段階判定基準にてそれぞれ判定を行った。
ニの静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合(以下単に「分離の割合」ということがある。)と分離状態については、各試料を20回ずつ振とうし、室温にて一週間静置した後の割合と分離状態を下記4段階判定基準にて判定した。尚、当該ボディオイルは、粉体と油の混合層と油層(一層)の割合は容積で1:1を理想とした。
<滑らかな使用感(きしみ、べたつきのなさ)>
<評価基準>
(評点):(評価)
6点 : 非常に良好
5点 : 良好
4点 : やや良好
3点 : 普通
2点 : やや悪い
1点 : 悪い
0点 : 非常に悪い
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ : 5点を超える
○ : 3.5点を超え5点以下
△ : 2点を超え3.5点以下
× : 2点以下
<振とう時の再分散性、粉体の速やかな沈降>
4段階判定基準
(判定):(評価)
◎ : 非常に良好
○ : 良好
△ : やや不良
× : 不良
<静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合と分離状態>
4段階判定基準
(判定):(評価)
◎ :非常に良好:分離の割合は、0.9:1.1〜1.1:0.9の間に入り、二層の界面が分離していることがはっきりわかる
○ :良好 :分離の割合は、0.8:1.2〜1.2:0.8の間に入り、二層の界面が少しぼやけているが分離がはっきりわかる
△ :やや不良 :分離の割合が、0.8:1.2〜1.2:0.8の間に入らないか、二層の界面がかなりぼやけて分離がはっきりとわからない
× :不良 :二層分離しないか、分離しすぎてその割合が、0.5:1.5〜1.5:0.5の割合に入らない。
表1の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜9のボディオイルは、滑らかな使用感(きしみ、べたつきのなさ)、振とう時の再分散性、粉体の速やかな沈降性、静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合と分離状態の全てにおいて優れたものであった。
これに対して、成分(a)を含有しなかった比較例1は、粉体が沈降しすぎて、粉体と油の混合層の割合が非常に小さくなってしまい、美しい外観は得られず、振とう時の再分散性も悪いものとなった。尚、粉体と油の混合層は、前記<遠心分離>の確認方法を用いた結果、遠心分離したものと遠心分離しなかったもののどちらも3ml位置に界面があり、粉体が凝集している状態となってしまったことがわかる。
成分(a)の替わりに、平均粒径、比表面積が範囲外の無水ケイ酸を含有しても、改善されなかった。
また、精製水を追加した比較例3においては、べたつきを多く感じ伸び広がIりが悪いものとなり、振とう時の再分散性が悪く、分離の割合で粉体と油の混合層が大きくなってしまい、審美性に劣るものとなった。
実施例10:化粧用下地
(成分) (%)
1.流動パラフィン 10
2.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 70
3.メドゥフォーム油 10
4.ホホバ油 残量
5.無水ケイ酸 *10 0.5
6.疎水化処理板状粉体 *11 1
7.タルク 1
8.黄酸化鉄 0.2
9.黒酸化鉄 0.1
10.ベンガラ 0.1
11.エチルアルコール 3
12.香料 0.05
13.ポリソルベート80 *12 0.1
*10:AEROSIL 380S(平均粒径7nm、比表面積300m2/g)(日本アエロジル社製)
*11:チミロンスーパーゴールド(雲母チタン)(メルク社製)の5%流動パラフィン処理
*12:ノニオン OT−221R(日油社製)
(製造方法)
A:成分1〜4を均一に分散する。
B:Aに成分5〜13を順次添加し均一に混合する。
C:Bを容器に充填し、化粧用下地を得る。
実施例10の化粧用下地は、滑らかな使用感(きしみ、べたつきのなさ)、振とう時の再分散性、粉体の速やかな沈降性、静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合と分離状態に優れた多層型油性化粧料であった。
実施例11:口紅
(成分) (%)
1.流動パラフィン 10
2.2−エチルヘキサン酸セチル 5
3.メドゥフォーム油 70
4.アボカド油 残量
5.疎水性煙霧状無水ケイ酸 *13 4
6.疎水化処理板状粉体 *14 0.5
7.疎水化処理板状粉体 *15 0.5
8.タルク 1
9.黄酸化鉄 0.5
10.黒酸化鉄 0.1
11.ベンガラ 0.5
12.赤色202号 0.2
13.青404号 0.1
14.エチルアルコール 3
15.香料 0.1
16.PEG−10ジメチコン *16 0.1
*13:AEROSIL R805(平均粒径12nm、比表面積150m2/g)(日本アエロジル社製)
*14:メタシャイン1080RC−Y(酸化チタン被覆ガラス末)(日本板硝子社製)のパーフルオロオクチルトリエトキシシラン5%処理
*15:クロイゾネコッパー(ベンガラ被覆雲母チタン)(エンゲルハード社製)のパーフルオロオクチルトリエトキシシラン5%処理
*16:シリコンKF-6017(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分1〜4を均一に分散する。
B:Aに成分5〜16を順次添加し均一に混合する。
C:Bを塗布体付透明容器に充填し、口紅を得る。
実施例11の口紅は、滑らかな使用感(きしみ、べたつきのなさ)、振とう時の再分散性、粉体の速やかな沈降性、静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合と分離状態に優れた多層型油性化粧料であった。
実施例12:日焼け止め
(成分) (%)
1.流動パラフィン 10
2.ジメチルポリシロキサン(10mm/s、25℃) 50
3.エチルヘキサン酸セチル 25
4.アボカド油 残量
5.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5
6.無水ケイ酸 *1 1
5.疎水化処理板状粉体 *17 0.5
7.酸化チタン 1
8.酸化亜鉛 1
9.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 0.5
10.エチルアルコール 1
11.香料 0.1
*17:XIRONA INDIAN SUMMER(ベンガラ処理無水ケイ酸)(メルク社製)のジメチコン2%処理
(製造方法)
A:成分1〜5を均一に分散する。
B:Aに成分6〜11を順次添加し均一に混合する。
C:Bを容器に充填し、日焼け止めを得る。
実施例12の日焼け止めは、滑らかな使用感(きしみ、べたつきのなさ)、振とう時の再分散性、粉体の速やかな沈降性、静置状態の粉体と油の混合層と他の油層の割合と分離状態に優れた多層型油性化粧料であった。

Claims (4)

  1. 次の成分(a)〜(c);
    (a)平均粒径1〜20nm、且つ比表面積100〜500m/gである無水ケイ酸
    (b)液状油
    (c)成分(a)以外の粉体
    を含有し、
    成分(b)の含有量が85〜99質量%である
    ことを特徴とする多層型油性化粧料。
  2. 更に、成分(d)界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の多層型油性化粧料。
  3. 成分(a)と成分(b)と成分(c)の比が質量比で0.01〜5:90〜99:0.1〜10((a):(b):(c))であることを特徴とする請求項1又は2に記載の多層型油性化粧料。
  4. 更に、成分(e)エチルアルコールを含有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の多層型油性化粧料。
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