JP3608774B2 - 二層液状日焼け止め化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は二層液状日焼け止め化粧料に関する。さらに詳しくは、不使用時に卓上に置いておくと、上層が油相、下層が粉末相に分かれていて、使用時に振盪すると二層が容易に混ざり合って均一に分散して液状を呈し、再分散性に優れるとともに透明性に優れ、さらには、使用時ののびがきわめて軽く、肌へ負担を与えず、仕上がりの均一性、化粧もち、紫外線防御効果に優れるとともに、使用感触に優れた、新規な二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、日焼け止め化粧料として、一般に油中水型(W/O型)や水中油型(O/W型)の乳化組成物が用いられている。また、微粒子二酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等を化粧料中へ配合することにより紫外線防御効果を高めることが知られている。
【0003】
しかしながら、乳化組成物に微粒子二酸化チタンや微粒子酸化亜鉛等を配合した場合、乳化構成成分の影響を受け、これら粉末の分散が不十分となり、透明性が劣ったり、紫外線防止効果が期待通りに得られなかったりするという問題がある。また、化粧もちの点でも、乳化組成物では不十分であるという問題がある。
【0004】
本出願人は先に、使用時ののびが極めて軽く、耐水性、耐汗性に優れる油性メーキャップ化粧料として、特定の構成からなる油相と、粉末とを含有する二層液状メーキャップ化粧料を開発した(特公平6−99282号公報)が、該公報の発明では、微粒子二酸化チタンや微粒子酸化亜鉛の分散性についての検討はされていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、微粒子二酸化チタンや微粒子酸化亜鉛の分散性について鋭意検討した結果、これら微粒子粉末は水相中よりも油相中において分散性が良好であり、かつ、両親媒性分散剤を併用することにより、実質的に界面活性剤を用いることなく、分散性をより高めることができるとともに、紫外線防御効果、仕上がりの均一性、透明性に優れた、二層液状の油性日焼け止め化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、油相と、少なくとも微粒子二酸化チタンおよび/または微粒子酸化亜鉛を含む粉末成分と、両親媒性分散剤を含有する、二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0007】
上記において、両親媒性分散剤が高級脂肪酸であるのが好ましい。
【0008】
また本発明は、さらにオルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を含む、上記二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0009】
また本発明は、さらに粘土鉱物系粉体を含む、上記二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0010】
また本発明は、さらに油溶性樹脂を含む、上記二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0011】
また本発明は、さらに低級アルコールを含む、上記二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0012】
また本発明は、さらに保湿剤を含む、上記二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0013】
また本発明は、さらに紫外線吸収剤を含む、上記二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0014】
また本発明は、実質的に界面活性剤を含まない、上記二層液状日焼け止め化粧料に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
【0016】
本発明の日焼け止め化粧料は、油相と、少なくとも微粒子二酸化チタンおよび/または微粒子酸化亜鉛を含む粉末成分と、両親媒性分散剤を含有する。
【0017】
油相に用いられる油分としては、流動パラフィン、スクワラン等の脂肪族炭化水素;ミンク油、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリン等の動植物油;イソプロピルミリステート、オクチルドデシルミリステート、トリメチロールプロパントリ−2−エチルヘキサノエート、トリメチロールプロパントリイソステアレート、ペンタンエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサノエート、グリセリルトリ−2−エチルヘキサノエート、セチル2−エチルヘキサノエート、ネオペンチルグリコール2−エチルヘキサノエート、ネオペンチルグリコールジカプレート、イソオクチルイソパルミテート、イソノナン酸イソノニル、ヘキシルデシルジメチルオクタノエート、オクチルドデシルジメチルオクタノエート、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油;イソステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール;常圧における沸点260℃以下のイソパラフィン〔例えばアイソパーA、同C、同E、同G、同H、同K、同L、同M(以上、いずれもエクソン社製)、シェルゾール71(シェル社製)、ソルトロール100、同130、同220(以上、いずれもフィリップ社製)など〕;シリコーン油等が挙げられる。
【0018】
本発明では特に、「のび」などの使用性の点から、油分として揮発性油分を主油分として用いるのが好ましい。揮発性油分を主油分として用いることにより、塗布中はのびが軽く肌に負担を与えず、塗布後はさっぱりとした使用感を与えるとともに、耐水、耐油、および耐皮脂性に優れるという効果をより有利に発揮し得る。このような揮発性油分として、上記した低沸点(常圧における沸点260℃以下)イソパラフィンや、低沸点シリコーン油等が好ましく用いられる。
【0019】
低沸点シリコーン油としては、例えば下記式(I)
【0020】
【化1】
【0021】
(式中、R1〜R8は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6の低級アルキル基またはフェニル基を表し;mは0〜250の整数を表す)
で表される鎖状シリコーン油、下記式(II)
【0022】
【化2】
【0023】
(式中、R9、R10はそれぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜6の低級アルキル基を表し;nは3〜7の整数を表す)
で表される環状シリコーン油等が好ましいものとして挙げられる。
【0024】
上記式(I)で表される鎖状シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が例示される。
【0025】
上記式(II)で表される環状シリコーン油としては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサンが挙げられる。
【0026】
これらシリコーン油は、具体的には、SH244、SH344、SH245、DC345(以上、いずれもトーレ・シリコーン社製)、KF994、KF995、KF996、KF9956(以上、いずれも信越化学工業社製)、TSF404、TSF405、TSF406(以上、いずれも東芝シリコーン社製)等として商業的に入手可能である。
【0027】
本発明では、油相を構成する各油分の粘度は低〜高粘度のものまで種々あるが、本発明では、塗布中のべたつきのなさ等の使用性の点から、これら油分により構成される油相の粘度が25℃で500mPa・s以下であるのが好ましく、高粘度油分の配合も、油相全体の粘度が25℃で500mPa・s以下に収まる範囲となるよう配合するのが好ましい。なお、上述したように、「のび」などの使用性の点から、揮発性油分を主油分として配合するのが好ましい。なお、粘度はB型粘度計等で測定することができる。
【0028】
油分の配合量は、総油相量として化粧料全量中の95〜40重量%が好ましい。
【0029】
油相には、分散性のより一層の向上、化粧もちなどの点から、油溶性樹脂を配合してもよい。かかる油溶性樹脂の配合も、油相の粘度が25℃で500mPa・s以下に収まる範囲で配合するのが好ましい。
【0030】
このような油溶性樹脂としては、例えば芳香族炭化水素樹脂〔日石ネオポリマーT、120、140(以上、いずれも日本石油社製)、等〕、テルペン系樹脂〔Quintone A−100、B−170、C−100(以上、いずれも日本ゼオン社製)、等〕、ポリブデン〔ポリブデン200(出光石油社製)、等〕、ポリイソプレン〔エスコレツ1071U、1103U(以上、いずれもエクソン社製)、等〕、アルキド樹脂〔ベッコゾールEL8011、ソリッドベッコゾールNo.31、No.96(以上、いずれも大日本インキ社製)、等〕、PVP変成ポリマー〔Ganex V−216、V−220(以上、いずれも五協産業社製)、等〕、シリコーン樹脂〔KP−285、KR−278、KR−266、KR−114(以上、いずれも信越化学工業社製)、等〕などが挙げられる。
【0031】
上記シリコーン樹脂としては、例えば、SiO2、RSiO3/2、R2SiO(Rは水素、炭素原子数1〜6の炭化水素基またはフェニル基を表す)なる構造単位の1種または2種以上からなる共重合体、あるいはその末端をR3SiO1/2(Rは上記と同じ)で封鎖した共重合体等が好ましいものとして挙げられる。これらの中でも、SiO2とRSiO3/2(Rは上記したとおり)の組み合わせからなる共重合体が、より一層の再分散性の向上、化粧もち等の点から好ましく用いられる。シリコーン樹脂として、具体的にはトリメチルシロキシシリケート、ポリエーテル等が好ましいものとして挙げられる。これらシリコーン樹脂を配合する場合、化粧料全量中0.1〜30重量%程度が好ましく、特には1〜15重量%程度である。
【0032】
これらシリコーン樹脂は、対応する既知のシラン類の加水分解など、公知の方法で得られる。
【0033】
また、油相中には、清涼感等の使用性向上のために、炭素原子数1〜6の低級アルコールの1種または2種以上を配合してもよい。具体的にはメチルアルコール、エチルアルコール、ブチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、ペンチルアルコール等が挙げられる。これらアルコールは、油相の粘度等によっても異なるが、好ましくは化粧料全量中に0.1〜20重量%程度、特には1〜10重量%程度配合される。
【0034】
油相には、さらにしっとり感等の使用性向上、再分散性のより一層の向上等のために保湿剤を配合してもよい。保湿剤としては、一般に化粧品分野において用いられ得るものであれば特に限定されるものでなく、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、トリメチルグリシン等が挙げられる。これらの保湿剤は、1種または2種以上を用いることができる。保湿剤は化粧料全量中に0.1〜20重量%程度配合するのが好ましく、特には1〜10重量%程度である。
【0035】
本発明二層液状日焼け止め化粧料では、粉末成分として、少なくとも微粒子二酸化チタンおよび/または微粒子酸化亜鉛が配合される。
【0036】
微粒子二酸化チタン、微粒子酸化亜鉛は、紫外線散乱能や透明性等の点から、いずれも平均粒子径0.10μm程度以下のものが好ましく用いられる。これら微粒子二酸化チタン、微粒子酸化亜鉛の配合量は、紫外線防御効果、仕上がりの透明性等の点から、化粧料全量中、0.1〜35重量%程度が好ましく、特には1〜25重量%程度である。
【0037】
粉末成分としては、着色性、メーキャップ性等の点から、さらに色材を配合してもよい。このような色材としては、例えば酸化鉄、酸化クロム、二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛等の金属酸化物などが挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。これら金属酸化物(色材)は、用いる金属の種類にもよるが、着色性等の点から、一般に平均粒子径2.0μm程度以下のものが好ましく用いられる。色材は、化粧料全量中に0.01〜30重量%程度配合するのが好ましく、特には0.1〜20重量%程度である。
【0038】
本発明ではさらに、なめらかな使用感触、再分散性の向上等の点から、粉末成分として、さらにオルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を配合するのが好ましい。
【0039】
オルガノポリシロキサン架橋弾性粉末は、例えば硬化性オルガノポリシロキサン組成物を加熱等の手段によって架橋、硬化させることによって得ることができる。
【0040】
上記硬化性オルガノポリシロキサン組成物としては、白金系触媒存在下に付加反応により硬化する付加反応硬化型オルガノポリシロキサンエラストマー組成物、縮合反応により硬化する縮合反応硬化型オルガノポリシロキサンエラストマー組成物(縮合反応としては脱水、脱オキシム、脱アミン、脱アミド、脱カルボン酸、脱ケトンが例示される)、有機過酸化物により加熱下硬化する過酸化物硬化型オルガノポリシロキサンエラストマー組成物、γ線、紫外線、若しくは電子線照射によって硬化する高エネルギー線硬化型オルガノポリシロキサンエラストマー組成物、あるいは上記の各反応によって硬化するオルガノポリシロキサンレジン組成物が挙げられる。これらの中でも、硬化速度が速いことや硬化の均一性に優れる等の点から付加反応型のオルガノポロシロキサンエラストマー組成物やレジン組成物が好ましく用いられる。付加反応の際に用いられる白金系触媒としては、塩化白金酸およびこれをアルコールやケトン類に溶解させたもの、塩化白金酸とオレフィン類との錯化合物、塩化白金酸とアルケニルシロキサンとの錯化合物、塩化白金酸とジケトンとの錯化合物、白金黒および白金を担体に保持させたもの等が例示される。
【0041】
これらの硬化性オルガノポリシロキサン組成物の主剤となるオルガノポリシロキサンのケイ素原子に結合する有機基としては、1価炭化水素基が例示され、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基のようなアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基のようなアルケニル基、2−エチルフェニル基、2−フェニルプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基のような置換アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基のようなアリール基、フェニルエチル基のような置換アリール基あるいはエポキシ基、アミノ基、水酸基、カルボキシル基、カルボン酸エステル基若しくはメルカプト基を有する1価炭化水素基等が例示される。これらの中でもメチル基、エチル基、プロピル基等が好ましく、特にはメチル基が好ましい。
【0042】
架橋、硬化方法としては、上述した付加反応硬化型、縮合反応硬化型若しくは過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物を、界面活性剤の存在下で水と混合し、ホモミキサー、ホモゲナイザー、プロペラ型ミキサー等で均一に混合後、50℃以上の熱水中に放出し硬化させて粉体を得る方法;付加反応型、縮合反応硬化型若しくは過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物を熱気流中に直接噴霧し硬化させて粉体を得る方法;付加反応硬化型、縮合反応硬化型、過酸化硬化型オルガノポリシロキサン組成物若しくは高エネルギー硬化型オルガノポリシロキサン組成物を高エネルギー照射下で噴霧し硬化させたものを、ボールミル、アトマイザー等の公知の粉砕機で粉砕して粉体を得る方法等が例示される。
【0043】
本発明に用いられるオルガノポリシロキサン架橋弾性粉末は、平均粒子径が0.1〜200μm程度で、球状をなすものが好ましく用いられる。さらに、JIS A硬度が1.0〜30程度のものが肌への感触等の点から好ましく用いられる。本発明では、ジメチルシロキサン架橋弾性粉末等が好ましく用いられる。
【0044】
本発明では粉末成分として、上記以外に、さらに、一般に化粧料に用いられ得る粉末成分が挙げられる。例えば、無機粉末としては、各色系無機顔料(白色、赤色、黒色、緑色、紫色、青色、等)や、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料が挙げられる。
【0045】
また、有機粉末としては、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等が挙げられる。これらは疎水性粉末である。
【0046】
粉末成分は、それ自体が疎水性を有しない場合、シリコーン処理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、デキストリン脂肪酸エステル処理、およびベンジリデンソルビトール処理等による疎水処理を行ったものを用いてもよい。
【0047】
疎水化処理方法としては、撥水性を付与できる方法であればいかなるものでもよく、その方法は問わないが、例えば気相法、液相法、オートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理方法を用いることができる。
【0048】
例えば疎水化処理剤を原料粉末に添加して処理を行う場合、適当な溶媒(ジクロルメタン、クロロホルム、ヘキサン、エタノール、キシレン、揮発性シリコーン等)に希釈して添加してもよく、あるいは直接添加してもよい。粉末と処理剤の混合攪拌には、ボールミル、ホジャーサイトボールミル、振動ボールミル、アトライター、ポットミル、ロッドミル、パンミル、ホモミキサー、ホモディスパー、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー等も使用することができる。この他にも、粉末表面の活性を利用し、気相反応により100℃以下の低温で環状オルガノシロキサンを粉体表面上で重合させる方法(特公平1−54380号)や、前記方法の後に表面のシリコーンポリマーのSi−H部分にグリセロールモノアリルエーテル等のペンダント基を付加させる方法(特公平1−54381号)等も用いることができる。
【0049】
疎水化処理剤としては、特に限定されるものではないが、脂肪酸デキストリン処理粉末、トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度〜高粘度油状ポリシロキサン処理粉末、ガム状ポリシロキサン処理粉末、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、フッ素変性メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、メチルトリクロルシラン、メチルトリアルコキシシラン、ヘキサメチルジシラン、ジメチルジクロルシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルアルコキシシラン等の有機シリル化合物あるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、エチルトリクロルシラン、エチルトリアルコキシシラン、プロピルトリクロルシラン、プロピルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリクロルシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、長鎖アルキルトリクロルシラン、長鎖アルキルトリエトキシシラン等の有機変性シランあるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、アミノ変性ポリシロキサン処理粉末、フッ素変性ポリシロキサン処理粉末、フッ化アルキルリン酸処理粉末等が挙げられる。
【0050】
これら疎水化処理により、耐水、耐汗、耐皮脂性等の化粧もちをより一層向上させることができる。
【0051】
ところで、本発明の二層液状日焼け止め化粧料の効果の1つに粉末の再分散性がよいことが挙げられる。
【0052】
二層液状日焼け止め化粧料は長期間静置しておくと、粉末が沈降して堆積するが、使用時に手で振ることによって堆積した粉末を再分散させ、粉末と油分を均一にした状態で使用しようとするものである。このとき粉末の再分散性が悪いと、粉末と油分が均一に混合されない状態になりはなはだ不都合となる。
【0053】
本発明では、かかる再分散性効果のために、油相中に両親媒性分散剤を配合する。「両親媒性分散剤」とは水および油において表面張力を下げる働きをする物質をいう。このような両親媒性分散剤としては、高級脂肪酸、ベタイン型両性界面活性剤〔例えば、市販品として「アノンBL」(日本油脂製)、「デハイントンAB−30」(ヘンケル社製)、「オバゾリン」(東邦化学製))等が挙げられるが、本発明では高級脂肪酸が好ましいものとして挙げられる。
【0054】
高級脂肪酸としては、例えば下記一般式(III)で表される高級脂肪酸で、通常の化粧品基剤等に用いられるものすべてを適用することができる。
【0055】
【化3】
R11COOH (III)
【0056】
式(III)中、R11は平均炭素原子数7〜25の直鎖または分岐鎖または水酸基を有する飽和、不飽和の炭化水素を示し、分散剤としての機能をより効果的に果たすために、上記平均炭素原子数は好ましくは9〜23であり、特には11〜21である。
【0057】
このような高級脂肪酸としては、具体的には、ラウリン酸、ミルスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の飽和脂肪酸;2−パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノエライジン酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸;イソステアリン酸等の分岐脂肪酸;12−ヒドロキシステアリン酸等のヒドロキシカルボン酸等が挙げられる。本発明においては、これら高級脂肪酸の中から1種または2種以上を用いることができる。中でも、分岐構造をもつ炭素数18の飽和脂肪酸であるイソステアリン酸が特に好ましく用いられる。
【0058】
本発明では、両親媒性分散剤として高級脂肪酸を用いた場合、実質的に界面活性剤を配合することなく、再分散性に優れた二層液状日焼け止め化粧料を得ることができる。
【0059】
両親媒性分散剤の配合量は、油相中に微粒子二酸化チタン、酸化亜鉛を含む粉末成分を均一に分散、あるいは再分散せしめ得る量であればよい。具体的には、化粧料を振盪・混合した系全体の粘度(25℃)が200〜8000mPa・s程度、さらには500〜5000mPa・s程度となるよう配合するのが好ましい。そのためには、一般に、化粧料全量中に0.01〜10重量%程度が好ましく、特には0.1〜5重量%程度配合するのが好ましい。
【0060】
さらに、分散助剤として粘土鉱物系粉体を含有するのが好ましい。具体的にはタルク、マイカ等が好ましいものとして挙げられる。これらを配合する場合、上記系中粘度となるよう配合するのが好ましい。
【0061】
本発明化粧料には、さらに、より一層の紫外線防御効果の向上のために紫外線吸収剤を配合してもよい。これら紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸 (PABA) 、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β− フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、3,4,5−トリメトキシケイ皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシリキシ)シリル]ブチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、テレフィタリリデンジカンファースルホン酸等が挙げられる。これら紫外線吸収剤の中から1種または2種以上を任意に用いることができる。
【0062】
なお、紫外線吸収剤を配合する場合、安全性の点などから、その配合量は化粧料全量中に0.1〜12重量%程度が好ましく、より好ましくは0.1〜7.5重量%程度である。
【0063】
本発明日焼け止め化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内で、香料、酸化防止剤、防腐剤、薬剤等の任意添加成分を配合することができる。
【0064】
本発明によれば、静置時二層に分かれ、振盪時粉末が良好に再分散されるとともに、仕上がりの均一性、透明性、使用感に優れ、かつ紫外線防御効果にも優れる二層液状日焼け止め化粧料を得ることができる。
【0065】
【実施例】
本発明について以下に実施例を挙げて詳述するが、本発明はこれにより限定されるものではない。なお、配合量は重量%である。
【0066】
本実施例で用いた各評価の試験方法、評価基準について説明する。
【0067】
[再分散性]
各試料に攪拌球を入れ、これをトラックに積載し、約1000kmの輸送を行った後、手で振倒テストを行った。そのときに攪拌球が動くまでの振倒回数によって、再分散性を以下のように評価した。
(評価)
◎: 攪拌球が動くまでの振倒回数が1〜3回
○: 攪拌球が動くまでの振倒回数が4〜6回
△: 攪拌球が動くまでの振倒回数が7〜10回
×: 攪拌球が動くまでの振倒回数が11回以上
【0068】
[紫外線防御効果(SPF値)]
各試料を専門パネル(20名)の皮膚に塗布し、紫外線を照射し、下記数1に示すように、試料を塗布した部位の最小紅斑量(MED; Minimum Erythema Dose)(かすかに紅斑が惹起される紫外線量)が、未塗布部位のMEDと比較して何倍であったかを算出した。
【0069】
【数1】
SPF=(試料塗布部のMED)/(未塗布部のMED)
【0070】
[化粧もち]
各試料を専門パネル(20名)により実際に使用してもらい、官能評価した。
(評価)
◎: 16〜20名が、化粧もちが良好と判定
○: 11〜15名が、化粧もちが良好と判定
△: 6〜10名が、化粧もちが良好と判定
×: 0〜5名が、化粧もちが良好と判定
【0071】
[仕上がりの透明性]
各試料を専門パネル(20名)により実際に使用してもらい、官能評価した。
(評価)
◎: 16〜20名が、仕上がりの透明性が良好と判定
○: 11〜15名が、仕上がりの透明性が良好と判定
△: 6〜10名が、仕上がりの透明性が良好と判定
×: 0〜5名が、仕上がりの透明性が良好と判定
【0072】
[のびの軽さ]
各試料を専門パネル(20名)により実際に使用してもらい、官能評価した。
(評価)
◎: 16〜20名が、のびの軽さが良好と判定
○: 11〜15名が、のびの軽さが良好と判定
△: 6〜10名が、のびの軽さが良好と判定
×: 0〜5名が、のびの軽さが良好と判定
【0073】
[仕上がりの均一性]
各試料を専門パネル(20名)により実際に使用してもらい、官能評価した。
(評価)
◎: 16〜20名が、仕上がりの均一性が良好と判定
○: 11〜15名が、仕上がりの均一性が良好と判定
△: 6〜10名が、仕上がりの均一性が良好と判定
×: 0〜5名が、仕上がりの均一性が良好と判定
【0074】
[使用性(さっぱり感、清涼感)]
各試料を専門パネル(20名)により実際に使用してもらい、官能評価した。
(評価)
◎: 16〜20名が、さっぱり感(清涼感)が良好と判定
○: 11〜15名が、さっぱり感(清涼感)が良好と判定
△: 6〜10名が、さっぱり感(清涼感)が良好と判定
×: 0〜5名が、さっぱり感(清涼感)が良好と判定
【0075】
[使用性(しっとり感)]
各試料を専門パネル(20名)により実際に使用してもらい、官能評価した。
(評価)
◎: 16〜20名が、しっとり感が良好と判定
○: 11〜15名が、しっとり感が良好と判定
△: 6〜10名が、しっとり感が良好と判定
×: 0〜5名が、しっとり感が良好と判定
【0076】
[使用性(なめらか感)]
各試料を専門パネル(20名)により実際に使用してもらい、官能評価した。
(評価)
◎: 16〜20名が、なめらか感が良好と判定
○: 11〜15名が、なめらか感が良好と判定
△: 6〜10名が、なめらか感が良好と判定
×: 0〜5名が、なめらか感が良好と判定
【0077】
(実施例1、比較例1)
下記表1に示す組成の二層液状日焼け止め化粧料を調製し、上記評価方法により、再分散性、紫外線防御効果(SPF値)、化粧もち、仕上がりの透明性、のびの軽さ、仕上がりの均一性について評価した。結果を表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
(製法)
(1)、(4)〜(7)を室温でディスパーによって5分間分散し、さらに(2)、(3)、(8)、(9)を添加し、ディスパーによって5分間混合した。
【0080】
表1の結果から明らかなように、本発明の日焼け止め化粧料は、再分散性に優れるとともに、紫外線防止効果が高く、また、化粧もちに優れ、のびが軽く、均一な仕上がり、良好な透明性が得られることがわかる。
【0081】
(実施例2〜3)
下記表2に示す組成の二層液状日焼け止め化粧料を調製し、上記評価方法により、再分散性、紫外線防御効果(SPF値)、化粧もち、仕上がりの透明性、のびの軽さ、仕上がりの均一性、さっぱり感(清涼感)、なめらか感について評価した。結果を表2に示す。
【0082】
【表2】
【0083】
(製法)
(1)、(4)、(6)〜(11)を室温でディスパーによって5分間分散し、さらに(2)、(3)、(5)、(12)、(13)を添加し、ディスパーによって5分間混合した。
【0084】
表2の結果から明らかなように、本発明の日焼け止め化粧料は、再分散性に優れるとともに、紫外線防止効果が高く、また、化粧もちに優れ、のびが軽く、均一な仕上がり、良好な透明性が得られることがわかる。また、低級アルコール配合により、清涼感のある使用感触が付与され、さらには、オルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を配合することにより、なめらかな使用感触が得られるとともに、系の粘度が上昇するために粉末成分の再分散性が高くなることがわかる。
【0085】
(実施例4〜5)
下記表3に示す組成の二層液状日焼け止め化粧料を調製し、上記評価方法により、再分散性、紫外線防御効果(SPF値)、化粧もち、仕上がりの透明性、のびの軽さ・なめらかさ、仕上がりの均一性、さっぱり感(清涼感)、なめらか感について評価した。結果を表3に示す。
【0086】
【表3】
【0087】
(製法)
(1)、(4)、(6)〜(14)を室温でディスパーによって5分間分散し、さらに(2)、(3)、(5)、(15)、(16)を添加し、ディスパーによって5分間混合した。
【0088】
表3の結果から明らかなように、本発明の日焼け止め化粧料は、再分散性に優れるとともに、紫外線防止効果が高く、また、化粧もちに優れ、のびが軽く、均一な仕上がり、良好な透明性が得られることがわかる。また、低級アルコール配合により、清涼感のある使用感触が付与され、さらには、オルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を配合することにより、なめらかな使用感触が得られるとともに、系の粘度が上昇するために粉末成分の再分散性が高くなることがわかる。
【0089】
(実施例6〜7)
下記表4に示す組成の二層液状日焼け止め化粧料を調製し、上記評価方法により、再分散性、紫外線防御効果(SPF値)、化粧もち、仕上がりの透明性、のびの軽さ、仕上がりの均一性、さっぱり感(清涼感)、なめらか感、しっとり感について評価した。結果を表4に示す。
【0090】
【表4】
【0091】
(製法)
(1)、(4)、(6)〜(14)を室温でディスパーによって5分間分散し、さらに(2)、(3)、(5)、(15)、(16)を添加し、ディスパーによって5分間混合した。
【0092】
表4の結果から明らかなように、本発明の日焼け止め化粧料は、再分散性に優れるとともに、紫外線防止効果が高く、また、化粧もちに優れ、のびが軽く、均一な仕上がり、良好な透明性が得られることがわかる。また、低級アルコール配合により、清涼感のある使用感触が付与され、さらには、オルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を配合することにより、なめらかな使用感触が得られるとともに、系の粘度が上昇するために粉末成分の再分散性が高くなることがわかる。さらに、また保湿剤を配合することにより系の粘度が高まり、再分散性が高くなるとともに、しっとりした使用感触が付与されることがわかる。
【0093】
(実施例8〜9)
下記表5に示す組成の二層液状日焼け止め化粧料を調製し、上記評価方法により、再分散性、紫外線防御効果(SPF値)、化粧もち、仕上がりの透明性、のびの軽さ、仕上がりの均一性、さっぱり感(清涼感)、なめらか感、しっとり感について評価した。結果を表5に示す。
【0094】
【表5】
【0095】
(製法)
(1)、(4)、(6)〜(14)を室温でディスパーによって5分間分散し、さらに(2)、(3)、(5)、(15)、(16)を添加し、ディスパーによって5分間混合した。
【0096】
表4の結果から明らかなように、本発明の日焼け止め化粧料は、再分散性に優れるとともに、紫外線防止効果が高く、また、のびが軽く、均一な仕上がり、良好な透明性が得られることがわかる。また、低級アルコール配合により、清涼感のある使用感触が付与され、さらには、オルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を配合することにより、なめらかな使用感触が得られるとともに、系の粘度が上昇するために粉末成分の再分散性が高くなることがわかる。さらに、また保湿剤を配合することにより系の粘度が高まり、再分散性が高くなるとともに、しっとりした使用感触が付与されることがわかる。
【0097】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、不使用時に卓上に置いておくと、上層が油相、下層が粉末相に分かれていて、使用時に振盪すると二層が混ざり合って均一に分散して液状を呈し、使用時ののびがきわめて軽く、肌へ負担を与えず、化粧もち、仕上がりの均一性、透明性、紫外線防御効果に優れるとともに、再分散性に優れ、さらには使用感触に優れた、新規な二層液状日焼け止め化粧料が得られる。本発明二層液状日焼け止め化粧料は、実質的に界面活性剤を含有しなくとも上記効果を得ることも可能である。
Claims (9)
- 油相と、少なくとも微粒子二酸化チタンおよび/または微粒子酸化亜鉛を含む粉末成分と、両親媒性分散剤を含有する、二層液状日焼け止め化粧料。
- 両親媒性分散剤が高級脂肪酸である、請求項1記載の二層液状日焼け止め化粧料。
- さらにオルガノポリシロキサン架橋弾性粉末を含む、請求1または2記載の二層液状日焼け止め化粧料。
- さらに粘土鉱物系粉体を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の二層液状日焼け止め化粧料。
- さらに油溶性樹脂を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の二層液状日焼け止め化粧料。
- さらに低級アルコールを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の二層液状日焼け止め化粧料。
- さらに保湿剤を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の二層液状日焼け止め化粧料。
- さらに紫外線吸収剤を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の二層液状日焼け止め化粧料。
- 実質的に界面活性剤を含まない、請求項1〜8のいずれか1項に記載の二層液状日焼け止め化粧料。
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