JP6938381B2 - タルク微粒子を含む化粧料組成物 - Google Patents
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Description
第二の局面によれば、本発明は、ヒトの皮膚に適用するための化粧料組成物を対象としており、該化粧料組成物は、着色剤と色彩を強化する量のタルク微粒子とを含み、そこで該タルク微粒子は、該化粧料組成物の色彩を、(i) より少量の該化粧料組成物が、色彩の低下無しに、該皮膚の任意の与られた表面積に適用できるように、及び/又は(ii) 該化粧料組成物の色密度が、該タルク微粒子を欠く該化粧料組成物に比して強化されるように、及び/又は(iii) より少量の着色剤が、該タルク微粒子を欠く該化粧料組成物と比較して、色密度の低下無しに使用し得るように強化する。
第三の局面によれば、本発明は、顔の特徴(feature)に係る視覚的外観を修正するための化粧方法を対象としており、該方法は、該顔の特徴に対して、着色剤及び色彩を強化する量のタルク微粒子を含有する化粧料組成物を適用する工程を含む。
第四の局面に従えば、本発明は、タルク微粒子の、化粧料組成物における色彩強化剤としての使用を対象としている。
第六の局面によれば、本発明は、タルク微粒子の、プレスドパウダー化粧料における凝集力エンハンサとしての使用を対象としている。
第七の局面によれば、本発明は、粉末化化粧料コンパクトの凝集力を強化する方法を対象としており、該方法は、該粉末化化粧料コンパクトの製造中に、少なくとも約5.0μmのd50レーザ及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つタルク微粒子を組入れる工程を含む。特定の態様において、該タルク微粒子は、少なくとも約10.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを有し、かつ該タルク微粒子の質量を基準として約10%未満のアルミニウムを含む。
第九の局面によれば、本発明は、タルク微粒子の、プレスドパウダー化粧料における亀裂防止性添加剤としての使用を対象としている。
第10の局面によれば、本発明は、プレスドパウダー化粧料の亀裂を防止するための方法を対象としており、該方法は、プレスドパウダー化粧料コンパクトのプリカーサに、スラリー形状にあるタルク微粒子を組入れ、また該プリカーサを湿式加工して、視覚的に亀裂を持たないプレスドパウダー化粧料を製造する工程を含み、場合によりそこにおいて(i) 該タルク微粒子は、少なくとも約5.0μmのd50レーザ及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを有し、及び/又は(ii) 該タルク微粒子は未被覆であり、及び/又は(iii) 該プレスドパウダー化粧料はオイルベースのバインダを含んでいる。特定の態様において、該タルク微粒子は、少なくとも約10.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを有し、かつ該タルク微粒子の質量を基準として約10%未満のアルミニウムを含んでいる。
第12の局面によれば、本発明は、被覆率及び/又は不透明度エンハンサを含む化粧料組成物を対象としており、該被覆率及び/又は不透明度エンハンサは、タルク微粒子を含み、これから本質的になり、又はこれからなっており、該タルク微粒子は、少なくとも約5.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックス、及び該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウム含有率を持つ。
第13の局面によれば、本発明は、ヒトの皮膚に適用するための化粧料組成物を対象としており、該化粧料組成物は、被覆率及び/又は不透明度を増強する量のタルク微粒子を含み、そこにおいて該タルク微粒子は、該化粧料組成物の該被覆率及び/又は不透明度を、(i) より少量の該化粧料組成物が、被覆率及び/又は不透明度の低下無しに、該皮膚の任意の与られた表面積に対して適用し得るように、及び/又は(ii) 該化粧料組成物の該被覆率及び/又は不透明度が、該タルク微粒子を欠く該化粧料組成物と比較して高められるように強化し、そこにおいて該タルク微粒子は、少なくとも約5.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックス及び該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウム含有率を持つ。
第15の局面によれば、本発明は、化粧料組成物における表面処理されたタルク微粒子の使用を対象としており、そこにおいて該タルク微粒子は、少なくとも約5.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックスを持ち、かつそこにおいて該タルク微粒子は、該タルク微粒子の質量を基準として、約20%に満たないアルミニウムを含む。
第16の局面によれば、本発明は、例えば、ヒトの皮膚に適用した際の、化粧料組成物に係る付着力(例えば、より長期間持続する化粧効果を与える)、撥水性、皮脂吸収性及び/又は表面平滑性を高めるための、該化粧料組成物における表面処理されたタルク微粒子の使用を対象としており、場合によりそこにおいて、該タルク微粒子は、(A) 少なくとも約10.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックスを持ち、かつそこにおいて該タルク微粒子は、該タルク微粒子の質量を基準として約10%未満のアルミニウムを含み;あるいは(B) 少なくとも約5.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックスを有し、かつそこにおいて該タルク微粒子は、該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウムを含む。
同様に、本発明は、タルクに対する言及が、無機粒状物質に対する言及に置き換えられた、上記1〜16の局面全てにも及ぶものである。
特定の態様において、上記化粧料組成物はパウダー(例えば、プレスド又はルース)、液体、ゲル、クリーム(例えば、クリームエマルション(cream emulsion))、分散液又は無水スティックである。特定の態様において、該化粧料組成物は、パウダー、例えば粉末化化粧料コンパクト等であるがこれらに限定されないプレスドパウダーである。特定の態様において、該化粧料組成物は、例えばプライマー、コンシーラー、ファンデーション、ブラッシュ(ルージュ又はブラッシャーとしても知られる)、ブロンザ、アイシャドウ、マスカラ、リップスティック、コントゥア(contour)パウダー、フェースパウダー(ファンデーションをセットするのにしばしば使用される)、ハイライター、アイライナー、又はアイブローアプリケータ(例えば、ペンシル)を含むが、これらに限定されないフェースメイクアップ等のメイクアップである。ルースパウダーは、ボディーパウダー、例えばベビーパウダーを含む。特定の態様において、該メイクアップは、ルミナスメイクアップである。
(D50レーザ−d50セディ)/d50セディ
ここで、以下において説明されるように、「d50レーザ」とは、湿式マルバーン(Malvern)レーザー散乱法(標準ISO 13320-1)による粒度測定によって得られる平均粒度(d50)の値であり、また「d50セディ」は、セディグラフ(Sedigraph)(標準ISO 13317-3)を用いる沈降によって得られる中央径の値である。これについては、G. Baudet & J. P. Ronaによる論文:Ind. Min. Mines et Carr. Les techn. June, July 1990, pp 55-61を参照することができ、この文献は、このインデックスが、該当粒子の最大寸法対その最小寸法に係る平均の比と関係付けられることを示している。
上で言及された沈降技術において、上記タルク粒状物質について本明細書において言及されている粒度特性は、ストークスの法則(Stokes’ Law)に基いて、またセディグラフ(Sedigraph) 5100試験機を用いて、水性媒体中に完全に分散された状態にある該粒状物質の沈降により、周知の方法で測定されるようなものであり、該試験機は、マイクロメリティックスインスツルメンツ社(Micromeritics Instruments Corporation), 米国ジョージア州、ノルクロス(Norcross, Georgia, USA)(www.micromeritics.com)により供給されており、ここにおいては「マイクロメリティックスセディグラフ(Micromeritics Sedigraph) 5100装置」の。このような試験器は、当分野において「等価球径(equivalent spherical diameter)」(e.s.d)と呼ばれている値で、与えられたe.s.d値よりも小さな大きさを持つ粒子の累積質量%に係る測定値及びそのプロットを与える。該平均粒度d50は、該粒子e.s.dのこのようにして決定された値であり、そこにおいては該d50値よりも小さな等価球径を持つ粒子が50質量%存在する。d95の値は、そこにおいて該粒子の95質量%が、該d95値よりも小さなe.s.dを持つような値である。粒度特性は、ISO 13317-3又はこれに等価な任意の方法に従って測定し得る。
ここにおいて使用される如き、「比表面積(BET)」とは、単位質量に関する上記タルク微粒子の粒子に係る表面積を意味し、これは、該粒子表面を完全に覆う単分子層を形成するように、該粒子の表面上に吸着された窒素の量に基いて、BET法に従って決定される(BET法に従う測定、AFNOR標準X11-621及び622又はISO 9277)。特定の態様においては、比表面積は、ISO 9277、又はこれと同等な任意の方法に従って決定される。
上記無機粒状物質は、例えばタルク、アルカリ土類金属炭酸塩又は硫酸塩、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、石膏、水和カンダイトクレー、例えばカオリン、ハロイサイト又はボールクレー、無水(焼成)カンダイトクレー、例えばメタカオリン又は完全に焼成されたカオリン、マイカ、パーライト、ベントナイト、ウォラストナイト、又は珪藻土、又は水酸化マグネシウム、アルミニウムトリハイドレート(aluminium trihydrate)、又はこれらの組合せ等であり得る。上述の無機粒状物質の何れも、表面未処理であっても、又は表面処理されていてもよい。例えば、該無機粒状物質は、シリコーンで表面処理されたカオリンであり得る。例えば、該無機粒状物質は、シリコーンで表面処理されたマイカであり得る。
特定の態様において、上記無機粒状物質は、タルク、カオリン又はマイカである。
特定の態様において、上記無機粒状物質は、ベントナイト又はウォラストナイトである。
特定の態様において、上記無機粒状物質は、表面処理されている。
特定の態様において、上記無機粒状物質はシリコーンで処理されたカオリンである。
特定の態様において、上記無機粒状物質はシリコーンで処理されたマイカである。
一態様において、上記無機粒状物質は、タルク微粒子である。以降において、本発明は、傾向としてタルク微粒子の観点から、また該タルク微粒子が加工され及び/又は処理される局面との関連で説明されるかもしれない。本発明は、このような態様に限定されるものと解釈されるべきではない。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、少なくとも約10.0μmのd50レーザ及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、少なくとも約1.25、又は少なくとも約1.5、又は少なくとも約1.75、又は少なくとも約2.0、又は少なくとも約2.5、又は少なくとも約3.0、又は少なくとも約3.5、又は少なくともク約4.0、又は少なくとも約4.5、又は少なくとも約5.0、又は少なくとも約5.5、又は少なくとも約6.0、又は少なくとも約6.5、又は少なくとも約7.0のラメラリティーインデックスを持つ。特定の態様において、該タルク微粒子は約1.2〜約10.0、約1.5〜約8.0、又は約1.75〜約7.5、又は約2.0〜約8.0又は約3.5〜約8.0、又は約5.0〜約7.5、又は約6.0〜約7.5、又は約7.0〜約7.5、又は約3.5〜約5.5、又は約3.5〜約5.0、又は約4〜約5.0、又は約4.0〜約5.0のラメラリティーインデックスを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、約10.0μm〜約50.0μm、例えば約10.0μm〜約40.0μm、又は約10.0〜約35.0μm、又は約15.0μm〜約35.0μm、又は約15.0μm〜約30.0μm、又は約20.0μm〜約30.0μm、又は約20.0μm〜約20.5μm、又は約20.0μm〜約25.0μm、又は約15.0μm〜約25.0μm、又は約15.0μm〜約20.0μmのd50レーザを持つ。
特定の態様において、上述のd50レーザ及びラメラリティーインデックスに加えて、上記タルク微粒子は、少なくとも約1.0μm、又は少なくとも約1.5μm、又は少なくとも約2.0μm、又は少なくとも約2.5μm、例えば約2.5μm〜約20.0μm、又は約2.5μm〜約15.0μm、又は約2.5μm〜約12.5μm、又は約2.5μm〜約10.0μm、又は約2.5μm〜約7.5μm、又は約2.5μm〜約5.0μm、又は約2.5μm〜約3.5μm、又は約1.0μm〜約3.0μm、又は約1.0μm〜約2.5μm、又は約1.0μm〜約2.0μm、又は約1.5μm〜約2.5μmのd50セディを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、約6.0〜約8.0、例えば約6.5〜約7.5のラメラリティーインデックス、約20.0μm〜約25.0μmのd50レーザ、及び場合により約2.5μm〜約3.5μmのd50セディを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は約1.0〜約3.0、例えば約1.0〜約2.5、又は約1.25〜約2.0のラメラリティーインデックス、約30.0μm〜約40.0μmのd50レーザ、及び場合により約10.0μm〜約15.0μmのd50セディを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、約4.0〜約6.0、例えば約4.5〜約5.5のラメラリティーインデックス、約15.0μm〜約25.0μmのd50レーザ、及び場合により約3.0μm〜約4.0μmのd50セディを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、約3.0〜約5.0、例えば約4.0〜約4.0のラメラリティーインデックス、約5.0μm〜約15.0μmのd50レーザ、及び場合により約1.0μm〜約3.0μmのd50セディを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は約100μm未満、例えば約90μm未満、又は約80μm未満、又は約75μm未満、又は約70μm未満、又は約65μm未満、又は約60μm未満、又は約55μm未満、又は約50μm未満のd95レーザを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、付随的に該タルク微粒子の全質量を基準として約20%未満のアルミニウム含有率を持つ。該アルミニウム含有率は、蛍光X-線分光法(X-ray Fluorescence Spectroscopy)(XFS)によって決定し得る如き、Al2O3含有率として計算される。特定の態様において、該タルク微粒子は、約15質量%未満、又は約10質量%未満、又は約8.0質量%未満、又は約6.0質量%未満、又は約5.0質量%未満、又は約4.0質量%未満、又は約3.0質量%未満、又は約2.0質量%未満、又は約1.5質量%未満、又は約1.0質量%未満、又は約0.75質量%未満のアルミニウム含有率を持つ。特定の態様において、該タルク微粒子は、少なくとも約0.10質量%、例えば少なくとも約0.20質量%、又は少なくとも約0.40質量%のアルミニウム含有率を持つ。
特定の態様において、上記タルクは、タルコース(talcose)としても知られる合成タルクから誘導される。
特定の態様において、上記タルクは、イタリア産の(Italian)タルクであり、即ちイタリアに産地のある天然タルク資源から誘導される。特定の態様において、該タルクは、フランス産の(French)タルクであり、即ちフランスに産地のある天然タルク資源から誘導される。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、約3m2/gに等しいか又はこれを超え、例えば約8m2/gに等しいか又はこれを超え、約8m2/gに等しいか又はこれを超え、又は約15m2/gに等しいか又はこれを超え、又は約20m2/gに等しいか又はこれを超える比表面積(BET)を持つ。特定の態様において、タルク微粒子は、約5m2/g〜約30m2/g、例えば約10m2/g〜約25m2/g、又は約15m2/g〜約25m2/g、又は約20m2/g〜約25m2/gの比表面積(BET)を持つ。特定の態様において、タルク微粒子は、約3m2/g〜約10m2/g、例えば約3m2/g〜約8m2/g、又は約3m2/g〜約7m2/g、又は約4m2/g〜約6m2/gの比表面積(BET)を持つ。
(i) 2.0〜8.0μmの間のd50セディに対して、少なくとも約10.0m2/gの比表面積(BET);
(ii) 8.0〜15.0μmの間のd50セディに対して、少なくとも約5.0m2/gの比表面積(BET);
(iii) 2.0〜8.0μmの間のd50セディに対して、少なくとも約3.0のラメラリティーインデックス;及び/又は
(iv) 8.0〜15.0μmの間のd50セディに対して、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックス。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、吸油量に関して特徴付けることができる。より高い相対的吸油量は、例えば皮脂吸収性等の、上記化粧料組成物に係る1種又はそれ以上の性質を高めることを可能とする。特定の態様において、該タルク微粒子は、少なくとも約50%、例えば少なくとも約60%、又は少なくとも約70%の吸油量を持つ。吸油量(即ち、微粒子状物質の所定量について吸収されるオイルの量、例えば微粒子状物質100g当たりのオイルのミリリットル(mL)数又はグラム(g)数)は、任意の適切な方法、例えばASTM D1483により測定し得る。
特定の態様において、上記タルク微粒子は未被覆である。
従って、ヒトの皮膚に適用した場合に、着色剤及び色彩を強化する量の上記タルク微粒子を含む上記化粧料組成物の色彩は強化され、このことは、より少量の該化粧料組成物が、色彩の低下無しに、該皮膚の任意の与られた表面積に適用することができ、及び/又はより少量の着色剤が、色密度を低下すること無しに使用し得ることを意味する。色彩の低下無しにより少量の化粧料を使用し得ること及び/又はより少量の顔料を含むことは、経済上及び環境上有益である。
特定の態様において、上記の色彩を強化するタルク微粒子は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックス、及び場合によっては約20%未満、例えば約10%未満のアルミニウム含有率を持つ。特定の態様において、該色彩を強化するタルクの微粒子状物質は、約6.0〜約8.0、例えば約6.5〜約7.5の範囲のラメラリティーインデックス、約20.0μm〜約25.0μmのd50レーザ、及び場合によっては約2.5μm〜約3.5μmのd50セディを持つ。
特定の態様において、上記の凝集力を高めるタルク微粒子は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックス、及び場合によっては約20%未満、例えば約10%未満のアルミニウム含有率を持つ。特定の態様において、該凝集力を高めるタルク微粒子は、約6.0〜約8.0、例えば約6.5〜約7.5のラメラリティーインデックス、約20.0μm〜約25.0μmのd50レーザ、及び場合により約2.5μm〜約3.5μmのd50セディを持つ。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、約3.5〜約5.0、例えば約4.0〜約5.0のラメラリティーインデックス、約8.0μm〜約12.0μmのd50レーザ、及び場合により約1.5μm〜約3.0μmのd50セディ、及び場合により該タルク微粒子の全質量を基準として約10%〜約15%のアルミニウム含有率を持つ。
それ故に、ヒトの皮膚に適用した場合、上記化粧料組成物の被覆率及び/又は不透明度は高められ、このことは、例えばより少量の該化粧料組成物が、被覆率及び/又は不透明度を低下することなしに、該皮膚の任意の与られた表面積に対して適用できることを意味している。被覆率及び/又は不透明度の低下なしに、より少量の化粧料を使用し得ること、及び/又はより少量の顔料を含め得ることは、経済上及び環境上有益である。
それ故に、特定の態様においては、化粧料組成物、例えばルース又はプレスドパウダー、液体、ゲル、クリーム(例えば、クリームエマルション)、分散液、又は無水スティックが提供され、これらは、被覆率及び/又は不透明度エンハンサを含み、該被覆率及び/又は不透明度エンハンサは、少なくとも約5.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つタルク微粒子を含み、これから本質的になり、又はこれからなっており、及び該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウム、例えば約15%未満のアルミニウムを含む。
特定の態様において、上記組成物はファンデーション又はコンシーラーである。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、タルク微粒子の入った化粧料組成物における被覆率及び/又は不透明度エンハンサとして使用される。該タルク微粒子は、少なくとも約5.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つことができる。該化粧料組成物は、ファンデーション又はコンシーラーであり得る。
特定の態様において、上記被覆率及び/又は不透明度エンハンサは、(i) ヒトの皮膚に適用された際の完全な被覆率(full coverage)、及び/又は(ii) 少なくとも約70%の不透明度を与えるのに十分な量で存在する。
「シアー被覆率(sheer coverage)」−シアー被覆率は、最も透明であり、皮膚上の不完全性を覆い隠しはしないであろうが、皮膚を明るくするであろう。
「軽度の被覆率(light coverage)」−軽度の被覆率は、斑及びかすかな染みを覆うものの、ソバカスを覆うのに十分に不透明ではない。
「中位の被覆率(medium coverage)」−中位の被覆率は、ソバカス、変色部、染み及び赤色班(red marks)を覆い隠す。
「完全な被覆率(full coverage)」−完全な被覆率は、極めて不透明で、かつ母斑、色素沈着過剰症及び瘢痕を覆い隠す。
不透明度は、以下の実施例部分における以下の方法を含む、任意の適当な方法に従って決定し得る。特定の態様においては、十分な量の上記タルク微粒子を上記化粧料組成物において使用して、少なくとも約65%、又は少なくとも約70%、又は少なくとも約75%、又は少なくとも約80%、又は少なくとも約81%、又は少なくとも約82%、又は少なくとも約83%、又は少なくとも約84%、又は少なくとも約85%の不透明度を与える。特定の態様において、少なくとも約65%の不透明度を与えるために使用されるタルク微粒子の量は、該組成物の全質量を基準として、少なくとも約50質量%である。特定の態様において、該タルク微粒子の量は、該組成物の全質量を基準として約60質量%〜約99質量%、例えば約65質量%〜約95質量%、又は約70質量%〜約90質量%、又は約75質量%〜約90質量%、又は約75質量%〜約85質量%、又は約80質量%〜約約85質量%である。特定の態様において、少なくとも約80%の不透明度を与えるのに該組成物において使用される該タルク微粒子の量は、該化粧料組成物の全質量を基準として少なくとも約75質量%、例えば該化粧料組成物の全質量を基準として少なくとも約80質量%である。
特定の態様において、不透明度エンハンサとして上記タルク微粒子を含む上記化粧料組成物は、少なくとも約65%、又は少なくとも約70%、又は少なくとも約75%、又は少なくとも約80%、又は少なくとも約81%、又は少なくとも約82%、又は少なくとも約83%、又は少なくとも約84%、又は少なくとも約85%の不透明度を持つ。特定の態様において、該化粧料組成物は、約99%以下、又は約95%以下、又は約90%以下の不透明度を持つ。
特定の態様、例えば上記タルク微粒子が、上記化粧料組成物の被覆率又は不透明度を高め、増大させ又は改善する目的で使用される態様において、該タルク微粒子は、上で説明された方法に従って測定し得るように、約5%を超え、又は約10%を超え、例えば約20%以下のアルミニウム含有率を持つことができる。
特定の態様、例えば上記タルク微粒子が、上記化粧料組成物の被覆率又は不透明度を増大し又は改善する目的で使用される態様において、該タルク微粒子の少なくとも一部は、亜塩素酸系タルク(chloritic talc)である。
特定の態様において、上記化粧料組成物は、より高グレードのタルク微粒子とより低グレードのタルク微粒子との組合せを含む。例えば、該より高グレードのタルク微粒子は、少なくとも約10.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックス及び場合により約10%未満のアルミニウム含有率を持ち、及び上述の該タルク微粒子に従うこれらの更なる態様であってもよく、また該より低グレードのタルク微粒子は、より粗い粒度分布及び/又は1.0未満(又は0.75未満、又は約0.5未満、又は約0.25未満)のラメラリティーインデックス及び/又は該より高グレードのタルク微粒子よりも高いアルミニウム含有率、例えば約10%に等しいか又はこれを超え、又は7.5%に等しいか又はこれを超え、又は約5%に等しいか又はこれを超えるアルミニウム含有率を持つことができる。より高グレードのタルク微粒子は、より高度の処理を必要とする可能性があり、またそれ故により低グレードのタルク微粒子と比較して、製造のためにより多くの経費を必要とする可能性がある。
上記タルク微粒子は、当業者には周知の技術、例えば微粉砕(例えば、破砕、粉砕、混練(milling))、分別(水力学的選別、スクリーニング及び/又は篩別)及び乾燥から選択される技術を利用して製造し得る。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、US-A-6348536に記載のものに従う方法によって製造される。該文献を、言及することによりその内容全体をここに組入れる。より詳しくは、該タルク微粒子は、以下の段階を含む方法により製造し得る:
(a) 予め測定された初期粒度を持つタルクを、液体中に懸濁する;
(b) 該懸濁液を、その粒子薄片の分離をもたらし、かつ該初期粒度よりも小さな粒度を得るのに適した、層間剥離操作に掛け;
(c) 場合により、該懸濁液を、予め決められた大きさを超える大きさを持つ粒子を排除するように選別に掛け;
(d) 該懸濁液を乾燥し;及び
(e) 場合により該粒子を、それらの間での強力な結合生成を制限するように処理する。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、以下の段階を含む方法により製造される:
(a) 所望のd50レーザよりも大きなd50レーザ(例えば、少なくとも約5μm、又は約10μm〜約50μm、又は約10μm〜約35μmの所望のd50レーザよりも大きい)を持つ初期粒度を有する比較的粗いタルク微粒子の液状懸濁液を層間剥離処理して、該初期粒度未満の粒度を持つタルク微粒子を得る段階;
(b) 少なくとも部分的に該懸濁液を乾燥し、それにより上記所望のd50レーザ及び場合により所望のラメラリティーインデックスを持つタルク微粒子を得る段階。
特定の態様において、上記所望のd50レーザは、少なくとも約10μmであり、かつ該所望のラメラリティーインデックスは、少なくとも約1.0である。
特定の態様において、上記所望のd50レーザは少なくとも約5μmであり、かつ上記所望のラメラリティーインデックスは少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0である。
特定の態様において、上記化粧料組成物は、上記無機粒状物質に加えて、着色剤及び/又はバインダ及び/又は化粧学的に許容される基剤を含む。特定の態様において、該バインダが存在する場合、これは、該化粧学的に許容される基剤の成分であり得る。特定の態様において、該化粧料組成物は、該タルク微粒子に加えて、着色剤及びバインダを含む。
上記着色剤(即ち、色彩を付与する成分)は、有機着色剤及び/又は無機着色剤であり得る。化粧料用の着色剤は、種々様々である。化粧料製品における使用が許された着色剤のリストは、コスメティックスディレクティブ(Cosmetics Directive) 76/768/EECの添付書類(Annex) IVに与えられている。有機着色剤は染料等を含む。有機着色剤の例は、以下の群の一つにおいて特徴付けされた種を含む:インジゴイド、キサンテン、アゾ、ニトロ、トリフェニルメタン(triphentlmehtnae)、キノリン及びアンスラキノン。無機着色剤は顔料、例えば無機顔料を含む。特定の態様において、該着色剤は無機顔料、例えば1種又はそれ以上の酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化鉄(黒色、赤色、橙、黄色及び/又は褐色)、酸化スズ、酸化クロム、ウルトラマリン(ブルー、ピンク及び/又はバイオレット)、マンガンバイオレット(ピロリン酸マンガン(III)アンモニウム)、プルシアンブルー(フェロシアン化第二鉄(ferric ferocynanide))、及びマイカ。特定の態様において、該着色剤は顔料である。特定の態様において、該着色剤は、無機顔料である。該着色剤、例えば該無機顔料又はその組合せは、該化粧料に対する所望の色彩に応じて選択し得る。特定の態様において、該着色剤は、所望の真珠光沢(光沢としても知られる)及び/又は輝きを与える、真珠層(nacre)又はその誘導体であってもよい。かかる態様において、該無機微粒子状物質、例えばタルク微粒子は、真珠層-強化剤として機能することができ、そのため真珠層の存在下で、該化粧料組成物の真珠光沢及び/又は輝きを高め、あるいは真珠光沢及び/又は輝きの低下無しに、少量の真珠層の使用を可能とするのに役立つ。
特定の態様において、上記化粧料組成物は、アイシャドウ、例えば高度に着色されたアイシャドウである。特定の態様において、該化粧料組成物はアイシャドウであり、かつ少なくとも約30質量%のタルク微粒子及び少なくとも約10質量%の着色剤、例えば少なくとも約35質量%のタルク微粒子及び少なくとも約20質量%の着色剤、又は少なくとも約40質量%のタルク微粒子及び少なくとも約25質量%の着色剤を含む。このような態様において、該化粧料組成物、即ちアイシャドウは、約50質量%以下のタルク微粒子、例えば約45質量%以下のタルク微粒子及び約40質量%以下の着色剤、例えば約35質量%以下の着色剤、又は約30質量%以下の着色剤を含むことができる。
特定の態様において、上記化粧料組成物はブラッシュであり、かつ約60質量%〜約90質量%のタルク微粒子、例えば約70質量%〜約約85質量%のタルク微粒子、又は約75質量%〜約85質量%のタルク微粒子、又は約75質量%〜約80質量%のタルク微粒子を含む。
上記化粧学的に許容される基剤が存在する場合、該基材は、その意図された目的に適した任意の基剤であり得る。特定の態様において、該基剤はオイル及び/又はワックス含有物質である。該基剤及びそれ故に上記化粧料組成物は、保湿剤、保存剤、エモリエント、香料及び酸化防止剤等の他の成分を含むことができる。
上記バインダが存在する場合、該バインダは、固体又は液状バインダであり得る。特定の態様において、該バインダは、液状バインダ、例えばオイル-ベースのバインダである。特定の態様において、該液状バインダは、脂肪酸又はそのエステル又は塩、又は脂肪酸及び/又はそのエステル及び/又は塩の組合せである。特定の態様において、該脂肪酸又はそのエステル又は塩、又はその組合せは、植物油、例えばココナッツオイル、パーム油、パーム核油、大豆油、コーン油、菜種油等から誘導される。特定の態様において、該バインダはココエート(cocoate)エステル、例えばイソアミルココエートである。その他のバインダは、シリコーン、ソルビタン、リン酸カルシウム、ベントナイト、天然ガム、ロジン及びセルロースを含む。
適当なバインダ物質に係る更なる非限定的な例は、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、及びポリエーテルシリコーン誘導体である。
同様にバインダ物質として適したものは流動パラフィン、スクアラン、流動ワセリン、鉱油、及び液状ポリブテンである。
同様に適切なものは、典型的には飽和及び不飽和脂肪酸の混合物である天然オイルである。植物から誘導される天然オイルの非限定的な例は、アーモンドオイル、オリーブオイル、ゴマ油、サフラワー油、アボカド油、綿実油、ホホバ油、ヒマの実オイル、ヒマシ油、菜種油、大豆油、パーム核油、ココナッツオイル、水添植物油、及びココアバターを含む。動物源由来の天然オイルの非限定的な例は、ミンク油及び卵黄油を含む。
脂肪酸は天然又は合成の、飽和、不飽和で、直鎖、又は分岐鎖のものであり得る。脂肪酸の非限定的な例は、アジピン酸、カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リシノール酸、オレイン酸、エライジン酸及びエルカ酸である。
脂肪酸エステルの非限定的な例は、セチルリシノレエート、セチルオレエート、セチルオクタノエート、セチルアセテート、グリセリルトリオクタノエート、イソプロピルラノレート、イソプロピルリノレエート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピルオレエート、イソプロピルステアレート、エチルラクテート、エチルグルタメート、エチルラウレート、エチルリノレエート、エチルメタクリレート、エチルミリステート、エチルパルミテート、ジイソプロピルアジペート、オクチルドデシルミリステート、オクチルパルミテート、オクチルイソぺラルゴネート、オクチルドデシルラクテート、トリデシルイソノナノエート、イソトリデシルイソノナノエート、ヘキサデシルステアレート、オレイルオレエート、イソノニルイソノナノエート、イソステアリルミリステート、ジペンタエリスリトールエステル、ネオペンチルグリコールジオクタノエート、及びジ(カプリル/カプリン酸)プロピレングリコール及びこれらの混合物である。その他の適切なエステルは、トリグリセライド、例えばカプリル酸トリグリセライド、カプリン酸トリグリセライド、イソステアリン酸トリグリセライド、アジピン酸トリグリセライド及びコレステロール誘導体、例えばコレステリルオレエートを含む。
上記バインダは、上記化粧料組成物の約80質量%まで、例えば該化粧料組成物の約1%〜約70質量%、又は約1%〜約69質量%、又は約1%〜約50質量%、又は約1%〜約40質量%、又は約1〜約30質量%、又は約1〜約20質量%、又は約2.5%〜約15質量%、又は約5%〜約15質量%、又は約7.5%〜約12.5質量%を構成し得る。
特定の態様において、上記化粧料組成物は、約95質量%までのタルク微粒子、約1.0%〜約20質量%の着色剤(例えば、無機顔料)及び約1.0%〜約20質量%のバインダを含む。このような態様において、該化粧料組成物は、更に適切な量の1種又はそれ以上の、保湿剤、保存剤、エモリエント、香料及び酸化防止剤、例えば該組成物の全質量を基準として約10質量%までのこのような成分、又は約5質量%までのこのような成分、又は約0.001%〜約2.5質量%のこのような成分を含むことができる。特定の態様において、該化粧料組成物は、該タルク微粒子、着色剤及びバインダ以外の成分を含まないものである。該化粧料組成物は、当業者には周知の任意の適当な方法又は従来の方法で製造し得る。このような方法は、一般的に液体、スラリー又は固体形状で該化粧料の成分を組合わせ、該成分を混合し、場合により該成分の混合物を微粉砕し、及び次にこれから該化粧料組成物を形成する工程を含む。該成分は、ブレンダ又はその他の混合装置内で、該粒状物質の固有の性質を維持するように、適切に低い剪断条件下で一緒にすることができる。成形は、該化粧料の製造方法の性質及びその最終的な形状に応じて、乾燥し及び/又はプレス成型する工程を含むことができる。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、該タルク微粒子の疎水性又は親油性を高める目的で表面処理される。
特定の態様において、上記タルク微粒子は、該タルク微粒子の親水性又は疎油性(lipophobicity)を高める目的で表面処理される。
特定の態様において、上記表面処理は、オルガノシラン、オルガノホスホール(organophosphour)、有機硫黄、又はこれらの混合物である。
特定の態様において、上記表面処理剤は、ヒドロカルビルホスホン酸、例えばアルキルホスホン酸、例えばC6-C24ホスホン酸等、例えばn-オクタデシルホスホン酸である。特定の態様において、該表面処理剤は、例えばフルオロアルキルホスホン酸、例えばノナフルオロペンタデシルホスホン酸等の、ハロアルキルホスホン酸である。
特定の態様において、上記表面処理は、1種又はそれ以上の、メチコーン、ジメチコーン、トリエトキシシラン、ラウロイルリジン、C9-C15フルオロアルコールホスフェート、ミリスチン酸マグネシウム、トリエトキシカプリルシラン、ポリヒドロキシステアリン酸及びパーフルオロオクチルトリエトキシシランから選択される。
特定の態様において、上記表面処理は、マイクロクリスタリンセルロースであり又はこれを含む。
特定の態様において、上記表面処理は、ポリアクリレートであり又はこれを含む。
特定の態様において、上記表面処理は、1種又はそれ以上のパラホルムアルデヒド(ポリメチレンオキサイド)、ポリテトラメチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリブチレンオキサイド、及びこれらの組合せから選択されるポリアルキレンオキサイドであるか、又はこれらを含む。
特定の態様において、上記表面処理は、ポリエチレングリコールであるか、又はこれを含む。特定の態様において、該表面処理は、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコール(PPG)との混合物を含むか、又は該混合物である。
特定の態様において、上記表面処理は、ポリエーテル変性ポリシロキサンであるか、又はこれを含む。該ポリエーテル変性ポリシロキサンは、線状ポリシロキサンから誘導し得る。特定の態様において、該ポリエーテル変性ポリシロキサンは、ポリ(ジメチルシロキサン)、ポリ(ヘキサメチルジシロキサン)、ポリ(オクタメチルトリシロキサン)、ポリ(デカメチルテトラシロキサン)、又はこれらの組合せから誘導し得る。
特定の態様において、上記表面処理はアミン、又はアミン誘導体を含む。特定の態様において、該表面処理は、アルキル化アミン、例えばアルキル化アルキルアミン、例えばエチル化アルキルアミン等を含む。特定の態様において、該表面処理は、アルコキシル化アミン、例えばエトキシル化アミン、又はアルコイル化(alkoylated)アルキルアミン、例えばエトキシル化アルキルアミン等を含む。
上記表面処理の量は、任意の適当な量、例えば上述の性質、例えば展延性、付着力、撥水性、皮脂吸収性及び/又は表面平滑性の内の1種又はそれ以上を高めるのに適した量であり得る。特定の態様において、該表面処理は、タルク微粒子の全質量を基準として、約5質量%まで、例えばタルク微粒子の全質量を基準として約0.001質量%〜約5質量%、又は約0.01質量%〜約2質量%、又は約0.1質量%〜約2質量%、又は約0.5質量%〜約1.5質量%の量で存在する。
3種のパウダーコンパクトを、以下の表2において詳述するように製造した。各タルクの色彩強化特性を、ISO 12647に従って、分光熱量計を用いて色密度を測定することにより決定した。結果を以下の表2に与える。「+」は、色密度における増加、即ち色彩強化を示し、一方「-」は、色密度に及ぼす有害な効果を示す。
実施例2
実施例1由来の比較タルク(Comparative Talc) A、比較タルクB及びタルク(Talc) 1に係る凝集性を、各々テストした。
凝集力を、プレスドタブレット形状にある各タルクの耐破壊性を測定することによって決定した。該タブレット(径=57mm;厚み=3mm)は、約10.34MPa(1,500psi)にてプレス成型することにより形成された。このテスト中に、ボールプローブ(径:4mm)を、該プレスドタブレットの上部表面に下動させ、また該ボールプローブの該タブレットへの侵入中の、法線方向の力(応力)を、測定する(テクスチャーアナライザ―を使用して)。その荷重速度は100mm/分である。このテストは、該タブレットが割れるまで継続される。該破断荷重(N)は、該タブレットが割れた際に測定された力である。結果は図1に示されている。理解されるように、タルク1は、プレスドタブレット形状において高い凝集力を持ち、このことはプロセスの改善及びより良好な取り扱いを可能ならしめる。
実施例3
コンパクトを、比較タルクA、タルク1及びタルク2を用いて、湿式加工法により製造した。スラリーを、各タルクを用いて形成し、同一の粘度に整え、金型内に配置し、また次に80℃にて乾燥した。加工及び乾燥条件は、各コンパクトにつき同一であった。乾燥に引続き、図2に提示した通り、各コンパクトの写真を撮影した。理解し得る如く、タルク1及びタルク2から製造したコンパクトは、視覚的に割れを含まない。
パウダー処方物(83質量%のタルク微粒子+同等の量の顔料及びバインダ)を、タルクB、タルク1及びタルク4を使用して製造した。該パウダー処方物の被覆率及び不透明度を、以下のように評価した。
被覆率:パネルテスト(10名のパネリスト)、ここでは、パネリストがパウダーを顔面に適用し、かつ被覆率のカテゴリー:優れた被覆率;極めて良好な被覆率;許容し得る被覆率;及び貧弱な被覆率の見地から、これらパウダーをランク付けするよう依頼される。
不透明度(%):該パウダー処方物を、化粧ブラシを用いて黒色の生地に適用する。光の反射率を測定し、かつ不透明度を算出する。
結果を、以下の表3及び4にまとめた:
1. 着色剤及び少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ無機粒状物質を含む化粧料組成物であり、及び該無機粒状物質は、該無機粒状物質の質量を基準として、約10%に満たないアルミニウムを含む。
2. ヒトの皮膚に適用するための化粧料組成物であり、該化粧料組成物は、着色剤及び色彩を強化する量の無機粒状物質を含み、ここで該無機粒状物質は、(i) より少量の該化粧料組成物が、色彩の低下無しに、該皮膚の任意の与られた表面積に適用し得るように、及び/又は(ii) 該化粧料組成物の色密度が、該無機粒状物質を欠く該化粧料組成物に比して強化されるように、及び/又は(iii) 色密度の低下無しに、より少量の着色剤が、該無機粒状物質を欠く該化粧料組成物に比して使用し得るように、該化粧料組成物の色彩を強化する。
3. 顔の特徴に係る視覚的な外観を修正するための化粧法であって、該方法は、該顔の特徴に対して、着色剤及び色彩を強化する量の無機粒状物質を含有する化粧料組成物を適用する工程を含む。
4. パラグラフ3に記載の化粧法であって、上記無機粒状物質の色彩を強化する量での存在が、(i) より少量の上記化粧料組成物が、色彩の低下無しに、上記顔の特徴の任意の与られた表面積に適用でき、及び/又は(ii) より少量の着色剤が、色密度の低下無しに使用し得るように、その色彩を強化する。
5. パラグラフ3又は4に記載の化粧法であって、上記顔の特徴は、皮膚、唇、眉毛又は睫毛の内の1つ又はそれ以上である。
7. パラグラフ6に記載の使用であって、上記無機粒状物質は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ。
8. 凝集力エンハンサを含むプレスドパウダー化粧料であって、該凝集力エンハンサは、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ無機粒状物質を含み、これから本質的になり、又はこれからなっており、また該無機粒状物質は、該無機粒状物質の質量を基準として約10%に満たないアルミニウムを含む。
9. 無機粒状物質の、プレスドパウダー化粧料における凝集力エンハンサとしての使用。
10. パラグラフ9に記載の使用であって、上記無機粒状物質は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ。
11. パラグラフ9又は10に記載の使用であって、凝集力における増加は、タブレット形状にある上記プレスドパウダー化化粧料の耐破壊性を測定することにより決定され、また該凝集力における増加は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持たない、同等な量の無機粒状物質を含む同等のパウダー化化粧料コンパクトに対して決定される。
12. パウダー化化粧料コンパクトの凝集力を高めるための方法であって、該方法は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ無機粒状物質を、該パウダー化化粧料コンパクトの製造中に組入れる工程を含む。
14. 無機粒状物質の、プレスドパウダー化粧料における亀裂防止性添加剤としての使用。
15. パラグラフ14に記載の使用であって、上記無機粒状物質はスラリー形状で使用され、そこで上記パウダー化化粧料コンパクトは、湿式プレス加工法により製造され、かつそこにおいて(i) 該無機粒状物質は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを有し、及び/又は(ii) 該無機粒状物質は、未被覆であり、及び/又は(iii) 該プレスドパウダー化粧料は、オイル-ベースのバインダを含んでいる。
16. プレスドパウダー化粧料の割れを防止するための方法であって、該方法は、プレスドパウダー化粧料コンパクトのプリカーサに、スラリー形状にある無機粒状物質を組入れ、及び該プリカーサを湿式加工して、視覚的に割れを持たないプレスドパウダー化粧料を製造する工程を含み、場合によってはそこにおいて、(i) 該無機粒状物質は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持ち、及び/又は(ii) 該無機粒状物質は未被覆であり、及び/又は(iii) 該プレスドパウダー化粧料は、オイリーベースのバインダを含む。
17. 無機粒状物質の、プレスドパウダー化粧料における色彩強化剤、凝集力エンハンサ及び亀裂防止性添加剤としての使用であり、場合によってはそこにおいて、該無機粒状物質は、少なくとも約5.0μm、例えば少なくとも約10.0μmのd50レーザ、及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ。
19. 先行するパラグラフの何れかに記載の化粧料組成物、あるいはプレスドパウダー化粧料、あるいは方法、あるいは使用であり、そこにおいて上記無機粒状物質は、約5%以下の、例えば約2%以下の、例えば約1%以下のアルミニウム含有率を持つ。
20. 先行するパラグラフの何れかに記載の化粧料組成物、あるいはプレスドパウダー化粧料、又は方法、又は使用であり、そこにおいて上記無機粒状物質は、
(i) 約6.0〜約8.0、例えば約6.5〜約7.5のラメラリティーインデックス、約20.0μm〜約25.0μmのd50レーザ、及び場合により約2.5μm〜約3.5μmのd50セディ;又は
(ii) 約1.0〜約3.0、例えば約1.0〜約2.5、又は約1.25〜約2.0のラメラリティーインデックス、約30.0μm〜約40.0μmのd50レーザ、及び場合により約10.0μm〜約15.0μmのd50セディ;又は
(iii) 約4.0〜約6.0、例えば約4.5〜約5.5のラメラリティーインデックス、約15.0μm〜約25.0μmのd50レーザ、及び場合により約3.0μm〜約4.0μmのd50セディ;
(iv) 約3.5〜約5.0、例えば約4.0〜約5.0のラメラリティーインデックス、約8.0μm〜約12.0μmのd50レーザ、及び場合により約1.5μm〜約3.0μmのd50セディ、及び場合により上記タルク微粒子の全質量を基準として約10%〜約15%のアルミニウム含有率を持つ。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕着色剤及び少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つタルク微粒子を含み、及び該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする化粧料組成物。
〔2〕ヒトの皮膚に適用するための化粧料組成物であって、該化粧料組成物が、着色剤及び色彩を強化する量のタルク微粒子を含み、該タルク微粒子が、該化粧料組成物の色彩を、(i) より少量の該化粧料組成物が、色彩の低下無しに、該皮膚の任意の与られた表面積に適用できるように、及び/又は(ii) 該化粧料組成物の色密度が、該タルク微粒子を欠いた該化粧料組成物と比較して、強化されるように、及び/又は(iii) より少量の着色剤が、該タルク微粒子を欠いた該化粧料組成物に比して、色密度の低下無しに使用し得るように強化する、前記化粧料組成物。
〔3〕顔の特徴に係る視覚的外観を修正するための化粧方法であって、該顔の特徴に対して、着色剤及び色彩を強化する量のタルク微粒子を含有する化粧料組成物を適用する工程を含む、前記方法。
〔4〕前記色彩を強化する量のタルク微粒子の存在が、前記色彩を、(i) より少量の前記化粧料組成物が、色彩の低下無しに、前記顔の特徴に係る任意の与られた表面積に対して適用することができ、及び/又は(ii) より少量の着色剤が、色密度の低下無しに、使用し得るように強化する、前記〔3〕記載の化粧方法。
〔5〕化粧料組成物における色彩強化剤としての、タルク微粒子の使用。
〔6〕凝集力エンハンサを含むプレスドパウダー化粧料であって、該凝集力エンハンサが、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つタルク微粒子を含み、これから本質的になり、あるいはこれからなっており、該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする化粧料。
〔7〕プレスドパウダー化粧料における凝集力エンハンサとしての、タルク微粒子の使用。
〔8〕前記タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ、前記〔5〕又は〔7〕記載の使用。
〔9〕粉末化化粧料コンパクトの凝集力を強化する方法であって、該方法が、該粉末化化粧料コンパクトの製造中に、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つタルク微粒子を組入れる工程を含むことを特徴とする方法。
〔10〕亀裂防止性添加剤を含むプレスドパウダー化粧料であって、該亀裂防止性添加剤が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つタルクを含み、これから本質的になり、あるいはこれからなっており、該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として、約10%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする化粧料。
〔11〕プレスドパウダー化粧料における亀裂防止性添加剤としての、タルク微粒子の使用。
〔12〕前記タルク微粒子が、スラリー形状で使用され、前記粉末化化粧料コンパクトが、湿式プレス成型法により製造され、かつ(i) 該タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを有し、及び/又は(ii) 該タルク微粒子が、未被覆であり、及び/又は(iii) 該プレスドパウダー化粧料が、オイルベースのバインダを含む、前記〔11〕記載の使用。
〔13〕プレスドパウダー化粧料の亀裂を防止する方法であって、該方法が、プレスドパウダー化粧料コンパクトのプリカーサに、スラリー形状にあるタルク微粒子を組入れ、及び該プリカーサを湿式加工して、視覚的に亀裂を持たないプレスドパウダー化粧料を製造する工程を含み、場合により、(i) 該タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを有し、及び/又は(ii) 該タルク微粒子が未被覆であり、及び/又は(iii) 該プレスドパウダー化粧料がオイルベースのバインダを含むことを特徴とする亀裂防止法。
〔14〕タルク微粒子の、プレスドパウダー化粧料における色彩強化剤、凝集力エンハンサ及び亀裂防止添加剤としての使用であって、場合によりそこにおいて該タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 及び少なくとも約1.0のラメラリティーインデックスを持つ、前記使用。
〔15〕被覆率及び/又は不透明度エンハンサを含む化粧料組成物であって、該被覆率及び/又は不透明度エンハンサが、タルク微粒子を含み、これから本質的になり、又はこれからなっており、該タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックス、及び該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウム含有率を有することを特徴とする化粧料組成物。
〔16〕ヒトの皮膚に適用するための化粧料組成物であって、該化粧料組成物は、被覆率及び/又は不透明度を増強する量のタルク微粒子を含み、該タルク微粒子が、該化粧料組成物の該被覆率及び/又は不透明度を、(i) より少量の該化粧料組成物が、被覆率及び/又は不透明度の低下無しに、該皮膚の任意の与られた表面積に対して適用することができるように、及び/又は(ii) 該化粧料組成物の該被覆率及び/又は不透明度が、該タルク微粒子に欠ける該化粧料組成物に比して高められるように強化し、該タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックス及び該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウム含有率を有することを特徴とする化粧料組成物。
〔17〕前記組成物が、ファンデーション又はコンシーラーである、前記〔15〕又は〔16〕に記載の化粧料組成物。
〔18〕タルク微粒子の、化粧料組成物における被覆率及び/又は不透明度エンハンサとしての使用であって、該タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックス及び該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウム含有率を有し、場合により、該化粧料組成物が、ファンデーション又はコンシーラーであることを特徴とする使用。
〔19〕前記被覆率及び/又は不透明度エンハンサが、(i) ヒトの皮膚に適用した際の完全被覆率、及び/又は(ii) 少なくとも約70%の不透明度を与えるのに十分な量で存在する、前記〔15〕〜〔17〕の何れか1項に記載の化粧料組成物、又は前記〔18〕記載の使用。
〔20〕前記タルク微粒子が、少なくとも約10.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0のラメラリティーインデックス及び該タルク微粒子の質量を基準として約10%未満のアルミニウム含有率を有する、前記態様の何れかに記載の化粧料組成物、又はプレスドパウダー化粧料、又は方法、又は使用。
〔21〕(i) 前記タルク微粒子が、少なくとも約2.0、例えば少なくとも約4.0、又は少なくとも約6.0のラメラリティーインデックスを有し、及び/又は(ii) 該タルク微粒子が、約5%以下、例えば約2%以下、例えば約1%以下のアルミニウム含有率を有する、前記態様の何れかに記載の化粧料組成物、又はプレスドパウダー化粧料、又は方法、又は使用。
〔22〕前記タルク微粒子が、例えば該タルク微粒子の疎水性又は親油性を高めるために、表面処理されている、前記態様の何れかに記載の化粧料組成物、又はプレスドパウダー化粧料、又は方法、又は使用。
〔23〕化粧料組成物における表面処理されたタルク微粒子の使用であって、該タルク微粒子が、少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックスを有し、及び該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする使用。
〔24〕化粧料組成物の展延性を高めるための、該化粧料組成物における表面処理タルク微粒子の、例えばヒトの皮膚における使用であって、場合により、該タルク微粒子が、(A) 少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックスを有し、かつ該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする使用。
〔25〕例えば、ヒトの皮膚に適用した際の、化粧料組成物に係る付着力、撥水性、皮脂吸収性及び/又は表面平滑性を高めるための、該化粧料組成物における表面処理されたタルク微粒子の使用であって、場合により、該タルク微粒子が、(A) 少なくとも約10.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックスを有し、かつそこで該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として約10%未満のアルミニウムを含み;あるいは(B) 少なくとも約5.0μmのd 50レーザ 、少なくとも約1.0、例えば少なくとも約3.0のラメラリティーインデックスを有し、かつ該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として約20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする使用。
〔26〕前記タルク微粒子が、少なくとも約10.0μmのd 50レーザ を有し、かつ該タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として約10%未満のアルミニウムを含む、前記〔22〕〜〔25〕の何れか1項に記載の使用。
Claims (28)
- 着色剤と、タルク微粒子とを含む化粧料組成物であって、前記タルク微粒子が、6.0〜8.0のラメラリティーインデックスと、2.5μm〜3.5μmのd 50セディ と、20.0μm〜25.0μmのd 50レーザ とを有するか、又は、該タルク微粒子が、2.0〜3.0のラメラリティーインデックスと、10.0μm〜15.0μmのd 50セディ と、30.0μm〜40.0μmのd 50レーザ とを有し、前記タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする化粧料組成物。
- ヒトの皮膚に適用するための化粧料組成物であって、該化粧料組成物が、着色剤と、色彩を強化する量のタルク微粒子とを含み、該タルク微粒子が、該化粧料組成物の色彩を、(i) より少量の該化粧料組成物が、色彩の低下無しに、該皮膚の任意の所定の表面積に適用できるように、及び/又は(ii) 該化粧料組成物の色密度が、該タルク微粒子を欠いた該化粧料組成物と比較して、強化されるように、及び/又は(iii) より少量の前記着色剤が、該タルク微粒子を欠いた該化粧料組成物に比して、色密度の低下無しに使用し得るように強化するものであり、そして該タルク微粒子が、6.0〜8.0のラメラリティーインデックスと、2.5μm〜3.5μmのd 50セディ と、20.0μm〜25.0μmのd 50レーザ とを有するか、又は、該タルク微粒子が、2.0〜3.0のラメラリティーインデックスと、10.0μm〜15.0μmのd 50セディ と、30.0μm〜40.0μmのd 50レーザ とを有し、かつ前記タルク微粒子が、その質量を基準として20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする化粧料組成物。
- 前記タルク微粒子が、6.0〜8.0のラメラリティーインデックスと、2.5μm〜3.5μmのd 50セディ と、20.0μm〜25.0μmのd 50レーザ とを有し、かつ該タルク微粒子が、5%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項1又は2に記載の化粧料組成物。
- 前記タルク微粒子が、2%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項3に記載の化粧料組成物。
- 前記タルク微粒子が、1%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項3に記載の化粧料組成物。
- 前記タルク微粒子が、表面処理されているか、又は、該タルク微粒子の疎水性又は親油性を高めるために、表面処理されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
- 顔の特徴に係る視覚的外観を修正するための化粧方法であって、該顔の特徴に対して、着色剤と、色彩を強化する量のタルク微粒子とを含有する化粧料組成物を適用する工程を含み、前記タルク微粒子が、6.0〜8.0のラメラリティーインデックスと、2.5μm〜3.5μmのd 50セディ と、20.0μm〜25.0μmのd 50レーザ とを有するか、又は、該タルク微粒子が、2.0〜3.0のラメラリティーインデックスと、10.0μm〜15.0μmのd 50セディ と、30.0μm〜40.0μmのd 50レーザ とを有し、かつ前記タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする方法。
- 前記色彩を強化する量のタルク微粒子の存在が、前記色彩を、(i) より少量の前記化粧料組成物が、色彩の低下無しに、前記顔の特徴に係る任意の所定の表面積に対して適用することができ、及び/又は(ii) より少量の前記着色剤が、色密度の低下無しに、使用し得るように強化する、請求項7記載の化粧方法。
- (i) 前記タルク微粒子が、6.0〜8.0のラメラリティーインデックスと、2.5μm〜3.5μmのd 50セディ と、20.0μm〜25.0μmのd 50レーザ とを有し、かつ該タルク微粒子が、5%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項7又は8に記載の化粧方法。
- 該タルク微粒子が、2%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項9に記載の化粧方法。
- 該タルク微粒子が、1%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項9に記載の化粧方法。
- 前記タルク微粒子が、表面処理されているか、又は、該タルク微粒子の疎水性又は親油性を高めるために、表面処理されている、請求項7〜11のいずれか1項に記載の化粧料方法。
- 化粧料組成物における色彩強化剤としての、タルク微粒子の使用であって、該タルク微粒子が、6.0〜8.0のラメラリティーインデックスと、2.5μm〜3.5μmのd 50セディ と、20.0μm〜25.0μmのd 50レーザ とを有するか、又は、該タルク微粒子が、2.0〜3.0のラメラリティーインデックスと、10.0μm〜15.0μmのd 50セディ と、30.0μm〜40.0μmのd 50レーザ とを有し、かつ前記タルク微粒子が、該タルク微粒子の質量を基準として20%未満のアルミニウムを含むことを特徴とする使用。
- プレスドパウダー化粧料における色彩強化剤としての、タルク微粒子の使用であって、該タルク微粒子が、少なくとも9.0μmのd50レーザ及び少なくとも1.0のラメラリティーインデックスを有することを特徴とする使用。
- 前記タルク微粒子が、少なくとも10.0μmのd50レーザ と、少なくとも2.0のラメラリティーインデックスと、該タルク微粒子の質量を基準として10%未満のアルミニウム含有率とを有する、請求項14に記載の使用。
- (i) 前記タルク微粒子が、少なくとも4.0のラメラリティーインデックスを有し、及び/又は(ii) 該タルク微粒子が、5%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項14又15に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、少なくとも6.0のラメラリティーインデックスを有する、請求項16に記載の使用。
- 該タルク微粒子が、2%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項16又17に記載の使用。
- 該タルク微粒子が、1%以下のアルミニウム含有率を有する、請求項16又17に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、1.0μm〜5.0μmのd50セディを有する、請求項14〜19のいずれか1項に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、1.0〜3.0μmのd50セディを有する、請求項20に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、6.0〜8.0のラメラリティーインデックスと、20.0μm〜25.0μmのd50レーザとを有する、請求項14〜19のいずれか1項に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、6.5〜7.5のラメラリティーインデックスを有する、請求項22に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、2.5μm〜3.5μmのd50セディを有する、請求項22又は23に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、2.0〜3.0のラメラリティーインデックスと、30.0μm〜40.0μmのd50レーザとを有する、請求項14に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、2.0〜2.5のラメラリティーインデックスを有する、請求項25に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、10.0μm〜15.0μmのd50セディを有する、請求項25又は26に記載の使用。
- 前記タルク微粒子が、表面処理されているか、又は、該タルク微粒子の疎水性又は親油性を高めるために、表面処理されている、請求項13〜27のいずれか1項に記載の使用。
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