JP7043415B2 - 乳白剤としてのカオリンの使用 - Google Patents
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Description
ある実施形態では、カオリンは、乳白剤として作用し、したがって化粧料組成物は、比較的低いレベルの(他の)乳白剤を含むが、(例えば、比較的低いレベルの他の乳白剤を使用した場合に予想される不透明度と比較して)比較的高い不透明度を有する。
ある実施形態では、化粧料組成物は、約0.5質量%未満の乳白剤を含み、約40%以上の不透明度を有する。したがって、本発明の第2の態様によれば、美容上許容される担体、カオリン、および0.5質量%未満の乳白剤を含む化粧料組成物が提供され、化粧料組成物は、約40%以上の不透明度を有する。
ある実施形態では、化粧料組成物は、カオリンなしの同一の化粧料組成物の不透明度より少なくとも約5%高い不透明度を有する。したがって、本発明の第3の態様によれば、美容上許容される担体およびカオリンを含む化粧料組成物が提供され、化粧料組成物は、カオリンなしの同一の化粧料組成物の不透明度より少なくとも約5%高い不透明度を有する。
本発明の第4の態様によれば、化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用が提供される。
ある実施形態では、カオリンは、化粧料組成物の不透明度を少なくとも5%上昇させるために使用される。したがって、本発明の第5の態様によれば、化粧料組成物の不透明度を少なくとも5%上昇させるカオリンの使用が提供される。
ある実施形態では、カオリンは、化粧料組成物における別の乳白剤の少なくとも一部に置き換わるように使用される。したがって、本発明の第6の態様によれば、化粧料組成物における乳白剤の少なくとも一部に置き換わるカオリンの使用が提供される。
本発明の第7の態様によれば、本発明のいずれかの態様または実施形態に従って、化粧料組成物を作製する方法が提供され、方法は、美容上許容される担体およびカオリンを組み合わせるステップを含む。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約40%以上の不透明度を有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約50%以上または約60%以上の不透明度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、乳白剤として使用される。ある実施形態では、カオリンは、化粧料組成物における別の乳白剤、例えばスチレン乳白剤の少なくとも一部に置き換わるように使用される。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約1以下のb*黄色度を有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約0.5以下または約0以下のb*黄色度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約3~約8の範囲のpHを有する。ある実施形態では、化粧料組成物は、約3~約5、または約3~約4の範囲のpHを有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、約0.4質量%以下の乳白剤を含む。ある実施形態では、化粧料組成物は、約0.3質量%以下、または約0.2質量%以下の乳白剤を含む。ある実施形態では、化粧料組成物には、乳白剤がない(すなわち0質量%の乳白剤を含む)。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは焼成カオリンである。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約88以上のL*白色度を有する。ある実施形態では、カオリンは、約90以上のL*白色度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約3以下のb*黄色度を有する。ある実施形態では、カオリンは、約2.8以下のb*黄色度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、約1.2以上の屈折率を有する。ある実施形態では、カオリンは、約1.2~約1.8の範囲の屈折率を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、少なくとも約150g/lのかさ密度を有する。ある実施形態では、カオリンは、約150~約400g/lの範囲のかさ密度を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、カオリンは、少なくとも約8m2/gの表面積を有する。ある実施形態では、カオリンは、約8~約25m2/gの範囲の表面積を有する。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、固体または液体化粧料組成物である。
本発明のいずれかの態様のある実施形態では、化粧料組成物は、液体石鹸(例えばハンドソープ、ボディウォッシュ、ヘアシャンプー)、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物(例えば口紅)である。
・乳白剤は環境に配慮されている;
・皮膚への刺激および/またはアレルギー反応が少ない(製品が天然無機性のため);
・低および高pHでの安定性が改善されている(例えば、それぞれpH5.5未満およびpH7超);
・カチオン性ポリマーの存在下での安定性が改善されている(例えばカチオン性コンディショニング剤);
・高電解質濃度での安定性が改善されている;
・イオン性物質(例えばアニオン性界面活性剤)の存在下での安定性が改善されている;
・白色度、黄色度および/または不透明度が、典型的に使用される乳白剤と同等である、または改善されている;
・ざらつきが最小限である;
・凝集が最小限である;
・化粧料組成物の粘度の変化が最小限である;
・皮膚における忍容性が良好であり、眼球刺激が最小限である;
・微生物汚染が最小限である
・有利な効果を得るために使用され得る別の典型的な乳白剤の量と同等の量のカオリンを使用して、同一の効果が得られる
の1つまたは複数を提供し得る。
本発明は、以下の例および図に限定されないが、それらに関係して説明できる:
美容上許容される担体およびカオリンを含む化粧料組成物は、本明細書で開示されている。意外にも、また、有利なことに、カオリンは、化粧料組成物における乳白剤として使用できることを見出した。したがって、カオリンは、乳白剤、例えば化粧料組成物に現在使用されているスチレン乳白剤に置き換わるように使用できる。詳細には、意外にも、また、有利なことに、カオリンが、詳細には低pHで、また、イオン性物質、例えばカチオン性コンディショニング剤の存在下で、化粧料組成物中で安定であることを見出した。詳細には、意外にも、また、有利なことに、カオリンを、現在使用されている乳白剤に類似した量で使用して、同等の性質、例えば不透明度、白色度および/または黄色度を得ることができると見出した。
したがって、化粧料組成物は、約0.5質量%以下の乳白剤を含み得る。例えば、化粧料組成物は、約0.4質量%以下の乳白剤、例えば約0.3質量%以下の乳白剤、例えば約0.2質量%以下の乳白剤、例えば約0.1質量%以下の乳白剤を含み得る。化粧料組成物は、例えば、約0.01~約0.5質量%の乳白剤、例えば約0.05~約0.5質量%の乳白剤を含み得る。化粧料組成物は、例えば、乳白剤がまったくなくてよい。言い換えれば、化粧料組成物は、0質量%の乳白剤を含み得る。
化粧料組成物は、例えば、約1以下のb*黄色度を有し得る。例えば、化粧料組成物は、約0.9以下、または約0.8以下、または約0.7以下、または約0.6以下、または約0.5以下、または約0.4以下、または約0.3以下、または約0.2以下、または約0.1以下、または約0以下、または約-0.1以下、または約-0.2以下、または約-0.3以下、または約-0.4以下、または約-0.5以下のb*黄色度を有し得る。化粧料組成物は、例えば、約-100以上、または約-50以上、または約-25以上、または約-20以上、または約-10以上、または約-5以上、または約-4以上のb*黄色度を有し得る。
本明細書で開示されている化粧料組成物は、約3~約8の範囲のpHを有し得る。例えば、本明細書で開示されている化粧料組成物は、約3.5~約7.5、または約4~約7、または約4.5~約6.5、または約5~約6の範囲のpHを有し得る。例えば、化粧料組成物は、約3~約5.5、または約3~約5、または約3~約4.5、または約3~約4の範囲のpHを有し得る。例えば、化粧料組成物は、約7~約8の範囲のpHを有し得る。
安定性は、経時的に後方散乱の変化(凝結および/または沈降および/またはクリーミング)を測定することにより判定され得る。化粧料組成物の後方散乱は、Turbiscan(登録商標)センサーを使用して、様々な時点で測定できる。後方散乱における変化は、安定性の変化(例えば凝結および/または沈降および/またはクリーミング)を指し示す。
カオリンは、例えば、含水カオリン、または焼成カオリン(部分的または完全焼成カオリン)、またはメタカオリンであってよい。
メタカオリンまたは焼成カオリンを形成するために、焼成温度をコントロールし、その結果カオリンに特徴的な吸熱脱水(dehydration)反応を施すことができ、元の鉱物質(例えばカオリナイト)を、完全に、または部分的に脱ヒドロキシ化できる。焼成温度は、示差熱分析(DTA)での急激な発熱により指し示されるメタカオリンが崩壊する温度より著しく低く維持してよい。対照的に、完全焼成カオリン顔料は、この発熱を超える温度で焼成してよい。
カオリンは、例えば、約0.5μm~約0.9μmの範囲のd50を有し得る。例えば、カオリンは、約0.55μm~約0.85μm、または約0.6μm~約0.8μm、または約0.65μm~約0.75μm、または約0.6μm~約0.7μmの範囲のd50を有し得る。カオリンは、例えば、約0.6μm~約0.8μm、または約0.65μm~約0.75μmの範囲のd50を有し得る。例えば、カオリンは、約0.7μmのd50を有し得る。
カオリンは、例えば、約0.2μm~約0.6μmの範囲のd10を有し得る。例えば、カオリンは、約0.25μm~約0.55μm、または約0.3μm~約0.5μm、または約0.35μm~約0.45μm、または約0.4μm~約0.5μmの範囲のd10を有し得る。カオリンは、例えば、約0.3μm~約0.5μm、または約0.35μm~約0.45μmの範囲のd10を有し得る。例えば、カオリンは、約0.4μmのd50を有し得る。
カオリンは、例えば、約0.6~約0.8μmの範囲のd50、および約1.9~約2.1μmの範囲のd90を有し得る。カオリンは、例えば、約0.6~約0.8μmの範囲のd50、および約1.9~約2.1μmの範囲のd90、および約0.3~約0.5μmの範囲のd10を有し得る。
カオリンは、例えば、約3以下のb*黄色度を有し得る。例えば、カオリンは、約2.9以下、または約2.8以下、または約2.7以下のb*黄色度を有し得る。カオリンは、例えば、約2.6のb*黄色度を有し得る。カオリンは、例えば、約-100以上のb*黄色度を有し得る。例えば、カオリンは、約-50以上、または約-25以上、または約-20以上、または約-10以上、または約-5以上、または約-4以上のb*黄色度を有し得る。
L*白色度、a*緑色度およびb*黄色度は、L*a*b*色空間を使用して判定する。化粧料組成物のL*白色度、a*緑色度およびb*黄色度は、上に記載した分光計MINOLTA CM-3700dを化粧料組成物に対して使用して測定できる。
カオリンの屈折率は、様々な比のエチレングリコールおよび水を含む組成物を使用して較正した屈折計(モデルBellingham&Stanley Ltd、London、No.9200077)を使用して、測定する。
カオリンの吸油量は、4gの鉱物質に添加して、硬く滑らかなペーストが得られる量の油(亜麻仁油を用いた試験)である。吸油量値(mL/100g)は、鉱物質が油および有機成分を吸収する能力を評価する(標準方法IS 787/5)。
カオリンのかさ密度は、カオリンを、体積が分かっている容器に入れること、およびこれを秤量することにより測定する(標準方法EN 1097/3)。
カオリンの表面積は、DIN ISO 9277に従って、BET窒素吸収により、例えばMicromeriticsから入手できるTrisTarという機械を使用して測定できる。
カオリンの比重は、乾燥粉末の質量をその体積で割る計算により測定され、体積は、室温にて、水を置換媒体として使用して計算する。
化粧料組成物は、例えば、液体化粧料組成物であり得る。化粧料組成物は、例えば、液体石鹸、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたは液体メーキャップ組成物であり得る。液体石鹸は、例えば、ハンドソープおよび/またはボディウォッシュおよび/またはヘアシャンプーであり得る。
化粧料組成物は、例えば、固体化粧料組成物であり得る。化粧料組成物は、例えば、固形整髪料、固形デオドラントまたは固形メーキャップ組成物であり得る。例えば、化粧料組成物は口紅であり得る。
適切な美容上許容される担体は、当業者に周知であり、化粧料組成物の意図された最終使用に従って選択される。美容上許容される担体は、溶液として、コロイド分散体、水中油エマルション、油中水エマルション、懸濁液、クリーム、ローション剤、ゲル、フォーム、ムース、スプレーまたは固体を含む多彩な形態であってよい。
例えば、化粧料組成物(例えばメーキャップまたは口紅組成物)は、1つもしくは複数の油(例えば1つもしくは複数の植物油(例えばヒマシ油)および/または1つもしくは複数の鉱油)、および/または1つもしくは複数のワックス(例えば1つもしくは複数の植物ワックス、および/または1つもしくは複数の鉱物ワックス、および/または1つもしくは複数の合成ワックス)、および/または1つもしくは複数の脂肪族アルコール、および/または1つもしくは複数の脂肪酸エステルを含む、美容上許容される担体を含み得る。
例えば、口紅組成物は、約99質量%までの美容上許容される担体、約1質量%~約10質量%の顔料、および約0.5質量%~約3質量%の標準的な化粧品原料を含み得る。
使用
化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用は、本明細書でも開示されている。化粧料組成物およびカオリンは、例えば、上記の実施形態のいずれかに、それらの任意の組合せを含めて、従っていてよい。
カオリンは、例えば、化粧料組成物における1つまたは複数の乳白剤に、乳白剤1質量%:カオリン1質量%~乳白剤1質量%:カオリン1.5質量%の比で置き換わるように使用され得る。
化粧料組成物における1つまたは複数の乳白剤の少なくとも一部の置き換えは、例えば、化粧料組成物の絶対不透明度を、約10%(すなわち+/-10%)以下変化させ得る。例えば、化粧料組成物における1つまたは複数の乳白剤の少なくとも一部の置き換えは、化粧料組成物の不透明度を、約9%以下、または約8%以下、または約7%以下、または約6%以下、または約5%以下、または約4%以下、または約3%以下、または約2%以下、または約1%以下変化させ得る。
本明細書で開示されている化粧料組成物を作製する方法も、本明細書で開示されている。この方法は、美容上許容される担体およびカオリンおよび他の任意選択の原料を組み合わせるステップを含む。化粧料組成物の成分は、例えば、当業者に公知の装置を使用して混合して、例えば、溶液、コロイド分散体、水中油エマルション、油中水エマルション、懸濁液、クリーム、ローション、ゲル、フォーム、ムースまたはスプレーを形成できる。
表1で示されている鉱物質を使用して、Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に2質量%の鉱物質を含む組成物を作製した。Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に1質量%のOpulyn(商標)301(0.17mmの平均粒径、1.03G/MIの密度および50Cpsの粘度を有するスチレン/アクリレートコポリマー)を含む組成物も対照として作製した。
組成物の不透明度は、1cmの高さおよび3.5cmの直径を有する透明な容器を使用して、上記のコントラストカード法を使用して判定した。結果を図1に示す。
組成物のL*白色度およびb*黄色度は、上に記載されているように判定した。結果を図2に示す。
10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、組成物の安定性も判定した。結果を図3に示す。
表2で示されている鉱物質を使用して、Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に0.75質量%の鉱物質を含む組成物を作製した。Sanex(登録商標)Zero%シャワーゲル中に0.5質量%Opulyn(商標)301(0.17mmの平均粒径、1.03G/MIの密度および50Cpsの粘度を有するスチレン/アクリレートコポリマー)を含む組成物も対照として作製した。
組成物の不透明度は、上記のコントラストカード法を使用して判定した。結果を図4に示す。
組成物のL*白色度およびb*黄色度は、上に記載したように判定した。結果を、図5に示す。
10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、組成物の安定性も判定した。結果を図6に示す。
実施例2に記載されている組成物の粘度は、Brookfield machine、mobile 4を使用して、1、10および100rpmで1分混合した後で判定した。結果を表3に示す。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕美容上許容される担体;
カオリン;および
約0.5質量%未満の乳白剤
を含む化粧料組成物であって、約40%以上の不透明度を有することを特徴とする、化粧料組成物。
〔2〕約50%以上、例えば約60%以上の不透明度を有する、前記〔1〕に記載の化粧料組成物。
〔3〕カオリンなしの対応する化粧料組成物の不透明度よりも、少なくとも約5%高い不透明度を有する、前記〔1〕または〔2〕に記載の化粧料組成物。
〔4〕約80以上、または約85以上、または約90以上、または約80~約85の範囲のL * 白色度を有する、前記〔1〕から〔3〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔5〕約1以下、例えば約0.5以下のb * 黄色度を有する、前記〔1〕から〔4〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔6〕約3~約8の範囲のpHを有する、前記〔1〕から〔5〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔7〕10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、5%(v/v)未満、例えば3%(v/v)未満、例えば2%(v/v)未満の沈降を有する、前記〔1〕から〔6〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔8〕約0.4質量%以下、例えば約0.3質量%以下、例えば約0.2質量%以下の乳白剤を含む、前記〔1〕から〔7〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔9〕0質量%の乳白剤を含む、前記〔1〕から〔8〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔10〕前記カオリンが、焼成カオリンである、前記〔1〕から〔9〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔11〕前記カオリンが、約0.5~約0.9μmの範囲のd 50 を有する、前記〔1〕から〔10〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔12〕前記カオリンが、約1.8~約2.2μmの範囲のd 90 を有する、前記〔1〕から〔11〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔13〕前記カオリンが、約0.2~約0.6μmの範囲のd 10 を有する、前記〔1〕から〔12〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔14〕前記カオリンが、少なくとも約88、例えば少なくとも約90のL * 白色度を有する、前記〔1〕から〔13〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔15〕前記カオリンが、約3以下、例えば約2.8以下のb * 黄色度を有する、前記〔1〕から〔14〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔16〕前記カオリンが、少なくとも約1.2、例えば約1.2~約1.8の屈折率を有する、前記〔1〕から〔15〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔17〕前記カオリンが、少なくとも約70g/100g、例えば約70~約100g/100gの範囲の吸油量を有する、前記〔1〕から〔16〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔18〕前記カオリンが、少なくとも約150g/l、例えば約150~約400g/lのかさ密度を有する、前記〔1〕から〔17〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔19〕前記カオリンが、少なくとも約8m 2 /g、例えば約8~約25m 2 /gの表面積を有する、前記〔1〕から〔18〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔20〕固体または液体の化粧料組成物である、前記〔1〕から〔19〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔21〕液体石鹸(例えばハンドソープ、ボディウォッシュ、ヘアシャンプー)、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物(例えば口紅)である、前記〔1〕から〔20〕のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
〔22〕化粧料組成物における乳白剤としてのカオリンの使用。
〔23〕前記カオリンが、前記組成物における別の乳白剤の少なくとも一部を置き換えるために使用される、前記〔22〕に記載の使用。
〔24〕前記カオリンが、前記組成物におけるスチレン乳白剤の少なくとも一部を置き換えるために使用される、前記〔22〕または〔23〕のいずれか1項に記載の使用。
〔25〕前記カオリンが、前記化粧料組成物の不透明度を、少なくとも約5%、例えば少なくとも約10%、例えば少なくとも約20%上昇させる、前記〔22〕から〔24〕のいずれか1項に記載の使用。
〔26〕前記化粧料組成物が、約40%以上、例えば約50%以上、例えば約40%以上の不透明度を有する、前記〔22〕から〔25〕のいずれか1項に記載の使用。
〔27〕前記化粧料組成物が、約80以上、または約85以上、または約90以上、または約80~約85の範囲のL * 白色度を有する、前記〔22〕から〔26〕のいずれか1項に記載の使用。
〔28〕前記化粧料組成物が、約1以下、例えば約0.5以下のb * 黄色度を有する、前記〔22〕から〔27〕のいずれか1項に記載の使用。
〔29〕前記化粧料組成物が、約3~約8の範囲のpHを有する、前記〔22〕から〔28〕のいずれか1項に記載の使用。
〔30〕前記化粧料組成物が、10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、5%(v/v)未満、例えば3%(v/v)未満、例えば2%(v/v)未満の沈降を有する、前記〔22〕から〔29〕のいずれか1項に記載の使用。
〔31〕前記化粧料組成物が、約0.5質量%未満、例えば約0.4質量%以下、例えば約0.2質量%以下の他の乳白剤を含む、前記〔22〕から〔30〕のいずれか1項に記載の使用。
〔32〕前記化粧料組成物が、0質量%の乳白剤を含む、前記〔22〕から〔31〕のいずれか1項に記載の使用。
〔33〕前記カオリンが、焼成カオリンである、前記〔22〕から〔32〕のいずれか1項に記載の使用。
〔34〕前記カオリンが、約0.5~約0.9μmの範囲のd 50 を有する、前記〔22〕から〔33〕のいずれか1項に記載の使用。
〔35〕前記カオリンが、約1.8~約2.2μmの範囲のd 90 を有する、前記〔22〕から〔34〕のいずれか1項に記載の使用。
〔36〕前記カオリンが、約0.2~約0.6μmの範囲のd 10 を有する、前記〔22〕から〔35〕のいずれか1項に記載の使用。
〔37〕前記カオリンが、少なくとも約88、例えば少なくとも約90のL * 白色度を有する、前記〔22〕から〔36〕のいずれか1項に記載の使用。
〔38〕前記カオリンが、約3以下、例えば約2.8以下のb * 黄色度を有する、前記〔22〕から〔37〕のいずれか1項に記載の使用。
〔39〕前記カオリンが、少なくとも約1.2、例えば約1.2~約1.8の屈折率を有する、前記〔22〕から〔38〕のいずれか1項に記載の使用。
〔40〕前記カオリンが、少なくとも約80g/100g、例えば約80~約100g/100gの範囲の吸油量を有する、前記〔22〕から〔39〕のいずれか1項に記載の使用。
〔41〕前記カオリンが、少なくとも約150g/l、例えば約150~約400g/lのかさ密度を有する、前記〔22〕から〔40〕のいずれか1項に記載の使用。
〔42〕前記カオリンが、少なくとも約8m 2 /g、例えば約8~約25m 2 /gの表面積を有する、前記〔22〕から〔41〕のいずれか1項に記載の使用。
〔43〕前記化粧料組成物が、固体または液体の化粧料組成物である、前記〔22〕から〔42〕のいずれか1項に記載の使用。
〔44〕前記化粧料組成物が、液体石鹸(例えばハンドソープ、ボディウォッシュ、ヘアシャンプー)、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物(例えば口紅)である、前記〔22〕から〔43〕のいずれか1項に記載の使用。
Claims (12)
- 美容上許容される担体;
少なくとも70g/100gの吸油量および0.5~0.9μmの範囲のd 50 を有する、焼成カオリン;および
0.5質量%未満の乳白剤
を含む化粧料組成物であって、40%以上の不透明度を有し、
不透明度は、化粧料組成物を含有する高さ1cmおよび直径3.5cmの透明な容器を、黒色/白色コントラストカードの上に置き、分光計を使用して、黒色表面におけるフィルムの白色度(Y black )および白色表面におけるフィルムの白色度(Y white )を判定する、コントラストカード法を使用して測定され、不透明度(%)=(Y black /Y white )×100であり、不透明度は、Colorimeter BYK Spectro guide 44/0 guide glossを使用して測定することを特徴とする、化粧料組成物。 - (a)50%以上、または60%以上の不透明度を有するか;および/または
(b)カオリンなしの対応する化粧料組成物の不透明度よりも、少なくとも5%高い不透明度を有するか;および/または
(c)80以上、または85以上、または90以上、または80~85の範囲のL*白色度を有するか;および/または
(d)1以下、または0.5以下のb*黄色度を有するか;および/または
(e)3~8の範囲のpHを有するか;および/または
(f)10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、5%(v/v)未満、または3%(v/v)未満、または2%(v/v)未満の沈降を有する、請求項1に記載の化粧料組成物。 - 0.4質量%以下、または0.3質量%以下、または0.2質量%以下の乳白剤、または0質量%の乳白剤を含む、請求項1または2に記載の化粧料組成物。
- 前記焼成カオリンが、
(a)1.8~2.2μmの範囲のd90を有するか;および/または
(b)0.2~0.6μmの範囲のd10を有するか;および/または
(c)少なくとも88、または少なくとも90のL*白色度を有するか;および/または
(d)3以下、または2.8以下のb*黄色度を有するか;および/または
(e)少なくとも1.2、または1.2~1.8の屈折率を有するか;および/または
(f)70~100g/100gの範囲の吸油量を有するか;および/または
(g)少なくとも150g/l、または150~400g/lのかさ密度を有するか;および/または
(h)少なくとも8m2/g、または8~25m2/gの表面積を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の化粧料組成物。 - 液体石鹸、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物である、請求項1から4のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
- 化粧料組成物における乳白剤としての焼成カオリンの使用であって、前記化粧料組成物が、40%以上の不透明度を有し、
前記焼成カオリンが、少なくとも70g/100gの吸油量および0.5~0.9μmの範囲のd 50 を有し、
不透明度は、化粧料組成物を含有する高さ1cmおよび直径3.5cmの透明な容器を、黒色/白色コントラストカードの上に置き、分光計を使用して、黒色表面におけるフィルムの白色度(Y black )および白色表面におけるフィルムの白色度(Y white )を判定する、コントラストカード法を使用して測定され、不透明度(%)=(Y black /Y white )×100であり、不透明度は、Colorimeter BYK Spectro guide 44/0 guide glossを使用して測定する、使用。 - 前記焼成カオリンが、前記組成物における別の乳白剤の少なくとも一部を置き換えるために使用される、請求項6に記載の使用。
- 前記焼成カオリンが、前記化粧料組成物の不透明度を、カオリンなしの対応する化粧料組成物の不透明度と比較して、少なくとも5%、または少なくとも10%、または少なくとも20%上昇させる、請求項6または7に記載の使用。
- 前記化粧料組成物が、
(a)50%以上、または60%以上の不透明度を有するか;および/または
(b)80以上、または85以上、または90以上、または80~85の範囲のL*白色度を有するか;および/または
(c)1以下、または0.5以下のb*黄色度を有するか;および/または
(d)3~8の範囲のpHを有するか;および/または
(e)10cmの高さおよび1.5cmの直径を有するチューブ中において、1600rpmで15分遠心分離した後、5%(v/v)未満、または3%(v/v)未満、または2%(v/v)未満の沈降を有する、請求項6から8のいずれか1項に記載の使用。 - 前記化粧料組成物が、0.5質量%未満、または0.4質量%以下、または0.2質量%以下の他の乳白剤、または0質量%の他の乳白剤を含む、請求項6から9のいずれか1項に記載の使用。
- 前記焼成カオリンが、
(a)1.8~2.2μmの範囲のd90を有するか;および/または
(b)0.2~0.6μmの範囲のd10を有するか;および/または
(c)少なくとも88、または少なくとも90のL*白色度を有するか;および/または
(d)3以下、または2.8以下のb*黄色度を有するか;および/または
(e)少なくとも1.2、または1.2~1.8の屈折率を有するか;および/または
(f)少なくとも80g/100g、または80~100g/100gの範囲の吸油量を有するか;および/または
(g)少なくとも150g/l、または150~400g/lのかさ密度を有するか;および/または
(h)少なくとも8m2/g、または8~25m2/gの表面積を有する、請求項6から10のいずれか1項に記載の使用。 - 前記化粧料組成物が、液体石鹸、ヘアコンディショナー、整髪料、サンローション、保湿剤、デオドラントまたはメーキャップ組成物である、請求項6から11のいずれか1項に記載の使用。
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