JP2019509610A - リチウムイオン電池の生成処理 - Google Patents

リチウムイオン電池の生成処理 Download PDF

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Abstract

アノード(12)、カソード(16)、電解質(22)及びセパレーター(20)を有するリチウムイオンセル(10)の生成処理を行う方法であって、生成処理が、アノード(12)上に蓄積する固体電解質界面(24)を改良するために、添加剤を電解質(22)に添加すること、第一の所定のレート(C1)でセルの第一の充電を行うこと、セル(10)を第一の所定のレートで充電/放電するサイクルを行うこと、セル(10)の充電の間、サイクル極大dQ/dVピーク値が、第二の所定のdQ/dV値以下となるまで、サイクルを繰り返すこと、及び第二の所定のレートで前記セル(10)を満充電容量まで充電することを含み、ここで、第二の所定のレートが、第一の所定のレートよりも大きい。この方法は、リチウムイオンセルの生成処理の時間を低減させつつ、多数の充電/放電サイクルにわたって良好な性質を示す電池を得ることを目的とする。

Description

本開示は、リチウムイオン電池又はセルに関し、より具体的にはかかる電池を初期充電(生成処理)するための向上した方法に関する。
リチウムイオン電池は、充電池タイプの族の1つであり、リチウムイオン電池では、リチウムイオンが、放電の間には負極から正極へと移動し、充電している場合には正極から負極へと移動する。
種々のタイプのリチウムイオン電池がある。アノードは、概して炭素を含有しており、かつカソードは、リチウム化合物を含有している。アノード及びカソードは、多孔質ポリマー製のセパレーター、例えば細孔形成された(micro−perforated)プラスチックシートにより隔てられており、このセパレーターは、イオンが通過することを可能とする。アノード、カソード及びセパレーターは、電解質中に含浸されている。
リチウムイオン電池は、カソード材料に応じて分類される。
ひとたびリチウムイオン電池が組み立てられると、電池が使用に適切となる前に、リチウムイオン電池には、少なくとも1回の正確に制御された充電/放電サイクルを施して、作動物質を活性化することができる。この工程は、生成処理と呼ばれている。この生成処理は、電池の初期満充電をもたらす。
生成処理の間、アノード上に固体電解質界面(SEI)が形成される。SEIの形成は、リチウムイオン電池又はセルの寿命のために重要である。
リチウムイオン電池の初期充電、すなわち生成処理のための方法が提案されている。
典型的には、電池を一定の充電レートで充電する。この充電レートは、Cレートとしても表現され、Cレートは、電池の容量に対する1時間での充電又は放電率を示している。SEIは、小さいCレートで最も良好に形成されることが知られており、このことは、初期充電が長時間にわたって行われることを意味している。実際に、C/5に等しいCレートで完全に充電することは、約5時間を要することとなる。第一の充電の間に、炭素アノード上にSEIを生じさせるため、電池の満充電電圧まで、小さいCレートで電池を充電し、次いで電流が閾値未満に降下するまで、電池を満充電電圧で一定に維持する。次いで、電池を2時間放置したままにし、そして小さいCレートであらかじめ設定した電圧、すなわち放電終止電圧まで放電する。この生成処理を、少なくとも1回繰り返すことができる。
リチウムイオン電池の製造時間を低減するため、いわゆる動的生成処理(dynamic forming processes)が提案されている。かかる方法においては、小さいCレートで、閾値電圧値に対応する、アノード上のSEI層の形成の終了まで電池を充電し、そして次いで、大きなCレートを用いて電池を満充電電圧まで充電する。例えば、米国特許出願公開第2015/060290号は、かかる形成プロトコルを開示しており、この形成プロトコルは、電池を満充電電圧まで少なくとも2回充電すること、及びセルの各々の充電/放電の間にセルを2時間放置することを少なくとも未だ含んでおり、動的生成処理の合計時間は、40時間超となる。更には、小さいCレートでセルを充電する必要がある電圧は、製造すべきセルの新たなタイプ又はカテゴリーの各々について試験を行うことによってのみ決定することができる。実際に、この閾値電圧値は、セルのタイプによって様々である。
SEIの形成を促進するため、電解質に添加剤も加えられており、その結果、アノードの安定性が向上している。
現在、生成処理の時間を低減させつつ、多数の充電/放電サイクルにわたって良好な性質を示す電池を得ることが未だ望まれている。
したがって、本開示の実施態様に従い、アノード、カソード、電解質及びセパレーター有するリチウムイオンセルの生成処理を行う方法を提供する。この方法は、以下を含む:
−アノード上に蓄積する固体電解質界面を改良するために、添加剤を電解質に添加すること;
−第一の所定のレートで前記セルの第一の充電を行うこと、ここで、前記第一の充電が以下を含む:
第一の充電の間にdQ/dVを計算すること;
dQ/dV曲線におけるピークを検出すること;
ピーク電圧値の終端及び第一の極大dQ/dVピーク値に対応する極大ピーク電圧値を決定すること、ここで、前記ピーク電圧値の終端が、dQ/dV値が第一の所定のdQ/dV値以下となる電圧である;
ピーク電圧値の終端で第一の充電を停止させること;
−セルを第一の所定のレートで充電/放電するサイクルを行うこと、ここで、サイクルが以下を含む:
ピーク電圧値の終端と閾値電圧値との間で、セルを放電すること;
閾値電圧値とピーク電圧値の終端との間で、セルを充電すること;
−セルの充電の間、サイクル極大dQ/dVピーク値が、第二の所定のdQ/dV値以下となるまで、サイクルを繰り返すこと;並びに
−第二の所定のレートで、セルを満充電容量まで充電すること、ここで、第二の所定のレートが、第一の所定のレートよりも大きい。
かかる方法を提供することにより、公知の生成処理と比較して、生成処理の時間を低減させることができる。
電解質からアノード上にSEIが生じるときに、充電容量(単位mAh)の関数としての電圧(単位ボルト)を示す曲線が、平坦域を示すことがあることがわかっている。この平坦域は、アノード上のSEIの形成の間における、電解質中で生じる添加剤との反応を表している。
しかしながら、平坦域の始端及び終端を識別することは、容易にすることができない。
したがって、測定した電圧に対する充電容量の第一の導関数を計算することができる。第一の導関数は、極大ピーク電圧値に対応する極大dQ/dVピーク値を有するピークを少なくとも示している。
ピーク電圧値の終端も、dQ/dV値が第一の所定のdQ/dV値以下となる電圧として計算することができ、第一の所定のdQ/dV値は、極大dQ/dVピーク値の一部に対応している。
閾値電圧値も決定する。この閾値電圧値は、充電容量に対する電圧を示す曲線における平坦域が始まっていない電圧値である。
ピーク電圧値の終端と閾値電圧値との間の、第一の所定のレートでの充電/放電は、セルを満充電容量まで充電することなく、アノード上にSEIを形成することを可能とする。したがって、生成処理の時間が低減される。第一の所定のレートは、セルの充電及び放電のいずれのためにも用いる。
特定のサイクルの間の極大dQ/dVピーク値、すなわちサイクル極大dQ/dVピーク値が、第二の所定のdQ/dV値以下となるまでサイクルを繰り返すことは、SEIがアノード上に生じることを可能とする。
例えば、第二の所定のdQ/dV値は、第一の極大dQ/dVピーク値の2/3以下であってよい。
セルの充電の間にピークが未だ残存している時には、幾つかの添加剤が反応していない可能性があるが、この方法を用いたセルの容量維持率が非常に良好、例えば90%超となるのに十分なSEIが、アノード上に蓄積している。
第一の充電/放電サイクルを行うこと、及びサイクル極大dQ/dVピーク値が第二の所定のdQ/dV値以下となるまでこのサイクルを繰り返すことにより、充電/放電サイクルを繰り返す回数を決定する。
上記の生成処理を行う方法は、各々の充電及び放電工程の間にセルを放置したままにする工程を含むことなく行うことができることに着目すべきである。これは、生成処理の時間を低減させることを更に可能とする。
この生成処理をセルの製造の間に用いて、SEIの形成処理を制御することができる。実際に、電圧及び充電容量は、生成処理の間にセルで容易に測定することができる。
したがって、多くの試験を行ってから、この方法を新たなタイプ又はカテゴリーのセルに用いて、製造の前に、ピーク電圧値の終端、極大ピーク電圧値及び閾値電圧値を決定する必要がない。
第一の所定のdQ/dV値は、第一の極大dQ/dVピーク値の20%以下、好ましくは10%以下であってよい。
ピークが全く存在しなくなるまで、サイクルを繰り返すことができる。
SEIの形成処理が完結した場合、このことは、添加剤が完全に反応し、かつアノード上のSEIの一部として堆積したことをも意味しており、第一の導関数はピークを全く示さない。したがって、満充電容量までの充電を、第二の所定のレートで行うことができ、この第二の所定のレートは、第一の所定のレートよりも大きい。これも、生成処理の時間を低減させることを可能とする。
第一の所定のレートは、2C以下、好ましくは1C以下、より好ましくは0.5C以下であってよい。
第一の所定のレートは、アノード上のSEIの形成を可能とする。この第一の所定のレートは、十分な生成処理の時間を過剰に長くすることなく、良好な電気化学的性質を有するSEIの形成を可能とする。
第二の所定のレートは、2C以上、好ましくは3C以上、より好ましくは4C以上であってよい。
第二の所定のレートが第一の所定のレートよりも大きいので、第二の所定のレートは、生成処理の時間を低減することを可能とする。実際に、第二の所定のレートが第一の所定のレートよりも大きい場合、ピーク電圧値の終端から満充電電圧に達するまでの充電時間は、第二の所定のレートでは、第一の所定のレートでよりも短い。
閾値電圧値は、方程式(1)に従って計算してよい:
thresh=Vend−2×(Vend−Vpeak) (1)
式中、
threshは、閾値電圧値であり;
endは、ピーク電圧値の終端であり;かつ
peakは、極大ピーク電圧値である。
極大ピーク電圧値に応じて閾値電圧値及びピーク電圧値の終端を決定するこの方法は、SEIの生成処理が未だ始まらない電圧値を決定することを可能とする、簡単かつ率直な方法である。
添加剤は、アノードの主フラット電圧値(main flat voltage value)未満で少なくともdQ/dVピークを示すことができる。
例えば、ピークは、3V未満、好ましくは2.5V未満、より好ましくは2V未満で存在することができる。
アノードの性質に依存するいわゆる主フラット電圧未満でピークが存在するため、ピークは、第一の導関数曲線上で容易に特定することができる。グラファイトアノードについては、典型的には、この主フラット電圧は3V超を示す。
電解質中に提供されている添加剤は、シュウ酸塩、エチレンカーボネート又はスルホンから選択してよい。
添加剤は、電解質よりも低い電圧で分解電位を示すことができる。
これらの添加剤は、アノード上のSEIの形成を促進することができ、かつ電解質のみで形成されたSEIよりも良好な使用中の特性を有するSEIを提供することができる。このようにして、リチウムイオンセルの寿命を向上させることができ、かつより高い電力に達することができる。
第一の所定のレートは、添加剤に応じて選択してよい。
添加剤に応じて第一の所定のレートを選択することにより、セルの性能を高めることができる。例えば、セルの容量維持率を向上させることができる。第一の所定のレートは、セルの初期充電を開始する前に、テストセルで幾つかの単純な試験を行うことにより選択することができる。特に、第一の所定のレートは、dQ/dV曲線の減少傾向に応じて選択することができる。
この方法は、更に以下を含んでもよい:
セル群を画定すること、ここで、セル群のうちの各々のセルが、セルのアノード、カソード、電解質及びセパレーターと各々同一のタイプのアノード、カソード、電解質及びセパレーターを有する:
電解質に添加剤を添加すること;
第一の充電を、第一の所定のレートで、ピーク電圧値の終端まで行うこと;
放電/充電サイクルを、第一の所定のレートで、閾値電圧値とピーク電圧値の終端との間で、既に規定した回数行うこと;
満充電容量まで、第二の所定のレートで充電すること。
したがって、第一の充電の間にdQ/dV曲線を計算したセルのアノード、カソード、電解質及びセパレーターと各々同一のタイプのアノード、カソード、電解質及びセパレーターを有する、セル群を画定すると、第一のセルで決定したパラメーター、すなわちピーク電圧値の終端、極大ピーク電圧値、閾値電圧値を、同一の第一の所定のレート及び第二の所定のレートで用いて、セル群のセルの各々を放電/充電するサイクルを、第一のセルで決定した回数繰り返して、セル群のセルの各々で生成処理を行うことが可能となる。
所与のタイプのセルについて、第一の所定のレート、第二の所定のレート、ピーク電圧値の終端、極大ピーク電圧値、閾値電圧値、及びサイクルを行う回数の決定は、したがって、1つのセルで決定することができ、次いで、同一のタイプの他のセル、すなわち類似又は同一のアノード、カソード、電解質及びセパレーターを有するセルで、これらのパラメーターを用いた生成処理を用いることができる。
上記の要素及び明細書の範囲内の要素の組合せは、矛盾しない限り可能であることを意図している。
上述の一般的説明及び次の詳細な説明のいずれも、単に典型的かつ説明的なものであり、特許請求している本開示を限定するものではないことを理解すべきである。
本明細書に包含されかつ一部を構成している添付図面は、本開示の実施態様を描写しており、かつ記載とともに、本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1は、リチウムイオンセルを示している。 図2A及び2Bは、充電容量(単位mAh)の関数としての電圧(単位ボルト)のグラフ、及び電圧(単位ボルト)の関数としてのdQ/dVのグラフを各々示している。 図3は、本開示の実施態様に従う典型的な方法を描写するブロック図を示している。 図4は、サンプル3についての本開示の実施態様に従う典型的な方法の間のピークの展開を描写する、図2Bの拡大図である。 図5は、比較のサンプル2についてのそれぞれのピークの展開を描写する、図2Bの拡大図である。
本開示の典型的な実施態様について、ここから詳細に説明する。典型的な実施態様の例は、添付の図面に図示している。可能な限り、同一又は類似の部分を示すために、図面全体を通して同一の参照番号を用いている。
図1は、典型的なリチウムイオンセル10の概略図を示している。リチウムイオンセル10は、アノード集電体14上に固定されているアノード12、及びカソード集電体18上に固定されているカソード16を具備している。アノード12及びカソード16は、セパレーター20によって隔てられており、アノード12、カソード16及びセパレーター20は、電解質22中に含浸されている。
典型的には、アノード12は、炭素質材料製であり、アノード集電体14は、銅製であり、カソード16は、インターカレーションリチウム化合物(intercalated lithium compound)製であり、かつカソード集電体18は、アルミニウム製である。電解質22中に存在するリチウムイオンは、セル10の放電の間には、アノード12からカソード16へと移動し、セル10の充電の間には、カソード16からアノード12へと移動する。
アノード12上で、固体電解質界面(SEI)24が形成される。SEIは、セルの生成処理の間、すなわち、すなわちセルの初期充電の間に形成される。
SEIの形成を促進するため、電解質22に添加剤を添加してもよい。
幾つかの実施態様によれば、添加剤中に提供されている添加剤は、シュウ酸塩、エチレンカーボネート又はスルホンから選択してよい。
シュウ酸塩の例としては、以下のリチウム塩を挙げることができる:
Figure 2019509610
Figure 2019509610
Figure 2019509610
Figure 2019509610
Figure 2019509610
(1)は、ジフルオロ(オキサレート)ホスフェートである。
(2)は、ジフルオロ(オキサラト)ボレートである。
(3)は、ビス(オキサラト)ボレートである。
(4)は、テトラフルオロ(オキサラト)ホスフェートである。
(5)は、トリス(オキサラト)ホスフェートである。
エチレンカーボネートの例としては、以下を挙げることができる:
Figure 2019509610
Figure 2019509610
Figure 2019509610
(6)は、ビニレンカーボネートである。
(7)は、フルオロエチレンカーボネートである。
(8)は、(フルオロメチル)エチレンカーボネートである。
スルホンの例としては、以下を挙げることができる:
Figure 2019509610
Figure 2019509610
(9)は、スルホランである。
(10)は、エチルメチルスルホンである。
図2Aは、セル10を充電している間における、充電容量Q(単位mAh−ミリアンペア−時間)の関数としての電圧V(単位ボルト)のグラフを示しており、セル10においては、アノード12は、グラファイト製であり、カソード16は、LiNo1/3Co1/3Mn1/3製であり、かつセパレーター20は、ポリエチレン含有フィルム製である。電解質22は、等体積比で存在しているエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートの混合物である。電解質はまた、LiPFを1mol/L(モル/リットル)で含有している。添加剤は、電解質22に5wt%(重量パーセント)で添加されているリチウムビス(オキサラト)ボレート塩である。
図2Aで見られるように、曲線は、2つの平坦域Pl、Plを示しており、これらの平坦域は、アノード12上のSEI24の形成のために電解質中で行われている、添加剤の反応に関連している可能性がある。
図2Aにおける2つの平坦域Pl、Plは、各々図2BにおけるピークPe、Peとして現れる。
図2Bで見られるように、添加剤は、アノード12の主フラット電圧値未満でdQ/dVピークPeを少なくとも示す。アノード12の主フラット電圧値は、約3Vに等しい。
図3は、本開示の幾つかの実施態様に従う典型的な方法のブロック図を示している。
工程26においては、アノード12上に蓄積するSEI24を改良するために、添加剤をセル10中の電解質22に添加する。
次いで、工程28において、第一の所定のレートCでセル10を充電する。例えば、第一の所定のレートCは、0.3Cに等しくてよい。この第一の所定のレートCは、十分な生成処理の時間を過剰に長くすることなく、良好な電気化学的性質を有するSEI24の形成を可能とする。
この第一の充電の間、dQ/dVを計算する。dQ/dVは、電圧Vの関数としての充電容量Qの導関数を示している。dQ/dV曲線においてピークが検出された場合、第一の極大dQ/dVピーク値に対応する極大ピーク電圧値Vpeak、及びピーク電圧値の終端Vendを決定する。極大ピーク電圧値Vpeakは、高い精度で決定することができる。
endは、dQ/dV値が第一の所定のdQ/dV値以下、例えば第一の極大dQ/dVピーク値の20%以下、好ましくは第一の極大dQ/dVピーク値の10%以下となる電圧値であるものとして決定する。ひとたびピーク電圧値の終端Vendに達したら、第一の充電を停止する。
第一の所定のレートCは、添加剤に応じて選択してよい。
図4は、サンプル3についての本開示の実施態様に従う典型的な方法の間における図2Bの拡大図を示している。セル10を充電している時、矢印38により示したように、電圧は上昇する一方で、セル10を放電している時、矢印30により示したように、電圧は低下する。
第一の充電は、破線により示している。
次いで、方法は工程30へと進む。工程30の間、ピーク電圧値の終端Vendと閾値電圧値Vthreshとの間で、第一の所定のレートCでセル10を放電する。放電は、一点鎖線で示している。
幾つかの実施態様によれば、Vthreshは、方程式(1)に従って計算してよい。
図4で示すように、極大ピーク電圧値Vpeakは、1.68V(ボルト)に等しく、ピーク電圧値の終端Vendは、1.86Vに等しい。したがって、閾値電圧値Vthreshは、1.5Vに等しい。
次いで、方法は工程32へと進む。工程32では、閾値電圧値Vthreshとピーク電圧値の終端Vendとの間で、第一の所定のレートCでセル10を充電する。
極大ピーク電圧値Vpeak、ピーク電圧値の終端Vend及び閾値電圧値Vthreshは、第一の充電の間に決定し、かつ方法を1ピークに適用している間には再計算しない。
工程34では、工程32の間にピークが検出されたか否かを決定するための試験を行う。工程32の間にピークが検出された場合には、方法は、工程30に戻る。
図4で示すように、工程32の間、点線で示した曲線においてピークが検出される。このように、工程30を行い、ピーク電圧値の終端Vendと閾値電圧値Vthreshとの間で、第一の所定のレートCでセル10を放電する。
次いで、工程32を行い、閾値電圧値Vthreshとピーク電圧値の終端Vendとの間で、第一の所定のレートCでセル10を充電する。
工程34では、試験を改めて行う。工程32の間にピークが全く存在しない場合、方法は、工程36へと進む。工程32の間にピークが検出された場合、方法は、工程30へと戻る。
図4に示すように、工程32の間、実線(X軸と一致している平坦な実線)で示した曲線においてピークが検出されていない。したがって、工程36を行う。工程36においては、第二の所定のレートCで、満充電容量までセル10を充電する。第二の所定のレートCは、例えば3Cに等しい。
図4は、工程32を2回行う典型的な方法を示している。添加剤の性質に応じて、工程32は、1回だけ行うこともでき、又は3回以上行うこともできよう。
図4が単一のピークを示している一方で、図2Bは2つのピークを示している。この2つのピークが単一の添加剤に関連している場合、主要なピーク、この場合には第一のピークを検出している間の放電/充電は、同様に第二のピークを低減させることを可能とする。第一のピークが全く存在しない場合には、第二のピークも全く存在しない。
複数のピークが異なる添加剤に関連している場合、第一の充電、すなわち工程28を1つの添加剤について行うことができ、次いで第一の添加剤に関連するピークが全く存在しなくなるまで工程30及び32を行うことができる。次いで、工程28を再び行い、新たな極大ピーク電圧値Vpeak、ピーク電圧値の終端Vend及び閾値電圧値Vthreshを、第二の添加剤に関するピークについて決定し、そして次いで、第二の添加剤に関連するピークが全く存在しなくなるまで工程30及び32を行うことができる。
種々の生成処理を、類似のセル、すなわち同一の要素を有するセルについて適用して、典型的に開示した方法によりアノード12上にSEI24を形成したセルの性能を検証している。
しかしながら、放電/充電サイクル(工程30及び32)の回数は、上記の実施態様に限定されない。実際に、所与のサイクルの間の極大dQ/dVピーク値、すなわちサイクル極大dQ/dVピーク値が、第二の所定のdQ/dV値以下である場合には、工程34でピークが未だ検出される場合であっても、工程36を行う。ピーク値の所定の値は、好ましくは極大ピーク値の2/3未満、より好ましくはゼロに等しい。この所定の値がゼロに等しいか、又はゼロ付近である場合には、ピークは全く存在せず、検出することができない。
記載した生成処理により得られた生成処理の時間及びセルの容量維持率とともに、種々の生成処理を表1にまとめる。
Figure 2019509610
サンプル1を、0.3Cで満充電容量まで充電した。
サンプル2、3及び4については、第一の所定のレートCは、0.3Cに等しく、かつ第二の所定のレートCは、3Cに等しい。
図5に示すように、セル10を、第一の所定のレートCで、ピーク電圧値の終端Vendまで充電し(破線)、閾値電圧値Vthreshまで放電し(一点鎖線)、次いでピーク電圧値の終端Vendまで充電した(点線)。次いで、最後の充電の間にピークが検出されたが、セル10を第二の所定のレートCで満充電容量まで充電した。このように、工程32を1回だけ行ってサンプル2を得て、したがって、セル10を充電している状態で、ピークが未だ検出される可能性がある。
サンプル3を上記のように初期充電して、工程32を2回行った。
工程32を3回行って、サンプル4を充電した。工程32を2回行っている間に、ピークは完全に存在しなくなったが、セル10を、第一の所定のレートCで、閾値電圧値Vthreshまで放電し、そしてピーク電圧値の終端Vendまで再び充電し、その後にセル10を第二の所定のレートCで満充電容量まで充電した。
次いで、サンプル1〜4にサイクル試験を施して、各々のサンプルの容量維持率を測定することを可能とした。サンプル1〜4を、3V(3Vは、セルのカットオフ電圧に対応する)と4V(4Vは、セルの完全な充電容量に対応する)との間で、2Cに等しいレートで充電及び放電した。500回の充電/放電サイクルを室温で各々のサンプルで行い、セルの最初の放電容量を、500サイクルの後の放電容量で割ることにより容量維持率(単位%)を計算し、パーセントで表した。
表1に示すように、セルを放電することは、充電工程の間にピークが全く存在しない場合(サンプル4)、セルの容量維持率を上昇させることを可能としない一方で、生成処理の時間が上昇する。充電工程の間にピークが未だ検出されるが(サンプル2)、セルの容量維持率は良好であり、かつ生成処理の時間が有意に低減していることもわかる。
したがって、典型的な方法のおかげで、相対的に短い時間を要する一方で、アノード上に良好なSEIを形成し、かつ良好な容量維持率を示すセルを得る生成処理を行うことができる。
セル10のアノード、カソード、電解質及びセパレーターと各々同一のタイプのアノード、カソード、電解質及びセパレーターを有するセル群の他のセルに方法を適用する場合、図3のブロック図は、依然として有効である。
工程26においては、セル群のセルにおける電解質に添加剤を添加する。
次いで、工程28において、セル群のセルを、第一の所定のレートCで、ピーク電圧値の終端Vendまで充電する。ひとたびピーク電圧値の終端Vendに達したら、第一の充電を停止する。
次いで、方法は工程30へと進む。工程30の間、ピーク電圧値の終端Vendと閾値電圧値Vthreshとの間で、第一の所定のレートCでセル群のセルを放電する。
次いで、方法は工程32へと進む。工程32では、閾値電圧値Vthreshとピーク電圧値の終端Vendとの間で、第一の所定のレートCでセル群のセルを充電する。
工程34では、繰り返したサイクルの回数が、セル10の生成処理の間に決定した回数と等しいか否かを決定するための試験を行う。繰り返したサイクルの回数が、セル10の生成処理の間に決定した回数と等しくない場合、方法は、工程30に戻る。
次いで、工程32を行い、閾値電圧値Vthreshとピーク電圧値の終端Vendとの間で、第一の所定のレートCでセル群のセルを充電する。
工程34では、試験を改めて行う。繰り返したサイクルの回数が、セル10の生成処理の間に決定した回数と等しい場合、方法は、工程36へと進む。繰り返したサイクルの回数が、セル10の生成処理の間に決定した回数と等しくない場合、方法は、工程30に戻る。
工程36においては、セル群のセルを、満充電容量まで第二の所定のレートCで充電する。
請求項を含む記載全体を通して、「comprising a」との表現は、特に明記しない限り、「comprising at least one」と同義であるものとして理解すべきである。加えて、請求項を含む記載に明記しているすべての範囲は、特に明記しない限り、境界値を含むものとして理解すべきである。要素を記載するための特定の数値は、当業者にとって公知の、受け入れられている製造上又は産業上の許容範囲内にあることを理解すべきであり、また表現「実質的に」及び/又は「約」及び/又は「概して」の全ての使用は、受け入れられているかかる許容範囲内にあることを意味するものと理解すべきである。
特定の実施態様を参照して本開示をここで記載してきたが、これらの実施態様は、本開示の原理及び用途の単なる例示であることを理解すべきである。
明細書及び実施例は、単に典型例として考慮されることを意図しており、本開示の真の範囲は、次の請求項により示されている。
この方法は、単一のセルに関して記載している。しかしながら、この方法は、複数のセルを有する電池のために容易に適応させることができる。

Claims (10)

  1. アノード(12)、カソード(16)、電解質(22)及びセパレーター(20)を有するリチウムイオンセル(10)の生成処理を行う方法であって、前記生成処理が以下を含む、方法:
    −前記アノード(12)上に蓄積する固体電解質界面(24)を改良するために、添加剤を前記電解質(22)に添加すること;
    −第一の所定のレート(C)で前記セルの第一の充電を行うこと、ここで、前記第一の充電が以下を含む:
    前記第一の充電の間にdQ/dVを計算すること;
    前記dQ/dV曲線におけるピークを検出すること;
    ピーク電圧値の終端(Vend)、及び第一の極大dQ/dVピーク値に対応する極大ピーク電圧値(Vpeak)を決定すること、ここで、前記ピーク電圧値の終端(Vend)が、dQ/dV値が第一の所定のdQ/dV値以下となる電圧である;
    前記ピーク電圧値の終端(Vend)で前記第一の充電を停止させること;
    −前記セル(10)を前記第一の所定のレート(C)で充電/放電するサイクルを行うこと、ここで、前記サイクルが以下を含む:
    前記ピーク電圧値の終端(Vend)と閾値電圧値(Vthresh)との間で、前記セル(10)を放電すること;
    前記閾値電圧値(Vthresh)と前記ピーク電圧値の終端(Vend)との間で、前記セルを充電すること;
    −前記セル(10)の充電の間、サイクル極大dQ/dVピーク値が、第二の所定のdQ/dV値以下となるまで、前記サイクルを繰り返すこと;並びに
    −第二の所定のレート(C)で、前記セル(10)を満充電容量まで充電すること、ここで、前記第二の所定のレート(C)が、前記第一の所定のレート(C)よりも大きい。
  2. 前記第一の所定のdQ/dV値が、前記第一の極大dQ/dVピーク値の20%以下、好ましくは10%以下である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ピークが全く存在しなくなるまで、前記サイクルを繰り返す、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第一の所定のレート(C)が、2C以下、好ましくは1C以下、より好ましくは0.5C以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第二の所定のレート(C)が、2C以上、好ましくは3C以上、より好ましくは4C以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記閾値電圧値(Vthresh)を、次の方程式に従って計算する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法:
    thresh=Vend−2×(Vend−Vpeak)。
  7. 前記添加剤が、前記アノード(12)の主フラット電圧値未満でdQ/dVピークを少なくとも示す、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記電解質中に提供されている前記添加剤を、シュウ酸塩、エチレンカーボネート又はスルホンから選択する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記添加剤に応じて、前記第一の所定のレート(C)を選択する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 以下を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法:
    −セル群を画定すること、ここで、前記セル群のうちの各々のセルが、前記セル(10)の前記アノード(12)、前記カソード(16)、前記電解質(22)及び前記セパレーター(20)と各々同一のタイプのアノード(12)、カソード(16)、電解質(22)及びセパレーター(20)を有する;
    次いで、前記セル群のうちの各々のセルについて:
    −前記電解質(22)に前記添加剤を添加すること;
    −前記第一の充電を、前記第一の所定のレート(C)で、前記ピーク電圧値の終端(Vend)まで行うこと;
    −放電/充電サイクルを、前記第一の所定のレート(C)で、前記閾値電圧値(Vthresh)と前記ピーク電圧値の終端(Vend)との間で、請求項1に規定した回数行うこと;
    −前記満充電容量まで、前記第二の所定のレート(C)で充電すること。
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